JP2004141083A - 被牽引車の補助走行装置 - Google Patents

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JP2004141083A
JP2004141083A JP2002310723A JP2002310723A JP2004141083A JP 2004141083 A JP2004141083 A JP 2004141083A JP 2002310723 A JP2002310723 A JP 2002310723A JP 2002310723 A JP2002310723 A JP 2002310723A JP 2004141083 A JP2004141083 A JP 2004141083A
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Yukio Miyashita
宮下 行雄
Akihiro Suzutani
鈴谷 晃啓
Shinobu Murase
村瀬 忍
Hirobumi Shibanuma
芝沼 博文
Hideki Kawabe
河辺 秀樹
Haruhisa Suzuki
鈴木 晴久
Toshinobu Ohashi
大橋 敏伸
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Toyo Agricultural Machinery Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】後退時に被牽引車のタイヤのめり込みを防止し、また停止時には停止動作を確実なものとして、トラクタ等の牽引車の運転操作を極めて容易にできるようにする。
【解決手段】油圧を供給する油圧ポンプ(30)と、油圧ポンプから供給された油圧により被牽引車(1)のタイヤ(5)を回転駆動させる油圧モータ(10)と、油圧モータの作動を制御する油圧モータ制御部(20,40)と、牽引車の後退時に後退信号を、かつ又は牽引車の停止時に停止信号を油圧モータ制御部へ出力する信号出力部とを備えた被牽引車の補助走行装置において、油圧モータ制御部は、上記後退信号を検出したときにタイヤを逆転後進させ、かつ又は上記停止信号を検出したときにタイヤを停止させる。例えば、信号出力部は、牽引車側に配設された被牽引車のリアコンビネーションランプ回路(21)からなる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被牽引車の補助走行装置、特に、湿った圃場等の軟弱な地面をトラクタ等により牽引される農業作業車等に使用されて好適な、被牽引車の補助走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、被牽引車の一例である農業用作業車は大型化の傾向にあり、その重量も増加している。このため、特に湿った圃場等においては、トラクタ等により牽引される被牽引作業車のタイヤがこの軟弱な地面にめり込み、トラクタ等による農作業が灘航する場合がしばしば見受けられる。このような被牽引作業車のタイヤの軟弱地面へのめり込み防止策としては、被牽引車のタイヤ幅ないしタイヤ径を拡大したり、あるいはタイヤ個数を増加させたりすることが一般的に行われてきた。
【0003】
しかしながら、このようなタイヤ幅やタイヤ径の拡大、タイヤ個数の増加等の対策だけでは、タイヤのめり込みが発生して一旦タイヤが滑りはじめると、それ以上の牽引が困難になるという問題を解決することができなかった。このため、本願出願人は、油圧モータで被牽引車のタイヤを駆動する被牽引車の補助走行装置を開発した(特許文献1参照)。これにより、前進時に被牽引車のタイヤも前進駆動されるようになったため、湿った圃場等の軟弱地盤においても、タイヤのめり込みがほぼ完全に防止されて、トラクタ等による農作業を極めて容易に行えるようになった。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−101176号公報(第2−3頁、第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の被牽引車の補助走行装置は、トラクタ等の牽引車の前進時にだけ作動するものであり、後退時及び停止時には作動せず、そのときに被牽引車のタイヤは自由回転する。したがって、後退時にはやはりタイヤのめり込みが発生する一方、停止時には停止動作が緩慢となって、トラクタ等の運転操作が難しくなるという問題のあることが判明した。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するために、後退時に被牽引車のタイヤのめり込みを防止し、また停止時には停止動作を確実なものとして、トラクタ等の牽引車の運転操作を極めて容易にすることができる被牽引車の補助走行装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために本発明が採用する手段は、油圧を供給する油圧ポンプと、油圧ポンプから供給された油圧により被牽引車のタイヤを回転駆動させる油圧モータと、油圧モータの作動を制御する油圧モータ制御部と、牽引車の後退時に後退信号を、かつ又は牽引車の停止時に停止信号を油圧モータ制御部へ出力する信号出力部とを備えた被牽引車の補助走行装置において、油圧モータ制御部は、後退信号を検出したときにタイヤを逆転後進させ、かつ又は停止信号を検出したときにタイヤを停止させることにある。
【0008】
このように、牽引車の後退時には被牽引車のタイヤを逆転後進させ、かつ又は牽引車の停止時には被牽引車のタイヤを停止させるようにしたから、後退時には被牽引車のタイヤのめり込みが防止され、また停止時には被牽引車の停止動作が確実に行われる。なお、油圧モータ制御部は、例えば方向制御弁とこれを制御するコントローラとから構成してもよい。
【0009】
信号出力部は、例えば牽引車側に配設された被牽引車のリアコンビネーションランプ回路からなり、例えばその一部であるリアコンビネーションランプ用外部コネクタとすることもできる。したがって、信号出力部として特別な回路又は装置を設けなくても、後退及び停止信号の入手が容易にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、本発明に係る被牽引車の補助走行装置を取り付けた農業用作業車(被牽引車)1は、一例としてのトラクタ(牽引車)60に牽引されて走行する。
【0012】
図2に示すように、2個の油圧モータ10,15を作業車1の図示しないフレームに配設し、タイヤ5の車軸6を油圧モータ10,15にそれぞれ取り付ける。圧力補償付きの可変容量型油圧ポンプ30と、4ポート3位置電磁切換弁による方向制御弁(油圧モータ制御部)40と、タンク50をそれぞれ配設する。
【0013】
そして、油圧ポンプ30の入口31をタンク50に接続し、油圧ポンプ30の出口32を方向制御弁40の入口41に接続する。また、方向制御弁40の出口42を2つの油圧モータ10,15の入口11,16に接続し、油圧モータ10,15の出口12,17を方向制御弁40の入口43に接続し、方向制御弁40の出口44をタンク50に接続する。
【0014】
コントローラ(油圧モータ制御部)20を配設し、コントローラ20と方向制御弁40のソレノイド45を電気的に接続する。また、コントローラ20とトラクタ60側に配設された作業車1のリアコンビネーションランプ用外部コネクタ21を電気的に接続する。トラクタ60の後退及び停止信号が、このリアコンビネーションランプ用外部コネクタ21を通してコントローラ20へ送られる。このため、トラクタ60の後退及び停止信号を得るために、特別な装置又は回路を設けずに済む。なお、上述したコントローラ20、油圧ポンプ30、方向制御弁40、タンク50は、作業車1側又はトラクタ60側のいずれに配設してもよい。
【0015】
上述した油圧ポンプ30は圧力補償付きの可変容量型油圧ポンプであり、吐出量調節ねじ33を調整することにより、その吐出量を連続的に変化させることができる。つまり、油圧ポンプ30において、吐出圧がカットオフ圧力に達するまでは吐出量は一定であるが、カットオフ圧力にまで達すると、この吐出量は零まで急激にかつ連続的に減少する。
【0016】
本補助走行装置では、このようなポンプ30の出力特性の内、吐出量が連続的に減少する領域の、この吐出量の変化を利用することにより、油圧モータ10,15の回転数を変化させる。換言すれば、油圧ポンプ30は吐出量に係わらず、油圧モータ10,15を常に一定の吐出圧で回転させる。このため、油圧モータ10,15は、油圧ポンプ30から供給されるオイルの供給量によってその回転数は変化するが、作動圧は一定であるから、回転数に係わらず常に一定のトルクを発生する。したがって、タイヤ5はその回転数に係わらず、常に一定の駆動力で回転駆動される。
【0017】
次に、本被牽引車の補助走行装置の作動を説明する。
【0018】
トラクタ60の前進時、つまりコントローラ20がトラクタ60のリアコンビネーションランプ用外部コネクタ21からの後退又は停止信号を検出しないときは、コントローラ20は方向制御弁40のソレノイド45を作動させて、入口41を出口42に連通させる。このため、オイルが油圧ポンプ30から油圧モータ10,15へ供給されて、油圧モータ10,15はそのときの油圧ポンプ30の吐出量に応じた回転数で回転し、タイヤ5を前進駆動させる。
【0019】
また、トラクタ60の停止時、つまりコントローラ20がリアコンビネーションランプ用外部コネクタ21から停止信号を検出したときは、コントローラ20は方向制御弁40のソレノイド45を作動させて、入口41を出口44に連通させる。このため、油圧ポンプ30から油圧モータ10,15へのオイルの供給が停止されて、油圧モータ10,15の回転が停止し、タイヤ5の回転も停止する。このように、トラクタ60の停止時には、作業車1の両側のタイヤ5の回転が停止するから、作業車1の停止動作が確実に行われ、トラクタ60の運転操作が極めて容易になる。
【0020】
一方、トラクタ60の後進時、つまりコントローラ20がリアコンビネーションランプ用外部コネクタ21から後退信号を検出したときは、コントローラ20は方向制御弁40のソレノイド45を作動させて、入口41を出口43と連通させる。このため、オイルが油圧ポンプ30から油圧モータ10,15に供給されて、油圧モータ10,15はそのときの油圧ポンプ30の吐出量に応じた回転数で逆回転し、タイヤ5を逆転後進させる。このように、トラクタ60の後退時には、作業車1の両側のタイヤ5の回転が逆転後進するから、被牽引車のタイヤのめり込みが防止されて、トラクタ60の運転操作が極めて容易になる。
【0021】
なお、上述した被牽引車の補助走行装置においては、トラクタ60の後退及び停止信号を、トラクタ60に配設された作業車1のリアコンビネーションランプ回路の一部であるリアコンビネーションランプ用外部コネクタ21から取るようにしたが、これに限定されるものではなく、このリアコンビネーションランプ回路の他の部分から、あるいは、トラクタ60の他の装置や回路から後退及び停止信号を取ることもできるし、特別なセンサ等を配設して取ることもできる。また、トラクタ60の後退時のタイヤ5の逆転後進、又は停止時のタイヤ5の停止動作のいずれか一方だけを実施するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の被牽引車の補助走行装置は、油圧を供給する油圧ポンプと、油圧ポンプから供給された油圧により被牽引車のタイヤを回転駆動させる油圧モータと、油圧モータの作動を制御する油圧モータ制御部と、牽引車の後退時に後退信号を、かつ又は牽引車の停止時に停止信号を油圧モータ制御部へ出力する信号出力部とを備え、油圧モータ制御部は、後退信号を検出したときにタイヤを逆転後進させ、かつ又は停止信号を検出したときにタイヤを停止させるから、後退時には被牽引車のタイヤのめり込みが防止され、また停止時には被牽引車の停止動作が確実に行われ、トラクタ等の牽引車の運転操作が極めて容易になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被牽引車の補助走行装置を実施した被牽引車を示す正面図である。
【図2】図1の被牽引車1の補助走行装置の具体的構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 作業車
5 タイヤ
6 車軸
10 油圧モータ
11 入口
12 出口
15 油圧モータ
16 入口
17 出口
20 コントローラ
21 リアコンビネーションランプ用外部コネクタ
30 油圧ポンプ
31 入口
32 出口
33 吐出量調節ねじ
40 方向制御弁
41 入口
42 出口
43 入口
44 出口
45 ソレノイド
50 タンク
60 トラクタ

Claims (2)

  1. 油圧を供給する油圧ポンプ(30)と、前記油圧ポンプから供給された油圧により被牽引車(1)のタイヤ(5)を回転駆動させる油圧モータ(10)と、前記油圧モータの作動を制御する油圧モータ制御部(20,40)と、牽引車の後退時に後退信号をかつ又は牽引車の停止時に停止信号を前記油圧モータ制御部へ出力する信号出力部とを備えた被牽引車の補助走行装置において、前記油圧モータ制御部は、前記後退信号を検出したときに前記タイヤを逆転後進させ、かつ又は前記停止信号を検出したときに前記タイヤを停止させることを特徴とする被牽引車の補助走行装置。
  2. 前記信号出力部は、前記牽引車(60)側に配設された前記被牽引車(1)のリアコンビネーションランプ回路(21)からなることを特徴とする、請求項1に記載の被牽引車の補助走行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049028A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 株式会社Ihiスター 農作業機、および、農作業車両システム
US11472418B2 (en) 2018-11-28 2022-10-18 Hyundai Motor Company Power assisted towing mode control method and system for ecofriendly vehicles

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