JP2004177037A - 燃焼装置 - Google Patents

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Masataka Zaizen
雅隆 財前
Yasuro Tanaka
康郎 田中
Yoshiaki Tsuji
良明 辻
Hisashi Ishimaru
久志 石丸
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Abstract

【課題】低NOx化を向上し得る燃焼装置を提供する。
【解決手段】中央燃料噴出部Ncが、旋回手段2にて旋回された中央酸素含有ガス流Acの旋回中心箇所に設けられ、中央酸素含有ガス流Acの周囲に、その酸素含有ガス通流方向と同じ方向に流れる周囲酸素含有ガス流Asが形成され、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って間隔を隔てて並べる複数の周囲燃料噴出部Nsが、周囲酸素含有ガス流As内に配置されている燃焼装置であって、
周囲燃料噴出部Nsのそれぞれの外周部を酸素含有ガスが流れるのを抑制するように遮蔽する遮蔽体6が、周囲酸素含有ガス流As内に配置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中央燃料噴出部が、旋回手段にて旋回された中央酸素含有ガス流の旋回中心箇所に設けられ、前記中央酸素含有ガス流の周囲に、その酸素含有ガス通流方向と同じ方向に流れる周囲酸素含有ガス流が形成され、前記中央燃料噴出部の周方向に沿って間隔を隔てて並べる複数の周囲燃料噴出部が、前記周囲酸素含有ガス流内に配置されている燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる燃焼装置は、例えば、炉筒煙管式ボイラや水管式ボイラの熱源として用いられるものであり、旋回しつつ流れる中央酸素含有ガス流の旋回中心箇所から中央燃料噴出部にて燃料を噴出して、先広がり円筒状の漏斗状の如き中央炎を形成し、且つ、中央燃料噴出部の周方向に沿って間隔を隔てて並ぶ複数の周囲燃料噴出部から燃料を噴出して、先広がり円筒状の中央炎の外周に、周方向に分割する状態で周囲炎を形成する形態で燃焼させるように構成してある。
そして、先広がり円筒状の中央炎の内方側に負圧域(周囲よりも圧力が低い域)を形成して、その負圧域の誘引作用によって、中央燃料噴出部及び周囲燃料噴出部から噴出された燃料が燃焼した燃焼ガスを、中央燃料噴出部から噴出される燃料の燃焼域に流入させることにより、即ち、自己排ガス再循環させることにより、緩慢燃焼させて火炎温度を低下させ、並びに、先広がり円筒状の中央炎の外周部に、その周方向に分割される状態で周囲炎を形成することにより、周囲炎の表面積を拡大して火炎温度を低下させて、低NOx化を図っている。
かかる燃焼装置において、従来は、複数の周囲燃料噴出部を、中央燃料噴出部の周方向に沿って間隔を隔てて並べる状態で、単に、周囲酸素含有ガス流内に配置して、周囲酸素含有ガス流は、各周囲燃料噴出部の外周部を他の部分と同様に流れるようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−118519号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃焼装置では、低NOx化をある程度は図れるものであるが、一層の低NOx化を図ることが望まれていた。
つまり、複数の周囲燃料噴出部を単に周囲酸素含有ガス流内に配置して、周囲酸素含有ガス流が各周囲燃料噴出部の外周部を他の部分と同様に流れるようにしていることから、各周囲燃料噴出部の外周部を多量の酸素含有ガスが流れることとなって、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料は、噴出直後に周囲酸素含有ガス流と一挙に混合されるので、周囲燃料噴出部から噴出された燃料は急速に燃焼する。従って、周囲炎を分割状に形成するにしても、周囲炎の各分割炎の温度が高くなり易いので、低NOx化を図り難いものであった。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低NOx化を向上し得る燃焼装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の燃焼装置は、中央燃料噴出部が、旋回手段にて旋回された中央酸素含有ガス流の旋回中心箇所に設けられ、前記中央酸素含有ガス流の周囲に、その酸素含有ガス通流方向と同じ方向に流れる周囲酸素含有ガス流が形成され、前記中央燃料噴出部の周方向に沿って間隔を隔てて並べる複数の周囲燃料噴出部が、前記周囲酸素含有ガス流内に配置されているものであって、
前記周囲燃料噴出部のそれぞれの外周部を酸素含有ガスが流れるのを抑制するように遮蔽する遮蔽体が、前記周囲酸素含有ガス流内に配置されている点を特徴とする。
即ち、周囲酸素含有ガス流内に配置されている遮蔽体によって、周囲燃料噴出部のそれぞれの外周部を酸素含有ガスが流れるのを抑制するように遮蔽されることから、各周囲燃料噴出部の外周部を流れる酸素含有ガスの量が少なくなるので、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料は、徐々に酸素含有ガスと混合されて、徐々に燃焼する。
つまり、複数の周囲燃料噴出部にて、中央炎の外周に周方向に分割する状態で周囲炎を形成するように燃料を燃焼させるに当たって、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料を徐々に酸素含有ガスと混合させて徐々に燃焼させるようにすることから、周囲炎を分割状に形成することによる火炎表面積の拡大化により、周囲炎の温度を低下させることに加えて、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料の緩慢な燃焼により、周囲炎の温度を低下させることが可能となるので、周囲炎の温度を十分に低下させることが可能となり、もって、NOxの発生を抑制することが可能となるのである。
従って、複数の周囲燃料噴出部による燃焼における低NOx化を図ることができるようになったので、燃焼装置全体として、低NOx化を向上することができるようになった。
【0007】
〔請求項2記載の発明〕
請求項2に記載の燃焼装置は、請求項1において、前記周囲燃料噴出部から噴出される燃料にて形成される炎を保炎するように燃料を噴出する保炎用燃料噴出部が、前記周囲燃料噴出部よりも前記酸素含有ガス通流方向上流側に設けられている点を特徴とする。
即ち、各周囲燃料噴出部から噴出される燃料は、周囲燃料噴出部よりも酸素含有ガス通流方向上流側に設けられている保炎用燃料噴出部から噴出される燃料により形成される火炎にて保炎される状態で、安定して燃焼する。
つまり、遮蔽体により、周囲燃料噴出部の外周部を酸素含有ガスが流れるのを抑制し過ぎると、周囲燃料噴出部から噴出される燃料の燃焼が不安定になり易くなる。
そこで、周囲燃料噴出部から噴出される燃料にて形成される炎を保炎すべく保炎用の燃料を噴出するように、保炎用燃料噴出部を周囲燃料噴出部よりも酸素含有ガス通流方向上流側に設けることにより、周囲燃料噴出部から噴出される燃料の燃焼が不安定になるのを防止しながら、周囲燃料噴出部の外周部を酸素含有ガスが流れるのを遮蔽体により抑制することを、促進させることが可能となり、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料の燃焼の緩慢化を更に促進させることができる。
ちなみに、保炎用燃料噴出部から噴出される燃料はそれ自体で安定して燃焼させる必要があることから、保炎用燃料噴出部から噴出される燃料は酸素含有ガスと良好に混合させる必要があるが、保炎用燃料噴出部からの燃料の噴出量は、周囲燃料噴出部からの燃料にて形成される炎を保炎するに足りる量でよいので、少なくすることが可能となる。つまり、保炎用燃料噴出部による燃焼は、それ自体で安定燃焼させる必要があることから、火炎温度が高くなり易いが、その保炎用燃料噴出部による燃焼量を極力少なくして、火炎温度が高くなるのを抑制することが可能であるので、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料の燃焼の緩慢化によりNOxの発生量を低減するのを保炎用燃料噴出部による燃焼により妨げるのを防止することができる。
要するに、燃焼装置の低NOx化を更に向上するようにするに当たって、好ましい具体構成を提供することができる。
【0008】
〔請求項3記載の発明〕
請求項3に記載の燃焼装置は、請求項1又は2において、前記周囲燃料噴出部が、前記酸素含有ガス通流方向に沿って複数を並べる状態で設けられている点を特徴とする。
即ち、複数の周囲燃料噴出部が、酸素含有ガス通流方向に沿って並ぶ状態で設けられていることから、酸素含有ガス通流方向の上流側の周囲燃料噴出部から噴出された燃料が燃焼した燃焼ガスが、酸素含有ガス通流方向の下流側の周囲燃料噴出部から噴出された燃料の燃焼域に流動するので、その下流側の周囲燃料噴出部から噴出された燃料は、緩慢に燃焼する。つまり、酸素含有ガス通流方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部により、下流側の周囲燃料噴出部の燃料の燃焼域に、上流側の周囲燃料噴出部からの燃焼ガスを流動させながら燃料を燃焼させる、所謂、複数段燃焼を行わせることが可能となる。
従って、遮蔽体による周囲燃料噴出部外周部における酸素含有ガスの通流抑制と複数段燃焼との相乗作用により、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料の燃焼の緩慢化を更に促進させることができるので、周囲炎の温度を更に低下させて、NOxの発生を更に抑制することができる。
要するに、燃焼装置の低NOx化を更に向上するようにするに当たって、好ましい具体構成を提供することができる。
【0009】
〔請求項4記載の発明〕
請求項4に記載の燃焼装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記遮蔽体が、複数の前記周囲燃料噴出部夫々の外周部について、前記中央燃料噴出部の周方向の両側並びに前記中央燃料噴出部の径方向の両側を遮蔽する状態で、且つ、前記中央燃料噴出部の径方向に沿う遮蔽範囲を前記中央燃料噴出部の周方向に沿う遮蔽範囲よりも大きくする状態で設けられている点を特徴とする。
即ち、遮蔽体により、複数の周囲燃料噴出部夫々の外周部について、中央燃料噴出部の周方向の両側並びに中央燃料噴出部の径方向の両側を、中央燃料噴出部の径方向に沿う遮蔽範囲を中央燃料噴出部の周方向に沿う遮蔽範囲よりも大きくする状態で、酸素含有ガスが流れるのを抑制するように遮蔽される。
つまり、周囲燃料噴出部のそれぞれの外周部を酸素含有ガスが流れるのを抑制するように遮蔽するに当たって、中央燃料噴出部の径方向に沿う遮蔽範囲を中央燃料噴出部の周方向に沿う遮蔽範囲よりも大きくすることにより、周囲燃料噴出部における中央燃料噴出部側の遮蔽範囲を十分に広くするように遮蔽することが可能となる。
そして、旋回状態で流れる中央酸素含有ガス流は周囲燃料噴出部側に広がり易いのであるが、周囲燃料噴出部における中央燃料噴出部側の遮蔽範囲を十分に広くすることにより、周囲酸素含有ガス流が周囲燃料噴出部における中央燃料噴出部側を流れるのを十分に抑制することが可能となることから、中央酸素含有ガス流が周囲燃料噴出部の側に広がってきたとしても、周囲燃料噴出部における中央燃料噴出部側の酸素含有ガスの通流を十分に抑制することができて、各周囲燃料噴出部から噴出された燃料の燃焼の緩慢化を更に促進させることができるので、周囲炎の温度を更に低下させて、NOxの発生を更に抑制することができるのである。
要するに、燃焼装置の低NOx化を更に向上するようにするに当たって、好ましい具体構成を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように、燃焼装置は、概ね円筒形状の燃焼筒1内に、先端側に中央燃料噴出部Ncを備え且つその中央燃料噴出部Ncよりも後方側に旋回手段としての旋回羽根2を支持させた中央燃料供給筒3を、燃焼筒1と同軸心状に配置し、並びに、それぞれの先端側に周囲燃料噴出部Nsを備えた複数(本実施形態では10本)の周囲燃料供給筒4を、旋回羽根2の外周部に周方向に等間隔を隔てて並べる状態で配置し、ブロア5により、燃焼用の酸素含有ガスとして燃焼用空気を燃焼筒1内にその後端から供給するようにして構成してある。旋回羽根2は、中央燃料供給筒3の軸心を旋回中心とする状態で旋回するように、中央燃料供給筒3に支持してある。
【0011】
そして、燃焼筒1内を先端側に向かって流れる燃焼用空気流のうち、燃焼筒1内の中央側を流れる燃焼用空気流を旋回羽根2により旋回させて、旋回しつつ燃焼筒1の軸心方向に沿って通流する中央燃焼用空気流Ac(中央酸素含有ガス流に相当する)を形成し、燃焼筒1内を流れる燃焼用空気流のうち、旋回羽根2による旋回作用が及ばない燃焼筒1内の外周側を旋回することなく燃焼筒1の軸心方向に沿って通流する燃焼用空気流を、周囲酸素含有ガス流に相当する周囲燃焼用空気流Asとするように構成してある。
【0012】
つまり、中央燃料噴出部Ncを、旋回羽根2にて旋回された中央燃焼用空気流Acの旋回中心箇所に設け、中央燃焼用空気流Acの周囲に、その燃焼用空気通流方向(酸素含有ガス通流方向に相当する)と同じ方向に流れる周囲燃焼用空気流Asを形成し、中央燃料噴出部Ncの周方向(燃焼筒1の周方向に相当する)に沿って間隔を隔てて並べる複数の周囲燃料噴出部Nsを、周囲燃焼用空気流As内に配置してある。ちなみに、本実施形態においては、中央燃料噴出部Nc及び周囲燃料噴出部Ns夫々から燃料としてガス燃料Gを噴出させるようにしてある。
そして、周囲燃料噴出部Nsのそれぞれの外周部を燃焼用空気が流れるのを抑制するように遮蔽する遮蔽体としての保炎板6を、周囲燃焼用空気流As内に配置してある。
【0013】
燃焼筒1について説明を加えると、燃焼筒1の先端には、先端側ほど大径となる先広がり部1cを備えてある。
燃焼筒1の後端に、燃焼筒1よりも大径の円筒形の箱状の風箱7を連通接続し、ブロア5からの燃焼用空気を導く空気供給路8を風箱7に接続して、前述のように、燃焼筒1内をその先端側に向かって、燃焼用空気を通流させるように構成してある。
【0014】
中央燃料供給筒3について説明を加える。
図2及び図3に示すように、中央燃料供給筒3の先端は、先端側ほど小径となる先細り状に構成すると共に、その先端は閉塞してある。
そして、中央燃料供給筒3の先端の先細り状部を形成する傾斜状の周壁に、中央燃料噴出部Ncとして、スリット状の複数(本実施形態では4個)の中央燃料噴出孔9を、それぞれ長手方向を中央燃料供給筒3の径方向に沿わせた状態で、中央燃料供給筒3の周方向に等間隔を隔てて並べて形成してある。そして、周方向に等間隔を隔てて並ぶ複数の中央燃料噴出孔9にて構成する中央燃料噴出部Ncにより、ガス燃料Gを先広がり状に噴出するように構成してある。
そして、中央燃料供給筒3は、先端側に備えた中央燃料噴出部Nc及び旋回羽根2が先広がり部1c内に位置し且つ後端側が風箱7の後壁から突出する状態で、前述のように、燃焼筒1内にそれと同軸心状に設けてある。
【0015】
周囲燃料供給筒4について説明を加える。
図1に示すように、複数の周囲燃料供給筒4は、それぞれの周囲燃料噴出部Nsが先広がり部1c内に位置し且つ長手方向が燃焼筒1の軸心方向に沿う状態で、前述のように、旋回羽根2の外周部に周方向に等間隔を隔てて並べて、燃焼筒1内に配置してある。
複数の周囲燃料供給筒4の後端は、燃料供給ヘッダ10に接続し、その燃料供給ヘッダ10を通じて、複数の周囲燃料供給筒4にガス燃料Gを供給するように構成してある。
中央燃料供給筒3及び燃料供給ヘッダ10のそれぞれに、ガス燃料Gを導くガス燃料供給路11を接続して、上述したように、中央燃料噴出部Nc及び複数の周囲燃料噴出部Nsからガス燃料Gを噴出するように構成してある。
【0016】
保炎板6について説明を加える。
図2及び図3に示すように、保炎板6は、長手方向の一端側から他端側に向かって幅が漸次広くなる長細状の遮蔽部分6aと、その遮蔽部分6aの幅狭側の端部から直角に屈曲して延びる取付部分6bを備えるように形成し、遮蔽部分6aの略中央に嵌合孔を形成してある。
そして、上述のように構成した保炎板6を、各周囲燃料供給筒4に対して、遮蔽部分6aの幅狭側の端部を内側に向けてその長手方向を中央燃料噴出部Ncの径方向(燃焼筒1の径方向に相当する)に沿わせ、且つ、遮蔽部分6aの板面が周囲燃料供給筒4の軸心に直交する姿勢で、嵌合孔にて、周囲燃料供給筒4における周囲燃料噴出部Nsよりも後方側に外嵌すると共に、取付部分6bを旋回羽根2の円筒状のケーシング2aに取り付けた状態で、設けてある。
【0017】
つまり、保炎板6は、複数の周囲燃料噴出部Ns夫々の外周部について、中央燃料噴出部Ncの周方向の両側並びに中央燃料噴出部Ncの径方向の両側を遮蔽する状態で、且つ、中央燃料噴出部Ncの径方向に沿う遮蔽範囲を中央燃料噴出部Ncの周方向に沿う遮蔽範囲よりも大きくする状態で設けてある。
【0018】
次に、周囲燃料噴出部Ncについて説明を加える。
図2及び図3に示すように、各周囲燃料供給筒4の先端面は、燃焼筒1内に設置した状態で、中央燃料噴出部Ncの径方向に沿ってその中心側に向かうほど先端側に位置する状態の外向きの傾斜状に形成し、その外向き傾斜状の先端面に、周囲燃料噴出部Nsとして、スリット状の周囲燃料噴出孔12を、その長手方向を中央燃料噴出部Ncの径方向に沿わせた状態で形成してある。
そして、周囲燃料噴出孔12から、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向外方側に傾斜する外向き斜め前方に向けてガス燃料Gを噴出するように構成してある。
【0019】
つまり、この第1実施形態では、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsを1個ずつ設けてある。
【0020】
上述のように先端面を外向きの傾斜状に形成した周囲燃料供給筒4に対して保炎板6を設けるに当たっては、図2及び図3に示すように、保炎板6の遮蔽部分6aの前面が、周囲燃料供給筒4の外向き傾斜状の先端面における燃焼用空気通流方向の最上流側に位置する部分と、燃焼用空気通流方向において略同位置となるように設けてある。そして、周囲燃料噴出孔12にて保炎板6に近接した位置からガス燃料Gを噴出することにより、周囲燃料噴出孔12から噴出したガス燃料Gが燃焼する炎に対する保炎板6の保炎作用を促進させるように構成してある。
【0021】
更に、図1及び図3に示すように、各周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向上流側の部分の周壁に、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される周囲炎Fsを保炎するようにガス燃料Gを噴出する保炎用燃料噴出部としての保炎用燃料噴出孔13を、中央燃料噴出部Ncの径方向外方向きに形成してある。
つまり、保炎用燃料噴出孔13からは、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向外方側に直交する方向に向けて、保炎用のガス燃料Gを噴出して、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される周囲炎Fsを保炎する火炎を形成するように構成してある。
【0022】
次に、上述のように構成した燃焼装置の燃焼形態について説明する。
図1及び図3に示すように、中央燃料噴出部Ncにより、旋回しつつ流れる中央燃焼用空気流Acに対して、その旋回中心からガス燃料Gを噴出して、先広がり円筒状の中央炎Fcを形成し、且つ、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って間隔を隔てて並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsからガス燃料Gを噴出して、先広がり円筒状の中央炎Fcの外周に、周方向に分割する状態で周囲炎Fsを形成する形態で燃焼する。ちなみに、先広がり円筒状の中央炎Fcの形態としては、周方向に連続する状態で炎が先広がり円筒状に形成される形態、並びに、周方向に間隙が形成される状態で炎が先広がり円筒状に形成される形態を含むものである。
そして、先広がり円筒状の中央炎Fcの内方側に負圧域を形成して、その負圧域の誘引作用によって、中央燃料噴出部Nc及び周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gが燃焼した燃焼ガスEを、中央燃料噴出部Ncから噴出されるガス燃料Gの燃焼域に流入させることにより、緩慢燃焼させて火炎温度を低下させ、並びに、先広がり円筒状の中央炎Fcの外周部に、その周方向に分割される状態で周囲炎Fsを形成することにより、周囲炎Fsの表面積を拡大して火炎温度を低下させて、低NOx化を図っている。
【0023】
そして、上述のように燃焼させるに当たって、周囲燃焼用空気流As内に配置されている保炎板6によって、周囲燃料噴出部Nsのそれぞれの外周部を燃焼用空気が流れるのを抑制するように遮蔽することから、各周囲燃料噴出部Nsの外周部を流れる燃焼用空気の量が少なくなくなるので、各周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gは、徐々に周囲燃焼用空気流Asに混合されて、徐々に燃焼する。
つまり、複数の周囲燃料噴出部Nsにて、中央炎Fcの外周に周方向に分割する状態で周囲炎Fsを形成するようにガス燃料Gを燃焼させるに当たって、各周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gを徐々に燃焼用空気と混合させて徐々に燃焼させるようにすることから、周囲炎Fsを分割状に形成することによる火炎表面積の拡大化により、周囲炎Fsの温度を低下させることに加えて、各周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gの燃焼の緩慢化により、周囲炎Fsの温度を低下させることが可能となるので、周囲炎Fsの温度を十分に低下させることが可能となり、NOxの発生を抑制することが可能となる。
【0024】
又、保炎板6により、複数の周囲燃料噴出部Ns夫々の外周部について、中央燃料噴出部Ncの周方向の両側並びに中央燃料噴出部Ncの径方向の両側を、中央燃料噴出部Ncの径方向に沿う遮蔽範囲を中央燃料噴出部Ncの周方向に沿う遮蔽範囲よりも大きくする状態で、燃焼用空気が流れるのを抑制するように遮蔽するようにして、周囲燃料噴出部Nsのそれぞれの外周部を燃焼用空気が流れるのを抑制するように遮蔽するに当たって、周囲燃料噴出部Nsにおける中央燃料噴出部Nc側の遮蔽範囲を十分に広くするように遮蔽することが可能となるようにしてある。
そして、周囲燃料噴出部Nsにおける中央燃料噴出部Nc側の遮蔽範囲を十分に広くすることにより、周囲燃焼用空気流Asが周囲燃料噴出部Nsにおける中央燃料噴出部Nc側を流れるのを十分に抑制することが可能となるので、旋回状態で流れる中央燃焼用空気流Acが周囲燃料噴出部Nsの側に広がってきたとしても、周囲燃料噴出部Nsにおける中央燃料噴出部Ncの燃焼用空気の通流を十分に抑制することができて、各周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gの緩慢燃焼を促進させて、NOxの発生を更に抑制することができる。
【0025】
上述のように燃焼させるに当たって、第1実施形態では、更に、保炎用燃料噴出孔13により、周囲燃料噴出部Nsから噴出されるガス燃料Gにて形成される周囲炎Fsを保炎するようにガス燃料Gを中央燃料噴出部Ncの径方向外方向きに噴出して、周囲燃料噴出部Nsの燃焼を安定化させることができる。従って、周囲燃料噴出部Nsから噴出されるガス燃料Gの燃焼が不安定になるのを防止しながら、周囲燃料噴出部Nsの外周部を燃焼用空気が流れるのを保炎板6により抑制することを、促進させることが可能となり、各周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gの燃焼の緩慢化を更に促進させることができて、NOxの発生を更に抑制することができる。
【0026】
以下、本発明の第2ないし第8の各実施形態を説明するが、各実施形態においては、周囲燃料噴出部Nsの構成及び保炎用燃料噴出孔13の有無で第1実施形態と相違する以外は、第1実施形態と同様に構成してあるので、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。又、各実施形態における燃焼装置の燃焼形態は、中央燃料噴出部Ncによる燃焼は第1実施形態と同様であるので、各実施形態においては、燃焼形態の説明は、中央燃料噴出部Ncによる燃焼を省略して説明する。
【0027】
〔第2実施形態〕
図4に示すように、第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsを1個ずつ設け、又、保炎用燃料噴出孔13を設けてあるが、周囲燃料噴出部Ns及び保炎用燃料噴出孔13夫々の噴出方向が第1実施形態と異なる。
【0028】
即ち、各周囲燃料供給筒4の先端面は、燃焼筒1内に設置した状態で、燃焼筒1の径方向、即ち中央燃料噴出部Ncの径方向に沿ってその外方側に向かうほど先端側に位置する状態の内向きの傾斜状に形成し、その内向き傾斜状の先端面に、周囲燃料噴出部Nsとして、スリット状の周囲燃料噴出孔12を、その長手方向を中央燃料噴出部Ncの径方向に沿わせた状態で形成してある。
そして、周囲燃料噴出孔12から、燃焼用空気通流方向に対して内方側に傾斜する内向き斜め前方に向けてガス燃料Gを噴出するように構成してある。
【0029】
各周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向上流側の部分の周壁に、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される炎を保炎するようにガス燃料Gを噴出する保炎用燃料噴出部としての保炎用燃料噴出孔13を、中央燃料噴出部Ncの径方向内方向きに形成してある。
つまり、保炎用燃料噴出孔13からは、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向内方側に直交する方向に向けて、保炎用のガス燃料Gを噴出して、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される周囲炎Fsを保炎する火炎を形成するように構成してある。
【0030】
第2実施形態の燃焼装置においては、各周囲燃料噴出部Nsからのガス燃料Gの噴出方向が第1実施形態と異なるものの、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0031】
〔第3実施形態〕
図2及び図5に示すように、第3実施形態においては、第1実施形態と同様に、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsを1個ずつ設け、又、保炎用燃料噴出孔13を設けてあるが、保炎用燃料噴出孔13の設置位置が第1実施形態と異なる。
【0032】
即ち、第1実施形態と同様に、各周囲燃料供給筒4の先端面は外向きの傾斜状に形成し、その外向き傾斜状の先端面に、周囲燃料噴出部Nsとして、スリット状の周囲燃料噴出孔12を、その長手方向を中央燃料噴出部Ncの径方向に沿わせた状態で形成して、周囲燃料噴出孔12から外向き斜め前方に向けてガス燃料Gを噴出するように構成してあるが、保炎板6は周囲燃料供給筒4に対して、第1実施形態よりも後方側に引退させた状態で設けてある。
【0033】
そして、各周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向下流側の部分の周壁に、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される炎を保炎するようにガス燃料Gを噴出する保炎用燃料噴出部としての保炎用燃料噴出孔13を、中央燃料噴出部Ncの径方向外方向きに形成してある。
つまり、保炎用燃料噴出孔13からは、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向外方側に直交する方向に向けて、保炎用のガス燃料Gを噴出して、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される周囲炎Fsを保炎する火炎を形成するように構成してある。
【0034】
第3実施形態の燃焼装置においては、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0035】
〔第4実施形態〕
図4の(イ)及び図6に示すように、第4実施形態においては、第1実施形態と同様に、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsを1個ずつ設け、又、保炎用燃料噴出孔13を設けてあるが、周囲燃料噴出部Ns及び保炎用燃料噴出孔13夫々の噴出方向、並びに、保炎用燃料噴出孔13の設置位置が第1実施形態と異なる。
【0036】
即ち、第2実施形態と同様に、各周囲燃料供給筒4の先端面は内向きの傾斜状に形成し、その内向き傾斜状の先端面に、周囲燃料噴出部Nsとして、スリット状の周囲燃料噴出孔12を、その長手方向を中央燃料噴出部Ncの径方向に沿わせた状態で形成して、周囲燃料噴出孔12から内向き斜め前方に向けてガス燃料Gを噴出するように構成し、保炎板6は周囲燃料供給筒4に対して、第1実施形態よりも後方側に引退させた状態で設けてある。
【0037】
そして、各周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向下流側の部分の周壁に、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される炎を保炎するようにガス燃料Gを噴出する保炎用燃料噴出部としての保炎用燃料噴出孔13を、中央燃料噴出部Ncの径方向内方向きに形成してある。
つまり、保炎用燃料噴出孔13からは、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向内方側に直交する方向に向けて、保炎用のガス燃料Gを噴出して、周囲燃料噴出孔12から噴出されるガス燃料Gにて形成される周囲炎Fsを保炎する火炎を形成するように構成してある。
【0038】
第4実施形態の燃焼装置においては、各周囲燃料噴出部Nsからのガス燃料Gの噴出方向が第1実施形態と異なるものの、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0039】
〔第5実施形態〕
図7に示すように、第5実施形態においては、周囲燃料噴出部Nsを、燃焼用空気通流方向に沿って2個を並べる状態で設け、保炎用燃料噴出孔13は設けていない。
【0040】
説明を加えると、各周囲燃料供給筒4の先端面は、その軸心と直交する状態に形成し、保炎板6は、周囲燃料供給筒4の先端から引退させた位置に設けてある。
そして、周囲燃料噴出部Nsは、周囲燃料供給筒4の先端面に穿設した丸孔状の周囲燃料噴出孔14と、周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向下流側の部分で且つ先端から後退した位置に、周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向外方に向かって突出する状態で設けた円筒状の周囲燃料ノズル15にて構成してある。つまり、周囲燃料噴出孔14から、燃焼用空気通流方向に沿ってガス燃料Gを噴出し、周囲燃料噴出ノズル15から、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向外方側に直交する方向に向けて、ガス燃料Gを噴出するように構成してある。尚、周囲燃料ノズル15を設けるに当たっては、燃焼用空気通流方向に沿う燃焼用空気通流方向視にて、周囲燃料ノズル15の先端が保炎板6の遮蔽部分6aの外周縁よりも内方側に引退するように設けてある。
【0041】
第5実施形態の燃焼装置においては、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsとして、燃焼用空気通流方向に沿って上流側の周囲燃料噴出部Ns(第5実施形態では周囲燃料ノズル15)と下流側の周囲燃料噴出部Ns(第5実施形態では周囲燃料噴出孔14)との2個を並べて設け、それら燃焼用空気通流方向に沿って並ぶ2個の周囲燃料噴出部Nsにて2段燃焼を行わせるようにした点で、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態が第1実施形態と異なる。
つまり、2段燃焼は、燃焼用空気通流方向の上流側の周囲燃料噴出部Ns(第5実施形態では周囲燃料ノズル15)から噴出されたガス燃料Gが燃焼した燃焼ガスを、燃焼用空気通流方向の下流側の周囲燃料噴出部Ns(第5実施形態では周囲燃料噴出孔14)から噴出されたガス燃料Gの燃焼域に流動させて、下流側の周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gを燃焼させる燃焼形態にて行わせる。
そして、燃焼用空気通流方向の下流側の周囲燃料噴出部Nsから噴出されたガス燃料Gは、その燃焼域に酸素含有率が空気よりも小さい燃焼ガスが流入することにより、緩慢に燃焼することから、周囲炎Fsの温度を更に低下させて、NOxの発生を更に抑制することができる。
【0042】
〔第6実施形態〕
図8に示すように、第6実施形態においては、周囲燃料噴出部Nsを、燃焼用空気通流方向に沿って2個を並べる状態で設け、保炎用燃料噴出孔13は設けていない。
【0043】
説明を加えると、第5実施形態と同様に、各周囲燃料供給筒4の先端面は、その軸心と直交する状態に形成し、保炎板6は、周囲燃料供給筒4の先端から引退させた位置に設けてある。
そして、周囲燃料噴出部Nsは、周囲燃料供給筒4の先端面に穿設した丸孔状の周囲燃料噴出孔14と、周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向下流側の部分で且つ先端から後退した位置に、周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向内方に向かって突出する状態で設けた円筒状の周囲燃料ノズル15にて構成してある。つまり、周囲燃料噴出孔14から、燃焼用空気通流方向に沿ってガス燃料Gを噴出し、周囲燃料噴出ノズル15から、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向内方側に直交する方向に向けて、ガス燃料Gを噴出するように構成してある。尚、周囲燃料ノズル15を設けるに当たっては、前記燃焼用空気通流方向視にて、周囲燃料ノズル15の先端が保炎板6の遮蔽部分6aの外周縁よりも内方側に引退するように設けてある。
【0044】
第6実施形態の燃焼装置においては、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsとして、燃焼用空気通流方向に沿って上流側の周囲燃料噴出部Ns(第6実施形態では周囲燃料ノズル15)と下流側の周囲燃料噴出部Ns(第6実施形態では周囲燃料噴出孔14)との2個を並べて設け、それら燃焼用空気通流方向に沿って並ぶ2個の周囲燃料噴出部Nsにて2段燃焼を行わせるようにした点で、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態が第1実施形態と異なる。
2段燃焼の燃焼形態は、上記の第5実施形態にて説明した通りであるので、説明を省略する。
【0045】
〔第7実施形態〕
図9に示すように、第7実施形態においては、周囲燃料噴出部Nsを、燃焼用空気通流方向に沿って2個を並べる状態で設け、保炎用燃料噴出孔13は設けていない。
【0046】
説明を加えると、各周囲燃料供給筒4の先端面は閉塞し、保炎板6は、周囲燃料供給筒4の先端から引退させた位置に設けてある。
そして、周囲燃料噴出部Nsは、周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向下流側の部分に、それぞれ周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向外方に向かって突出する状態で、燃焼用空気通流方向に沿って間隔を隔てて並べて設けた円筒状の下流側周囲燃料噴出ノズル16及び上流側周囲燃料噴出ノズル17から構成してある。
【0047】
下流側周囲燃料噴出ノズル16は、その軸心を、周囲燃料供給筒4の軸心に直交する方向に対して前方側に傾斜する方向に向けて、周囲燃料供給筒4の周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向外方に向かって突出する状態で設けてあり、下流側周囲燃料噴出ノズル16から、ガス燃料Gを、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向外方側に傾斜する外向き斜め前方に向けて噴出するように構成してある。
又、上流側周囲燃料噴出ノズル17は、その軸心を、周囲燃料供給筒4の軸心に対して直交する方向に向けて、周囲燃料供給筒4の周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向外方に向かって突出する状態で設けてあり、上流側周囲燃料噴出ノズル17から、ガス燃料Gを、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向外方側に直交する方向に向けて噴出するように構成してある。尚、下流側周囲燃料噴出ノズル16及び上流側周囲燃料噴出ノズル17は、前記燃焼用空気通流方向視にて、夫々の先端が保炎板6の遮蔽部分6aの外周縁よりも内方側に引退するように設けてある。
【0048】
第7実施形態の燃焼装置においては、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsとして、燃焼用空気通流方向に沿って上流側の周囲燃料噴出部Ns(第7実施形態では上流側燃料ノズル17)と下流側の周囲燃料噴出部Ns(第7実施形態では下流側周囲燃料噴出ノズル16)との2個を並べて設け、それら燃焼用空気通流方向に沿って並ぶ2個の周囲燃料噴出部Nsにて2段燃焼を行わせるようにした点で、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態が第1実施形態と異なる。
2段燃焼の燃焼形態は、上記の第5実施形態にて説明した通りであるので、説明を省略する。
【0049】
〔第8実施形態〕
図10に示すように、第8実施形態においては、周囲燃料噴出部Nsを、燃焼用空気通流方向に沿って2個を並べる状態で設け、保炎用燃料噴出孔13は設けていない。
【0050】
説明を加えると、各周囲燃料供給筒4の先端面は閉塞し、保炎板6は、周囲燃料供給筒4の先端から引退させた位置に設けてある。
そして、周囲燃料噴出部Nsは、周囲燃料供給筒4における保炎板6の遮蔽部分6aよりも燃焼用空気通流方向下流側の部分に、それぞれ周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向内方に向かって突出する状態で、燃焼用空気通流方向に沿って間隔を隔てて並べて設けた円筒状の下流側周囲燃料噴出ノズル16及び上流側周囲燃料噴出ノズル17から構成してある。
【0051】
下流側周囲燃料噴出ノズル16は、その軸心を、周囲燃料供給筒4の軸心に直交する方向に対して前方側に傾斜する方向に向けて、周囲燃料供給筒4の周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向内方に向かって突出する状態で設けてあり、下流側周囲燃料噴出ノズル16から、ガス燃料Gを、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向内方側に傾斜する内向き斜め前方に向けて噴出するように構成してある。
又、上流側周囲燃料噴出ノズル17は、その軸心を、周囲燃料供給筒4の軸心に対して直交する方向に向けて、周囲燃料供給筒4の周壁から中央燃料噴出部Ncの径方向内方に向かって突出する状態で設けてあり、上流側周囲燃料噴出ノズル17から、ガス燃料Gを、燃焼用空気通流方向に対して中央燃料噴出部Ncの径方向内方側に直交する方向に向けて噴出するように構成してある。尚、下流側周囲燃料噴出ノズル16及び上流側周囲燃料噴出ノズル17は、前記燃焼用空気通流方向視にて、夫々の先端が保炎板6の遮蔽部分6aの外周縁よりも内方側に引退するように設けてある。
【0052】
第8実施形態の燃焼装置においては、中央燃料噴出部Ncの周方向における各周囲燃料噴出部設置位置に、周囲燃料噴出部Nsとして、燃焼用空気通流方向に沿って上流側の周囲燃料噴出部Ns(第8実施形態では上流側燃料ノズル17)と下流側の周囲燃料噴出部Ns(第8実施形態では下流側周囲燃料噴出ノズル16)との2個を並べて設け、それら燃焼用空気通流方向に沿って並ぶ2個の周囲燃料噴出部Nsにて2段燃焼を行わせるようにした点で、中央燃料噴出部Ncの周方向に沿って並ぶ複数の周囲燃料噴出部Nsによる燃焼形態が第1実施形態と異なる。
2段燃焼の燃焼形態は、上記の第5実施形態にて説明した通りであるので、説明を省略する。
【0053】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 保炎板6により、複数の周囲燃料噴出部Nsの夫々の外周部を燃焼用空気が流れるのを抑制するように遮蔽する形態は、上記の実施形態において例示した形態に限定されるものではない。
例えば、中央燃料噴出部Ncの周方向の両側並びに中央燃料噴出部Ncの径方向の両側を遮蔽する状態で、且つ、中央燃料噴出部Ncの径方向に沿う遮蔽範囲を中央燃料噴出部Ncの周方向に沿う遮蔽範囲よりも小さくするようにしても良い。
あるいは、周囲燃料噴出部Nsの外周部をその全周にわたって遮蔽するのではなく、周囲燃料噴出部Nsの外周部を部分的に遮蔽するようにしても良い。その場合は、旋回状態で流れる中央燃焼用空気流Acが周囲燃料噴出部Nsの側に広がり易いのを考慮して、少なくとも、周囲燃料噴出部Nsにおける中央燃料噴出部Nc側は遮蔽するように構成するのが好ましい。
【0054】
(ロ) 遮蔽体の具体構成は、上記の実施形態において例示した如き長細状の遮蔽部分6aと取付部分6bとを備えた保炎板6に限定されるものではない。
例えば、リング状の保炎板にて構成して、そのリング状の保炎板を板面が周囲燃料供給筒4の軸心に直交する姿勢で、周囲燃料供給筒4に外嵌状に支持させて設けても良い。
又、一端が閉塞した筒状体にて構成して、その筒状体を、開口部を燃焼用空気通流方向下流側に向けた姿勢で、内部に周囲燃料噴出部Nsに位置させた状態で、周囲燃料供給筒4に外嵌状に支持させて設けても良い。ちなみに、前記筒状体としては、直円筒状、先広がり円筒状等、種々の形状を採用することができる。
【0055】
(ハ) 中央燃料噴出部Ncの具体構成は、上記の実施形態において例示した構成に限定されるものではなく、種々に変更可能である。
例えば、上記の実施形態で例示したように中央燃料供給筒3の周方向に間隔を隔てて並ぶ複数の中央燃料噴出孔9にて構成する場合、その中央燃料噴出孔9の形状は、上記の実施形態において例示したスリット状以外に、円状でも良い。あるいは、中央燃料供給筒3の周壁にその周壁から突出する状態で周方向に分散させて設けた複数の筒状のノズルにて構成することができる。
又、中央燃料噴出部Ncとして、中央燃料供給筒3の周方向に間隔を隔てて並ぶ複数の中央燃料噴出孔9にて構成する場合、その個数は、上記の実施形態において例示した4個に限定されるものではなく、種々に変更可能であり、例えば6個でも良い。
【0056】
(ニ) 複数の周囲燃料噴出部Nsを、中央燃料噴出部Ncの周方向に間隔を隔てて設けるに当たって、その周方向の設置個数は、上記の実施形態にて例示した10個に限定されるものではなく、種々に変更可能であり、例えば、5個でも良い。
又、周囲燃料噴出部Nsを、酸素含有ガス通流方向としての燃焼用空気通流方向に沿って複数を並べる状態で設けるに当たって、その並び個数は、上記の第5ないし第8の各実施形態において例示した2個に限定されるものではなく、3個以上でも良い。
【0057】
(ホ) 旋回手段としての旋回羽根2による旋回作用が燃焼筒2内の全域にわたって及ぶように構成して、燃焼筒2内を流れる燃焼用空気流全体を旋回させるようにして、周囲酸素含有ガス流に相当する周囲燃焼用空気流Asも、旋回しつつ燃焼筒1の軸心方向に沿って通流するように構成しても良い。
【0058】
(ヘ) 上記の実施形態においては、中央燃料噴出部Nc及び周囲燃料噴出部Nsの両方からガス燃料を噴出する場合について例示したが、中央燃料噴出部Ncから液体燃料を、周囲燃料噴出部Nsからガス燃料を噴出したり、中央燃料噴出部Ncからガス燃料を、周囲燃料噴出部Nsから液体を噴出したりするように構成する等、中央燃料噴出部Nc及び周囲燃料噴出部Ns夫々から噴出する燃料の種類は種々に変更可能である。
又、燃焼用の酸素含有ガスとしては、上記の実施形態において例示した空気に限定されるものではなく、ガスタービンやエンジン等の燃焼式原動機の燃焼排ガスや、その燃焼排ガスと空気とを混合したもの等、種々のものを用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる燃焼装置の全体構成を示す縦断側面図
【図2】第1及び第3実施形態にかかる燃焼装置の正面図
【図3】第1実施形態にかかる燃焼装置の要部の縦断側面図
【図4】第2実施形態にかかる燃焼装置を示し、(イ)は正面図、(ロ)は要部の縦断側面図
【図5】第3実施形態にかかる燃焼装置の要部の縦断側面図
【図6】第4実施形態にかかる燃焼装置の要部の縦断側面図
【図7】第5実施形態にかかる燃焼装置を示し、(イ)は正面図、(ロ)は要部の縦断側面図
【図8】第6実施形態にかかる燃焼装置を示し、(イ)は正面図、(ロ)は要部の縦断側面図
【図9】第7実施形態にかかる燃焼装置を示し、(イ)は正面図、(ロ)は要部の縦断側面図
【図10】第8実施形態にかかる燃焼装置を示し、(イ)は正面図、(ロ)は要部の縦断側面図
【符号の説明】
2 旋回手段
6 遮蔽体
13 保炎用燃料噴出部
Ac 中央酸素含有ガス流
As 周囲酸素含有ガス流
Nc 中央燃料噴出部
Ns 周囲燃料噴出部

Claims (4)

  1. 中央燃料噴出部が、旋回手段にて旋回された中央酸素含有ガス流の旋回中心箇所に設けられ、前記中央酸素含有ガス流の周囲に、その酸素含有ガス通流方向と同じ方向に流れる周囲酸素含有ガス流が形成され、前記中央燃料噴出部の周方向に沿って間隔を隔てて並べる複数の周囲燃料噴出部が、前記周囲酸素含有ガス流内に配置されている燃焼装置であって、
    前記周囲燃料噴出部のそれぞれの外周部を酸素含有ガスが流れるのを抑制するように遮蔽する遮蔽体が、前記周囲酸素含有ガス流内に配置されている燃焼装置。
  2. 前記周囲燃料噴出部から噴出される燃料にて形成される炎を保炎するように燃料を噴出する保炎用燃料噴出部が、前記周囲燃料噴出部よりも前記酸素含有ガス通流方向上流側に設けられている請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記周囲燃料噴出部が、前記酸素含有ガス通流方向に沿って複数を並べる状態で設けられている請求項1又は2記載の燃焼装置。
  4. 前記遮蔽体が、複数の前記周囲燃料噴出部夫々の外周部について、前記中央燃料噴出部の周方向の両側並びに前記中央燃料噴出部の径方向の両側を遮蔽する状態で、且つ、前記中央燃料噴出部の径方向に沿う遮蔽範囲を前記中央燃料噴出部の周方向に沿う遮蔽範囲よりも大きくする状態で設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼装置。
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