【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、生活の環境衛生を向上させるために、光エネルギーを照射することにより、光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などを活性化させ、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにした物質又は製品のクリーン度維持・促進方法と、そのための光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
酸化チタンなどの光触媒は、これに光エネルギーが照射されると、光触媒がその光を吸収して励起状態になり、その上に分子が吸着して活性化状態になる特性があることが知られている。特に酸化チタンなどの光触媒は、活性化すると光酸化反応のほか、有機物の光分解、光メタセシス、光異性化、光重合などの光触媒反応が生じて有機物や無機ガスを分解し、消臭、抗菌、防汚作用を発揮することが知られている。このため、近年、社会問題化している生活環境汚染の浄化したり、有害物質を無害化できる物質として注目されるようになり、例えば空気清浄機、脱臭フィルター、内外装材や建材等の防汚、自動車等の防汚などに広く利用されるようになってきた。
【０００３】
しかし、光触媒のこれら消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用というのは、光エネルギーとの接触が必要であり、その光量が多く、光が強いほど触媒作用が活性化し、効果的なものとなる。このため、主に屋外で利用される物質や製品に利用されることが多いが、光の届きにくい室内や地下施設内で利用されている物質や製品にはあまり利用されないというのが現状である
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を利用した物質又は製品のクリーン度を維持し促進する方法は、その効果が高いだけでなく、光を照射するだけでよいため、その操作が簡単で維持費も少ないうえ、その消臭、抗菌、防汚、公害物質除去効果が高い特徴がある。また、、一般に、物質又は製品は、一度汚れたものを洗浄したり、発生してしまった悪臭を消したり、黴や菌などの有害物質に汚染されたのを除去するのは、大変な労力と時間と経費を必要とするのに対し、前処理で汚れにくくしたり、悪臭を発生しないようにしたり、有害物質で汚染しにくくするなど、予防処理をしておく方がクリーン化の維持管理が容易で、経済的なものになることに着目した。
【０００５】
そこで、本発明者は、従来あまり利用されていなかった太陽光の届きにくい室内や地下施設内で利用されている物質や製品についても広く光触媒加工処理を施しておき、太陽光などの光線の方を室内や地下施設内にまで引き込んできて、光を照射して光触媒を活性化し、その消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を利用して当該物質又は製品のクリーン度を容易且つ安価に維持・促進する方法を具現化した。
【０００６】
また、そのための太陽光を集光・伝送・照射して、光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させ、物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりする光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムを開発した。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
特許を受けようとする第１発明は、太陽光を収集して光ファイバーを介して伝送し、その先端から太陽光エネルギーを出光させ得るようにしておき、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品に対し、必要に応じて太陽光エネルギーを照射することにより、前記光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させ、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにしたことを特徴とする光触媒加工処理した物質又は製品のクリーン度維持・促進方法である。
【０００８】
当該第１発明は、光触媒加工処理した物質又は製品のクリーン度維持・促進方法の基本発明である。物質又は製品に太陽光を照射するだけで、光触媒反応を起こさせ、消臭効果、抗菌効果、防汚効果、公害物質除去効果を上げることが出来るので、その、維持管理が用意となり、メンテナンス費用が安価となる。
【０００９】
特許を受けようとする第２発明は、太陽光を集めて収束するためのレンズ系部と、当該レンズ系部により収束された太陽光を収集するための光収集部と収集された太陽光を光ファイバーケーブル内に導入するための光カップラーとからなる太陽光収集装置部と、太陽光収集装置の光カップラーと接続して光ファイバーケーブル内に導入された太陽光を光触媒を加えて加工処理した物質又は製品の近くまで伝送する太陽光伝送装置部と、前記太陽光伝送部の先端部に接続し伝送されてきた太陽光を大気中に出光し得る太陽光照射装置部とからなる光触媒活性化装置を用意しておく。
【００１０】
その上で、当該光触媒活性化装置を利用して、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品に対して、太陽光を集光・伝送・照射することにより光触媒作用を活性化させ、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにしたことを特徴とする光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムである。
【００１１】
当該第２発明は、具体的に太陽光を集光・伝送・照射することのできる光触媒活性化装置を用意しておくことが第１の特徴である。当該光触媒活性化装置を利用して、太陽光を引き込み光を照射することにより、光触媒作用を活性化させて物質又は製品のクリーン度を向上させることができるようにしたものである。
【００１２】
特許を受けようとする第３発明は、光源として、ハロゲンランプ、水銀ランプ又はＸｅランプを用い、その光量を調節しながら照射できるようにしてなる光触媒を活性化装置を用意しておき、当該光触媒活性化装置から発せられる可視光線又は紫外・可視光線を光触媒を加えて加工処理した物質又は製品に照射し、前記光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させて、当該物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにしたことを特徴とする光触媒加工処理した物質又は製品のクリーン度維持・促進方法である。
【００１３】
当該第３発明は、光触媒活性化装置として、人工的な光源を用い、その光量を調節しながら照射できるようにしたものを用意し、これを用いて光触媒作用を活性化させて物質又は製品のクリーン度を向上させることができるようにしたものである。
【００１４】
特許を受けようとする第４発明は、光触媒加工処理した物質又は製品として、酸化チタン、その他の金属酸化物半導体であって光によって励起状態になり、そのエネルギーを他に与えることができる光触媒を含む物質で表面をコーティングしたり、光触媒を含む物質を含有するようにしたことを特徴とする請求項１に記載するクリーン度維持・促進方法、又は請求項２、請求項３に記載する光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムである。
【００１５】
光触媒となり得る金属酸化物半導体として、ＴｉＯ２・ＳｒＴｉＯ３・ＢａＴｉＯ３・ＣａＴｉＯ３・ＫｔｉＯ３・Ｆｅ２ＴｉＯ３・ＦｅＴｉＯ３・ＳｎＯ２・ＺｒＯ２・ＺｎＯ・Ｆｅ２Ｏ３・Ｃｕ２Ｏ・Ｉｎ２Ｏ３・ＷＯ３・Ｂｉ２Ｏ３・Ｎｂ２Ｏ３などであればよい。尚、当該金属酸化物半導体を微粒子粉末にすることにより活性化したり、異なる半導体と混合して活性化するようにしても良いし、トルマリン等の助触媒と混合するようにしても良い。
【００１６】
【実施例】
以下、図示実施例に基づき詳細に説明する。
図１は、本発明に係る光触媒加工処理した物質又は製品のクリーン度維持・促進方法の基本原理を示す説明図であり、図２は、第２発明に係る太陽光を利用する光触媒活性化装置を用いた光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムを示す斜視説明図であり、図３は、第２発明に係る太陽光収集装置部の一実施例を示す説明図であり、図４は、第２発明に係る太陽光収集装置部の他実施例を示す説明図であり、図５は、第２発明に係る太陽光照射装置部の一実施例を示す側面説明図であり、図６は、第３発明に係る人工光源を利用する光触媒活性化装置の実施例を示す斜視図である。
【００１７】
図１は、本発明に係る光触媒加工処理した物質又は製品のクリーン度維持・促進方法の基本原理を示す説明図であるが、その図中１は、太陽光の集めて収集する太陽光収集部であり、２は収集した太陽光Ａを伝送するための光ファイバーケーブルであり、３は、伝送されてきた太陽光Ａを先端から照射する出光部であり、４は、光触媒加工処理した物質又は製品である。このように、太陽光を収集して光ファイバーを介して伝送し、その先端から太陽光Ａを出光させ得るようにしておき、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品４に対し、必要に応じて太陽光Ａを照射することにより、前記光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させ、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品４のクリーン度を維持したり、促進したりするようにしたクリーン度維持・促進方法である。
【００１８】
図２は、まず太陽光を利用する光触媒活性化装置５を用いた光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムを示す斜視説明図であり、当該光触媒活性化装置５は、太陽光収集装置部６と太陽光伝送装置部７と太陽光照射装置部８とからなり、光触媒を加えて加工処理したカーテン、絨毯、ベットなどの物質又は製品４である。当該太陽光収集装置部６は、例えば図３、図４に示すように、太陽光Ａを集めて収束するためのレンズ系部６ａと、当該レンズ系部６ａにより収束された太陽光を収集するための光収集部６ｂと収集された太陽光Ａを光ファイバーケーブル２内に導入するための光カップラー６ｃとから構成されている。
【００１９】
尚、図３のレンズ系部６ａを反射鏡型６ｄとなし、光収集部６ｂにて太陽光Ａを焦点１ケ所に集めて強い大きな光源になし、その収集された太陽光Ａを光カップラー６ｃにより光ファイバーケーブル２内に導入するようにした実施例の太陽光収集装置部６である。
【００２０】
更に、図５には、太陽光Ａを照射するための太陽光照射装置部であり、光ファイバーケーブル２の先端部に設けた光ラジエター９と反射鏡８などからなり、光ファイバーケーブル２内を効果的に拡散して、特定範囲を均一に照射する為のものである。
【００２１】
また図４は、レンズ系部６ａを複数のレンズを用いて小さい太陽光Ａを数多く収集する酢複眼型６ｅの実施例である。必要に応じて、いずれの実施例を選択しても良いが、太陽光Ａを集め、光を収集し、太陽光を光ファイバーケーブル内に導入できれば図示実施例に限るものではない。
【００２２】
次に、太陽光伝送装置部７は、光ファイバーケーブル７ａを主体として、これに必要に応じて接続部や接続分岐部や反射鏡それらの配線部材など既存の伝送技術を組み合わせて太陽光Ａを伝送するようにした装置である。
【００２３】
図６は、人工光源を利用する光触媒活性化装置５ｂの実施例を示す斜視図であり、図中１０は、ハロゲンランプ、水銀ランプ又はＸｅランプなどの人工光源であり、１１は、その光量を調節しながら照射できるスイッチなどのある操作部であり、１２は放出された光線を反射して効率的に照射するための反射鏡である。ハロゲンランプは、可視領域の光源であり、水銀ランプとＸｅランプは、紫外・可視領域の光源である。光触媒反応の速度は、光触媒の吸収波長領域および光強度（光量）によって異なる。強い紫外光線を使用する場合には、紫外光が目に入ったり、人体皮膚に当たらない様に注意し、光量を調整する必要がある。
【００２４】
光触媒が酸化チタンの場合、吸収波長領域はほとんど紫外線領域であるといわれているが、紫外線というのは４００ｎｍより短い波長の光をいう。人間の目が見ることのできる可視光線領域は、約４００ｎｍ〜８００ｎｍであるから、太陽光には紫外線がエネルギーとして約３％含まれている。このため、太陽光を照射することにより当該光触媒は励起状態となり活性化するのである。
【００２５】
光触媒反応には、酸素の光吸着、有機物の光酸化反応、有機物の光分解、光異性化、光重合などがある。従って、光触媒に太陽光や紫外光線を照射すると、消臭作用、抗菌作用、防汚作用、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させ、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりすることが出来る。
【００２６】
【発明の効果】
叙上のように、本発明は、太陽光を収集して光ファイバーを介して伝送し、その先端から太陽光エネルギーを出光させ得るようにしておき、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品に対し、必要に応じて太陽光エネルギーを照射することにより、前記光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させ、光触媒を加えて加工処理した物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにした物質又は製品のクリーン度維持・促進方法である。
【００２７】
太陽光エネルギーは、誰でも手軽に入手できる無尽蔵で且つクリーンなエネルギーであり、安全性もある。この太陽エネルギーを光触媒を加えて加工処理した物質又は製品に照射するだけで、生活環境において汚れの主な原因となる有機物質を分解し、消臭作用、抗菌作用、防汚作用、公害物質除去作用を有効に発揮する。本発明は、物質又は製品に事前に光触媒を加えて加工処理しておくだけで、簡単に物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりすることが出来る。
【００２８】
本発明は、このように環境衛生の向上のために一石四鳥の効果を発揮できるのは他に例をみない程、便利となり、経済的になる。
【００２９】
第２発明は、太陽光収集装置部と、太陽光を伝送する太陽光伝送装置部と、伝送されてきた太陽光を大気中に出光し得る太陽光照射装置部とからなる光触媒活性化装置を用意しておき、当該光触媒活性化装置から光線を照射し、前記光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させて、当該物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにしたことを特徴とする光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムである。これは、第１発明をより便利で経済的に具現化するための具体的な装置システムである。
【００３０】
第３発明は、光触媒活性化装置の光源を人工的なハロゲンランプ、水銀ランプ又はＸｅランプを用いた点に特徴がある。当該光触媒を活性化装置から発せられる可視光線又は紫外・可視光線を光触媒を加えて加工処理した物質又は製品に照射し、前記光触媒の消臭、抗菌、防汚、公害物質除去作用などの光触媒作用を活性化させて、当該物質又は製品のクリーン度を維持したり、促進したりするようにするのは第２発明と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る光触媒加工処理した物質又は製品のクリーン度維持・促進方法の基本原理を示す説明図である。
【図２】第２発明に係る太陽光を利用する光触媒活性化装置を用いた光触媒活性化式のクリーン度維持・促進システムを示す斜視説明図である。
【図３】第２発明に係る太陽光収集装置部の一実施例を示す説明図である。
【図４】第２発明に係る太陽光収集装置部の他実施例を示す説明図である。
【図５】第２発明に係る太陽光照射装置部の一実施例を示す側面説明図である。
【図６】第３発明に係る人工光源を利用する光触媒活性化装置の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１：太陽光収集部
２：光ファイバーケーブル
３：出光部
４：光触媒加工処理した物質又は製品
５：光触媒活性化装置
５ｂ：光触媒活性化装置
６：太陽光収集装置部
６ａ：レンズ系部
６ｂ：光収集部
６ｃ：光カップラー
６ｄ：反射鏡型
６ｅ：複眼型
７：太陽光伝送装置部
８：反射鏡
９：光ラジエター
１０：人工光源
１１：操作部
１２：反射鏡
Ａ：太陽光[0001]
[Industrial applications]
The present invention is to improve the environmental health of life, by irradiating light energy, to activate the deodorizing, antibacterial, antifouling, pollutant removing action of the photocatalyst, and to add and process the photocatalyst Also, the present invention relates to a method for maintaining / promoting the cleanliness of a substance or a product which maintains or promotes the cleanliness of a product, and a photocatalyst-activated type cleanness maintenance / promotion system for the same.
[0002]
[Prior art]
It is known that photocatalysts such as titanium oxide have the property that when irradiated with light energy, the photocatalyst absorbs the light and becomes an excited state, on which molecules are adsorbed and become activated. ing. In particular, photocatalysts such as titanium oxide, when activated, undergo photocatalytic reactions such as photodecomposition, photometathesis, photoisomerization, and photopolymerization of organic substances in addition to photooxidation reactions, decomposing organic substances and inorganic gases, deodorizing, and antibacterial. It is known to exhibit an antifouling action. For this reason, in recent years, attention has been paid to substances that can purify living environment pollution, which has become a social problem, and detoxify harmful substances, such as air purifiers, deodorizing filters, interior and exterior materials, and building materials. It has been widely used for antifouling of automobiles and the like.
[0003]
However, photocatalysis such as deodorization, antibacterial, antifouling, and pollutant removal of photocatalyst requires contact with light energy, the amount of light is large, and the stronger the light, the more the catalytic action is activated. It will be effective. For this reason, it is often used mainly for substances and products used outdoors, but at present it is rarely used for substances and products used indoors and underground facilities where light is difficult to reach. [0004]
[Problems to be solved by the invention]
The method of maintaining and promoting the cleanliness of a substance or product utilizing photocatalysis, such as deodorization, antibacterial, antifouling, and pollutant removal of a photocatalyst, is not only highly effective, but also requires irradiation of light. Therefore, it is easy to operate, has low maintenance costs, and has high deodorizing, antibacterial, antifouling, and pollutant removal effects. In general, it is a great effort to clean a substance or a product once it has become dirty, to eliminate bad odors that have occurred, and to remove contamination by harmful substances such as molds and fungi. In addition to requiring time and money, it is better to perform preventive treatment such as making it difficult to stain by pretreatment, preventing bad smell, and making it difficult to contaminate with harmful substances. Focused on being easy and economical.
[0005]
Therefore, the present inventor has applied a wide range of photocatalyst processing to substances and products used in indoor and underground facilities, which have been rarely used so far and where sunlight is difficult to reach. Activate the photocatalyst by irradiating light to the interior or underground facilities, and use the photocatalytic action of its deodorant, antibacterial, antifouling, and pollutant removal actions to clean the substance or product. A method for easily and inexpensively maintaining / promoting is realized.
[0006]
In addition, by condensing, transmitting and irradiating sunlight for that purpose, it activates photocatalytic actions such as deodorization, antibacterial, antifouling, and pollutant removal of photocatalysts, and maintains the cleanliness of substances or products. We have developed a photocatalyst activation type cleanness maintenance and promotion system that promotes photocatalysis.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The first invention to be patented is to collect sunlight, transmit it through an optical fiber, emit sunlight energy from its tip, and add a photocatalyst to the processed substance or product. On the other hand, by irradiating solar energy as needed, the photocatalyst action such as deodorization, antibacterial, antifouling, and pollutant removal action of the photocatalyst is activated, and the substance or product processed by adding the photocatalyst is processed. A method for maintaining and promoting cleanness of a photocatalytically processed substance or product characterized by maintaining or promoting cleanness.
[0008]
The first invention is a basic invention of a method for maintaining and promoting cleanliness of a substance or a product subjected to photocatalyst processing. By simply irradiating the substance or product with sunlight, a photocatalytic reaction can be caused, and the deodorizing effect, antibacterial effect, antifouling effect, and pollutant removal effect can be improved. Is cheaper.
[0009]
A second invention for which a patent is sought is a lens system unit for collecting and converging sunlight, a light collection unit for collecting sunlight converged by the lens system unit, and a collected light. A solar light collecting device section comprising an optical coupler for introducing into the optical fiber cable, and a substance obtained by processing the sunlight introduced into the optical fiber cable by connecting with the optical coupler of the solar light collecting device by adding a photocatalyst or A photocatalyst activation device including a solar light transmission device unit that transmits near the product, and a solar light irradiation device unit that can emit the transmitted sunlight connected to the tip of the solar light transmission unit to the atmosphere. Have it ready.
[0010]
Then, using the photocatalyst activation device, the photocatalysis is activated by condensing, transmitting, and irradiating sunlight to the processed material or product to which the photocatalyst is added, and the photocatalyst is added. A photocatalyst activation type cleanness maintenance / promotion system characterized by maintaining or promoting the cleanness of a processed substance or product.
[0011]
The first feature of the second invention is that a photocatalyst activation device capable of condensing, transmitting, and irradiating sunlight is specifically prepared. By using the photocatalyst activation device, sunlight is drawn in and irradiated with light to activate a photocatalysis, thereby improving the cleanliness of a substance or a product.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, a halogen lamp, a mercury lamp, or a Xe lamp is used as a light source, and a photocatalyst for activating the photocatalyst is provided by adjusting the amount of light. By irradiating visible light or ultraviolet / visible light emitted from the activation device to a substance or product processed by adding a photocatalyst, the photocatalyst action such as deodorization, antibacterial, antifouling, and pollutant removal action of the photocatalyst is activated. A method for maintaining / promoting the cleanness of a photocatalyst-processed substance or product, wherein the cleanliness of the substance or product is maintained or promoted.
[0013]
According to the third invention, as the photocatalyst activation device, an artificial light source is used, which is capable of irradiating while adjusting the amount of light. The cleanliness can be improved.
[0014]
The fourth invention to be patented is a photocatalyst-processed substance or product, which is a photocatalyst that is titanium oxide or another metal oxide semiconductor, is excited by light, and can give its energy to another. 4. The method for maintaining and promoting cleanliness according to claim 1, wherein the surface is coated with a substance containing the photocatalyst, or the substance containing a photocatalyst is contained, or the photocatalytic activity according to claim 2 or 3, It is a chemical cleanliness maintenance and promotion system.
[0015]
As the metal oxide semiconductor which can be a photocatalyst, TiO 2 · SrTiO 3 · BaTiO 3 · CaTiO 3 · KtiO 3 · Fe 2 TiO 3 · FeTiO 3 · SnO 2 · ZrO 2 · ZnO · Fe 2 O 3 · Cu 2 O · In It may be 2 O 3 · WO 3 · Bi 2 O 3 · Nb 2 O 3 or the like. The metal oxide semiconductor may be activated by making it into fine particle powder, may be activated by mixing with a different semiconductor, or may be mixed with a promoter such as tourmaline.
[0016]
【Example】
Hereinafter, a detailed description will be given based on the illustrated embodiment.
FIG. 1 is an explanatory view showing a basic principle of a method for maintaining and promoting cleanliness of a substance or a product subjected to photocatalyst processing according to the present invention, and FIG. 2 is a photocatalyst activation apparatus using sunlight according to a second invention. FIG. 3 is an explanatory perspective view showing a photocatalytic activation-type cleanness maintenance / promotion system using a photocatalyst, FIG. 3 is an explanatory view showing an embodiment of a solar light collecting apparatus according to the second invention, and FIG. FIG. 5 is an explanatory view showing another embodiment of the sunlight collecting device according to the second invention. FIG. 5 is a side view showing an embodiment of the sunlight irradiating device according to the second invention, and FIG. FIG. 7 is a perspective view showing an embodiment of a photocatalytic activation device using an artificial light source according to the third invention.
[0017]
FIG. 1 is an explanatory view showing a basic principle of a method for maintaining and promoting cleanliness of a photocatalyst-processed substance or product according to the present invention. In the figure, 1 is a sunlight collecting unit for collecting and collecting sunlight. , 2 is an optical fiber cable for transmitting the collected sunlight A, 3 is a light emitting portion for irradiating the transmitted sunlight A from the tip, and 4 is a photocatalyzed material or product. It is. In this way, the sunlight is collected and transmitted through an optical fiber, so that the sunlight A can be emitted from the tip, and a photocatalyst is added to the processed substance or product 4 as necessary. By irradiating sunlight A, the photocatalyst action such as deodorization, antibacterial, antifouling, and pollutant removal action of the photocatalyst is activated, and the cleanliness of the substance or the product 4 processed by adding the photocatalyst is maintained. This is a method of maintaining and promoting cleanliness that promotes and promotes cleanliness.
[0018]
FIG. 2 is a perspective explanatory view showing a photocatalytic activation type cleanness maintenance / promotion system using a photocatalyst activation device 5 utilizing sunlight, and the photocatalyst activation device 5 is a sunlight collection device section. 6, a material or product 4 such as a curtain, a carpet, a bed, etc., which is composed of a solar cell transmission unit 7 and a solar radiation unit 8 and is processed by adding a photocatalyst. As shown in FIGS. 3 and 4, for example, the sunlight collecting device 6 collects sunlight A and collects and converges the sunlight A, and collects the sunlight converged by the lens system 6a. And a light coupler 6c for introducing the collected sunlight A into the optical fiber cable 2.
[0019]
In addition, the lens system part 6a of FIG. 3 is made into a reflecting mirror type 6d, and the sunlight A is collected at one focal point by the light collecting part 6b to form a strong large light source, and the collected sunlight A is converted into the optical coupler 6c. 1 is a solar light collecting device section 6 according to an embodiment, which is introduced into the optical fiber cable 2 according to the present invention.
[0020]
Further, FIG. 5 shows a sunlight irradiating unit for irradiating sunlight A, which comprises an optical radiator 9 and a reflecting mirror 8 provided at the tip of the optical fiber cable 2 and effectively enables the inside of the optical fiber cable 2 to be illuminated. In order to uniformly irradiate a specific range.
[0021]
FIG. 4 shows an embodiment of a vinegar compound eye 6e that collects a large number of small sunlight A using a plurality of lenses in the lens system 6a. Any embodiment may be selected as necessary, but the embodiment is not limited to the illustrated embodiment as long as sunlight A is collected, light is collected, and sunlight is introduced into the optical fiber cable.
[0022]
Next, the solar transmission device section 7 transmits the solar light A by mainly combining the optical fiber cable 7a with an existing transmission technology such as a connection section, a connection branch section, a reflector, and their wiring members as necessary. This is the device that is to be used.
[0023]
FIG. 6 is a perspective view showing an embodiment of a photocatalyst activation device 5b using an artificial light source, in which 10 is an artificial light source such as a halogen lamp, a mercury lamp or a Xe lamp, and 11 is a light amount thereof. An operation unit such as a switch that can irradiate the light while adjusting it is provided. Reference numeral 12 is a reflecting mirror for reflecting the emitted light beam and irradiating the light efficiently. The halogen lamp is a light source in the visible region, and the mercury lamp and the Xe lamp are light sources in the ultraviolet and visible regions. The speed of the photocatalytic reaction differs depending on the absorption wavelength region and the light intensity (light amount) of the photocatalyst. When using strong ultraviolet light, it is necessary to adjust the amount of light so that ultraviolet light does not enter eyes or hit human skin.
[0024]
When the photocatalyst is titanium oxide, the absorption wavelength range is said to be almost in the ultraviolet range, but the ultraviolet refers to light having a wavelength shorter than 400 nm. The visible light range visible to the human eye is about 400 nm to 800 nm, so that sunlight contains about 3% of ultraviolet energy as energy. For this reason, the photocatalyst becomes an excited state and is activated by irradiating sunlight.
[0025]
The photocatalytic reaction includes photoadsorption of oxygen, photooxidation of organic substances, photodecomposition of organic substances, photoisomerization, photopolymerization, and the like. Therefore, irradiating the photocatalyst with sunlight or ultraviolet rays activates the photocatalytic action such as deodorizing action, antibacterial action, antifouling action and pollutant removal action, and cleanliness of the substance or product processed by adding the photocatalyst. Can be maintained or promoted.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, the present invention collects sunlight, transmits it through an optical fiber, emits solar energy from its tip, and applies a photocatalyst to a processed substance or product. By irradiating solar energy as required, the photocatalyst action such as deodorizing, antibacterial, antifouling, and pollutant removing action of the photocatalyst is activated, and the substance or product processed by adding the photocatalyst is cleaned. This is a method of maintaining and promoting the cleanliness of a substance or product that maintains or promotes the degree of cleanliness.
[0027]
Solar energy is an inexhaustible and clean energy that anyone can easily obtain, and it is safe. By simply irradiating the solar energy to a processed material or product with the addition of a photocatalyst, it decomposes organic substances that are the main cause of dirt in the living environment, deodorizing action, antibacterial action, antifouling action, removal of pollutants Effectively exerts its function. The present invention can easily maintain or promote the cleanliness of a substance or a product simply by adding a photocatalyst to the substance or the product in advance and processing it.
[0028]
The present invention is so convenient and economical that the effect of four birds per stone can be exerted for improving environmental hygiene like this.
[0029]
A second invention provides a photocatalyst activation device including a sunlight collecting device, a sunlight transmitting device for transmitting sunlight, and a sunlight irradiating device capable of emitting the transmitted sunlight to the atmosphere. Preparing and irradiating light from the photocatalyst activating device to activate the photocatalytic action of the photocatalyst such as deodorizing, antibacterial, antifouling, and pollutant removing action, thereby maintaining the cleanliness of the substance or the product. This is a photocatalytic activation type cleanness maintenance / promotion system characterized in that it is made to promote or promote. This is a specific device system for realizing the first invention more conveniently and economically.
[0030]
The third invention is characterized in that an artificial halogen lamp, mercury lamp or Xe lamp is used as a light source of the photocatalytic activation device. The photocatalyst is irradiated with a visible light or an ultraviolet / visible light emitted from an activation device to a substance or a product processed by adding a photocatalyst, and the photocatalyst acts as a deodorant, antibacterial, antifouling, and pollutant removing agent. Is activated to maintain or promote the cleanliness of the substance or product as in the second invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a basic principle of a method for maintaining and promoting cleanliness of a substance or a product subjected to photocatalyst processing according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective explanatory view showing a photocatalyst activation type cleanness maintenance / promotion system using a photocatalyst activation device utilizing sunlight according to a second invention.
FIG. 3 is an explanatory view showing one embodiment of a sunlight collecting device section according to the second invention.
FIG. 4 is an explanatory view showing another embodiment of the sunlight collecting device section according to the second invention.
FIG. 5 is an explanatory side view showing one embodiment of the solar light irradiation device section according to the second invention.
FIG. 6 is a perspective view showing an embodiment of a photocatalytic activation device using an artificial light source according to the third invention.
[Explanation of symbols]
1: Sunlight collecting unit 2: Optical fiber cable 3: Light emitting unit 4: Photocatalytically processed substance or product 5: Photocatalyst activating device 5b: Photocatalyst activating device 6: Sunlight collecting device unit 6a: Lens system unit 6b: Light Collection unit 6c: Optical coupler 6d: Reflective mirror type 6e: Compound eye type 7: Sunlight transmitting device unit 8: Reflective mirror 9: Optical radiator 10: Artificial light source 11: Operation unit 12: Reflective mirror A: Sunlight
