JP2004150124A - 車両の遠隔制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載機が携帯機からの応答を受けて制御対象機器を制御する遠隔制御装置において、制御対象機器を確実且つ応答遅れなく制御できるようにする。
【解決手段】車載機は、携帯機である電子キーを呼び出すために、暗号鍵となるチャレンジコード及び複数の電子キーのキーIDを順に送信し、電子キーは、自己のキーIDを受信した際にチャレンジコードを用いて暗号化した応答データを送信し、車載機は、その応答データが正規の電子キーからのものである場合に、制御対象機器を制御する。また、車載機は、正規の電子キーからの応答データを受信すると、次回の送信時には、その電子キーのキーIDが最初に送信されるようにキーIDの登録順序を更新する。この結果、通信エリア内に複数の携帯機が存在しても、一つの携帯機から送信される応答データに従い、制御対象機機を確実にしかも応答遅れなく制御できる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載機が携帯機との間の無線通信によって車両に搭載された制御対象機器を自動で制御する車両の遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の遠隔制御装置の一つとして、例えば、車両が駐車中でドアがロックされているときに、車載機が、携帯機を呼び出すための呼出コードを車両周囲の所定エリア内に定期的に送信し、携帯機を所持した使用者がそのエリア内に侵入すると、携帯機が車載機からの呼出コードを受信して、予め設定された応答データを車載機に送信し、その応答データを受信した車載機が、ドアロックを解除する(又は、使用者がドアを手動操作することによってアンロックし得るアンロックスタンバイ状態に切り換える)ように構成された所謂スマートエントリシステムが知られている。
【0003】
また、このスマートエントリシステムのように、車載機が携帯機からの応答データを受けてドアロック機構等の制御対象機器を制御する遠隔制御装置では、車載機と携帯機との間で送受信される情報(呼出コードや応答データ)が盗まれ、その情報を用いて車両が不正使用されることのないよう、車載機が、呼出コードとして、暗号鍵となる可変コード(所謂チャレンジコード)を送信し、その可変コードを受信した携帯機が、応答データを可変コードを用いて暗号化して送信するように構成することも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−104429号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記携帯機は、所謂電子キーとして、車両に対して複数本付属されるのが一般的である。
このため、上記従来の車両の遠隔制御装置においては、複数の携帯機を所持した者が車両に接近した場合や、各携帯機を所持した複数の者が車両に同時に接近した場合に、車載機からの呼出コードに応答して、複数の携帯機から同時に応答データが送信されることになり、車載機側で各携帯機から送信された応答データを識別できず、制御対象機器を制御できなくなることがあった。
【0006】
一方、こうした問題を解決するためには、例えば、車載機を、チャレンジコード等の呼出コードを送信した後、登録されている携帯機の数だけバースト波を送信するように構成し、携帯機を、各携帯機毎に異なる値に設定された受信回数だけバースト波を受信した際に、応答データを送信するように構成することが考えられる。
【0007】
つまり、車載機及び各携帯機をこのように構成することによって、車両に複数の携帯機が同時に接近しても、その複数の携帯機の何れか一つが最初に応答データを送信し、車載機側では、その応答データに従い、制御対象機器を確実に制御できるようになる。
【0008】
しかし、このような対策では、例えば、使用者が所持する携帯機が車載機から送信される最後のバースト波を受けて応答データを送信するように設定されている場合に、使用者が車両に接近してから車載機側でドアロック解除等の制御動作が実行されるまでに時間がかかり、使用者に対して違和感を与えてしまうという問題が生じる。
【0009】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、車載機が携帯機から送信された応答データに従い制御対象機器を制御する車両の遠隔制御装置において、車載機が呼出コードを送信するエリア内に複数の携帯機が存在しても、制御対象機器を確実にしかも応答遅れなく制御できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両の遠隔制御装置においては、車載機側から携帯機を呼び出す際には、呼出手段が、携帯機を呼び出すための呼出コードと、複数の携帯機を個々に指定するためのIDコードとを、通信手段から順に送信させる。
【0011】
一方、当該遠隔制御装置を構成する複数の携帯機は、車載機から送信された呼出コードを受信すると、その後自己のIDコードが車載機から送信されてくるのを待って、携帯機固有の応答データを送信する。
従って、通信手段が無線通信可能な通信エリア内に当該遠隔制御装置を構成する複数の携帯機が存在しても、車載機から送信された呼出コードに応答して複数の携帯機が同時に応答データを送信することはなく、車載機側では、一つの携帯機からの応答データを確実に受信することができるようになる。
【0012】
このため、本発明の車両の遠隔制御装置によれば、複数の携帯機から同時に送信される応答データの混信によって、車載機側で制御対象機器を制御できなくなるのを防止できる。
また、車載機側から呼出コードに続けて送信される携帯機のIDコードは、各携帯機毎に優先順位を付けて記憶手段に記憶されており、呼出手段は、その優先順位に従い各携帯機のIDコードを順に送信させる。そして、この記憶手段に記憶された各携帯機のIDコードの優先順位は、制御手段によって、応答データを送信してきた携帯機のIDコードが最も優先順位の高いIDコードとなるように逐次更新される。
【0013】
つまり、車載機に対して応答データを送信した携帯機は、使用者に所持され、次回の制御の際にも応答データを送信してくる可能性が高いことから、本発明では、車載機側で応答データを受信した際に、その応答データを送信してきた携帯機のIDコードを次回の送信時に最初に送信するよう、記憶手段に記憶された各携帯機のIDコードの優先順位を更新するのである。
【0014】
このため、本発明の車両の遠隔制御装置によれば、車載機が呼出コードに続けてIDコードを順に送信する際、使用者に所持されて制御に用いられる可能性が高い携帯機に対して、より早くIDコードを送信できることになり、制御の応答性を高めることができる。
【0015】
ここで、車載機が送信する呼出コードは、基本的には、携帯機に対して車載機の通信エリア内に入ったことを知らせることができればよいため、例えば、自車両を表すIDコード、若しくは、予め設定した固定コードであってもよいが、より好ましくは、請求項2に記載のように、呼出コードには、暗号鍵となる可変コード(チャレンジコード)を設定し、携帯機が応答データを送信する際には、その可変コードを用いて応答データを暗号化したものを送信するようにし、更に、車載機側の制御手段が、通信手段にて受信された受信信号を、先に送信した可変コードに基づき解読して、正規の応答データを解読できたときに、通信手段にて携帯機からの応答データが受信されたと判断するように構成するとよい。
【0016】
つまり、このようにすれば、前述した従来装置と同様、呼出コードや応答データが盗まれ、その情報を用いて車両が不正使用されるといったことを防止し、車両のセキュリティ性を向上できる。
一方、車載機において、呼出手段が呼出コード及び各携帯機のIDコードを送信するのは、周囲の携帯機を呼び出すためであることから、基本的には、その送信を周期的に行うようにすればよい。
【0017】
しかし、上述したスマートエントリシステムのように、車両の駐車時に携帯機を呼び出すような場合には、車載機の送信動作によって車載電源であるバッテリ電力が消費されるので、車両の駐車時間が長くなると、バッテリが上がって、当該遠隔制御装置だけでなく、全ての車載装置が正常動作しなくなることも考えられる。
【0018】
そこで、こうした問題を防止するには、例えば、請求項3に記載のように、車載機側に、呼出手段による送信動作の開始指令を入力するための操作スイッチを設け、呼出手段は、その操作スイッチの操作によって開始指令が入力されたときに呼出コードの送信動作を開始するようにするとよい。
【0019】
そして、このようにすれば、呼出手段による呼出コード及び各携帯機のIDコードの送信動作を必要最小限に抑え、その送信動作によって生じる車載電源の電力消費を抑制することができる。
また、呼出手段の送信動作による電力消費を抑制するには、例えば、請求項4に記載のように、呼出手段が定期的若しくは操作スイッチからの指令によって呼出コードの送信動作に入った際には、呼出コードの送信前に、通信手段から通信開始指令を表す起動信号を送信させ、その後、その起動信号に対する確認信号が通信手段にて受信されたときに、呼出コード及び各携帯機のIDコードを順に送信するようにし、各携帯機は、車載機から送信された起動信号を受信すると、各携帯機共通の確認信号を送信するようにしてもよい。
【0020】
つまり、このようにすれば、携帯機が周囲に存在しない場合には、車載機からは起動信号のみが送信され、チャレンジコード等の呼出コードや各携帯機のIDコードが送信されることがないので、車載機の送信動作によって生じる電力消費量を抑制することができる。
【0021】
そして、特に、この請求項4に記載の発明を、請求項3に記載の車両の遠隔制御装置に適用すれば、呼出手段は、操作スイッチから入力される開始指令によって起動信号を送信し、その起動信号に対応して確認信号を送信してきた携帯機が存在する場合に限って、呼出コード及び各携帯機のIDコードを送信することになるので、車載機の送信動作によって生じる電力消費量をより良好に抑制できる。
【0022】
尚、請求項4に記載の車両の遠隔制御装置において、携帯機が起動信号を受信した際に送信する確認信号は、各携帯機共通であるものとしているが、これは、各携帯機毎に異なる確認信号を設定すると、通信エリア内に複数の携帯機が存在する場合に車載機側で確認信号を識別できず、本発明の所期の目的を達成することができないためである。
【0023】
つまり、請求項4に記載の車両の遠隔制御装置においては、携帯機が起動信号を受信した際に各携帯機共通の確認信号を送信するようにすることで、車載機側でその確認信号を確実に受信して、呼出コード及び各携帯機のIDコードの送信動作に移行できるようにしているのである。
【0024】
一方、請求項4に記載の車両の遠隔制御装置において、車載機の呼出手段が送信する起動信号は、バースト波若しくは単なる固定コードとしてもよいが、このようにすると、自車両以外の携帯機からも確認信号が送信されて、車載機が呼出コード及び各携帯機のIDコードの送信動作に入ることが考えられる。
【0025】
このため、請求項4に記載の遠隔制御装置を実用化する際には、より好ましくは、請求項5に記載のように、車載機が送信する起動信号は、自車両を特定するIDコードを含み、携帯機は、その起動信号を受信した際、起動信号に含まれるIDコードが予め登録された車両のIDコードである場合に、確認信号を送信するようにするとよい。
【0026】
また、請求項4又は請求項5に記載の遠隔制御装置においては、携帯機が送信する確認信号についても、単なるバースト波ではなく、請求項6に記載のように、予め設定された固定コードとすることが望ましい。
つまり、携帯機が送信する確認信号をバースト波にした場合、車載機側では、他の携帯機や車両周囲のノイズ発生源から出力された信号を確認信号として検出し、呼出コード及び各携帯機のIDコードの送信動作に移行することが考えられるが、携帯機から確認信号として固定コードを送信するようにすれば、携帯機側では、その固定コードから自車両に対応する携帯機からの確認信号を検出することができ、呼出コード及び各携帯機のIDコードの送信動作に移行するのを防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明が適用された実施例のスマートエントリシステムの構成を表すブロック図である。
【0028】
図1に示すように、本実施例のスマートエントリシステムは、車両(本実施例では自動車)に搭載された車載機2と、車両の使用者が携帯し得るように構成された携帯機である複数の電子キー4(図では一つのみ記載)とから構成されている。
【0029】
電子キー4は、車載機2との間でデータを送受信可能な無線装置であり、車載機2からの送信電波を受信アンテナにて受信して車載機2からの送信データを復調する受信部32と、受信部32にて復調されたデータに基づき、車載機2に対する応答用のデータを生成して出力する送受信用ECU(ECU:電子制御ユニット)30と、送受信用ECU30からの出力データを用いて所定周波数帯(例えば数百MHz帯)の送信用搬送波を変調することにより車載機2への送信信号を生成し、送信アンテナから送信する送信部34とから構成されている。尚、送受信用ECU30は、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータにて構成されている。
【0030】
一方、車載機2は、送受信用ECU30と同様にCPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータにて構成されたスマート制御用ECU10と、車両周囲の通信エリアに存在する電子キー4に対してデータを送信するための車室外送信機12と、車室内の通信エリアに存在する電子キー4に対してデータを送信するための車室内送信機14と、電子キー4から送信されてきたデータを受信するための受信機16とを備えている。尚、これら送信機12,14及び受信機16は、本発明の通信手段に相当するものである。
【0031】
図2に示すように、車室外送信機12は、車両の運転席、助手席、及び左右後部座席への乗降用ドア、並びに、車両後方のラッゲージドアに夫々設けられており、これら各ドアを中心とする車両周囲の領域を通信エリアとして、そのエリア内にある電子キー4に対して信号を送信する。また、車室内送信機14は、例えば、車室内の中央部分に設けられており、車室内を通信エリアとして、そのエリア内にある電子キー4に対して信号を送信する。一方、受信機16は、例えば運転席前方のルームミラー及びトランクルームに設けられており、各通信エリア内の電子キー4から送信された信号を受信する。
【0032】
尚、各送信機12、14は、スマート制御用ECU10からの出力データにて所定周波数帯(例えば百数十kHz帯)の送信用搬送波を変調することにより電子キー4への送信信号を生成して送信アンテナから送信させ、受信機16は、受信アンテナにて受信された受信信号からデータを復調して、スマート制御用ECU10に入力する。
【0033】
次に、スマート制御用ECU10は、車両の全てのドアがロックされた車両の駐車時には、車室外送信機12及び受信機16を用いたデータの送受信により車両周囲の通信エリアに存在する電子キー4を検出して、乗降用ドアに設けられたドアECU20及びラッゲージドアに設けられたトランクECU22をアンロックスタンバイ状態にする。また、ドアロックが解除され、且つ、エンジンが停止された車両の駐車時には、車室内送信機14及び受信機16を用いたデータの送受信により車室内の通信エリアに存在する電子キー4を検出して、エンジンECU24をエンジン始動スタンバイ状態にする。
【0034】
そして、ドアECU20及びトランクECU22は、スマート制御用ECU10によってアンロックスタンバイ状態に設定されると、使用者が対応するドアの開操作を行ったことを検出する図示しない操作スイッチがオンした際に、そのドアロックを自動で解除するアンロック制御を行い、エンジンECU24は、スマート制御用ECU10によってエンジン始動スタンバイ状態に設定されると、使用者(この場合運転者)が図示しないエンジン始動スイッチを操作した際にエンジンを自動で始動するエンジン始動制御を行う。
【0035】
従って、本実施例のスマートエントリシステムによれば、車両の駐車中に使用者が車両に乗り込んだりトランクに荷物を積み込む際に、ドアロック解除のための特別な操作を行うことなく、各ドアの開操作だけで極めて簡単にドアを開くことができ、また、エンジン始動の際にも、運転席近傍に設けられたキーシリンダにエンジンキーを差し込むことなく、簡単なスイッチ操作でエンジンを始動できる。
【0036】
次に、図3は、車載機2側のスマート制御用ECU10(詳しくはこのECU10内のCPU)において、上述した車両駐車時に、車室外若しくは車室内の電子キー4を検出するために実行される電子キーの検出処理を表すフローチャートであり、図4は、この検出処理に対応して電子キー4の送受信用ECU30(詳しくはこのECU30内のCPU)にて実行される応答処理を表すフローチャートである。
【0037】
以下、これらのフローチャートに沿って、スマート制御用ECU10及び送受信用ECU30にて夫々実行される電子キーの検出処理及び応答処理を説明する。
尚、スマート制御用ECU10のRAM内には、当該車両用の複数の電子キー4を個々に特定するためのIDコードである数ビット(例えば4ビット)のキーIDが、送信時の優先順位を表す登録番号nを付与して記憶されており、スマート制御用ECU10が下記の検出処理実行時に各電子キー4毎にデータを送信する際には、その登録番号n順にRAMからキーIDを読み出し、その読み出したキーIDを順に送信する。
【0038】
図3に示す電子キーの検出処理は、スマート制御用ECU10において、所定時間毎に定期的に実行される処理であり、処理が開始されると、まず、S100(Sはステップを表す)にて、電子キー4を起動させるための起動信号に、暗号鍵となる可変コードであるチャレンジコードを付与したデータを車室外送信機12(又は車室内送信機14)に出力することにより、車室外送信機12(又は車室内送信機14)から車室外(又は車室内)の通信エリアにチャレンジコードを送信させる。
【0039】
尚、チャレンジコードは、キーIDの何倍ものビット長を有する数十ビット(例えば32ビット)のコードであり、本発明の呼出コードに相当する。また、起動信号は、例えば、送信機12又は14から所定時間間隔で複数回搬送波(換言すればバースト波)を送信させることによって、通信エリア内の電子キー4に通信開始を報知し、電子キー4内の送受信用ECU30を起動させるためのものである。このため、S100の処理によって、スマート制御用ECU10から送信機12又は14には、起動信号として、所定時間間隔で値が変化する2値信号が出力され、その後、チャレンジコードに対応した2値信号が出力されることになる。
【0040】
次に、続くS110では、RAM内に記憶されている複数のキーIDの内、今回送信すべきキーIDを特定する登録番号nを値1に初期設定し、続くS120にて、その登録番号nのキーIDを読み込み、その読み込んだキーIDに対応した2値信号を車室外送信機12(又は車室内送信機14)に出力することにより、車室外送信機12(又は車室内送信機14)から車室外(又は車室内)の通信エリアにキーIDを送信させる。
【0041】
このようにキーIDを送信した際、通信エリア内にそのキーIDの電子キー4が存在する場合には、電子キー4側の送受信用ECU30にて実行される応答処理(詳細は後述する)によって、電子キー4から、電子キー4固有の応答データをチャレンジコードを用いて暗号化した暗号データが送信されてくる。
【0042】
このため、スマート制御用ECU10は、S120にてキーIDを送信すると、続くS130にて、受信機16が電子キー4から送信されてくる暗号データを受信したか否かを判断する。そして、受信機16にて暗号データが受信されなければ、S140に移行して、RAMに記憶されている当該車両用の全ての電子キー4に対するキーIDの送信が終了したか否かを判断し、全てのキーIDの送信が終了していなければ、S150にて、送信すべきキーIDの登録番号nをインクリメント(+1)した後、再度S120に移行する。
【0043】
一方、S130にて、受信機16にて暗号データが受信されたと判断されると、続くS160に移行して、その暗号データを、S100で送信したチャレンジコードを用いて解読(換言すれば復号)し、続くS170にて、S160の解読処理によって得られた応答データは、当該車両用の正規の電子キー4からの応答データであるか否か(換言すれば暗号データを正常に解読できたか否か)を判断する。
【0044】
そして、受信した暗号データが正規の電子キー4からの応答データでなければ、再度S140に移行し、逆に、受信した暗号データが正規の電子キー4からの応答データであれば、続くS180に移行して、ドアECU20及びトランクECU22をアンロックスタンバイ状態(又はエンジンECU24をエンジン始動スタンバイ状態)に設定し、S190に移行する。
【0045】
そして、S190では、今回応答データを送信してきた電子キー4のキーIDが次回の検出処理実行時に最初に送信するキーIDとなるように、RAM内でのキーIDの登録順序を更新し、当該処理を一旦終了する。
次に、図4に示す応答処理は、電子キー4側の受信部32がスマート制御用ECU10から送信された起動信号を受信して送受信用ECU30が起動されることによって、送受信用ECU30にて実行される処理であり、処理が開始されると、まずS200にて、起動信号に続いて車載機2側から送信されてくるチャレンジコードを受信できたか否かを判断し、チャレンジコードを受信できていなければ、S210にて、チャレンジコードを受信するのに要する時間である第1待機時間が経過したか否かを判断し、第1待機時間が経過していなければ、再度S200に移行する、といった手順で、受信部32でチャレンジコードが受信されるのを待つ。
【0046】
そして、S210にて、第1待機時間が経過したと判断された場合には、今回の起動は、車載機2からの起動信号による起動ではなく、電子キー4周囲のノイズ発生源からのノイズによる起動(換言すれば電子キー4の誤作動)であったものとして、当該処理を終了する。
【0047】
一方、S200にて、チャレンジコードを受信できたと判断されると、続くS220にて、その受信したチャレンジコードをRAMに記憶した後、続くS230にて、チャレンジコードに続いて車載機2側から送信されてくるキーIDを受信できたか否かを判断し、キーIDを受信できていなければ、S240にて、キーIDを受信するのに要する時間である第2待機時間が経過したか否かを判断し、第2待機時間が経過していなければ、再度S230に移行する、といった手順で、受信部32でキーIDが受信されるのを待つ。
【0048】
そして、S240にて、第2待機時間が経過したと判断された場合には、車載機2からのデータ送信に異常が生じたか、或いは、電子キー4を所持した使用者が通信エリアから出たものとして、当該処理を終了し、逆に、S230にて、キーIDを受信できたと判断されると、S250に移行する。
【0049】
そして、S250では、今回受信したキーIDは、当該電子キー4に付与されているキーID(自己ID)であるか否かを判断し、受信したキーIDが自己IDでなければ、車載機2から次に送信されてくるキーIDを受信して自己IDか否かを判断するために、S260にて、第2待機時間計時用のタイマをリセット(詳しくは初期化及び再起動)し、再度S230に移行する。
【0050】
また、S250にて、今回受信したキーIDが自己IDであると判断されると、車載機2から当該電子キー4に対して応答データの送信指令があったものとして、S270に移行し、S220の実行時に記憶したチャレンジコードをRAMから読み出し、このチャレンジコードを用いて所定の応答データ(例えば、所定の応答コードに自己のキーIDや電子キーの動作状態を表すステータスビット等を付与したデータ)を暗号化することにより、車載機2に送信すべき暗号データを生成する。
【0051】
そして、続くS280では、その生成した暗号データに対応した2値信号を送信部34に出力することにより、送信部34から暗号データを送信させ、当該処理を終了する。
以上説明したように、本実施例の車載機2は、車両駐車時に、スマート制御用ECU10にて、上述した検出処理を定期的に実行することによって、図5(a)に示すように、電子キー4の検出対象となる車室外又は車室内の通信エリア内にチャレンジコードと各電子キー4毎のキーIDを順に送信する。
【0052】
そして、このキーIDの送信によって、送信したキーIDに対応した電子キー4から暗号データが送信されてくると、その暗号データを解読して、正規の電子キー4からの応答データを受信できたか否かを判断し、正規の電子キー4からの応答データを受信できた場合には、ドアECU20及びトランクECU22をアンロックスタンバイ状態にするか、或いは、エンジンECU24をエンジン始動スタンバイ状態にする。
【0053】
従って、本実施例のスマートエントリシステムによれば、検出対象となる電子キー4が通信エリア内に複数存在しても、応答データを暗号化した暗号データを複数の携帯機が同時に送信することはなく、車載機2側では、一つの電子キー4からの暗号データを受信して、その暗号データから応答データを確実に解読することができる。
【0054】
このため、本実施例によれば、複数の電子キー4から同時に送信された暗号データ(換言すれば応答データ)の混信によって、車載機2側で制御対象機器であるドア、トランク、或いはエンジンの各ECUをアンロック若しくはエンジン始動のスタンバイ状態に制御できなくなるのを防止できる。
【0055】
また、車載機2から呼出コードであるチャレンジコードに続けて送信される電子キー4のキーIDは、記憶手段としてのRAM内に、送信時の優先順位を表す登録番号nを付けて記憶されており、スマート制御用ECU10は、上述したS120〜S150の処理によって、その登録番号n順に各電子キー4のキーIDを送信させる。
【0056】
そして、キーIDの送信によって正規の電子キー4からの応答データを受信すると、S190の処理によって、その応答データを送信してきた電子キー4のキーIDを次回のキーID送信時に最初に送信できるように、RAM内に記憶された各電子キー4のキーIDの登録番号nを更新する。
【0057】
従って、例えば、図5(a)に示すように、今回の通信時に、チャレンジコードに続けてキー番号1、2、3…の順でキーIDを送信するように設定されており、その順にキーIDを送信した場合、キー番号2のキーID(キー2ID)を送信した際に、そのキーIDに対応したキー番号2から応答があったときには、次回の通信時には、キー番号2、1、3の順でキーIDが送信されることになる。
【0058】
そして、キー番号2の電子キー4は、現在使用者が所持して今回制御に用いたものであり、次回の通信時にも制御に用いられる可能性が最も高いことから、本実施例によれば、上述したキーIDの登録番号nの更新動作によって、使用者が所持して通信エリア内に入った電子キー4の検出及びその検出後のスタンバイ状態への切り換えをより早く行うことができるようになり、制御の応答性を高めることができる。
【0059】
また更に、本実施例では、車載機2が電子キー4を呼び出す際には、呼出コードとして、暗号鍵となるチャレンジコードを送信し、電子キー4が応答データを送信する際には、そのチャレンジコードで応答データを暗号化した暗号データを送信し、車載機2がその暗号データを受信した際には、暗号データから応答データを復号することによって、今回受信した暗号データは正規の電子キー4からの応答データであるか否かを判断するようにしている。
【0060】
このため、本実施例によれば、車載機2が送信するコードや電子キー4が送信する応答データが盗まれ、その情報を用いて車両が不正使用されるといったことを防止し、車両のセキュリティ性を向上できる。
尚、本実施例においては、車載機2側のスマート制御用ECUにて実行される検出処理の内、S100〜S150の処理が、本発明の呼出手段に相当し、S160〜160の処理が、本発明の制御手段に相当する。
【0061】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、車載機2が通信エリア内に存在する電子キー4を呼び出す際には、電子キー4起動用の起動信号とチャレンジコードを送信し、その後、各電子キー4のキーIDを順に送信するものとして説明したが、通信エリア内に電子キー4が存在しない場合には、これらのデータが全て車載機2から送信されることになり、電子キー4の呼出のために消費される電力量が多くなる。
【0062】
このため、この電力消費量を抑えて、長時間駐車時等の車載バッテリの電力消費を抑えるためには、図5(b)に示すように、通信開始時には、車載機2から、起動信号と自車両のIDコードである車両IDを送信し、何れかの電子キー4がその送信に応答してきた場合にのみ、チャレンジコード及びキーIDの送信を実行するようにしてもよい。
【0063】
そして、このようにするには、車載機2側のスマート制御用ECU10にて実行される検出処理、及び、電子キー4側の送受信用ECU30にて実行される応答処理を、夫々、図6及び図7に示すように変更すればよい。
即ち、図6に示すように、スマート制御用ECU10にて実行される検出処理では、まず、S300にて、起動信号及び十数ビット(例えば12ビット)の車両IDを、電子キー4検出対象となる通信エリアに対応した送信機12又は14に出力することにより、送信機12又は14から起動信号及び車両IDを送信させ、続くS310にて、起動信号及び車両IDの送信に応答してきた電子キー4からの送信信号(確認信号)が受信機16で受信されたか否かを判断し、受信機16で確認信号が受信されなければ、そのまま検出処理を終了し、受信機16で確認信号が受信された場合には、S100に移行して、チャレンジコードを送信機12又は14に出力することにより、送信機12又は14からチャレンジコードを送信させ、その後は、図3に示した検出処理と同様にS110以降の処理を実行するように変更する。
【0064】
また、図7に示すように、送受信用ECU30では、車載機2から送信された起動信号を受けて送受信用ECU30が起動すると、まず、S400にて、車載機2から起動信号と共に送信されてきた車両IDを読み込み、その車両IDが当該電子キー4に予め登録されている(換言すれば当該電子キー4に対応する車両の)車両IDであるか否かを判断し、車両IDが当該電子キー4に対応する車両IDでなければ、そのまま応答処理を終了し、車両IDが当該電子キー4に対応する車両IDであれば、予め起動確認用のコードとして設定されている各電子キー4共通の数ビット(例えば4ビット)の固定コードを、送信部34に出力することにより、その固定コードを確認信号として送信部34から送信させ、その後は、図4に示した応答処理と同様にS200以降の処理を実行するように変更する。
【0065】
そして、スマート制御用ECU10にて実行される検出処理、及び、送受信用ECU30にて実行される応答処理を、夫々、上記のように変更すれば、通信エリア内に電子キー4が存在しないときに車載機2が電子キー4を呼び出すために送信するのは、起動信号と車両IDだけになり、チャレンジコード及びキーIDを順に送信するようにした場合に比べて、車載機2側で消費される電力量を抑制して、車載バッテリの電力消費を抑えることができる。
【0066】
尚、上記説明では、電子キー4側から起動信号及び車両IDを受けて起動確認用の確認信号を送信する際には、各電子キー共通の固定コードを送信するものとして説明したが、これは、車載機2側でノイズを受信してチャレンジコード及びキーIDの送信を開始することのないようにすると共に、複数の電子キー4から同時に確認信号が送信されても、その確認信号を確実に受信できるようにするためである。
【0067】
また次に、上記実施例では、車載機2は、電子キー4を呼び出すための図3の検出処理を、定期的に実行するものとして説明したが、通信エリア内に電子キー4が存在しない場合には、この処理自体が無駄である。
そこで、車載機2のスマート制御用ECU10では、例えば、車両のドアの開操作が行われたときやエンジン始動スイッチが操作されたとき、或いは、ドアの操作部やエンジン始動スイッチを乗員が触ったときに、電子キー4の検出処理を実行するようにしてもよい。
【0068】
つまり、このようにすれば、ドアの操作部やエンジン始動スイッチが操作されるか誰かに触れられたときに限って、電子キー4の検出処理が実行され、車室外或いは車室内の通信エリアに存在する電子キー4を呼び出すための送信動作が開始されることになるので、電子キー4の呼出のために消費される電力量を抑えて、長時間駐車時等の車載バッテリの電力消費を抑えることができる。
【0069】
そして、特に、図6の検出処理を、ドアの操作部やエンジン始動スイッチが操作されるか誰かに触れられたときに限って実行するようにすれば、電子キー4の呼出のために車載機2で消費される電力量をより効率よく低減することができるようになる。
【0070】
尚、ドアが開操作されたときに電子キー4の検出処理を実行するようにするには、ドアの開操作を検出する操作スイッチからの検出信号を直接若しくはドアECU20やトランクECU22を介して間接的にスマート制御用ECU10に入力するようにすればよく、エンジン始動スイッチが操作されたときに電子キー4の検出処理を実行するようにするには、エンジン始動スイッチからの検出信号を直接若しくはエンジンECU24を介して間接的にスマート制御用ECU10に入力するようにすればよい。
【0071】
また、ドアの操作部やエンジン始動スイッチを乗員が触ったときに電子キー4の検出処理を実行するようにするには、ドアの操作部やエンジン始動スイッチに、請求項3に記載の操作スイッチとしてのタッチセンサを別途設け、そのタッチセンサからの検出信号をスマート制御用ECU10に入力するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスマートエントリシステム全体の構成を表すブロック図である。
【図2】実施例の車両における送受信機の配置及び通信エリアを説明する説明図である。
【図3】実施例のスマート制御用ECUにおいて実行される電子キーの検出処理を表すフローチャートである。
【図4】実施例の送受信用ECUにおいて実行される応答処理を表すフローチャートである。
【図5】実施例の車載機−電子キー間での通信動作及びその変形例を説明するタイムチャートである。
【図6】実施例の電子キーの検出処理の変形例を表すフローチャートである。
【図7】実施例の応答処理の変形例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…車載機、10…スマート制御用ECU、12…車室外送信機、14…車室内送信機、16…受信機、4…電子キー、30…送受信用ECU、32…受信部、34…送信部、20…ドアECU、22…トランクECU、24…エンジンECU。

Claims (6)

  1. 車載機から送信された呼出コードを受信した際、当該携帯機固有の応答データを送信する複数の携帯機と、
    周囲の通信エリア内に入った携帯機との間で無線通信を行うための通信手段、携帯機を呼び出すための呼出コードを前記通信手段から送信させる呼出手段、及び、該呼出手段が前記無線通信手段から呼出コードを送信させた後、前記複数の携帯機の何れかから送信された応答データが前記通信手段にて受信されると、車両に搭載された制御対象機器を制御する制御手段、を備えた車載機と、
    を備えた車両の遠隔制御装置であって、
    前記車載機は、前記複数の携帯機を個々に特定するためのIDコードが優先順位を付けて記憶された記憶手段を備え、
    前記呼出手段は、前記通信手段から前記呼出コードを送信させる際、該呼出コードに続けて、前記記憶手段に記憶されたIDコードを前記優先順位に従い順に送信させ、
    前記各携帯機は、前記車載機から送信された呼出コード及び自己のIDコードを受信したときに、前記応答データを送信し、
    更に、前記制御手段は、前記通信手段が応答データを受信した際、該応答データを送信してきた携帯機のIDコードが最も優先順位の高いIDコードとなるよう、前記記憶手段に記憶されたIDコードの優先順位を更新することを特徴とする車両の遠隔制御装置。
  2. 前記車載機が送信する呼出コードは、暗号鍵となる可変コードであり、
    前記各携帯機は、前記車載機から送信された可変コードを受信すると、該可変コードに基づき前記応答データを暗号化して送信し、
    前記制御手段は、前記通信手段からの受信信号を前記可変コードに基づき解読して、前記複数の携帯機の何れかから送信される正規の応答データを解読できたときに、前記制御対象機器の制御及び前記優先順位の更新を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の遠隔制御装置。
  3. 前記車載機は、前記呼出手段による送信動作の開始指令を入力するための操作スイッチを備え、
    前記呼出手段は、該操作スイッチが操作されて前記開始指令が入力されたときに前記呼出コードの送信動作を開始することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の遠隔制御装置。
  4. 前記車載機において、前記呼出手段は、前記呼出コードの送信前に、通信開始を表す起動信号を前記通信手段から送信させ、その後、該起動信号に対する確認信号が前記通信手段にて受信されると、前記呼出コード及び各携帯機のIDコードを順に送信し、
    前記各携帯機は、前記起動信号を受信すると各携帯機共通の確認信号を送信することを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の車両の遠隔制御装置。
  5. 前記車載機が送信する起動信号は、自車両を特定するIDコードを含み、
    前記各携帯機は、前記起動信号を受信した際、該起動信号に含まれる車両のIDコードが当該携帯機に予め登録された車両のIDコードである場合に、前記確認信号を送信することを特徴とする請求項4に記載の車両の遠隔制御装置。
  6. 前記各携帯機が送信する確認信号は、各携帯機共通の固定コードであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車両の遠隔制御装置。
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