JP2004147963A - 自走機器およびそのプログラム - Google Patents

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Yumiko Hara
由美子 原
Tetsuya Koda
哲也 甲田
Keiko Noda
桂子 野田
Masayo Haji
雅代 土師
Hirotsugu Kamiya
洋次 上谷
Tadashi Nakatani
直史 中谷
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Abstract

【課題】自走機器において、家具などが複雑な配置で置いてある室内の自動走行時にも、清掃残しが無いように走行すること。
【解決手段】予め定めたパターンに従って清掃するパターン清掃手段10と、パターン清掃終了後に清掃軌跡記憶手段8の情報から未清掃領域を確認する未清掃領域確認手段11と、未清掃領域有りの場合に再清掃を行い未清掃領域無しの場合は清掃を終了する再清掃手段12とから成ると共に、走行制御手段と清掃手段を制御して清掃を行う自律制御手段5を備え、前記パターン清掃手段10は2回以降の清掃時には清掃情報記憶手段9の情報を参照してパターン清掃を行う自走機器とした。これによって、初めて清掃する際でも予め定めた走行パターンに従って清掃した後に未清掃の領域を再清掃でき、2回目の清掃からは前回の清掃情報を基に、効率良く清掃し残しのない走行を行うことが出来るようになる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動走行を行って室内を自動的に移動する自走機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自走機器としては、ガイド装置を使用しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。図23、図24は、前記特許文献に記載された従来の自走機器を示すものである。
【0003】
図23、図24において、102および103はガイド手段、113はCCDカメラ、120は画像処理装置、121は現在位置算出部、124は位置確定部である。CCDカメラ113はガイド手段102、103の不在個所走行時に、位置指標でもあるガイド手段102、103を視覚的に検出する電気光学手段である。現在位置算出部121はエンコーダ119からの情報に基づき現在位置を算出する第1算出部122と、画像処理装置120からの情報に基づき現在位置を算出する第2算出部123と、これら両算出部122、123の算出結果及びガイド手段検出器109、110、停止位置検出器111の検出結果に基づき現在位置を確定する位置確定部124とより構成する。即ち走行時の車輪のスリツプの発生などに係わらず、電気光学手段であるCCDカメラ113の検出結果により現在位置を正確に確認して走行することができるものであった。
【0004】
【特許文献1】
特開平03−229311号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、あらかじめ設定されたガイド手段102、103に従って自走するものである。従って例えば走行のための特別な方向規定テープなどの設置が出来ない家庭内で自走しながら部屋中を清掃する自走機器に用いた場合に清掃し残す床面が発生する。前記従来の構成は以上のような課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので家具などが複雑な配置で置いてある室内などの自動走行時にもガイド手段を用いることなく自動走行して清掃を行い、かつ、2回目の清掃からは前回の清掃データも考慮して清掃漏れの少ない効率的な自動走行を行う自走機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の自走機器は、走行制御手段と清掃手段を制御して清掃を行う自律制御手段、走行中の位置を認識する位置認識手段、清掃中の前記位置認識手段の認識位置による走行軌跡を電源オンの間記憶する清掃軌跡記憶手段、清掃後に清掃情報を記憶し電源オフ後も記憶を維持する清掃情報記憶手段を備え、前記自律制御手段は予め定めたモード移行によるパターンに従って清掃するパターン清掃手段とパターン清掃終了後に清掃軌跡記憶手段の情報から未清掃領域を確認する未清掃領域確認手段と再清掃モードの制御を行い未清掃領域有りの場合に再清掃を行い未清掃領域無しの場合は清掃を終了する再清掃手段から成り、前記パターン清掃手段は2回以降の清掃時には前記清掃情報記憶手段の情報を参照してパターン清掃を行う自走機器とするものである。
【0008】
これによって、家具などが複雑な配置で置いてある室内などの自動走行時にもガイド手段を設けたり部屋の形状と家具配置のマップを入力したりせずに、初めて清掃する際は予め定めた走行パターンに従って清掃した後に未清掃の領域を再清掃し、2回目の清掃からは前回の清掃情報を基に前回清掃した全領域を走行パターンに従って効率良く清掃した後に不足箇所を再清掃することで効率よく清掃し残しのない自律走行による清掃を行うことが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、前進又は後退を行う走行手段、走行速度を制御する走行制御手段、床面の吸引による清掃を行う清掃手段、前記走行制御手段と前記清掃手段を制御して清掃を行う自律制御手段、障害物を認識する障害物認識手段、走行中の位置を認識する位置認識手段、清掃中の前記位置認識手段の認識位置による走行軌跡を電源オンの間記憶する清掃軌跡記憶手段、清掃後に清掃情報を記憶し電源オフ後も記憶を維持する清掃情報記憶手段を備え、前記自律制御手段は予め定めたモード移行によるパターンに従って清掃するパターン清掃手段とパターン清掃終了後に清掃軌跡記憶手段の情報から未清掃領域を確認する未清掃領域確認手段と再清掃モードの制御を行い未清掃領域有りの場合に再清掃を行い未清掃領域無しの場合は清掃を終了する再清掃手段から成り、前記パターン清掃手段は2回以降の清掃時には前記清掃情報記憶手段の情報を参照してパターン清掃を行う自走機器とすることにより、初めて清掃する際は予め定めた走行パターンに従って清掃した後に未清掃の領域を再清掃し、2回目の清掃からは前回の清掃情報を基に前回清掃した全領域を走行パターンに従って効率良く清掃した後に不足箇所を再清掃することで効率よく清掃し残しのない自律走行による清掃を行うことが出来る。
【0010】
請求項2に記載の発明は、パターン清掃手段は部屋の壁を認識するまでの壁探しモード、壁に沿って部屋の周辺部を走行する周回モード、壁を基準として縦方向に往復走行を行う縦走行モード、横方向に往復走行を行う横走行モードの順にモード移行しながら清掃を行い、清掃軌跡記憶手段は前記周回モード中に走行軌跡を記憶する周回走行軌跡記憶手段、前記縦走行モード中に走行軌跡及び障害物の有無を記憶する縦走行軌跡記憶手段、前記横走行モード中に走行軌跡及び障害物の有無を記憶する横走行軌跡記憶手段、再清掃モード中に走行軌跡を記憶する再清掃軌跡記憶手段を備えた請求項1に記載の自走機器とすることにより、自律走行で部屋の周囲と縦方向往復横方向往復で規則的に清掃した後もし未清掃領域があっても再清掃し、また、清掃軌跡を保存することになり、清掃漏れのない効率的な清掃を行うことが出来、各清掃情報を記憶することが出来る。
【0011】
請求項3に記載の発明は、清掃軌跡記憶手段は位置認識手段の出力である位置データから走行する平面をセルに分割した際に現在位置に該当するセル座標を算出し走行の時系列に従ったセル座標として清掃軌跡を記憶し、清掃情報記憶手段は周回走行軌跡記憶手段のデータをコピーする周回清掃情報記憶手段、縦走行軌跡記憶手段のデータをコピーする縦清掃情報記憶手段、横走行軌跡記憶手段のデータをコピーする横清掃情報記憶手段、再清掃軌跡記憶手段のデータをコピーする再清掃情報記憶手段を備え周回モード、縦走行モード、横走行モード、再清掃モードの各モードの清掃軌跡を時系列に従ったセル座標として記憶し前回記憶した清掃情報を記憶から削除する請求項2に記載の自走機器とすることにより、清掃軌跡をセルによる適度な粗さの座標での時系列データとなり少ないデータで必要な情報が保存効率よく活用でき、かつ最新データのみ次回清掃まで保存することで効率よい保存が出来る。
【0012】
請求項4に記載の発明は、未清掃領域確認手段は所定の大きさ以上の未清掃領域が有るか無いかを確認した後に有りの場合は各未清掃領域形状の縦横長さのうち長い方向を確認し、再清掃手段は各再清掃領域の再清掃を未清掃領域確認手段による長い方向すなわち縦か横かいずれかの方向のみの走行で再清掃を行う請求項1に記載の自走機器とすることにより、再清掃の必要な大きさの未清掃領域のみ再清掃を行うと共に再清掃領域は縦横走行の清掃のうちより効率の良い方向のみ清掃することになり無駄なく清掃することが出来る。
【0013】
請求項5に記載の発明は、パターン清掃手段は2回目以降の清掃において再清掃情報記憶手段の再清掃情報から各再清掃領域の再清掃が縦方向走行又は横方向走行のどちらでなされたかを判断すると共に縦走行での再清掃がされた縦方向再清掃領域と横走行での再清掃がされた横方向再清掃領域の記憶を行う縦横再清掃認識手段を備えた請求項4に記載の自走機器とすることにより、2回目以降の清掃時に前回再清掃を行った全領域の清掃プランを縦横走行に分けることになり、2回目以降の走行プラン作成を助けることが出来る。
【0014】
請求項6に記載の発明は、パターン清掃手段は縦横再清掃認識手段の認識結果を用いて縦走行モード終了判断時に縦方向再清掃領域を続けて清掃してから横走行モードに移行し、横走行モード終了判断時に横方向再清掃領域を続けて清掃してから再清掃モードに移行する請求項5に記載の自走機器とすることにより、縦走行モード横走行モード別に前回再清掃領域を容易に組み込んで清掃することになり、前回清掃を行った全領域の清掃プランを容易に立てることが出来る。
【0015】
請求項7に記載の発明は、パターン清掃手段は縦走行モード終了判断時に清掃手段の動作を停止し縦方向再清掃領域へ移動後清掃手段の動作を再開し、横走行モード終了判断時に清掃手段の動作を停止し横方向再清掃領域へ移動後清掃手段の動作を再開する請求項6に記載の自走機器とすることにより、前回再清掃領域への移動時に吸引を止めることになり、無駄に吸引せずに効率的に移動を行うことが出来る。
【0016】
請求項8に記載の発明は、パターン清掃手段は縦方向再清掃領域への移動を移動すべき全縦方向再清掃領域への壁沿い移動距離が近くなる方向を選んで右壁沿い又は左壁沿いに順に移動し、横方向再清掃領域への移動を移動すべき全横方向再清掃領域への壁沿い移動距離が近くなる方向を選んで右壁沿い又は左壁沿いに順に移動を行う請求項6に記載の自走機器とすることにより、前回再清掃領域を清掃するための移動を左右適当な方の壁沿いに移動することになり、前回再清掃領域を清掃するための移動プラニングを容易に行うことが出来る。
【0017】
請求項9に記載の発明は、パターン清掃手段はルート再構成手段を備え、ルート再構成手段は縦横再清掃認識手段の認識結果と縦清掃情報記憶手段の記憶を用いて縦走行開始前に縦走行ルートを再清掃領域への移動が最短になるように縦走行の全走行ルートを再構成して縦走行を行い、縦横再清掃認識手段の認識結果と横清掃情報記憶手段の記憶を用いて縦走行開始前に横走行ルートを再清掃領域への移動が最短になるように横走行の全走行ルートを再構成して横走行を行う請求項5に記載の自走機器とすることにより、前回再清掃を行った領域の清掃を縦横清掃に組み込むことになり、前回再清掃領域を清掃するための移動を減らし効率よく清掃することが出来る。
【0018】
請求項10に記載の発明は、ルート再構成手段は縦横再清掃認識手段の認識結果から縦方向再清掃領域及び横方向再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点をそれぞれ抽出し、縦清掃情報記憶手段の記憶から縦走行軌跡のうち各縦再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点に障害物を挟まずに最も近い点を選択し選択した点に縦再清掃領域の縦走行をはめ込んで縦走行ルートを再構成し、横清掃情報記憶手段の記憶から横走行軌跡のうち各横再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点に障害物を挟まずに最も近い点を選択し選択した点に横再清掃領域の横走行をはめ込んで横走行ルートを再構成する請求項9に記載の自走機器とすることにより、前回再清掃領域への移動を最短にすることになり、前回再清掃領域を清掃するための移動が最短となる効率よい清掃プラニングを行うことが出来る。
【0019】
請求項11に記載の発明は、特に、コンピュータを請求項1〜10のいずれか1項に記載の自走機器の全てまたはその一部を機能させるためのプログラムとすることにより、コンピュータを請求項1〜10のいずれか1項に記載の自走機器の全てもしくは一部として機能させることで、汎用コンピュータやサーバを用いて本発明の自走機器の一部あるいは全てを容易に実現することができる。
【0020】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は本実施例の第1の実施例における自走機器の概略構成を示す。図1において、1は本体、2は駆動輪で前進又は後退を行う走行手段である。3は走行制御手段で駆動輪の回転速度を制御することで本体1の走行速度及び回転を制御して所定の方向へ所定の速度で走行を行う。4は清掃手段で床面の吸引による清掃を行う。5は自律制御手段で走行制御手段3と清掃手段4を制御する。6は障害物認識手段で本体前方の障害物を認識する。
【0022】
本実施例では障害物認識手段6は超音波センサで実現している。7は位置認識手段で現在位置を認識する。位置認識手段7は本実施例ではジャイロセンサと走行距離センサを備え、ジャイロセンサと走行距離センサのデータから現在位置を認識する。8は清掃軌跡記憶手段で位置認識手段7の出力から清掃中に清掃軌跡を記憶する。清掃軌跡記憶手段8は清掃軌跡記憶手段8の電源オンの間保持する。9は清掃情報記憶手段で清掃軌跡記憶手段8による清掃軌跡を記憶する。清掃情報記憶手段9は清掃情報記憶手段9の電源がオフされても記憶を保持するEEPROMである。
【0023】
本実施例では走行制御手段3、自律制御手段5、清掃軌跡記憶手段8はマイクロコンピュータで構成している。
【0024】
次に、図1の自律制御手段5、清掃軌跡記憶手段8、清掃情報記憶手段9の詳細構成について、図2を用いて説明する。
【0025】
図2において10はパターン清掃手段で、前に壁を認識するまで直進走行する壁探しモード・壁に沿って部屋の周辺部を走行する周回モード・壁を基準として縦方向に往復走行を行う縦走行モード・横方向に往復走行を行う横走行モードの順にモードを移行し清掃する。11は未清掃領域確認手段で、周回モード・縦走行モード・横走行モードの3モード終了後に清掃軌跡記憶手段8の記憶データに基づいて未清掃の領域を確認する。12は再清掃手段で、未清掃領域確認手段11の確認動作後に未清掃領域が存在すれば未清掃領域の再清掃を行い未清掃領域の清掃終了後又は未清掃領域が無い場合は再清掃を終了する。13は縦横再清掃認識手段で清掃情報記憶手段9による前回清掃の清掃情報から前回再清掃領域が縦走行で清掃されたか横走行で清掃されたかを認識する。縦横再清掃認識手段13はパターン清掃手段10に含まれ、パターン清掃手段10、未清掃領域確認手段11、再清掃手段12は自律制御手段5に含まれる。清掃軌跡記憶手段8は周回走行軌跡記憶手段81、縦走行軌跡記憶手段82、横走行軌跡記憶手段83、再清掃軌跡記憶手段84から成る。周回走行軌跡記憶手段81は周回モード時の走行軌跡を記憶し、縦走行軌跡記憶手段82は縦走行モード時の走行軌跡及び走行中に遭遇した障害物の位置を記憶し、横走行軌跡記憶手段83は横走行モード時の走行軌跡及び走行中に遭遇した障害物の位置を記憶し、再清掃軌跡記憶手段84は再清掃モード時の走行軌跡を記憶する。清掃情報記憶手段9は周回清掃情報記憶手段91、縦清掃情報記憶手段92、横清掃情報記憶手段93、再清掃情報記憶手段94から成る。周回清掃情報記憶手段91は周回走行軌跡記憶手段81のデータをコピーし、縦清掃情報記憶手段92は縦走行軌跡記憶手段82のデータをコピーし、横清掃情報記憶手段93は横走行軌跡記憶手段83のデータをコピーし、再清掃情報記憶手段94は再清掃軌跡記憶手段84のデータをコピーする。
【0026】
次に、図3を用いて清掃動作の概略を説明する。図3は清掃動作を示すフローチャートである。清掃を開始すると、ステップ1の壁探しモードで壁探しを行う。これは障害物認識手段6が壁を認識するまで直進し、壁を見つけると壁に平行まで回転するモードである。
【0027】
次に、ステップ2の周回モードで周回清掃を行う。これは壁に沿って部屋を一周しながら壁際の清掃を行うモードで、一周してもとに戻ると終了する。周回モードで清掃する間は位置認識手段7による位置データは周回走行軌跡記憶手段81に記憶される。一周し終わったときの壁の方向を基準方向すなわち「縦方向」と規定する。
【0028】
次に、ステップ3の縦走行モードで縦方向の往復走行により部屋の清掃を行う。縦走行モードで清掃する間は位置認識手段7による位置データは縦走行軌跡記憶手段82に記憶される。
【0029】
次に、ステップ4の横走行モードで横方向の往復走行により部屋の清掃を行う。横走行モードで清掃する間は位置認識手段7による位置データは横走行軌跡記憶手段83に記憶される。次にステップ5で周回モード、縦走行モード、横走行モードの走行軌跡から未清掃の領域を算出し再清掃の判断を行う。
【0030】
次に、ステップ6の再清掃モードに移る。再清掃不要の場合はすぐにステップ7に移行するが、再清掃が必要な場合は未清掃領域の再清掃を行う。再清掃モードで清掃する間は位置認識手段7による位置データは再清掃軌跡記憶手段84に記憶される。最後にステップ7で清掃軌跡記憶手段8のデータを清掃軌跡記憶手段9にコピーする。すなわち、周回走行軌跡記憶手段81のデータを周回清掃情報記憶手段91にコピーし、縦走行軌跡記憶手段82のデータを縦清掃情報記憶手段92にコピーし、横走行軌跡記憶手段83のデータを横清掃情報記憶手段93にコピーし、再清掃軌跡記憶手段84のデータを再清掃情報記憶手段94にコピーする。清掃軌跡記憶手段9は常に最終の清掃時のデータのみ記憶し、ステップ7でデータのコピーを行うとともに前回の清掃データを削除する。ステップ7が終われば清掃終了である。
【0031】
次に、図3のステップ3の動作について図4を用いて説明する。図4はステップ3の動作を示すフローチャートである。ステップ3の縦走行モードでの動作を開始するとステップ31でモードを縦走行に設定する。その後ステップ32で縦方向の往復走行で清掃を行う。ステップ33で縦方向往復走行が終了するまでステップ32を繰り返す。終了は縦方向往復の際の横方向への進行が壁により出来なくなった時、すなわち横方向に行き止まりになった時である。ステップ34で前回の再清掃領域に縦方向の走行による再清掃が有ったかどうか、すなわち、前回縦再清掃領域の有無を縦横再清掃認識手段13が再清掃情報記憶手段94に記憶されたデータから判断する。無い場合はステップ3の縦走行モードを終了する。
【0032】
有る場合はステップ35で再清掃領域に移動するまでの経路を決定する。すなわち、目的の前回縦再清掃領域まで壁沿いに移動する際、右壁沿いの移動と左壁沿いの移動の内、近い方を選択して決定する。
【0033】
次に、ステップ36で清掃手段4の動作を停止してステップ35で決定した方向に壁沿いに前回再清掃領域まで移動する。再清掃領域への移動が完了すると、次にステップ37で清掃手段4を動作させ縦方向で前回縦再清掃領域の清掃を行う。前回縦再清掃領域の清掃が終了すればステップ3の縦走行モードを終了する。
【0034】
次に、図3のステップ4の動作について図5を用いて説明する。図5はステップ4の動作を示すフローチャートである。ステップ4の横走行モードでの動作を開始するとステップ41でモードを横走行に設定する。その後ステップ42で横方向の往復走行で清掃を行う。ステップ43で横方向往復走行が終了するまでステップ42を繰り返す。終了は横方向往復の際の縦方向への進行が壁により出来なくなった時、すなわち縦方向に行き止まりになった時である。ステップ44で前回の再清掃領域に横方向の走行による再清掃が有ったかどうか、すなわち、前回横再清掃領域の有無を縦横再清掃認識手段13が再清掃情報記憶手段94に記憶されたデータから判断する。無い場合はステップ4の横走行モードを終了する。
【0035】
有る場合はステップ45で再清掃領域に移動するまでの経路を決定する。すなわち、目的の前回横再清掃領域まで壁沿いに移動する際、右壁沿いの移動と左壁沿いの移動の内、近い方を選択して決定する。
【0036】
次に、ステップ46で清掃手段4の動作を停止してステップ45で決定した方向に壁沿いに前回再清掃領域まで移動する。再清掃領域への移動が完了すると、次にステップ47で清掃手段4を動作させ横方向で前回横再清掃領域の清掃を行う。前回横再清掃領域の清掃が終了すればステップ4の横走行モードを終了する。
【0037】
次に、図6を用いて図3ステップ5の動作を説明する。図6は図3ステップ5の未清掃領域確認動作、すなわち、未清掃領域確認手段11の動作を示すフローチャートである。ステップ5の動作を開始するとステップ51で未清掃領域を算出する。本実施例では清掃軌跡記憶手段8のデータを用いて行うもので、周回走行軌跡記憶手段81のデータが示す部屋の外形から縦走行軌跡記憶手段82のデータによる縦走行モードで清掃された領域と横走行軌跡記憶手段83のデータによる横走行モードで清掃された領域とを減算することで未清掃領域を算出している。
【0038】
次に、ステップ52で未清掃領域の大きさを所定の大きさWと比較し、W以上の場合は未清掃領域有りとする。次にステップ53で未清掃領域の外形が縦長か横長かを判定し、縦長の場合は縦、横長の場合は横を出力する。
【0039】
次に、図7を用いて図3ステップ6の動作を説明する。図7は図3ステップ6の再清掃モード、すなわち、再清掃手段12の動作を示すフローチャートである。ステップ6で再清掃モードを開始すると、ステップ61でモードを再清掃に設定する。ステップ62で未清掃領域の有無を未清掃領域確認手段11の出力から確認し、未清掃領域がない場合はステップ6の再清掃モードを終了する。ステップ62で未清掃領域有りの場合はステップ63で未清掃領域確認手段11の出力から縦か横かを確認し、縦の場合はステップ64に移行して未清掃領域への移動と縦方向往復走行で再清掃を行う。ステップ63で未清掃領域確認手段11の出力から縦か横かを確認し、横の場合はステップ65に移行して未清掃領域への移動と横方向往復走行で再清掃を行う。ステップ64、ステップ65の動作終了後はステップ62に戻り、再度未清掃領域の有無を確認する。未清掃領域が無くなるまでステップ62からステップ64又はステップ65の動作を繰り返す。
【0040】
次に、図8を用いて本実施例の動作を説明する。図8は本実施例の自走機器の障害物のない四角い部屋Aにおける清掃動作を示す動作模式図で図8(a)に前壁探し走行と周回走行(b)に縦走行(c)に横走行を示す。走行を開始すると図3のステップ1で自律制御手段5の中のパターン清掃手段10が動作し壁探しモードで動作する。すなわち自律制御手段5が走行制御手段3に指示し、走行制御手段3が駆動輪2を駆動して図8(a)に示すように前に壁を見るまで直進走行する。障害物確認手段6が前に壁を見るとパターン清掃手段10は前壁探しモードを終了し、図3ステップ2の周回モードとする。すなわち、図8(a)に示すように壁に沿って部屋の周辺部を走行しながら清掃する周回走行を行う。この間、清掃軌跡記憶手段8の周回走行軌跡記憶手段81が位置認識手段7による現在位置に基づいて走行軌跡をセル座標として記憶している。清掃軌跡記憶手段8は走行する平面をモード毎に定めた所定のスケールを1辺とするセルに分割したさいに現在位置に該当するセルを算出した後、該当セルを逐次メモリに記憶する。
【0041】
例えば図9に示すようにセルスケールが30の場合に位置認識手段7による現在位置が(―50,40)のときセル座標は[―2,1]となる。このセル座標を所定時間毎に記憶して[0,0][―2,1]…というような時間順のデータの数列としている。部屋を一周し終わるとパターン清掃手段10は最終の壁方向を基準方向すなわち縦方向と定めた後、周回モードを終了する。図3ステップ3でパターン清掃手段10はモードを縦走行モードとする。周回モード終了前に壁を基準として定めた方向を縦方向として、図8(b)に示すように縦方向に直進し前に壁か障害物が有ればターンして戻る往復走行を行いながら順次横方向へスライドして部屋全体を清掃する縦走行を行う。この間、縦走行軌跡記憶手段82が位置認識手段7による現在位置に基づいて走行軌跡を記憶している。縦方向の往復走行が終了するとパターン清掃手段10は縦走行モードを終了する。
【0042】
次に、図3のステップ4でパターン清掃手段10はモードを横走行モードとし、図8(c)に示すように横方向に往復走行を行いながら清掃を行う横走行を行う。横方向の往復走行が終了するとパターン清掃手段10は横走行モードを終了する。
【0043】
次に、図3ステップ5で未清掃領域確認手段11が未清掃の領域を確認する。図3ステップ6で再清掃手段12が未清掃領域の有無を確認し、未清掃領域が存在すれば未清掃領域の縦横を確認し縦走行又は横走行で再清掃を行い未清掃領域の清掃終了する。図8では未清掃領域が無いため再清掃は行われない。図3ステップ7で清掃軌跡記憶手段8の記憶を清掃軌跡記憶手段9にコピーして清掃を終了する。
【0044】
次に、図3ステップ2からステップ6までの障害物による未清掃領域が発生する部屋での動作を説明する。図10に障害物のある部屋Bにおける周回走行の動線を、図11に同セル位置を示す。周回走行時にセルスケールは30cmとしている。周回走行軌跡記憶手段81は周回走行中に所定時間置きに現在位置をセル座標として記憶するため、周回モード終了時には周回走行軌跡記憶手段81に図11に示すセル位置が時系列として記憶されている。図12に障害物のある部屋Bにおける縦走行の動線を、図13に同セル位置を示す。縦走行時はスケールとして40cmを設定している。縦走行軌跡記憶手段82は縦走行中に所定時間置きに現在位置をセル座標として記憶するため、縦走行モード終了時には縦走行軌跡記憶手段82に図13に示すセル位置が時系列として記憶されている。
【0045】
図14に障害物のある部屋Bにおける横走行の動線を、図15に同セル位置を示す。横走行時はスケールとして40cmを設定している。横走行軌跡記憶手段83は横走行中に所定時間置きに現在位置をセル座標として記憶するため、横走行モード終了時には横走行軌跡記憶手段83に図15に示すセル位置が時系列として記憶されている。横走行終了後、図3ステップ5で未清掃領域の確認を行う。未清掃領域確認手段11は図6ステップ51で未清掃領域を算出する。
【0046】
図16は縦走行軌跡記憶手段82のデータと横走行軌跡記憶手段83のデータを足し合わせたもの、すなわち、縦走行と横走行で清掃を行った領域全てである。周回走行軌跡記憶手段81に記憶されているデータすなわち図11に示すセルは部屋の外形を示す。この部屋の外形の内側の領域から図16の縦走行と横走行で清掃を行った領域全てを減算した結果、すなわち未清掃領域は図17に示すセルとなる。
【0047】
次に、図6ステップ52で未清掃領域の大きさが所定値以上かどうかを判定する。本実施例では所定値を4としているので、判定結果は未清掃領域「有り」である。
【0048】
次に、図6ステップ53で未清掃領域の外形から縦横の長い方を判定する。本実施例では図17に示す未清掃領域は横3縦5であるから「縦」となる。
【0049】
次に、図3のステップ6で再清掃モードとなる。図7ステップ62の確認結果は未清掃領域「有り」ステップ63の確認結果は「縦」であるのでステップ64に移行して移動と縦走行での再清掃を行う。図18に再清掃モードでの動作を示す。横走行終了位置から壁沿いに未清掃領域までは右壁沿いが近いため清掃手段4の動作を止めて右壁沿いに未清掃領域まで移動したのち、縦走行での再清掃を行う。これを繰り返し、再清掃領域全ての再清掃を終了すれば再清掃手段12の動作は完了する。
【0050】
次に、同じ部屋Bの2回目の清掃について説明する。1回目の清掃情報が清掃軌跡記憶手段9に記憶されている。図1のステップ1、ステップ2の動作は1回目の清掃と同じである。図3ステップ3の縦走行モードに入り、図4ステップ31からステップ33までも1回目の清掃と同じであり、図19の縦走行開始位置から始まる点線の軌跡を図19左下位置まで清掃する。
【0051】
次に、図4ステップ34で前回縦走行「有り」となるためステップ35に移行する。前回清掃の再清掃領域は再清掃情報記憶手段94に記憶されている。本実施例では図19に示すように左壁沿いの移動が近いので図4ステップ35で左壁沿いと決定し、図4ステップ36で清掃手段4の動作を停止して前回縦再清掃領域へ移動する。図4ステップ37で前回縦再清掃領域を縦走行で清掃し、前回縦再清掃領域の清掃終了で縦走行モード終了となる。図3のステップ4横走行モードは1回目の清掃と同じである。図3ステップ5は未清掃領域「無し」となるため、図3ステップ6では再清掃を行わない。図3ステップ7の清掃軌跡情報コピーは1回目の清掃と同じである。
【0052】
3回目以降の清掃については縦走行モードの図4ステップ32で縦清掃情報記憶手段92に記憶された図19の全清掃軌跡に従って縦走行を行うので、以降の清掃では未清掃領域及び再清掃は発生しない。
【0053】
以上、本実施例によれば初めて清掃する際はあらかじめ定めた走行パターンに従って清掃した後に未清掃の領域を再清掃し、2回目の清掃からは前回の清掃情報を基に前回清掃した全領域を走行パターンに従って効率良く清掃した後に不足箇所を再清掃することで効率よく清掃し残しのない自律走行による清掃を行うことが出来る。
【0054】
(実施例2)
図20は本実施例の第2の実施例における自走機器の概略構成を示す。51は第二の自律制御手段で走行制御手段3と清掃手段4を制御する。本実施例では第二の自律制御手段51はマイクロコンピュータで構成している。その他、第1の実施例と同一の動作をするものは同じ記号を用いている。
【0055】
図20の第二の自律制御手段51、清掃軌跡記憶手段8、清掃情報記憶手段9の詳細構成について図21を用いて説明する。図21において101は第二のパターン清掃手段で、第二のパターン清掃手段101はルート再構成手段14を備え、ルート再構成手段14は縦横再清掃認識手段13の認識結果と縦清掃情報記憶手段92の記憶を用いて縦走行開始前に縦走行ルートを再清掃領域への移動が最短になるように縦走行の全走行ルートを再構成して縦走行を行い、縦横再清掃認識手段13の認識結果と横清掃情報記憶手段93の記憶を用いて縦走行開始前に横走行ルートを再清掃領域への移動が最短になるように横走行の全走行ルートを再構成して横走行を行う。
【0056】
その他、第1の実施例と同一の動作をするものは同じ記号を用いている。ルート再構成手段14は縦横再清掃認識手段の認識結果から縦方向再清掃領域及び横方向再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点をそれぞれ抽出し、縦清掃情報記憶手段の記憶から縦走行時ターンを行ったターン点のうち各縦再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点に障害物を挟まずに最も近いターン点を選択し選択したターン点に縦再清掃領域の縦走行をはめ込んで縦走行ルートを再構成し、横清掃情報記憶手段の記憶から横走行時ターンを行ったターン点のうち各横再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点に障害物を挟まずに最も近いターン点を選択し選択したターン点に横再清掃領域の横走行をはめ込んで縦走行ルートを再構成する。図22に第二の自律制御手段51による2回目の清掃時の縦走行モードの軌跡、すなわちルート再構成手段14が再構成した走行ルートを示す。
【0057】
以上示すように本実施例によると前回再清掃領域への移動を最短にすることになり、前回再清掃領域を清掃するための移動が最短となる効率よい清掃プラニングを行うことが出来る。
【0058】
本発明の請求項11にかかるプログラムは、コンピュータを請求項1〜10のいずれか1記載の自走式機器の一部として機能させるものである。そして、プログラムであるので汎用コンピュータやサーバを用いて本発明の自走機器の一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。以上述べた動作のプログラムでの実施例は図3〜図6にプログラムのフローチャートを示したものである。
【0059】
以上述べたように、本実施例に寄れば家具などが複雑な配置で置いてある室内などの自動走行時にもガイド手段を設けたり部屋の形状と家具配置のマップを入力したりせずに、初めて清掃する際はあらかじめ定めた走行パターンに従って清掃した後に未清掃の領域を再清掃し、2回目の清掃からは前回の清掃情報を基に前回清掃した全領域を走行パターンに従って効率良く清掃した後に不足箇所を再清掃することで効率よく清掃し残しのない自律走行による清掃を行うことが出来る自走機器を実現できるものである。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜11に記載の発明によれば、初めて清掃する際は予め定めた走行パターンに従って清掃した後に未清掃の領域を再清掃し、2回目の清掃からは前回の清掃情報を基に前回清掃した全領域を走行パターンに従って効率良く清掃した後に不足箇所を再清掃することで効率よく清掃し残しのない自律走行による清掃を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自走機器の構成図
【図2】同自走機器の主要部の構成図
【図3】同自走機器の清掃動作を示すフローチャート
【図4】同自走機器の別の清掃動作を示すフローチャート
【図5】同自走機器の別の清掃動作を示すフローチャート
【図6】同自走機器の別の清掃動作を示すフローチャート
【図7】同自走機器の清掃動作を示す動作模式図
【図8】(a)同自走機器の障害物の無い部屋における、前壁探し走行と周回走行の動作模式図
(b)同自走機器の障害物の無い部屋における、縦走行の動作模式図
(c)同自走機器の障害物の無い部屋における、横走行の動作模式図
【図9】同自走機器の障害物の無い部屋における、各走行のセル配置図
【図10】同自走機器の障害物の有る部屋における、周回走行の動作模式図
【図11】同周回走行時を示すセル配置図
【図12】同自走機器の障害物の有る部屋における、縦走行の動作模式図
【図13】同縦走行時を示すセル配置図
【図14】同自走機器の障害物の有る部屋における、横走行の動作模式図
【図15】同横走行時を示すセル配置図
【図16】同縦走行と横走行時の組み合わせを示すセル配置図
【図17】同未清掃領域を示すセル配置図
【図18】同自走機器の再清掃モードの動作を示す動作模式図
【図19】同自走機器の縦走行モードの2回目の清掃動作を示す動作模式図
【図20】本発明の第2の実施例における自走機器の構成図
【図21】同自走機器の主要部の構成図
【図22】同自走機器の動作を示す動作模式図
【図23】従来の自走機器の模式図
【図24】同、自走機器の制御機構を示すブロック図
【符号の説明】
1 本体
2 駆動輪
3 走行制御手段
4 清掃手段
5 自律制御手段
6 障害物認識手段
7 位置認識手段
8 清掃軌跡記憶手段
9 清掃情報記憶手段
10 パターン清掃手段
11 未清掃領域確認手段
12 再清掃手段
13 縦横再清掃認識手段
14 ルート再構成手段
51 第二の自律制御手段
81 周回走行軌跡記憶手段
82 縦走行軌跡記憶手段
83 横走行軌跡記憶手段
84 再清掃軌跡記憶手段
91 周回清掃情報記憶手段
92 縦清掃情報記憶手段
93 横清掃情報記憶手段
94 再清掃情報記憶手段
101 第二のパターン清掃手段

Claims (11)

  1. 前進又は後退を行う走行手段、走行速度を制御する走行制御手段、床面の吸引による清掃を行う清掃手段、前記走行制御手段と前記清掃手段を制御して清掃を行う自律制御手段、障害物を認識する障害物認識手段、走行中の位置を認識する位置認識手段、清掃中の前記位置認識手段の認識位置による走行軌跡を電源オンの間記憶する清掃軌跡記憶手段、清掃後に清掃情報を記憶し電源オフ後も記憶を維持する清掃情報記憶手段を備え、前記自律制御手段は予め定めたモード移行によるパターンに従って清掃するパターン清掃手段とパターン清掃終了後に清掃軌跡記憶手段の情報から未清掃領域を確認する未清掃領域確認手段と再清掃モードの制御を行い未清掃領域有りの場合に再清掃を行い未清掃領域無しの場合は清掃を終了する再清掃手段から成り、前記パターン清掃手段は2回以降の清掃時には前記清掃情報記憶手段の情報を参照してパターン清掃を行う自走機器。
  2. パターン清掃手段は部屋の壁を認識するまでの壁探しモード、壁に沿って部屋の周辺部を走行する周回モード、壁を基準として縦方向に往復走行を行う縦走行モード、横方向に往復走行を行う横走行モードの順にモード移行を行いながら清掃を行い、清掃軌跡記憶手段は周回モード中に走行軌跡を記憶する周回走行軌跡記憶手段、縦走行モード中に走行軌跡及び障害物の有無を記憶する縦走行軌跡記憶手段、横走行モード中に走行軌跡及び障害物の有無を記憶する横走行軌跡記憶手段、再清掃モード中に走行軌跡を記憶する再清掃軌跡記憶手段を備えた請求項1に記載の自走機器。
  3. 清掃軌跡記憶手段は、位置認識手段の出力である位置データから走行する平面をセルに分割した際に現在位置に該当するセル座標を算出し走行の時系列に従ったセル座標として清掃軌跡を記憶し、清掃情報記憶手段は周回走行軌跡記憶手段のデータをコピーする周回清掃情報記憶手段、縦走行軌跡記憶手段のデータをコピーする縦清掃情報記憶手段、横走行軌跡記憶手段のデータをコピーする横清掃情報記憶手段、再清掃軌跡記憶手段のデータをコピーする再清掃情報記憶手段を備え、周回モード、縦走行モード、横走行モード、再清掃モードの各モードの清掃軌跡を時系列に従ったセル座標として記憶し、前回記憶した清掃情報を記憶から削除する請求項2に記載の自走機器。
  4. 未清掃領域確認手段は、所定の大きさ以上の未清掃領域が有るか無いかを確認した後に、有りの場合は各未清掃領域形状の縦横長さのうち長い方向を確認し、再清掃手段は、各再清掃領域の再清掃を前記未清掃領域確認手段による長い方向すなわち縦か横かいずれかの方向のみの走行で再清掃を行う請求項1に記載の自走機器。
  5. パターン清掃手段は2回目以降の清掃において再清掃情報記憶手段の再清掃情報から各再清掃領域の再清掃が縦方向走行又は横方向走行のうちどちらでなされたかを判断すると共に縦走行での再清掃がされた縦方向再清掃領域と横走行での再清掃がされた横方向再清掃領域の記憶を行う縦横再清掃認識手段を備えた請求項4に記載の自走機器。
  6. パターン清掃手段は縦横再清掃認識手段の認識結果を用いて縦走行モード終了判断時に縦方向再清掃領域を続けて清掃してから横走行モードに移行し、横走行モード終了判断時に横方向再清掃領域を続けて清掃してから再清掃モードに移行する請求項5に記載の自走機器。
  7. パターン清掃手段は縦走行モード終了判断時に清掃手段の動作を停止し縦方向再清掃領域へ移動後清掃手段の動作を再開し、横走行モード終了判断時に清掃手段の動作を停止し横方向再清掃領域へ移動後清掃手段の動作を再開する請求項6に記載の自走機器。
  8. パターン清掃手段は縦方向再清掃領域への移動を移動すべき全縦方向再清掃領域への壁沿い移動距離が近くなる方向を選んで右壁沿い又は左壁沿いに順に移動し、横方向再清掃領域への移動を移動すべき全横方向再清掃領域への壁沿い移動距離が近くなる方向を選んで右壁沿い又は左壁沿いに順に移動を行う請求項6に記載の自走機器。
  9. パターン清掃手段はルート再構成手段を備え、ルート再構成手段は縦横再清掃認識手段の認識結果と縦清掃情報記憶手段の記憶を用いて縦走行開始前に縦走行ルートを再清掃領域への移動が最短になるように縦走行の全走行ルートを再構成して縦走行を行い、縦横再清掃認識手段の認識結果と横清掃情報記憶手段の記憶を用いて縦走行開始前に横走行ルートを再清掃領域への移動が最短になるように横走行の全走行ルートを再構成して横走行を行う請求項5に記載の自走機器。
  10. ルート再構成手段は縦横再清掃認識手段の認識結果から縦方向再清掃領域及び横方向再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点をそれぞれ抽出し、縦清掃情報記憶手段の記憶から縦走行軌跡のうち各縦再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点に障害物を挟まずに最も近い点を選択し選択した点に縦再清掃領域の縦走行をはめ込んで縦走行ルートを再構成し、横清掃情報記憶手段の記憶から横走行軌跡のうち各横再清掃領域の再清掃開始点と再清掃終了点に障害物を挟まずに最も近い点を選択し選択した点に横再清掃領域の横走行をはめ込んで横走行ルートを再構成する請求項9に記載の自走機器。
  11. コンピュータを請求項1〜10のいずれか1項に記載の自走機器の全てまたはその一部を機能させるための自走機器のプログラム。
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