JP2004140823A

JP2004140823A - コード情報を用いた情報提供システム

Info

Publication number: JP2004140823A
Application number: JP2003347689A
Authority: JP
Inventors: Yuji Ono; 小野　裕二; Fumitaka Totani; 戸谷　文孝; Hiroshi Ito; 伊藤　拓; Kentaro Kitajima; 北島　健太郎; Toru Ito; 伊藤　徹; Atsushi Naito; 内藤　敦之; Yoshito Hashimoto; 橋本　與志斗; Hidehiko Yamamoto; 山元　秀彦; Hideto Nishikawa; 西川　秀人; Hiromiki Naito; 内藤　裕幹
Original assignee: Sharp Corp; Dentsu Tec Inc; Dentsu Inc
Current assignee: Sharp Corp; Dentsu Tec Inc; Dentsu Group Inc
Priority date: 2003-10-06
Filing date: 2003-10-06
Publication date: 2004-05-13
Anticipated expiration: 2022-02-08
Also published as: JP4152293B2

Abstract

【課題】　ビットマップ情報を有するコード情報を用いることにより、インタラクティブ・メディアへの誘引を容易かつ確実に実現することができるようにする。
【解決手段】　コード発行サーバシステムにより、依頼に応じてＱＲコード５１の発行が行われ、広告主サーバシステムにより、発行されたＱＲコード５１が受取られるとともに、受取られたＱＲコード５１が広告主サーバによって管理され、撮影機能を有している携帯電話により、アイコン５１ａ等のビットマップ情報を有するＱＲコード５１が撮影されるとともに、撮影されたＱＲコード５１に含まれるｗｅｂアドレスが取得され、取得されたｗｅｂアドレスを用いてインターネットを介しｗｅｂページへのアクセスが行われ、広告主サーバシステムにより、携帯電話からのアクセスに応じて携帯電話へ情報がインターネットを介して提供されるようにする。
【選択図】　図６

Description

　本発明は、本発明は、コード情報を用いた情報提供システムに関する。

　通信技術やネットワーク技術の発展及びコンピュータ技術の進歩により、インタラクティブメディアの代表格であるインターネットはナローバンドからブロードバンドへ転換しようとしている。

　日本では携帯電話にインターネット機能が付加されたことにより、欧米のパソコンを中心とするインターネット・ユーザに比較して圧倒的に携帯電話でのインターネット使用者（いわゆるブラウザフォン・ユーザである）が多い。

　このようなブラウザフォンを使用したユーザの多くは、携帯電話で電子メールを楽しんだり、ブラウザフォン対応のｗｅｂページをアクセスして情報を得たりしている。
　このようなブラウザフォンに関するものとして、たとえば特許文献１では、新たなＷＥＢ領域ホスティングサービス契約を行うことなく、さらにＰＣ等の環境や構築用ソフト、知識がなくても、ブラウザフォンを用いてＷＥＢサイトを簡単に構築することができる携帯電話システムの技術を提供している。これは、ＨＰ作成補助サーバがブラウザフォンからのアクセスに対しＨＰ作成画面を提供し、そのＨＰ作成画面からの情報入力に基づいてＨＰディレクトリファイルを構築し、ＷＥＢサーバにアップロードする機能を備え、ＷＥＢサーバがＨＰ作成補助サーバからのアップロードを受け、ブラウザフォン用のＷＥＢ領域にＨＰディレクトリファイルを掲載する機能を備えるようにしたものである。

　ところで、コンテンツ提供者のｗｅｂアドレスは、携帯電話会社（いわゆるキャリア）の認定によりキャリアのサービスの公式メニュー内に登録されるようになっている。この場合、キャリアが登録したメニューに沿って特定のコンテンツにアクセスすることにより、ｗｅｂページへのアクセスが可能となっている。

　ところが、キャリアに登録されるためには、かなり高いハードルの審査があり、誰でもが登録されるわけではない。そのため、登録されないコンテンツ提供者は独自のＵＲＬを用いて情報発信をしている。これは、いわゆる勝手サイトと呼ばれている。

　一方、ブラウザフォン・ユーザにおいては、このようなコンテンツ提供者が独自のＵＲＬを用いる場合、そのＵＲＬをキー入力してアクセスするか、電子メールに付与されているＵＲＬを選択してアクセスする（ｗｅｂ　ｔｏ）かの何れかの方法がとられている。
特開２００３−１２２６７５

　ところが、このようなＵＲＬの入力や選択は操作が煩雑である。そのため、より多くのブラウザフォン・ユーザに情報を簡単にアクセスさせる方法として、たとえば電話のフリーダイヤルを応用したナンバーコードアクセスがある。これは、インターネットアドレス情報を特定の数字情報に変換した方法であり、インターネット番号や漢字ＵＲＬ等が用いられるようになっている。しかし、この方法では、使用できる番号と使いたい人の番号及び漢字が必ずしも一致するわけではなく、その意味でも未だ改良の余地があるものと考えられる。

　解決しようとする問題点は、ＵＲＬの入力や選択は操作が煩雑であり、インタラクティブ・メディアへの誘引を容易かつ確実に実現することができない点である。

　本発明のコード情報を用いた情報提供システムは、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、前記コード情報を読取り、前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記携帯端末は、前記情報提供サーバから前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行することを特徴とする。
　本発明のコード情報を用いた情報提供システムは、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、前記コード情報を読取り、前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記携帯端末は、前記情報提供サーバからダウンロードしたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションを用いて前記コード情報の読取りを行うとともに、前記情報提供サーバへのアクセスによって取得した前記秘密キーにより前記暗号化部分を読取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行することを特徴とする。
　本発明のコード情報を用いた情報提供システムは、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報を撮影し、前記撮影されたコード情報をデコード部によってデコードし、そのデコードしたコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記携帯端末は、前記アクセスとともに、前記コード情報に含まれる暗号化部分を送信し、前記情報提供サーバは、前記暗号化部分を前記秘密キーを用い、デコードして前記携帯端末に返信し、前記携帯端末は、前記情報提供サーバから前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行することを特徴とする。
　本発明のコード情報を用いた情報提供システムは、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、前記コード情報をデコードするためのＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションの提供を行うコード発行管理サーバと、撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報を撮影し、前記撮影されたコード情報をデコードし、そのデコードしたコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記携帯端末は、前記情報提供サーバからダウンロードした前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納される記憶部と、前記撮影されたコード情報を前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションにより抽出して読取る読取部と、前記読取部によって読取られた前記コード情報を前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションによりデコードするデコード部と、所定の制御プログラムに従って、各部の動作を制御する制御部とを有し、前記デコードされたアクセス情報に基づき、前記情報提供サーバへアクセスして前記秘密キーを受取り、前記デコード部が前記秘密キーを用いて前記暗号化部分をデコードし、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行することを特徴とする。
　また、前記公開部分及び前記情報提供サーバが管理している秘密キーを用いた暗号化部分を有する前記コード情報の発行を行うコード発行サーバを備えるようにすることができる。
　また、前記携帯端末は、前記アクセス情報を用いてのアクセス機能とアクセス先からの詳細情報を表示させる機能とを有するブラウジング機能部を有し、前記制御部は、前記デコード部により前記コード情報のデコードが行われる際、前記記憶部に前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納されていないと判断すると、前記ブラウジング機能部に対し、前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードを指示するようにすることができる。
　また、前記コード情報の公開部分にはＩＰアドレスが記載され、前記暗号化部分には前記ＩＰアドレスに紐付けられた情報が記載されているようにすることができる。
　また、前記コード情報は、少なくとも２次元コードであるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を説明するためのアイコンであるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、情報を提供する側のコンソーシアムを示す矩形状画像であるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、メモ情報ソフト、名刺情報ソフト、棚卸ソフト等のアプリの切替えを行うことができるアプリ切替画像であるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、前記コード情報の読込み時、あるいは読込み後のアプリの動作を変更することができるバーコード又はＱＲコードであるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を補完する拡張ＱＲコードであるようにすることができる。
　また、前記コード情報を囲む矩形線の色を変えることで、それぞれのビットマップ情報の機能が切り替えられるようにすることができる。
　また、前記コード情報の周囲には、色又は形状、あるいはその両方を変えることにより、それぞれのビットマップ情報の機能を切替える図形が設けられているようにすることができる。
　本発明のコード情報を用いた情報提供方法は、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、前記コード情報が読取られ、前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程とを有し、前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行されることを特徴とする。
　本発明のコード情報を用いた情報提供方法は、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、前記コード情報が読取られ、前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程とを有し、前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、ダウンロードされたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションを用いて前記コード情報の読取りが行われるとともに、前記アクセスによって取得した前記秘密キーにより前記暗号化部分が読取られ、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行されることを特徴とする。
　本発明のコード情報を用いた情報提供方法は、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報が撮影され、前記撮影されたコード情報がデコード部によってデコードされ、そのデコードされコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程とを有し、前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記アクセスとともに、前記コード情報に含まれる暗号化部分が送信され、前記暗号化部分が前記秘密キーを用い、デコードして返信され、前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行されることを特徴とする。
　本発明のコード情報を用いた情報提供方法は、公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、前記コード情報をデコードするためのＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションの提供が行われる工程と、撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報が撮影され、前記撮影されたコード情報がデコードされ、そのデコードされたコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程と、記憶部により、ダウンロードされた前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納される工程と、読取部により、前記撮影されたコード情報が前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションにより抽出して読取られる工程と、デコード部により、前記読取られたコード情報が前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションによりデコードされる工程と、前記デコードされたアクセス情報に基づき、前記情報提供サーバへアクセスして前記秘密キーが受取られる工程と、前記秘密キーを用いて前記暗号化部分がデコードされる工程とを有し、前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行されることを特徴とする。
　また、前記公開部分及び前記管理されている秘密キーを用いた暗号化部分を有する前記コード情報の発行が行われる工程を有するようにすることができる。
　また、アクセス先からの詳細情報が表示される工程と、前記デコード部により前記コード情報のデコードが行われる際、前記記憶部に前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納されていないと判断されると、前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードが指示される工程を有するようにすることができる。
　また、前記コード情報の公開部分にはＩＰアドレスが記載され、前記暗号化部分にはｗｅｂアドレスが記載されているようにすることができる。
　また、前記コード情報は、少なくとも２次元コードであるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を説明するためのアイコンであるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、情報を提供する側のコンソーシアムを示す矩形状画像であるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、メモ情報ソフト、名刺情報ソフト、棚卸ソフト等のアプリの切替えを行うことができるアプリ切替画像であるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、前記コード情報の読込み時、あるいは読込み後のアプリの動作を変更することができるバーコード又はＱＲコードであるようにすることができる。
　また、前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を補完する拡張ＱＲコードであるようにすることができる。
　また、前記コード情報を囲む矩形線の色を変えることで、それぞれのビットマップ情報の機能が切り替えられるようにすることができる。
　また、前記コード情報の周囲には、色又は形状、あるいはその両方を変えることにより、それぞれのビットマップ情報の機能を切替える図形が設けられているようにすることができる。
　本発明のプログラムは、請求項１６〜３０の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法を実行することを特徴とする。
　本発明の記録媒体は、請求項１６〜３０の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法を実行するプログラムが記録されていることを特徴とする。
　本発明に係るコード情報を用いた情報提供システムにおいては、情報提供サーバによって公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と秘密キーとを管理し、携帯端末によって公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスを行うようにし、コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とで構成し、携帯端末が情報提供サーバから秘密キーによってデコードされた暗号化部分の情報を受取り、暗号化部分の情報及びビットマップ情報に応じたアクションを実行するようにする。

　本発明のコード情報を用いた情報提供システムは、携帯端末が情報提供サーバから秘密キーによってデコードされた暗号化部分の情報を受取り、暗号化部分の情報及びビットマップ情報に応じたアクションを実行するようにするようにしたので、ビットマップ情報を有するコード情報を用いることにより、インタラクティブ・メディアへの誘引を容易かつ確実に実現することができる。

　本発明のコード情報を用いた情報提供システムにおいては、コード情報を、少なくとも２次元コードとこの２次元コードに付随するビットマップ情報とからなるようにし、ビットマップ情報に応じて少なくとも２次元コードの読取り機能や読取り後の動作が変えられるようにする。

（第１の実施の形態）
　図１は、本発明のコード情報を用いた情報提供システムの第１の実施の形態を示す図、図２は、図１のコード情報を用いた情報提供システムにおける情報提供方法を説明するためのフローチャートである。

　図１に示すコード情報を用いた情報提供システムは、コード発行サーバシステム１０、広告主サーバシステム２０、携帯電話３０を備えている。これらコード発行サーバシステム１０、広告主サーバシステム２０、携帯電話３０は、ネットワークとしてのインターネット４０を介して相互に通信できるようになっている。ここで、ネットワークとしては、インターネット４０に限らず、専用回線等であってもよい。

　コード発行サーバシステム１０は、広告主からの依頼に応じてコード情報としてのたとえば２次元コード情報の発行を行うものであり、コード発行管理サーバ１１を備えている。コード発行管理サーバ１１は、広告主からの依頼に応じて発行された２次元コード情報の管理を行うとともに、携帯電話３０側で用いられる２次元コード情報をデコードするためのＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションの提供等を行うものである。

　情報提供サーバシステムとしての広告主サーバシステム２０は、コード発行サーバシステム１０によって発行された２次元コード情報を管理するものであり、広告主サーバ２１を備えている。広告主サーバ２１は、携帯電話３０からの２次元コード情報を用いてのアクセスに応じて各種情報を提供するものである。

　ここで、発行された２次元コード情報は、たとえば配布物に印刷されて配布されることができる。配布物としては、新聞、雑誌、広告、自社パンフレット、折込チラシ、ＯＯＨ（Ｏｕｔ　Ｏｆ　Ｈｏｍｅ：屋外媒体）メディア、ＰＯＰ、チケット、切符、名刺、タグ等である。

　これらの配布物に、２次元コード情報を印刷しておくことにより、携帯電話３０からの広告キャンペーンサイトへの導引が可能となるばかりか、各種チケット予約・決算（又は決済）、物販、決算（又は決済）サービス、ＴＶ番組予約サービス、Ｂ２Ｂビジネスでの展開等の実現が可能となる。

　また、このように配布物に２次元コード情報を印刷しておくことにより、上述したように、携帯電話会社（いわゆるキャリア）の認定によるｗｅｂアドレスの登録も不要となるため、どのような業態の企業でも参加しやすく、また新規ビジネス創出が促されやすい環境が提供される。すなわち、現在キャリアが提供しているサービスには、公式サイトと非公式サイト（いわゆる勝手サイトと呼ばれるもの）の２種類がある。本来的には全てのコンテンツやサービスが公式サイトとされれば問題はないが、キャリア側の認証が難しく、時間を要するため全てが公式サイトとされ得ることが困難である。

　ちなみに、電話会社が実施していた有料サービスのダイヤルＱ２でも同様にコンテンツホルダーやサービス先を束ねたサービス展開となっている。これは、電話会社の通信回線を勝手に使用させないためである。そのため、電話会社が良しとしないサービス（風俗系）等は、電話会社側より勝手にサービスを中断することが可能である。

　その一方で、インターネットはそのようなことを行わず、発信者とユーザの自由な取引によりｗｅｂサイトの判断がされている。この場合、ユーザが一定の判断を行いながらサービスを享受することが前提であり、その方法の一つに紙メディアとの連携を基本に、サービス情報は紙メディアから入手してサービスサイトにジャンプするかしないかを判断することとなる。これらのサービスは、キャリアにコントロールされず、発信者とユーザ間の信頼関係により運営されるため、結果的に、どのような業態の企業でも参加可能となる。

　また、携帯電話３０を使用するブラウザフォン・ユーザにとっては、ＵＲＬを入力してのアクセス、電子メールに付与されているＵＲＬを選択してのアクセス（ｗｅｂ　ｔｏ）、番号や漢字に置換され情報を特定のページに入力してのアクセスも不要となる。

　携帯端末としての携帯電話３０は、撮像素子であるＣＣＤを搭載したカメラを用いての撮影機能を有しているものであり、ＣＣＤ読取部３１、デコード部３２、ブラウザフォン機能部３３、記憶部３４、制御部３５を備えている。

　ＣＣＤ読取部３１は、ＣＣＤカメラによって撮影された画像情報を読取るものである。ここで、画像情報としては、撮像素子にて撮影可能であれば静止画や動画の何れであってもよい。本実施の形態では、たとえば雑誌等の印刷物５０に印刷されている２次元コード情報としてのたとえばＱＲコード５１を抽出して読取るものとする。ＣＣＤ読取部３１によって読取られたＱＲコード５１は、一旦、記憶部３４に格納される。

　デコード部３２は、ＣＣＤ読取部３１によって読取られたＱＲコード５１をデコードするものである。ＱＲコード５１をデコードする際は、解読ソフトであるＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが用いられる。このＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションは、コード発行管理サーバ１１へのアクセスによりダウンロードすることができる。ダウンロードされたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションは、記憶部３４に格納される。

　ブラウジング機能部としてのブラウザフォン機能部３３は、所定の制御プログラムに従い、デコード部３２によってデコードされたｗｅｂアドレスに基づいてｗｅｂページへのアクセスを行うとともに、アクセス先からの詳細情報をたとえばパケットで受取ると、その詳細情報を携帯電話３０の画面に表示させるようになっている。また、ブラウザフォン機能部３３は、ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードを行うようになっている。

　記憶部３４には、ＣＣＤ読取部３１によって読取られたＱＲコード５１、ダウンロードされたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーション等が格納される。制御部３５は、所定の制御プログラムに従って、各部の動作を制御するものである。

　次に、このような構成の２次元コード情報を用いた情報提供システムにおける情報提供方法について説明する。

　まず、図２に示すように、携帯電話３０のＣＣＤカメラにより、雑誌等の印刷物５０に印刷されている２次元コード情報としてのたとえばＱＲコード５１が撮影されると（ステップ２０１）、ＣＣＤ読取部３１によりその撮影されたＱＲコード５１が読取られる（ステップ２０２）。

　ＣＣＤ読取部３１により読取られたＱＲコード５１は、一旦、記憶部３４に格納される（ステップ２０３）。ＱＲコード５１が記憶部３４に格納されると、デコード部３２によるＱＲコード５１のデコードが実行される。このとき、記憶部３４からＱＲコード５１をデコードするための解読ソフトであるＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが呼出されることで、ＱＲコード５１のデコードが実行されるが、制御部３５により、記憶部３４にＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納されていないと判断されると（ステップ２０４）、制御部３５からの指示によりブラウザフォン機能部３３がコード発行管理サーバ１１へアクセスすることで、ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードが行われる（ステップ２０５）。ダウンロードされたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションは、記憶部３４に格納される（ステップ２０６）。

　このようにしてＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが得られると、デコード部３２によりＱＲコード５１がデコードされる（ステップ２０７）。このとき、ＱＲコード５１のデコードによってｗｅｂアドレスが得られるため（ステップ２０８）、ブラウザフォン機能部３３により、そのｗｅｂアドレスに基づいてのｗｅｂページへのアクセスが行われる（ステップ２０９）。そして、アクセス先からの詳細情報をたとえばパケットで受取ると（ステップ２１０）、その詳細情報は携帯電話３０の画面に表示される（ステップ２１１）。

　このように、第１の実施の形態では、コード発行サーバシステム１０により、インターネット４０を介しての依頼に応じて２次元コード情報の発行が行われ、広告主サーバシステム２０により、発行された２次元コード情報がインターネット４０を介して受取られるとともに、受取られた２次元コード情報が広告主サーバ２１によって管理され、ＣＣＤカメラを用いての撮影機能を有している携帯電話３０により、２次元コード情報が撮影されるとともに、撮影された２次元コード情報に含まれるｗｅｂアドレスが取得され、取得されたｗｅｂアドレスを用いてインターネット４０を介しｗｅｂページへのアクセスが行われ、広告主サーバシステム２０により、携帯電話３０からのアクセスに応じて携帯電話３０へ情報がインターネット４０を介して提供されるようにした。

　これにより、従来のように、コンテンツ提供者は自己のｗｅｂアドレスが携帯電話会社（いわゆるキャリア）の認定によりキャリアのサービスのメニュー内に登録されなくても、コード発行サーバシステム１０により発行された２次元コード情報を、上述した広告、自社パンフレット、折込チラシ、ＯＯＨメディア、ＰＯＰ、チケット、切符、名刺、タグ等の配布物に印刷して配布することができるので、多くのブラウザフォン・ユーザに対し、インタラクティブ・メディアへの誘引を容易に実現することができる。

　一方、携帯電話３０を使用する多くのブラウザフォン・ユーザは、配布物に印刷されている２次元コード情報を携帯電話３０に搭載されているＣＣＤカメラによって撮影することで、所望のｗｅｂページへのアクセスを行うことができるので、従来のように、コンテンツ提供者の独自のＵＲＬの入力等が不要となり、インタラクティブ・メディアへのアクセスを極めて容易かつ確実に実行することができる。

（第２の実施の形態）
　図３は、図１のコード情報を用いた情報提供システムの構成を変えた第２の実施の形態を示す図、図４〜図５は、図３のコード情報を用いた情報提供システムの動作を説明するための図である。なお、以下に説明する図において、図１と共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。

　図３に示す２次元コード情報を用いた情報提供システムでは、たとえば広告主サーバシステム２０に公開キー管理サーバ２２及び秘密キー管理サーバ２３が備えられている。

　公開キー管理サーバ２２は、２次元コード情報としてのたとえばＱＲコード５１の暗号化部分をデコードするための公開キーを管理するものであるが、その公開キーについては後述する。秘密キー管理サーバ２３は、コード発行サーバシステム１０側で発行されるＱＲコード５１の暗号化部分を生成する際に用いられる秘密キーを管理するものである。

　ここで、コード発行サーバシステム１０側で発行されるＱＲコード５１には、たとえば図４に示すように、公開部分と暗号化部分とを持たせるようにしている。ＱＲコード５１の公開部分には、たとえば広告主サーバシステム２０側の自ＩＰアドレス等の公開情報が含まれている。また、ＱＲコード５１の暗号化部分には、たとえば暗号化されたｗｅｂアドレス等の必要情報が含まれている。ＱＲコード５１の暗号化部分を生成するに際しては、上記の秘密キーが用いられるようになっている。なお、ＱＲコード５１の暗号化部分には、ＣＧＩ（Ｃｏｍｍｏｎ　Ｇａｔｅｗａｙ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）等のタグ情報を持たせるようにすることもできる。この場合、広告主サーバシステム２０がｗｅｂからの要求に応じた処理を行うとともに、その処理による情報を携帯電話３０側に提供することができる。

　ここで、ユーザにジャンプさせたいＵＲＬ情報は数列変換してＱＲコード５１にエンコードされる。ＵＲＬ情報を変換する際の情報として２種類の情報を変換する。一つは、公開部分のサービス先管理ＩＰアドレスである。もう一つは、暗号化された部分の必要情報である。具体的には、「ある流通先が自社コンテンツを自社サイトでモバイルＥＣでのサービスを実施している場合」、このサービスを情報を集積しているサービス先管理ＩＰアドレス（公開部分：２３４７６９８７）、サービスを実施しているモバイルＥＣサイトのアドレスは、「ｗｗｗ．ｍ−ｓｅｒｖｉｃｅ．ｃｏｍ／ｍｅｃ／ｉｎｄｅｘ．ｔｈｍｌ」とする。この例では、ＱＲコード情報よりサービス先管理ＩＰアドレスの「２３４７６９８７」とＣＧＩのタグ情報を携帯電話３０内でデコードする。

　次に、サービス先管理ＩＰアドレスの「２３４７６９８７」へジャンプする。ここでは、秘密キーを受け取って入手し、サービスを実施しているモバイルＥＣサイトのアドレス「ｗｗｗ．ｍ−ｓｅｒｖｉｃｅ．ｃｏｍ／ｍｅｃ／ｉｎｄｅｘ．ｔｈｍｌ」を得て、サービス先へジャンプする。

　まず、図５に示すように、たとえば広告主からの依頼に応じてコード発行サーバシステム１０側でＱＲコード５１が発行されるとき、秘密キー管理サーバ２３からの秘密キーが受取られる（ステップ５０１）。この秘密キーを用いることで、ＱＲコード５１の文字列の一部分を暗号化した暗号化部分が生成される（ステップ５０２）。その暗号化部分が生成されることで、公開部分と暗号化部分とを有したＱＲコード５１が発行される（ステップ５０３）。発行されたＱＲコード５１は、雑誌等の印刷物５０に印刷されて広く配布される。

　一方、携帯電話３０のＣＣＤカメラにより、雑誌等の印刷物５０に印刷されているＱＲコード５１が撮影されると（ステップ５０４）、ＣＣＤ読取部３１によりその撮影されたＱＲコード５１が読取られる（ステップ５０５）。ＣＣＤ読取部３１により読取られたＱＲコード５１は、一旦、記憶部３４に格納される（ステップ５０６）。ＱＲコード５１が記憶部３４に格納されると、デコード部３２によるＱＲコード５１のデコードが実行される。このとき、記憶部３４からＱＲコード５１をデコードするための解読ソフトであるＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが呼出されることで、ＱＲコード５１のデコードが実行されるが、記憶部３４にＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納されていない場合には（ステップ５０７）、上述したように、コード発行管理サーバ１１へのアクセスによりＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードが行われる（ステップ５０８）。ダウンロードされたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションは、記憶部３４に格納される（ステップ５０９）。

　このようにしてＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが得られると、デコード部３２によりＱＲコード５１の公開部分がデコードされる（ステップ５１０）。このとき、ＱＲコード５１のデコードによって、図４に示したたとえば広告主サーバシステム２０側の自ＩＰアドレスが得られるため（ステップ５１１）、ブラウザフォン機能部３３により、そのＩＰアドレスに基づいての電子メールによる送信が行われる（ステップ５１２）。

　このとき、広告主サーバシステム２０の秘密キー管理サーバ２３の応答により、アクセスのあった携帯電話３０に対して秘密キーを添付した電子メールが返信される（ステップ５１３）。

　携帯電話３０側では、その秘密キーを受取ると、記憶部３４に格納されているＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションにより、図４に示したＱＲコード５１の暗号化部分がデコードされる（ステップ５１４）。ここでは、その暗号化部分からデコードによってｗｅｂアドレスが得られると（ステップ５１５）、ブラウザフォン機能部３３により、そのｗｅｂアドレスに基づいてのｗｅｂページへのアクセスが行われる（ステップ５１６）。そして、アクセス先からの詳細情報をたとえばパケットで受取ると（ステップ５１７）、その詳細情報は携帯電話３０の画面に表示される（ステップ５１８）。

　このように、第２の実施の形態では、２次元コード情報に公開部分と暗号化部分とを設けるようにし、暗号化部分のデコードは２次元コード情報の発行を依頼した広告主サーバシステム２０側の秘密キー管理サーバ２３から得られる秘密キーによって行われるため、広告主サーバシステム２０からの各種情報の提供が公開部分のＩＰアドレスに基づいてのアクセスのあった携帯電話３０に対して確実に行われる。

　また、アクセスのあった携帯電話３０に対してのみ各種情報の提供が行われるため、アクセスのあった携帯電話３０の管理が容易となるばかりか、セキュリティーの構築も容易であり、しかも不正使用の排除も容易に実現することができる。

　なお、第２の実施の形態では、携帯電話３０側での暗号化部分のデコードが、秘密キー管理サーバ２３から得られる秘密キーによって行われるようにした場合について説明したが、この例に限らず、携帯電話３０側からＩＰアドレスに基づいての電子メールによる送信が行われる際、その電子メールに暗号化部分が添付されるようにし、秘密キー管理サーバ２３からはその暗号化部分のデコードされた情報が携帯電話３０側へ返信されるようにすることもできる。

　また、第２の実施の形態では、２次元コード情報の暗号化部分にｗｅｂアドレスが記載されている場合について説明したが、この例に限らず、その暗号化部分に、ｃｇｉ、ＳＳＩ、ＡＳＰ等のタグを記載することもできる。この場合には、それらのタグによって広告主サーバシステム２０から提供される各種情報のバリエーションを広げることも可能となるばかりか、どのような業態の企業でも参加しやすく、また新規ビジネス創出が促されやすい環境を提供することができる。

　また、第２の実施の形態では、たとえば秘密キー管理サーバ２３に、秘密キーの有効日時情報を設定することで、コード自体の有効期限を設けることができるため、たとえば雑誌のバックナンバーに掲出されたコード情報からのアクセス、さらには懸賞などへの応募アクセスに有効期間の制限も容易に行うことができる。また、公序良俗に反するようなコンテンツに紐付けられたコード情報をリリースされてしまった場合、もしくは何かの不正手続で発行されたコード情報をリリースされてしまった場合、その情報に対応する秘密キーを秘密キー管理サーバ２３側で不対応化もしくは破棄してしまうことで、不正使用を防止することもできる。なお、以上の各実施の形態では、２次元コード情報をＱＲコードとした場合について説明したが、この例に限らず、水平と垂直方向の２次元方向に情報を持つ他のコードを用いることができる。

　また、以上の各実施の形態では、ＣＣＤカメラを用いての撮影機能を有している携帯電話３０により、２次元コード情報を撮影する場合について説明したが、この例に限らず、ブルートゥース等のように無線にてコード情報を解読する機能を携帯電話３０に持たせるようにすることも可能である。この場合、携帯電話３０へのＣＣＤカメラの搭載を不要とすることができる。

　また、以上の各実施の形態では、２次元コード情報として単一のＱＲコード５１を用いた場合について説明したが、この例に限らず、図６に示すように、ＱＲコード５１にビットマップ情報を付加するようにすることもできる。

　つまり、図６（ａ）のように、ビットマップ情報を、アプリの内容を説明するためのアイコン５１ａとして付加することもできる。この場合には、ＱＲコード５１の内容であるＷｅｂアドレスやメールのアドレスなどの情報を携帯電話３０に読込むとともに、ビットマップ情報も読込みむ。携帯電話３０の操作画面にてＱＲコード５１の内容の情報を参照するときに、読込んだアイコン５１ａのビットマップ情報も併せて表示することで、その内容を視覚的に示すようにすることができる。

　また、図６（ｂ）のように、ビットマップ情報を矩形状画像５１ｂとして付加することもできる。また、矩形状画像５１ｂには、Ａ社、Ｂ社のコンソーシアムが示されている。この場合には、矩形状画像５１ｂの形状を認証キーとすることができ、矩形状画像５１ｂの形状が規定のものでなければＡ社、Ｂ社のコンソーシアムへのアクセスが行われないようにすることができ、セキュリティーの面で有効なものとなる。

　また、図６（ｃ）のように、ビットマップ情報をアプリ切替画像５１ｃとして付加することもできる。つまり、アプリ切替画像５１ｃを、たとえばメモ用紙のアイコン、名刺のアイコン、棚卸のアイコン等とすることにより、ＱＲコード５１で起動するたとえばメモ情報ソフト、名刺情報ソフト、棚卸ソフト等のアプリの切替えを行うことができる。

　ビットマップ情報として、図６（ｄ）のように、他のバーコード５１ｄを付加することもできる。ＱＲコード５１とは別に、このバーコード５１ｄの情報を読込み、この情報に基づいてＱＲコード５１の読込み時、あるいは読込み後のアプリの動作を変更することができる。たとえばＱＲコード５１を読込んだ際の確認音を変えたりすることができる。このバーコード５１ｄはＱＲコードであってもよい。

　また、図６（ｅ）のように、ビットマップ情報を拡張ＱＲコード５１ｅとして付加することもできる。この場合には、ＱＲコード５１に広告自体の情報を持たせ、拡張ＱＲコード５１ｅに広告が載っていた印刷物の情報を持たせるようにすることができる。このように、情報をＱＲコード５１と拡張ＱＲコード５１ｅとに分けるようにすることで、情報量が多い場合であっても、ＱＲコード５１又は拡張ＱＲコード５１ｅの読みとり速度を速くすることが可能となる。

　また、図７に示すように、ＱＲコード５１を囲む矩形線５１ｆの色を変えることで、それぞれのビットマップ情報の機能を切り替えるようにすることもできる。また、ＱＲコード５１を囲むか、あるいは周囲に配置する矩形線等の図形５１ｆにより、ＱＲコード５１と関係付けたビットマップ情報の領域を明示するとともに、その図形５１ｆの色又は形状、あるいはその両方を変えることにより、それぞれのビットマップ情報の機能を切替えるようにすることもできる。

　なお、本実施の形態での情報提供の具体例としては、たとえば「携帯電話を使用した音楽試聴サービス」がある。これは、タウン情報誌の音楽欄に紹介されている新譜情報の横に印刷されたＱＲコード５１を携帯電話３０で撮影すると、携帯電話３０内では撮影したＱＲコード５１をデコードし、たとえばサービスアクセス番号”４５９８４５２１”を入手し、情報提供サーバ”４５９８４５２１”へアクセスし、秘密キーを受取って音楽試聴サービス先へアクセスする。音楽試聴サービスへアクセスすると、試聴したかった音楽がサーバより携帯電話３０へ流れるようなサービスである。

　また、たとえば「モバイルコマースを使用したチケット購入サービス」がある。これは、たとえば新聞の広告欄に紹介されている劇場のチケットを予約するために広告内に印刷されたＱＲコード５１を携帯電話３０で撮影すると、携帯電話３０内では撮影したＱＲコード５１をデコードし、たとえばサービスアクセス番号”１２３４５６７８”を入手し、情報提供サーバ”１２３４５６７８”へアクセスし、秘密キーを受取ってチケット予約サービス先へアクセスするようなサービスである。また、チケット予約サービスへアクセスすると、希望日情報などを入力することで、希望するチケット予約が携帯電話３０で可能となる。

　また、以上の各実施の形態では、携帯電話３０側のデコード部３２によりＱＲコード５１のデコードが実行されるようにした場合について説明したが、この例に限らず、デコードすべきＱＲコード５１をたとえばコード発行サーバシステム１０へ送信し、コード発行サーバシステム１０側でデコードしたＱＲコード５１の情報を受取るようにすることもできる。この場合、携帯電話３０側にはデコード部３２が不要となる。

　ＰＤＡ等の小型の携帯用端末にも適用可能である。

本発明のコード情報を用いた情報提供システムの第１の実施の形態を示す図である。図１のコード情報を用いた情報提供システムにおける情報提供方法を説明するためのフローチャートである。図１のコード情報を用いた情報提供システムの構成を変えた第２の実施の形態を示す図である。図３のコード情報を用いた情報提供システムの動作を説明するための図である。図３のコード情報を用いた情報提供システムの動作を説明するためのフローチャートである。図１のコード情報の構成を変えた場合を説明するための図である。図１のコード情報の構成を変えた場合を説明するための図である。

符号の説明

　１０　コード発行サーバシステム
　１１　コード発行管理サーバ
　２０　広告主サーバシステム
　２１　広告主サーバ
　２２　公開キー管理サーバ
　２３　秘密キー管理サーバ
　３０　携帯電話
　３１　ＣＣＤ読取部
　３２　デコード部
　３３　ブラウザフォン機能部
　３４　記憶部
　３５　制御部
　４０　インターネット
　５０　印刷物
　５１　ＱＲコード
　５１ａ　アイコン
　５１ｂ　矩形状画像
　５１ｃ　アプリ切替画像
　５１ｄ　バーコード
　５１ｅ　拡張ＱＲコード
　５１ｆ　矩形線

Claims

　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、
　前記コード情報を読取り、前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、
　前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　前記携帯端末は、前記情報提供サーバから前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行する
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供システム。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、
　前記コード情報を読取り、前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、
　前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　前記携帯端末は、前記情報提供サーバからダウンロードしたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションを用いて前記コード情報の読取りを行うとともに、前記情報提供サーバへのアクセスによって取得した前記秘密キーにより前記暗号化部分を読取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行する
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供システム。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、
　撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報を撮影し、前記撮影されたコード情報をデコード部によってデコードし、そのデコードしたコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、
　前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　前記携帯端末は、前記アクセスとともに、前記コード情報に含まれる暗号化部分を送信し、
　前記情報提供サーバは、前記暗号化部分を前記秘密キーを用い、デコードして前記携帯端末に返信し、
　前記携帯端末は、前記情報提供サーバから前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行する
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供システム。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとを管理する情報提供サーバと、
　前記コード情報をデコードするためのＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションの提供を行うコード発行管理サーバと、
　撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報を撮影し、前記撮影されたコード情報をデコードし、そのデコードしたコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報を取得し、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し前記情報提供サーバへのアクセスを行う携帯端末とを備え、
　前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　前記携帯端末は、
　前記情報提供サーバからダウンロードした前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納される記憶部と、
　前記撮影されたコード情報を前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションにより抽出して読取る読取部と、
　前記読取部によって読取られた前記コード情報を前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションによりデコードするデコード部と、
　所定の制御プログラムに従って、各部の動作を制御する制御部とを有し、
　前記デコードされたアクセス情報に基づき、前記情報提供サーバへアクセスして前記秘密キーを受取り、前記デコード部が前記秘密キーを用いて前記暗号化部分をデコードし、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションを実行する
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供システム。
　前記公開部分及び前記情報提供サーバが管理している秘密キーを用いた暗号化部分を有する前記コード情報の発行を行うコード発行サーバを備えることを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記携帯端末は、前記アクセス情報を用いてのアクセス機能とアクセス先からの詳細情報を表示させる機能とを有するブラウジング機能部を有し、
　前記制御部は、前記デコード部により前記コード情報のデコードが行われる際、前記記憶部に前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納されていないと判断すると、前記ブラウジング機能部に対し、前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードを指示することを特徴とする請求項４に記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記コード情報の公開部分にはＩＰアドレスが記載され、前記暗号化部分には前記ＩＰアドレスに紐付けられた情報が記載されていることを特徴とする請求項１〜６の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記コード情報は、少なくとも２次元コードであることを特徴とする請求項１〜７の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を説明するためのアイコンであることを特徴とする請求項１〜８の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記ビットマップ情報は、情報を提供する側のコンソーシアムを示す矩形状画像であることを特徴とする請求項１〜８の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記ビットマップ情報は、メモ情報ソフト、名刺情報ソフト、棚卸ソフト等のアプリの切替えを行うことができるアプリ切替画像であることを特徴とする請求項１〜８の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記ビットマップ情報は、前記コード情報の読込み時、あるいは読込み後のアプリの動作を変更することができるバーコード又はＱＲコードであることを特徴とする請求項１〜８の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を補完する拡張ＱＲコードであることを特徴とする請求項１〜８の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記コード情報を囲む矩形線の色を変えることで、それぞれのビットマップ情報の機能が切り替えられることを特徴とする請求項１〜１３の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　前記コード情報の周囲には、色又は形状、あるいはその両方を変えることにより、それぞれのビットマップ情報の機能を切替える図形が設けられていることを特徴とする請求項１〜１４の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供システム。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、
　前記コード情報が読取られ、前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程とを有し、
　前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行される
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供方法。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、
　前記コード情報が読取られ、前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程とを有し、
　前記コード情報は、所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　ダウンロードされたＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションを用いて前記コード情報の読取りが行われるとともに、前記アクセスによって取得した前記秘密キーにより前記暗号化部分が読取られ、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行される
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供方法。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、
　撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報が撮影され、前記撮影されたコード情報がデコード部によってデコードされ、そのデコードされコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程とを有し、
　前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
　前記アクセスとともに、前記コード情報に含まれる暗号化部分が送信され、
　前記暗号化部分が前記秘密キーを用い、デコードして返信され、
　前記秘密キーによってデコードされた前記暗号化部分の情報を受取り、前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行される
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供方法。
　公開部分及び秘密キーによって生成された暗号化部分を有するコード情報と前記秘密キーとが管理される工程と、
　前記コード情報をデコードするためのＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションの提供が行われる工程と、
　撮像素子を用いての撮影機能により前記コード情報が撮影され、前記撮影されたコード情報がデコードされ、そのデコードされたコード情報に含まれる前記公開部分のアクセス情報が取得され、そのアクセス情報を用いてネットワークを介し情報提供サーバへのアクセスが行われる工程と、
　記憶部により、ダウンロードされた前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納される工程と、
　読取部により、前記撮影されたコード情報が前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションにより抽出して読取られる工程と、
　デコード部により、前記読取られたコード情報が前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションによりデコードされる工程と、
　前記デコードされたアクセス情報に基づき、前記情報提供サーバへアクセスして前記秘密キーが受取られる工程と、
　前記秘密キーを用いて前記暗号化部分がデコードされる工程とを有し、
　前記公開部分のアクセス情報はキャリアにコントロールされないものであり、また前記コード情報は所定のコードとこの所定のコードに付随するビットマップ情報とからなり、
前記暗号化部分の情報及び前記ビットマップ情報に応じたアクションが実行される
　ことを特徴とするコード情報を用いた情報提供方法。
　前記公開部分及び前記管理されている秘密キーを用いた暗号化部分を有する前記コード情報の発行が行われる工程を有することを特徴とする請求項１６〜１９の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　アクセス先からの詳細情報が表示される工程と、
　前記デコード部により前記コード情報のデコードが行われる際、前記記憶部に前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションが格納されていないと判断されると、前記ＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーションのダウンロードが指示される工程を有することを特徴とする請求項１９に記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記コード情報の公開部分にはＩＰアドレスが記載され、前記暗号化部分にはｗｅｂアドレスが記載されていることを特徴とする請求項１６〜２１の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記コード情報は、少なくとも２次元コードであることを特徴とする請求項１６〜２２の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を説明するためのアイコンであることを特徴とする請求項１６〜２１の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記ビットマップ情報は、情報を提供する側のコンソーシアムを示す矩形状画像であることを特徴とする請求項１６〜２１の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記ビットマップ情報は、メモ情報ソフト、名刺情報ソフト、棚卸ソフト等のアプリの切替えを行うことができるアプリ切替画像であることを特徴とする請求項１６〜２１の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記ビットマップ情報は、前記コード情報の読込み時、あるいは読込み後のアプリの動作を変更することができるバーコード又はＱＲコードであることを特徴とする請求項１６〜２１の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記ビットマップ情報は、前記コード情報の内容を補完する拡張ＱＲコードであることを特徴とする請求項１６〜２１の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記コード情報を囲む矩形線の色を変えることで、それぞれのビットマップ情報の機能が切り替えられることを特徴とする請求項１６〜２８の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　前記コード情報の周囲には、色又は形状、あるいはその両方を変えることにより、それぞれのビットマップ情報の機能を切替える図形が設けられていることを特徴とする請求項１６〜２９の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法。
　請求項１６〜３０の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法を実行することを特徴とするプログラム。
　請求項１６〜３０の何れかに記載のコード情報を用いた情報提供方法を実行するプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。