JP2004163998A - 画像表示装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の3D画像データに基づいてサムネイルを表示する。
【解決手段】カメラ部3で撮影し出力された2D画像データは対応のサムネイル画像データが作成されて、両者は保存用メモリ7に対応付けて保存される。保存用メモリ7の2D画像データは所望に応じて画像を立体視するための左目用と右目用の画像データとからなる3D画像データに変換される。保存処理部5は変換により作成された3D画像データに基づいて画像を縮小した複数種類のサムネイル画像を作成し、作成されたサムネイル画像と3D画像とのデータを対応付けて保存用メモリ7に格納する。保存用メモリ7の複数種類のサムネイル画像データのうちから選択された種類のサムネイル画像データによるサムネイルが表示部10に一覧表示されて保存画像を一目で確認できる。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ部3で撮影し出力された2D画像データは対応のサムネイル画像データが作成されて、両者は保存用メモリ7に対応付けて保存される。保存用メモリ7の2D画像データは所望に応じて画像を立体視するための左目用と右目用の画像データとからなる3D画像データに変換される。保存処理部5は変換により作成された3D画像データに基づいて画像を縮小した複数種類のサムネイル画像を作成し、作成されたサムネイル画像と3D画像とのデータを対応付けて保存用メモリ7に格納する。保存用メモリ7の複数種類のサムネイル画像データのうちから選択された種類のサムネイル画像データによるサムネイルが表示部10に一覧表示されて保存画像を一目で確認できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像表示装置および方法に関し、特に、立体画像のフォーマットに従うデータに基づく画像を表示する画像表示装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より立体画像(以下、3D(3−Dimensional)画像という)を表示するのに、液晶表示部に表示用液晶パネルとスリット用の液晶表示パネルを一体的に用いたものが提供されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
また、同一画面内で3D画像と平面画像(以下、2D(2−Dimensional)画像という)とを同時に表示する装置が提供されている(たとえば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−122733号公報の明細書と図面
【0005】
【特許文献2】
特開平7−236164号公報の明細書と図面
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
最近は、2D画像および3D画像を含む各種のフォーマットの画像データが同時に取扱われつつあるので、画像表示機能を有する機器においてもこれら複数種類のフォーマット画像データが混在して格納されることになる。格納されている複数種類のフォーマットの画像データをメニュー形式の一覧表示をする場合には、その画像ファイル名を表示するよりも、そのイメージを縮小して表示するという、いわゆるサムネイルによる一覧が便利である。
【0007】
しかしながら、従来はこのようなサムネイル表示の際に3D画像フォーマットに従うデータによるサムネイル画像を表示する装置は提案されていなかった。
【0008】
それゆえにこの発明の目的は、対象画像について3D画像のフォーマットに従うデータに基づいて縮小画像を表示することが可能な画像表示装置および方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に従うと、画像表示装置は対象画像を立体視するための3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、3次元縮小画像作成手段により作成された縮小画像を表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0010】
したがって、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであっても縮小画像を作成して表示できる。
【0011】
上述の3次元縮小画像作成手段は好ましくは、同一の3次元画像データから種類の異なる複数の縮小画像を作成する手段を有し、3次元縮小画像表示手段は作成された複数種類の縮小画像のうちから選択的に指定された種類の縮小画像を表示する。
【0012】
したがって、同一の3次元画像データから複数種類の縮小画像を作成して、作成された縮小画像のうちから選択されたものを表示できる。
【0013】
上述の3次元画像データは好ましくは立体視のための左目用画像データおよび右目用画像データからなり、作成される縮小画像の種類には左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減することにより作成される種類が含まれる。
【0014】
したがって、左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを縮減して得られた縮小画像を選択して表示できる。
【0015】
上述の3次元画像データは好ましくは立体視のための左目用画像データおよび右目用画像データからなり、作成される縮小画像の種類には左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大操作を用いて対象画像が縮小画像のサイズを満たすように作成される種類が含まれる。
【0016】
つまり、拡大された後に縮減して対象画像が縮小画像のサイズを満たすように作成される種類であってもよく、また縮減された左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかが対象画像が縮小画像のサイズを満たすように拡大されて作成される種類であってもよい。
【0017】
したがって、左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大操作して得られた縮小画像を選択的に表示させることができる。
【0018】
上述の作成される縮小画像の種類には好ましくはさらに、対象画像が縮小画像のサイズを満たすように左目用画像データおよび右目用画像データを縮減することにより作成される種類が含まれる。
【0019】
したがって、左目用画像データおよび右目用画像データを縮減して得られた縮小画像を選択的に表示させることができる。
【0020】
上述の3次元縮小画像作成手段は好ましくは、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大する拡大手段と、拡大手段により拡大された画像データを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段とを有する。
【0021】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータの一方を拡大した後に縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0022】
上述の画像表示装置は好ましくは表示部をさらに備えて、表示部においては、画像は2次元画像として視認される。
【0023】
したがって、2次元画像として視認されるように画像を表示する表示部において、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を表示できる。
【0024】
上述の縮減手段は好ましくは、拡大手段により拡大された画像データから、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットするサイズカット手段をさらに有する。
【0025】
したがって、拡大画像のデータの縮小画像のサイズを満たすための減縮は、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットすることによりなされるから、容易に縮小画像を作成できる。
【0026】
上述の拡大された画像データは好ましくは、ビットマップデータであって、縮減手段はビットマップデータを複数個のマトリックスのデータに分割したときの、各マトリックスにおける代表値を抽出して、抽出された代表値により画像データを構成する。
【0027】
したがって、縮小画像に対応の画像データは、元の対象画像の左目用画像と右目用画像とのデータのいずれかを拡大した画像データの各マトリックスの代表値により構成される。それゆえに、作成された縮小画像は、縮小されてはいるが元の対象画像を忠実に再現する。
【0028】
上述の画像表示装置は好ましくは、対象画像の2次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する2次元縮小画像作成手段をさらに備える。
【0029】
したがって、対象画像が2次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0030】
上述の3次元画像データは好ましくは、外部から与えられたデータおよび対象画像の2次元画像データに基づいて作成されたデータのいずれかである。
【0031】
したがって、対象画像の3次元画像データを外部から取得したり、対象画像の2次元画像データに基づいて内部において作成して取得したりできる。それゆえに、対象画像の3次元画像データの取得先を多様に持つことができる。
【0032】
上述の縮小画像表示手段は好ましくは、縮小画像とともに、当該縮小画像は3次元画像データに基づいて作成されたデータであるか否かの情報を表示する。
【0033】
したがって、表示部に表示される縮小画像は、3次元画像データからなるものか否か、すなわち3次元画像データからなるものか、それとも2次元画像データからなるものかを報知できる。
【0034】
上述の2次元画像データは好ましくは、被写体を撮影して出力された画像データであるから、被写体を撮影して出力された2次元画像のデータから、被写体の3次元画像のデータを取得して、その縮小画像を表示できる。
【0035】
上述の画像表示装置は好ましくは作成された複数の縮小画像のデータそれぞれと、該縮小画像データの作成の元となった画像データとを対応付けて格納可能なデータ格納手段をさらに備えて、縮小画像表示手段は、データ格納手段に格納された複数の縮小画像のデータに基づいて、複数の縮小画像を一覧表示する。
【0036】
したがって、作成された縮小画像データを作成の基となった画像データと対応付けてをデータ格納手段に格納すると、格納された複数の縮小画像データによる複数の縮小画像は表示部に一覧表示される。それゆえに、一覧表示された縮小画像を確認することで、対応の画像データにより示される複数の対象画像を一目で確認できる。
【0037】
この発明の他の局面に従うと、画像表示方法は対象画像を立体視するための3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成ステップと、3次元縮小画像作成ステップにより作成された縮小画像を表示する縮小画像表示ステップとを備える。
【0038】
したがって、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであっても縮小画像を作成して表示できる。
【0039】
この発明のさらなる他の局面に従うと、画像表示装置は表示部と、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、作成された縮小画像を表示部に表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0040】
この3次元縮小画像作成手段は、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大する拡大手段と、拡大手段により拡大された画像データを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段とを有する。
【0041】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータの一方を拡大した後に縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0042】
上述の画像表示装置においては好ましくは、表示部において画像は2次元画像として視認される。
【0043】
したがって、2次元画像として視認されるように画像を表示する表示部において、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を表示できる。
【0044】
上述の縮減手段は好ましくは、拡大手段により拡大された画像データから、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットするサイズカット手段を有する。
【0045】
したがって、拡大画像のデータの縮小画像のサイズを満たすための減縮は、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットすることによりなされるから、容易に縮小画像を作成できる。
【0046】
上述の画像表示装置において好ましくは、拡大された画像データはビットマップデータであって、縮減手段は、ビットマップデータを複数個のマトリックスのデータに分割したときの、各マトリックスにおける代表値を抽出して、抽出された代表値により画像データを構成する。
【0047】
したがって、縮小画像に対応の画像データは、元の対象画像の左目用画像と右目用画像とのデータのいずれかを拡大した画像データの各マトリックスの代表値により構成される。それゆえに、作成された縮小画像は、縮小されてはいるが元の対象画像を忠実に再現する。
【0048】
上述の画像表示装置は好ましくは、対象画像の2次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する2次元縮小画像作成手段をさらに備える。
【0049】
したがって、対象画像が2次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0050】
上述の3次元画像データは好ましくは、外部から与えられたデータおよび対象画像の2次元画像データに基づいて作成されたデータのいずれかである。
【0051】
したがって、対象画像の3次元画像データを外部から取得したり、対象画像の2次元画像データに基づいて内部において作成して取得したりできる。それゆえに、対象画像の3次元画像データの取得先を多様に持つことができる。
【0052】
上述の縮小画像表示手段は好ましくは、縮小画像とともに、当該縮小画像は3次元画像のデータに基づいて作成されたデータであるか否かの情報を表示する。
【0053】
したがって、表示部に表示される縮小画像は、3次元画像データからなるものか否か、すなわち3次元画像データからなるものか、それとも2次元画像データからなるものかを報知できる。
【0054】
上述の2次元画像データは好ましくは、被写体を撮影して出力された画像データであるから、被写体を撮影して出力された2次元画像のデータから、被写体の3次元画像のデータを取得して、その縮小画像を表示できる。
【0055】
上述の画像表示装置は好ましくは、作成された複数の縮小画像のデータそれぞれと該縮小画像データの作成の元となった画像データとを対応付けて格納可能なデータ格納手段をさらに備えて、縮小画像表示手段は、データ格納手段に格納された複数の縮小画像のデータに基づいて、表示部に複数の縮小画像を一覧表示する。
【0056】
したがって、作成された縮小画像データを作成の基となった画像データと対応付けてをデータ格納手段に格納すると、格納された複数の縮小画像データによる複数の縮小画像は表示部に一覧表示される。
【0057】
それゆえに、一覧表示された縮小画像を確認することで、対応の画像データにより示される複数の対象画像を一目で確認できる。
【0058】
上述の画像表示装置は、携帯型機器に搭載されてもよい。また、このような携帯機器は携帯型電話機であってもよい。
【0059】
この発明のさらなる他の局面に従うと画像表示方法は、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成ステップと、作成された縮小画像を表示する縮小画像表示ステップとを備えて、3次元縮小画像作成ステップは、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大する拡大ステップと、拡大ステップにより拡大された画像データを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減ステップとを有する。
【0060】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータの一方を拡大した後に縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0061】
この発明のさらなる他の局面に従うと、画像表示装置は表示部と、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、作成された縮小画像を表示部に表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0062】
この3次元縮小画像作成手段は、対象画像が縮小画像のサイズを満たすように、3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータを縮減する縮減手段を有する。
【0063】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータを縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0064】
この発明のさらなる他の局面に従うと、画像表示装置は表示部と、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、作成された縮小画像を表示部に表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0065】
この3次元縮小画像作成手段は、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを、対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段を有する。
【0066】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像のデータの一方を縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0068】
図1には、この発明の実施の形態によるカメラ付携帯電話機(以下、携帯電話と略す)1のブロック構成が示されて、図2と図3には携帯電話1の外観が示される。図2と図3を参照して携帯電話1は、被写体を撮影して画像データを出力するカメラ部3、液晶などからなる表示部10、カメラ部3を起動させるために操作されるカメラキー11、カメラ部3によるシャッタ動作のためおよび撮影して得られた画像データを保存するために操作されるシャッタボタン12、カーソルキー12A、通信のためのアンテナ15およびモードボタン19を備える。なお、各種操作のためのボタンやキーの種類および配置はこれに限定されない。例えば、表示部10に表示される操作メニューの中から操作すべき項目を選択するようにしてもよい。
【0069】
図1を参照して携帯電話1は、各部を制御するためにCPU(Central Processing Unit)などのマイクロプロセッサからなる制御部2、CCD(Charge Coupled Device)16を含むカメラ部3、RAM(Random Access Memory)からなる作業用メモリ4、圧縮処理部20を有して画像データを圧縮処理部20でエンコード(圧縮)して保存処理するための保存処理部5、画像に関するデータをイメージに展開(デコード)するための展開処理部6、フラッシュメモリからなる保存用メモリ7、RAMからなる表示用メモリ8、表示ドライバ部9、表示部10、カメラキー11、シャッタボタン12、およびモードボタン19、アンテナ15を介した通信のための通信制御部13および無線部14、2D画像フォーマットと3D画像フォーマット間でのフォーマット変換をする変換部21を備える。シャッタボタン12はカメラ部3による撮影モードにないときは、情報の入力を指示するために操作されるボタンとしても機能する。図1中、太線は画像のデータの流れを示す。
【0070】
表示部10は、たとえば特開平5−122733号公報に示されるように、スリット用の液晶デバイスが用いられる。したがって、スリット用液晶デバイスをON駆動すると、表示部10に3D画像のフォーマットに従う画像データが表示された場合に、画像を立体視させることができる。表示部10は2D画像表示向けとするのにスリット用液晶デバイスの駆動がOFFされる2Dモードと3D画像表示向けとするのにスリット用液晶デバイスをON駆動する3Dモードとのいずれかに切換される。このモード切換はモードボタン19の操作により行われる。モードボタン19の操作に応じた表示部10の2Dモード/3Dモードの切換は制御部2によりなされる。
【0071】
本実施の形態では、カメラ部3で撮影されて出力された画像データなどの各種の画像データは、保存用メモリ7に格納されて保存することができる。保存用メモリ7の保存された画像データを一覧表示するときには、図4に示されるように表示部10において各画像データに従う画像が縮小画像の、いわゆるサムネイルにて一覧表示される。表示部10において保存用メモリ7の画像データがサムネイルにて一覧表示されるとき、1画面においてサムネイルの画像はサムネイルデータ位置SD(1)〜SD(9)の順番に表示される。サムネイルが9個を超える場合には、次の画面をリクエストすることにより、残りのサムネイルを図4のように一覧表示することができる。
【0072】
本実施の形態では、3D画像フォーマットに従う画像データのサムネイル画像の表示モードとしてサムネイル表示モード1〜3のいずれかを選択的に設定可能である。サムネイル表示モード1では3D画像データの左目用および右目用画像データが縮減されて作成されたサムネイル画像が表示される。サムネイル表示モード2では3D画像データの左目用および右目用画像データのいずれかが縮減されて作成されたサムネイル画像が表示される。サムネイル表示モード3では3D画像データの左目用および右目用画像データのいずれかが拡大されて作成されたサムネイル画像が表示される。
【0073】
図5(A)と(B)、図6、7(A)〜(D)、図8、図9(A)〜(C)、図12(A)〜(D)および図13(A)〜(E)には画像データをサムネイル表示可能に保存するための一連の手順が示されて、図10(A)と(B)および図11(A)と(B)には作業用メモリ4と保存用メモリ7の画像保存のためのデータ構造の一例が示される。
【0074】
ここで図10(A)と(B)を参照して作業用メモリ4と保存用メモリ7における画像保存のためのデータ構造について説明する。図10(B)に示すように保存用メモリ7には保存されてサムネイルにて一覧表示される画像データのそれぞれについて、保存順に従いデータグループGi(i=1、2、3、…、n)が格納される。データグループGiは、対応の保存画像を一意に特定するための画像番号データDX、管理情報50、サムネイル画像データ60(61〜63)およびサムネイル画像データを作成するための元となった元画像データ70を対応付けて有する。ここでは2D画像フォーマットに従う元画像データ70についてはサムネイル画像データ60が格納されて、3D画像フォーマットに従う元画像データ70についてはサムネイル表示モード1〜3に対応のサムネイル画像データ61〜63が格納される。
【0075】
管理情報50は、対応の元画像データ70が2D画像フォーマットに従うものか3D画像フォーマットに従うものかの別を示すための2D/3D種別データ51、対応画像データについての著作権情報52および次位に格納される(次位の保存順である)画像のデータグループG(i+1)を指定するポインタ情報である次の画像ポインタ53を含む。したがって、次の画像ポインタ53をたどることにより保存順に従い連続的にデータグループGiをアクセスすることができる。
【0076】
図10(B)ではデータグループG2においては元画像データ70は3D画像フォーマットに従い立体表示可能なように左目用画像データLと右目用画像データRからなり、データグループG3においては元画像データ70は2D画像フォーマットに従う1つの画像データからなる。
【0077】
上述の保存用メモリ7はフラッシュメモリからなるので、その内容を検索するのには比較的時間を要する。そこで、高速検索を可能ならしめるために、検索スピードに優れるRAMの作業用メモリ4を利用する。図10(A)に示すように作業用メモリ4には保存用メモリ7に格納される管理情報50を集約して管理する管理情報テーブルTBが格納される。管理情報テーブルTBには、保存用メモリ7に格納可能な最大のデータグループGiの数だけの、たとえば1000個の参照用情報D(j)(j=1、2、3、…、1000)を有する。
【0078】
参照用情報D(j)は画像番号データDX、画像種別データ40、2D/3D種別データ41、著作権情報42および次の画像番号ポインタ43を含む。参照用情報D(j)は、その中の画像番号データDXで示されるデータグループGiが保存用メモリ7の領域を使用して格納されているときは、該データグループGiの管理情報50に基づく内容を示すが、領域を使用していない(格納されていない)時は“未使用”を示す。画像種別データ40は、対応のデータグループGiの元画像データ70とサムネイル画像データ60(61〜63)の圧縮用フォーマットを示す。画像種別データ40を除く他のデータ41〜43は先のデータ51〜53と同様なので説明は省略する。
【0079】
図10(A)の作業用メモリ4では、先頭のすなわち保存順が最も新しいデータグループGiに対応の参照用情報D(j)はポインタPNにより指示される。
【0080】
したがって、保存用メモリ7からデータグループGiの内容を参照する(読出す)場合には、まず、ポインタPNにより先頭の参照用情報D(j)が検索され、検索された参照用情報D(j)が示す画像番号データDXを特定し、特定された画像番号データDXに基づいて、保存用メモリ7から先頭の、すなわち最も最近に保存されたデータグループGiの内容(管理情報50、サムネイル画像データ60(61〜63)および元画像データ70)を読出すことができる。
【0081】
次に、表示対象となる被写体画像のような対象画像の画像データを、サムネイル表示可能に保存する手順について図5(A)と(B)のフローチャートに従い説明する。ここでは、2D画像のフォーマットに従う画像データは、カメラ部3により撮影して出力された2D画像のデータとして取得し、3D画像のフォーマットに従う画像データは保存用メモリ7に保存されている2D画像フォーマットに従う元画像データ70を読出して、所定手順に従い変換部21により変換することにより取得していると想定する。
【0082】
図5(A)には2D画像データの取得手順が示される。まずカメラキー11が押下されるとカメラ部3が起動される(ステップS(以下、単にSと略す)1)。カメラ部3により被写体を撮影すると、取込まれた被写体像による2D画像のフォーマットに従う画像データは作業用メモリ4を介して表示用メモリ8に格納されるので、表示ドライバ部9は表示用メモリ8から読出される画像データに従い表示部10に2D画像フォーマットに従う被写体の画像を表示する。このとき、表示部10はモードボタン19の切換操作により2D表示モードにあると想定する。
【0083】
表示された画像を確認したユーザが該画像の保存を希望してシャッタボタン12を押下すると(S2)、シャッタボタン12が押下されたときに撮影されてカメラ部3から出力されている被写体の2D画像のフォーマットに従う画像データ(以下、撮影画像データという)は制御部2により作業用メモリ4に書込まれて、一時的に格納されるとともに、表示用メモリ8に格納される(S3)。表示用メモリ8に格納された撮影画像データに基づく画像は表示ドライバ部9を介して表示部10に表示されて、表示された撮影画像を確認したユーザが再度、シャッタボタン12を押下すると、サムネイル表示可能なように保存処理部5により撮影画像データの保存処理が行われる(S5)。
【0084】
図6に保存処理の手順が示される。保存処理部5は、作業用メモリ4に一時的に格納された画像データからサムネイル画像データ60を作業用メモリ4において作成するために次のようにする。
【0085】
ここでは撮影画像データに基づいて該データは2D画像フォーマットに従うと判定されるので(S10で“2D”)、撮影画像データは作業用メモリ4の2D画像のビットマップに配置される(S11a)。その後、撮影画像データに基づいてサムネイル画像のサイズ以下の画像、すなわちサムネイル画像データ60を作成する(S13)。
【0086】
S13の処理を、図8のサムネイルサイズカットシーケンスを参照して説明する。ここでは、作業用メモリ4のビットマップのサムネイル作成の元となる元画像データの画像については横サイズXであり縦サイズYであると想定し、サムネイルについては最大横サイズxであり最大縦サイズyであると想定する。
【0087】
まず、元画像データについての横サイズXと縦サイズYのそれぞれと、サムネイルの最大横サイズxと最大縦サイズyのそれぞれとを比較して(S20、S21、S25)、X>xであり、かつY>yであれば(S20でYES、S21でYES)元画像データの画像の大きさが図中斜線で示されるサムネイルの縦および横の最大サイズを超えているので(S22)、元画像データを、横サイズXが最大横サイズxに一致するように、元画像データについての横サイズXと縦サイズYの比率を変えずに縮減し、さらに、縦方向について最大縦サイズyを超えた部分のデータをカットする(S23)。これにより、元画像データからサムネイルのためのサムネイル画像が作成される(S28)。
【0088】
ここでの縮減は、例えば次のようにしてもよい。つまり、元画像データを構成するビットマップデータを複数個のマトリックス状のビット群に分割して、分割された各マトリックスのビット群の平均値を、そのマトリックスの代表値として採用して、元画像データを採用された代表値から構成するようにして縮減してもよい。この場合には、代表値の集合でサムネイル画像が作成されるから、サムネイル画像は元の画像を忠実に再現するものとなる。
【0089】
また、X>xであり、かつY≦yであれば(S20でYES、S21でNO)、元画像データの横サイズXについてサムネイルの最大横サイズxを超える部分のデータについてカットされ(S24)、サムネイル画像が作成される(S28)。
【0090】
また、X≦xであり、かつY>yであれば(S20でNO、S25でYES)、元画像データの縦サイズYについてサムネイルの最大縦サイズyを超える部分のデータについてカットされ(S26)サムネイル画像が作成される(S28)。
【0091】
また、X≦xであり、かつY≦yであれば(S20でNO、S25でNO)、元画像データの縦および横のサイズがサムネイルのそれに満たないので(S27)縮減およびカットの必要はなく、元画像データそれ自体がサムネイル画像となる(S28)。以上の手順で図6のサムネイル画像の作成が終了する(S10)。
【0092】
上述した元画像データからサムネイル画像データ作成には、サムネイルのサイズを満たすように、サイズを超える分のデータはカットするという手順が採用されるから、簡単にサムネイルを作成できる。
【0093】
保存処理部5は、元画像データとS13で作成したサムネイル画像のデータとを圧縮処理部20によりエンコードし、そして保存用メモリ7の格納可能な領域を検索するために画像番号データDXに1を設定する(S30)。次に、作業用メモリ4で画像番号データDXで指示される参照用情報D(j)が“未使用”を示すか否かを判定する。“未使用”でなければ(S31でNO)、画像番号データDXを1インクリメントして(S32)、インクリメントされた画像番号データDXで指示される参照用情報D(j)について同様に“未使用”か否か判定する。
【0094】
このように画像番号データDXをインクリメントしながら、作業用メモリ4から“未使用”を示す参照用情報D(j)の画像番号データDXを見つけ出す。図10(A)の場合は、参照用情報D(1)が“未使用”を示すと判定されるので、“未使用”の画像番号データDXとして“1”が判定される。
【0095】
上述のようにして、作業用メモリ4を検索して、保存用メモリ7の“未使用”の領域に対応の画像番号データDXが特定されると、保存用メモリ7の当該画像番号データDXに対応の領域に、エンコード(圧縮)した元画像データ70およびサムネイル画像データ60、ならびに管理情報50を含むデータグループGiを書込んで記憶する。この管理情報50においては、2D/3D種別データ51、著作権情報52および次の画像ポインタ53を書込む(S33)。このとき、記憶された元画像データ70およびサムネイル画像データ60はカメラ部3により撮影することにより得られた2D画像フォーマットに従うものなので、対応の管理情報50においては2D/3D種別データ51は“2D”が、および著作権情報52は“なし”がそれぞれ書込まれる。
【0096】
次に、作業用メモリ4において、現在の画像番号データDXに対応した参照用情報D(j)に、画像種別データ40は“JPEG”(Joint Photographic Experts Group)が、2D/3D種別データ41は“2D”が、著作権情報42には“なし”が書込まれ、そして次の画像番号ポインタ43が書込まれる(S34)。ここで、次の画像番号ポインタ43に現在のポインタPNの値を書込む。その後ポインタPNを現在の画像番号データDXを示すように更新する(S35)。
【0097】
このようにして、図10(A)と(B)の状態から新規の画像データが、すなわちデータグループG1が追加して保存された後のメモリの状態が図11(A)と(B)において示される。
【0098】
ここでサムネイル表示可能に保存される画像データが3D画像フォーマットに従う3D画像データである場合について説明する。図5(B)に示すように3D画像フォーマットに従う画像データを取得する(S1a)。具体的には、制御部2は、上述の手順で保存された2D画像フォーマットに従う元画像データ70(データグループG1またはG3の元画像データ70)のうち指定された元画像データ70を保存用メモリ7から変換部21に読出して、変換部21はこれを入力して3D画像フォーマットに従う画像データ、すなわち視差のある左目用画像データLと右目用画像データRとからなる画像データに変換して作業用メモリ4に出力する。これにより3D画像フォーマットに従う画像データが取得される。
【0099】
その後、保存処理(S5)が行なわれる。保存処理では図6に示すように3D画像フォーマットに従う3D画像データであると判定されるので(S10で‘3D’)、まずサムネイル作成処理(S11b)が行なわれる。その後、サムネイルサイズ以下となるような処理(S13)が前述と同様になされる。このサムネイル作成処理(S11b)では、サムネイル表示モード1〜3に対応のサムネイル画像データ61〜63が作成される。
【0100】
まずサムネイル表示モード1用のサムネイル画像データ61を作成するための図7(A)のサムネイル作成処理では、取得された画像データは作業用メモリ4の所定大きさの3D画像のためのビットマップに、対応の左目用画像データLと右目用画像データRが図7(B)のように左側と右側とに隣接して立体視のために配置される(図7(A)のS121)。図7(B)の画像データはサムネル画像の作成の元となる元画像データである。
【0101】
そして、図7(B)の元画像データについて表示部10に表示されるサムネイルのサイズを満たす大きさの画像のデータとなるように図7(C)で編集され、図7(D)のようなサムネイル画像が作成される(図6のS13)。具体的には、元画像データが3D画像フォーマットに従う場合には、図7(B)と(C)のように左目用画像データLと右目用画像データRとが隣接して配置された元画像データの画像について縦サイズYおよび横サイズXと想定し、サムネイルについては最大縦サイズyおよび最大横サイズxであると想定する。そして、図8の手順に従い前述と同様にサイズカットによる縮減または代表値を用いた縮減がなされて、図7(D)のようなサムネイル画像データ61を得ることができる。
【0102】
次に、サムネイル画像データ62を作成する。そのための図12(A)のサムネイル作成処理では、取得された画像データは作業用メモリ4の所定大きさの3D画像のためのビットマップに、対応の左目用画像データLと右目用画像データRが図12(B)のように左側と右側とに隣接して立体視のために配置される(図12(A)のS222)。図12(B)の画像データはサムネル画像の作成の元となる元画像データである。
【0103】
その後、左目用画像データLのみを抽出する(S222a)。この抽出手順を図9(A)〜(C)を用いて説明する。図9(A)に示すように表示部10の表示イメージにおいては左目用画像データLと右目用画像データRは並んで同時に表示されるが、作業用メモリ4などのメモリに格納されている状態では、図9(A)の左目用画像データLの所定大きさデータL(i)(i=1、2、3、…、n)と右目用画像データRの所定大きさデータR(i)(i=1、2、3、…、n)とが図9(B)の上段のように交互に配置されている。この配置状態において、左目用画像データLのデータL(i)のみを順に抽出してメモリにおいて抽出順に図9(B)下段のように配置し直すことで、図9(C)のように左目用画像データLのみを抜き出すことができる。
【0104】
次に、抽出された左目用画像データLを、表示部10に表示されるサムネイルの画像サイズ以下のサイズとなるように、図8に示したサムネイルサイズカットシーケンスに従い縮減する(図6のS13)。具体的には、元画像データが3D画像フォーマットに従う場合には、図12(C)の画像について縦サイズYおよび横サイズXと想定し、サムネイルについては最大縦サイズyおよび最大横サイズxであると想定する。そして、図8の手順に従い前述と同様にサイズカットによる縮減または代表値を用いた縮減がなされて、図12(D)に示されるように矢印のサムネイルのサイズ枠に収まるように、すなわち図12(E)のようなサムネイルサイズ以下に縮減されたサムネイル画像データ62が得られる。
【0105】
ここでは、サムネイル画像を作成のために左目用画像データLを抽出したが、これに代替して右目用画像データRを抽出しても良い。
【0106】
次に、サムネイル表示モード3用のサムネイル画像データ63を作成する。そのための図13(A)にサムネイル作成処理では、取得された画像データは作業用メモリ4の所定大きさの3D画像のためのビットマップに、対応の左目用画像データLと右目用画像データRが図13(B)のように左側と右側とに隣接して立体視のために配置される(図13(A)のS12)。図13(B)の画像データはサムネル画像の作成の元となる元画像データである。
【0107】
そして、図13(C)の左目用画像データLのみをビットマップデータから抽出する(S12a)。ここで、抽出の手順は図9(A)〜(C)にて説明したものと同様である。
【0108】
上述のようにして抽出された図13(C)の左目用画像データLを図13(D)のように横方向(X方向)に2倍に拡大する(S12b)。具体的には、X方向の各画素について同一画素(ビット)の値が2個ずつX方向に連続して配置される。これにより横方向について図13(D)のように2倍に拡大されて、元画像データ(図13(B)参照)と同じサイズとなる。
【0109】
その後、図13(D)の画像データを図13(E)の矢印で示すサムネイルのサイズ枠に収まるように、すなわちサムネイル画像のサイズ以下となるように図8のサムネイルカットシーケンスに従い縮減する(図6のS13)。この結果、図13(F)のサムネイル画像が作成される。具体的には、図13(D)の画像データの画像について縦サイズYおよび横サイズXと想定し、サムネイルについては最大縦サイズyおよび最大横サイズxであると想定する。そして、図8の手順に従い前述と同様にサイズカットによる縮減または代表値を用いた縮減がなされて、図13(F)のようなサムネイル画像データ63を得ることができる。
【0110】
ここでは左目用画像データLを抽出していたが、右目用画像データRを抽出しても良い。
【0111】
ここでは図13(C)→図13(D)のように2倍に拡大するのに、図13(C)のX方向の画素について、同一画素を連続して2個ずつ読出してメモリ配置するように処理しているが、拡大の手順はこれに限定されない。
【0112】
たとえば、図13(B)の左目用画像データLについてのX方向の同一ビットの値を、テンポラリ用の図示されないレジスタを介して2回連続して読出すことで図13(D)のように拡大されるようにしてもよい。
【0113】
または、図13(B)の左目用画像データLのビットマップにおいて、図13(E)の矢印のサムネイルのサイズの枠に該当するビットを特定して、そのビットの値を、図示されないテンポラリのメモリを介して2回連続して読出して、図13(E)のサイズの枠に配置するようにしてもよい。
【0114】
ここでは左目用画像データLを拡大操作した後に、サムネイルにサイズにまで縮減していたが、次のようであってもよい。つまり、左目用画像データLが予め縮減されており、これをサムネイルのサイズにまで拡大操作するようにしてもよい。
【0115】
その後、3D画像フォーマットに従う図13(B)の元画像データ70と作成されたサムネイル画像のデータ61〜63は図6のS30〜S35において前述と同様の手順に従い保存用メモリ7の未使用の領域のデータグループGiにおいて対応付けて格納される。保存された対応の元画像データ70は3D画像フォーマットに従うので、対応の2D/3D種別データ41(51)は“3D”を示すことになる。
【0116】
次に、上述のようにして保存されたサムネイル画像データ60(61〜63)によるサムネイルの一覧表示手順について図14のフローチャートに従い説明する。なお、ここではモードボタン19の操作により表示部10は2D表示モードであると想定しサムネイル画像の一覧表示では図4に示されるように9個のサムネイル画像を1画面にて表示可能と想定する。
【0117】
まず、ユーザの設定操作によりサムネイル表示モード1〜3のいずれか1つのモードが選択されるので制御部2は選択されたサムネイル表示モードを取得する(S39)。具体的には、サムネイル表示モード選択のために図15のような画面が表示部10に表示される。ユーザはカーソルキー12Aを操作して所望する表示モードに画面のカーソルCRを移動させて、シャッタボタン12を押下すると、カーソルCRで指示された所望するサムネイル表示モードを制御部2に対して入力できる。
【0118】
次に、作業用メモリ4において先頭の画像番号データDXを示すポインタPNの値を読出して表示されるサムネイル画像をカウントするための変数Iに1を設定し(S40)、読出されたポインタPNの値が有効な画像番号データDXの値を示すか否か判定する(S41)。有効な画像番号データを示していないと判定された場合は、または変数Iが表示可能なサムネイル数(=9)以下でない、すなわち越えていると判定された場合は(S41でNOまたはS42でNO)、一連の処理は終了する。
【0119】
そうでない場合は(S41でYESかつS42でYES)、ポインタPNが示す先頭の画像番号データDXを作業用メモリ4において検索して、検索結果得られた先頭の画像番号データDXに対応した保存用メモリ7のデータグループGiのサムネイル画像データ60〜63のいずれかを、作業用メモリ4に読出す(S43)。このときサムネイル画像データ60が格納されているデータグループGiについてはサムネイル画像データ60が読み出されて、サムネイル画像データ61〜63が格納されているデータグループGiについては格納されているサムネイル画像データ61〜63のうち、S39で制御部2が入力して取得した所望のサムネイル表示モードに対応のサムネイル画像データが読み出される。
【0120】
そして、展開処理部6は、作業用メモリ4に読出されたサムネイル画像データを対応の画像種別データ40が示す圧縮フォーマットに従いデコード(画像展開)して(S44)、表示用メモリ8に、図4のサムネイルデータ位置SD(I)において描画されるように配置する(S45)。このとき、読出されたサムネイル画像データに対応する2D/3D種別データ41が読出され、展開処理部6は読出されたデータ41に基づいて2D/3Dの別を示すキャラクタイメージCH(図4参照)も表示用メモリ8のサムネイルデータ位置SD(I)においてサムネイル画像の一部において上書きして同時に描画されるように配置する(S45)。
【0121】
これにより、表示部10が2D表示モードにおいて、3D画像フォーマットに従う元画像データ70によるサムネイルの画像と2D/3Dの別を示すキャラクタイメージCHが表示されるので、表示されたサムネイルに対応の元画像データ70が2D画像フォーマットに従うものか、3D画像フォーマットに従うものかを一目で認識できる。ここではキャラクタイメージCHは図4に示すように“2D”および“3D”の別で表示したが、キャラクタイメージCHとして“2D”のみ表示して他は3Dであると認識させるようにしてもよいし、逆に、キャラクタイメージCHとして“3D”のみ表示して他は2Dであると認識させるようにしてもよい。
【0122】
その後、次の画像番号データDXが読出されて、制御変数Iが1インクリメントされ(S46)、S41に戻り、以降の処理が同様に繰返される。最終的には、保存用メモリ7のサムネイル画像が図4のように一覧表示される。
【0123】
ユーザは図4のように一覧表示されたサムネイル画像を確認することで保存用メモリ7に保存されている画像を縮小されてはいるが一目で確認できる。その中からボタン操作などにより所望のサムネイル画像を指定すると、該サムネイル画像に対応の元画像データ70が保存用メモリ7から読出されて表示部10に表示される。
【0124】
このとき、指定されたサムネイル画像に対応の2D/3D種別データ41が“3D”を示すときは、サムネイル画像データ61〜63について次のような表示がなされる。該サムネイル画像に対応した元画像データ70の左目用画像データLが水平(横:X)方向に2倍に拡大処理されて2Dモードにて表示される。このときユーザがモードボタン19を押下すると制御部2は表示部10を3Dモードに切換え、保存用メモリ7から読出された元画像データ70に従う画像が表示部10に表示されるよう制御する。したがって、ユーザは表示された画像を立体視できる。指定されたサムネイル画像に対応の2D/3D種別データ41が“2D”を示すときは対応の元画像データ70に従う画像が2Dモードの表示部1に表示される。
【0125】
このようにしてサムネイル一覧表示を介して、変換部21を介して2D画像から3D画像への変換を所望する画像を指定することができる。
【0126】
本実施の形態ではサムネイル表示モード1〜3のうちから1つを選択的に指定したがモード選択はこれに限定されない。たとえば、サムネイル表示モード1と2のうちから1つを選択的に指定、サムネイル表示モード1と3のうちから1つを選択的に指定、およびサムネイル表示モード2と3のうちから1つを選択的に指定するのいずれかであってもよい。
【0127】
ここでは、保存用メモリ7に保存されて対応のサムネイル画像が生成される元画像データ(3D画像データ)70はカメラ部3により撮影して出力される撮影画像データから作成して取得しているが、取得手順はこれに限定されない。
【0128】
たとえば通信によりアンテナ15、無線部14および通信制御部13を介して外部から受信した(ダウンロードされた)3D画像データ、または図1の携帯電話1が図示されない画像読取装置などの外部装置を接続して外部装置から入力した3D画像データであってもよい。また、カメラ部3自体が撮影することにより2D画像でなくて3D画像フォーマットに従うデータを出力するものであってもよい。このような場合には、図7(A)の3D画像データのための左目用画像データLと右目用画像データRとの作成処理は省略される。
【0129】
同様に、保存用メモリ7に保存されて対応のサムネイル画像が生成される元画像データ(2D画像データ)70はカメラ部3により撮影して出力される撮影画像データから取得しているが、取得手順はこれに限定されない。たとえば通信によりアンテナ15、無線部14および通信制御部13を介して外部から受信した(ダウンロードされた)2D画像データであってもよい。または、図1の携帯電話1が図示されない画像読取装置などの外部装置を接続して、外部装置から入力した2D画像データであってもよい。
【0130】
なお、ここでは、3D画像のフォーマットに従う画像データをサムネイル表示する機能を携帯電話1に備えたが、該機能が搭載される機器は携帯電話に限定されず、他の種類の携帯機器、表示機能を有する各種情報処理機器においても同様に適用することができる。
【0131】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0132】
【発明の効果】
この発明によれば、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであっても縮小画像を作成して表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるカメラ付携帯電話機のブロック構成図である。
【図2】図1のカメラ付携帯電話機の外観図である。
【図3】図1のカメラ付携帯電話機の外観図である。
【図4】本実施の形態によるサムネイル画像の一覧表示例を示す図である。
【図5】(A)と(B)は、本実施の形態による画像データをサムネイル表示可能に保存する手順を示すフローチャートである。
【図6】保存処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】(A)〜(D)はサムネイル画像の作成処理手順を示す図である。
【図8】サムネイルサイズカットシーケンスのフローチャートである。
【図9】(A)〜(C)は画像データの抽出手順を示す図である。
【図10】(A)と(B)は、作業用メモリと保存用メモリにおける画像保存のためのデータ構造の一例を示す図である。
【図11】(A)と(B)は、図10(A)と(B)において保存画像が追加された後の状態を示す図である。
【図12】(A)〜(E)はサムネイル画像の作成処理手順を示す図である。
【図13】(A)〜(F)はサムネイル画像の作成処理手順を示す図である。
【図14】本実施の形態において保存されたサムネイル画像データによるサムネイルの一覧表示手順を示すフローチャートである。
【図15】サムネイル表示モード選択時の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 制御部、3 カメラ部、4 作業用メモリ、5 保存処理部、6 展開処理部、7 保存用メモリ、8 表示用メモリ、10 表示部、11 カメラキー、12 シャッタボタン、12A カーソルキー、19 モードボタン、20 圧縮処理部、21 変換部、40 画像種別データ、41、51 2D/3D種別データ、42、52 著作権情報、43 次の画像番号ポインタ、53 次の画像ポインタ、60〜63 サムネイル画像データ、70 元画像データ、CRカーソル、L 左目用画像データ、R 右目用画像データ、TB 管理情報テーブル、DX 画像番号データ、D(j) 参照用情報、Gi データグループ、PN ポインタ、SD(I) サムネイルデータ位置。
【発明の属する技術分野】
この発明は画像表示装置および方法に関し、特に、立体画像のフォーマットに従うデータに基づく画像を表示する画像表示装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より立体画像(以下、3D(3−Dimensional)画像という)を表示するのに、液晶表示部に表示用液晶パネルとスリット用の液晶表示パネルを一体的に用いたものが提供されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
また、同一画面内で3D画像と平面画像(以下、2D(2−Dimensional)画像という)とを同時に表示する装置が提供されている(たとえば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−122733号公報の明細書と図面
【0005】
【特許文献2】
特開平7−236164号公報の明細書と図面
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
最近は、2D画像および3D画像を含む各種のフォーマットの画像データが同時に取扱われつつあるので、画像表示機能を有する機器においてもこれら複数種類のフォーマット画像データが混在して格納されることになる。格納されている複数種類のフォーマットの画像データをメニュー形式の一覧表示をする場合には、その画像ファイル名を表示するよりも、そのイメージを縮小して表示するという、いわゆるサムネイルによる一覧が便利である。
【0007】
しかしながら、従来はこのようなサムネイル表示の際に3D画像フォーマットに従うデータによるサムネイル画像を表示する装置は提案されていなかった。
【0008】
それゆえにこの発明の目的は、対象画像について3D画像のフォーマットに従うデータに基づいて縮小画像を表示することが可能な画像表示装置および方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に従うと、画像表示装置は対象画像を立体視するための3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、3次元縮小画像作成手段により作成された縮小画像を表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0010】
したがって、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであっても縮小画像を作成して表示できる。
【0011】
上述の3次元縮小画像作成手段は好ましくは、同一の3次元画像データから種類の異なる複数の縮小画像を作成する手段を有し、3次元縮小画像表示手段は作成された複数種類の縮小画像のうちから選択的に指定された種類の縮小画像を表示する。
【0012】
したがって、同一の3次元画像データから複数種類の縮小画像を作成して、作成された縮小画像のうちから選択されたものを表示できる。
【0013】
上述の3次元画像データは好ましくは立体視のための左目用画像データおよび右目用画像データからなり、作成される縮小画像の種類には左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減することにより作成される種類が含まれる。
【0014】
したがって、左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを縮減して得られた縮小画像を選択して表示できる。
【0015】
上述の3次元画像データは好ましくは立体視のための左目用画像データおよび右目用画像データからなり、作成される縮小画像の種類には左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大操作を用いて対象画像が縮小画像のサイズを満たすように作成される種類が含まれる。
【0016】
つまり、拡大された後に縮減して対象画像が縮小画像のサイズを満たすように作成される種類であってもよく、また縮減された左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかが対象画像が縮小画像のサイズを満たすように拡大されて作成される種類であってもよい。
【0017】
したがって、左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大操作して得られた縮小画像を選択的に表示させることができる。
【0018】
上述の作成される縮小画像の種類には好ましくはさらに、対象画像が縮小画像のサイズを満たすように左目用画像データおよび右目用画像データを縮減することにより作成される種類が含まれる。
【0019】
したがって、左目用画像データおよび右目用画像データを縮減して得られた縮小画像を選択的に表示させることができる。
【0020】
上述の3次元縮小画像作成手段は好ましくは、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大する拡大手段と、拡大手段により拡大された画像データを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段とを有する。
【0021】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータの一方を拡大した後に縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0022】
上述の画像表示装置は好ましくは表示部をさらに備えて、表示部においては、画像は2次元画像として視認される。
【0023】
したがって、2次元画像として視認されるように画像を表示する表示部において、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を表示できる。
【0024】
上述の縮減手段は好ましくは、拡大手段により拡大された画像データから、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットするサイズカット手段をさらに有する。
【0025】
したがって、拡大画像のデータの縮小画像のサイズを満たすための減縮は、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットすることによりなされるから、容易に縮小画像を作成できる。
【0026】
上述の拡大された画像データは好ましくは、ビットマップデータであって、縮減手段はビットマップデータを複数個のマトリックスのデータに分割したときの、各マトリックスにおける代表値を抽出して、抽出された代表値により画像データを構成する。
【0027】
したがって、縮小画像に対応の画像データは、元の対象画像の左目用画像と右目用画像とのデータのいずれかを拡大した画像データの各マトリックスの代表値により構成される。それゆえに、作成された縮小画像は、縮小されてはいるが元の対象画像を忠実に再現する。
【0028】
上述の画像表示装置は好ましくは、対象画像の2次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する2次元縮小画像作成手段をさらに備える。
【0029】
したがって、対象画像が2次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0030】
上述の3次元画像データは好ましくは、外部から与えられたデータおよび対象画像の2次元画像データに基づいて作成されたデータのいずれかである。
【0031】
したがって、対象画像の3次元画像データを外部から取得したり、対象画像の2次元画像データに基づいて内部において作成して取得したりできる。それゆえに、対象画像の3次元画像データの取得先を多様に持つことができる。
【0032】
上述の縮小画像表示手段は好ましくは、縮小画像とともに、当該縮小画像は3次元画像データに基づいて作成されたデータであるか否かの情報を表示する。
【0033】
したがって、表示部に表示される縮小画像は、3次元画像データからなるものか否か、すなわち3次元画像データからなるものか、それとも2次元画像データからなるものかを報知できる。
【0034】
上述の2次元画像データは好ましくは、被写体を撮影して出力された画像データであるから、被写体を撮影して出力された2次元画像のデータから、被写体の3次元画像のデータを取得して、その縮小画像を表示できる。
【0035】
上述の画像表示装置は好ましくは作成された複数の縮小画像のデータそれぞれと、該縮小画像データの作成の元となった画像データとを対応付けて格納可能なデータ格納手段をさらに備えて、縮小画像表示手段は、データ格納手段に格納された複数の縮小画像のデータに基づいて、複数の縮小画像を一覧表示する。
【0036】
したがって、作成された縮小画像データを作成の基となった画像データと対応付けてをデータ格納手段に格納すると、格納された複数の縮小画像データによる複数の縮小画像は表示部に一覧表示される。それゆえに、一覧表示された縮小画像を確認することで、対応の画像データにより示される複数の対象画像を一目で確認できる。
【0037】
この発明の他の局面に従うと、画像表示方法は対象画像を立体視するための3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成ステップと、3次元縮小画像作成ステップにより作成された縮小画像を表示する縮小画像表示ステップとを備える。
【0038】
したがって、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであっても縮小画像を作成して表示できる。
【0039】
この発明のさらなる他の局面に従うと、画像表示装置は表示部と、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、作成された縮小画像を表示部に表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0040】
この3次元縮小画像作成手段は、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大する拡大手段と、拡大手段により拡大された画像データを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段とを有する。
【0041】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータの一方を拡大した後に縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0042】
上述の画像表示装置においては好ましくは、表示部において画像は2次元画像として視認される。
【0043】
したがって、2次元画像として視認されるように画像を表示する表示部において、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を表示できる。
【0044】
上述の縮減手段は好ましくは、拡大手段により拡大された画像データから、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットするサイズカット手段を有する。
【0045】
したがって、拡大画像のデータの縮小画像のサイズを満たすための減縮は、対象画像の縮小画像のサイズを超える分のデータをカットすることによりなされるから、容易に縮小画像を作成できる。
【0046】
上述の画像表示装置において好ましくは、拡大された画像データはビットマップデータであって、縮減手段は、ビットマップデータを複数個のマトリックスのデータに分割したときの、各マトリックスにおける代表値を抽出して、抽出された代表値により画像データを構成する。
【0047】
したがって、縮小画像に対応の画像データは、元の対象画像の左目用画像と右目用画像とのデータのいずれかを拡大した画像データの各マトリックスの代表値により構成される。それゆえに、作成された縮小画像は、縮小されてはいるが元の対象画像を忠実に再現する。
【0048】
上述の画像表示装置は好ましくは、対象画像の2次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する2次元縮小画像作成手段をさらに備える。
【0049】
したがって、対象画像が2次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0050】
上述の3次元画像データは好ましくは、外部から与えられたデータおよび対象画像の2次元画像データに基づいて作成されたデータのいずれかである。
【0051】
したがって、対象画像の3次元画像データを外部から取得したり、対象画像の2次元画像データに基づいて内部において作成して取得したりできる。それゆえに、対象画像の3次元画像データの取得先を多様に持つことができる。
【0052】
上述の縮小画像表示手段は好ましくは、縮小画像とともに、当該縮小画像は3次元画像のデータに基づいて作成されたデータであるか否かの情報を表示する。
【0053】
したがって、表示部に表示される縮小画像は、3次元画像データからなるものか否か、すなわち3次元画像データからなるものか、それとも2次元画像データからなるものかを報知できる。
【0054】
上述の2次元画像データは好ましくは、被写体を撮影して出力された画像データであるから、被写体を撮影して出力された2次元画像のデータから、被写体の3次元画像のデータを取得して、その縮小画像を表示できる。
【0055】
上述の画像表示装置は好ましくは、作成された複数の縮小画像のデータそれぞれと該縮小画像データの作成の元となった画像データとを対応付けて格納可能なデータ格納手段をさらに備えて、縮小画像表示手段は、データ格納手段に格納された複数の縮小画像のデータに基づいて、表示部に複数の縮小画像を一覧表示する。
【0056】
したがって、作成された縮小画像データを作成の基となった画像データと対応付けてをデータ格納手段に格納すると、格納された複数の縮小画像データによる複数の縮小画像は表示部に一覧表示される。
【0057】
それゆえに、一覧表示された縮小画像を確認することで、対応の画像データにより示される複数の対象画像を一目で確認できる。
【0058】
上述の画像表示装置は、携帯型機器に搭載されてもよい。また、このような携帯機器は携帯型電話機であってもよい。
【0059】
この発明のさらなる他の局面に従うと画像表示方法は、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成ステップと、作成された縮小画像を表示する縮小画像表示ステップとを備えて、3次元縮小画像作成ステップは、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを拡大する拡大ステップと、拡大ステップにより拡大された画像データを対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減ステップとを有する。
【0060】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータの一方を拡大した後に縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0061】
この発明のさらなる他の局面に従うと、画像表示装置は表示部と、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、作成された縮小画像を表示部に表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0062】
この3次元縮小画像作成手段は、対象画像が縮小画像のサイズを満たすように、3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータを縮減する縮減手段を有する。
【0063】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像とのデータを縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0064】
この発明のさらなる他の局面に従うと、画像表示装置は表示部と、対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、作成された縮小画像を表示部に表示する縮小画像表示手段とを備える。
【0065】
この3次元縮小画像作成手段は、3次元画像データの左目用画像データおよび右目用画像データのいずれかを、対象画像が縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段を有する。
【0066】
したがって、対象画像の3次元画像データの左目用画像と右目用画像のデータの一方を縮減することにより、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであったとしても縮小画像を作成して、表示することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0068】
図1には、この発明の実施の形態によるカメラ付携帯電話機(以下、携帯電話と略す)1のブロック構成が示されて、図2と図3には携帯電話1の外観が示される。図2と図3を参照して携帯電話1は、被写体を撮影して画像データを出力するカメラ部3、液晶などからなる表示部10、カメラ部3を起動させるために操作されるカメラキー11、カメラ部3によるシャッタ動作のためおよび撮影して得られた画像データを保存するために操作されるシャッタボタン12、カーソルキー12A、通信のためのアンテナ15およびモードボタン19を備える。なお、各種操作のためのボタンやキーの種類および配置はこれに限定されない。例えば、表示部10に表示される操作メニューの中から操作すべき項目を選択するようにしてもよい。
【0069】
図1を参照して携帯電話1は、各部を制御するためにCPU(Central Processing Unit)などのマイクロプロセッサからなる制御部2、CCD(Charge Coupled Device)16を含むカメラ部3、RAM(Random Access Memory)からなる作業用メモリ4、圧縮処理部20を有して画像データを圧縮処理部20でエンコード(圧縮)して保存処理するための保存処理部5、画像に関するデータをイメージに展開(デコード)するための展開処理部6、フラッシュメモリからなる保存用メモリ7、RAMからなる表示用メモリ8、表示ドライバ部9、表示部10、カメラキー11、シャッタボタン12、およびモードボタン19、アンテナ15を介した通信のための通信制御部13および無線部14、2D画像フォーマットと3D画像フォーマット間でのフォーマット変換をする変換部21を備える。シャッタボタン12はカメラ部3による撮影モードにないときは、情報の入力を指示するために操作されるボタンとしても機能する。図1中、太線は画像のデータの流れを示す。
【0070】
表示部10は、たとえば特開平5−122733号公報に示されるように、スリット用の液晶デバイスが用いられる。したがって、スリット用液晶デバイスをON駆動すると、表示部10に3D画像のフォーマットに従う画像データが表示された場合に、画像を立体視させることができる。表示部10は2D画像表示向けとするのにスリット用液晶デバイスの駆動がOFFされる2Dモードと3D画像表示向けとするのにスリット用液晶デバイスをON駆動する3Dモードとのいずれかに切換される。このモード切換はモードボタン19の操作により行われる。モードボタン19の操作に応じた表示部10の2Dモード/3Dモードの切換は制御部2によりなされる。
【0071】
本実施の形態では、カメラ部3で撮影されて出力された画像データなどの各種の画像データは、保存用メモリ7に格納されて保存することができる。保存用メモリ7の保存された画像データを一覧表示するときには、図4に示されるように表示部10において各画像データに従う画像が縮小画像の、いわゆるサムネイルにて一覧表示される。表示部10において保存用メモリ7の画像データがサムネイルにて一覧表示されるとき、1画面においてサムネイルの画像はサムネイルデータ位置SD(1)〜SD(9)の順番に表示される。サムネイルが9個を超える場合には、次の画面をリクエストすることにより、残りのサムネイルを図4のように一覧表示することができる。
【0072】
本実施の形態では、3D画像フォーマットに従う画像データのサムネイル画像の表示モードとしてサムネイル表示モード1〜3のいずれかを選択的に設定可能である。サムネイル表示モード1では3D画像データの左目用および右目用画像データが縮減されて作成されたサムネイル画像が表示される。サムネイル表示モード2では3D画像データの左目用および右目用画像データのいずれかが縮減されて作成されたサムネイル画像が表示される。サムネイル表示モード3では3D画像データの左目用および右目用画像データのいずれかが拡大されて作成されたサムネイル画像が表示される。
【0073】
図5(A)と(B)、図6、7(A)〜(D)、図8、図9(A)〜(C)、図12(A)〜(D)および図13(A)〜(E)には画像データをサムネイル表示可能に保存するための一連の手順が示されて、図10(A)と(B)および図11(A)と(B)には作業用メモリ4と保存用メモリ7の画像保存のためのデータ構造の一例が示される。
【0074】
ここで図10(A)と(B)を参照して作業用メモリ4と保存用メモリ7における画像保存のためのデータ構造について説明する。図10(B)に示すように保存用メモリ7には保存されてサムネイルにて一覧表示される画像データのそれぞれについて、保存順に従いデータグループGi(i=1、2、3、…、n)が格納される。データグループGiは、対応の保存画像を一意に特定するための画像番号データDX、管理情報50、サムネイル画像データ60(61〜63)およびサムネイル画像データを作成するための元となった元画像データ70を対応付けて有する。ここでは2D画像フォーマットに従う元画像データ70についてはサムネイル画像データ60が格納されて、3D画像フォーマットに従う元画像データ70についてはサムネイル表示モード1〜3に対応のサムネイル画像データ61〜63が格納される。
【0075】
管理情報50は、対応の元画像データ70が2D画像フォーマットに従うものか3D画像フォーマットに従うものかの別を示すための2D/3D種別データ51、対応画像データについての著作権情報52および次位に格納される(次位の保存順である)画像のデータグループG(i+1)を指定するポインタ情報である次の画像ポインタ53を含む。したがって、次の画像ポインタ53をたどることにより保存順に従い連続的にデータグループGiをアクセスすることができる。
【0076】
図10(B)ではデータグループG2においては元画像データ70は3D画像フォーマットに従い立体表示可能なように左目用画像データLと右目用画像データRからなり、データグループG3においては元画像データ70は2D画像フォーマットに従う1つの画像データからなる。
【0077】
上述の保存用メモリ7はフラッシュメモリからなるので、その内容を検索するのには比較的時間を要する。そこで、高速検索を可能ならしめるために、検索スピードに優れるRAMの作業用メモリ4を利用する。図10(A)に示すように作業用メモリ4には保存用メモリ7に格納される管理情報50を集約して管理する管理情報テーブルTBが格納される。管理情報テーブルTBには、保存用メモリ7に格納可能な最大のデータグループGiの数だけの、たとえば1000個の参照用情報D(j)(j=1、2、3、…、1000)を有する。
【0078】
参照用情報D(j)は画像番号データDX、画像種別データ40、2D/3D種別データ41、著作権情報42および次の画像番号ポインタ43を含む。参照用情報D(j)は、その中の画像番号データDXで示されるデータグループGiが保存用メモリ7の領域を使用して格納されているときは、該データグループGiの管理情報50に基づく内容を示すが、領域を使用していない(格納されていない)時は“未使用”を示す。画像種別データ40は、対応のデータグループGiの元画像データ70とサムネイル画像データ60(61〜63)の圧縮用フォーマットを示す。画像種別データ40を除く他のデータ41〜43は先のデータ51〜53と同様なので説明は省略する。
【0079】
図10(A)の作業用メモリ4では、先頭のすなわち保存順が最も新しいデータグループGiに対応の参照用情報D(j)はポインタPNにより指示される。
【0080】
したがって、保存用メモリ7からデータグループGiの内容を参照する(読出す)場合には、まず、ポインタPNにより先頭の参照用情報D(j)が検索され、検索された参照用情報D(j)が示す画像番号データDXを特定し、特定された画像番号データDXに基づいて、保存用メモリ7から先頭の、すなわち最も最近に保存されたデータグループGiの内容(管理情報50、サムネイル画像データ60(61〜63)および元画像データ70)を読出すことができる。
【0081】
次に、表示対象となる被写体画像のような対象画像の画像データを、サムネイル表示可能に保存する手順について図5(A)と(B)のフローチャートに従い説明する。ここでは、2D画像のフォーマットに従う画像データは、カメラ部3により撮影して出力された2D画像のデータとして取得し、3D画像のフォーマットに従う画像データは保存用メモリ7に保存されている2D画像フォーマットに従う元画像データ70を読出して、所定手順に従い変換部21により変換することにより取得していると想定する。
【0082】
図5(A)には2D画像データの取得手順が示される。まずカメラキー11が押下されるとカメラ部3が起動される(ステップS(以下、単にSと略す)1)。カメラ部3により被写体を撮影すると、取込まれた被写体像による2D画像のフォーマットに従う画像データは作業用メモリ4を介して表示用メモリ8に格納されるので、表示ドライバ部9は表示用メモリ8から読出される画像データに従い表示部10に2D画像フォーマットに従う被写体の画像を表示する。このとき、表示部10はモードボタン19の切換操作により2D表示モードにあると想定する。
【0083】
表示された画像を確認したユーザが該画像の保存を希望してシャッタボタン12を押下すると(S2)、シャッタボタン12が押下されたときに撮影されてカメラ部3から出力されている被写体の2D画像のフォーマットに従う画像データ(以下、撮影画像データという)は制御部2により作業用メモリ4に書込まれて、一時的に格納されるとともに、表示用メモリ8に格納される(S3)。表示用メモリ8に格納された撮影画像データに基づく画像は表示ドライバ部9を介して表示部10に表示されて、表示された撮影画像を確認したユーザが再度、シャッタボタン12を押下すると、サムネイル表示可能なように保存処理部5により撮影画像データの保存処理が行われる(S5)。
【0084】
図6に保存処理の手順が示される。保存処理部5は、作業用メモリ4に一時的に格納された画像データからサムネイル画像データ60を作業用メモリ4において作成するために次のようにする。
【0085】
ここでは撮影画像データに基づいて該データは2D画像フォーマットに従うと判定されるので(S10で“2D”)、撮影画像データは作業用メモリ4の2D画像のビットマップに配置される(S11a)。その後、撮影画像データに基づいてサムネイル画像のサイズ以下の画像、すなわちサムネイル画像データ60を作成する(S13)。
【0086】
S13の処理を、図8のサムネイルサイズカットシーケンスを参照して説明する。ここでは、作業用メモリ4のビットマップのサムネイル作成の元となる元画像データの画像については横サイズXであり縦サイズYであると想定し、サムネイルについては最大横サイズxであり最大縦サイズyであると想定する。
【0087】
まず、元画像データについての横サイズXと縦サイズYのそれぞれと、サムネイルの最大横サイズxと最大縦サイズyのそれぞれとを比較して(S20、S21、S25)、X>xであり、かつY>yであれば(S20でYES、S21でYES)元画像データの画像の大きさが図中斜線で示されるサムネイルの縦および横の最大サイズを超えているので(S22)、元画像データを、横サイズXが最大横サイズxに一致するように、元画像データについての横サイズXと縦サイズYの比率を変えずに縮減し、さらに、縦方向について最大縦サイズyを超えた部分のデータをカットする(S23)。これにより、元画像データからサムネイルのためのサムネイル画像が作成される(S28)。
【0088】
ここでの縮減は、例えば次のようにしてもよい。つまり、元画像データを構成するビットマップデータを複数個のマトリックス状のビット群に分割して、分割された各マトリックスのビット群の平均値を、そのマトリックスの代表値として採用して、元画像データを採用された代表値から構成するようにして縮減してもよい。この場合には、代表値の集合でサムネイル画像が作成されるから、サムネイル画像は元の画像を忠実に再現するものとなる。
【0089】
また、X>xであり、かつY≦yであれば(S20でYES、S21でNO)、元画像データの横サイズXについてサムネイルの最大横サイズxを超える部分のデータについてカットされ(S24)、サムネイル画像が作成される(S28)。
【0090】
また、X≦xであり、かつY>yであれば(S20でNO、S25でYES)、元画像データの縦サイズYについてサムネイルの最大縦サイズyを超える部分のデータについてカットされ(S26)サムネイル画像が作成される(S28)。
【0091】
また、X≦xであり、かつY≦yであれば(S20でNO、S25でNO)、元画像データの縦および横のサイズがサムネイルのそれに満たないので(S27)縮減およびカットの必要はなく、元画像データそれ自体がサムネイル画像となる(S28)。以上の手順で図6のサムネイル画像の作成が終了する(S10)。
【0092】
上述した元画像データからサムネイル画像データ作成には、サムネイルのサイズを満たすように、サイズを超える分のデータはカットするという手順が採用されるから、簡単にサムネイルを作成できる。
【0093】
保存処理部5は、元画像データとS13で作成したサムネイル画像のデータとを圧縮処理部20によりエンコードし、そして保存用メモリ7の格納可能な領域を検索するために画像番号データDXに1を設定する(S30)。次に、作業用メモリ4で画像番号データDXで指示される参照用情報D(j)が“未使用”を示すか否かを判定する。“未使用”でなければ(S31でNO)、画像番号データDXを1インクリメントして(S32)、インクリメントされた画像番号データDXで指示される参照用情報D(j)について同様に“未使用”か否か判定する。
【0094】
このように画像番号データDXをインクリメントしながら、作業用メモリ4から“未使用”を示す参照用情報D(j)の画像番号データDXを見つけ出す。図10(A)の場合は、参照用情報D(1)が“未使用”を示すと判定されるので、“未使用”の画像番号データDXとして“1”が判定される。
【0095】
上述のようにして、作業用メモリ4を検索して、保存用メモリ7の“未使用”の領域に対応の画像番号データDXが特定されると、保存用メモリ7の当該画像番号データDXに対応の領域に、エンコード(圧縮)した元画像データ70およびサムネイル画像データ60、ならびに管理情報50を含むデータグループGiを書込んで記憶する。この管理情報50においては、2D/3D種別データ51、著作権情報52および次の画像ポインタ53を書込む(S33)。このとき、記憶された元画像データ70およびサムネイル画像データ60はカメラ部3により撮影することにより得られた2D画像フォーマットに従うものなので、対応の管理情報50においては2D/3D種別データ51は“2D”が、および著作権情報52は“なし”がそれぞれ書込まれる。
【0096】
次に、作業用メモリ4において、現在の画像番号データDXに対応した参照用情報D(j)に、画像種別データ40は“JPEG”(Joint Photographic Experts Group)が、2D/3D種別データ41は“2D”が、著作権情報42には“なし”が書込まれ、そして次の画像番号ポインタ43が書込まれる(S34)。ここで、次の画像番号ポインタ43に現在のポインタPNの値を書込む。その後ポインタPNを現在の画像番号データDXを示すように更新する(S35)。
【0097】
このようにして、図10(A)と(B)の状態から新規の画像データが、すなわちデータグループG1が追加して保存された後のメモリの状態が図11(A)と(B)において示される。
【0098】
ここでサムネイル表示可能に保存される画像データが3D画像フォーマットに従う3D画像データである場合について説明する。図5(B)に示すように3D画像フォーマットに従う画像データを取得する(S1a)。具体的には、制御部2は、上述の手順で保存された2D画像フォーマットに従う元画像データ70(データグループG1またはG3の元画像データ70)のうち指定された元画像データ70を保存用メモリ7から変換部21に読出して、変換部21はこれを入力して3D画像フォーマットに従う画像データ、すなわち視差のある左目用画像データLと右目用画像データRとからなる画像データに変換して作業用メモリ4に出力する。これにより3D画像フォーマットに従う画像データが取得される。
【0099】
その後、保存処理(S5)が行なわれる。保存処理では図6に示すように3D画像フォーマットに従う3D画像データであると判定されるので(S10で‘3D’)、まずサムネイル作成処理(S11b)が行なわれる。その後、サムネイルサイズ以下となるような処理(S13)が前述と同様になされる。このサムネイル作成処理(S11b)では、サムネイル表示モード1〜3に対応のサムネイル画像データ61〜63が作成される。
【0100】
まずサムネイル表示モード1用のサムネイル画像データ61を作成するための図7(A)のサムネイル作成処理では、取得された画像データは作業用メモリ4の所定大きさの3D画像のためのビットマップに、対応の左目用画像データLと右目用画像データRが図7(B)のように左側と右側とに隣接して立体視のために配置される(図7(A)のS121)。図7(B)の画像データはサムネル画像の作成の元となる元画像データである。
【0101】
そして、図7(B)の元画像データについて表示部10に表示されるサムネイルのサイズを満たす大きさの画像のデータとなるように図7(C)で編集され、図7(D)のようなサムネイル画像が作成される(図6のS13)。具体的には、元画像データが3D画像フォーマットに従う場合には、図7(B)と(C)のように左目用画像データLと右目用画像データRとが隣接して配置された元画像データの画像について縦サイズYおよび横サイズXと想定し、サムネイルについては最大縦サイズyおよび最大横サイズxであると想定する。そして、図8の手順に従い前述と同様にサイズカットによる縮減または代表値を用いた縮減がなされて、図7(D)のようなサムネイル画像データ61を得ることができる。
【0102】
次に、サムネイル画像データ62を作成する。そのための図12(A)のサムネイル作成処理では、取得された画像データは作業用メモリ4の所定大きさの3D画像のためのビットマップに、対応の左目用画像データLと右目用画像データRが図12(B)のように左側と右側とに隣接して立体視のために配置される(図12(A)のS222)。図12(B)の画像データはサムネル画像の作成の元となる元画像データである。
【0103】
その後、左目用画像データLのみを抽出する(S222a)。この抽出手順を図9(A)〜(C)を用いて説明する。図9(A)に示すように表示部10の表示イメージにおいては左目用画像データLと右目用画像データRは並んで同時に表示されるが、作業用メモリ4などのメモリに格納されている状態では、図9(A)の左目用画像データLの所定大きさデータL(i)(i=1、2、3、…、n)と右目用画像データRの所定大きさデータR(i)(i=1、2、3、…、n)とが図9(B)の上段のように交互に配置されている。この配置状態において、左目用画像データLのデータL(i)のみを順に抽出してメモリにおいて抽出順に図9(B)下段のように配置し直すことで、図9(C)のように左目用画像データLのみを抜き出すことができる。
【0104】
次に、抽出された左目用画像データLを、表示部10に表示されるサムネイルの画像サイズ以下のサイズとなるように、図8に示したサムネイルサイズカットシーケンスに従い縮減する(図6のS13)。具体的には、元画像データが3D画像フォーマットに従う場合には、図12(C)の画像について縦サイズYおよび横サイズXと想定し、サムネイルについては最大縦サイズyおよび最大横サイズxであると想定する。そして、図8の手順に従い前述と同様にサイズカットによる縮減または代表値を用いた縮減がなされて、図12(D)に示されるように矢印のサムネイルのサイズ枠に収まるように、すなわち図12(E)のようなサムネイルサイズ以下に縮減されたサムネイル画像データ62が得られる。
【0105】
ここでは、サムネイル画像を作成のために左目用画像データLを抽出したが、これに代替して右目用画像データRを抽出しても良い。
【0106】
次に、サムネイル表示モード3用のサムネイル画像データ63を作成する。そのための図13(A)にサムネイル作成処理では、取得された画像データは作業用メモリ4の所定大きさの3D画像のためのビットマップに、対応の左目用画像データLと右目用画像データRが図13(B)のように左側と右側とに隣接して立体視のために配置される(図13(A)のS12)。図13(B)の画像データはサムネル画像の作成の元となる元画像データである。
【0107】
そして、図13(C)の左目用画像データLのみをビットマップデータから抽出する(S12a)。ここで、抽出の手順は図9(A)〜(C)にて説明したものと同様である。
【0108】
上述のようにして抽出された図13(C)の左目用画像データLを図13(D)のように横方向(X方向)に2倍に拡大する(S12b)。具体的には、X方向の各画素について同一画素(ビット)の値が2個ずつX方向に連続して配置される。これにより横方向について図13(D)のように2倍に拡大されて、元画像データ(図13(B)参照)と同じサイズとなる。
【0109】
その後、図13(D)の画像データを図13(E)の矢印で示すサムネイルのサイズ枠に収まるように、すなわちサムネイル画像のサイズ以下となるように図8のサムネイルカットシーケンスに従い縮減する(図6のS13)。この結果、図13(F)のサムネイル画像が作成される。具体的には、図13(D)の画像データの画像について縦サイズYおよび横サイズXと想定し、サムネイルについては最大縦サイズyおよび最大横サイズxであると想定する。そして、図8の手順に従い前述と同様にサイズカットによる縮減または代表値を用いた縮減がなされて、図13(F)のようなサムネイル画像データ63を得ることができる。
【0110】
ここでは左目用画像データLを抽出していたが、右目用画像データRを抽出しても良い。
【0111】
ここでは図13(C)→図13(D)のように2倍に拡大するのに、図13(C)のX方向の画素について、同一画素を連続して2個ずつ読出してメモリ配置するように処理しているが、拡大の手順はこれに限定されない。
【0112】
たとえば、図13(B)の左目用画像データLについてのX方向の同一ビットの値を、テンポラリ用の図示されないレジスタを介して2回連続して読出すことで図13(D)のように拡大されるようにしてもよい。
【0113】
または、図13(B)の左目用画像データLのビットマップにおいて、図13(E)の矢印のサムネイルのサイズの枠に該当するビットを特定して、そのビットの値を、図示されないテンポラリのメモリを介して2回連続して読出して、図13(E)のサイズの枠に配置するようにしてもよい。
【0114】
ここでは左目用画像データLを拡大操作した後に、サムネイルにサイズにまで縮減していたが、次のようであってもよい。つまり、左目用画像データLが予め縮減されており、これをサムネイルのサイズにまで拡大操作するようにしてもよい。
【0115】
その後、3D画像フォーマットに従う図13(B)の元画像データ70と作成されたサムネイル画像のデータ61〜63は図6のS30〜S35において前述と同様の手順に従い保存用メモリ7の未使用の領域のデータグループGiにおいて対応付けて格納される。保存された対応の元画像データ70は3D画像フォーマットに従うので、対応の2D/3D種別データ41(51)は“3D”を示すことになる。
【0116】
次に、上述のようにして保存されたサムネイル画像データ60(61〜63)によるサムネイルの一覧表示手順について図14のフローチャートに従い説明する。なお、ここではモードボタン19の操作により表示部10は2D表示モードであると想定しサムネイル画像の一覧表示では図4に示されるように9個のサムネイル画像を1画面にて表示可能と想定する。
【0117】
まず、ユーザの設定操作によりサムネイル表示モード1〜3のいずれか1つのモードが選択されるので制御部2は選択されたサムネイル表示モードを取得する(S39)。具体的には、サムネイル表示モード選択のために図15のような画面が表示部10に表示される。ユーザはカーソルキー12Aを操作して所望する表示モードに画面のカーソルCRを移動させて、シャッタボタン12を押下すると、カーソルCRで指示された所望するサムネイル表示モードを制御部2に対して入力できる。
【0118】
次に、作業用メモリ4において先頭の画像番号データDXを示すポインタPNの値を読出して表示されるサムネイル画像をカウントするための変数Iに1を設定し(S40)、読出されたポインタPNの値が有効な画像番号データDXの値を示すか否か判定する(S41)。有効な画像番号データを示していないと判定された場合は、または変数Iが表示可能なサムネイル数(=9)以下でない、すなわち越えていると判定された場合は(S41でNOまたはS42でNO)、一連の処理は終了する。
【0119】
そうでない場合は(S41でYESかつS42でYES)、ポインタPNが示す先頭の画像番号データDXを作業用メモリ4において検索して、検索結果得られた先頭の画像番号データDXに対応した保存用メモリ7のデータグループGiのサムネイル画像データ60〜63のいずれかを、作業用メモリ4に読出す(S43)。このときサムネイル画像データ60が格納されているデータグループGiについてはサムネイル画像データ60が読み出されて、サムネイル画像データ61〜63が格納されているデータグループGiについては格納されているサムネイル画像データ61〜63のうち、S39で制御部2が入力して取得した所望のサムネイル表示モードに対応のサムネイル画像データが読み出される。
【0120】
そして、展開処理部6は、作業用メモリ4に読出されたサムネイル画像データを対応の画像種別データ40が示す圧縮フォーマットに従いデコード(画像展開)して(S44)、表示用メモリ8に、図4のサムネイルデータ位置SD(I)において描画されるように配置する(S45)。このとき、読出されたサムネイル画像データに対応する2D/3D種別データ41が読出され、展開処理部6は読出されたデータ41に基づいて2D/3Dの別を示すキャラクタイメージCH(図4参照)も表示用メモリ8のサムネイルデータ位置SD(I)においてサムネイル画像の一部において上書きして同時に描画されるように配置する(S45)。
【0121】
これにより、表示部10が2D表示モードにおいて、3D画像フォーマットに従う元画像データ70によるサムネイルの画像と2D/3Dの別を示すキャラクタイメージCHが表示されるので、表示されたサムネイルに対応の元画像データ70が2D画像フォーマットに従うものか、3D画像フォーマットに従うものかを一目で認識できる。ここではキャラクタイメージCHは図4に示すように“2D”および“3D”の別で表示したが、キャラクタイメージCHとして“2D”のみ表示して他は3Dであると認識させるようにしてもよいし、逆に、キャラクタイメージCHとして“3D”のみ表示して他は2Dであると認識させるようにしてもよい。
【0122】
その後、次の画像番号データDXが読出されて、制御変数Iが1インクリメントされ(S46)、S41に戻り、以降の処理が同様に繰返される。最終的には、保存用メモリ7のサムネイル画像が図4のように一覧表示される。
【0123】
ユーザは図4のように一覧表示されたサムネイル画像を確認することで保存用メモリ7に保存されている画像を縮小されてはいるが一目で確認できる。その中からボタン操作などにより所望のサムネイル画像を指定すると、該サムネイル画像に対応の元画像データ70が保存用メモリ7から読出されて表示部10に表示される。
【0124】
このとき、指定されたサムネイル画像に対応の2D/3D種別データ41が“3D”を示すときは、サムネイル画像データ61〜63について次のような表示がなされる。該サムネイル画像に対応した元画像データ70の左目用画像データLが水平(横:X)方向に2倍に拡大処理されて2Dモードにて表示される。このときユーザがモードボタン19を押下すると制御部2は表示部10を3Dモードに切換え、保存用メモリ7から読出された元画像データ70に従う画像が表示部10に表示されるよう制御する。したがって、ユーザは表示された画像を立体視できる。指定されたサムネイル画像に対応の2D/3D種別データ41が“2D”を示すときは対応の元画像データ70に従う画像が2Dモードの表示部1に表示される。
【0125】
このようにしてサムネイル一覧表示を介して、変換部21を介して2D画像から3D画像への変換を所望する画像を指定することができる。
【0126】
本実施の形態ではサムネイル表示モード1〜3のうちから1つを選択的に指定したがモード選択はこれに限定されない。たとえば、サムネイル表示モード1と2のうちから1つを選択的に指定、サムネイル表示モード1と3のうちから1つを選択的に指定、およびサムネイル表示モード2と3のうちから1つを選択的に指定するのいずれかであってもよい。
【0127】
ここでは、保存用メモリ7に保存されて対応のサムネイル画像が生成される元画像データ(3D画像データ)70はカメラ部3により撮影して出力される撮影画像データから作成して取得しているが、取得手順はこれに限定されない。
【0128】
たとえば通信によりアンテナ15、無線部14および通信制御部13を介して外部から受信した(ダウンロードされた)3D画像データ、または図1の携帯電話1が図示されない画像読取装置などの外部装置を接続して外部装置から入力した3D画像データであってもよい。また、カメラ部3自体が撮影することにより2D画像でなくて3D画像フォーマットに従うデータを出力するものであってもよい。このような場合には、図7(A)の3D画像データのための左目用画像データLと右目用画像データRとの作成処理は省略される。
【0129】
同様に、保存用メモリ7に保存されて対応のサムネイル画像が生成される元画像データ(2D画像データ)70はカメラ部3により撮影して出力される撮影画像データから取得しているが、取得手順はこれに限定されない。たとえば通信によりアンテナ15、無線部14および通信制御部13を介して外部から受信した(ダウンロードされた)2D画像データであってもよい。または、図1の携帯電話1が図示されない画像読取装置などの外部装置を接続して、外部装置から入力した2D画像データであってもよい。
【0130】
なお、ここでは、3D画像のフォーマットに従う画像データをサムネイル表示する機能を携帯電話1に備えたが、該機能が搭載される機器は携帯電話に限定されず、他の種類の携帯機器、表示機能を有する各種情報処理機器においても同様に適用することができる。
【0131】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0132】
【発明の効果】
この発明によれば、対象画像が3次元画像のフォーマットに従うデータであっても縮小画像を作成して表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるカメラ付携帯電話機のブロック構成図である。
【図2】図1のカメラ付携帯電話機の外観図である。
【図3】図1のカメラ付携帯電話機の外観図である。
【図4】本実施の形態によるサムネイル画像の一覧表示例を示す図である。
【図5】(A)と(B)は、本実施の形態による画像データをサムネイル表示可能に保存する手順を示すフローチャートである。
【図6】保存処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】(A)〜(D)はサムネイル画像の作成処理手順を示す図である。
【図8】サムネイルサイズカットシーケンスのフローチャートである。
【図9】(A)〜(C)は画像データの抽出手順を示す図である。
【図10】(A)と(B)は、作業用メモリと保存用メモリにおける画像保存のためのデータ構造の一例を示す図である。
【図11】(A)と(B)は、図10(A)と(B)において保存画像が追加された後の状態を示す図である。
【図12】(A)〜(E)はサムネイル画像の作成処理手順を示す図である。
【図13】(A)〜(F)はサムネイル画像の作成処理手順を示す図である。
【図14】本実施の形態において保存されたサムネイル画像データによるサムネイルの一覧表示手順を示すフローチャートである。
【図15】サムネイル表示モード選択時の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 制御部、3 カメラ部、4 作業用メモリ、5 保存処理部、6 展開処理部、7 保存用メモリ、8 表示用メモリ、10 表示部、11 カメラキー、12 シャッタボタン、12A カーソルキー、19 モードボタン、20 圧縮処理部、21 変換部、40 画像種別データ、41、51 2D/3D種別データ、42、52 著作権情報、43 次の画像番号ポインタ、53 次の画像ポインタ、60〜63 サムネイル画像データ、70 元画像データ、CRカーソル、L 左目用画像データ、R 右目用画像データ、TB 管理情報テーブル、DX 画像番号データ、D(j) 参照用情報、Gi データグループ、PN ポインタ、SD(I) サムネイルデータ位置。
Claims (27)
- 対象画像を立体視するための3次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、
前記3次元縮小画像作成手段により作成された前記縮小画像を表示する縮小画像表示手段とを備える、画像表示装置。 - 前記3次元縮小画像作成手段は同一の前記3次元画像データから種類の異なる複数の前記縮小画像を作成する手段を有し、
前記3次元縮小画像表示手段は作成された複数種類の前記縮小画像のうちから選択的に指定された種類の前記縮小画像を表示することを特徴とする、請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記3次元画像データは前記立体視のための左目用画像データおよび右目用画像データからなり、
作成される前記縮小画像の種類には、前記左目用画像データおよび前記右目用画像データのいずれかを前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように縮減することにより作成される種類が含まれることを特徴とする、請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記3次元画像データは前記立体視のための左目用画像データおよび右目用画像データからなり、
作成される前記縮小画像の種類には、前記左目用画像データおよび前記右目用画像データのいずれかを拡大操作を用いて前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように作成される種類が含まれることを特徴とする、請求項2または3に記載の画像表示装置。 - 作成される前記縮小画像の種類には、前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように前記左目用画像データおよび前記右目用画像データを縮減することにより作成される種類が含まれることを特徴とする、請求項2から4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記3次元縮小画像作成手段は、
前記3次元画像データの前記左目用画像データおよび前記右目用画像データのいずれかを拡大する拡大手段と、
前記拡大手段により拡大された画像データを前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段とを有する、請求項4または5に記載の画像表示装置。 - 表示部をさらに備えて、前記表示部においては、画像は2次元画像として視認されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記縮減手段は、
前記拡大手段により拡大された画像データから、前記対象画像の前記縮小画像のサイズを超える分のデータをカットするサイズカット手段をさらに有する、請求項6または7に記載の画像表示装置。 - 前記拡大された画像データはビットマップデータであって、
前記縮減手段は、
前記ビットマップデータを複数個のマトリックスのデータに分割したときの、各マトリックスにおける代表値を抽出して、抽出された前記代表値により前記画像データを構成することを特徴とする、請求項6から8のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記対象画像の2次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した前記縮小画像を作成する2次元縮小画像作成手段をさらに備える、請求項1から9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記3次元画像データは、外部から与えられたデータおよび前記対象画像の前記2次元画像データに基づいて作成されたデータのいずれかであることを特徴とする、請求項10に記載の画像表示装置。
- 前記縮小画像表示手段は、
前記縮小画像とともに、当該縮小画像は前記3次元画像データに基づいて作成されたデータであるか否かの情報を表示することを特徴とする、請求項10または11に記載の画像表示装置。 - 前記2次元画像データは、被写体を撮影して出力された画像データである、請求項10から12のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 作成された複数の前記縮小画像のデータそれぞれと、該縮小画像データの作成の元となった画像データとを対応付けて格納可能なデータ格納手段をさらに備えて、
前記縮小画像表示手段は、前記データ格納手段に格納された複数の前記縮小画像のデータに基づいて、複数の前記縮小画像を一覧表示することを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 対象画像を立体視するための3次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成ステップと、
前記3次元縮小画像作成ステップにより作成された前記縮小画像を表示する縮小画像表示ステップとを備える、画像表示方法。 - 表示部と、
対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、
作成された前記縮小画像を前記表示部に表示する縮小画像表示手段とを備えて、
前記3次元縮小画像作成手段は、
前記3次元画像データの前記左目用画像データおよび前記右目用画像データのいずれかを拡大する拡大手段と、
前記拡大手段により拡大された画像データを前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段とを有する、画像表示装置。 - 前記表示部においては、画像は2次元画像として視認されることを特徴とする、請求項16に記載の画像表示装置。
- 前記縮減手段は、
前記拡大手段により拡大された画像データから、前記対象画像の前記縮小画像のサイズを超える分のデータをカットするサイズカット手段を有する、請求項16または17に記載の画像表示装置。 - 前記拡大された画像データはビットマップデータであって、
前記縮減手段は、
前記ビットマップデータを複数個のマトリックスのデータに分割したときの、各マトリックスにおける代表値を抽出して、抽出された前記代表値により前記画像データを構成することを特徴とする、請求項16または17に記載の画像表示装置。 - 前記対象画像の2次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した前記縮小画像を作成する2次元縮小画像作成手段をさらに備える、請求項16から19のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記3次元画像データは、外部から与えられたデータおよび前記対象画像の前記2次元画像データに基づいて作成されたデータのいずれかであることを特徴とする、請求項20に記載の画像表示装置。
- 前記縮小画像表示手段は、
前記縮小画像とともに、当該縮小画像は前記3次元画像データに基づいて作成されたデータであるか否かの情報を表示することを特徴とする、請求項20または21に記載の画像表示装置。 - 前記2次元画像データは、被写体を撮影して出力された画像データである、請求項20から22のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 作成された複数の前記縮小画像のデータそれぞれと、該縮小画像データの作成の元となった画像データとを対応付けて格納可能なデータ格納手段をさらに備えて、
前記縮小画像表示手段は、前記データ格納手段に格納された複数の前記縮小画像のデータに基づいて、前記表示部に複数の前記縮小画像を一覧表示することを特徴とする、請求項16から23のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成ステップと、
作成された前記縮小画像を表示する縮小画像表示ステップとを備えて、
前記3次元縮小画像作成ステップは、
前記3次元画像データの前記左目用画像データおよび前記右目用画像データのいずれかを拡大する拡大ステップと、
前記拡大ステップにより拡大された画像データを前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減ステップとを有する、画像表示方法。 - 表示部と、
対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、
作成された前記縮小画像を前記表示部に表示する縮小画像表示手段とを備えて、
前記3次元縮小画像作成手段は、
前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように、前記3次元画像データの前記左目用画像と前記右目用画像とのデータを縮減する縮減手段を有する、画像表示装置。 - 表示部と、
対象画像を立体視するための左目用画像と右目用画像とからなる3次元画像のデータに基づいて、前記対象画像を縮小した縮小画像を作成する3次元縮小画像作成手段と、
作成された前記縮小画像を前記表示部に表示する縮小画像表示手段とを備えて、
前記3次元縮小画像作成手段は、
前記3次元画像データの前記左目用画像データおよび前記右目用画像データのいずれかを、前記対象画像が前記縮小画像のサイズを満たすように縮減する縮減手段を有する、画像表示装置。
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