JP2004171811A - 冷陰極放電管 - Google Patents

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Masao Izumi
正男 泉
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West Electric Co Ltd
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West Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】ガラスバルブが細径化されても、電極で発生した熱が電極に蓄積されないようにし、所期の輝度で発光することができるようにした冷陰極放電管を提供する。
【解決手段】本発明の冷陰極放電管は、導入金属体9がガラスバルブ1内に配置される電極10を接続する第1金属体11とガラスバルブ1の外側に配置される第2金属体12とによって構成され、前記第1金属体11が第2金属体12よりも太い外径としてガラスバルブ1の端部にビードガラス3を介して封止されたものとする。第1金属体11の端部には突起14が設けられ、他方、電極10には前記突起14を嵌入する凹部15が設けられ、突起14が凹部15内に嵌入された状態で第1金属体11と電極10とが溶接される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯情報端末などに備えられている液晶表示装置のバックライト光源として使用される冷陰極放電管に関し、詳しくは、ガラスバルブが細径化されても輝度が落ちることがないようにした冷陰極放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のようにパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、液晶テレビあるいは携帯情報端末(PDA)などには液晶表示装置が備えられている。この液晶表示装置のバックライト光源として冷陰極放電管が採用されている。
【0003】
ここで、従来の冷陰極放電管について図3を参照しながら説明する。図3は従来の冷陰極放電管の断面正面図である。
【0004】
従来の冷陰極放電管は図3に示すように、ガラスバルブ1の両端部に、棒状の導入金属体2がビードガラス3を介して封止され、ガラスバルブ1内の両端部付近に配置される一対の電極4,4が各導入金属体2,2の内端部に取り付けられ、ガラスバルブ1の内面に蛍光被膜5が形成され、そしてガラスバルブ1内にネオンとアルゴンとの混合ガスおよび水銀が適切な分量だけ拡散封入された構成となっている。
【0005】
導入金属体2は、特許文献1に開示され図4の拡大断面図に示されるように、ビードガラス3に封止される第1金属体6と、ガラスバルブ1の外側に配置される第2金属体7とを溶接部8を介して直列に接合した構成となっている。第1金属体6は、ビードガラス3と一体化を図るため、融点が高い例えばタングステンによって形成されている。第2金属体7は、柔らかくて折り曲げやすいといった作業性に優れ、しかも融点が低い例えばニッケルによって形成されている。第2金属体7は、また冷陰極放電管が完成した後に予備半田が付着される。
【0006】
他方、電極4は、例えばニッケルやニオブなどによって形成され、放電面積を大きくするため、ホロー形状とされている。ホロー形状の電極4は、その底部の外面が溶接によって第1金属体6の内端部に溶接によって取り付けられている。
【0007】
冷陰極放電管は以上のように構成され、第2金属体7が電源(図示せず)などを接続したリード線(図示せず)に半田などによって接続される。第2金属体7に予備半田が付着されていることにより、第2金属体7とリード線との接続は容易かつ確実となる。そして、一対の電極4,4間に電圧が印加されることにより、ガラスバルブ1内の希ガスに電圧が印加され、放電が発生する。この放電により、希ガスが電離および励起され、紫外線が発生し、この紫外線が蛍光被膜5によって可視光に変換され、この可視光がガラスバルブ1を通過して外部に放射される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001‐332172号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、冷陰極放電管を発光させるため、一対の電極4,4間に電圧が印加されると、電極4では熱が発生し、その熱が導入金属体2へ伝えられる。しかし、例えばPDAに採用されている冷陰極放電管にあっては、ガラスバルブ1の直径が約2mm程度までに細径化され、第1金属体6と第2金属体7とで構成される導入金属体2は1mm以下となっていることから、特許文献1で開示されている電極と導入金属体の構成では、電極4で発生した熱が導入金属体2へ伝わりにくくなっている。すると、電極4に熱が蓄積され、ガラスバルブ1内の温度が上昇することから、ガラスバルブ1内が蒸気圧以上となり、希ガスが電離および励起されにくくなって、輝度が落ちるという問題が生じている。
【0010】
そこで、本発明はガラスバルブが細径化されても、電極で発生した熱が電極に蓄積されないようにし、所期の輝度で発光することができるようにした冷陰極放電管を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る冷陰極放電管は、ガラスバルブの両端部にビードガラスを介して封止される棒状の第1金属体と該第1金属体の外端部に取り付けられてガラスバルブの外側に配置される棒状の第2金属体とを結合した導入金属体と、前記第1金属体の内端部に取り付けられ、ガラスバルブ内に配置される電極とが備えられている冷陰極放電管であって、前記第1金属体が第2金属体よりも太い外径とされていることを特徴としている。
【0012】
この冷陰極放電管によれば、内端部に電極を取り付け、かつビードガラスを介して封止される第1金属体は、第2金属体よりも太い外径とされていることにより、熱容量が大きくなることから、電極で発生した熱は確実に第1金属体に伝わって放熱され、電極に熱が蓄積されないようにすることができる。したがって、本冷陰極放電管はガラスバルブ内が蒸気圧以上とならず、所期の輝度で発光することができる。また、第2金属体は第1金属体よりも細い外径であるため、容易に折り曲げることができる。
【0013】
そして、前記第1金属体は、内端部に突起が設けられ、前記電極は、前記突起を嵌入する凹部が設けられていることが好ましい。
【0014】
この冷陰極放電管によれば、第1金属体の内端部に設けられた突起が、電極に設けられた凹部に嵌入した状態で溶接される。突起がスポット的に加熱されることにより、突起が設けられないときよりも少ないエネルギで第1金属体の内端部と電極とを溶接することができる。しかも、突起が電極の底部内に埋め込まれる状態で溶接されることにより、接続強度を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る冷陰極放電管の一実施形態を図1および図2を参照しながら説明する。図1は、一実施形態の冷陰極放電管の正面断面図であり、図2は一実施形態の冷陰極放電管の要部拡大正面図である。なお、従来と同一部分は、同一符号を付して説明する。
【0016】
本実施形態の冷陰極放電管は従来と同様、ガラスバルブ1の両端部に、棒状の導入金属体9がビードガラス3を介して封止され、各導入金属体9の内端部にガラスバルブ1内に配置される電極10が取り付けられ、ガラスバルブ1の内面に蛍光被膜5が形成され、そしてガラスバルブ1内にネオンとアルゴンとの混合ガスおよび水銀が適切な分量だけ拡散封入された構成となっている。
【0017】
導入金属体9も従来と同様、ガラスバルブ1の両端部にビードガラス3を介して封止される第1金属体11と、ガラスバルブ1の外側に配置される第2金属体12とを溶接部13を介して直列に接合した構成となっている。また、第1金属体11は融点が高いタングステンなどによって形成され、ビードガラス3と一体化できるようにされている。他方、第2金属体12は融点が低いニッケルなどによって形成され、折り曲げ加工しやすいようにするとともに、予備半田が付けられやすいようにされている。
【0018】
そして、本実施形態の冷陰極放電管は、前記のような一般的な構成に加えて、第1金属体11が第2金属体12よりも太い外径とされてガラスバルブ1の両端部にビードガラス3を介して封止されていることを特徴としている。第1金属体11は第2金属体12よりも太い外径とされても、電極10よりも細い外径とされ、第1金属体11の外面とガラスバルブ1の内面との間にはスペースが設けられ、このスペース内に第1金属体11を封止するために必要なビードガラス3が溶着される。
【0019】
この電極10はニッケルやニオブなどによって形成され、放電面積を大きくするため、ホロー形状とされている。このような電極10の底部の外面と前記第1金属体11の端部とは、溶接によって一体化される。溶接は例えば、電極10の底部の外面と第1金属体11の端部とが当接した状態で、当接部に電流を流す抵抗溶接や、電極10の底部の内面にレーザ光を部分的に照射するレーザ溶接などによって実施される。いずれの溶接であっても、電極10はニッケルやニオブなどによって形成され、融点が低いため、電極10の底部が部分的に溶融するものの、第1金属体11は融点が高いタングステンによって形成されているため、表面のみがわずかに溶融するにすぎない。このわずかに溶融した第1金属体11の端部の表面と、溶融している電極10の底部とが一体となって溶接される。
【0020】
ただし、本実施形態の第1金属体11は、従来よりも太い外径であるため、従来と同じエネルギで溶接すると、第1金属体11は端部の全面ではなくわずかな範囲でしか溶融しないこととなり、電極10と第1金属体11とは必要な接続強度をもって溶接することができない。必要な接続強度が得られるように、溶接のエネルギを大きくするには、消費電力が大きくなったり、設備を変更しなければならないといった問題が生じる。
【0021】
そこで、第1金属体11の端部の中心には図2に示すように、突起14が設けられ、他方、電極10の底部の外面の中心には該突起14を嵌入する凹部15が形成されている。この突起14を電極10の凹部15内に嵌入した状態で、従来と同じエネルギでもって抵抗溶接または電極10の底部の内面にレーザ光を部分的に照射する。
【0022】
すると、融点の低いニッケルやニオブなどによって形成された電極10の底部は部分的に溶融し、他方、融点の高いタングステンなどによって形成された第1金属体11は、突起14の表面のみがわずかに溶融することによって凹部15と突起14とが溶接される。この突起14が凹部15内に嵌入した状態で溶接されるため、突起14を設けた第1金属体11と凹部15を設けた電極10とは必要な接続強度を有して一体化されている。
【0023】
他方、第1金属体11と第2金属体12とは、予め溶接によって一体化された導入金属体9を構成している。第2金属体12は、第1金属体11よりも細くて、熱が伝わりやすいことから容易に溶接される。そして、前記のように第2金属体12は予備半田が付けられ、必要に応じて折り曲げられた上で、電源などを接続したリード端子(図示せず)と半田などによって接続される。第2金属体12は細く、しかも柔らかいニッケルなどによって形成されているため、容易に折り曲げ加工することができる。
【0024】
そして、一対の電極10,10間に電圧が印加されることにより、ガラスバルブ1内の希ガスに電圧が印加され、放電が発生する。この放電により、希ガスが電離および励起され、紫外線が発生し、この紫外線が蛍光被膜5によって可視光に変換され、この可視光がガラスバルブ1を通過して外部に放射される。
【0025】
また、一対の電極10,10間に電圧が印加されると、その電極10は加熱され、その熱は、電極10に溶接されている第1金属体11へ伝えられる。第1金属体11は第2金属体12よりも太く、熱容量が大きいことから、電極10で発生した熱は第1金属体11へ伝えられることによって、電極10に熱が蓄えられることがない。したがって、ガラスバルブ1内は水銀の蒸気圧以上とならず、希ガスが電離および励起され、本冷陰極放電管は輝度が落ちることなく所期の輝度をもって発光を維持することができる。
【0026】
なお、本発明は前記実施形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することができる。例えば、電極10はホロー電極に代え焼結電極であっても同様に実施することができる。また、第1金属体11の端部には複数の突起14を設け、それに対応させて電極10の底部にも複数の凹部15を設け、抵抗溶接によって両者11,10を溶接するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、導入金属体がガラスバルブ内に配置される電極を接続する第1金属体とガラスバルブの外側に配置される第2金属体とによって構成され、第1金属体がガラスバルブの端部にビードガラスを介して封止され、そして第2金属体よりも太い外径とされていることにより、電極で発生した熱が第1金属体へ伝えられ、電極に熱が蓄積されないようにすることができる。したがって、本発明の冷陰極放電管は、ガラスバルブ内が蒸気圧以上とならず、所期の輝度でもって発光を維持することができる。この結果、本冷陰極放電管をバックライト光源とする液晶表示装置の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷陰極放電管の一実施形態を示す断面正面図
【図2】本発明に係る冷陰極放電管の一実施形態を示す要部拡大正面図
【図3】従来の冷陰極放電管の断面正面図
【図4】従来の冷陰極放電間の電極と導入金属体との拡大構成断面図
【符号の説明】
1 ガラスバルブ
3 ビードガラス
9 導入金属体
10 電極
11 第1金属体
12 第2金属体
14 突起
15 凹部

Claims (2)

  1. ガラスバルブの両端部にビードガラスを介して封止される棒状の第1金属体と該第1金属体の外端部に取り付けられてガラスバルブの外側に配置される棒状の第2金属体とを結合した導入金属体と、前記第1金属体の内端部に取り付けられ、ガラスバルブ内に配置される電極とが備えられている冷陰極放電管であって、前記第1金属体が第2金属体よりも太い外径とされていることを特徴とする冷陰極放電管。
  2. 第1金属体は、内端部に突起が設けられ、電極は、突起を嵌入する凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷陰極放電管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269949A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Sanken Electric Co Ltd 放電式ランプ用電極及びその放電部とこれらの製造方法並びに放電式ランプ

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