JP2004175338A

JP2004175338A - Bumper absorber for pedestrian protection

Info

Publication number: JP2004175338A
Application number: JP2003086964A
Authority: JP
Inventors: Mitsuhito Adachi; 潤仁足立; Nariaki Abe; 成昭安部; Fumihiko Sato; 文彦佐藤; Yoshikatsu Miwa; 義勝三輪; Hiroshi Fukuyama; 拓福山; Koji Mori; 浩司森; Yukiya Morita; 幸也森田
Original assignee: Sekisui Plastics Co Ltd; Toyota Motor Corp; Chugai Co Ltd
Current assignee: Toyota Motor Corp; Chugai Co Ltd; Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date: 2002-09-30
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2004-06-24
Anticipated expiration: 2023-03-27
Also published as: JP4086694B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To suppress the rise of an impact load acting on a pedestrian collided with a bumper. <P>SOLUTION: A bumper absorber 20 for pedestrian protection, wherein the cross sectional shape thereof as viewed from a direction orthogonal to the longitudinal direction thereof is formed in a W-shape having the portions of a front cutout part 22, an upper rear cutout part 24, and a lower rear cutout part 26 overlapped with each other in the vertical direction of a vehicle, ribs 30 are respectively formed in the upper rear cutout part 24 and the lower rear cutout part 26 at a specified interval in the longitudinal direction thereof, i.e., in the lateral direction of the vehicle, and triangular cutouts 32 are formed in the ribs 30 from the rear side of the vehicle. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は歩行者保護用バンパアブソーバに関し、特に、自動車等の車両において衝突時に歩行者を保護する歩行者保護用バンパアブソーバに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図２０に示される如く、自動車等の車両のバンパアブソーバにおいては、バンパ１００のバンパカバー（シエルともいう）１０２内にバンパアブソーバ（エネルギ吸収体ともいう）１０４が配設されている。このバンパアブソーバ１０４の長手方向と直交する断面形状は、開口部１０６を車両前方へ向けたコ字状となっており、複数の凸部１０８が車両後方へ向って形成された車両後方側部１０４Ａが、バンパリインフォースメント（取付手段ともいう）１１０に固定されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開昭５７−４７２３４号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このバンパアブソーバ１０４では、衝突時に車両前方から荷重が作用すると、図２０に二点鎖線で示すように、バンパアブソーバ１０４の上壁部１０４Ｂと下壁部１０４Ｃとが車両前後方向に圧縮変形される。この結果、バンパアブソーバ１０４の圧縮率に比例して、バンパに衝突した歩行者が、バンパアブソーバ１０４から受ける衝撃荷重が上昇する。
【０００５】
本発明は上記事実を考慮し、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の上昇を抑制できる歩行者保護用バンパアブソーバを提供することが目的である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の本発明は、バンパカバー内に長手方向が車幅方向に沿って配置され、衝突エネルギを吸収する発泡成形体から成る歩行者保護用バンパアブソーバであって、
前記長手方向と直交する断面形状が、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部と、車両後方側から切り欠かれた後部切欠部とが車両上下方向で重複する部分を有する形状であると共に、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、上壁部と下壁部とを上下方向に開かせる開放手段を有することを特徴とする。
【０００７】
従って、衝突時に車両前方から所定値以上の荷重が作用すると、開放手段の働きにより、前部切欠部と後部切欠部とが開き、バンパアブソーバの上壁部と下壁部とが車両上下方向へ広がる。この結果、バンパアブソーバの上壁部と下壁部とは車両前後方向に圧縮変形しない。このため、衝突体が、バンパアブソーバから受ける衝撃荷重の上昇を抑制できる。
【０００８】
請求項２記載の本発明は、バンパカバー内に長手方向が車幅方向に沿って配置され、衝突エネルギを吸収する発泡成形体から成る歩行者保護用バンパアブソーバであって、
前記長手方向と直交する断面形状が、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部と、車両後方側から切り欠かれた後部切欠部とが車両上下方向で重複する部分を有するＷ形状であることを特徴とする。
【０００９】
従って、衝突時に車両前方から所定値以上の荷重が作用すると、長手方向と直交する断面形状がＷ形状であるバンパアブソーバの前部切欠部と後部切欠部とが開き、バンパアブソーバの上壁部と下壁部とが車両上下方向へ広がる。この結果、バンパアブソーバの上壁部と下壁部とは車両前後方向に圧縮変形しない。このため、衝突体が、バンパアブソーバから受ける衝撃荷重の上昇を抑制できる。
【００１０】
請求項３記載の本発明は、請求項１または請求項２の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、車両前方から荷重が作用した初期に、上壁部と下壁部との開きを抑制する開き抑制手段を有することを特徴とする。
【００１１】
従って、請求項１または請求項２の何れか１項に記載の内容に加えて、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した初期に、開き抑制手段の作用により、上壁部と下壁部との開きが抑制される。この結果、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した際の初期の荷重レベルの立上りを、開き抑制手段を設けない場合の立上りに比べて上昇させることができる。
【００１２】
請求項４記載の本発明は、請求項３に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前記開き抑制手段は、少なくとも車両後方側の前記切欠部に長手方向に所定の間隔を持って形成したリブであり、該リブは上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると破断することを特徴とする。
【００１３】
従って、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した初期に、少なくとも車両後方側の切欠部に長手方向に所定の間隔を持って形成したリブの作用により、上壁部と下壁部との開きが抑制され、その後上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると、リブは破断する。この結果、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した際の初期の荷重レベルの立上りを、リブを設けない場合の立上りに比べて上昇させることができる。
【００１４】
請求項５記載の本発明は、請求項３に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前記開き抑制手段は、上壁部と下壁部をバンパリインフォースメントに固定する固定手段であり、該固定手段は上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると固定が解除されることを特徴とする。
【００１５】
従って、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した初期に、上壁部と下壁部をバンパリインフォースメントに固定する固定手段の作用により、上壁部と下壁部との開きが抑制され、その後、上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形する固定が解除される。この結果、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した際の初期の荷重レベルの立上りを、固定手段を設けない場合の立上りに比べて上昇させることができる。
【００１６】
請求項６記載の本発明は、請求項１〜５の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前記前部切欠部の反対側から形成された溝を有することを特徴とする。
【００１７】
従って、変形初期では、前部切欠部の反対側となる部位に、溝を起点にして曲げ荷重が発生し易くなるため、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができる。また、変形後期では、溝を形成した部位が広がることにより潰れ残りの厚みが薄くなるため、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができる。
【００１８】
請求項７記載の本発明は、請求項１〜６の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前記前部切欠部の切込角度と前記後部切欠部の切込角度を１０°〜１５°にしたことを特徴とする。
【００１９】
従って、前部切欠部の切込角度と後部切欠部の切込角度を１０°〜１５°にしたことにより、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができると共に底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができる。
【００２０】
請求項８記載の本発明は、請求項１〜７の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前記後部切欠部の内部に形成され、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、バンパリインフォースメントに押圧され破断する凸部を有することを特徴とする。
【００２１】
従って、後部切欠部の内部に形成された凸部がバンパリインフォースメントに押圧されることで、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができる。また、変形後期では、後部切欠部の内部に形成された凸部がバンパリインフォースメントに押圧され破断することで後部切欠部が広がることにより潰れ残りの厚みが薄くなるため、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができる。
【００２２】
請求項９記載の本発明は、請求項４に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前記リブの幅を５ｍｍ〜１０ｍｍとし、前記リブの間隔を３０ｍｍ〜５０ｍｍとしたことを特徴とする。
【００２３】
従って、リブの幅を５ｍｍ〜１０ｍｍとし、リブの間隔を３０ｍｍ〜５０ｍｍとしたことにより、エネルギー吸収性能を向上できる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
本発明における歩行者保護用バンパアブソーバの第１実施形態を図１〜図５に従って説明する。
【００２５】
なお、図中矢印ＵＰは車体上方方向を示し、図中矢印ＦＲは車体前方方向を示している。
【００２６】
図３に示される如く、本実施形態では、自動車車体１０の前端下部に車幅方向に沿ってフロントバンパ１２が配設されている。
【００２７】
図１に示される如く、フロントバンパ１２のバンパリインフォースメント１４は、車幅方向に沿って配設されており、長手方向と直交する方向、即ち、車幅方向から見た断面形状は、上下２つの矩形閉断面部１６、１８が前壁部１４Ａによって連結された形状となっている。
【００２８】
バンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａの車両前方側面には、歩行者保護用バンパアブソーバ２０が車幅方向に沿って配設されている。歩行者保護用バンパアブソーバ２０の長手方向と直交する方向、即ち、車幅方向から見た断面形状は、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部２２と、車両後方側から切り欠かれた上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６とが車両上下方向で重複する部分を有するＷ形状となっており、前部切欠部２２と、上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６との前記重複長さはＬとなっている。また、歩行者保護用バンパアブソーバ２０は、圧縮強度及び曲げ強度が強い素材、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン改質ポリエチレン樹脂等の合成樹脂発泡成形体で構成されており、衝突エネルギを吸収するようになっている。特にスチレン改質ポリエチレン樹脂（スチレン成分５０〜７０重量％）ビーズ発泡体の型内成形品が好ましい。
【００２９】
また、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６には、それぞれ開き抑制手段としてのリブ３０が形成されており、これらのリブ３０には、車両後方側から三角形状の切欠３２が形成されている。
【００３０】
図２に示される如く、リブ３０は、上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６に長手方向、即ち、車幅方向に所定の間隔を持って形成されている。
【００３１】
図１に示される如く、バンパリインフォースメント１４及び歩行者保護用バンパアブソーバ２０は、バンパカバー３６に覆われており、バンパカバー３６の前壁部３６Ａと歩行者保護用バンパアブソーバ２０の前壁部２０Ａとが対向している。また、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の後壁部２０Ｂが、バンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａに当接しており、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとは、Ｗ形状の上部と下部を構成する傾斜部となっている。
【００３２】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００３３】
本実施形態では、歩行者がフロントバンパ１２に衝突すると、バンパカバー３６の前壁部３６Ａを介して、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車両前方から荷重が作用する。この時、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に荷重が作用した初期には、図４（Ａ）に示される如く、上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６に形成したリブ３０の作用により、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとの開き、即ち、上壁部２０Ｃの車両上方（矢印Ａ方向）と、下壁部２０Ｄの車両下方（矢印Ｂ方向）への広がりが抑制される。
【００３４】
この結果、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとは、例えば、図４（Ｂ）に示される如く撓む。
【００３５】
このため、図５に実線で示すように、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から荷重が作用した初期の衝撃荷重の立上りを、図５に破線で示すリブ３０を設けない場合の立上りに比べて上昇させることができる。
【００３６】
その後、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとが所定量湾曲変形すると、図４（Ｃ）に示される如く、切欠３２を起点にしてリブ３０が破断する。この結果、上壁部２０Ｃが車両上方（矢印Ａ方向）へ広がり、下壁部２０Ｄが車両下方（矢印Ｂ方向）へ広がるため、歩行者保護用バンパアブソーバ２０は図４（Ｄ）に示される如く開く。そして、完全に厚み分まで圧縮されると荷重は上昇する。
【００３７】
このため、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとは車両前後方向に圧縮変形しないので、歩行者が、歩行者保護用バンパアブソーバ２０から受ける衝撃荷重の特性は、図５に実線で示すようになり、後半立上がり位置Ｓ１が、図５に二点鎖線破線で示す断面矩形状の歩行者保護用バンパアブソーバを使用した場合の衝撃荷重の後半立上がり位置Ｓ２に比べ圧縮率が高い位置になると共に、位置Ｓ１での荷重Ｔ１が位置Ｓ２での荷重値Ｔ２よりも小さくなる。
【００３８】
なお、図５の一点鎖線は、図５に二点鎖線で示す断面矩形状の歩行者保護用バンパアブソーバの素材密度を１／２（低密度）にした場合の荷重特性であり、位置Ｓ２での荷重Ｔ３が小さくなっている。
【００３９】
従って、本実施形態では、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の後半での上昇（底づき）を抑制でき、且つ初期では荷重を増加できる。
【００４０】
また、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０を上記構成としたことで、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車幅方向に沿った各部位（センター部、サイド部等）での歩行者保護要求性能に対し部分的なＷ形状またはリブ３０の形状または間隔を変更するだけで対応でき、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の基本形状及び発泡倍率等を変更する必要がない。
【００４１】
次に、本発明に係る歩行者保護用バンパアブソーバの第２実施形態を図６に従って説明する。
【００４２】
なお、第１実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【００４３】
図６に示される如く、本実施形態では、第１実施形態におけるリブ３０に代えて、開き抑制手段（固定手段）としての係合突起４０が、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の後壁部２０Ｂの上部と下部に形成されている。また、これらの係合突起４０は、バンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａの上部と下部に形成されている係合孔４２に係合されており、係合突起４０と係合孔４２との係合は、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとが所定量湾曲変形すると解除されるようになっている。
【００４４】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００４５】
本実施形態では、歩行者がフロントバンパ１２に衝突し、バンパカバー３６の前壁部３６Ａを介して、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から荷重が作用する。この時、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に荷重が作用した初期には、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の係合突起４０と、バンパリインフォースメント１４の係合孔４２との係合により、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとの開き、即ち、上壁部２０Ｃの車両上方と、下壁部２０Ｄの車両下方への広がりが抑制される。
【００４６】
この結果、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとが撓む。このため、図５に実線で示すように、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から荷重が作用した初期の荷重レベルの立上りを、図５に破線で示す係合突起４０と係合孔４２とを設けない場合の立上りに比べて上昇させることができる。
【００４７】
その後、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとが所定量湾曲変形すると、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の係合突起４０と、バンパリインフォースメント１４の係合孔４２との係合が解除される。この結果、上壁部２０Ｃが車両上方へ広がり、下壁部２０Ｄが車両下方へ広がるため、歩行者保護用バンパアブソーバ２０は開く。
【００４８】
このため、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとは車両前後方向に圧縮変形しないので、歩行者が、歩行者保護用バンパアブソーバ２０から受ける衝撃荷重の特性は、図５に実線で示すようになり、後半立上がり位置Ｓ１が、図５に二点鎖線破線で示す断面矩形状の歩行者保護用バンパアブソーバを使用した場合の衝撃荷重の後半立上がり位置Ｓ２に比べ圧縮率が高い位置になると共に、位置Ｓ１での荷重Ｔ１が位置Ｓ２での荷重値Ｔ２よりも小さくなる。
【００４９】
従って、本実施形態では、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の後半での上昇（底づき）を抑制でき、且つ初期では荷重を増加できる。
【００５０】
また、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０を上記構成としたことで、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車幅方向に沿った各部位（センター部、サイド部等）での歩行者保護要求性能に対し部分的のＷ形状を変更するだけで対応でき、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の基本形状及び発泡倍率等を変更する必要がない。
【００５１】
なお、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の係合突起４０と、バンパリインフォースメント１４の係合孔４２とを係合させたが、これに代えて、図７に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の後壁部２０Ｂの上部と下部と、バンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａの上部と下部とを、それぞれ開き抑制手段（固定手段）としての接着剤４６によって接着し、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとが所定量湾曲変形すると、前記接着剤４６による接着部が破断するようにしても良い。
【００５２】
次に、本発明に係る歩行者保護用バンパアブソーバの第３実施形態を図８（Ａ）〜（Ｃ）及び図９に従って説明する。
【００５３】
なお、第１実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【００５４】
図８（Ａ）に示される如く、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０における上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとの間の位置する中間壁部２０Ｅと中間壁部２０Ｆとの連結部となる後壁部２０Ｂの上下方向中央部に、前部切欠部２２の反対側（バンパリインフォースメント１４側）から断面Ｖ字状の溝７０が車幅方向に沿って形成されている。
【００５５】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００５６】
第１実施形態と同様に、歩行者がフロントバンパ１２に衝突すると、バンパカバー３６の前壁部３６Ａを介して、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車両前方から荷重が作用する。この時、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に荷重が作用した初期には、図８（Ｂ）に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の後壁部２０Ｂの上下方向中央部に前部切欠部２２の反対側から形成した溝７０を起点にして歩行者保護用バンパアブソーバ２０の中間壁部２０Ｅ、２０Ｆに曲げ荷重Ｆ１が発生し易くなる。このため、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができる。
【００５７】
また、変形後期では、図８（Ｃ）に示される如く、溝７０を形成した後壁部２０Ｂが上下方向（矢印Ｈ方向）へ広がることにより、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の潰れ残りの厚みＭが薄くなる。このため、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができる。
【００５８】
このため、本実施形態では、図９に実線で示すように、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から荷重が作用した初期の衝撃荷重の立上りを、図９に二点鎖線で示す溝７０を設けない場合の立上りに比べて上昇させることができると共に、衝撃荷重の後半立上がり位置Ｓ１が、図９に二点鎖線破線で示す溝７０を設けない場合の衝撃荷重の後半立上がり位置Ｓ２に比べ圧縮率が高い位置になる。
【００５９】
従って、本実施形態では、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の後半での上昇（底づき）を抑制でき、且つ初期では荷重を増加できる。
【００６０】
なお、本実施形態では、溝７０の断面形状をＶ字状としたが、溝７０の断面形状はＶ字状に限定されず、Ｕ字状等の他の断面形状としても良い。
【００６１】
次に、本発明に係る歩行者保護用バンパアブソーバの第４実施形態を図１０に従って説明する。
【００６２】
なお、第１実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【００６３】
図１０に示される如く、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０における前部切欠部２２の切込角度θ１が１０°〜１５°に設定されており、歩行者保護用バンパアブソーバ２０における上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６の切込角度θ２が１０°〜１５°に設定されている。
【００６４】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００６５】
第１実施形態と同様に、歩行者がフロントバンパ１２に衝突すると、バンパカバー３６の前壁部３６Ａを介して、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車両前方から荷重が作用する。この時、本実施形態では、前部切欠部２２の切込角度θ１と上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６の切込角度θ２が１５°より小さく設定されているため、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に荷重が作用した初期には、歩行者保護用バンパアブソーバ２０が変形し難くなり、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができる。
【００６６】
また、前部切欠部２２の切込角度θ１と上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６の切込角度θ２が１０°より大きく設定されているため、変形後期では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の潰れ残りの厚みが薄くなるため、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができる。
【００６７】
このため、本実施形態では、前部切欠部２２の切込角度θ１と上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６の切込角度θ２を１０°〜１５°に設定しない場合に比べ、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から荷重が作用した初期の衝撃荷重の立上りを上昇させることができると共に、衝撃荷重の後半立上がり位置が、圧縮率が高い位置になる。
【００６８】
従って、本実施形態では、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の後半での上昇（底づき）を抑制でき、且つ初期では荷重を増加できる。
【００６９】
次に、本発明に係る歩行者保護用バンパアブソーバの第５実施形態を図１１（Ａ）〜（Ｃ）及び図１２に従って説明する。
【００７０】
なお、第１実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【００７１】
図１１（Ａ）に示される如く、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０における上側後部切欠部２４の内部に上壁部２０Ｃの後壁部２０Ｂ側の端部から凸部としての角（つの）部２０Ｇが車幅方向に沿って形成されており、下側後部切欠部２６の内部にも下壁部２０Ｄの後壁部２０Ｂ側の端部から凸部としての角部２０Ｇが車幅方向に沿って形成されている。
【００７２】
また、バンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａの上端縁部１４Ｂと下端縁部１４Ｃが、それぞれ歩行者保護用バンパアブソーバ２０の角部２０Ｇに当接している。
【００７３】
図１１（Ｂ）に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の角部２０Ｇは、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、バンパリインフォースメント１４に押圧され破断するようになっている。
【００７４】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００７５】
第１実施形態と同様に、歩行者がフロントバンパ１２に衝突すると、バンパカバー３６の前壁部３６Ａを介して、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車両前方から荷重が作用する。この時、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に荷重が作用した初期には、図１１（Ａ）に示される如く、バンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａの上端縁部１４Ｂと下端縁部１４Ｃとが、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の角部２０Ｇに当接しているため、角部２０Ｇを起点にして歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄに曲げ荷重が発生し易くなる。このため、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができる。
【００７６】
また、変形後期では、図１１（Ｂ）に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の角部２０Ｇがバンパリインフォースメント１４に押圧され破断する。このため、バンパリインフォースメント１４が歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとの間に入り、図１１（Ｃ）に示される如く、上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄが上下方向（矢印Ｈ方向）へ広がることにより、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の潰れ残りの厚みが薄くなる。このため、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができる。
【００７７】
このため、本実施形態では、図１２に実線で示すように、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に車両前方から荷重が作用した初期の衝撃荷重の立上りを、図１２に二点鎖線で示す角部２０Ｇを設けない場合の立上りに比べて上昇させることができると共に、衝撃荷重の後半立上がり位置Ｓ１が、角部２０Ｇの破断点Ｐより圧縮率の高い位置になることで、図１２に二点鎖線破線で示す角部２０Ｇを設けない場合の衝撃荷重の後半立上がり位置Ｓ２に比べ圧縮率が高い位置になる。
【００７８】
従って、本実施形態では、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の後半での上昇（底づき）を抑制でき、且つ初期では荷重を増加できる。
【００７９】
なお、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０に凸部としての角部２０Ｇを形成したが、凸部は角部２０Ｇに限定されず、図１３に示される如く、車幅方向に沿って所定の間隔で形成されたリブ２０Ｈ等の他の凸部を形成しても良い。
【００８０】
次に、本発明に係る歩行者保護用バンパアブソーバの第６実施形態を図１４及び図１５に従って説明する。
【００８１】
なお、第１実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【００８２】
図１４に示される如く、本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０におけるリブ３０の幅Ｗが５ｍｍ〜１０ｍｍとなっており、隣接するリブ３０の間隔Ｐが３０ｍｍ〜５０ｍｍとなっている。
【００８３】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００８４】
本実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０におけるリブ３０の幅Ｗが５ｍｍ〜１０ｍｍとなっており、隣接するリブ３０の間隔Ｐが３０ｍｍ〜５０ｍｍとなっているため、図１５に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の車両前後方向に沿った圧縮率が５０％の場合における衝撃荷重値Ｔ１が、リブ３０がない場合の衝撃荷重値Ｔ２に比べ約４０％アップする。このため、エネルギー吸収性能を向上できる。
【００８５】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【００８６】
例えば、図１６に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の前後方向の向きを逆向きに配設した構成としても良い。
【００８７】
また、上記各実施形態では、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の長手方向と直交する方向から見た断面形状を、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部２２と、車両後方側から切り欠かれた上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６とが車両上下方向で重複する部分を有するＷ形状としたが、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の断面形状はＷ形状に限定されず、図１７に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の長手方向と直交する方向から見た断面形状をジグザグ形状としても良い。
【００８８】
また、図１８に示される如く、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の長手方向と直交する方向から見た断面形状を、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部２２と、車両後方側から切り欠かれた上側後部切欠部２４及び下側後部切欠部２６とが車両上下方向で重複する部分を有するクランク形状とすると共に、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃ及び下壁部２０Ｄにおけるバンパリインフォースメント１４の前壁部１４Ａと当接する部位に、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃを車両上方へ、下壁部２０Ｄを車両下方へ移動させる、即ち、上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとを上下方向に開かせるための開放手段としての傾斜面５０を形成した構成としても良い。
【００８９】
更には、図１９に示される如く、初期荷重の立ち上がりに貢献すると共に、上壁部２０Ｃと下壁部２０Ｄとが上下方向に開いた後の衝撃吸収量を増加させるために、歩行者保護用バンパアブソーバ２０の上壁部２０Ｃの上面側及び下壁部２０Ｄの下面側に、車幅方向に沿って所定の間隔を開けて複数の凸部６０を形成した構成としても良い。
【００９０】
【発明の効果】
請求項１記載の本発明は、バンパカバー内に長手方向が車幅方向に沿って配置され、衝突エネルギを吸収する発泡成形体から成る歩行者保護用バンパアブソーバであって、長手方向と直交する断面形状が、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部と、車両後方側から切り欠かれた後部切欠部とが車両上下方向で重複する部分を有する形状であると共に、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、上壁部と下壁部とを上下方向に開かせる開放手段を有するため、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の上昇を抑制できるという優れた効果を有する。
【００９１】
請求項２記載の本発明は、バンパカバー内に長手方向が車幅方向に沿って配置され、衝突エネルギを吸収する発泡成形体から成る歩行者保護用バンパアブソーバであって、長手方向と直交する断面形状が、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部と、車両後方側から切り欠かれた後部切欠部とが車両上下方向で重複する部分を有するＷ形状であるため、バンパに衝突した歩行者に作用する衝撃荷重の上昇を抑制できるという優れた効果を有する。
【００９２】
請求項３記載の本発明は、請求項１または請求項２の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、車両前方から荷重が作用した初期に、上壁部と下壁部との開きを抑制する開き抑制手段を有するため、請求項１または請求項２の何れか１項に記載の効果に加えて、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した際の初期の荷重レベルの立上りを、開き抑制手段を設けない場合の立上りに比べて上昇させることができるという優れた効果を有する。
【００９３】
請求項４記載の本発明は、請求項３に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、開き抑制手段は、少なくとも車両後方側の切欠部に長手方向に所定の間隔を持って形成したリブであり、リブは上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると破断するため、請求項３に記載の効果に加えて、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した際の初期の荷重レベルの立上りを、リブを設けない場合の立上りに比べて上昇させることができるという優れた効果を有する。
【００９４】
請求項５記載の本発明は、請求項３に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、開き抑制手段は、上壁部と下壁部をバンパリインフォースメントに固定する固定手段であり、固定手段は上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると固定が解除されるため、請求項３に記載の効果に加えて、バンパアブソーバに車両前方から荷重が作用した際の初期の荷重レベルの立上りを、固定手段を設けない場合の立上りに比べて上昇させることができるという優れた効果を有する。
【００９５】
請求項６記載の本発明は、請求項１〜５の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前部切欠部の反対側から形成された溝を有するため、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができると共に、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができるという優れた効果を有する。
【００９６】
請求項７記載の本発明は、請求項１〜６の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、前部切欠部の切込角度と後部切欠部の切込角度を１０°〜１５°にしたため、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができると共に、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができるという優れた効果を有する。
【００９７】
請求項８記載の本発明は、請求項１〜７の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、後部切欠部の内部に形成され、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、バンパリインフォースメントに押圧され破断する凸部を有するため、初期の荷重レベルの立上りを上昇させることができると共に、底付き荷重が発生するタイミングを遅らせることができるという優れた効果を有する。
【００９８】
請求項９記載の本発明は、請求項４に記載の歩行者保護用バンパアブソーバにおいて、リブの幅を５ｍｍ〜１０ｍｍとし、リブの間隔を３０ｍｍ〜５０ｍｍとしたため、エネルギー吸収性能を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】図３の１−１線に沿った拡大断面図である。
【図２】本発明の第１実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図３】本発明の第１実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバが適用された車体を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図４】（Ａ）〜（Ｄ）は本発明の第１実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバの作用説明図である。
【図５】歩行者保護用バンパアブソーバの荷重特性を示すグラフである。
【図６】本発明の第２実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す図１に対応する断面図である。
【図７】本発明の第２実施形態の変形例に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す図１に対応する断面図である。
【図８】（Ａ）は本発明の第３実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す側断面図であり、（Ｂ）、（Ｃ）は本発明の第３実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバの作用説明図である。
【図９】歩行者保護用バンパアブソーバの荷重特性を示すグラフである。
【図１０】本発明の第４実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す側断面図である。
【図１１】（Ａ）は本発明の第５実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す一部を断面とした車両斜め前方から見た斜視図であり、（Ｂ）、（Ｃ）は本発明の第５実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバの作用説明図である。
【図１２】歩行者保護用バンパアブソーバの荷重特性を示すグラフである。
【図１３】本発明の第５実施形態の変形例に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す一部を断面とした車両斜め前方から見た斜視図である。
【図１４】本発明の第６実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図１５】歩行者保護用バンパアブソーバの荷重特性を示すグラフである。
【図１６】本発明の他の実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す図１に対応する断面図である。
【図１７】本発明の他の実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す図１に対応する断面図である。
【図１８】本発明の他の実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す図１に対応する断面図である。
【図１９】（Ａ）は本発明の他の実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す平面図であり、（Ｂ）は本発明の他の実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す正面図であり、（Ｃ）は本発明の他の実施形態に係る歩行者保護用バンパアブソーバを示す側面図である。
【図２０】従来技術における歩行者保護用バンパアブソーバを示す概略側断面図である。
【符号の説明】
１２フロントバンパ
１４バンパリインフォースメント
１４Ａバンパリインフォースメントの前壁部
２０歩行者保護用バンパアブソーバ
２０Ａ歩行者保護用バンパアブソーバの前壁部
２０Ｂ歩行者保護用バンパアブソーバの後壁部
２０Ｃ歩行者保護用バンパアブソーバの上壁部
２０Ｄ歩行者保護用バンパアブソーバの下壁部
２０Ｇ歩行者保護用バンパアブソーバの角部（凸部）
２０Ｈ歩行者保護用バンパアブソーバのリブ（凸部）
２２前部切欠部
２４上側後部切欠部
２６下側後部切欠部
３０リブ（開き抑制手段）
３２切欠
３６バンパカバー
４０係合突起（開き抑制手段、固定手段）
４２係合孔
４６接着剤（開き抑制手段、固定手段）
５０傾斜面（開放手段）
７０溝[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bumper absorber for pedestrian protection, and more particularly to a bumper absorber for pedestrian protection for protecting a pedestrian in a vehicle such as an automobile in the event of a collision.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 20, in a bumper absorber of a vehicle such as an automobile, a bumper absorber (also referred to as an energy absorber) 104 is disposed in a bumper cover (also referred to as a shell) 102 of a bumper 100. The cross-sectional shape orthogonal to the longitudinal direction of the bumper absorber 104 has a U-shape with the opening 106 facing the front of the vehicle, and a plurality of convex portions 108 formed on the rear side of the vehicle 104A toward the rear of the vehicle. Are fixed to a bumper reinforcement (also referred to as mounting means) 110 (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-57-47234
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the bumper absorber 104, when a load acts from the front of the vehicle at the time of the collision, the upper wall portion 104B and the lower wall portion 104C of the bumper absorber 104 are compressed and deformed in the vehicle front-rear direction, as shown by a two-dot chain line in FIG. Is done. As a result, the pedestrian colliding with the bumper receives an increased impact load from the bumper absorber 104 in proportion to the compression ratio of the bumper absorber 104.
[0005]
An object of the present invention is to provide a bumper absorber for protecting a pedestrian capable of suppressing an increase in an impact load acting on a pedestrian colliding with a bumper in consideration of the above fact.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to claim 1 is a pedestrian protection bumper absorber made of a foamed molded body whose longitudinal direction is arranged in the bumper cover along the vehicle width direction and absorbs collision energy,
The cross-sectional shape orthogonal to the longitudinal direction is a shape having a portion in which a front notch portion cut out from the vehicle front side and a rear notch portion cut out from the vehicle rear side overlap in the vehicle vertical direction. An opening means for opening the upper wall and the lower wall in a vertical direction when a load equal to or more than a predetermined value acts from the front of the vehicle.
[0007]
Therefore, when a load equal to or more than a predetermined value acts from the front of the vehicle at the time of the collision, the opening portion opens the front notch portion and the rear notch portion, and the upper wall portion and the lower wall portion of the bumper absorber move in the vehicle vertical direction. spread. As a result, the upper wall and the lower wall of the bumper absorber are not compressed and deformed in the vehicle longitudinal direction. For this reason, it is possible to suppress an increase in the impact load that the collision object receives from the bumper absorber.
[0008]
The present invention according to claim 2 is a pedestrian protection bumper absorber made of a foamed molded body whose longitudinal direction is arranged in the bumper cover along the vehicle width direction and absorbs collision energy,
The cross-sectional shape orthogonal to the longitudinal direction is a W shape having a portion in which a front notch portion cut out from the vehicle front side and a rear notch portion cut out from the vehicle rear side overlap in the vehicle vertical direction. It is characterized by the following.
[0009]
Therefore, when a load equal to or more than a predetermined value acts from the front of the vehicle at the time of the collision, the front notch and the rear notch of the bumper absorber having a W-shaped cross section orthogonal to the longitudinal direction are opened, and the upper wall of the bumper absorber is opened. The lower wall extends in the vertical direction of the vehicle. As a result, the upper wall and the lower wall of the bumper absorber are not compressed and deformed in the vehicle longitudinal direction. For this reason, it is possible to suppress an increase in the impact load that the collision object receives from the bumper absorber.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to second aspects, the upper wall portion and the lower wall portion are initially mounted when a load is applied from the front of the vehicle. It is characterized by having an opening suppressing means for suppressing the opening of the opening.
[0011]
Therefore, in addition to the contents described in any one of claims 1 and 2, at the initial stage when a load is applied to the bumper absorber from the front of the vehicle, the upper wall portion and the lower wall portion are operated by the operation of the opening suppression means. Is suppressed. As a result, the rise of the initial load level when a load acts on the bumper absorber from the front of the vehicle can be increased as compared to the rise without the opening suppression means.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the bumper absorber for pedestrian protection according to the third aspect, wherein the opening suppressing means is formed at least in the notch on the rear side of the vehicle with a predetermined interval in a longitudinal direction. The rib breaks when the upper wall and the lower wall are curved and deformed by a predetermined amount.
[0013]
Therefore, at the initial stage when a load is applied to the bumper absorber from the front of the vehicle, the opening between the upper wall and the lower wall is opened by the action of the rib formed at a predetermined interval in the longitudinal direction at least in the notch on the rear side of the vehicle. When the upper wall portion and the lower wall portion are curved and deformed by a predetermined amount, the rib breaks. As a result, the rise of the initial load level when a load is applied to the bumper absorber from the front of the vehicle can be increased as compared with the rise when no rib is provided.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the bumper absorber for pedestrian protection according to the third aspect, the opening suppressing means is a fixing means for fixing an upper wall portion and a lower wall portion to the bumper reinforcement. The means is characterized in that the fixing is released when the upper wall and the lower wall are curved and deformed by a predetermined amount.
[0015]
Therefore, at the initial stage when a load acts on the bumper absorber from the front of the vehicle, the opening of the upper wall and the lower wall is suppressed by the action of the fixing means for fixing the upper wall and the lower wall to the bumper reinforcement, and thereafter, Then, the fixed state in which the upper wall portion and the lower wall portion are curved and deformed by a predetermined amount is released. As a result, the rise of the initial load level when a load acts on the bumper absorber from the front of the vehicle can be increased as compared to the rise without the fixing means.
[0016]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to fifth aspects, further comprising a groove formed from a side opposite to the front notch. .
[0017]
Therefore, in the initial stage of deformation, a bending load is likely to be generated from the groove as a starting point at a portion opposite to the front notch, so that the rise of the initial load level can be increased. Further, in the later stage of the deformation, the thickness of the remaining portion that is crushed is reduced by expanding the portion where the groove is formed, so that the timing at which the bottomed load occurs can be delayed.
[0018]
According to a seventh aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to sixth aspects, the cutting angle of the front notch and the cutting angle of the rear notch are set to 10 or more. ° to 15 °.
[0019]
Therefore, by setting the cutting angle of the front notch and the cutting angle of the rear notch to 10 ° to 15 °, the rise of the initial load level can be increased, and the timing at which the bottomed load occurs is reduced. Can be delayed.
[0020]
According to a ninth aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to seventh aspects, a load equal to or greater than a predetermined value acts from the front of the vehicle, being formed inside the rear notch. It is characterized by having a convex portion which is pressed by the bumper reinforcement when the bumper reinforcement is broken.
[0021]
Therefore, the rising portion of the initial load level can be increased by pressing the bump formed inside the rear notch by the bumper reinforcement. In the latter stage of the deformation, the convex portion formed inside the rear notch is pressed by the bumper reinforcement and breaks, so that the rear notch is widened and the remaining uncrushed thickness is reduced, so a bottomed load is generated. Timing can be delayed.
[0022]
According to a ninth aspect of the present invention, in the bumper absorber for pedestrian protection according to the fourth aspect, the width of the rib is 5 mm to 10 mm, and the interval between the ribs is 30 mm to 50 mm.
[0023]
Therefore, the energy absorption performance can be improved by setting the width of the rib to 5 mm to 10 mm and the interval of the rib to 30 mm to 50 mm.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1st Embodiment of the bumper absorber for pedestrian protection in this invention is described according to FIGS.
[0025]
Note that the arrow UP in the figure indicates the vehicle body upward direction, and the arrow FR in the figure indicates the vehicle body front direction.
[0026]
As shown in FIG. 3, in the present embodiment, a front bumper 12 is disposed below the front end of the vehicle body 10 along the vehicle width direction.
[0027]
As shown in FIG. 1, the bumper reinforcement 14 of the front bumper 12 is disposed along the vehicle width direction, and has a vertical cross section in a direction perpendicular to the longitudinal direction, that is, the vehicle width direction. The two rectangular closed cross-sections 16 and 18 are connected by a front wall 14A.
[0028]
A pedestrian protection bumper absorber 20 is disposed along the vehicle width direction on a front side surface of the front wall portion 14A of the bumper reinforcement 14. The direction perpendicular to the longitudinal direction of the pedestrian protection bumper absorber 20, that is, the cross-sectional shape viewed from the vehicle width direction is a front notch portion 22 cut out from the front side of the vehicle and a notch portion cut out from the rear side of the vehicle. The upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 have a W shape having a portion overlapping in the vehicle vertical direction, and the front notch 22, the upper rear notch 24, and the lower rear notch 26 Is L. In addition, the bumper absorber 20 for pedestrian protection is made of a material having high compressive strength and bending strength, for example, a synthetic resin foam molded article such as a polystyrene resin, a polyethylene resin, a polypropylene resin, a polyester resin, and a styrene-modified polyethylene resin. And absorbs collision energy. In particular, an in-mold molded article of a styrene-modified polyethylene resin (styrene component 50 to 70% by weight) bead foam is preferred.
[0029]
Further, ribs 30 as opening restraining means are formed in the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 of the pedestrian protection bumper absorber 20, respectively, and these ribs 30 are provided from the vehicle rear side. A triangular notch 32 is formed.
[0030]
As shown in FIG. 2, the ribs 30 are formed in the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 at predetermined intervals in the longitudinal direction, that is, in the vehicle width direction.
[0031]
As shown in FIG. 1, the bumper reinforcement 14 and the bumper absorber 20 for pedestrian protection are covered with a bumper cover 36, and a front wall portion 36 </ b> A of the bumper cover 36 and a front wall portion of the bumper absorber 20 for pedestrian protection. 20A are opposed to each other. Also, the rear wall 20B of the bumper absorber 20 for pedestrian protection abuts on the front wall 14A of the bumper reinforcement 14, and the upper wall 20C and the lower wall 20D of the bumper absorber 20 for pedestrian protection are different from each other. , W-shaped upper and lower portions.
[0032]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0033]
In the present embodiment, when a pedestrian collides with the front bumper 12, a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle via the front wall portion 36A of the bumper cover 36. At this time, in the initial stage when a load is applied to the pedestrian protection bumper absorber 20, as shown in FIG. 4A, the rib 30 formed in the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 acts as follows. Opening of the upper wall 20C and the lower wall 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20, that is, above the vehicle of the upper wall 20C (in the direction of arrow A) and below the vehicle of the lower wall 20D (in the direction of arrow B). Is prevented from spreading.
[0034]
As a result, the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 bend, for example, as shown in FIG. 4B.
[0035]
For this reason, as shown by the solid line in FIG. 5, the rise of the initial impact load when the load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle is the rise when the rib 30 shown by the broken line in FIG. 5 is not provided. Can be raised in comparison.
[0036]
Thereafter, when the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 are curved and deformed by a predetermined amount, the ribs 30 are broken starting from the notches 32 as shown in FIG. As a result, the upper wall portion 20C extends upward (in the direction of arrow A) of the vehicle, and the lower wall portion 20D expands downward (in the direction of arrow B). Therefore, the pedestrian protection bumper absorber 20 is shown in FIG. Open as Then, when completely compressed to the thickness, the load increases.
[0037]
For this reason, since the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 do not compressively deform in the vehicle front-rear direction, the characteristic of the impact load that the pedestrian receives from the pedestrian protection bumper absorber 20 is as follows. As shown by the solid line in FIG. 5, the latter half rising position S1 is compressed compared to the latter half rising position S2 of the impact load when the pedestrian protection bumper absorber having a rectangular cross section shown by the two-dot chain line broken line in FIG. 5 is used. As the ratio becomes higher, the load T1 at the position S1 becomes smaller than the load value T2 at the position S2.
[0038]
5 is a load characteristic when the material density of the bumper absorber for pedestrian protection having a rectangular cross section shown by a two-dot chain line in FIG. 5 is reduced to 1/2 (low density). Is small.
[0039]
Therefore, in the present embodiment, it is possible to suppress the rise (bottom) of the impact load acting on the pedestrian colliding with the bumper in the latter half, and to increase the load in the initial stage.
[0040]
Further, in the present embodiment, the pedestrian protection bumper absorber 20 is configured as described above, so that the pedestrian at each part (center portion, side portion, etc.) of the pedestrian protection bumper absorber 20 along the vehicle width direction. The performance required for protection can be dealt with only by changing the partial W shape or the shape or interval of the rib 30, and there is no need to change the basic shape, foaming ratio, etc. of the pedestrian protection bumper absorber 20.
[0041]
Next, a second embodiment of a pedestrian protection bumper absorber according to the present invention will be described with reference to FIG.
[0042]
The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0043]
As shown in FIG. 6, in the present embodiment, instead of the rib 30 in the first embodiment, an engagement protrusion 40 as an opening restraining means (fixing means) is provided with a rear wall portion 20B of the bumper absorber 20 for pedestrian protection. Formed at the top and bottom. The engagement protrusions 40 are engaged with engagement holes 42 formed on the upper and lower portions of the front wall portion 14A of the bumper reinforcement 14, respectively. The engagement is released when the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 bend and deform by a predetermined amount.
[0044]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0045]
In the present embodiment, a pedestrian collides with the front bumper 12, and a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle via the front wall portion 36A of the bumper cover 36. At this time, in the initial stage when a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20, the engagement of the engagement projection 40 of the pedestrian protection bumper absorber 20 with the engagement hole 42 of the bumper reinforcement 14 causes the pedestrian to engage. The opening between the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the protection bumper absorber 20, that is, the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D are suppressed from spreading toward the vehicle.
[0046]
As a result, the upper wall 20C and the lower wall 20D of the bumper absorber 20 for pedestrian protection bend. For this reason, as shown by the solid line in FIG. 5, the rise of the initial load level when a load is applied to the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle is represented by the engagement projection 40 and the engagement hole 42 shown by the broken line in FIG. Can be raised as compared with the rise when no is provided.
[0047]
Thereafter, when the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 are bent and deformed by a predetermined amount, the engagement projection 40 of the pedestrian protection bumper absorber 20 and the engagement hole 42 of the bumper reinforcement 14 are formed. Is disengaged. As a result, the upper wall portion 20C expands above the vehicle and the lower wall portion 20D expands below the vehicle, so that the pedestrian protection bumper absorber 20 opens.
[0048]
For this reason, since the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 do not compressively deform in the vehicle front-rear direction, the characteristic of the impact load that the pedestrian receives from the pedestrian protection bumper absorber 20 is as follows. As shown by the solid line in FIG. 5, the latter half rising position S1 is compressed compared to the latter half rising position S2 of the impact load when the pedestrian protection bumper absorber having a rectangular cross section shown by the two-dot chain line broken line in FIG. 5 is used. As the ratio becomes higher, the load T1 at the position S1 becomes smaller than the load value T2 at the position S2.
[0049]
Therefore, in the present embodiment, it is possible to suppress the rise (bottom) of the impact load acting on the pedestrian colliding with the bumper in the latter half, and to increase the load in the initial stage.
[0050]
Further, in the present embodiment, the pedestrian protection bumper absorber 20 is configured as described above, so that the pedestrian at each part (center portion, side portion, etc.) of the pedestrian protection bumper absorber 20 along the vehicle width direction. The protection required performance can be dealt with only by changing the partial W shape, and there is no need to change the basic shape, the expansion ratio, etc. of the pedestrian protection bumper absorber 20.
[0051]
In the present embodiment, the engagement protrusion 40 of the pedestrian protection bumper absorber 20 is engaged with the engagement hole 42 of the bumper reinforcement 14, but instead of this, as shown in FIG. The upper and lower portions of the rear wall portion 20B of the bumper absorber 20 for pedestrian protection and the upper and lower portions of the front wall portion 14A of the bumper reinforcement 14 are respectively bonded by an adhesive 46 as an opening suppressing means (fixing means). When the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20 are bent and deformed by a predetermined amount, the bonding portion by the adhesive 46 may be broken.
[0052]
Next, a third embodiment of the pedestrian protection bumper absorber according to the present invention will be described with reference to FIGS. 8 (A) to 8 (C) and FIG.
[0053]
The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0054]
As shown in FIG. 8A, in the present embodiment, the connection between the intermediate wall portion 20E and the intermediate wall portion 20F located between the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D in the pedestrian protection bumper absorber 20. A groove 70 having a V-shaped cross section is formed at the center in the vertical direction of the rear wall portion 20B serving as a portion from the opposite side (the bumper reinforcement 14 side) of the front notch portion 22 along the vehicle width direction.
[0055]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0056]
Similarly to the first embodiment, when a pedestrian collides with the front bumper 12, a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle via the front wall portion 36A of the bumper cover 36. At this time, in the present embodiment, as shown in FIG. 8B, in the initial stage when a load is applied to the pedestrian protection bumper absorber 20, the vertical direction center of the rear wall 20B of the pedestrian protection bumper absorber 20 is increased. The bending load F1 is likely to be generated on the intermediate wall portions 20E and 20F of the pedestrian protection bumper absorber 20 starting from the groove 70 formed from the opposite side of the front notch portion 22 to the front portion. Therefore, the rise of the initial load level can be increased.
[0057]
In the later stage of the deformation, as shown in FIG. 8 (C), the rear wall portion 20B having the groove 70 expands in the vertical direction (the direction of arrow H), so that the remaining thickness of the bumper absorber 20 for pedestrian protection remains uncrushed. M becomes thin. For this reason, the timing at which the bottoming load occurs can be delayed.
[0058]
For this reason, in the present embodiment, as shown by the solid line in FIG. 9, the rise of the initial impact load when a load is applied to the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle is indicated by a two-dot chain line in FIG. 9 can be raised as compared with the rise when not provided, and the second-half rise position S1 of the impact load is compared with the second-half rise position S2 of the impact load without the groove 70 shown by a two-dot chain line broken line in FIG. The position where the compression ratio is high.
[0059]
Therefore, in the present embodiment, it is possible to suppress the rise (bottom) of the impact load acting on the pedestrian colliding with the bumper in the latter half, and to increase the load in the initial stage.
[0060]
In the present embodiment, the cross-sectional shape of the groove 70 is V-shaped, but the cross-sectional shape of the groove 70 is not limited to the V-shape, and may be another cross-sectional shape such as a U-shape.
[0061]
Next, a pedestrian protection bumper absorber according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0062]
The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0063]
As shown in FIG. 10, in the present embodiment, the cutting angle θ1 of the front notch 22 in the pedestrian protection bumper absorber 20 is set to 10 ° to 15 °, and the pedestrian protection bumper absorber 20 The cutting angle θ2 of the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 is set to 10 ° to 15 °.
[0064]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0065]
Similarly to the first embodiment, when a pedestrian collides with the front bumper 12, a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle via the front wall portion 36A of the bumper cover 36. At this time, in the present embodiment, since the cutting angle θ1 of the front notch 22 and the cutting angle θ2 of the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 are set to be smaller than 15 °, pedestrian protection. In the early stage when a load acts on the bumper absorber 20, the pedestrian protection bumper absorber 20 is less likely to be deformed, and the rise of the initial load level can be increased.
[0066]
In addition, since the cutting angle θ1 of the front notch 22 and the cutting angle θ2 of the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 are set to be larger than 10 °, the pedestrian protection bumper is used in the later stage of deformation. Since the remaining thickness of the crushed absorber 20 is reduced, the timing at which the bottomed load occurs can be delayed.
[0067]
For this reason, in the present embodiment, as compared with a case where the cutting angle θ1 of the front notch 22 and the cutting angle θ2 of the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 are not set to 10 ° to 15 °, walking is more difficult. The rise of the initial impact load when a load is applied to the person protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle can be increased, and the late rise position of the impact load is a position where the compression ratio is high.
[0068]
Therefore, in the present embodiment, it is possible to suppress the rise (bottom) of the impact load acting on the pedestrian colliding with the bumper in the latter half, and to increase the load in the initial stage.
[0069]
Next, a fifth embodiment of the pedestrian protection bumper absorber according to the present invention will be described with reference to FIGS. 11 (A) to 11 (C) and FIG.
[0070]
The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0071]
As shown in FIG. 11A, in the present embodiment, a corner as a convex portion is formed inside the upper rear notch 24 of the pedestrian protection bumper absorber 20 from the end on the rear wall portion 20B side of the upper wall portion 20C. The (one) portion 20G is formed along the vehicle width direction, and a corner portion 20G as a convex portion from the end on the rear wall portion 20B side of the lower wall portion 20D is also formed inside the lower rear notch portion 26. It is formed along the width direction.
[0072]
The upper edge 14B and the lower edge 14C of the front wall 14A of the bumper reinforcement 14 are in contact with the corners 20G of the pedestrian protection bumper absorber 20, respectively.
[0073]
As shown in FIG. 11 (B), the corner portion 20G of the pedestrian protection bumper absorber 20 is applied to the bumper reinforcement 14 when a load equal to or more than a predetermined value acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle. It is designed to be pressed and broken.
[0074]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0075]
Similarly to the first embodiment, when a pedestrian collides with the front bumper 12, a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle via the front wall portion 36A of the bumper cover 36. At this time, in the present embodiment, as shown in FIG. 11A, the upper edge 14B and the lower edge of the front wall 14A of the bumper reinforcement 14 are initially set when a load acts on the pedestrian protection bumper absorber 20. Since the edge 14C is in contact with the corner 20G of the pedestrian protection bumper absorber 20, the edge 14C is bent from the corner 20G to the upper wall 20C and the lower wall 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20. A load is easily generated. Therefore, the rise of the initial load level can be increased.
[0076]
In the latter stage of the deformation, as shown in FIG. 11B, the corner 20G of the pedestrian protection bumper absorber 20 is pressed by the bumper reinforcement 14 and breaks. For this reason, the bumper reinforcement 14 enters between the upper wall 20C and the lower wall 20D of the pedestrian protection bumper absorber 20, and as shown in FIG. 11C, the upper wall 20C and the lower wall 20D. Is spread in the vertical direction (the direction of the arrow H), so that the remaining thickness of the crushed bumper absorber 20 for pedestrian protection is reduced. For this reason, the timing at which the bottoming load occurs can be delayed.
[0077]
For this reason, in the present embodiment, as shown by the solid line in FIG. 12, the rise of the initial impact load when a load is applied to the pedestrian protection bumper absorber 20 from the front of the vehicle is shown by a two-dot chain line in FIG. In addition to being able to be raised as compared with the rise when the 20G is not provided, the latter half rise position S1 of the impact load is a position having a higher compression ratio than the break point P of the corner portion 20G. The compression ratio is higher than that in the latter half rising position S2 of the impact load when the corner portion 20G indicated by the broken line is not provided.
[0078]
Therefore, in the present embodiment, it is possible to suppress the rise (bottom) of the impact load acting on the pedestrian colliding with the bumper in the latter half, and to increase the load in the initial stage.
[0079]
In this embodiment, the bumper absorber 20 for protecting the pedestrian has the corner portion 20G as a convex portion. However, the convex portion is not limited to the corner portion 20G, and extends along the vehicle width direction as shown in FIG. Alternatively, other protrusions such as the ribs 20H formed at predetermined intervals may be formed.
[0080]
Next, a pedestrian protection bumper absorber according to a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0081]
The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0082]
As shown in FIG. 14, in this embodiment, the width W of the rib 30 in the pedestrian protection bumper absorber 20 is 5 mm to 10 mm, and the interval P between the adjacent ribs 30 is 30 mm to 50 mm.
[0083]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0084]
In the present embodiment, the width W of the rib 30 in the pedestrian protection bumper absorber 20 is 5 mm to 10 mm, and the interval P between the adjacent ribs 30 is 30 mm to 50 mm, so as shown in FIG. The impact load value T1 when the compression ratio of the pedestrian protection bumper absorber 20 along the vehicle front-rear direction is 50% is increased by about 40% compared to the impact load value T2 when the rib 30 is not provided. For this reason, the energy absorption performance can be improved.
[0085]
In the above, the present invention has been described in detail with respect to a specific embodiment, but the present invention is not limited to such an embodiment, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. Some will be apparent to those skilled in the art.
[0086]
For example, as shown in FIG. 16, a configuration in which the front-rear direction of the pedestrian protection bumper absorber 20 is disposed in the opposite direction may be adopted.
[0087]
In each of the above-described embodiments, the cross-sectional shape of the pedestrian protection bumper absorber 20 as viewed from a direction perpendicular to the longitudinal direction is notched from the front side of the vehicle and cut off from the rear side of the vehicle. Although the upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 are formed in a W shape having a portion overlapping in the vertical direction of the vehicle, the cross-sectional shape of the pedestrian protection bumper absorber 20 is not limited to the W shape. As shown in FIG. 17, the cross-sectional shape of the pedestrian protection bumper absorber 20 viewed from a direction orthogonal to the longitudinal direction may be a zigzag shape.
[0088]
As shown in FIG. 18, the cross-sectional shape of the pedestrian protection bumper absorber 20 viewed from a direction perpendicular to the longitudinal direction is cut out from a front notch portion 22 cut out from the front side of the vehicle and from a rear side of the vehicle. The upper rear notch 24 and the lower rear notch 26 that have been cut have a crank shape having a portion that overlaps in the vertical direction of the vehicle, and the upper wall 20C and the lower wall 20D of the bumper absorber 20 for pedestrian protection. When a load equal to or more than a predetermined value is applied to a portion of the bumper reinforcement 14 that contacts the front wall portion 14A from the front of the vehicle, the upper wall portion 20C of the pedestrian protection bumper absorber 20 is moved upward of the vehicle, and the lower wall portion 20D. May be moved downward of the vehicle, that is, an inclined surface 50 may be formed as an opening means for opening the upper wall 20C and the lower wall 20D in the vertical direction.
[0089]
Further, as shown in FIG. 19, while contributing to the rise of the initial load and increasing the amount of shock absorption after the upper wall portion 20C and the lower wall portion 20D open in the vertical direction, the pedestrian protection device is used. A plurality of convex portions 60 may be formed at predetermined intervals along the vehicle width direction on the upper surface side of the upper wall portion 20C and the lower surface side of the lower wall portion 20D of the bumper absorber 20.
[0090]
【The invention's effect】
The present invention according to claim 1 is a pedestrian protection bumper absorber that is disposed in a bumper cover in a longitudinal direction along a vehicle width direction and is made of a foam molded body that absorbs collision energy, and is orthogonal to the longitudinal direction. The cross-sectional shape is a shape having a portion in which the front notch portion cut out from the front side of the vehicle and the rear notch portion cut out from the rear side of the vehicle overlap in the vehicle vertical direction, and a predetermined value from the front side of the vehicle. When the above load is applied, the upper wall and the lower wall have opening means for opening the upper and lower walls in the vertical direction, so that an excellent effect that an increase in an impact load acting on a pedestrian colliding with the bumper can be suppressed. Have.
[0091]
The present invention according to claim 2 is a pedestrian protection bumper absorber that is disposed in the bumper cover in a longitudinal direction along the vehicle width direction and is made of a foamed molded body that absorbs collision energy, and is orthogonal to the longitudinal direction. Since the cross-sectional shape is a W shape having a portion in which the front notch portion cut out from the front side of the vehicle and the rear notch portion cut out from the rear side of the vehicle overlap in the vertical direction of the vehicle, the vehicle collided with the bumper. It has an excellent effect of suppressing an increase in impact load acting on a pedestrian.
[0092]
According to a third aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to second aspects, the upper wall portion and the lower wall portion are initially mounted when a load is applied from the front of the vehicle. Since the vehicle has the opening suppressing means for suppressing the opening of the vehicle, in addition to the effect according to any one of claims 1 and 2, the rise of the initial load level when a load acts on the bumper absorber from the front of the vehicle. Can be raised as compared with the rise when the opening suppression means is not provided.
[0093]
According to a fourth aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to the third aspect, the opening suppressing means is a rib formed at least in a notch portion on the vehicle rear side with a predetermined interval in a longitudinal direction. The rib breaks when the upper wall portion and the lower wall portion are curved and deformed by a predetermined amount. In addition to the effect according to the third aspect, the rise of the initial load level when a load is applied to the bumper absorber from the front of the vehicle. Can be raised as compared with the rise when no rib is provided.
[0094]
According to a fifth aspect of the present invention, in the bumper absorber for pedestrian protection according to the third aspect, the opening suppressing means is a fixing means for fixing the upper wall and the lower wall to the bumper reinforcement, and the fixing means is provided. Since the fixing is released when the upper wall portion and the lower wall portion are curved and deformed by a predetermined amount, in addition to the effect according to claim 3, an initial load level rise when a load is applied to the bumper absorber from the front of the vehicle. Can be raised as compared with the rise when no fixing means is provided.
[0095]
According to a sixth aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to fifth aspects, an initial load level is provided because the bumper absorber has a groove formed from the opposite side of the front notch. This has an excellent effect that the rise of the bottom can be raised and the timing at which the bottomed load occurs can be delayed.
[0096]
According to a seventh aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to sixth aspects, the cutting angle of the front notch and the cutting angle of the rear notch are 10 ° to 10 °. Since the angle is set to 15 °, there is an excellent effect that the rise of the initial load level can be increased and the timing at which the bottomed load occurs can be delayed.
[0097]
According to an eighth aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to any one of the first to seventh aspects, a load equal to or more than a predetermined value is formed from the front of the vehicle, being formed inside the rear notch. In this case, the bumper reinforcement has a convex portion that is broken by being pressed, so that it is possible to increase the initial rise of the load level and to delay the timing at which the bottomed load is generated.
[0098]
According to a ninth aspect of the present invention, in the pedestrian protection bumper absorber according to the fourth aspect, the width of the rib is set to 5 mm to 10 mm and the interval between the ribs is set to 30 mm to 50 mm. Has the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged sectional view taken along line 1-1 of FIG.
FIG. 2 is a perspective view of the pedestrian protection bumper absorber according to the first embodiment of the present invention, as viewed obliquely from the rear of the vehicle.
FIG. 3 is a perspective view of the vehicle body to which the bumper absorber for pedestrian protection according to the first embodiment of the present invention is applied, as viewed obliquely from the front of the vehicle.
FIGS. 4A to 4D are explanatory views of the operation of the pedestrian protection bumper absorber according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a graph showing a load characteristic of a pedestrian protection bumper absorber.
FIG. 6 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 1, illustrating a pedestrian protection bumper absorber according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 1, illustrating a pedestrian protection bumper absorber according to a modification of the second embodiment of the present invention.
FIG. 8A is a side sectional view showing a pedestrian protection bumper absorber according to a third embodiment of the present invention, and FIGS. 8B and 8C are pedestrians according to a third embodiment of the present invention. It is operation | movement explanatory drawing of the bumper absorber for protection.
FIG. 9 is a graph showing load characteristics of a pedestrian protection bumper absorber.
FIG. 10 is a side sectional view showing a pedestrian protection bumper absorber according to a fourth embodiment of the present invention.
11A is a perspective view of a bumper absorber for pedestrian protection according to a fifth embodiment of the present invention, which is partially obliquely viewed from a diagonally front side of the bumper absorber, and FIGS. It is an operation explanatory view of a bumper absorber for pedestrian protection according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a graph showing load characteristics of a pedestrian protection bumper absorber.
FIG. 13 is a perspective view of a pedestrian protection bumper absorber according to a modified example of the fifth embodiment of the present invention, which is partially obliquely viewed from the front of a vehicle and has a partial cross section.
FIG. 14 is a perspective view showing a pedestrian protection bumper absorber according to a sixth embodiment of the present invention, as viewed obliquely from the rear of the vehicle.
FIG. 15 is a graph showing load characteristics of a pedestrian protection bumper absorber.
FIG. 16 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 1, illustrating a pedestrian protection bumper absorber according to another embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 1, illustrating a pedestrian protection bumper absorber according to another embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a sectional view corresponding to FIG. 1, showing a pedestrian protection bumper absorber according to another embodiment of the present invention.
FIG. 19A is a plan view showing a pedestrian protection bumper absorber according to another embodiment of the present invention, and FIG. 19B is a pedestrian protection bumper absorber according to another embodiment of the present invention. It is a front view which shows, and (C) is a side view which shows the bumper absorber for pedestrian protection which concerns on other embodiment of this invention.
FIG. 20 is a schematic side sectional view showing a pedestrian protection bumper absorber according to the related art.
[Explanation of symbols]
12 Front bumper
14 Bumper Reinforcement
14A Front wall of bumper reinforcement
20 Pedestrian protection bumper absorber
20A Front wall of pedestrian protection bumper absorber
20B Rear wall of pedestrian protection bumper absorber
20C Upper wall of bumper absorber for pedestrian protection
20D Lower wall of bumper absorber for pedestrian protection
20G Corner (convex) of bumper absorber for pedestrian protection
20H Pedestrian protection bumper absorber rib (convex part)
22 Front notch
24 Upper rear notch
26 Lower rear notch
30 ribs (opening control means)
32 Notch
36 bumper cover
40 engagement projections (opening suppression means, fixing means)
42 engagement hole
46 Adhesive (opening suppression means, fixing means)
50 slope (opening means)
70 grooves

Claims

バンパカバー内に長手方向が車幅方向に沿って配置され、衝突エネルギを吸収する発泡成形体から成る歩行者保護用バンパアブソーバであって、
前記長手方向と直交する断面形状が、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部と、車両後方側から切り欠かれた後部切欠部とが車両上下方向で重複する部分を有する形状であると共に、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、上壁部と下壁部とを上下方向に開かせる開放手段を有することを特徴とする歩行者保護用バンパアブソーバ。A pedestrian protection bumper absorber made of a foamed molded body whose longitudinal direction is arranged in the bumper cover along the vehicle width direction and absorbs collision energy,
The cross-sectional shape orthogonal to the longitudinal direction is a shape having a portion in which a front notch portion cut out from the vehicle front side and a rear notch portion cut out from the vehicle rear side overlap in the vehicle vertical direction. A bumper absorber for protecting a pedestrian, comprising opening means for opening the upper wall and the lower wall in a vertical direction when a load equal to or more than a predetermined value acts from the front of the vehicle.

バンパカバー内に長手方向が車幅方向に沿って配置され、衝突エネルギを吸収する発泡成形体から成る歩行者保護用バンパアブソーバであって、
前記長手方向と直交する断面形状が、車両前方側から切り欠かれた前部切欠部と、車両後方側から切り欠かれた後部切欠部とが車両上下方向で重複する部分を有するＷ形状であることを特徴とする歩行者保護用バンパアブソーバ。A pedestrian protection bumper absorber made of a foamed molded body whose longitudinal direction is arranged in the bumper cover along the vehicle width direction and absorbs collision energy,
The cross-sectional shape orthogonal to the longitudinal direction is a W shape having a portion in which a front notch portion cut out from the vehicle front side and a rear notch portion cut out from the vehicle rear side overlap in the vehicle vertical direction. A bumper absorber for pedestrian protection, characterized in that:

車両前方から荷重が作用した初期に、上壁部と下壁部との開きを抑制する開き抑制手段を有することを特徴とする請求項１または請求項２の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。The pedestrian according to any one of claims 1 to 2, further comprising an opening suppressing unit that suppresses an opening between the upper wall portion and the lower wall portion at an early stage when a load acts from the front of the vehicle. Bumper absorber for protection.

前記開き抑制手段は、少なくとも車両後方側の前記切欠部に長手方向に所定の間隔を持って形成したリブであり、該リブは上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると破断することを特徴とする請求項３に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。The opening suppressing means is a rib formed at least in the notch on the rear side of the vehicle at a predetermined interval in a longitudinal direction, and the rib breaks when the upper wall and the lower wall are curved and deformed by a predetermined amount. The bumper absorber for pedestrian protection according to claim 3, characterized in that:

前記開き抑制手段は、上壁部と下壁部をバンパリインフォースメントに固定する固定手段であり、該固定手段は上壁部と下壁部とが所定量湾曲変形すると固定が解除されることを特徴とする請求項３に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。The opening suppressing means is a fixing means for fixing the upper wall and the lower wall to the bumper reinforcement, and the fixing means releases the fixing when the upper wall and the lower wall are bent by a predetermined amount. The pedestrian protection bumper absorber according to claim 3, characterized in that:

前記前部切欠部の反対側から形成された溝を有することを特徴とする請求項１〜５の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。The bumper absorber for pedestrian protection according to any one of claims 1 to 5, further comprising a groove formed from a side opposite to the front notch.

前記前部切欠部の切込角度と前記後部切欠部の切込角度を１０°〜１５°にしたことを特徴とする請求項１〜６の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。The pedestrian protection bumper absorber according to any one of claims 1 to 6, wherein a cutting angle of the front notch and a cutting angle of the rear notch are set to 10 ° to 15 °. .

前記後部切欠部の内部に形成され、車両前方から所定値以上の荷重が作用した際に、バンパリインフォースメントに押圧され破断する凸部を有することを特徴とする請求項１〜６の何れか１項に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。7. A projection formed in the rear notch and being pressed by a bumper reinforcement to break when a load equal to or more than a predetermined value is applied from the front of the vehicle. A bumper absorber for pedestrian protection according to the item.

前記リブの幅を５ｍｍ〜１０ｍｍとし、前記リブの間隔を３０ｍｍ〜５０ｍｍとしたことを特徴とする請求項４に記載の歩行者保護用バンパアブソーバ。The bumper absorber for pedestrian protection according to claim 4, wherein the width of the rib is 5mm to 10mm, and the interval between the ribs is 30mm to 50mm.