JP2004169276A - 乗物用窓ガラス開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】挟込みの誤判定を防止して適切に窓ガラスの駆動を行う。
【解決手段】窓ガラス8の閉動作時に回転検出装置9からの信号に基づく回転変動量ΔNにより挟込み発生の判定を行い、ドア開閉検出装置13と車両衝撃検出装置15からの信号に基づくフラグ(Fdoor,Fshock)により挟込み発生の判定を取り消すドア開閉装置PWとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータを駆動して窓ガラスの開閉を行う乗物用窓ガラス開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータを駆動して乗物(車両)の窓ガラスの開閉を行う車両用窓ガラス開閉装置(以下適宜「窓ガラス開閉装置」という)が知られている。この種の窓ガラス開閉装置は、乗員がスイッチを操作してモータを正転・反転駆動して窓ガラスを上昇・下降させ、窓ガラスを開け閉めするようにしている。この窓ガラス開閉装置は、窓ガラスの上昇時の挟込みを自動的に判定(検出)して窓ガラスを下降させる機能も有している。なお、挟込みとは窓ガラスを上昇させているときに、例えば窓ガラスと窓枠との間に異物等を挟み込んでしまうことである。
【0003】
この挟込みを判定するための技術として、モータの回転変動の変化量を検出し、予め設定しておいた変化量の設定値と比較して挟込みを判定する技術が記載されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−165682号公報(特許請求の範囲等、第1の設定値)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ドア等の開閉機構の作動時・車両走行時の路面状況による衝撃(凹凸路面、段差)等によるモータ回転変動のために誤判定が発生する場合がある。この場合、上述の技術では、望まないにも拘らず異物の挟み込みを防止するようなモータ制御が行われてしまうという課題を有していた。即ち、窓ガラスの自動上昇中にドアの開閉時の振動や走行時の路面からの振動等により、挟込みが生じていないにもかかわらず、乗員の意に反して誤判定により窓ガラスを閉めることができないという課題を有していた。また、このような誤判定を予防するためには、モータ回転変動の閾値を下げる必要があることから、挟込みの判定精度を上げることができない、という課題も有していた。即ち、初期の挟込みでは挟込みの発生と判定されないという課題を有していた。
【0006】
そこで、本発明の主たる課題は、挟込みの誤判定を防止して適切に窓ガラスの駆動を行うことのできる乗物用窓ガラス開閉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題に鑑み、本発明者らは、挟込み発生の誤判定は乗物に加わる振動が影響していることに着目し、本発明を完成するに至った。
即ち、前記課題を解決した本発明の乗物用窓ガラス開閉装置(請求項1)は、窓ガラスと窓枠との間に異物を挟み込むと、この窓ガラスを停止又は反転駆動して挟込みを防止・解除する。そして、この乗物用窓ガラス開閉装置は、前記窓ガラスを開閉駆動するモータと、前記モータの駆動を制御する制御手段と、前記モータの回転を検出する回転検出手段と、前記乗物に加わる衝撃を直接的又は間接的に検出する衝撃検出手段と、を有する。そして、制御手段は、前記窓ガラスの閉動作時に、前記回転検出手段からの信号及び前記衝撃検出手段からの信号に基づいて挟込み発生を判定する挟込み判定手段を有し、前記制御手段は、前記挟込み判定手段が挟込み発生を判定した場合に、前記窓ガラスを停止又は反転動作するように前記モータを駆動することを特徴とする。
【0008】
この構成では、挟込み発生の判定をモータの回転ばかりではなく、乗物に加わる衝撃を加味して行う。挟込み発生の判定に衝撃を加味する態様としては、例えば、衝撃検出時は挟込み発生の判定を行わないようにする態様、衝撃検出時は挟込み発生の判定を取り消す態様、衝撃検出時は挟込み発生を判定するための閾値を高くする態様等…がある。また、乗物に加わる衝撃を直接的に検出する衝撃検出手段としては、例えばGセンサ(車両衝撃検出装置)があげられる。一方、乗物に加わる衝撃を間接的に検出する衝撃検出手段としては、例えばドア開閉センサ(ドア開閉検出装置)があげられる。
【0009】
また、本発明の乗物用窓ガラス開閉装置(請求項2)は、請求項1の構成において、前記制御手段は、前記挟込み判定手段が、前記モータの回転変動量が所定値よりも大きくなると挟込み発生と判定する構成を有すると共に、前記変動量が大きくなった場合でも、前記衝撃検出手段が衝撃を検出すると、前記挟込み発生の判定を行わないか前記挟込み発生の判定を取り消す構成を有することを特徴とする。
【0010】
この構成では、回転変動量を所定値(挟込み判定閾値)と比較して挟込みの発生を判定するが、回転変動量が大きくなった場合でも衝撃を検出すると挟込みの判定を行わないか一旦判定した挟込みの発生を取り消す。なお、後記する第1実施形態は、この請求項の発明を具現化したものである。
【0011】
また、本発明の乗物用窓ガラス開閉装置(請求項3)は、請求項2の構成において、前記挟込み発生の判定を取り消す場合は、前記窓ガラスを反転動作させた後に閉動作を行うように前記モータを駆動する構成を有することを特徴とする。
【0012】
この構成では、一旦窓ガラスを開く方向に反転動作させた後に再び閉じる方向に動作(閉動作継続動作)させる。このため、仮に不適切に閉動作継続動作が行われた場合であっても、異物を挟み込むことを適切に防止することができる。
【0013】
また、本発明の乗物用窓ガラス開閉装置(請求項4)は、請求項1の構成において、前記挟込み判定手段は、前記モータの回転変動が所定値よりも大きくなると挟込み発生と判定する構成を有すると共に、前記衝撃検出手段が衝撃を検出すると、前記所定値を大きくする構成を有することを特徴とする。
【0014】
この構成では、回転変動量を所定値(挟込み判定閾値)と比較して挟込みの発生を判定するが、衝撃が検出されると所定値を大きくする。なお、後記する第2実施形態は、この請求項の発明を具現化したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
≪第1実施形態≫
まず、本発明の第1実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態の窓ガラス開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
【0016】
第1実施形態の窓ガラス開閉装置PW1は、ドア12に取り付けられた窓ガラス8を乗員の指示に基づいて開閉する機能(開閉機能)、挟込み発生を判定する機能(挟込み判定機能)、挟込み発生時に窓ガラス8を反転動作する機能(反転動作機能)、挟込み発生時であっても窓ガラス8の閉動作を継続する機能(閉動作継続動作機能)を有する。このため、窓ガラス開閉装置PWは図1に示すように、ウィンドウ操作スイッチ1、マイクロコンピュータ2、モータ駆動回路5、モータ6、ウィンドウ昇降装置7、回転検出装置9、ドア開閉検出装置13、車両衝撃検装置15を含んで構成される。また、マイクロコンピュータ2は、動作判定手段3、モータ動作指示手段4、回転変動演算手段10、挟込み判定手段11、その他図示しない入出力ポート、AD変換器、DA変換器を含んで構成される。以下、これらの構成要素を説明する。
【0017】
ウィンドウ操作スイッチ1は、乗員が窓ガラス8の開閉(上昇下降)を選択指示するために操作するスイッチであり、窓ガラス8を閉じるために操作(引き上げ)され、また窓ガラス8を開けるために操作(引き下げ)される。選択指示の結果はウィンドウ操作信号としてマイクロコンピュータ2に出力され、デジタル化されてウィンドウ操作フラグFwindow(0;操作なし、1;上、2;下)としてマイクロコンピュータ2で処理される。なお、ウィンドウ操作信号は、ウィンドウ操作スイッチ1が開閉操作されているときに出力される信号であるので、該スイッチ1が操作されていないときにはウィンドウ操作信号は出力されない(即ちFwindow=0)。
【0016’】
ちなみに、ウィンドウ操作スイッチ1は、中立位置から1段上に引き上げると閉位置になり、更に1段引き上げるとオートアップ位置(オートアップ(閉)モード)になる。また、中立位置から1段下に引き下げると開位置になり、更に1段引き下げるとオートダウン位置(オートダウン(開)モード)になる。本実施形態では、このウィンドウ操作フラグFwindow=1は、閉位置(オートアップ位置を含む)に相当するものとして説明する。また、ウィンドウ操作フラグFwindow=2は、開位置(オートダウン位置を含む)に相当するものとして説明する。
【0018】
次に、マイクロコンピュータ2は、図示しないLSI及び周辺回路から構成され、図示しないROMに書き込まれたプログラムを読み出すことにより、以下に説明する動作判定手段3、モータ動作指示手段4、回転変動演算手段10、挟込み判定手段11をプログラムモジュールとして具現化する。また、マイクロコンピュータ2は、入出力ポート、アナログ信号をデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ2でデジタル処理するためのAD変換器、マイクロコンピュータ2が処理したデジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器を備える。また、入力した各信号に対応するフラグを設定する機能を備える。このマイクロコンピュータ2は、請求項の「制御手段」に相当する。
【0019】
マイクロコンピュータ2の動作判定手段3は、ウィンドウ操作スイッチ1からのウィンドウ操作信号(即ちウィンドウ操作フラグFwindow)、挟込み判定手段11からの挟込み判定フラグFh、ドア開閉検出装置13からのドア開閉信号(即ちドア開閉フラグFdoor)、車両衝撃検出装置15からの車両衝撃検出信号(即ち衝撃有無フラグFshock)を常時監視しており、監視結果に基づいて(即ち入力した各フラグに基づいて)、窓ガラス8の開閉停止動作(開動作・閉動作・停止動作)、挟込み発生時の窓ガラス8の反転動作、挟込み発生時であっても窓ガラス8の閉動作を継続する閉動作継続動作のうち、いずれの動作を行うかを判定して、その結果を判定結果フラグFjudgeとして後段のモータ動作指示手段4に出力する機能を有する。なお、閉動作は判定結果フラグFjudge=1、開動作は判定結果フラグFjudge=2、反転動作は判定結果フラグFjudge=3、閉動作継続動作は判定結果フラグFjudge=4である。また、停止動作は判定結果フラグFjudge=0である。この動作判定手段3の動作判定のロジックは、図2を参照して後記する。
【0020】
マイクロコンピュータ2のモータ動作指示手段4は、動作判定手段3の判定結果フラグFjudgeを入力して、後段のモータ駆動回路5にモータ6の回転方向に関する動作指示信号Saを出力する機能を有する。具体的には、動作判定手段3の判定結果が開動作(Fjudge=2)及び反転動作(Fjudge=3)であるときは、モータ6を反転駆動する動作指示信号Saをモータ駆動回路5に出力する機能を有する。一方、動作判定手段3の判定結果が閉動作(Fjudge=1)及び閉動作継続動作(Fjudge=4)であるときは、モータ6を正転駆動する動作指示信号Saをモータ駆動回路5に出力する機能を有する。また、判定結果フラグが停止(Fjudge=0)であるときは、モータ6を停止するため、動作指示信号Saの出力を停止する機能を有する。なお、モータ駆動回路5に出力するのは、アナログ化した動作指示信号Saである。
【0021】
モータ駆動回路5は、電子回路から構成されるモータドライバであり、マイクロコンピュータ2(モータ動作指示手段4)からの動作指示信号Saを入力し、該信号Saに応じてモータ6を正転又は反転駆動する駆動信号Sdをモータ6に出力する機能を有する。なお、動作指示信号Saの入力がない場合は、駆動信号Sdを出力しない(即ちモータ6は停止)。ちなみに、このモータ駆動回路5は、モータ6の回転速度が一定になるように駆動する公知の定速回転機能を備えてもよい。
【0022】
モータ6は、例えばDCモータであり、ドア12に取り付けられてモータ駆動回路5からの駆動信号Sdに応じて正転・反転駆動する。モータ6が発生した回転駆動力は、機械的にウィンドウ昇降装置7に伝達される。
【0023】
ウィンドウ昇降装置7は、ドア12に取り付けられたギア等の機械部品から構成される一般的な窓ガラス8の開閉機構部であり、モータ6から機械的に伝達された回転駆動力を、窓ガラス8を上昇(閉)・下降(開)させる直線運動に変換する機能を有する。
【0024】
窓ガラス8、ドア12は、一般的なものであるので説明を省略するが、この窓ガラス8と例えばドア12の窓枠との間で挟込みが発生する。
【0025】
回転検出装置(回転検出手段)9は、例えばモータ6の回転状態をパルスとして検出する公知のセンサである。回転検出装置9は、モータ6の回転状態をパルス信号Spにして後段の回転変動演算手段10に出力する機能を有する。
【0026】
マイクロコンピュータ2の回転変動演算手段10は、デジタル化されたパルス信号Spを処理する機能を有する。具体的には、パルス信号Spに含まれる単位時間当たりのパルスの数をカウントしてモータ6の回転速度を演算する機能を有する。また、回転変動演算手段10は、演算した回転速度をマイクロコンピュータ2の図示しないメモリに記憶する機能を有する。また、回転変動演算手段10は、回転速度を演算するとこれを今回値とすると共にメモリに記憶した前回分の回転速度を前回値として読み出し、モータ6の回転速度における今回値と前回値とを比較(今回値−前回値)して、モータ6の回転変動量ΔNを演算する機能を
有する。演算した回転変動量ΔNは、後段の挟込み判定手段11に出力される。なお、回転変動量ΔNは、精度向上のため、過去数回分の回転変動の積算値としてもよい。
【0027】
挟込み判定手段11は、回転変動演算手段10から回転変動量ΔNを入力すると共に、予めマイクロコンピュータ2のメモリに記憶している挟込み判定閾値を読み出して両者を比較し、回転変動量ΔNが挟込み判定閾値以上の場合に窓ガラス8と窓枠との間に異物を挟み込んでいると判定する。そして、挟込み判定フラグFhを0から1にして動作判定手段3に出力する。なお、挟込み判定手段11は、挟込み判定フラグFhを0から1にした後、動作判定手段3で、開動作、反転動作、閉動作継続動作、停止動作のいずれかが判定されると挟込み判定フラグFhを0に書き換え、次の挟込み判定の準備をする。このため、挟込み判定手段11は、判定結果フラグFjudgeを動作判定手段3から入力する。また、請求項の「所定値」は挟込み判定閾値に相当するが、この挟込み判定閾値は実験等により設定される。ちなみに図1では、動作判定手段3と挟込み判定手段11とを挟込み防止手段として表現している。
【0028】
ドア開閉検出装置13は、ドア12の開閉状態を検出するマイクロスイッチ等で構成され、検出結果のドア開閉信号(ON/OFF)をマイクロコンピュータ2に出力する。マイクロコンピュータ2では、この検出結果をドア開閉フラグFdoor(0;開、1;閉)として処理する。ちなみに、この実施形態では、ドア12が完全に閉まっているときにドア開閉フラグFdoorが1になり、それ以外のときにドア開閉フラグFdoorが0になる。なお、このドア開閉検出装置13は、車両に加わる衝撃を直接検出するものではなく、ドア12が閉じているか、閉じていないかを検出するものである。しかし、ドア12の開閉の際には衝撃が生じることから、本実施形態ではこのドア開閉検出装置13も、請求項の「乗物に加わる衝撃(ドア12の開閉時の衝撃)を検出する衝撃検出手段」に含める。
【0029】
車両衝撃検出装置15は、加速度変化を検出するGセンサ等であり、ドア12に取り付けられて車両に加わる所定値以上の衝撃を検出し、検出結果の車両衝撃検出信号をマイクロコンピュータ2に出力する。マイクロコンピュータ2では、この検出結果(ON/OFF)を衝撃有無フラグFshock(0;衝撃なし、1;衝撃あり)として処理する。ちなみに、この実施形態では、車両に衝撃力が加わったときのみ衝撃有無フラグFshockが1になり、それ以外のときの衝撃有無フラグFshockは0である。なお、本実施形態では、車両衝撃検出装置15をモータ6と同じドア12に取り付け、衝撃の検出とモータ6の回転変動の因果関係が明確になるようにしている。
【0030】
次に、マイクロコンピュータ2の動作判定手段3における動作判定のロジックを説明する。図2は、動作判定手段における動作判定ロジックを示す図である。この図2の(a)〜(d)に示すように、動作判定が行われる。なお、閉動作継続動作を行う際における「ドアが開から閉(Fdoor=0→1)」とは、開状態にあったドア12が閉まったことを意味する。また、「ドアが閉から開(Fdoor=1→0)」とは、閉状態にあったドア12が開いたことを意味する。つまり、ドア12の開閉状態が変化した場合を意味する。ちなみに、各動作が停止するのは、乗員がウィンドウ操作スイッチ1の操作を止めた場合(オート開閉モードをキャンセル操作した場合)である。加えて、各動作が停止するのは、オート開閉モード時を含めて、窓ガラス8が上限まで移動した場合、又は窓ガラス8が下限まで移動した場合である。かかる場合は、判定結果フラグFjudgeが0になる。
【0031】
〔動作説明〕
以上説明した第1実施形態の窓ガラス開閉装置PWの動作を、図1〜図3を適宜参照して説明する。参照する図において、図3はマイクロコンピュータの動作判定手段(第1実施形態)における動作フローである。
【0032】
窓ガラス8を開ける場合の動作を説明する(図1及び図2を適宜参照)。
窓ガラス8を開ける場合は、乗員がウィンドウ操作スイッチ1を開操作する(オート開(ダウン)操作を含む)。すると、窓ガラス8を開けるウィンドウ操作信号が出力され、マイクロコンピュータ2では該信号に基づいてウィンドウ操作フラグFwindowを2(開)に設定する。各フラグを監視して処理を行う動作判定手段3は、ウィンドウ操作フラグが開(Fwindow=2)であるので、図2(b)に示すように判定結果フラグを開動作(Fjudge=2)にする。そして、該フラグFjudgeを後段のモータ動作指示手段4に出力する。モータ動作指示手段4は、判定結果フラグが開動作(Fjudge=2)であるのでモータ6を反転駆動する動作指示信号Saを出力する。モータ駆動回路5は、この信号Saに基づいてモータ6を反転駆動する駆動信号Sdを出力する。これによりモータ6が反転駆動して、窓ガラス8が下降して開く。なお、乗員が開操作を止めると(ウィンドウ操作スイッチ1を停止位置に戻してオート開モードをキャンセルする操作をすると)、ウィンドウ操作フラグが停止(Fwindow=0)になるので、動作判定手段3では判定結果フラグが停止動作(Fjudge=0)になる。これにより、モータ6が停止するので窓ガラス8も停止する(開かなくなる)。また、窓ガラス8が下限まで移動した場合にも同様に動作判定手段3において判定結果フラグが停止動作(Fjudge=0)になるので、モータ6が停止して窓ガラス8も停止する。
【0033】
窓ガラス8を閉じる場合の動作を説明する。
窓ガラス8を閉じる場合は、乗員がウィンドウ操作スイッチ1の閉操作(オート閉操作を含む)をする。すると、閉じるウィンドウ操作信号が出力され、マイクロコンピュータ2では該信号に基づいてウィンドウ操作フラグFwindowを1(閉)に設定する。各フラグを監視して処理を行う動作判定手段3は、ウィンドウ操作フラグが閉(Fwindow=1)であるので、図2(a)に示すように判定結果フラグを閉動作(Fjudge=1)にする。そして、該フラグFjudgeを後段のモータ動作指示手段4に出力する。モータ動作指示手段4は、判定結果フラグが閉動作(Fjudge=1)であるのでモータ6を正転駆動する動作指示信号Saを出力する。モータ駆動回路5は、この信号Saに基づいてモータ6を正転駆動する駆動信号Sdを出力する。これによりモータ6が正転駆動し、窓ガラス8が上昇して閉まる。なお、乗員がウィンドウ操作スイッチ1の閉操作を止めると(オート閉モードをキャンセルする操作をすると)、ウィンドウ操作フラグが停止(Fwindow=0)になるので、動作判定手段3でも判定結果フラグが停止動作(Fjudge=0)になる。これにより、モータ6が停止するので窓ガラス8も停止する。ちなみに、窓ガラス8が上限まで移動した場合にも同様に動作判定手段3において判定結果フラグが停止動作(Fjudge=0)になるので、モータ6が停止して窓ガラス8も停止する。
【0034】
挟込み時の動作を説明する。
窓ガラス8を閉じる際に挟込みが発生するが、この際の動作は次のとおりである。即ち、前提として乗員がウィンドウ操作スイッチ1を閉操作(オート閉操作を含む)をしており、モータ6は正転駆動して窓ガラス8が上昇している。この際の動作判定手段3における判定結果フラグは閉動作(Fjudge=1)である。
【0035】
この状況で窓ガラス8と窓枠との間に異物が挟み込まれると、定速で回転しているモータ6の回転速度が遅くなる。この回転速度の変動は、回転検出装置9で検出され、パルス信号Spとしてマイクロコンピュータ2の回転変動演算手段10に入力される。回転変動演算手段10はこのパルス信号Sp(デジタル化した信号)からモータ6の回転速度(今回値)を演算すると共に前回演算した回転速度(前回値)との差分を取ってモータ6の回転変動量ΔNを演算する。回転変動量ΔNは後段の挟込み判定手段11に出力され、回転変動量ΔNが挟込み判定閾値以上の場合に挟込み発生と判定する(Fh=1)。なお、回転変動量ΔNが挟込み判定閾値未満の場合は、挟込みの発生はないと判定する(Fh=0)。
【0036】
動作判定手段3は挟込み判定フラグFhを監視しているので、挟込み判定フラグFh(=1)が動作判定手段3に入力される。そして、動作判定手段3は、監視した挟込み判定フラグFhが1の場合には、図2(c)のように判定結果フラグFjudgeを3にする(反転動作)。これにより、窓ガラス8が自動で上昇していても、モータ6は反転駆動して窓ガラス12が開く方向に移動して挟込みを防止する(挟込み状態を解除する)。なお、本実施形態では、モータ6の反転駆動は、窓ガラス8が所定の位置まで移動、或いは所定量窓ガラス8が移動すると停止する。また、各フラグも初期状態に戻る(Fjudge=0,Fwindow=0,Fh=0)。
【0037】
但し、図2(c)に示すように、閉動作時(Fjudge=1)かつ挟込み発生時(Fh=1)にドア12の開閉(Fdoorの値の変化)があると、モータ6の回転の変動をドア12の開閉に起因した振動に基づくものとみなして、閉動作を継続する(閉動作継続動作;Fjudge=4)。つまり、挟込み発生の判定を取り消す。これにより、従来問題となっていたドア開閉時における挟込み発生の誤判定による乗員の意図しない窓ガラス8の下方(開く方向)への動きを防止することができる。
【0038】
同様に、図2(d)に示すように、閉動作時(Fjudge=1)かつ挟込み発生時(Fh=1)に車両に加わる衝撃を検出(Fshock=1)すると、モータ6の回転の変動を車両に加わった衝撃に起因した振動(車両衝撃)に基づくものとみなして、閉動作を継続する(閉動作継続動作;Fjudge=4)。これにより、従来問題となっていた車両への衝撃入力時における挟込みの誤判定による乗員の意図しない窓ガラス8の下方(開く方向)への動きを防止することができる。ここで、車両に加わる衝撃は、例えば走行中の道路の段差や路面の凹凸等に基づくものである。また、衝撃有無フラグ(Fshock)は、所定値以上の衝撃を車両衝撃検出装置15が検出したときに1が設定される。
【0039】
なお、上記した各動作(閉動作、開動作、反転動作、閉動作継続動作、停止動作)のいずれを行うかを判定する動作判定手段3の動作フローは次の図3のようになる。ちなみに、この動作フローは、動作判定手段3を具現化するプログラムコンポーネント(サブルーチン)の内容を示すものであり、数ミリ秒から数十ミリ秒のインターバルを置いて繰り返して実行される。
【0040】
まず、動作判定手段3は、ステップS11で各フラグを監視する。ステップS12でウィンドウ操作フラグが停止(Fwindow=0)であれば、ステップS13で判定結果フラグを停止動作(Fjudge=0)にする。そして、ステップS23に移行して、判定結果フラグ(Fjudge=0)をモータ動作指示手段4及び挟込み判定手段11に出力する。これにより、仮にモータ6が動いているとすれば停止する。また、判定結果フラグFjudgeが、停止動作といういわば初期状態になる。
【0041】
動作判定手段3は、ステップS12でウィンドウ操作フラグが開(Fwindow=2)であれば、ステップS14で判定結果フラグを開動作(Fjudge=2)にする。そして、ステップS23に移行して、開動作の判定結果フラグ(Fjudge=2)をモータ動作指示手段4及び挟込み判定手段11に出力する。これにより、モータ6が乗員の意思どおりに逆回転(反転)して窓ガラス8が下降して開く。一方、ステップS12でウィンドウ操作フラグが閉(Fwindow=1)であれば、ステップS15で判定結果フラグが反転動作(Fjudge=3)か否かを判定する。
【0042】
ステップS15は、この動作フローが繰り返して実行されることから必要になるステップである。このステップS15では、判定結果フラグが反転動作(Fjudge=3)の場合(Y)は、ステップS23に移行する。挟込み状態を解除すべく、乗員のウィンドウ操作スイッチ1の操作に関係なく、そのまま反転動作(Fjudge=3)を継続させるためである。
【0043】
一方、ステップS15で判定結果フラグが反転動作(Fjudge=3)ではない場合(N)、つまり判定結果フラグが停止動作(Fjudge=0)、閉動作(Fjudge=1)又は判定フラグが閉動作継続動作(Fjudge=4)のいずれかである場合は、ウィンドウ操作フラグが閉(Fwindow=1)であることから、つまり乗員がウィンドウ操作スイッチ1を閉操作(オートアップ操作)していることから、次のステップS16で判定結果フラグを閉動作(Fjudge=1)にする。このステップS16は、ウィンドウ操作フラグが停止状態(Fwindow=0)である場合のステップS13、ウィンドウ操作フラグが開状態(Fwindow=2)である場合のステップS14に相当するステップである。ちなみに、この動作フローでは、このステップS16で閉動作継続動作の判定結果フラグ(Fjudge=4)も閉動作のFjudge=1にされるが、いずれも窓ガラス8を閉じる動作であるので支障はない。もちろん、Fjudge=4が維持されるようにしてもよい。
【0044】
ステップS17では、ステップS11で監視した挟込み判定フラグFhが挟込み発生を示す1であるか否かを判定する(Fh=1?)。Fh=1ではない場合(N)、つまり挟込みが発生していない場合は、何等問題なくモータ6が正転駆動して窓ガラス8を閉めているので、その動作を継続するため、ステップS23に移行する。一方、ステップS17において、Fh=1の場合(Y)、つまり挟込みが発生している場合は、ステップS18でドア12の開閉があるか否か(より正しくはドア開閉フラグFdoorが前回と今回とで値が異なるか否か)を判定する(ドア開閉あり?)。ドア開閉ありの場合(Y)は、ステップS19において判定結果フラグを閉動作継続動作(Fjudge=4)としてステップS23に移行する。つまり、挟込み判定手段11の挟込み発生の判定はドア12の開閉による誤判定であるとして、そのまま窓ガラス8を閉じる動作を継続する。
【0045】
ステップS18でドア開閉がない場合(N)は、ステップS20で車両衝撃があるか否か(より正しくは衝撃有無フラグFshockの値が0から1に変わったか否か)を判定する(車両衝撃あり?)。ステップS20で車両衝撃ありの場合(Y)は、ステップS21において判定結果フラグを閉動作継続動作(Fjudge=4)にしてステップS23に移行する。つまり、挟込み判定手段11の挟込み発生の判定は車両衝撃による誤判定であるとしてそのまま窓ガラス8を閉じる動作を継続する。一方、ステップS20において、車両衝撃ありではない場合(N)は、判定結果フラグを閉動作の1から反転動作の3に変更する(S22,Fjudge1→3)。そして、ステップS23で判定結果フラグFjudge=3を出力する。これにより、挟込み発生時に、乗員の意思にかかわらずモータ6が反転駆動して窓ガラス8が下降し、挟込み状態が解除される。
なお、この動作判定手段3の動作フローは既に説明したように、繰り返して実行されるが、再度処理が実行される場合も、動作判定手段3は支障なく判定を行うことができる。
【0046】
この第1実施形形態によれば、挟込みが発生しても反転動作により挟込み状態を解除することができる。また、ドア12の開閉、車両に加わる衝撃を踏まえて挟込み発生を判定するので、従来問題となっていた、ドア12が閉まる際及び開く際の挟込みの誤判定、車両に衝撃が加わった際の挟込みの誤判定を確実に防止して、閉動作を継続することができる。また、挟込み判定閾値を積極的に低くして、初期の挟込み発生の判定も行うことができる。
【0047】
なお、図3の動作フローに示すように、第1実施形態の動作判定手段3は、挟込み発生を判定(S17)した時点でドア開閉を検出(S18)すると直ちに閉動作を継続するように判定結果フラグFjudgeを設定したが、例えば、ステップS18とステップS19との間に、所定の短い時間(例えば0.5秒でも1秒でも)判定結果フラグFjudgeを3にして反転動作を行い、一旦窓ガラス8を開く処理を行うステップを割り込ませてもよい。これにより、挟込み判定手段11が挟込み発生を判定すると、一旦(短い時間)窓ガラス8が開く方向に動き、その後窓ガラス8が閉じる方向に動くので、仮に不適切な閉動作継続動作が行われた場合であっても、この動作で、挟込み状態を解除することもできる。また、再度の挟込み判定を行うことも可能である(挟込み判定のリトライ)。もちろん、この一旦窓ガラス8を開く処理を行うステップは、例えばステップS20とステップS21の間に設けてもよい。
【0048】
また、図3の動作フローでは、挟込み発生の有無を判定してからドア衝撃の有無、車両衝撃の有無を判定したが、順序を入れ替えて、ドア衝撃及び車両衝撃がない場合に挟込み発生の判定を行うようにしてもよい。換言すると、ドア衝撃又は車両衝撃があると、挟込み判定手段11が挟込み発生の判定を行わないようにしてもよい。
【0049】
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態を、図面を参照して説明する。図4は、第2実施形態の窓ガラス開閉装置の全体構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と共通する部分については、第1実施形態での符号と同一の符号を付し、その説明を省略することにする。
【0050】
第2実施形態の窓ガラス開閉装置PW2は、マイクロコンピュータ2の動作判定手段3Aと挟込み判定手段11Aとが第1実施形態とは異なる。以下、この異なる部分を主体に説明する。
【0051】
まず、第2実施形態の挟込み判定手段11Aを説明する。
図4に示す第2実施形態の挟込み判定手段11Aは、回転変動演算手段10から回転変動量ΔNを入力すると共に、予めマイクロコンピュータ2のメモリに記憶している挟込み判定閾値を読み出して両者を比較し、回転変動量ΔNが挟込み判定閾値以上の場合に窓ガラス8と窓枠との間に異物を挟み込んでいると判定する。なお、第2実施形態での回転変動量ΔNは、過去数回分の積算値、或いはモータ6における過去数回前の回転速度(定常時の回転速度)と今回の回転速度との差として、挟込み発生の判定の精度が高くなるようにする。
【0052】
また、第2実施形態の挟込み判定手段11Aは、ドア開閉検出装置13からのドア開閉信号(即ちドア開閉フラグFdoor)、車両衝撃検出装置15からの車両衝撃検出信号(即ち衝撃有無フラグFshock)を常時監視しており、この監視したフラグの状態に応じて前記した挟込み判定閾値を異なる値にする。具体的には、挟込み判定手段11Aは、ドア開閉フラグFdoorの値の変化(Fdoor0→1、1→0;ドア開閉)、衝撃有無フラグFshockの値の変化(Fshock0→1;車両衝撃)を監視し、値の変化があったときは値の変化が無かったときよりも、挟込み判定閾値を高くして挟込み発生の判定を行う。
【0053】
この挟込み判定閾値を高く設定して挟込み発生の判定を行う理由を、図5を用いて説明する。
図5の、(a)は通常時のモータの回転速度と通常時挟込み判定閾値との関係を、(b)はドア開閉時のモータの回転速度とドア開閉時挟込み判定閾値との関係を、(c)は車両衝撃時のモータの回転速度と車両衝撃時挟込み判定閾値との関係を示すグラフである。
【0054】
図5(a)の左側図は、モータ6が定速回転していることを示している。右側図は、通常時挟込み判定閾値TH1は一定であることを示している(初期値)。また、左側図の破線ラインは、挟込みが発生するとモータ6の回転速度(rev/min)が低下すること、それとは逆に回転変動量ΔNh(rev/min)が発生す
ることを示している。なお、通常時挟込み判定閾値TH1は、値が小さいほど挟込み発生を初期の段階から判定できて都合がよいが、その一方で挟込みの誤判定が生じ易い。ちなみに、この第2実施形態は、この矛盾する問題を解決するものでもある。
【0055】
図5(b)の左側図は、モータ6の回転速度(上のライン)がドア開閉時に変動することを示している。また、その回転変動量ΔNd(下のライン)は、概ねモータ6における回転速度(上のライン)の変動の振幅に相当することを示している。また、右側図は、ドア開閉時はドア開閉(開閉時の振動)による回転速度の変動量(回転変動量)ΔNdを考慮して、通常時挟込み判定閾値TH1よりもドア開閉時挟込み判定閾値TH2を高くすることを示している(TH2=TH1+ΔNd)。
つまり、ドア開閉時は、発生するドア12の振動によって挟込みが発生していなくともΔNdの分だけ回転変動が生じることになり(ベースラインがアップ)、通常時挟込み判定閾値TH1では、TH1<ΔNdとなった場合に挟込み発生と判定してしまい、誤判定を生じやすくなる。そこで、ドア開閉時は、ドア開閉時の回転変動量ΔNd分だけ、閾値を高くする。ちなみに、ドア開閉時に挟込みが発生すると、モータ6の回転変動は、挟込みによる回転変動量ΔNhと、ドア開閉による回転変動量ΔNdが加算されて大きな値になる。このため、ドア開閉時挟込み判定閾値TH2を通常時挟込み判定閾値TH1よりも高い値にしても支障はなく、初期の段階の挟込み発生も判定することができる。
【0056】
なお、ドア開閉時挟込み判定閾値TH2の設定の仕方は種々あるが、本実施形態では、ドア開閉時の回転変動量ΔNdの値及びドア12の開閉によって振動が持続している時間(振動持続時間)を予め実験等を繰り返して決めておき、ドア12の開閉を検出した時点から予め決めておいた振動持続時間の間、この予め決めておいた回転変動量ΔNdの分だけドア開閉時挟込み判定閾値TH2を高くするものとする。もちろん、実際にドア12の開閉時の振動を検出しつつドア開閉時挟込み判定閾値TH2を通常時挟込み判定閾値TH1よりも高くするようにしてもよい。
【0057】
説明を図5に戻す。図5(c)の左側図は、モータ6の回転速度(上のライン)が車両衝撃時に変動することを示している。また、その回転変動量ΔNs(下のライン)は、モータ6における回転速度の変動の振幅に相当することを示している。また、右側図は、車両衝撃時は車両衝撃による回転変動量ΔNsを考慮して、通常時挟込み判定閾値TH1よりも車両衝撃時挟込み判定閾値TH3を高くすることを示している(TH3=TH1+ΔNs)。ここで、車両衝撃時に閾値TH3を高くする理由は、ドア開閉時に閾値TH2を高くする理由と同じであるので、その説明を省略する。また、閾値TH3の設定の仕方及び設定する時間もドア開閉時の設定の仕方と同じであるので、その説明を省略する。もちろん、車両衝撃検出装置15がリアルタイムに車両に加わる衝撃値を検出し、マイクロコンピュータ2がその衝撃値をリアルタイムに処理するものであれば、車両に加わる衝撃値(時々刻々変化する値)に応じて車両衝撃時挟込み判定閾値TH3を設定することができる。ちなみに、車両走行中の振動による回転変動量ΔNsは、図5(c)に示されるように、概してドア開閉時の回転変動量ΔNdよりも大きく、時間によって変化する値である。
【0058】
なお、この第2実施形態での挟込み判定手段11Aは、マイクロコンピュータ2の図示しないROMに記憶している前記した通常時挟込み判定閾値TH1、ドア開閉時挟込み判定閾値TH2、車両衝撃時挟込み判定閾値TH3を、ドア開閉フラグFdoor、衝撃有無フラグFshockに応じて切り替え、挟込み発生を判定する。判定結果は、挟込み判定フラグFh(0 or 1)として後段の動作判定手段3Aに出力する。
【0059】
次に、マイクロコンピュータ2の動作判定手段3Aは、ウィンドウ操作スイッチ1からのウィンドウ操作信号(即ちウィンドウ操作フラグFwindow)、挟込み判定手段11Aからの挟込み判定フラグFhを常時監視しており、監視結果に基づいて(即ち入力した各フラグに基づいて)、窓ガラス8の開動作、閉動作、停止動作、反転動作のうち、いずれの動作を行うかを判定し、その結果を判定結果フラグFjudgeとして後段のモータ動作指示手段4に出力する機能を有する。なお、閉動作は判定結果フラグFjudge=1、開動作は判定結果フラグFjudge=2、反転動作は判定結果フラグFjudge=3である。また、停止動作は判定結果フラグFjudge=0である。この動作判定手段3Aの動作判定のロジックは、図6に示すとおりである。ちなみに、図6(c)に示すように、反転動作が行われるのは、閉動作を行っている際(Fjudge=1)に挟込みが発生したとき(Fh=1)である。なお、動作判定手段3Aは、窓ガラス8が上限或いは下限まで移動したかも併せて判定し、動作判定を行うものとする(窓ガラス8が上限或いは下限まで移動すると停止動作→Fjudge=0)。
【0060】
ところで、先に説明した第1実施形態は、ドア開閉時や車両衝撃時にモータ6の回転速度の変動が生じたときは、挟込み発生ではなく、ドア開閉や車両衝撃の振動の影響による回転速度の変動として処理する実施形態である。換言すると、挟込み発生を積極的に誤判定として処理する実施形態である。このため、第1実施形態では、誤判定をキャンセルするために閉動作継続動作という動作を設けた。一方、この第2実施形態では、ドア開閉時や車両衝撃時には挟込み判定の閾値を通常時のTH1からドア開閉時のTH2或いは車両衝撃時のTH3に変更することとして、挟込み判定における誤判定をなくす実施形態である。このため、第1実施形態のような誤判定をキャンセルするための閉動作継続動作は、この第2実施形態では設けていない(もちろんこの記載は閉動作継続動作を設けることを排除するものではない)。
【0061】
次に、マイクロコンピュータ2のモータ動作指示手段4は、第1実施形態のものと同じであるので説明を省略する。もちろん、動作判定手段3Aが判定結果フラグFjudge=4(閉動作継続動作)を出力しないので、第1実施形態のように、閉動作継続動作の判定結果フラグFjudge=4を入力して、モータ6を正転駆動する動作指示信号Saをモータ駆動回路5に出力するような処理は、この第2実施形態のモータ動作指示手段4は行わない。
その他の構成(モータ動作指示手段4…)については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
【0062】
〔動作説明〕
続いて、第2実施形態の窓ガラス開閉装置PW2の動作を、図4から図7を参照して説明する。参照する図において、図7はマイクロコンピュータの挟込み判定手段(第2実施形態)における動作フローである。この動作フローにより、挟込み判定手段11Aのより具体的な構成・作用を明らかにする。
【0063】
なお、窓ガラス8を開ける場合の動作、窓ガラス8を閉じる場合の動作は、基本的には第1実施形態での動作と同じであるので、その説明を省略する。
【0064】
以下、挟込み判定手段11Aの動作を、この挟込み判定手段11Aを主語として図7の動作フローに従って説明する(適宜図4等参照)。
まず、ステップS31で、挟込み判定手段11Aは、外部のフラグ(Fdoor,Fshock,Fjudge)及び変動量(回転変動量)ΔNを監視する。ステップS32では、窓ガラス8が乗員のウィンドウ操作スイッチ1の操作に応じて閉じる方向に動いているか否かを判定する。即ち、ステップS31で監視した判定結果フラグFjudgeが=1か否かを判定する。判定結果フラグが閉動作(Fjudge=1)でない場合(N)、つまり停止動作(Fjudge=0)、開動作(Fjudge=2)又は反転動作(Fjudge=3)の場合は、Returnに移行する。なお、この動作フローは繰り返して実行されるので、Returnに移行すると直ぐに、ステップS31に戻り、外部のフラグ及び回転変動量ΔNを監視する。
【0065】
一方、ステップS32で、判定結果フラグが閉動作(Fjudge=1)の場合は、ドア開閉ありか否かを判定する(S33)。このドア開閉ありか否かの判定手法は、第1実施形態での判定手法と同じであるので、その説明を省略する。ステップS33でドア開閉ありと判定した場合は、ステップS34でドア開閉時挟込み判定閾値TH2(図5参照)を閾値として設定する。そして、ステップS35でタイマを作動する。このタイマは、ドア開閉による振動持続時間だけ閾値をTH2にして、通常時挟込み判定閾値TH1よりも閾値を高くするためである。
【0066】
ステップS35でタイマを作動すると、ステップS35で高くしたドア開閉時挟込み判定閾値TH2とステップS31で監視されたモータ6の回転速度の変動量(回転変動量)ΔNを比較し、挟込み発生を判定する。挟込み発生がない場合(N)は、ステップS37においてタイマが終了するまで挟込み発生を判定する。この間、高い値の閾値TH2で挟込みが判定される。ステップS37でタイマが終了すると、タイマが作動している間中挟込み発生がないので、挟込み判定フラグFhを0にしてステップS51に移行する。
【0067】
一方、ステップS36で挟込み発生と判定した場合(Y)は、挟込み判定フラグFhを1にしてステップS51に移行する。このように挟込み判定を行うと、ドア開閉による振動の影響を除去できるので、挟込み発生の誤判定を大幅に低減することができる。
【0068】
次に、ステップS33でドア開閉がない場合(N)は、車両衝撃ありか否かを判定する。より具体的には、前回0であった衝撃有無フラグFshockが、今回は1になったか否かを判定する。車両衝撃ありの場合(Y)は、ステップS41で車両衝撃時挟込み判定閾値TH3(図5参照)を閾値として設定する。そして、ステップS42でタイマを作動する。このタイマは、車両衝撃による振動持続時間だけ閾値をTH3にして、通常時挟込み判定閾値TH1よりも閾値を高くするためである。
【0069】
ステップS42でタイマを作動すると、ステップS41で高くしたドア開閉時挟込み判定閾値TH3とステップS31で監視されたモータ6の回転変動量ΔNを比較して、挟込み発生を判定する。挟込み発生がない場合(N)は、ステップS44においてタイマが終了するまで挟込み発生を判定する。この間、高い値の閾値TH3で挟込みが判定される。ステップS44でタイマが終了すると、タイマが作動している間中挟込み発生がないので、挟込み判定フラグFhを0にしてステップS51に移行する。
【0070】
一方、ステップS43で挟込み発生と判定した場合(Y)は、挟込み判定フラグFhを1にしてステップS51に移行する。このように挟込み判定を行うと、車両に加わる衝撃による振動の影響を除去できるので、挟込み発生の誤判定を大幅に低減することができる。
【0071】
ステップS40で車両衝撃がない場合は、閾値を通常時挟込み判定閾値TH1にする(ステップS47)。そして、ステップS48で、この通常時挟込み判定閾値TH1とステップS31で監視されたモータ6の回転変動量ΔNを比較して、挟込み発生を判定する。挟込み発生と判定した場合(Y)は、ステップS49で挟込み発生フラグFhを1にしてステップS51に移行する。一方、挟込み発生なしと判定した場合(N)は、挟込み判定フラグFhを0にする(ステップS50)。これにより、ドア開閉もなく、車両衝撃もない場合は、小さな値の通常時挟込み判定閾値TH1で、感度よく挟込み発生の判定を行える。
【0072】
ステップS51では、設定した挟込み判定フラグFhを外部(つまり動作判定手段3A)に出力する。動作判定手段3Aは、挟込み判定フラグFh、ウィンドウ操作フラグFwindowに基づいて、動作判定を行う。
【0073】
このように、通常時、ドア開閉時、車両衝撃時と場合分けをして挟込みの発生を判定することで、通常時挟込み閾値TH1の値を積極的に低くすることも可能である。つまり、従来は、ドア開閉や車両衝撃による回転変動を挟込み発生と誤判定しないように、挟込み判定閾値を高い値に設定せざるを得なかったが、この第2実施形態のようにすることで、通常時挟込み判定閾値を低い値にすることができる。これにより、挟込み発生を初期の段階から判定して挟込み状態を早い段階から解除することができるので大変好ましい。また、ドア開閉時は、ドア開閉時挟込み閾値TH2を通常時よりも高くしているので、ドア開閉による振動を挟込み発生と誤判定することがない。もちろん、ドア開閉時に実際に挟込みが発生しても、適切に挟込み発生を判定することができる。この点は、車両に衝撃が加わる車両衝撃時についても同じである。
【0074】
以上説明した本発明は、前記した実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて実施することもできる。また、第2実施形態において、衝撃検出時に回転変動量ΔNから所定値をダンピング(減算)することで、挟込み判定閾値を一定にしつつも衝撃時に実質的に該閾値を高くするようにしてもよい。
【0075】
また、窓ガラスの反転動作を例に説明したが、挟込み判定時に窓ガラスが停止するようにしてもよい。また、回転速度の変動量をパルスに基づいて検出したが、回転速度の変動量の検出はパルスに基づいたものに限定されるものではなく、例えばモータに供給される電流値に基づいて回転速度の変動量を検出してもよい。また、乗物に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段として、ドア開閉検出装置、車両衝撃検出装置(例えばGセンサ)を例示したが、これに限定されるものではなく、窓ガラスを開閉するモータの回転速度の変動に影響を与える出来事を検出できるものであればよい。また、衝撃検出手段の例として、ドア開閉検出装置、車両衝撃検出装置(例えばGセンサ)の双方を備えた例を説明したが、いずれか一方のみを備える構成でもよい。また、窓ガラスは上下方向に移動することとして説明したが、左右方向に移動するものでもよい(横開き)。また、ヒンジ等を支軸に、回動して開閉するものでもよい。また、窓ガラスの位置は、ドアには限定されず、例えば乗物のルーフに取り付けられるものでもよい。また、乗物は車両に限定されるものではなく、例えば船舶等でもよい。また、挟込み防止は、オートアップモード時に限定して行われるようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明した本発明は、次のような優れた効果を有する。
即ち、請求項1に記載の発明によれば、衝撃検出手段からの信号に基づいて挟込み発生を判定するので、挟込みの誤判定を防止して適切に窓ガラスの駆動を行うことができる。仮に、挟込み発生の判定に閾値を用いる場合であれば、この閾値を低く設定することが可能になる。請求項2に記載の発明によれば、より適切に窓ガラスの駆動を行うことができる。請求項3に記載の発明によれば、一旦窓ガラスを開く方向に反転作動させた後に再び閉じる方向に動作させるので、仮に不適切に閉動作が継続して行われた場合であっても、異物を挟み込むことを適切に防止することができる。また、請求項4に記載の発明によれば、乗物に加わる衝撃に応じた挟込み発生の判定が可能となるので、更に精度のよい判定が可能となる。また、通常時の閾値(所定値)を小さくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の窓ガラス開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の動作判定手段における動作判定ロジックを示す図である。
【図3】図1の動作判定手段における動作フローである。
【図4】本発明に係る第2実施形態の窓ガラス開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
【図5】(a)は通常時のモータの回転速度と通常時挟込み判定閾値との関係を、(b)はドア開閉時のモータの回転速度とドア開閉時挟込み判定閾値との関係を、(c)は車両衝撃時のモータの回転速度と車両衝撃時挟込み判定閾値との関係を示すグラフである。
【図6】図4の動作判定手段における動作判定ロジックを示す図である。
【図7】図4の挟込み判定手段における動作フローである。
【符号の説明】
PW,PW2…窓ガラス開閉装置
2…マイクロコンピュータ(制御手段)
3,3A…動作判定手段
9…回転検出装置(回転検出手段)
10…回転変動演算手段
11,11A…挟込み判定手段(挟込み判定手段)
13…ドア開閉検出装置(衝撃検出手段)
15…車両衝撃検出装置(衝撃検出手段)

Claims (4)

  1. 窓ガラスと窓枠との間に異物を挟み込むと、この窓ガラスを停止又は反転駆動して挟込みを防止・解除する乗物用窓ガラス開閉装置であって、
    前記窓ガラスを開閉駆動するモータと、
    前記モータの駆動を制御する制御手段と、
    前記モータの回転を検出する回転検出手段と、
    前記乗物に加わる衝撃を直接的又は間接的に検出する衝撃検出手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記窓ガラスの閉動作時に、前記回転検出手段からの信号及び前記衝撃検出手段からの信号に基づいて挟込み発生を判定する挟込み判定手段を有し、
    前記制御手段は、前記挟込み判定手段が挟込み発生を判定した場合に、前記窓ガラスを停止又は反転動作するように前記モータを駆動することを特徴とする乗物用窓ガラス開閉装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記挟込み判定手段が、前記モータの回転変動量が所定値よりも大きくなると挟込み発生と判定する構成を有すると共に、
    前記変動量が大きくなった場合でも、前記衝撃検出手段が衝撃を検出すると、前記挟込み発生の判定を行わないか前記挟込み発生の判定を取り消す構成を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の乗物用窓ガラス開閉装置。
  3. 前記制御手段は、前記挟込み発生の判定を取り消す場合は、前記窓ガラスを反転動作させた後に閉動作を行うように前記モータを駆動する構成を有すること、
    を特徴とする請求項2に記載の乗物用窓ガラス開閉装置。
  4. 前記挟込み判定手段は、
    前記モータの回転変動が所定値よりも大きくなると挟込み発生と判定する構成を有すると共に、
    前記衝撃検出手段が衝撃を検出すると、前記所定値を大きくする構成を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の乗物用窓ガラス開閉装置。
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