JP2004159952A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004159952A
JP2004159952A JP2002330268A JP2002330268A JP2004159952A JP 2004159952 A JP2004159952 A JP 2004159952A JP 2002330268 A JP2002330268 A JP 2002330268A JP 2002330268 A JP2002330268 A JP 2002330268A JP 2004159952 A JP2004159952 A JP 2004159952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external input
control signal
player
state
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002330268A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
博 山口
Michiharu Akasaka
道春 赤坂
Takashi Nakama
崇 仲摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2002330268A priority Critical patent/JP2004159952A/ja
Publication of JP2004159952A publication Critical patent/JP2004159952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技者自らが遊技の演出に参加することにより高い演出効果を得ることができる遊技機を提供する。
【解決手段】サブ制御基板60は、遊技状態が抽選結果報知状態に移行した場合、大当り期待度を決定する。大当り期待度は、当該抽選結果報知状態から次に移行する遊技状態が大当り遊技状態である確率を表すものである。遊技機には、ストロボユニット40と、外部入力スイッチ70とが設けられている。ストロボユニット40は、閃光を発することにより大当り期待度を遊技者に報知するためのものである。外部入力スイッチ70は、遊技者が操作可能なスイッチである。サブ制御基板60は、抽選結果報知状態の間、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、当該大当り期待度に応じて定められた態様でストロボユニット40を制御する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技の状況に応じて遊技状態が変化するパチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、特別図柄表示部が配設されているパチンコ機等の遊技機では、その特別図柄表示部は三つの表示エリアを有しており、各表示エリアにおいて、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報(特別図柄)を個別に変動表示することができる。特別図柄を変動表示した後、その変動表示が停止したときに、例えば三つの表示エリアに表示される図柄が一致すると、遊技機は大当り遊技状態に移行する。大当り遊技状態では、大入賞口が所定のパターンで開閉し、これにより、遊技者は多数の賞球を得ることができる。
【0003】
また、三つの表示エリアにおいて特別図柄を変動表示した後、その変動表示は順次停止する。ここで、一の表示エリアにおける特別図柄を除き、二つの表示エリアにおける特別図柄の変動表示が停止した場合であって、当該一の表示エリアにおける特別図柄の変動表示が停止した際に三つの表示エリアに表示される図柄が、大当り遊技状態への移行を示す組み合わせとなる可能性がある場合に、遊技機はリーチ状態に移行する。このリーチ状態では、残り一つの表示エリアに所定の図柄が表示されれば大当りとなるので、遊技者にとっては最も遊技の興趣を覚える瞬間である。
【0004】
従来は、遊技状態がリーチ状態や大当り遊技状態になると、当該遊技状態の発生を知らせると共に遊技の演出を高めるために、ランプの点灯・消灯を派手に繰り返したり、スピーカから特別な音を発生したりしている。特に、遊技状態がリーチ状態である場合には、所定のランプを点灯することにより、リーチ状態が発生したことに加えて、大当りとなる確率が高いことを遊技者に報知するという技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、遊技者が外部スイッチから入力した数値が大当りの結果に影響を与えるようにして、遊技者が遊技に参加意識をもてるようにした技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−24230号公報
【特許文献2】
実開平7−37268号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来は、遊技の演出に関しては、遊技機が遊技状態に応じて内部的にランプやスピーカの制御を行っており、遊技者が遊技の演出に参加することはできなかった。このため、遊技中、遊技者は遊技機が行う遊技の演出を受身的に見ているだけであり、高い演出効果が得られないという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、遊技者自らが遊技の演出に参加することにより高い演出効果を得ることができる遊技機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技の状況に応じて遊技状態が変化する遊技機において、遊技者が操作可能な外部入力手段と、特定の遊技状態から次に移行する遊技状態が遊技者に有利な遊技状態である確率を表す期待度を決定する制御手段と、前記期待度を遊技者に報知する報知手段と、を備え、前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記外部入力手段からの信号を受けたときに前記報知手段を当該期待度に応じて定められた態様で制御することを特徴とするものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記報知手段は、コンデンサの充電を制御する充電制御信号及び前記コンデンサに蓄積された電荷によって発光を行う放電管の発光を制御するトリガ制御信号により閃光の発光動作が制御される閃光発光手段であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記充電制御信号を当該期待度に応じて定められたパターンで生起すると共に、前記トリガ制御信号を当該期待度にかかわらず前記外部入力手段からの信号を受けたときに生起し、その生起した前記充電制御信号及び前記トリガ制御信号を前記閃光発光手段に送出することにより、前記閃光発光手段を制御することを特徴とするものである。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記充電制御信号を当該期待度にかかわらず一定のパターンで生起すると共に、前記外部入力手段からの信号を受けたときに前記トリガ制御信号を生起するか否かを当該期待度に応じて決定し、その生起した前記充電制御信号及び前記トリガ制御信号を前記閃光発光手段に送出することにより、前記閃光発光手段を制御することを特徴とするものである。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記外部入力手段からの信号を受けたときに前記充電制御信号及び前記トリガ制御信号をそれぞれ当該期待度に応じて定められたパターンで生起して前記閃光発光手段に送出することにより、前記閃光発光手段を制御することを特徴とするものである。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5記載の遊技機において、前記外部入力手段を操作するタイミングを遊技者に指示する指示手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の遊技機において、前記特定の遊技状態は、遊技球が特定の入賞口に入ったときに行われる抽選の結果が確定したときから当該抽選の結果が遊技者に報知されるときまでの間の状態であることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態である遊技機の遊技盤の概略正面図、図2はその遊技機の概略機能ブロック図である。ここでは、遊技機が、パチンコ機であって、プリペイドカードを利用して貸球を払い出すタイプのもの、いわゆるCR機である場合を考える。一般に、CR機には、確率変動状態に移行する機能が付加されている。
【0016】
第一実施形態の遊技機は、図1及び図2に示すように、遊技盤10と、複数の電飾表示部20と、スピーカ30と、三つのストロボユニット(閃光発光手段)40と、主制御基板50と、サブ制御基板(制御手段)60と、外部入力スイッチ(外部入力手段)70とを備える。ここで、図2では、電飾表示部20及びストロボユニット40をそれぞれ一つだけ示している。
【0017】
遊技盤10には、特別図柄表示部11と、特別図柄始動口12と、特別図柄始動スイッチ13と、特別電動役物14と、特別電動役物用ソレノイド15と、アウト口16とが設けられている。
【0018】
遊技盤10の中央部のやや上側には、特別図柄表示部11が配設されている。この特別図柄表示部11としては、例えば液晶ディスプレイが用いられる。特別図柄表示部11は、三つ(左、中、右)の表示エリアを有しており、各表示エリアにおいて、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報を個別に変動表示することができる。この特別図柄表示部11の制御は主制御基板50からのコマンドに基づきサブ制御基板60により行われる。各表示エリアに表示される識別情報を通常、特別図柄と呼んでいる。そして、特別図柄を変動表示した後、その変動表示が停止したときに、三つの表示エリアに表示される図柄の組み合わせが特定の態様になることにより、遊技者に大当りであることが報知される。そして、遊技機は大当り遊技状態に移行する。ここで、大当りには、「通常大当り」、「特別大当り」という二種類がある。
【0019】
通常大当り及び特別大当りの遊技状態では、特別電動役物14が開閉し(大当り処理)、多数の遊技球が入賞するチャンスが得られる。特に、特別大当りの遊技状態では、通常大当りの遊技状態と異なり、さらに確率変動状態が発生する。この確率変動状態とは、当該大当り処理の終了後、次回、大当りとなる確率が通常よりも高くなる状態である。尚、大当り遊技状態や確率変動状態は、遊技者に有利な遊技状態である。
【0020】
また、三つの表示エリアにおいて特別図柄を変動表示した後、その変動表示は順次停止する。ここで、一の表示エリアにおける特別図柄を除き、二つの表示エリアにおける特別図柄の変動表示が停止した場合であって、当該一の表示エリアにおける特別図柄の変動表示が停止した際に三つの表示エリアに表示される図柄が、大当り遊技状態への移行を示す組み合わせとなる可能性がある場合に、遊技機はリーチ状態に移行する。このリーチ状態は、遊技者にとっては最も遊技の興趣を覚える瞬間である。
【0021】
特別図柄表示部11の下方には、特別図柄始動口12、特別電動役物14及びアウト口16が配設されている。
【0022】
特別図柄始動口12は、特別図柄表示部11のすぐ下側に位置している。特別図柄始動口12の内部には特別図柄始動スイッチ13が設けられている。この特別図柄始動スイッチ13は、遊技球が特定のエリアを通過したこと、すなわち、この場合は特別図柄始動口12に入ったことを検出するものである。特別図柄始動スイッチ13からの検出信号は主制御基板50に送られる。そして、主制御基板50は、かかる検出信号を受けると、大当り抽選を行い、外れ、通常大当り又は特別大当りのいずれであるかを決定する。その後、主制御基板50が抽選結果に基づいて所定のコマンドをサブ制御基板60に送ると、サブ制御基板60は特別図柄表示部11における特別図柄の変動を開始する。特別図柄の変動表示が停止したときに三つの表示エリアに表示される図柄の組み合わせにより、遊技者に当該大当り抽選の結果が報知される。また、特別図柄始動口12は入賞口の一つであり、この特別図柄始動口12に遊技球が入ると、所定数の遊技球が払い出される。
【0023】
尚、以下では、遊技球が特別図柄始動口12に入ったときに行われる大当り抽選の結果が確定したときから当該大当り抽選の結果が遊技者に報知されるときまでの間の遊技状態を、「抽選結果報知状態」と称することにする。この抽選結果報知状態には上述したリーチ状態が含まれる。
【0024】
特別電動役物14は、大当りが発生したときに、所定のパターンで開閉する大入賞口である。具体的には、特別電動役物14は、開放した後、所定数の遊技球が入賞するか、所定時間経過するかのいずれかの条件を満たすと、一旦開放動作を終了する。そして、当該入賞した遊技球が特別電動役物14内の特定の領域を通過していたとき等の条件を満たすと、特別電動役物14は再び開閉する。かかる開閉動作は所定回数だけ行われる。この特別電動役物14の開閉は、主制御基板50からの信号に基づいて特別電動役物用ソレノイド15によって行われる。
【0025】
遊技盤10の最下部にはアウト口16が設けられており、入賞しなかった遊技球はアウト口16を介して回収される。
【0026】
電飾表示部20は、遊技盤10の周辺部に設けられている。この電飾表示部20は、多数の発光ダイオードや白熱灯等からなり、主に遊技の演出を行う。主制御基板50が遊技の進行状況に応じてサブ制御基板60にコマンドを送ると、サブ制御基板60は電飾表示部20を制御する。
【0027】
また、スピーカ30は、音により遊技の演出を行うものである。主制御基板50が遊技の進行状況に応じてサブ制御基板60にコマンドを送ると、サブ制御基板60はスピーカ30を制御する。
【0028】
ストロボユニット40は、閃光を発することにより大当り期待度を遊技者に報知するためのものであり、本発明の報知手段に対応する。この大当り期待度については後に詳述する。ストロボユニット40は、図2に示すように、サブ制御基板60と電源線、充電制御線、トリガ制御線を介して接続されている。サブ制御基板60は、ストロボユニット40に、電源線を介して電力を供給する。また、サブ制御基板60は、ストロボユニット40に、充電制御線を介して充電制御信号を、トリガ制御線を介してトリガ制御信号を送出し、これら二つの信号によりストロボユニット40の動作を制御する。一般に、ストロボユニット40は、コンデンサと、昇圧回路と、トリガ制御回路と、放電管としてのキセノン管とを有している。充電制御信号はコンデンサの充電を制御するための信号であり、ストロボユニット40が充電制御信号を受けると、昇圧回路が発振し、コンデンサが充電される。コンデンサは、充電制御信号がオンである間、充電される。また、トリガ制御信号は、コンデンサに蓄積された電荷によって発光を行うキセノン管の発光を制御するための信号である。すなわち、ストロボユニット40がトリガ制御信号を受けると、トリガ制御回路が高電圧をキセノン管に印加する。これにより、キセノン管内の導通状態がオンとなり、コンデンサに蓄えられた電荷がキセノン管を介して放電する。こうして、キセノン管から閃光が発せられる。
【0029】
外部入力スイッチ70は、遊技者が操作可能なスイッチであり、例えばプッシュスイッチが用いられる。この外部入力スイッチ70は、例えば、遊技盤10の下方の、上皿、下皿や発射装置等を取り付けた部分の所定位置に設けられている。第一実施形態では、遊技者に対して予め、外部入力スイッチ70の使い方を知らせている。それは、例えば、遊技機が抽選結果報知状態に移行した場合にその抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間とにそれぞれ一回ずつ外部入力スイッチ70を押すというものである。外部入力スイッチ70からの信号は、サブ制御基板60に送られる。サブ制御基板60は外部入力スイッチ70からの信号を受け取ると、ストロボユニット40を制御して、大当り期待度を遊技者に報知する。
【0030】
主制御基板50とサブ制御基板60は、遊技盤10の裏面に取り付けられている。サブ制御基板60は、主制御基板50と通信ケーブル線を介して接続されている。主制御基板50及びサブ制御基板60にはそれぞれ、ROM、RAM、CPU等が組み込まれている。
【0031】
主制御基板50は、主に遊技内容や遊技球の払出しの制御及び管理を行う。具体的には、主制御基板50は、各入賞口に設けられたスイッチからの信号に基づいて入賞状況を認識し、その入賞状況に応じて、所定数の賞球の払出しを指示する賞球指示コマンドをサブ制御基板60に出力したり、遊技の演出の内容を指示する演出指示コマンドをサブ制御基板60に出力したりする。
【0032】
また、主制御基板50は、大当りの抽選処理や大当り処理を行う。具体的には、主制御基板50は、特別図柄始動スイッチ13からの信号を受けると、乱数抽選を行い、外れ、通常大当り又は特別大当りのいずれであるかを決定する。主制御基板50は、抽選結果に基づいて所定のコマンドをサブ制御基板60に送る。かかるコマンドとしては、図柄の変動内容を示す変動パターンに関するコマンドが用いられる。この変動パターンには大別すると、三つのパターンがある。すなわち、外れ変動パターン、第一リーチ変動パターン、第二リーチ変動パターンである。主制御基板50は、抽選結果が外れである場合、外れ変動パターン及び第一リーチ変動パターンのうちのいずれかを選択する。一方、抽選結果が当りである場合には、第二リーチ変動パターンが選ばれる。外れ変動パターンは、図柄がリーチ状態への移行を示す組み合わせにならない変動パターンであり、第一リーチ変動パターンは、図柄がリーチ状態への移行を示す組み合わせになる変動パターンである。外れ変動パターン及び第一リーチ変動パターンでは、抽選結果が外れであるので、最終的に図柄の変動表示が停止したときの停止図柄は外れを表す組み合わせになる。また、第二リーチ変動パターンは、図柄がリーチ状態への移行を示す組み合わせになる変動パターンであって、停止図柄が通常大当り又は特別大当りを表す組み合わせになるものである。ここで、例えば、特別大当りの場合には、特別図柄表示部11の三つの表示エリアに表示される停止図柄として、特定の同一奇数が用いられ、通常大当りの場合には、特定の同一偶数が用いられる。
【0033】
更に、主制御基板50は、抽選結果が通常大当り又は特別大当りである場合、大当り処理、すなわち特別電動役物14の開閉動作を制御する。特に、特別大当りの場合には、主制御基板50は、当該大当り処理の終了後、次回、大当りとなる確率が通常よりも高い状態、いわゆる確率変動状態に移行させる。次回も特別大当りになれば、再び確率変動状態に移行する。
【0034】
サブ制御基板60は、主に遊技の演出に関わる機能を実現する。すなわち、サブ制御基板60は、遊技の進行状況に応じて特別図柄表示部11を制御すると共に、電飾表示部20、スピーカ30、ストロボユニット40を制御する。サブ制御基板60は、主制御基板50からのコマンドを受けて、所定の処理を実行する。
【0035】
例えば、サブ制御基板60は、主制御基板50から変動パターンに関するコマンドを受けた場合、以下のような処理を行う。サブ制御基板60は、変動パターンに関するコマンドを受けると、大当り期待度を決定する。この大当り期待度は、当該抽選結果報知状態から次に移行する遊技状態が大当り遊技状態である確率を表すものである。第一実施形態では、大当り期待度を、高、中、低の三段階で表すことにしている。例えば、サブ制御基板60は、変動パターンが外れ変動パターンである場合、高、中、低の各期待度がそれぞれ5%、10%、85%の割合で現れるように、今回の大当り期待度を決定する。変動パターンが第一リーチ変動パターンである場合は、高、中、低の各期待度がそれぞれ10%、20%、70%の割合で現れるように、今回の大当り期待度を決定する。変動パターンが第二リーチ変動パターンである場合は、高、中、低の各期待度がそれぞれ80%、15%、5%の割合で現れるように、今回の大当り期待度を決定する。
【0036】
サブ制御基板60は、抽選結果報知状態(特定の遊技状態)の間、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、この決定した大当り期待度に応じて定められた態様で、ストロボユニット40を制御する。具体的な制御の態様は次のようなものである。第一実施形態では、抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間とにそれぞれ一回ずつ外部入力スイッチ70が遊技者によって押される場合を想定している。サブ制御基板60は、大当り期待度が高である場合には、抽選結果報知状態の前半、後半のいずれの期間であっても、外部入力スイッチ70が押されたときに閃光を発するようにする。また、大当り期待度が中である場合には、抽選結果報知状態の前半、後半の期間のうちいずれか一方の期間だけ、外部入力スイッチ70が押されたときに閃光を発するようにする。更に、大当り期待度が低である場合には、抽選結果報知状態の前半、後半のいずれの期間であっても、外部入力スイッチ70が押されたときに閃光を発しないようにする。
【0037】
サブ制御基板60は充電制御信号、トリガ制御信号という二つの信号によりストロボユニット40を制御するので、大当り期待度に応じてストロボユニット40を制御する方法としては、例えば、次の三つの方法が考えられる。第一の制御方法は、サブ制御基板60が、抽選結果報知状態の間、充電制御信号を当該大当り期待度に応じて定められたパターンで生起すると共に、トリガ制御信号を当該大当り期待度にかかわらず外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに生起し、その生起した充電制御信号及びトリガ制御信号をストロボユニット40に送出する方法である。第二の制御方法は、サブ制御基板60が、抽選結果報知状態の間、充電制御信号を当該大当り期待度にかかわらず一定のパターンで生起すると共に、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときにトリガ制御信号を生起するか否かを当該大当り期待度に応じて決定し、その生起した充電制御信号及びトリガ制御信号をストロボユニット40に送出する方法である。第三の制御方法は、サブ制御基板60が、抽選結果報知状態の間、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに充電制御信号及びトリガ制御信号をそれぞれ当該大当り期待度に応じて定められたパターンで生起してストロボユニット40に送出する方法である。
【0038】
したがって、遊技者は、抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間とにそれぞれ一回ずつ外部入力スイッチ70を押したときに、ストロボユニット40が閃光を発する回数により、今回、大当りになる可能性が高いか低いかを知ることができる。また、第一実施形態では、特別図柄の組み合わせがリーチ状態を表す組み合わせにならない場合であっても、ストロボユニット40は閃光を発することがあるので、かかる閃光の発光により、大当りになるかもしれないという遊技者の期待感を高めることができる。更に、特別図柄が変動中であっても、閃光が発光することがあるので、かかる閃光の発光により、遊技者の期待感を高めることができる。
【0039】
また、サブ制御基板60は、主制御基板50から変動パターンに関するコマンドを受けた場合、特別図柄表示部11に所定のコマンドを送ると共に、電飾表示部20及びスピーカ30にそれぞれ電飾データ、音声データを送る。これにより、特別図柄表示部11は当該変動パターンにしたがって図柄を変動表示する。そして、電飾表示部20及びスピーカ30は当該変動パターンに応じた遊技の演出を行う。
【0040】
次に、第一実施形態の遊技機において、抽選結果報知状態の間にサブ制御基板60が行うストロボユニット40の制御処理について詳しく説明する。図3は第一実施形態の遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板60が第一の制御方法により行うストロボユニット40の制御を説明するための図、図4はその遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板60が第二の制御方法により行うストロボユニット40の制御を説明するための図、図5はその遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板60が第三の制御方法により行うストロボユニット40の制御を説明するための図である。尚、図3、図4及び図5では、遊技者が抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間とにそれぞれ一回ずつ外部入力スイッチ70を押す場合を考えている。
【0041】
まず、第一の制御方法について説明する。図3(a)に第一の制御方法において大当り期待度が低である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを、図3(b)に第一の制御方法において大当り期待度が中である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを、そして、図3(c)に第一の制御方法において大当り期待度が高である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを示す。尚、図3(a),(b),(c)では、コンデンサの充電状態のタイムチャートも示している。
【0042】
この第一の制御方法では、図3(a),(b),(c)に示すように、サブ制御基板60は、大当り期待度が高、中、低のいずれの場合であっても、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、トリガ制御信号を生起する。したがって、トリガ制御信号は、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときに生起されて、サブ制御基板60からストロボユニット40に送出される。一方、大当り期待度が低である場合、サブ制御基板60は、図3(a)に示すように、充電制御信号を、抽選結果報知状態の期間中、生起しない。したがって、抽選結果報知状態の間、ストロボユニット40のコンデンサは非充電状態のままであり、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、ストロボユニット40から閃光は発せられない。また、大当り期待度が中である場合、サブ制御基板60は、図3(b)に示すように、充電制御信号を、抽選結果報知状態の前半の期間中には生起しないが、抽選結果報知状態の後半の期間中に常に生起する。このため、ストロボユニット40は、抽選結果報知状態の後半の期間中のみ充電を行う。したがって、抽選結果報知状態の前半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、閃光は発せられないが、抽選結果報知状態の後半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときには、閃光が発せられる。更に、大当り期待度が高である場合、サブ制御基板60は、図3(c)に示すように、充電制御信号を、抽選結果報知状態の期間中に常に生起する。このため、ストロボユニット40は、抽選結果報知状態の期間中、常時充電を行う。したがって、抽選結果報知状態の前半、後半の期間のいずれにおいても、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときには、閃光が発せられる。
【0043】
次に、第二の制御方法を説明する。図4(a)に第二の制御方法において大当り期待度が低である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを、図4(b)に第二の制御方法において大当り期待度が中である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを、そして、図4(c)に第二の制御方法において大当り期待度が高である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを示す。尚、図4(a),(b),(c)では、コンデンサの充電状態のタイムチャートも示している。
【0044】
この第二の制御方法では、図4(a),(b),(c)に示すように、サブ制御基板60は、大当り期待度が高、中、低のいずれの場合であっても、充電制御信号を、抽選結果報知状態の期間中、常に生起している。一方、サブ制御基板60は、大当り期待度が低である場合、図4(a)に示すように、抽選結果報知状態の間に、外部入力スイッチ70からの信号を受けても、トリガ制御信号を生起しない。したがって、抽選結果報知状態の間、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、ストロボユニット40から閃光は発せられない。また、サブ制御基板60は、大当り期待度が中である場合、図4(b)に示すように、抽選結果報知状態の前半の期間にあっては、外部入力スイッチ70からの信号を受けても、トリガ制御信号を生起しないが、抽選結果報知状態の後半の期間にあっては、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、トリガ制御信号を生起する。したがって、抽選結果報知状態の前半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、閃光は発せられないが、抽選結果報知状態の後半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときには、閃光が発せられる。更に、サブ制御基板60は、大当り期待度が高である場合、図4(c)に示すように、抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間のいずれであっても、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、トリガ制御信号を生起する。したがって、抽選結果報知状態の前半、後半の期間のいずれにおいても、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときには、閃光が発せられる。
【0045】
尚、第一の制御方法と第二の制御方法とを比較すると、トリガ制御信号の生起パターンを大当り期待度に応じて変化させる第二の制御方法は、充電制御信号の生起パターンを大当り期待度に応じて変化させる第一の制御方法よりも制御がしやすいという利点がある。
【0046】
次に、第三の制御方法を説明する。図5(a)に第三の制御方法において大当り期待度が低である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを、図5(b)に第三の制御方法において大当り期待度が中である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを、そして、図5(c)に第三の制御方法において大当り期待度が高である場合の充電制御信号、トリガ制御信号及び外部入力スイッチ70からの信号のタイムチャートを示す。尚、図5(a),(b),(c)では、コンデンサの充電状態のタイムチャートも示している。
【0047】
この第三の制御方法では、大当り期待度が低である場合、サブ制御基板60は、図5(a)に示すように、抽選結果報知状態の間に、外部入力スイッチ70からの信号を受けても、充電制御信号及びトリガ制御信号を生起しない。したがって、抽選結果報知状態の間、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、ストロボユニット40から閃光は発せられない。また、サブ制御基板40は、大当り期待度が中である場合、図5(b)に示すように、抽選結果報知状態の前半の期間にあっては、外部入力スイッチ70からの信号を受けても、充電制御信号及びトリガ制御信号を生起しない。しかし、抽選結果報知状態の後半の期間にあっては、サブ制御基板40は、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、充電制御信号を所定の期間(充電期間)、生起する。ここで、充電期間は、コンデンサを完全に充電するのに十分な期間として設定される。そして、サブ制御基板40は、当該充電期間が経過した後、充電制御信号の生起を停止すると共に、トリガ制御信号を生起する。したがって、抽選結果報知状態の前半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、閃光は発せられないが、抽選結果報知状態の後半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときには、閃光が発せられる。更に、サブ制御基板40は、大当り期待度が高である場合、図5(c)に示すように、抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間のいずれであっても、外部入力スイッチ70からの信号を受けたときに、充電制御信号を所定の充電期間、生起する。そして、サブ制御基板40は、当該充電期間が経過した後、充電制御信号の生起を停止すると共に、トリガ制御信号を生起する。したがって、抽選結果報知状態の前半、後半の期間のいずれにおいても、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときに、閃光が発せられる。
【0048】
第一実施形態の遊技機では、遊技者が操作可能な外部入力スイッチと、大当り期待度を遊技者に報知するためのストロボユニットとを備え、サブ制御基板が、抽選結果報知状態の間、外部入力スイッチからの信号を受けたときにストロボユニットを、当該大当り期待度に応じて定められた態様で制御する。これにより、遊技者は外部入力スイッチを押すという自らの行為を介して遊技の演出に参加することができるので、遊技の演出効果を高めることができる。
【0049】
また、報知手段としてストロボユニットを用いたことにより、大当り期待値を報知する際に、発光ダイオードや白熱灯による光に比べて強烈な閃光を発することができるので、遊技者に対しインパクトのある遊技の演出を行うことができる。
【0050】
次に、本発明の第二実施形態について図面を参照して説明する。図6は本発明の第二実施形態である遊技機の遊技盤の概略正面図、図7はその遊技機の概略機能ブロック図である。尚、第二実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0051】
第二実施形態の遊技機は、図6及び図7に示すように、遊技盤10aと、複数の電飾表示部20と、スピーカ30と、三つのストロボユニット(閃光発光手段)40と、主制御基板50と、サブ制御基板(制御手段)60と、外部入力スイッチ(外部入力手段)70とを備える。ここで、図7では、電飾表示部20及びストロボユニット40をそれぞれ一つだけ示している。遊技盤10aには、特別図柄表示部11aと、特別図柄始動口12と、特別図柄始動スイッチ13と、特別電動役物14と、特別電動役物用ソレノイド15と、アウト口16とが設けられている。
【0052】
第二実施形態の遊技機が第一実施形態のものと異なる点は、特別図柄表示部11aに、大当り抽選の結果を報知する役割だけでなく、外部入力スイッチ70を操作するタイミングを遊技者に指示する指示手段としての役割をもたせた点である。例えば、特別図柄表示部11aは、三つの表示エリアにおいて、「外部入力スイッチを押してください。」という旨の文字情報を表示することができる。サブ制御基板60が特別図柄表示部11aに所定のコマンドを送ると、特別図柄表示部11aはかかる文字情報を表示する。
【0053】
また、第二実施形態では、特別図柄表示部11aに、ストロボユニット40からの閃光の発光の有無に対応したメッセージを表示する役割をもたせている。例えば、特別図柄表示部11aは、ストロボユニット40から閃光が発せられない場合に、三つの表示エリアにおいて「残念」という文字情報を表示し、ストロボユニット40から閃光が発せられる場合には、三つの表示エリアにおいて「いい感じ」という文字情報を表示する。これらの文字情報の表示も、サブ制御基板60からの所定のコマンドにより制御される。
【0054】
次に、第二実施形態の遊技機において、抽選結果報知状態の間にサブ制御基板60が行う制御内容について詳しく説明する。図8は第二実施形態の遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板60が行う制御内容を説明するための図である。この図8には、大当り期待度が中である場合の、特別図柄表示部11aへのコマンド、充電制御信号、コンデンサの充電状態、トリガ制御信号、及び外部入力スイッチ70からの信号についてのタイムチャートを示している。ここでは、ストロボユニット40の制御方法として、上記の第二の制御方法を用いる。
【0055】
サブ制御基板60は、充電制御信号を、抽選結果報知状態(特定の遊技状態)の期間中、常に生起している。また、サブ制御基板60は、主制御基板50から変動パターンに関するコマンドを受けると、大当り期待度を決定する。ここでは、大当り期待度が「中」に決定された場合を考える。サブ制御基板60は、抽選結果報知状態の前半の期間と後半の期間とにそれぞれ一回ずつ、「外部入力スイッチを押してください。」という表示を行わせるためのコマンドを、特別図柄表示部11aに送出する。特別図柄表示部11aはかかるコマンドをサブ制御基板60から受けると、三つの表示エリアに「外部入力スイッチを押してください。」という文字情報を表示する。
【0056】
かかる文字情報が特別図柄表示部11aの表示エリアに表示されると、遊技者はその指示にしたがって外部入力スイッチ70を押すことになる。最初に、抽選結果報知状態の前半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押した場合について説明する。この場合、サブ制御基板60は、外部入力スイッチ70からの信号を受けても、トリガ制御信号を生起しない。したがって、遊技者が外部入力スイッチ70を押しても、ストロボユニット40から閃光は発せられない。また、サブ制御基板60は、外部入力スイッチ70からの信号を受けると、「外部入力スイッチを押してください。」という表示を解除するためのコマンドを、特別図柄表示部11aに送出する。これにより、特別図柄表示部11aにおける三つの表示エリアから「外部入力スイッチを押してください。」という表示が消える。その後、サブ制御基板60は、今回、閃光が発せられないことに対応して、「残念」という表示を行わせるためのコマンドを特別図柄表示部11aに送出する。特別図柄表示部11aはかかるコマンドを受けると、三つの表示エリアに「残念」という文字情報を一定期間だけ表示する。
【0057】
次に、抽選結果報知状態の後半の期間に、遊技者が外部入力スイッチ70を押した場合について説明する。この場合、サブ制御基板60は、外部入力スイッチ70からの信号を受けると、トリガ制御信号を生起する。したがって、遊技者が外部入力スイッチ70を押したときに、閃光が発せられる。また、サブ制御基板60は、外部入力スイッチ70からの信号を受けると、「外部入力スイッチを押してください。」という表示を解除するためのコマンドを、特別図柄表示部11aに送出する。これにより、特別図柄表示部11aにおける三つの表示エリアから「外部入力スイッチを押してください。」という表示が消える。その後、サブ制御基板60は、今回、閃光が発せられることに対応して、「いい感じ」という表示を行わせるためのコマンドを、特別図柄表示部11aに送出する。特別図柄表示部11aはかかるコマンドを受けると、三つの表示エリアに「いい感じ」という文字情報を一定期間だけ表示する。
【0058】
第二実施形態の遊技機では、外部入力スイッチを操作するタイミングを遊技者に指示する指示手段(特別図柄表示部)を設けたことにより、遊技者が遊技に熱中して、外部入力スイッチを操作するのを忘れている場合や、遊技者が外部入力スイッチをいつ操作するのか分からない場合であっても、外部入力スイッチの操作タイミングを確実に遊技者に知らせることができる。その他の効果は、上記の第一実施形態のものと同様である。
【0059】
尚、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0060】
例えば、上記の第一実施形態では、抽選結果報知状態の間、ストロボユニットからの閃光の発光回数により、遊技者に対して大当り期待度を報知する場合について説明したが、閃光の発光光量を加減することにより、大当り期待度を報知するようにしてもよい。この場合、ストロボユニットとしては、トリガ制御信号のパルス幅に応じて閃光の発光光量を変えることができるものを用いる。例えば、トリガ制御信号のパルス幅が大きいほど、強い閃光を発するストロボユニットを用いる。
【0061】
また、上記の第二実施形態では、外部入力スイッチの操作タイミングを遊技者に指示する指示手段として特別図柄表示部を用いた場合について説明したが、指示手段としてスピーカを用い、音声で外部入力スイッチの操作タイミングを指示するようにしてもよい。
【0062】
また、上記の各実施形態では、報知手段としてストロボユニットを用いて、大当り期待度を遊技者に報知する場合について説明したが、例えば、報知手段としては発光ダイオードや一般のランプを用いてもよい。あるいは、報知手段としてスピーカを用いることにより音声で大当り期待度を報知したり、報知手段として図柄表示装置を用いることにより文字情報等で大当り期待度を報知したりしてもよい。
【0063】
更に、上記の各実施形態では、抽選結果報知状態の間、大当り期待度を報知手段により遊技者に報知する場合について説明したが、これに限らず、例えば、大当り遊技状態(特定の遊技状態)の間、当該大当り遊技状態から次に移行する遊技状態が確率変動状態である確率を表す期待度を報知手段により遊技者に報知するようにしてもよい。
【0064】
また、上記の各実施形態では、サブ制御基板が大当り期待度を決定する場合について説明したが、主制御基板が大当り期待度を決定するようにしてもよい。
【0065】
更に、上記の各実施形態では、本発明の遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明したが、例えば回動式遊技機に適用することもできる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る遊技機によれば、遊技者が操作可能な外部入力手段と、特定の遊技状態から次に移行する遊技状態が遊技者に有利な遊技状態である確率を表す期待度を遊技者に報知するための報知手段とを備え、制御手段が、特定の遊技状態の間、外部入力手段からの信号を受けたときに報知手段を、当該期待度に応じて定められた態様で制御する。これにより、遊技者は外部入力手段を操作するという自らの行為を介して遊技の演出に参加することができるので、遊技の演出効果を高めることができる。
【0067】
また、報知手段として閃光発光手段を用いることにより、期待値を報知する際に、発光ダイオードや白熱灯による光に比べて強烈な閃光を発することができるので、遊技者に対しインパクトのある遊技の演出を行うことができる。更に、外部入力手段を操作するタイミングを遊技者に指示する指示手段を設けることにより、遊技者が遊技に熱中して、外部入力手段を操作するのを忘れている場合や、遊技者が外部入力手段をいつ操作するのか分からない場合であっても、外部入力手段の操作タイミングを確実に遊技者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である遊技機の遊技盤の概略正面図である。
【図2】その遊技機の概略機能ブロック図である。
【図3】第一実施形態の遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板が第一の制御方法により行うストロボユニットの制御を説明するための図である。
【図4】その遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板が第二の制御方法により行うストロボユニットの制御を説明するための図である。
【図5】その遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板が第三の制御方法により行うストロボユニットの制御を説明するための図である。
【図6】本発明の第二実施形態である遊技機の遊技盤の概略正面図である。
【図7】その遊技機の概略機能ブロック図である。
【図8】第二実施形態の遊技機において抽選結果報知状態の間にサブ制御基板が行う制御内容を説明するための図である。
【符号の説明】
10,10a 遊技盤
11,11a 特別図柄表示部
12 特別図柄始動口
13 特別図柄始動スイッチ
14 特別電動役物
15 特別電動役物用ソレノイド
16 アウト口
20 電飾表示部
30 スピーカ
40 ストロボユニット
50 主制御基板
60 サブ制御基板
70 外部入力スイッチ

Claims (7)

  1. 遊技の状況に応じて遊技状態が変化する遊技機において、
    遊技者が操作可能な外部入力手段と、
    特定の遊技状態から次に移行する遊技状態が遊技者に有利な遊技状態である確率を表す期待度を決定する制御手段と、
    前記期待度を遊技者に報知する報知手段と、
    を備え、前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記外部入力手段からの信号を受けたときに前記報知手段を当該期待度に応じて定められた態様で制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記報知手段は、コンデンサの充電を制御する充電制御信号及び前記コンデンサに蓄積された電荷によって発光を行う放電管の発光を制御するトリガ制御信号により閃光の発光動作が制御される閃光発光手段であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記充電制御信号を当該期待度に応じて定められたパターンで生起すると共に、前記トリガ制御信号を当該期待度にかかわらず前記外部入力手段からの信号を受けたときに生起し、その生起した前記充電制御信号及び前記トリガ制御信号を前記閃光発光手段に送出することにより、前記閃光発光手段を制御することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記充電制御信号を当該期待度にかかわらず一定のパターンで生起すると共に、前記外部入力手段からの信号を受けたときに前記トリガ制御信号を生起するか否かを当該期待度に応じて決定し、その生起した前記充電制御信号及び前記トリガ制御信号を前記閃光発光手段に送出することにより、前記閃光発光手段を制御することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  5. 前記制御手段は、前記特定の遊技状態の間、前記外部入力手段からの信号を受けたときに前記充電制御信号及び前記トリガ制御信号をそれぞれ当該期待度に応じて定められたパターンで生起して前記閃光発光手段に送出することにより、前記閃光発光手段を制御することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  6. 前記外部入力手段を操作するタイミングを遊技者に指示する指示手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の遊技機。
  7. 前記特定の遊技状態は、遊技球が特定の入賞口に入ったときに行われる抽選の結果が確定したときから当該抽選の結果が遊技者に報知されるときまでの間の状態であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の遊技機。
JP2002330268A 2002-11-14 2002-11-14 遊技機 Pending JP2004159952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002330268A JP2004159952A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002330268A JP2004159952A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004159952A true JP2004159952A (ja) 2004-06-10

Family

ID=32808007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002330268A Pending JP2004159952A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004159952A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296126A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007061436A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2008284396A (ja) * 2008-09-01 2008-11-27 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2008284397A (ja) * 2008-09-01 2008-11-27 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2018019768A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018019769A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018019770A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社ニューギン 遊技機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296126A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007061436A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2008284396A (ja) * 2008-09-01 2008-11-27 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2008284397A (ja) * 2008-09-01 2008-11-27 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2018019768A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018019769A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018019770A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社ニューギン 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5782425B2 (ja) 遊技機
JP4460245B2 (ja) 遊技機
JP6513353B2 (ja) 回胴式遊技機
JP2011115441A (ja) 遊技機
JP2009000150A (ja) スロットマシン
JP2005000324A (ja) 遊技機
JP6457464B2 (ja) 遊技機
JP2004321428A (ja) 遊技機
JP2014079316A (ja) 遊技機
JP2017205316A (ja) 遊技機
JP6913701B2 (ja) 遊技機
JP2004267411A (ja) 遊技機およびその制御方法
JP5871769B2 (ja) 遊技機
JP6200919B2 (ja) 遊技機
JP2004135973A (ja) 弾球遊技機
JP2004159952A (ja) 遊技機
JP2005000239A (ja) 遊技機
JP2019165808A (ja) 遊技機
JP2004215744A (ja) 遊技機
JP7140724B2 (ja) 遊技機
JP6332909B2 (ja) 遊技機
JP2004147835A (ja) 遊技機
JP2006346089A (ja) 遊技機
JP2005205226A (ja) 弾球遊技機
JP2004166883A (ja) 遊技機