JP2004152657A - 燃料供給弁の状態検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池へ燃料を供給する燃料供給系に設けられた燃料供給弁の実際の作動状態を検知する。
【解決手段】制御装置20は、第1バルブ14または第2バルブ15が閉弁された状態で燃料電池11の発電を継続した際における平均発電電流と、水素の圧力の時間変化に対する下限閾値である圧力変化量閾値との関係を示す所定のテーブル等を予め保持し、第1バルブ14または第2バルブ15の閉弁を指示する指令を出力した状態で燃料電池11の発電を継続し、検出された水素の圧力の時間変化がテーブル検索により算出された圧力変化量閾値以下である場合には、第1バルブ14または第2バルブ15が開状態であると判定する。制御装置20は、パージ弁18の弁開度を指示する指令に基づき、パージ弁18の開弁状態が継続される積算時間に応じて圧力変化量閾値を補正する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料供給弁の状態検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば固体高分子膜型燃料電池は、固体高分子電解質膜を燃料極(アノード)と酸素極(カソード)とで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して構成されたスタックを備えており、燃料極に燃料として水素が供給され、酸素極に酸化剤として空気が供給されて、燃料極で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過して酸素極まで移動して、酸素極で酸素と電気化学反応を起こして発電するようになっている。
ところで、従来、例えば圧縮天然ガス等の高圧ガスを燃料とする車両において、燃料供給流路における燃料の流通を遮断可能な遮断弁を備え、燃料供給流路に設けられたレギュレータ等の供給圧力調整装置における燃料の圧力に応じて、燃料の供給を遮断する安全装置を備える車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような安全装置を、上述したような燃料電池を具備する燃料電池システムの燃料供給系に備え、燃料電池の発電停止時等において遮断弁を閉状態に設定することで、燃料電池への水素の供給を遮断することが望まれている。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−18384号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような安全装置において、単に、遮断弁に対する閉弁を指示する閉指令を出力するだけでは、実際に遮断弁が閉弁状態となっているか否かを確認することができないため、遮断弁の実際の状態を検知することが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、燃料電池へ燃料を供給する燃料供給系に設けられた燃料供給弁の実際の作動状態を検知することが可能な燃料供給弁の状態検知装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の燃料供給弁の状態検知装置は、燃料電池へ燃料を供給する燃料供給流路に設けられ、前記燃料の流通を遮断可能な燃料供給弁(例えば、実施の形態での第1バルブ14、第2バルブ15)と、前記燃料供給流路での前記燃料の流通方向において前記燃料供給弁の下流側に設けられ、前記燃料の圧力を検出する圧力検出器(例えば、実施の形態での第1圧力センサ22、第2圧力センサ23)と、前記燃料供給弁の閉弁を指示する閉弁指示手段(例えば、実施の形態でのステップS04、ステップS24)と、前記閉弁指示手段により前記燃料供給弁の閉弁が指示されている状態において、前記燃料電池の発電を継続し、前記圧力検出器により検出される前記燃料の圧力の時間変化を検出する圧力変化検出手段(例えば、実施の形態でのステップS09、ステップS29)と、前記燃料の供給が遮断された状態で前記燃料電池の前記発電を継続した際の燃料消費量に応じた前記燃料の圧力の時間変化を示すデータを予め記憶する記憶手段(例えば、実施の形態での制御装置20)と、前記圧力変化検出手段により検出される前記燃料の圧力の低下速度が、前記データにおける前記燃料消費量に応じた前記燃料の圧力の低下速度以下であるときに、前記燃料供給弁が開弁状態であると判定する開弁判定手段(例えば、実施の形態でのステップS13およびステップS15、ステップS33およびステップS35)とを備えることを特徴としている。
【0006】
上記構成の燃料供給弁の状態検知装置によれば、予め、燃料電池への燃料供給を遮断した状態で所定の発電を継続した場合における燃料消費量に応じた燃料の圧力の時間変化、つまり圧力低下の時間変化を示すデータを記憶手段に記憶しておき、閉弁指示手段により燃料供給弁の閉弁が指示された状態で、圧力変化検出手段によって燃料電池の発電を継続し、燃料の圧力変化を検出する。ここで、開弁判定手段は、検出された圧力変化の低下速度が、データにより得られる圧力変化の低下速度以下であれば、燃料供給弁が開弁状態であって、燃料が燃料電池へ供給され続けていると判断する。
これにより、燃料供給弁の閉弁を指示する閉指令が出力されている状態で、実際に燃料供給弁が閉弁状態であるか否かを確実に判定することができる。
【0007】
さらに、請求項2に記載の本発明の燃料供給弁の状態検知装置は、前記燃料電池から排出される前記燃料を流通させる排出燃料流路から外部に排出される前記燃料の排出量に応じて、前記データにおける前記燃料消費量に応じた前記燃料の圧力の時間変化を補正する補正手段(例えば、実施の形態でのステップS12、ステップS32)を備えることを特徴としている。
【0008】
上記構成の燃料供給弁の状態検知装置によれば、燃料電池への燃料供給を遮断した状態で所定の発電を継続した場合における燃料消費量に応じた燃料の圧力の時間変化、つまり圧力低下の時間変化を示すデータに対して、外部へ排出される燃料の排出量が増大するのに伴い、圧力の低下度合いが増大するように補正を行うことで、データの精度を向上させることができる。
これにより、燃料供給弁の閉弁を指示する閉指令が出力されている状態で、実際に燃料供給弁が閉弁状態であるか否かを、より精度良く、判定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る燃料供給弁の状態検知装置ついて添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による燃料供給弁の状態検知装置10は、例えば燃料電池車両等の車両に駆動用電源として搭載される燃料電池システムに備えられ、例えば図1に示すように、燃料電池11と、エアーコンプレッサ12と、水素タンク13と、第1および第2バルブ14,15と、第1および第2レギュレータ16,17と、パージ弁18と、電流制御器19と、制御装置(ECU)20と、電流センサ21と、第1および第2圧力センサ22,23とを備えて構成されている。
【0010】
燃料電池11は、陽イオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜31を、アノード触媒およびガス拡散層からなる燃料極(アノード)32と、カソード触媒およびガス拡散層からなる酸素極(カソード)33とで挟持してなる電解質電極構造体を、更に一対のセパレータで挟持してなる燃料電池セルを多数組積層して構成されている。
そして、電解質電極構造体と対向する各セパレータの表面上には凹溝が形成されており、各凹溝と電解質電極構造体とによってアノード流路およびカソード流路が形成されている。
【0011】
燃料電池11のアノード32には、アノード流路に接続された入口側配管から高圧の水素タンク13によって水素からなる燃料ガス(反応ガス)が供給され、アノード32のアノード触媒上で触媒反応によりイオン化された水素は、適度に加湿された固体高分子電解質膜31を介してカソード33へと移動し、この移動に伴って発生する電子が外部回路(図示略)に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。カソード33には、例えば酸素を含む酸化剤ガス(反応ガス)である空気が、カソード流路に接続された入口側配管からエアーコンプレッサ12によって供給され、このカソード33において、水素イオン、電子及び酸素が反応して水が生成される。そして、アノード流路に接続された出口側配管およびカソード流路に接続された出口側配管から未反応の反応ガスを含む排出ガスが燃料電池11の外部に排出される。
【0012】
ここで、水素タンク13と、燃料電池11のアノード32の入口側配管とを接続する燃料供給流路13aには、例えば水素の流通方向に沿って順次、第1バルブ14と、第1圧力センサ22と、第1レギュレータ16と、第2バルブ15と、第2レギュレータ17と、第2圧力センサ23とが配置されている。
また、燃料電池11のアノード32の出口側配管に接続された排出燃料流路11bにはパージ弁18が配置されている。
そして、各バルブ14,15およびパージ弁18の各弁開度は制御装置20により制御されている。
【0013】
燃料電池11から取り出される発電電流は電流制御器19に入力されており、この電流制御器19には、例えば走行用モータ等の電気的な負荷42や例えば電気二重層コンデンサや電解コンデンサからなるキャパシタ等が接続されている。
電流制御器19は、例えばDC−DCチョッパ等を備えて構成されており、制御装置20から出力される電流指令値つまり燃料電池11に対する発電指令に基づいて、燃料電池11から取り出される発電電流の電流値を制御する。
【0014】
制御装置20は、例えば、車両の運転状態や、燃料電池11のアノード32に供給される反応ガスに含まれる水素の濃度や、燃料電池11のアノード32から排出される排出ガスに含まれる水素の濃度や、燃料電池11の発電状態、例えば各複数の燃料電池セルの出力電圧であるセル電圧や、燃料電池11から取り出される発電電流等に基づき、エアーコンプレッサ12および水素タンク13から燃料電池11へ供給される各反応ガスの流量に対する指令値を出力し、燃料電池11の発電状態を制御すると共に、燃料電池11に対する発電指令を電流制御器14へ出力し、燃料電池11から取り出される発電電流の電流値を制御する。
【0015】
さらに、制御装置20は、後述するように、例えば車両の作動を指示するIGスイッチ41がオフ状態とされた場合等において、燃料電池11の発電停止が指示された場合に、第1バルブ14または第2バルブ15に対する閉弁指令を出力すると共に燃料電池11での発電を継続し、第1バルブ14または第2バルブ15と燃料電池11のアノード32との間における水素の圧力の時間変化に基づき、第1バルブ14または第2バルブ15の状態を判定する。
例えば、制御装置20は、第1バルブ14または第2バルブ15が閉弁された状態で燃料電池11の発電を継続した際における平均発電電流と、水素の圧力の時間変化に対する下限閾値である圧力変化量閾値との関係を示す所定のテーブル等を予め記憶する。そして、検出された水素の圧力の時間変化がテーブル検索により算出された圧力変化量閾値以下である場合には、第1バルブ14または第2バルブ15が開状態であると判定する。このとき、制御装置20は、パージ弁18の弁開度を指示する指令に基づき、例えばパージ弁18の開弁状態が継続される積算時間等に応じて圧力変化量閾値を補正する。
なお、所定のテーブルにおいて、圧力変化量閾値は、例えば平均発電電流の増大に伴い、増大傾向に変化するように設定されている。
【0016】
このため、制御装置20には、例えば、第1バルブ14と第2バルブ15との間に配置された第1圧力センサ22から出力される検出信号と、第2バルブ15と燃料電池11のアノード32との間に配置された第2圧力センサ23から出力される検出信号と、電流制御器19から負荷42へ供給される発電電流の電流値を検出する電流センサ21から出力される検出信号と、IGスイッチ41から出力されるオン状態またはオフ状態を示す信号とが入力されている。
【0017】
本実施の形態による燃料供給弁の状態検知装置10は上記構成を備えており、次に、この燃料供給弁の状態検知装置10の動作について添付図面を参照しながら説明する。
【0018】
以下に、第1バルブ14の状態を判定する処理について説明する。
先ず、例えば図2に示すステップS01においては、例えば車両の作動を指示するIGスイッチ41がオフ状態とされた場合等に出力される、燃料電池11の発電停止指令が有るか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS04に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS02に進む。
次に、ステップS02においては、減算タイマーである第1タイマーのタイマー値TM1に所定のタイマー値#TM1を設定し、第1タイマーをリセットする。
【0019】
次に、ステップS03においては、この時点で第1圧力センサ22により検出された検出値P1をP1初期値に設定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS04においては、第1バルブ14の閉弁を指示する閉指令を出力する。
そして、ステップS05においては、第1タイマーのタイマー値TM1がゼロか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS09に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS06に進む。
【0020】
そして、ステップS06においては、第1タイマーのタイマー値TM1の減算を実行する。
次に、ステップS07においては、発電電流IFCに対する電流指令値の積算値や、電流センサ21により検出される発電電流IFCの検出値の積算値(IFC積算値)を算出する。
次に、ステップS08においては、パージ弁18の開弁状態が継続される時間の積算値(パージ弁開時間積算値)を算出し、一連の処理を終了する。
【0021】
また、ステップS09においては、P1初期値から、この時点で第1圧力センサ22により検出された検出値P1を減算して得た値を、圧力変化量ΔP1として設定する。
次に、ステップS10においては、所定のタイマー値#TM1を、一連の処理を繰り返し実行する際の制御周期で除算して得た値によって、さらに、IFC積算値を除算して得た値を、発電電流IFCの時間平均値である平均発電電流IFCAVE1に設定する。
【0022】
次に、ステップS11においては、例えば平均発電電流IFCAVE1と、圧力変化量閾値ΔP1TARとの関係を示す所定の第1テーブルのテーブル検索により、圧力変化量閾値ΔP1TARを算出する。
次に、ステップS12においては、パージ弁開時間積算値に所定の係数を乗算して得た値を、さらに、圧力変化量閾値ΔP1TARに加算して得た値を、新たに圧力変化量閾値ΔP1TARに設定する。
そして、ステップS13においては、検出した圧力変化量ΔP1が、算出した圧力変化量閾値ΔP1TAR以下か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS14に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS15に進む。
【0023】
ステップS14においては、第1バルブ14が閉弁状態であると判定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS15においては、第1バルブ14が開弁状態であると判定し、一連の処理を終了する。
なお、上述したステップS01〜ステップS15の処理は、例えば所定の制御周期毎に繰り返し実行されるものである。
【0024】
以下に、水素の流通方向における第1バルブ14の下流側に配置された第2バルブ15の状態を判定する処理について説明する。
なお、以下に示すステップS21〜ステップS35の処理において、上述したステップS01〜ステップS15の処理と異なる点は、第1バルブ14に係る各変数を第2バルブ15に係る各変数へと変更した点と、ステップS01での判定処理をステップS21の判定処理へと変更した点である。
【0025】
つまり、例えば図3に示すステップS21においては、第1バルブ14に対する閉指令が出力されているときに第1バルブ14が開弁状態であると判定されたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS24に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS22に進む。
次に、ステップS22においては、減算タイマーである第2タイマーのタイマー値TM2に所定のタイマー値#TM2を設定し、第2タイマーをリセットする。
【0026】
次に、ステップS23においては、この時点で第2圧力センサ23により検出された検出値P2をP2初期値に設定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS24においては、第2バルブ15の閉弁を指示する閉指令を出力する。
そして、ステップS25においては、第2タイマーのタイマー値TM2がゼロか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS29に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS26に進む。
【0027】
そして、ステップS26においては、第2タイマーのタイマー値TM2の減算を実行する。
次に、ステップS27においては、発電電流IFCに対する電流指令値の積算値や、電流センサ21により検出される発電電流IFCの検出値の積算値(IFC積算値)を算出する。
次に、ステップS28においては、パージ弁18の開弁状態が継続される時間の積算値(パージ弁開時間積算値)を算出し、一連の処理を終了する。
【0028】
また、ステップS29においては、P2初期値から、この時点で第2圧力センサ23により検出された検出値P2を減算して得た値を、圧力変化量ΔP2として設定する。
次に、ステップS30においては、所定のタイマー値#TM2を、一連の処理を繰り返し実行する際の制御周期で除算して得た値によって、さらに、IFC積算値を除算して得た値を、発電電流IFCの時間平均値である平均発電電流IFCAVE2に設定する。
【0029】
次に、ステップS31においては、例えば平均発電電流IFCAVE2と、圧力変化量閾値ΔP2TARとの関係を示す所定の第2テーブルのテーブル検索により、圧力変化量閾値ΔP2TARを算出する。
次に、ステップS32においては、パージ弁開時間積算値に所定の係数を乗算して得た値を、さらに、圧力変化量閾値ΔP2TARに加算して得た値を、新たに圧力変化量閾値ΔP2TARに設定する。
そして、ステップS33においては、検出した圧力変化量ΔP2が、算出した圧力変化量閾値ΔP2TAR以下否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS34に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS35に進む。
【0030】
ステップS34においては、第2バルブ15が閉弁状態であると判定し、一連の処理を終了する。
また、ステップS35においては、第2バルブ15が開弁状態であると判定し、一連の処理を終了する。
なお、上述したステップS21〜ステップS35の処理は、例えば所定の制御周期毎に繰り返し実行されるものである。
【0031】
上述したように、本実施の形態による燃料供給弁の状態検知装置10によれば、各バルブ14,15の閉弁が指示された状態で、燃料電池11の発電を継続しつつ検出した燃料の圧力変化の低下速度が、予め設定したデータにより得られる低下速度以下であれば、各バルブ14,15が実際には開弁状態であって、燃料電池11へ燃料が供給され続けていると判断することによって、実際に各バルブ14,15が閉弁状態であるか否かを確実に判定することができる。
しかも、パージ弁18を介して外部へ排出される燃料の排出量が増大することに伴い、予め設定したデータにおける圧力の低下速度が増大するように補正を行うことで、燃料電池11の運転状態に応じて、各バルブ14,15の閉弁状態に対する判定精度を向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の燃料供給弁の状態検知装置によれば、燃料供給弁の閉弁を指示する閉指令が出力されている状態で、実際に燃料供給弁が閉弁状態であるか否かを確実に判定することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の燃料供給弁の状態検知装置によれば、燃料供給弁が閉弁状態であるか否かを判定する際の判定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料供給弁の状態検知装置の構成図である。
【図2】図1に示す第1バルブの状態を判定する処理を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す第2バルブの状態を判定する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 燃料供給弁の状態検知装置
14 第1バルブ(燃料供給弁)
15 第2バルブ(燃料供給弁)
20 記憶装置(記憶手段)
22 第1圧力センサ(圧力検出器)
23 第2圧力センサ(圧力検出器)
ステップS04、ステップS24 閉弁指示手段
ステップS09、ステップS29 圧力変化検出手段
ステップS12、ステップS32 補正手段
ステップS13およびステップS15 開弁判定手段
ステップS33およびステップS35 開弁判定手段

Claims (2)

  1. 燃料電池へ燃料を供給する燃料供給流路に設けられ、前記燃料の流通を遮断可能な燃料供給弁と、
    前記燃料供給流路での前記燃料の流通方向において前記燃料供給弁の下流側に設けられ、前記燃料の圧力を検出する圧力検出器と、
    前記燃料供給弁の閉弁を指示する閉弁指示手段と、
    前記閉弁指示手段により前記燃料供給弁の閉弁が指示されている状態において、前記燃料電池の発電を継続し、前記圧力検出器により検出される前記燃料の圧力の時間変化を検出する圧力変化検出手段と、
    前記燃料の供給が遮断された状態で前記燃料電池の前記発電を継続した際の燃料消費量に応じた前記燃料の圧力の時間変化を示すデータを予め記憶する記憶手段と、
    前記圧力変化検出手段により検出される前記燃料の圧力の低下速度が、前記データにおける前記燃料消費量に応じた前記燃料の圧力の低下速度以下であるときに、前記燃料供給弁が開弁状態であると判定する開弁判定手段と
    を備えることを特徴とする燃料供給弁の状態検知装置。
  2. 前記燃料電池から排出される前記燃料を流通させる排出燃料流路から外部に排出される前記燃料の排出量に応じて、前記データにおける前記燃料消費量に応じた前記燃料の圧力の時間変化を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給弁の状態検知装置。
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