JP2004166015A - カラー画像通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラ等で取り扱うsYCC−JPEG画像データをファクシミリ送信した場合に、受信側で縮小されてプリントされないようにしたカラー画像通信装置を提供する。
【解決手段】今から送るデータがsYCC−JPEG画像データであるか判定し(ST1)、NOなら、従来の送信手順を実行する(ST7)。YESなら、その画像データの縦横比を判定し(ST2)、縦長の場合は、そのまま画像データを送信する(ST6)。横長の場合は、画像データを回転させて送るのか判定し(ST3)、回転させないときは、そのまま画像データを送信する(ST6)。回転させるときは、画像データを90度回転させ(ST4)、sYCC−JPEG画像データのファイルにおける付加情報領域に画像データを90度回転させたことを追記し(ST5)、90度回転後の画像データを送信する(ST6)。
【選択図】 図3
【解決手段】今から送るデータがsYCC−JPEG画像データであるか判定し(ST1)、NOなら、従来の送信手順を実行する(ST7)。YESなら、その画像データの縦横比を判定し(ST2)、縦長の場合は、そのまま画像データを送信する(ST6)。横長の場合は、画像データを回転させて送るのか判定し(ST3)、回転させないときは、そのまま画像データを送信する(ST6)。回転させるときは、画像データを90度回転させ(ST4)、sYCC−JPEG画像データのファイルにおける付加情報領域に画像データを90度回転させたことを追記し(ST5)、90度回転後の画像データを送信する(ST6)。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置、コピー装置、それらの複合機等に使用されるカラー画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置では、通常は縦長の用紙を主に対象としている。すなわち、A4の原稿ではこれを縦長にして原稿の画像を読み取って画像データを送信しているのが一般的である。
【0003】
これに対して、デジタルカメラ等で取り扱う画像データは、s(スタンダード)YCC色空間のJPEG画像データ(以下、sYCC−JPEG画像データという)であり、このsYCC−JPEG画像データは概して横長の場合が多い。これは、モニタ、TV等の画像データの表示機器が縦横比率となっており、それに対応しているからである。
【0004】
このため、その横長のsYCC−JPEG画像データをファクシミリ装置により送信する場合、その画像データは受信側装置の印字幅能力に応じてデータ幅の比率に従って縮小されることが多い。つまり、受信側でプリントされる画像は歪に縮小されたものになってしまう。
【0005】
このような問題点を解決するために、原稿の縦サイズ及び横サイズと受信側の記録紙サイズとの比較結果に基づいて、原稿画像の縦横の向きを90度回転する回転処理を行い、回転処理後の原稿画像を受信側のファクシミリ装置に送信するとともに、原稿画像を回転処理した場合は原稿の縦サイズ、回転処理しない場合は原稿の横サイズを受信側のファクシミリ装置に通知する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、原稿を読み取るときに、原稿センサで原稿の大きさと読取方向を検出して圧縮された原稿の画像データとともに原稿蓄積メモリに格納し、送信するとき、原稿蓄積メモリに記憶された画像データを1ページ分ずつ伸長して送信画像データとしてページメモリに格納し、回転判断部で送信先受信機性能と原稿蓄積メモリに記憶された原稿の大きさと読取方向から送信画像データを回転すると判断したとき、回転処理部により送信画像データを所定角度回転させ、画像圧縮伸長部で圧縮して送信する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
更に、画像を記録紙に合わせて回転させ、回転させたことを明示する回転情報を画像データに付加して記録するファクシミリ装置がある(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特公平7−95802号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平8−279895号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平9−307743号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1記載の技術によれば、原稿画像の縦横の向きを90度回転させているが、対象としている画像データは通常のファクシミリ通信で取り扱う画像データであり、デジタルカメラ等のsYCC−JPEG画像データではなく、その示唆もない。
【0012】
特許文献2記載の技術でも、同様にsYCC−JPEG画像データを対象としていない。
【0013】
また、特許文献3記載の技術も、sYCC−JPEG画像データについての記載はない。しかも、この技術は、受信画像が回転させることにより記録紙に記録可能な画像であるときは、受信画像を回転させて記録紙に記録するものであり、画像データの送信に関して画像を回転させるものではない。
【0014】
この発明は、そのような実状に着目してなされたものであって、デジタルカメラ等で取り扱うsYCC−JPEG画像データをファクシミリ送信した場合に、受信側で縮小されてプリントされないようにしたカラー画像通信装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1記載のカラー画像通信装置は、ファクシミリ通信手順に則したカラー画像データ、及びsYCC−JPEG画像データを送信する送信手段を備えるものであって、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データである場合は、その画像データが縦長か横長か判断し、横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信することを特徴とする。
【0016】
この装置では、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データであり、しかもその画像データが横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信するので、受信側でプリントした場合、画像データが縮小されることはない。
【0017】
なお、画像データを90度回転させて送信した場合は、当該sYCC−JPEG画像データファイルの付加情報領域にその旨を付加することにより、受信側でsYCC−JPEG画像データの取扱いの利便性がより向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0019】
その実施形態に係るカラー画像通信装置の構成の一例を示すブロック図を図1に示す。このカラー画像通信装置は、コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機として構成したものである。
【0020】
図1において、主制御部としてのCPU(中央処理装置)1は、当該装置を構成する各部を統括制御する機能を有する。
【0021】
このCPU1には、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ6、表示部7、操作部8、画像読み取り部9、画像記録部10、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11、LAN I/F12がバス13を介して接続されている。
【0022】
NCU2は、CPU1により制御されて、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御するとともに、通信相手の電話番号(FAX番号を含む)に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行うが、V.8、V.34を用いたV.34FAXにも適用可能である。具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して電話回線網14に送出し、また逆に電話回線網14からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0023】
ROM4は、この装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。RAM5は、CPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。画像メモリ6は、画像読み取り部9で読み取った画像データを圧縮状態で記憶し、また外部から電話回線網14とMODEM3を介して受信した画像データも圧縮状態で記憶する。
【0024】
表示部7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容、操作部8の操作により入力された電話番号やFAX番号等を表示する。この表示部7としては、CRTディスプレイやLCD(液晶表示装置)が用いられる。操作部8は、電話番号やFAX番号を入力するためのテンキー、相手先の電話番号やFAX番号をワンタッチで呼び出すワンタッチキー、相手先の電話番号やFAX番号を短縮登録する登録キー、FAXやコピーの開始等を指示するスタートキー、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切替えを行うための動作モード切替キー等を有する。
【0025】
画像読み取り部9は、FAX送信するとき又はコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読み取り部9は、カラー画像の読み取りも可能である。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読み取り部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。この画像記録部10は、カラープリントも可能である。
【0026】
CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画像データを画像記録部10により記録するために復号(デコード)する。LAN I/F12は、PC(パーソナルコンピュータ)、その他のLAN(ローカルエリアネットワーク)15を構成する外部機器と接続され、ここを介して外部機器とのデータ授受を行う。
【0027】
このように構成した複合機は、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データである場合は、その画像データが縦長か横長か判断し、横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信することが特徴である。また、画像データを90度回転させて送信した場合は、当該sYCC−JPEG画像データファイルの付加情報領域にその旨を付加することとしている。
【0028】
ここで、sYCC−JPEG画像データのファイル(JPEGファイル)について説明する。図2に示すように、デジタルカメラ等のカラー画像データファイルFJは、デジタルカメラで撮影した撮影画像(sYCC−JPEG画像データ)FJ1と、撮影画像のサムネイル(画像データの縮小版)FJ2と、付加情報FJ3とからなり、これらFJ1,FJ2,FJ3を含めてJPEGファイルFJとしている。付加情報FJ3としては、撮影者と撮影者に関連する情報、撮影時刻、撮影機の関連データ、ファックスの送信元の情報等が格納されている。この付加情報FJ3に、画像データを90度回転させた情報も格納する。
【0029】
次に、このカラー画像通信装置における画像データの送信までの動作について、図3のフロー図を参照して説明する。まず、ステップST1において、今から相手(被呼先)に送信する画像データはsYCC−JPEG画像データであるか判定し、そうでないときは、ステップST7において、従来の送信手順を実施する。
【0030】
sYCC−JPEG画像データである場合は、ステップST2において、その画像データの縦横比はどうなのか判定し、縦長のときは、つまり通常の画像データの送信で対応できるのであれば、ステップST6に移行し、そのまま画像データを被呼先に送信し、当該処理を終了する。
【0031】
一方、画像データの縦横比が横長の場合は、ステップST3において、横長の画像データであっても回転させずに送信したい場合に対応するために、画像データを回転させて送るのか判定し、回転の必要がないときは、ステップST6に移行し、そのまま画像データを被呼先に送信し、当該処理を終了する。
【0032】
画像データを回転させる必要があるときは、ステップST4において、画像データを90度回転させる。更に、ステップST5において、前記したようにsYCC−JPEG画像データのファイルFJにおける付加情報FJ3に、画像データを90度回転させた情報を付加する。その後、ステップST6において、90度回転後の画像データを被呼先に送信し、当該処理を終了する。
【0033】
次に、sYCC−JPEG画像データの送信処理について、図4のフロー図を参照して説明する。まず、ステップST11において、被呼先にダイヤルし、ステップST12において、被呼先からのデジタル識別信号(DIS:Digital Identification Signal )を受信する。そして、ステップST13において、そのDIS信号より被呼先がsYCC−JPEG画像データの受信能力が有るか判定し、無い場合は、ステップST19において、従来の送信手順を実施する。
【0034】
被呼先がsYCC−JPEG画像データの受信能力を有する場合は、ステップST14において、デジタル命令信号(DCS:Digital Command Signal)を送信するとともに、トレーニング信号を送信する。続いて、ステップST15において、被呼先からの受信準備確認信号(CFR:Confirmation to Receive )を受信した後、ステップST16において、sYCC−JPEG画像データを送信する。そして、ステップST17において、後手順処理を行ってから、ステップST18において、回線を断ち、当該処理を終了する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データであり、しかもその画像データが横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信するので、受信側でプリントした場合、画像データが縮小されることはない。
【0036】
また、請求項2記載の発明によれば、受信側でsYCC−JPEG画像データの取扱いの利便性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー画像通信装置(コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機)の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】同カラー画像通信装置における送信するカラー画像データファイル(JPEGファイル)の概略構成を示す図である。
【図3】同カラー画像通信装置における画像データの送信までの動作を示すフロー図である。
【図4】同カラー画像通信装置におけるsYCC−JPEG画像データの送信動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
6 画像メモリ
7 表示部
8 操作部
9 画像読み取り部
10 画像記録部
11 CODEC
12 LAN I/F
13 バス
14 電話回線網
15 LAN
FJ カラー画像データファイル(JPEGファイル)
FJ3 付加情報
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置、コピー装置、それらの複合機等に使用されるカラー画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置では、通常は縦長の用紙を主に対象としている。すなわち、A4の原稿ではこれを縦長にして原稿の画像を読み取って画像データを送信しているのが一般的である。
【0003】
これに対して、デジタルカメラ等で取り扱う画像データは、s(スタンダード)YCC色空間のJPEG画像データ(以下、sYCC−JPEG画像データという)であり、このsYCC−JPEG画像データは概して横長の場合が多い。これは、モニタ、TV等の画像データの表示機器が縦横比率となっており、それに対応しているからである。
【0004】
このため、その横長のsYCC−JPEG画像データをファクシミリ装置により送信する場合、その画像データは受信側装置の印字幅能力に応じてデータ幅の比率に従って縮小されることが多い。つまり、受信側でプリントされる画像は歪に縮小されたものになってしまう。
【0005】
このような問題点を解決するために、原稿の縦サイズ及び横サイズと受信側の記録紙サイズとの比較結果に基づいて、原稿画像の縦横の向きを90度回転する回転処理を行い、回転処理後の原稿画像を受信側のファクシミリ装置に送信するとともに、原稿画像を回転処理した場合は原稿の縦サイズ、回転処理しない場合は原稿の横サイズを受信側のファクシミリ装置に通知する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、原稿を読み取るときに、原稿センサで原稿の大きさと読取方向を検出して圧縮された原稿の画像データとともに原稿蓄積メモリに格納し、送信するとき、原稿蓄積メモリに記憶された画像データを1ページ分ずつ伸長して送信画像データとしてページメモリに格納し、回転判断部で送信先受信機性能と原稿蓄積メモリに記憶された原稿の大きさと読取方向から送信画像データを回転すると判断したとき、回転処理部により送信画像データを所定角度回転させ、画像圧縮伸長部で圧縮して送信する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
更に、画像を記録紙に合わせて回転させ、回転させたことを明示する回転情報を画像データに付加して記録するファクシミリ装置がある(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特公平7−95802号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平8−279895号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平9−307743号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1記載の技術によれば、原稿画像の縦横の向きを90度回転させているが、対象としている画像データは通常のファクシミリ通信で取り扱う画像データであり、デジタルカメラ等のsYCC−JPEG画像データではなく、その示唆もない。
【0012】
特許文献2記載の技術でも、同様にsYCC−JPEG画像データを対象としていない。
【0013】
また、特許文献3記載の技術も、sYCC−JPEG画像データについての記載はない。しかも、この技術は、受信画像が回転させることにより記録紙に記録可能な画像であるときは、受信画像を回転させて記録紙に記録するものであり、画像データの送信に関して画像を回転させるものではない。
【0014】
この発明は、そのような実状に着目してなされたものであって、デジタルカメラ等で取り扱うsYCC−JPEG画像データをファクシミリ送信した場合に、受信側で縮小されてプリントされないようにしたカラー画像通信装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1記載のカラー画像通信装置は、ファクシミリ通信手順に則したカラー画像データ、及びsYCC−JPEG画像データを送信する送信手段を備えるものであって、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データである場合は、その画像データが縦長か横長か判断し、横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信することを特徴とする。
【0016】
この装置では、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データであり、しかもその画像データが横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信するので、受信側でプリントした場合、画像データが縮小されることはない。
【0017】
なお、画像データを90度回転させて送信した場合は、当該sYCC−JPEG画像データファイルの付加情報領域にその旨を付加することにより、受信側でsYCC−JPEG画像データの取扱いの利便性がより向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0019】
その実施形態に係るカラー画像通信装置の構成の一例を示すブロック図を図1に示す。このカラー画像通信装置は、コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機として構成したものである。
【0020】
図1において、主制御部としてのCPU(中央処理装置)1は、当該装置を構成する各部を統括制御する機能を有する。
【0021】
このCPU1には、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ6、表示部7、操作部8、画像読み取り部9、画像記録部10、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11、LAN I/F12がバス13を介して接続されている。
【0022】
NCU2は、CPU1により制御されて、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御するとともに、通信相手の電話番号(FAX番号を含む)に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行うが、V.8、V.34を用いたV.34FAXにも適用可能である。具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して電話回線網14に送出し、また逆に電話回線網14からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0023】
ROM4は、この装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。RAM5は、CPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。画像メモリ6は、画像読み取り部9で読み取った画像データを圧縮状態で記憶し、また外部から電話回線網14とMODEM3を介して受信した画像データも圧縮状態で記憶する。
【0024】
表示部7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容、操作部8の操作により入力された電話番号やFAX番号等を表示する。この表示部7としては、CRTディスプレイやLCD(液晶表示装置)が用いられる。操作部8は、電話番号やFAX番号を入力するためのテンキー、相手先の電話番号やFAX番号をワンタッチで呼び出すワンタッチキー、相手先の電話番号やFAX番号を短縮登録する登録キー、FAXやコピーの開始等を指示するスタートキー、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切替えを行うための動作モード切替キー等を有する。
【0025】
画像読み取り部9は、FAX送信するとき又はコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読み取り部9は、カラー画像の読み取りも可能である。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読み取り部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。この画像記録部10は、カラープリントも可能である。
【0026】
CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画像データを画像記録部10により記録するために復号(デコード)する。LAN I/F12は、PC(パーソナルコンピュータ)、その他のLAN(ローカルエリアネットワーク)15を構成する外部機器と接続され、ここを介して外部機器とのデータ授受を行う。
【0027】
このように構成した複合機は、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データである場合は、その画像データが縦長か横長か判断し、横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信することが特徴である。また、画像データを90度回転させて送信した場合は、当該sYCC−JPEG画像データファイルの付加情報領域にその旨を付加することとしている。
【0028】
ここで、sYCC−JPEG画像データのファイル(JPEGファイル)について説明する。図2に示すように、デジタルカメラ等のカラー画像データファイルFJは、デジタルカメラで撮影した撮影画像(sYCC−JPEG画像データ)FJ1と、撮影画像のサムネイル(画像データの縮小版)FJ2と、付加情報FJ3とからなり、これらFJ1,FJ2,FJ3を含めてJPEGファイルFJとしている。付加情報FJ3としては、撮影者と撮影者に関連する情報、撮影時刻、撮影機の関連データ、ファックスの送信元の情報等が格納されている。この付加情報FJ3に、画像データを90度回転させた情報も格納する。
【0029】
次に、このカラー画像通信装置における画像データの送信までの動作について、図3のフロー図を参照して説明する。まず、ステップST1において、今から相手(被呼先)に送信する画像データはsYCC−JPEG画像データであるか判定し、そうでないときは、ステップST7において、従来の送信手順を実施する。
【0030】
sYCC−JPEG画像データである場合は、ステップST2において、その画像データの縦横比はどうなのか判定し、縦長のときは、つまり通常の画像データの送信で対応できるのであれば、ステップST6に移行し、そのまま画像データを被呼先に送信し、当該処理を終了する。
【0031】
一方、画像データの縦横比が横長の場合は、ステップST3において、横長の画像データであっても回転させずに送信したい場合に対応するために、画像データを回転させて送るのか判定し、回転の必要がないときは、ステップST6に移行し、そのまま画像データを被呼先に送信し、当該処理を終了する。
【0032】
画像データを回転させる必要があるときは、ステップST4において、画像データを90度回転させる。更に、ステップST5において、前記したようにsYCC−JPEG画像データのファイルFJにおける付加情報FJ3に、画像データを90度回転させた情報を付加する。その後、ステップST6において、90度回転後の画像データを被呼先に送信し、当該処理を終了する。
【0033】
次に、sYCC−JPEG画像データの送信処理について、図4のフロー図を参照して説明する。まず、ステップST11において、被呼先にダイヤルし、ステップST12において、被呼先からのデジタル識別信号(DIS:Digital Identification Signal )を受信する。そして、ステップST13において、そのDIS信号より被呼先がsYCC−JPEG画像データの受信能力が有るか判定し、無い場合は、ステップST19において、従来の送信手順を実施する。
【0034】
被呼先がsYCC−JPEG画像データの受信能力を有する場合は、ステップST14において、デジタル命令信号(DCS:Digital Command Signal)を送信するとともに、トレーニング信号を送信する。続いて、ステップST15において、被呼先からの受信準備確認信号(CFR:Confirmation to Receive )を受信した後、ステップST16において、sYCC−JPEG画像データを送信する。そして、ステップST17において、後手順処理を行ってから、ステップST18において、回線を断ち、当該処理を終了する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、送信する画像データがsYCC−JPEG画像データであり、しかもその画像データが横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信するので、受信側でプリントした場合、画像データが縮小されることはない。
【0036】
また、請求項2記載の発明によれば、受信側でsYCC−JPEG画像データの取扱いの利便性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー画像通信装置(コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機)の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】同カラー画像通信装置における送信するカラー画像データファイル(JPEGファイル)の概略構成を示す図である。
【図3】同カラー画像通信装置における画像データの送信までの動作を示すフロー図である。
【図4】同カラー画像通信装置におけるsYCC−JPEG画像データの送信動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
6 画像メモリ
7 表示部
8 操作部
9 画像読み取り部
10 画像記録部
11 CODEC
12 LAN I/F
13 バス
14 電話回線網
15 LAN
FJ カラー画像データファイル(JPEGファイル)
FJ3 付加情報
Claims (2)
- ファクシミリ通信手順に則したカラー画像データ、及びsYCC−JPEG画像データを送信する送信手段を備えるカラー画像通信装置であって、
送信する画像データがsYCC−JPEG画像データである場合は、その画像データが縦長か横長か判断し、横長であるときは、そのsYCC−JPEG画像データを90度回転させて縦長にしてから送信することを特徴とするカラー画像通信装置。 - 前記画像データを90度回転させて送信した場合は、当該sYCC−JPEG画像データファイルの付加情報領域にその旨を付加することを特徴とする請求項1記載のカラー画像通信装置。
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2002
- 2002-11-14 JP JP2002330186A patent/JP2004166015A/ja active Pending
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