JP2004136870A - チルトステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

  【課題】2次衝突時に、ステアリングコラムが確実に収縮することのできる安価なチルトステアリング装置を提供すること。
  【解決手段】チルトステアリング装置1は、車体に固定されるアッパ固定ブラケット14と、ステアリングコラム6に固定されるアッパコラムブラケット8と、U字状の連結部材29を含む操作レバーユニット21とを備えている。アッパコラムブラケット8の一対の側板7は、ステアリングコラム6の両側方に離隔して相対向するように配置されている。一対のボルト20は、両ブラケット8,14の対応する側板7,13のボルト挿通孔11,縦長案内孔17にそれぞれ挿通され、ステアリングコラム6の軸中心近傍の両側方に配置されている。各ボルト20の先端32は、連結部材29の一対の腕部33の他端部33bに、各ボルト20と対応して設けられるナット28と結合される。
  【選択図】      図2

Description

 本発明は、チルトステアリング装置に関する。
 チルトステアリング装置には、一対の側板を有し、車体に固定される固定ブラケットと、一対の側板を有し、ステアリングホイールを支持するステアリングコラムに固定されるコラムブラケットと、固定ブラケットおよびコラムブラケットの側板同士を挟持するためのロック機構とを有するものがある。
 このチルトステアリング装置は、ロック機構により固定ブラケットとコラムブラケットとが挟持されることでチルトロックが達成され、この挟持を解除することでチルトロックが解除される。
 ロック機構は、通常、上記両ブラケットの両側板を貫通するボルトを有している。このボルトは、ステアリングコラムと干渉しないように、ステアリングコラムの上方、または下方に配置されている。
 また、ステアリングコラムは軸方向に収縮可能に構成されており、2次衝突時、ステアリングコラムに軸方向の荷重が作用すると、ステアリングコラムが収縮して運転者に与える衝撃を緩衝するようになっている。
 しかし、ロック機構のボルトがステアリングコラムの上方、または下方に配置されているため、2次衝突時、ステアリングコラムに軸方向の荷重が作用すると、ロック機構のボルトを中心とする曲げモーメントがステアリングコラムに発生してしまう。このため、ステアリングコラムを軸方向に確実に収縮させることが困難であった。
 そこで、ボルトを中心とする曲げモーメントがステアリングコラムに発生することを防止するために、ステアリングコラムの軸中心の左右両側方に一対のボルトを配置するステアリング装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。これら各ステアリング装置には、ステアリングコラムの左右両側方の一方に、上記一対のボルトの一方を含むロック機構が設けられている。このロック機構によって、ステアリングコラムの左右両側方にそれぞれ配置される両ブラケットの側板同士の挟持および挟持の解除を行うようになっている。
特開2001−191927号公報。 特開平8−230689号公報。
 しかしながら、ステアリングコラムの左右両側方の一方にのみロック機構を設ける構成では、両ブラケットの側板同士を挟持する力を十分に確保できない虞がある。すなわち、2次衝突時、コラムブラケットの側板が固定ブラケットの側板に対して動いてしまい、ステアリングコラムが振れを生じて軸方向に収縮し難くなる虞がある。
 一方、ロック機構のボルトを中心とする曲げモーメントの影響を低減するために、固定ブラケットやコラムブラケットの剛性を高めることも考えられるが、この場合、装置が大型化すると共に、部品コストおよび組立コストの増加により製造コストが高くなってしまい、現実的ではない。
 本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、装置を大型化することなく、2次衝突時にステアリングコラムが確実に収縮することのできる安価なチルトステアリング装置を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するため、本発明は、何れか一方が車体に固定されると共に他方がステアリングコラムに固定される第1および第2のブラケットを備えるチルトステアリング装置において、上記第1および第2のブラケットの各側板にそれぞれ形成される挿通孔と、第1および第2のブラケットの対応する側板の挿通孔にそれぞれ挿通され、ステアリングコラムの軸中心近傍の両側方に配置される互いに逆ねじの一対のボルトと、一対のボルトの先端にそれぞれねじ結合する一対のナットと、上記一対のボルトおよび一対のナットの何れか一方を一体回動可能に連結するU字状の連結部材、並びに他方の回動を規制する回動規制部材と、上記連結部材を介して各ボルトと対応するナットを相対回動させて、各ボルトと対応するナットとの間に第1および第2のブラケットの対応する側板を解除可能に挟持させることのできるチルトレバーとをさらに備え、第1および第2のブラケットの何れか一方の各側板の挿通孔は円弧状の縦長に形成されて、チルト調節時に対応するボルトを案内可能な縦長案内孔を含むことを特徴とするチルトステアリング装置を提供する。
 本発明によれば、各ボルトをステアリングコラムの軸中心近傍の両側方に配置することで、2次衝突時にボルトを中心としてステアリングコラムに発生する曲げモーメントを最小限にすることができ、ステアリングコラムを軸方向に確実に収縮させることが可能である。さらに、ステアリングコラムの両側方のそれぞれに両ブラケットの対応する側板同士をロックするための機構を有しているので、両ブラケットを強固に挟持でき、2次衝突時にコラムブラケットの側板が固定ブラケットの側板に対して動くことを確実に防止できる。その結果、ステアリングコラムの振れを防止してより確実に軸方向に収縮させることができる。さらに、ボルトを配置するためのスペースをステアリングコラムの上方または下方に設ける必要がないので、装置の上下方向の厚さをより薄くして小型化できる。その結果、2時衝突時、運転者の膝に装置が衝突する虞を低減することができる。また、剛性を確保するために固定ブラケットやコラムブラケットを大型化する必要がないので、コスト安価に本発明を実施することが可能である。
 本発明では、上記第1および第2のブラケットの他方の各側板の挿通孔は、ステアリングコラムの長手方向に沿って延び、テレスコピック調節時に対応するボルトを案内可能な横長案内孔を含む場合がある。この場合、横長案内孔を設ける簡易な構成で、コスト安価にテレスコピック調節を可能にすることができる。
 本発明では、上記一対のナット、連結部材およびチルトレバーが単一の部材により一体のユニットに構成される場合がある。この場合、よりコスト安価に本発明を実施することが可能である。
 本発明では、上記回動規制部材は、対応するナットと一体の係合凸部を含み、この係合凸部は、縦長案内孔および横長案内孔の何れか一方に相対摺動可能に嵌め合わされる場合がある。この場合、係合凸部を対応する案内孔に収容することで装置をより小型化することができる。
 以下には、図面を参照して、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
 図1は、本発明の一実施の形態におけるチルトステアリング装置の概略構成を示す一部破断側面図である。図1を参照して、チルトステアリング装置1は、ステアリングホイール2と、ステアリングシャフト3とを有している。ステアリングホイール2は、ステアリングシャフト3の一端4に、ステアリングシャフト3と一体回転可能に取り付けられている。ステアリングシャフト3の他端5には、ステアリングシャフト3と一体回転可能に連結される中間軸(図示せず)が連結されている。これにより、ステアリングホイール2の回転操作による回転力がステアリングシャフト3およびこの中間軸を介して、ピニオン、ラック軸等を含む舵取機構(図示せず)に伝達され、車輪を操向することが可能である。
 ステアリングシャフト3は、円筒形状のステアリングコラム6の内部に回転可能に収容されている。ステアリングコラム6には、第1のブラケットとしてのコラムブラケット53が固定されている。このコラムブラケット53は、一対の側板7(図1では一方の側板7のみ図示)を有しステアリングコラム6のアッパ側端部に配置されるアッパコラムブラケット8と、一対の側板9(図1では一方の側板9のみ図示)を有しステアリングコラム6のロア側端部に配置されるロアコラムブラケット10とを含んでいる。アッパコラムブラケット8の一対の側板7は、互いに対応する形状の円孔からなるボルト挿通孔11(図1では一方のボルト挿通孔11のみ図示)をそれぞれ有している。また、ロアコラムブラケット10の一対の側板9は、互いに対応する形状に穿孔された一対の挿通孔(図示せず)をそれぞれ有している。
 一方、自動車の車体12(一点鎖線で一部を図示)には、第2のブラケットとしての固定ブラケット54が固定されている。この固定ブラケット54は、一対の側板13(図1では一方の側板13のみ図示)を有するアッパ固定ブラケット14と、一対の側板15(図1では一方の側板15のみ図示)を有するロア固定ブラケット16とを備えている。
 アッパ固定ブラケット14の一対の側板13は、互いに対応する形状の挿通孔としての縦長案内孔17(図1では一方の縦長案内孔17のみ図示)をそれぞれ有している。縦長案内孔17は、円弧状の縦長に形成されている。また、ロア固定ブラケット16の一対の側板15は、互いに対応する形状の挿通孔18(図1では一方の挿通孔18のみ図示)を有している。
 ロアコラムブラケット10およびロア固定ブラケット16は、両ブラケット10,16の挿通孔を挿通するチルト中心軸19を介して互いに連結されている。
 アッパコラムブラケット8の一方の側板7のボルト挿通孔11と、アッパ固定ブラケット14の対応する一方の側板13の縦長案内孔17には、例えば六角ボルトからなる互いに逆ねじの一対のボルト20(図1では一方のボルト20の断面のみ図示)の一方が挿通されており、このボルト20によって各側板7,13が互いに連結されている。同様に、アッパコラムブラケット8の他方の側板7のボルト挿通孔11と、アッパ固定ブラケット14の対応する他方の側板13の縦長案内孔17には、一対のボルト20の他方(図1では図示を省略)が挿通され、このボルト20によって各側板7,13が互いに連結されている。
 これにより、ステアリングコラム6がチルト中心軸19を中心として、車体12に対して揺動(図1の白抜き矢符)可能に支持されると共に、チルト調節時に各縦長案内孔17が対応するボルト20を案内可能とされている。その結果、後述するガイド39の係合凸部37が縦長案内孔17内を摺動可能な範囲でチルト調節が可能となる。
 また、各ボルト20の先端には操作レバーユニット21がそれぞれ結合されており、操作レバーユニット21を回動操作することで、側板7および側板13の挟持または挟持の解除が行われる。
 図2は、アッパコラムブラケット8、アッパ固定ブラケット14および操作レバーユニット21周辺の分解斜視図である。
 図2を参照して、アッパコラムブラケット8は、一対の側板7の一端間を接続する天板部22を有している。天板部22の中央部に設けられる固定部23が、例えば溶接によりステアリングコラム6に固定されている。アッパコラムブラケット8の一対の側板7は、ステアリングコラム6の両側方に離隔して相対向するように配置されている。前述の一対のボルト挿通孔11は、ステアリングコラム6の軸の略中心の両側方に配置されて各ボルト20が、ステアリングコラム6の軸中心近傍の左右両側方に配置される。
 アッパ固定ブラケット14は、天板部24を有しており、この天板部24に、前述の一対の側板13が設けられている。天板部24のアッパ側(ステアリングホイール2側)の両端には、一対の切欠25が形成されており、この切欠25のそれぞれに係止片26が係合している。係止片26には、挿通孔27が形成されており、この挿通孔27に挿通されるボルトを車体側のボルト孔(図示せず)にボルト止めすることにより、アッパ固定ブラケット14が車体に固定される。
 2次衝突時、ステアリングコラム6にロア側に向けて衝撃荷重が作用した場合には、係止片26が破損して係止片26と天板部24との係合が解除される。これにより、アッパ固定ブラケット14等が車体12から離脱して、ステアリングコラム6をロア側に収縮できるようになっている。
 操作レバーユニット21は、単一の部材により一体のユニットに構成され、一対のボルト20の対応する先端32にそれぞれねじ結合する一対のナット28と、一対のナット28を一体回動可能に連結する連結部材29と、連結部材29を介して各ボルト20と対応するナット28を相対回動させて、各ボルト20と対応するナット28との間にアッパコラムブラケット8およびアッパ固定ブラケット14の対応する側板7,13を解除可能に挟持させることのできるチルトレバー30とを備えている。
 一対のナット28のねじ孔31はそれぞれ同一軸線上に配置され、それぞれ対応するボルト20の先端32とねじ結合できるようになっている。また、一対のナット28は、互いに逆ねじとなっており、ステアリングホイール2の正面から見て右側のナット28は、例えば左ねじからなるボルト20と係合可能となっており、左側のナット28は、例えば右ねじからなるボルト20と係合可能となっている。
 連結部材29は、ステアリングコラム6との干渉を回避するようにU字状をなしており、相対向する互いに平行な一対の腕部33と、これら腕部33の一端部33a間を連結する連結部34とを備える。一対の腕部33の他端部33bにナット28がそれぞれ一体に設けられている。これにより、連結部材29を回動操作すると、一対のナット28が一体回動する。
 チルトレバー30は、連結部材29の例えば連結部34の中央部からステアリングホイール2側に向けて延設されるレバーであり、連結部材29を介して一対のナット28を一体的に回動させるためのものである。チルトレバー30の先端部には、操作者が把持するためのつまみ部35が設けられている。操作者がチルトレバー30を回動操作すると、連結部材29を介して、一対のナット28が一体回動する。
 アッパ固定ブラケット14の各側板13の外側面に、対応するボルト20の回動を規制する回動規制部材としてのガイド39が沿わされている。このガイド39は、ボルト20の頭部36を受けるための座部40と、縦長案内孔17に相対摺動可能に嵌めあわされて係合する係合凸部37と、ボルト20を挿通するために座部40および係合凸部37を貫通して形成される円孔からなるボルト挿通孔38とを有している。
 座部40は、例えば円盤状に形成されており、座部40の表面45(図2では、一方の座部40の表面45のみ図示)が対応する側板13の外側面に当接している。これにより、座部40と当接したボルト20とナット28との係合により生じる締付力が、座部40を介して側板13に与えられるようになっている。
 座部40のもう一方の表面46(図2では、他方の座部40のもう一方の表面46のみ図示)は、ボルト挿通孔38に挿通されたボルト20の頭部36と当接しており、この表面46と頭部36の周縁とを例えば溶接して固定することにより、ガイド39とボルト20とは一体にされて相対回動不能となる。
 係合凸部37は、座部40の表面45から突設されている。係合凸部37は、縦長案内孔17の形状に対応する形状(断面円弧状)に形成されている。これにより、係合凸部37を縦長案内孔17に係合した場合、ガイド39およびボルト20の回動が規制されると共に、係合凸部37が縦長案内孔17内を摺動できるようになっている。
 図3および図4は、チルトステアリング装置1をステアリングホイール2側からみた一部破断正面図である。なお、ステアリングホイール2やステアリングシャフト3等は適宜省略して示している。図3は、チルトステアリング装置1がチルトロックされた状態を示しており、図4は、チルトステアリング装置1のチルトロックが解除された状態を示している。
 図3を参照して、各ガイド39の座部40からの係合凸部37の突出厚みは、アッパ固定ブラケット14の側板13の板厚より薄くされており、ボルト20とナット28との係合により生じる締付力の全てが、対応する側板13に与えられるようになっている。
 図3の右側から順に、ボルト挿通孔38,縦長案内孔17およびボルト挿通孔11にボルト20が挿通されており、ボルト20の先端32がナット28と結合している。同様に、図3の左側から順に、他方のボルト挿通孔38,縦長案内孔17およびボルト挿通孔11に他方のボルト20が挿通されており、この先端32が他方のナット28と結合している。これにより、各ナット28と対応するボルト20の頭部36との間に、両ブラケット8,14の対応する側板7,13および対応するガイド39の座部40が挟持されている。
 本チルトステアリング装置1の組立て時において、ガイド39の係合凸部37を縦長案内孔17に係合させ、ボルト20をナット28にねじ込んだ後、ガイド39のもう一方の表面46と、ボルト20の頭部36の周縁の所定部とを溶接部47にて溶接することで、各ボルト20が回動しないように止定されている。
 図4を参照して、チルトロックを解除するために、操作者がチルトレバー30を一方向(図1において時計回り)に回動操作すると、一対のナット28が一体回動し、対応するボルト20に対してそれぞれ相対回転する。これにより、各ボルト20の頭部36と、対応するナット28との間隔がそれぞれ拡がり、両ブラケット8,14の対応する側板7,13の挟持が解除され、側板7,13同士が相対移動可能となる。
 このように、本実施の形態によれば、各ボルト20をステアリングコラム6の軸中心近傍の左右両側方に配置することで、2次衝突時にボルト20を中心としてステアリングコラム6に発生する曲げモーメントを最小限にすることができ、ステアリングコラム6を軸方向に確実に収縮させることが可能である。さらに、ステアリングコラム6の両側方のそれぞれに両ブラケット8,14の対応する側板7,13同士をロックするための機構を有しているので、両ブラケット8,14を強固に挟持でき、2次衝突時にアッパコラムブラケット8の側板7がアッパ固定ブラケット14の側板13に対して動くことを確実に防止できる。その結果、ステアリングコラム6の振れを防止して軸方向により確実に収縮させることができる。さらに、ボルト20を配置するためのスペースをステアリングコラム6の上方または下方に設ける必要がないので、装置の上下方向の厚さをより薄くして小型化できる。その結果、2次衝突時、運転者の膝に装置が衝突する虞を低減することができる。また、剛性を確保するために固定ブラケット54やコラムブラケット53を大型化する必要がないので、コスト安価である。
 また、一対のナット28、連結部材29およびチルトレバ30ーを単一の部材により一体のユニットに構成することで、よりコスト安価にすることが可能である。
 なお、上記ステアリングコラム6の軸中心近傍は、一対のボルト20の軸心がステアリングコラム6と交叉する範囲を含む。
 図5(a)は、本発明の他の実施の形態の回り止め部材41の斜視図であり、図5(b)は、回り止め部材41を取り付けた状態のチルトステアリング装置1の要部の斜視図であり、図6は、図5(b)のII−II線に沿う断面図である。以下では、図1〜図4に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には図に同一の符号を付して説明を省略する。
 図5(a),(b)および図6を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、回動規制部材としての一対の板金製の回り止め部材41により、各ボルト20をそれぞれ回動不能に止定している点にある。図5(b)および図6において、各ボルト20を回動不能に止定するための構成はそれぞれ同様であるため、一方のボルト20を回動不能に止定するための構成のみを図示している。
 回り止め部材41はクランク形形状をなしており、第1の部分50と、第2の部分51と、第1の部分50および第2の部分51の一端間を接続する連結部52とを有している。
 第1の部分50および第2の部分51は、互いに平行な板状に形成されており、第1の部分50の一側面がガイド39の座部40の表面46に、第2の部分51の一側面がアッパコラムブラケット8の側板7の外側面に、それぞれ沿うようになっている。第2の部分51の他端には、固定ねじ42を挿通するためのねじ挿通孔43が形成されている。また、第1の部分50の他端には、ボルト20の頭部36の外形(六角形形状)に対応する形状の係合孔44が形成されている。係合孔44の形状は、ボルト20の頭部36の全周に対応する形状に限らず、頭部36の少なくとも一対の相対向する平坦面にそれぞれ係合できるものであれば良い。また、係合孔44の一部を切り欠いていても良い。
 アッパコラムブラケット8の一対の側板7は、ねじ挿通孔43に対応する位置にねじ孔48を有している。本チルトステアリング装置1の組立時において、各ガイド39の係合凸部37を、対応する縦長案内孔17にそれぞれ係合させ、各ボルト20を対応するナット28にねじ込んだ後、各回り止め部材41の係合孔44と、対応するボルト20の頭部36とをそれぞれ係合させる。次に、各固定ねじ42を、対応するねじ挿通孔43を通して、対応するねじ孔48にそれぞれねじ込み、各回り止め部材41をアッパコラムブラケット8の側板7にねじ止めする。
 このように、本実施の形態によれば、ボルト20がガイド39に溶接されておらず、固定ねじ42を取り外すことで回り止め部材41およびボルト20を容易に取り外すことができる。これにより、チルトステアリング装置1における分解、保守作業をより容易に行うことができる。
 なお、図1〜図4および図5〜図6に示す上記各実施の形態において、アッパ固定ブラケット14の一対の側板13の内側にアッパコラムブラケット8を配置し、アッパコラムブラケット8の内側に操作レバーユニット21を配置する構成として説明したが、これに限定されない。
 例えば、図7で示すように、アッパコラムブラケット8の天板部22をステアリングコラム6の下方に配置して、操作レバーユニット21の一対の腕部33の内側にアッパコラムブラケット8を配置すると共に、アッパコラムブラケット8の一対の側板7の内側にアッパ固定ブラケット14の一対の側板13を配置する構成であっても良い。
 さらに、図8に示すように、アッパコラムブラケット8の天板部22をステアリングコラム6の下方に配置して、操作レバーユニット21をステアリングコラム6の上方に配置する構成であっても良い。
 図9は、本発明のさらに他の実施の形態のチルトステアリング装置の要部の分解斜視図であり、図10は、チルトステアリング装置をステアリングホイール2側からみた一部破断正面図である。以下では、図1〜図4に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には図に同一の符号を付して説明を省略する。
 図9および図10を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、ステアリングホイール2の位置をステアリングコラム6の長手方向に調節するテレスコピック調節が可能とされている点にある。
 具体的には、アッパコラムブラケット8の各側板7に、ステアリングコラム6の長手方向に沿って延び、テレスコピック調節時に対応するボルト20を案内可能な挿通孔としての横長案内孔55が、前述のボルト挿通孔11に代えて形成されている。ステアリングコラム6は、軸方向に相対移動可能に嵌め合わされる一対の筒状部材を含み、これら筒状部材の一方がロア側に配置されて前述のチルト中心軸19に支持され、他方がアッパコラムブラケット8に固定されるようになっている。
 また、本実施の形態では、各ナット28が連結部材29と別体に形成されて回動規制部材56により回動規制されると共に、各ボルト20が連結部材29と一体回動可能に連結されている。具体的には、各ナット28は単品に形成され、アッパコラムブラケット8の対応する側板7の内側に配置されている。各ナット28は、対応する回動規制部材56の一側面56aに、例えば溶接により固定されて一体にされている。なお、各ナット28と回動規制部材56とを単一の部材により一体に形成しても良い。
 各回動規制部材56の他側面56bには、係合凸部57が突設されている。各係合凸部57は、横長案内孔55の形状に対応して例えば横長の板状に形成されており、対応する横長案内孔55に嵌め合わされている。これにより、各係合凸部57は、ステアリングコラム6の長手方向に関して対応する横長案内孔55と相対摺動可能となっている。また、各回動規制部材56には、ボルト20が挿通されるボルト挿通孔58が形成されている。
 連結部材29の一対の腕部33は、アッパ固定ブラケット14の各側板13を左右方向に挟むようにして配置され、各腕部33の一側面33cが対応する側板13の外側面に当接している。各腕部33の他端部33bには、ボルト20が挿通されるボルト挿通孔59が形成されている。各ボルト20は、対応するボルト挿通孔59、縦長案内孔17、横長案内孔55およびボルト挿通孔58に挿通され、対応するナット28に螺合されている。
 ボルト20の頭部36には、ボルト20を対応する腕部33に一体回動可能に連結する回り止め部材60が係合されている。この回り止め部材60は、各ボルト20を対応するナット28に締め付けた後にボルト20に係合される。各回り止め部材60の一端部には、ボルト20の頭部36に係合可能な複数の爪を周面に有する係合孔61が形成されており、この係合孔61がボルト20の頭部36に相対回動不能に嵌め合わされている。
 また、各回り止め部材60の他端部には円弧孔62が形成されて固定ねじ63が挿通されている。固定ねじ63は、連結部材29の対応する腕部33に形成されるねじ孔64にねじ込まれ、回り止め部材60を腕部33に固定している。円弧孔62は、ボルト20の締め付けトルクを微調整するときに、固定ねじ63を緩めて回り止め部材60をボルト20回りに微小回転させる際に用いられる。
 このように、本実施の形態によれば、横長案内孔55を設ける簡易な構成で、チルト調節に加えてテレスコピック調節をコスト安価に可能にすることができる。また、各回動規制部材56の係合凸部57を対応する横長案内孔55に収容することで、装置をより小型化することができる。
 図11は、本発明のさらに他の実施の形態のチルトステアリング装置の要部の分解斜視図であり、図12は、チルトステアリング装置をステアリングホイール2側からみた一部破断正面図である。以下では、図9および図10に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には図に同一の符号を付して説明を省略する。
 図11および図12を参照して、本実施の形態では、各回動規制部材56の係合凸部57が、アッパ固定ブラケット14の対応する側板13の縦長案内孔17に嵌め合わされるようになっている。具体的には、アッパコラムブラケット8の天板部22がステアリングコラム6の下方に配置されると共に、アッパ固定ブラケット14の側板13がアッパコラムブラケット8の対応する側板7の内側に配置され、各側板13の外側面が、対応する側板7の内側面に当接している。
 各回動規制部材56は、アッパ固定ブラケット14の対応する側板13の内側面に沿って配置されており、各係合凸部57が対応する縦長案内孔17に相対摺動可能に嵌め合わされている。この場合、各係合凸部57は、縦長案内孔17の形状に対応して例えば円弧状に形成されている。連結部材29の一対の腕部33は、アッパコラムブラケット8の各側板7の外側にそれぞれ配置され、各腕部33の一側面33cが対応する側板7の外側面に当接している。各ボルト20は、対応する腕部33のボルト挿通孔59、横長案内孔55、縦長案内孔17および回動規制部材56のボルト挿通孔58に挿通され、対応するナット28に螺合している。
 なお、本発明は上記各実施の形態に限定されない。
 例えば、図1〜図8に示す各実施の形態において、ボルト挿通孔11および縦長案内孔17をアッパコラムブラケット8およびアッパ固定ブラケット14の各側板7,13の何れに形成しても良い。また、図9〜図12に示す各実施の形態において、縦長案内孔17および横長案内孔55をアッパコラムブラケット8およびアッパ固定ブラケット14の各側板7,13の何れに形成しても良い。
 さらに、上記各実施の形態において、アッパコラムブラケット8の天板部22を、ステアリングコラム6の上方および下方の何れに配置しても良い。また、アッパコラムブラケット8の各側板7をアッパ固定ブラケット14の対応する側板13の内側および外側の何れに配置しても良い。さらに、連結部材29の一対の腕部33を、アッパコラムブラケット8およびアッパ固定ブラケット14の両側板7,13の内側および外側の何れに配置しても良い。さらにまた、ボルト20およびナット28の何れを回動不能としても良い。また、チルトレバー30を連結部材29の連結部34の端部や、一対の腕部33の何れか一方に設ける構成であっても良い。
 その他、本発明は請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
本発明の一実施の形態におけるチルトステアリング装置の概略構成を示す一部破断側面図である。 アッパコラムブラケット、アッパ固定ブラケットおよび操作レバーユニット周辺の分解斜視図である。 チルトステアリング装置をステアリングホイール側からみた一部破断正面図であり、チルトロックされた状態を示している。 チルトステアリング装置をステアリングホイール側からみた一部破断正面図であり、チルトロックが解除された状態を示している。 本発明の他の実施の形態を示しており、(a)は回り止め部材の斜視図であり、(b)はチルトステアリング装置の要部の斜視図である。 図5(b)のII−II線に沿う断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態のチルトステアリング装置の要部の模式図である。 本発明のさらに他の実施の形態のチルトステアリング装置の要部の模式図である。 本発明のさらに他の実施の形態のチルトステアリング装置の要部の分解斜視図である。 チルトステアリング装置をステアリングホイール側からみた一部破断正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態のチルトステアリング装置の要部の分解斜視図である。 チルトステアリング装置をステアリングホイール側からみた一部破断正面図である。
符号の説明
 1  チルトステアリング装置
 6  ステアリングコラム
 7  側板
 11 ボルト挿通孔
 12 車体
 13 側板
 17 縦長案内孔(挿通孔)
 20 ボルト
 21 操作レバーユニット
 28 ナット
 29 連結部材
 30 チルトレバー
 32 先端
 37 係合凸部
 39 ガイド(回動規制部材)
 53 コラムブラケット(第1のブラケット)
 54 固定ブラケット(第2のブラケット)
 55 横長案内孔(挿通孔)
 56 回動規制部材
 57 係合凸部

Claims (4)

  1.  何れか一方が車体に固定されると共に他方がステアリングコラムに固定される第1および第2のブラケットを備えるチルトステアリング装置において、
     上記第1および第2のブラケットの各側板にそれぞれ形成される挿通孔と、
     第1および第2のブラケットの対応する側板の挿通孔にそれぞれ挿通され、ステアリングコラムの軸中心近傍の両側方に配置される互いに逆ねじの一対のボルトと、
     一対のボルトの先端にそれぞれねじ結合する一対のナットと、
     上記一対のボルトおよび一対のナットの何れか一方を一体回動可能に連結するU字状の連結部材、並びに他方の回動を規制する回動規制部材と、
     上記連結部材を介して各ボルトと対応するナットを相対回動させて、各ボルトと対応するナットとの間に第1および第2のブラケットの対応する側板を解除可能に挟持させることのできるチルトレバーとをさらに備え、
     第1および第2のブラケットの何れか一方の各側板の挿通孔は円弧状の縦長に形成されて、チルト調節時に対応するボルトを案内可能な縦長案内孔を含むことを特徴とするチルトステアリング装置。
  2.  請求項1において、上記第1および第2のブラケットの他方の各側板の挿通孔は、ステアリングコラムの長手方向に沿って延び、テレスコピック調節時に対応するボルトを案内可能な横長案内孔を含むことを特徴とするチルトステアリング装置。
  3.  請求項1または2において、上記一対のナット、連結部材およびチルトレバーが単一の部材により一体のユニットに構成されることを特徴とするチルトステアリング装置。
  4.  請求項2において、上記回動規制部材は、対応するナットと一体の係合凸部を含み、この係合凸部は、縦長案内孔および横長案内孔の何れか一方に相対摺動可能に嵌め合わされることを特徴とするチルトステアリング装置。

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