JP2004148881A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力部の耐久性の低下を抑制するとともに、乗員の検出精度を向上することが可能な乗員検出手段を備えた乗員保護装置を提供する。
【解決手段】車両の衝突を検出する衝突センサ7と、乗員の体格、着座状態、着座位置等を検出する乗員検出手段10と、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3とを備え、衝突センサ7の検出出力により乗員検出手段10を非動作状態から動作状態に移行させ、乗員検出手段10の検出結果によってエアバッグ3の動作を制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗員の体格、着座状態、着座位置等を検出する乗員検出手段を備えた乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗員保護手段としてのエアバッグは、自動車の衝突時に、ハンドルやダッシュボードと乗員との間で急膨張し、乗員を保護するためのものである。
しかし、運転者が小柄であるために、ハンドルに近い位置で運転した場合や、子供が助手席用シートの前方に立った場合等、ハンドルやダッシュボードと乗員との間の距離が極めて近い場合には、このエアバッグの展開が乗員に傷害を与える場合があることが知られている。
また、助手席乗員が6才以下の子供である場合には、正常位置に着座しているとしても、エアバッグを展開しない方が安全であるとされている。
このため、米国では、エアバッグを用いた乗員保護装置においては、乗員検知装置の設置義務が法制化されようとしている。
【0003】
このため種々の乗員検知手段を備えた乗員保護装置が提案されているが、三角測量法を用いて乗員の状態を検出する乗員検知手段を備えた乗員保護装置が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
この乗員保護装置は、赤外線ビームを放射する赤外線放射手段と、赤外線ビームが対象物上に作った光スポットを検出する赤外線検出手段と、検出された光スポット位置より三角測量の原理に従って対象物の位置を検出する位置検出手段と、衝突検知手段で構成される乗員検知装置を備えており、乗員検知手段で検出された対象物の位置より、エアバッグが展開すると危険だとECUが判断した場合には、エアバッグの展開を抑制している。
【0004】
なお、この従来例では、放射する波動に赤外線ビームを用いているが、他にも、超音波を用いた装置(例えば、特許文献2参照)や、光信号を用いた装置(例えば、特許文献3参照)などがある。
そして、投光部としてLEDを用いた乗員検出手段において、衝突センサからの信号によりLED点灯間隔を短くするものも提案されている(例えば、特許文献4参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−100858号公報(第3−5図、図1−5)
【特許文献2】
特開平11−286256号公報(第5頁、図1−2)
【特許文献3】
特開平11−217056号公報
【特許文献4】
特開2001−30870号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、どのような波動信号を放射する乗員検出装置においても、物体の検知精度を向上させるために放射パワーを大きくすると、波動放射部に負担がかかるため、耐久性が低下する恐れがあった。
また、波動信号がレーザー,LEDなどの光線の場合は乗員の眼に及ぼす影響を考慮する必要があり、波動信号が超音波の場合は発信音が乗員に聞こえて不愉快であることを考慮する必要がであった。そのため、放射パワーを大きくするには限界があった。
【0007】
また、放射する間隔を短くし、単位時間あたりの検出回数を増加させると、単位時間あたりの放射回数が増加するため、出力部の耐久性が低下するという課題があった。
逆に、出力部の耐久性を考慮して、放射する間隔を長くした場合には、乗員の検知精度が低下するという課題があった。
【0008】
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、出力部の耐久性の低下を抑制するととともに、乗員の検出精度を向上することが可能な乗員検知手段を備えた乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗員保護装置では、衝突検出手段の検出出力により乗員の体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段を非動作状態から動作状態に移行させ、前記乗員検出手段の検出結果によって衝突時に乗員を保護するための保護手段の動作を制御するようにしたものである。
【0010】
また、この発明に係る乗員保護装置では、乗員の体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段を乗員検知領域に向かって波動信号を放射する波動放射部と乗員検知領域内の物体により反射された波動信号を検出する波動検出部とで構成するとともに、前記衝突検出手段により車両の衝突が検出された場合に、前記乗員検出手段のモードを切り換え、前記乗員検出手段における波動放射部の放射パワーを増すようにしたものである。
【0011】
さらに、この発明に係る乗員保護装置では、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段の検出結果によって衝突時に乗員を保護するための保護手段の動作を制御し、衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段の動作を制御するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1ないし図3について説明する。図1は実施の形態1における乗員保護装置の構成を示す側面図である。図2は実施の形態1における乗員保護装置の動作を説明するための構成図である。図3は実施の形態1における乗員保護装置の動作を示すフローチャートである。
【0013】
図1は、この発明における実施の形態1による乗員保護装置を助手席に設けた場合の構成図である。
図において、自動車のウインドシールド1の下方に設けられたダッシュボード2には、助手席前面衝突用エアバッグ3が格納され、衝突時に助手席4に着座する乗員を保護するようにされている。
エアバッグ3は、車両の衝突度を検知するための、加速度センサなどを用いた衝突センサ7の出力を受けるECU6により、その展開が制御される。
赤外線シートを放射するための赤外線放射手段8は、車室天井5に設けられ、赤外線放射手段8と赤外線検出手段9とで乗員検出手段10を構成する。
【0014】
図2は、この乗員検出手段10の動作を説明するための構成図である。
赤外線放射手段8には、赤外LED21、および、円筒面レンズが設けられている。
赤外線検出手段9には、集光レンズ23、および、2次元のCMOSイメージセンサ24が設けられている。
【0015】
LED21から放射された赤外線は、円筒面レンズ22その他の図示しない光学系によって、車室に対して上下方向の幅が狭く、左右方向には扇型に広がるシート状に整形される。この赤外線は、助手席に乗員がいない場合には、ダッシュボード2に達し、線状の赤外線スポットをつくる。
助手席に大人が正常に着座している場合には、図2に示すように、乗員の頭部または首の後ろに、線状の赤外線スポットが生じるように調整されている。これらの赤外線スポットで散乱された赤外線は、赤外線検出手段9に設けられたレンズ23で集光され、2次元CMOSイメージセンサ24上に結像される。像31は、乗員の後頭部につくられた赤外線スポットの像、像32,33は、乗員の頭の左右を通過した赤外線シートが、ダッシュボード上につくった赤外線スポットの像である。乗員の頭部の前後方向の位置は、三角測量の原理から、像31の、図示x方向の位置より求めることができる。
【0016】
この種の多くのセンサと同様に、LED21は、CMOSイメージセンサ24のフレームレートと同期して点滅しており、LED21が発光した状態でのイメージセンサ出力とLED21が消灯した状態でのイメージセンサの出力の差分を取る事により、外乱光が大きい場合にも外乱光に影響されずにLED21の作る赤外線スポットのみを検出する、いわゆる同期検波の手法を用いている。
【0017】
次に、エアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を図3により説明する。
ステップ102では、衝突センサ7から衝突検出用パラメータとして車両の衝突度を入力する。
ステップ103では、入力された衝突度が所定の閾値以上であった場合に車両が衝突したと判断する。
車両が衝突したと判断された場合はステップステップ100に進み、車両が衝突したと判断されなかった場合は、ステップ102に戻る。
ステップ100では、赤外LED21から波動信号としての赤外線を放射する。乗員検出手段10(図2参照)の電源が投入され、乗員検出手段10は非作動状態から作動状態へ移行されて、波動信号としての赤外線が放射されるのである。
ステップ101では、まず、放出された赤外線が対象物上に作る光スポットを検出する。次に、検出された光スポット位置より三角測量の原理に従って乗員を検出する処理を行う。この処理により、乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性が検出される。
ステップ104では、ステップ101で検出された乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性が所定の属性条件を満たさない危険な乗員が検出されたかどうか判断する。
乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、エアバッグ3から十分離れた位置を示した場合には、助手席4には前記所定の属性条件を満たす乗員が正常に着座していると判断し、ステップ105に進む。
ステップ105ではエアバッグ3を展開するように制御する。ステップ104で乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、ダッシュボード2に非常に近い位置を示した場合には、エアバッグ3を展開すると危険であると判断し、制御動作を終了する。
【0018】
以上のように、この発明による実施の形態1では、車の衝突が検出されていない場合は乗員検出手段10に電源を供給せず、車の衝突が検出された場合のみに、乗員検出手段10の電源を供給するため、赤外LED21が動作している時間はごく短くなり、赤外LED21の耐久性の問題は無視することができる。
乗員検出手段10に対する制御は電源ON/OFFだけであり、簡単な回路構成にて実現できる。
また、赤外LED21が発光するのは短時間であるため、乗員の眼に及ぼす影響は軽微である。
【0019】
この発明による実施の形態1によれば、車両の衝突を検出する衝突センサ7からなる衝突検出手段と、乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段10と、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3からなる保護手段とを備え、前記衝突センサ7からなる衝突検出手段の検出出力により前記乗員検出手段10を動作状態に移行させ、前記乗員検出手段10の検出結果によって前記エアバッグ3からなる保護手段の動作を制御するようにしたので、出力部の耐久性の低下を抑制するととともに、乗員の検出精度を向上することが可能な乗員検知手段を備えた乗員保護装置を提供することができる。
【0020】
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図4について説明する。図4は実施の形態2におけるエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を示すフローチャートである。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成および動作以外の内容については、先に説明した実施の形態1における構成および動作と同一の構成および動作内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
【0021】
実施の形態2におけるエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を図4により説明する。
ステップ100では、赤外LED21から赤外線を放出する。
ステップ101では、まず、放出された赤外線が対象物上に作る光スポットを検出する。次に、検出された光スポット位置より三角測量の原理に従って乗員を検出する処理を行う。
ステップ102では、衝突センサ7より車両の衝突度を入力する。
ステップ103では、入力された衝突度が所定の閾値以上であった場合に車両が衝突したと判断する。車両が衝突したと判断された場合はステップステップ106に進み、車両が衝突したと判断されなかった場合は、ステップ100に戻る。
ステップ106では、乗員検出手段10のモード変更を行い、変更した設定でステップ100とステップ101の処理を行う。
ステップ104では、ステップ101で検出された乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性が所定の属性条件を満たさない危険な乗員が検出されたかどうか判断する。乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、エアバッグ3から十分離れた位置を示した場合には、助手席4には前記所定の属性条件を満たす乗員が正常に着座していると判断し、ステップ105に進む。
ステップ105ではエアバッグ3を展開するように制御する。ステップ104で乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、ダッシュボード2に非常に近い位置を示した場合には、エアバッグ3を展開すると危険であると判断し、制御動作を終了する。
【0022】
ステップ106にて切り換える乗員検出手段10のモードにおいては車の衝突が検出されていない場合に比べて赤外LED21に流す電流値を増加させ、乗員検出手段10の放射パワーを増大させて、CMOSイメージセンサ24が1フレームあたりに露光する光量を大きくする。
【0023】
以上のように、この発明による実施の形態2では、車の衝突が検出されていない場合に比べてCMOSイメージセンサ24が1フレームあたりに露光する光量を大きくするモードに切り換わるため、頭髪,黒い衣服を着用した乗員等の反射率が低いために検出不可能だった対象を検出することができる。また、車室内に射し込む太陽光などの光外乱の影響を軽減することができる。
赤外LED21が大出力で発光するのは短時間であるため、赤外LED21の耐久性の低下を抑制することができ、乗員の眼に及ぼす影響も軽微である。
【0024】
また、実施の形態1においては衝突検知するまで乗員検出手段10の電源は切られていたが、この実施形態2においては通常モードとして乗員検出手段10が動作しているため、ウォームアップ効果があり、切り換えたモードの動作を円滑に開始することができる。
また、通常モードにおいて行った乗員検知結果を用いて故障自己診断を行うこともできる。
また、通常モードにおいて行った乗員検知結果の履歴を用いることにより、より確実に乗員検知を行うことができる。
【0025】
また、赤外LED21に流す電流値を増加させると同時に、CMOSイメージセンサ24の1フレームあたりの発光数を減じても良い。CMOSイメージセンサ24の1フレームあたりに露光する光量を変化させずにフレームレートを上げることができ、乗員の検出精度を維持しながら検出時間を短縮することができる。
【0026】
この発明による実施の形態2によれば、車両の衝突を検出する衝突センサ7からなる衝突検出手段と、体格,着座状態,着座位置等を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段10と、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3からなる保護手段と、前記乗員検出手段10の検出結果によって前記エアバッグ3からなる保護手段の動作を制御する制御手段とを備え、前記乗員検出手段10を乗員検知領域に向かって赤外線等の波動信号を放射するLED21を有する赤外線放射手段8(図2)からなる波動放射部と乗員検知領域内の物体により反射された赤外線等の波動信号を検出するCMOSイメージセンサ26を有する赤外線検出手段9(図2)からなる波動検出部とで構成するとともに、前記衝突検出手段により車両の衝突が検出された場合に、前記乗員検出手段10の検出精度を向上し確保するよう前記乗員検出手段10のモードを切り換え、前記乗員検出手段10におけるLED21を有する赤外線放射手段8(図2)からなる波動放射部の放射パワーを増すようにしたので、車両の衝突が検出された場合のみ放射パワーが大きくなり、耐久性の低下を抑制できる。また、放射パワーを大きくすることで、反射率の低い被写体の検出が可能となって、太陽光等による光外乱の影響を受けにくくなり、乗員の検出精度を向上することができる。また、放射パワーが大きくなるのは短時間であるため、乗員の眼に及ぼす影響は軽微である。
【0027】
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図5について説明する。図5は実施の形態3におけるエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を示すフローチャートである。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成および動作以外の内容については、先に説明した実施の形態1および実施の形態2における構成および動作と同一の構成および動作内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
【0028】
実施の形態1および実施の形態2では衝突を検知してから、乗員検知センシングを開始している。そのため、乗員検出手段10は短時間で乗員検知センシングを行い、エアバッグ展開判断を行う必要がある。
通常、乗員検知センシングに要する時間は数msec程度以下である必要がある。このため乗員検出手段10は高速処理が可能な高価な電子部品を用いる必要があり、コストが高いという問題点があった。
【0029】
そこで、この実施の形態3では衝突センサ7の衝突検出に用いる閾値より小さな値の閾値を用いて、乗員検知センシングを開始する。このことにより、乗員検出にかける時間が長くとることができるため、高速処理が可能な高価な電子部品を用いる必要がなくなり、廉価に装置を構成できる。また、乗員検出にかける時間が長くとることができるため、繰り返し乗員検知センシングを行うことが可能になり検出精度を向上させることができる。
【0030】
実施の形態3のエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を図5により説明する。
ステップ102では、衝突センサ7より車両の衝突度を入力する。
ステップ107では、車両衝突検出時に用いる衝突検出閾値より小さい値である衝突予測閾値を用いて、車両の衝突を予測する。入力された衝突度が衝突予測用閾値より大きな値であった場合に車両が衝突すると予測する。車両の衝突が予測された場合は、ステップ106に進み、予測されなかった場合は、ステップ100に進む。
ステップ106では、乗員検出手段10のモード変更を行い、ステップ100に進む。
ステップ100では、赤外LED21から赤外線を放出する。
ステップ101では、まず、放出された赤外線が対象物上に作る光スポットを検出する。次に、検出された光スポット位置より三角測量の原理に従って乗員を検出する処理を行う。
ステップ103では、入力された衝突度が衝突検出用の閾値より大きな値であった場合に車両が衝突したと判断する。車両が衝突したと判断された場合はステップ104に進み、車両が衝突したと判断されなかった場合は、ステップ102に戻る。
ステップ104では、ステップ101で検出された乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性が所定の属性条件を満たさない危険な乗員が検出されたかどうか判断する。乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、エアバッグ3から十分離れた位置を示した場合には、助手席4には前記所定の属性条件を満す乗員が正常に着座していると判断し、ステップ105に進む。
ステップ105ではエアバッグ3を展開するように制御する。ステップ104で乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、ダッシュボード2に非常に近い位置を示した場合には、エアバッグ3を展開すると危険であると判断し、制御動作を終了する。
【0031】
この発明による実施の形態3によれば、実施の形態2における構成で、衝突センサ7からなる衝突検出手段において体格,着座状態,着座位置等を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段10のモードを切り換えるための閾値は、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3等の保護手段の動作を制御するための閾値より小さな値を用いて衝突予測手段を構成するようにしので、エアバッグ等の保護手段の動作より早いタイミングで、乗員検出手段の出力部のモード切り換えを行うことができるため、乗員検出にかける時間が長くとれ、検出精度を向上させることができる。
【0032】
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図6について説明する。図6は実施の形態4におけるエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を示すフローチャートである。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成および動作以外の内容については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態3における構成および動作と同一の構成および動作内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
【0033】
実施の形態3においては衝突予測できるのは衝突検出の5msec程度前である。
衝突事故においては衝突直前にプレブレ−キングと呼ばれる急ブレーキが行われる場合が多いことより、衝突予測をブレーキが踏み込まれたことを検出することにより行えばさらに前もって衝突予測を行うことができる。
また、一般に車両には既にブレーキランプ点灯用にブレーキング検出スイッチが装備されており、新たなセンサを設ける必要がないという利点もある。
【0034】
この実施の形態4におけるエアバッグ3の展開を制御するECU6の制御動作を図6により説明する。
ステップ108では、ブレーキング検出スイッチより、ブレーキが踏み込まれているか否かを入力する。
ステップ109では、ブレーキが踏み込まれた場合に、車両が衝突すると予測する。
車両の衝突が予測された場合は、赤外LED21から赤外線を放出するステップ100の処理と、乗員の検出を行うステップ101の処理を行いステップ102に進む。車両の衝突が予測されなかった場合は、ステップ102に進む。
ステップ102では、衝突センサ7より車両の衝突度を入力する。
ステップ103では、入力された衝突度が所定の閾値以上であった場合に車両が衝突したと判断する。車両が衝突したと判断された場合はステップ104に進み、衝突したと判断されなかった場合はステップ108に戻る。
ステップ104では、ステップ101で乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性が検出されている場合には所定の属性条件を満たさない危険な乗員が検出されたかどうか判断する。乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、エアバッグ3から十分離れた位置を示した場合には、助手席4には所定の属性条件を満たす乗員が正常に着座していると判断し、ステップ105に進む。
ステップ105ではエアバッグ3を展開するように制御する。ステップ104で乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、ダッシュボード2に非常に近い位置を示した場合には、エアバッグを展開すると危険であると判断し、制御動作を終了する。
【0035】
この発明による実施の形態4によれば、車両の衝突予測を行う衝突予測手段と、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段10と、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3からなる保護手段と、前記乗員検出手段10の検出結果によって前記エアバッグ3からなる保護手段の動作を制御する制御手段を備え、前記衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段10を非作動状態から作動状態に移行するように前記乗員検出手段10を制御するものであって、前記衝突予測手段10は、ブレーキングを検出するセンサを備え、ブレーキが踏まれた場合に、衝突予測信号を出力するようにしたので、衝突予測を簡単に行うことができる。例えば、ストップランプに連動すれば新たなセンサの追加の必要がない。
【0036】
実施の形態5.
この発明による実施の形態4を図7について説明する。図7は実施の形態5におけるエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を示すフローチャートである。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成および動作以外の内容については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態4における構成および動作と同一の構成および動作内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
【0037】
実施の形態5のエアバッグの展開を制御するECU6の制御動作を図7により説明する。
ステップ108では、ブレーキング検出スイッチより、ブレーキが踏み込まれているか否かを入力する。
ステップ109では、ブレーキが踏み込まれた場合に、車両が衝突すると予測する。車両の衝突が予測された場合は、乗員検出手段のモード変更を行うステップ106の処理を行い、ステップ100に進む。車両の衝突が予測されなかった場合は、ステップ100に進む。
ステップ100では、赤外LED21から赤外線を放出する。
ステップ101では、まず、放出された赤外線が対象物上に作る光スポットを検出する。次に、検出された光スポット位置より三角測量の原理に従って乗員を検出する処理を行う。
ステップ102では、衝突センサ7より車両の衝突度を入力する。
ステップ103では、入力された衝突度が衝突検出用の閾値より大きな値であった場合に車両が衝突したと判断する。車両が衝突したと判断された場合はステップステップ104に進み、車両が衝突したと判断されなかった場合は、ステップ108に戻る。
ステップ104では、ステップ101で検出された乗員の体格,着座状態,着座位置を含む乗員の属性が所定の属性条件を満たさない危険な乗員が検出されたかどうか判断する。乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、エアバッグ3から十分離れた位置を示した場合には、助手席4には所定の属性条件を満す乗員が正常に着座していると判断し、ステップ105に進む。
ステップ105ではエアバッグ3を展開するように制御する。ステップ104で乗員検出手段10の出力する乗員の位置信号が、ダッシュボード2に非常に近い位置を示した場合には、エアバッグ3を展開すると危険であると判断し、制御動作を終了する。
【0038】
ステップ106にて切り換える乗員検出手段10のモードにおいては赤外LED21の発光間隔を短くする。このことより、フレームレートを上げることができ、検出時間を短縮することができる。そこで繰り返し乗員検知センシングを行うことにより検出精度を向上させることができる。
赤外LED21の発光パルス間隔が短いのは短時間であるため、赤外LED21の耐久性の低下を抑制することができて、乗員の眼に及ぼす影響も軽微である。
【0039】
この発明による実施の形態5によれば、車両の衝突予測を行う衝突予測手段と、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段10と、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3からなる保護手段と、前記乗員検出手段10の検出結果によって前記エアバッグ3からなる保護手段の動作を制御する制御手段を備え、前記衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段10の検出精度を向上し確保するよう前記乗員検出手段10のモードを切換えるものであって、車両の衝突が予測された場合に切り換えるモードは、赤外LED21の発光パルス間隔を短くして、前記乗員検出手段10の波動放射部の放射間隔を短くするようにしたので、単位時間あたりに検出できる回数が増え、乗員の検出精度を向上することができる。また、短い間隔で波動放射するのは短時間であるため、耐久性の低下を抑制できる。
【0040】
実施の形態6.
この発明による実施の形態6を説明する。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成および動作以外の内容については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態5における構成および動作と同一の構成および動作内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
【0041】
実施の形態5においては乗員検知手段10はLED21の反射光を検知する方式であるため、頭髪,黒い衣服を着用した乗員等の反射率が低い対象は検出しにくいという問題点がある。
図7に示すステップ106にて切り換える乗員検出手段10のモードにおいては車の衝突が検出されていない場合に比べて赤外LED21に流す電流値を増加させ、CMOSイメージセンサ24が1フレームあたりに露光する光量を大きくする。
【0042】
以上のように、この発明による実施の形態6では、車両の衝突が検出されていない場合は比べてCMOSイメージセンサ24が1フレームあたりに露光する光量を大きくするモードに切り換わるため、頭髪、黒い衣服を着用した乗員等の反射率が低いために、検出不可能だった対象を検出することができる。また、車室内に射し込む太陽光などの光外乱の影響を軽減することができる。
赤外LED21が大出力で発光するのは短時間であるため、赤外LED21の耐久性の低下を抑制することができ、乗員の眼に及ぼす影響も軽微である。
【0043】
CMOSイメージセンサ24の1フレームあたりに露光する光量を変化させずにフレームレートを上げることができ、乗員の検出精度を維持しながら検出時間を短縮することができる。
【0044】
この発明による実施の形態6によれば、車両の衝突予測を行う衝突予測手段と、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段10と、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグ3からなる保護手段と、前記乗員検出手段10の検出結果によって前記エアバッグ3からなる保護手段の動作を制御する制御手段を備え、前記衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段10の検出精度を向上し確保するよう前記乗員検出手段10のモードを切換えるものであって、車両の衝突が予測された場合に切り換えるモードは、CMOSイメージセンサ24が1フレームあたりに露光する光量を大きくして、前記乗員検出手段10の波動放射部の放射パワーを増すようにしたので、車の衝突が予測された場合のみ放射パワーが大きくなるので、耐久性の低下を抑制できる。また、放射パワーを大きくすることで、反射率の低い被写体の検出が可能であり、太陽光等による光外乱の影響を受けにくくなるので、乗員の検出精度を向上することができる。また、放射パワーが大きくなるのは短時間であるため、乗員の眼に及ぼす影響は軽微である。
【0045】
実施の形態7.
この発明による実施の形態7を説明する。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成および動作以外の内容については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態6における構成および動作と同一の構成および動作内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
【0046】
この実施の形態7では、実施の形態3ないし実施の形態6において説明した衝突予測手段として、ブレ−キ力を検出するセンサを装備し、スッテプ108ではブレーキ力を入力し、ステップ109ではブレーキ力が任意の閾値以上の急ブレーキを検出した場合に、衝突を予測したと判断するものである。
この場合は交差点での減速など通常のブレーキ操作による衝突誤予想を防ぐことができ、衝突予測を確実に行うことができる。
【0047】
この発明による実施の形態7によれば、実施の形態3ないし実施の形態6において説明した前記衝突予測手段として、ブレーキ力を検出するセンサを備え、ブレーキ力がある閾値以上である場合に、衝突予測信号を出力するようにしたので、一般にプレブレ−キングと呼ばれる衝突前の急ブレーキを検出することにより、衝突予測を確実に行うことができる。
【0048】
以上のように、この発明による実施の形態においては、車の衝突が検出されていない場合、あるいは車の衝突が予測されていない場合は乗員検出手段に電源を供給せず、車の衝突が検出された場合、あるいは車の衝突が予測された場合に、乗員検出手段の電源を供給する。
上記手段により、波動を放射する時間は極端に短くなるので、乗員の目に対する影響は軽微であるし、波動放射手段の耐久性の低下を抑制することもできる。また、乗員検出手段に対する制御は、簡単な回路構成で実現できる。
【0049】
この発明による実施の形態においては、エアバッグ等の保護装置動作を制御するための衝突検出手段に用いる閾値より小さい閾値を用いて、乗員検出手段の出力部のモードを切り換える。
上記手段により、エアバッグ等の保護装置動作より早いタイミングで、乗員検出手段の出力部のモード切り換えを行うことができるため、乗員検出にかける時間が長くとれ、検出精度が向上する。
【0050】
この発明による実施の形態においては、車の衝突が検出された場合には、車の衝突が検出されていない場合に比べて、乗員検出手段の波動放射部の放射パワーを大きくするモードに切り換える。
上記手段により、車の衝突が検出された場合のみ放射パワーが大きくなるので、耐久性の低下を抑制できる。また、放射パワーを大きくすることで、反射率の低い被写体の検出が可能であり、太陽光等による光外乱の影響を受けにくくなるので、乗員の検出精度を向上することができる。また、放射パワーが大きくなるのは短時間であるため、乗員の眼に及ぼす影響は軽微である。
【0051】
この発明による実施の形態においては、車の衝突が検出された場合には、車の衝突が検出されていない場合に比べて、乗員検出手段の放射パワーを大きくし、更に放射時間を短くするモードに切り換える。
上記手段により、車の衝突が検出された場合のみ放射パワーが大きくなるので、耐久性の低下を抑制できる。また、放射パワーが大きいと、反射される波動のパワーも大きいので、放射時間を短く設定し、反射された波動の検出に要する時間を短縮することができるので、乗員の検出精度の低下を抑制できると共に検出時間を短縮することができる。
【0052】
この発明による実施の形態においては、車両の衝突を予測する車両予測手段を備え、車の衝突が予測された場合に、乗員検出手段のモードを切り換える。
そのため、車の衝突が検出されるより早いタイミングで、乗員検出手段のモード切り換えを行うことができるため、乗員検出にかける時間が長くとれ、検出精度が向上する。
【0053】
この発明による実施の形態においては、車両の衝突を予測する車両予測手段を備え、車両の衝突が予測された場合には、車の衝突が予測されていない場合に比べて、乗員検出手段の波動放射部の放射間隔を短くするモードに切り換えることを特徴としている。
上記手段により、単位時間あたりに検出できる回数が増えるので乗員の検出精度を向上することができる。また、短い間隔で波動放射するのは短時間であるため、耐久性の低下を抑制できる。
【0054】
この発明による実施の形態においては、ブレーキを検出するセンサによりブレーキが踏み込まれたことを検出した場合に、衝突を予測したと判断する。
上記手段により衝突予測を簡単に行うことができる。例えば、ストップランプに連動すれば新たなセンサの追加の必要がない。
【0055】
この発明による実施の形態においては、ブレーキ力を検出するセンサを備え、ブレーキ力が任意の閾値以上であった場合に、衝突を予測したと判断する。
上記手段により、一般にプレブレ−キングと呼ばれる衝突前の急ブレーキを検出することにより、衝突予測を確実に行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
この発明によれば、出力部の耐久性の低下を抑制するととともに、乗員の検出精度を向上することが可能な乗員検知手段を備えた乗員保護装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施の形態1を示す要部概略構成図である。
【図2】この発明による実施の形態1における乗員保護装置の位置検出手段の動作を説明するための構成図である。
【図3】この発明による実施の形態1におけるECUの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】この発明による実施の形態2におけるECUの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明による実施の形態3におけるECUの処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明による実施の形態4におけるECUの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明による実施の形態5におけるECUの処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動車のウインドシールド、2 ダッシュボード、3 エアバッグ、4 助手席、5 車室天井、6 エアバッグの展開を制御するECU、7 衝突センサ、8 赤外線放射手段、9 赤外線検出手段、10 乗員検出手段、21 赤外LED、22 円筒面レンズ、23 集光レンズ、24 2次元のCMOSイメージセンサ、31 乗員の後頭部につくられた赤外線スポットの像、32 乗員の頭の左右を通過した赤外線シートが、ダッシュボード上につくった赤外線スポットの像、33 乗員の頭の左右を通過した赤外線シートが、ダッシュボード上に作った赤外線スポットの像。

Claims (12)

  1. 車両の衝突を検出する衝突検出手段と、乗員の体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段と、衝突時に乗員を保護するための保護手段とを備え、前記衝突検出手段の検出出力により前記乗員検出手段を非動作状態から動作状態に移行させ、前記乗員検出手段の検出結果によって前記保護手段の動作を制御するようにしたことを特徴とする乗員保護装置。
  2. 車両の衝突を検出する衝突検出手段と、乗員の体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段と、衝突時に乗員を保護するための保護手段と、前記乗員検出手段の検出結果によって前記保護手段の動作を制御する制御手段とを備え、乗員検出手段を乗員検知領域に向かって波動信号を放射する波動放射部と乗員検知領域内の物体により反射された波動信号を検出する波動検出部とで構成するとともに、前記衝突検出手段により車両の衝突が検出された場合に、前記乗員検出手段のモードを切り換え、前記乗員検出手段における波動放射部の放射パワーを増すようにしたことを特徴とする乗員保護装置。
  3. 前記衝突検出手段において、前記乗員検出手段のモードを切り換えるための閾値は、前記保護手段の動作を制御するための閾値より小さな値を用いることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護装置。
  4. 前記乗員検出手段が切り換えられるモードは、前記乗員検出手段の波動放射部の放射パワーを増し、更に放射時間を短縮することであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗員保護装置。
  5. 車両の衝突予測を行う衝突予測手段と、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段と、衝突時に乗員を保護するための保護手段と、前記乗員検出手段の検出結果によって前記保護手段の動作を制御する制御手段を備え、前記衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段の検出精度を確保するように前記乗員検出手段の動作を制御することを特徴とする乗員保護装置。
  6. 車両の衝突予測を行う衝突予測手段と、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段と、衝突時に乗員を保護するための保護手段と、前記乗員検出手段の検出結果によって前記保護手段の動作を制御する制御手段を備え、前記衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段を非作動状態から作動状態に移行させるようにしたことを特徴とする乗員保護装置。
  7. 車両の衝突予測を行う衝突予測手段と、体格を含む乗員の属性を検出する乗員検出手段と、衝突時に乗員を保護するための保護手段と、前記乗員検出手段の検出結果によって前記保護手段の動作を制御する制御手段を備え、前記衝突予測手段により車両の衝突が予測された場合に、前記衝突予測手段の検出出力によって前記乗員検出手段のモードを切り換えるようにしたことを特徴とする乗員保護装置。
  8. 乗員検知領域に向かって波動を放射する波動放射部と、乗員検知領域内の物体により反射された波動を検出する波動検出部で構成される前記乗員検出手段を備え、車両の衝突が予測された場合に切り換えるモードは、前記乗員検出手段の波動放射部の放射パワーを増すようにしたものであることを特徴とする請求項7記載の乗員保護装置。
  9. 車両の衝突が予測された場合に切り換えるモードは、前記乗員検出手段の波動放射部の放射パワーを増し、更に放射時間を短くするようにしたものであることを特徴とする請求項7記載の乗員保護装置。
  10. 車両の衝突が予測された場合に切り換えるモードは、前記乗員検出手段の波動放射部の放射間隔を短くするようにしたものであることを特徴とする請求項7記載の乗員保護装置。
  11. 前記衝突予測手段は、ブレーキングを検出するセンサを備え、ブレーキが踏まれた場合に、衝突予測信号を出力することを特徴とする請求項6ないし請求項10のいずれかに記載の乗員保護装置。
  12. 前記衝突予測手段は、ブレーキ力を検出するセンサを備え、ブレーキ力がある閾値以上である場合に、衝突予測信号を出力することを特徴とする請求項6ないし請求項10のいずれかに記載の乗員保護装置。
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