JP2004133887A - 対話式患者データレポートの生成 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の余分なレポートを生成する必要がなく、利用者間で患者データの情報を共有することができる患者データレポート生成方法を提供する。
【解決手段】レポート表示形式を選択するステップと、患者データをレポート表示形式で表示するステップと、患者データに関連したデータフィーチャを選択するステップと、選択されたデータフィーチャを表示するステップと、オプションの選択されたデータフィーチャを編集或いは変更するステップとを含む患者データレポート生成方法。選択されたデータフィーチャは、拡大表示、ポップアップウィンドウ、別のハイパーリンクされた表次ページ、或いは別の表示形態によって表示できる。
【選択図】 図1
【解決手段】レポート表示形式を選択するステップと、患者データをレポート表示形式で表示するステップと、患者データに関連したデータフィーチャを選択するステップと、選択されたデータフィーチャを表示するステップと、オプションの選択されたデータフィーチャを編集或いは変更するステップとを含む患者データレポート生成方法。選択されたデータフィーチャは、拡大表示、ポップアップウィンドウ、別のハイパーリンクされた表次ページ、或いは別の表示形態によって表示できる。
【選択図】 図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、対話式の患者データレポートの生成に関する。
【背景技術】
【0002】
データベース即ちリポジトリの医療情報や患者情報を表示するソフトウエアアプリケーションは、従来から「キャンドレポーティング(canned reporting)」の概念を用いてきた。典型的なレポート生成セッションでは、レポートの内容を制御するために利用者が基準を設けた使用可能なレポートのリストから1或いは複数の事前に形式化されたレポートを利用者が選択する。次に患者情報が、選択されたレポートの事前に決定された形式でコンパイルされ、利用者に表示される。最終レポートが目的の特定の情報を含まなかったり、その目的の特定の情報が利用者に正確に示されていない場合は、全プロセスを繰り返して新しいレポートを生成しなければならない。
【0003】
このプロセスは、融通の利かない硬直したものであり、最終レポートに比較的マイナーな変更を加えるために複数の対話が必要となる場合が多い。最終レポートが生成されるまで解決すべき問題が何であるのか、利用者が分からない場合が多い。レポートが利用者の要求を満たしていない場合は、別のレポート、即ち完全に新しいレポートを生成しなければならない。レポートが生成されるまで、利用者はレポートにどのような問題が生じるか分からないため、目的のデータを最適に示すレポートを最終的に生成するためには、レポート生成のための複数のパスや対話が必要である。このような各パスでは、利用者がレポート生成の全プロセスを繰り返す必要がある。
【文献1】
米国特許第6,024,699号明細書
【文献2】
米国特許第5,960,403号明細書
【文献3】
米国特許第5,997,476号明細書
【文献4】
米国特許第5,935,060号明細書
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、データの解釈を単純化し、かつ直観的なレポートパラメータの選択を可能にし、これにより所望のレポートフィーチャを得るべく複数の余分なレポートを生成する必要がなくなり、患者、許可された看護者、許可された健康管理提供者、及びその他の許可された利用者達の間で患者データの情報を迅速かつ簡単に共有することができる患者データレポート生成システム及び方法が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、糖尿病及び血液凝固疾患等の健康異常に関連した患者データに対話式レポートを用いる患者データ管理及び患者データレポート生成のための方法及びシステムを提供する。本発明はまた、ネットワーク化されたコンピュータ技術を用いた健康異常を監視する方法及びシステムを提供する。本方法は通常、レポート表示形式を選択するステップと、患者データをレポート表示形式で表示するステップと、患者データに関連したデータフィーチャを選択するステップと、選択されたデータフィーチャを表示するステップとを含む。本方法は更に、選択されたデータフィーチャを編集或いは変更するステップを含む。選択されたデータフィーチャを表示するステップは更に、選択されたデータフィーチャを展開するステップと、選択されたデータフィーチャを縮小するステップと、選択されたデータフィーチャの表示を操作する他のステップとを含む。患者データをレポート表示形式で表示するステップは更に、第1の表示ページを生成するステップを含み、選択されたデータフィーチャを表示するステップが、第1の表示ページにハイパーリンクされた第2の表示ページを表示するステップを含む。選択されたデータフィーチャを表示するステップが、1或いは複数のドリルダウン操作によって実行され得る。別の実施形態では、選択されたデータフィーチャを表示するステップは、選択されたデータフィーチャを、患者データレポート表示形式をオーバーレイングするウィンドウに表示するステップを含む。本方法は、選択されたレポート形式に用いるための患者データを生成するステップを含む。患者データを生成するステップは、試料読取装置から患者データをアップロードするステップ、ファイルサーバからの患者データをダウンロードするステップ、または患者データを電子形式でEメール添付として或いは直接のファクシミリ通信として送信するステップ或いは受信するステップを含み得る。
【0006】
本発明のシステムは通常、利用者がデータレポート表示形式を選択できるように構成されたプログラミング、患者データをビジュアルインターフェイスにより選択されたデータレポート表示形式で表示するように構成されたプログラミング、並びにビジュアルインターフェイスにより選択された患者データのデータフィーチャに関連したデータフィーチャを利用者が選択できるように構成されたプログラミングを含む。システムは更に、利用者が選択されたデータフィーチャを編集できるように構成されたプログラミングを含む。選択されたデータフィーチャを表示するように構成されたプログラミングは、選択されたデータフィーチャを所望の方式で展開、縮小、またはその他の操作をできるように構成されたプログラミングを含み得る。或る実施形態では、患者データを表示するように構成されたプログラミング、利用者がデータフィーチャを選択できるように構成されたプログラミング、及び選択されたデータフィーチャを表示するように構成されたプログラミングが、第1の表示ページとしてレポート表示形式で患者データを表示し、第1の表示ページにハイパーリンクされた第2の表示ページとして選択されたデータフィーチャを表示するように構成され得る。このような表示の生成は、ドリルダウン操作で行うことができる。別の実施形態では、選択されたデータフィーチャを表示するように構成されたプログラミングは、選択されたデータフィーチャを、患者データレポート表示形式をオーバーレイするウィンドウに表示するように構成され得る。
【発明の効果】
【0007】
データの解釈を容易にし、かつ直観的なレポートパラメータの選択を可能にし、これにより所望のレポートの機能を得るべく複数の余分なレポートを生成することがなくなり、患者、承認された看護者、承認された健康管理提供者、及びその他の承認された者達の間で患者のデータ情報を迅速かつ簡単に共有することができる患者データレポート生成システム及び方法が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
定義
本発明を更に説明する前に、本発明が記載する特定の実施形態により限定されるものではなく、様々に変更可能であることを理解されたい。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ規定されるものであり、本明細書に用いる専門用語は特定の実施形態を説明するためのものであってこれにより本発明が限定されるものではない。
【0009】
本明細書に用いる専門用語及び科学技術用語は、特別の記載がない限り本発明の属する分野の一般的な技術者が普通に解釈するのと同じ意味を有する。本明細書に記載する方法及び物質に類似した或いは等価のあらゆる方法及び物質を、本発明の実施或いは検査に用いることができる。好適な方法及び物質については本明細書に記載する。本明細書に記載する全ての刊行物は、ここに開示された方法及び/または物質に言及することを以って本明細書の一部とする。
【0010】
本明細書及び添付の特許請求の範囲に用いられる単数形「或る」、「及び」、「その」、及び「この」は、文脈中に特段の記載がない限り複数の指示物を含むものとする。従って、例えば「利用者」は複数のそのような利用者を含み、「そのサーバ」は1或いは複数のそのサーバ及び当業者に周知のその等価物等を含む。
【0011】
本明細書に記載する刊行物は全て、本発明の出願日前に開示されている。しかしながら、だからと言って本発明が、これらの刊行物の日付よりも前の日付にすることができないと解釈されるべきものではない。更に、記載された刊行物の日付が実際の日付と異なっている場合があり、個別に確認しなければならないこともある。
【0012】
ここに記載する定義は、意味を明確にするためのものであって限定と解釈されるべきものではない。専門用語及び科学技術用語は、本発明の属する分野の一般的な技術者が普通に解釈するのと同じ意味を有する。
【0013】
本明細書に用いる「利用者」及び文法的な同等物は、患者データに基づいてレポートを生成するあらゆる個々の人及び実在体を指す。患者ではない患者データの利用者は、患者から許可を受ける、かつ/または同意を得る必要があろう。「利用者」には、患者、患者の縁者、看護者、医療従事者、または患者データレポートの生成及び患者データの検分を望むその他の者が含まれる。
【0014】
本発明の詳細な説明
患者、看護者、医療従事者、或いはその他の利用者が患者のデータを迅速かつ容易に分析及び解釈できる対話式患者管理のためのシステム及び方法を開示する。本発明により、患者データを様々な選択可能なレポート形式で表示装置に表示することができる。患者データレポートは対話式で使い易く、利用者が単純な「ポイントとクリック」方式により、レポート形式で示されている個々のデータフィーチャ(data feature)を選択して拡大し、編集することができる。従って、患者データレポート及びその中の選択されたデータフィーチャを、迅速かつ容易に修正即ち編集でき、その変更中に検分して効果的なレポート生成及び患者データ管理を行うことができる。
【0015】
図1〜図8を参照すると、例示目的でシステム及び方法で具体化された本発明が具体的に示されている。ここに開示する基本的な概念から逸脱することなく、このシステムは構造及び部品の細部を様々に変更でき、この方法は細部及び事象即ち動作の順序を様々に変更できることを理解されたい。本発明は、主に患者データ情報について開示し、特に糖尿病患者及び抗凝血低下状態の患者の管理目的の使用について開示する。しかしながら、本発明は、様々なタイプのデータ管理並びにそのようなデータレポート生成に用いることができる。このようなデータには、高血圧症及び肥満に関連する運動療法等の症状や分析物の日常的な監視が必要な様々な症状に関連したデータが含まれる。本発明はまた、患者、医師、及び他の医療従事者である利用者についても記載し、本発明の利用者は、必ずしも患者や医療従事者である必要はないが、患者或いは患者の保護者から患者の健康データにアクセスする同意を得た、例えば患者の縁者及び医療研究者等のあらゆる利用者であることを理解されたい。当業者であれば、ここに記載するような本発明の様々な機能的な構成要素が同じ論理を共有でき、同一の回路内或いは別の回路構成で実施できることが明らかであろう。ここに用いる全ての定義は明確にすることが目的であって限定と理解すべきではなく、ここに用いる専門用語及び科学技術用語は当業者が普通に理解する意味と同じである。
【0016】
本発明のソフトウエアの態様はその性質上分散させることができ、顧客サーバコンピュータシステム内において様々な構成で具現できる。本発明は、様々なスタンドアロン或いはネットワーク化されたコンピュータシステムやデータプロセッサシステムで具現できる。或る実施形態では、本患者データ管理方法は、1つのコンピュータ或いはデータプロセシング装置上でスタンドアロンプログラム動作に関連して実施することができ、別の実施形態では、一部或いは全ての本患者データ管理方法は、ネットワークインターフェイスを介して利用者コンピュータがアクセスできる1或いは複数のサーバコンピュータにインストールされたウェブ利用アプリケーションで実施することができる。
【0017】
システム
図1を参照すると、対話式の患者データレポート生成を提供する、本発明に従った患者データ管理システム10の一実施形態が示されている。このシステム10は、1或いは複数の患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nを含む。各患者コンピュータとしては、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ、UNIX(登録商標)マシン、メインフレームマシンや、INTEL(登録商標)系、APPLE(登録商標)系、またはSUN(登録商標)系のプロセシングコンピュータやそれらのクローンなどのパーソナルコンピュータ(PC)や、その他の好適なコンピュータ等、標準的なコンピュータを挙げることができる。患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nはまた、マザーボード、セントラルプロセシングユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)の形態であるメモリ、ハードディスクドライブ、ディスプレイアダプタや、ディスケットドライブ、CD−ROM、フラッシュ−ROM、テープドライブ、PCMCIAカード及び/または他の取外し可能な媒体などの他の記憶媒体や、モニタ、キーボード、マウス及び/または他のユーザインターフェイス、モデム、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、及び/または他の従来の入出力装置等の典型的なコンピュータ構成要素(図示せず)を含む。多くの実施形態では、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、従来のデスクトップ或いはタワー型装置を含むが、或る実施形態では、代替としてポータブル即ち「ラップトップ」コンピュータ、ハンドヘルドPDA、ウェブページを閲覧可能な携帯電話、ウェブページを閲覧可能な「ダムターミナル」、WEBTV(登録商標)等のウェブページを閲覧可能なインターネットターミナル、或いは他のウェブ閲覧やネットワーク利用可能な装置を含む。
【0018】
患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、そのメモリにインストールされたUNIX(登録商標)、WINDOWS(登録商標)98、WINDOWS(登録商標)ME、WINDOWS(登録商標)2000等のオペレーティングシステム(図示せず)を含み得る。患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは更に、そのメモリにインストールされたNETSCAPE NAVIGATOR(登録商標)、INTERNET EXPLORER(登録商標)、AOL(登録商標)、または同様の患者コンピュータ用のブラウザソフトウエア等のウェブ閲覧プログラム(図示せず)を含み得る。本発明に従えば、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nはそれぞれ、メモリにストアされたデータレポート生成ソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング14を含む。このプログラミング14により、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの利用者が、糖尿病等の特定の健康状態についてログブック形式で患者データを選択的に入力することができる。プログラミング14は、対話式の患者データレポートを生成することができる。プログラミング14はまた、利用者が様々なデータ表示形式を選択し、選択された表示形式で患者データをコンパイルし、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、かつ/または後述するように最終レポートを生成する前に選択されたデータフィーチャを修正即ち変更できるように構成されている。プログラミング14は、電子的に、光学的に、或いは磁気的にストアされたコードの形態、或いは患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのRAMや他のメモリ内にコンピュータ読取り可能にストアされたコードの他の形態を取り得る。図1に示されている実施形態では、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、患者データの入力並びに対話式レポーティング及びデータ解釈に用いられる個人が使用するコンピュータを指す。
【0019】
システム10はまた、1或いは複数の患者データサーバ即ちファイルサーバ16を含む。ファイルサーバ16として、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ、UNIX(登録商標)マシン、メインフレームマシンや、INTEL(登録商標)系プロセシングコンピュータ或いはそのクローン、APPLE(登録商標)コンピュータ或いはそのクローン、またはSUN(登録商標)ワークステーション等のパーソナルコンピュータ(PC)、または他の好適なコンピュータ等、標準的なデータ処理装置即ちコンピュータが挙げられる。唯1つの患者データサーバ16が示されているが、利用者の人数及びトラフィックレベルから必要となれば、多数のこのような患者データサーバ16をシステム10に含めることもできる。患者データサーバ16は、マザーボード、セントラルプロセシングユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ、ディスプレイアダプタや、ディスケットドライブ、CD−ROM、フラッシュ−ROM、テープドライブ、PCMCIAカード及び/または他の取外し可能な媒体などの他の記憶媒体や、モニタ、キーボード、マウス及び/または他のユーザインターフェイス手段、モデム、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、及び/または他の従来の入出力装置等の従来のコンピュータ構成要素(図示せず)を含む。
【0020】
患者データサーバ16はそのメモリ内に、UNIX(登録商標)、WINDOWS(登録商標)NT、NOVELL(登録商標)、SOLARIS(登録商標)、または他のサーバオペレーティングシステム等のサーバオペレーティングシステム(不図示)がストアされている。患者データサーバ16はまた、HTTP(hypertext transfer protocol)またはウェブページリクエストの処理のためにそのメモリ内に、NETSCAPE(登録商標)、INTERNET INFORMATION SERVER(商標)(IIS)、または他の好適なウェブサーバソフトウエアがロードされている。また、患者データサーバ16には、本発明に従って患者データレポート生成のためのデータレポート生成ソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング18がストアされている。プログラミング18は、プログラミング14の一部或いは全ての機能を含み得る。そして、HTMLページ内に組み込まれた患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの利用者にこのようなプログラミング機能を提供し得る。プログラミング18は、電子的に、光学的に、或いは磁気的にストアされたコードの形態、或いは患者データサーバ16のRAMや他のメモリ内にコンピュータ読取り可能にストアされたコードの他の形態を取り得る。プログラミング18はまた、或る実施形態では、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの一要素としても良い。
【0021】
患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、患者データサーバ16と通信するために患者データサーバ16と機能的に接続されている。このような通信には、インターネット、イントラネット、LAN、WAN(図示せず)、或いはDSL(デジタル加入者回線)を用いる他のコンピュータネットワークや、インターネットサービスプロバイダ(ISP)を介した電話回線及びモデムを用いた電話接続、無線接続、サテライト接続、赤外線接続、またはインターネットへの接続を確立するための他の手段を用いることができる。患者データサーバ16は、T1接続、T3接続、複数のT1接続、複数のT3接続、或いは他のデータ接続等の高速データ接続によってインターネットに接続することができる。患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nと患者データサーバ16は、TCP/IP(伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル)を用いるインターネット或いは他のネットワーク通信プロトコルを用いる他のネットワーク接続を介して通信する。
【0022】
システム10は、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nに関連して用いる1或いは複数の試料読取り装置20を含み得る。試料読取り装置20は、測定して患者データを記録することができ、例えば血液、尿、及び痰等の体液の形態である患者の試料を受取るインターフェイス(図示せず)、並びに試料読取り装置20がその試料に関連した患者データを記録しストアできるようにするハードウエア及び/またはソフトウエア(図示せず)を含み得る。試料読取り装置20はプログラミング22を含む。このプログラミング22は、それ自体が得た患者データを保存できるようにすると共に、利用者が、様々なデータ表示形式を選択し、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、かつ/または選択されたデータを編集できるようにして対話式の患者データレポート生成を可能にする。プログラミング22は、これらの動作を、試料読取り装置20上のビジュアルインターフェイス、及び/または試料読取り装置によって提供されたデータをレンダリングすることができるハンドヘルド装置、及び/または試料読取り装置20に機能的に接続されたコンピュータ12aのビジュアルインターフェイスを介して利用者に示すことができる。プログラミング22は付加的に或いは代替的に、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのレポート生成プログラミング14、レポート生成プログラミング18、または後述する他のレポート生成プログラミングが使用できるように、患者データを患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nに転送するように構成することができる。
【0023】
システム10はまた、図示されているように測定及び患者データの記録ができるネットワークで利用可能となる試料読取り装置即ち測定器24を含む。この試料読取り装置24は、患者試料を受取るインターフェイス(図示せず)、試料読取り装置20を用いて上記した方法と同様の方法で試料に関連した患者データを記録しストアするべく試料読取り装置24を利用可能にするハードウエア及び/またはソフトウエア(図示せず)を含む。ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24は、ネットワーク接続を介して患者データサーバ16と通信するために患者データサーバ16に機能的に接続されている。このようなネットワーク接続は、患者データサーバ16に直接ダイアルアップするモデムと電話回線を用いた電話接続、無線接続、サテライト接続、赤外線接続、またはサーバとの接続を確立するための他の手段を含み得る。ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24は、利用者が様々なデータ表示形式を選択し、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、かつ/または選択されたデータを編集できるように構成されたプログラミング22を含む。これらの動作は、試料読取り装置24上のビジュアルインターフェイス及び/または上記したような試料読取り装置20に機能的に接続された別のコンピュータのビジュアルインターフェイスで利用者に示すことができる。プログラミング22は付加的に或いは代替的に、プログラミング18が患者データレポート生成に使用できるように、読取り装置24にストアされた患者データをサーバ16に転送するように構成することができる。プログラミング22はブラウザ機能を含み得る。プログラミング22はまた、サーバ16から完全なレポートを受取り、読取り装置24のディスプレイインターフェイス(図示せず)にレポートを表示する付加的な機能を有し得る。ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24により、利用者は、サーバ16のプログラミング18によるレポート生成のために患者データをサーバ16に送るべくパーソナルコンピュータにアクセスしなくても良い。
【0024】
システム10は、1或いは複数の個々のデータベース28a〜データベース28nを含み得る、患者データサーバ16に機能的に接続されたデータバンク26を含む。これに関連して、患者データサーバ16は、SQL(登録商標)、DB2(登録商標)、またはデータベース28a〜データベース28nに関連した情報を検索及びストアすることができる同様のプログラミング等のストアされたデータベース管理プログラミングを含み得る。別法では、患者データサーバ16を、データベース28a〜データベース28nから情報にアクセスできる1或いは複数のデータベースサーバ(図示せず)を介してデータベース28a〜データベース28nに機能的に接続することができる。
【0025】
データベース28a〜データベース28nは、患者データレポートの生成に使用可能なあらゆるストアされたデータを含み得る。このようなデータには、特に、患者の症状を監視中に生成される定期的な測定値の形態である患者データが含まれる。例えば、このようなデータには、患者の体液中の分析物の周期的なレベルが含まれる。この分析物は、疾患状態や、体液中に存在する治療用化合物のレベル即ち量を示し得る。或る場合、患者データは、糖尿病患者に対して周期的に測定される血中のグルコースレベルや、抗凝血治療を受けている患者の血液中或いは血漿中の抗凝血測定値を含み得る。このデータは、タイミングに関連した情報や、測定に関連した他の事象を含み得る。例えば、測定に関連した患者の食事のタイミング、測定の時刻、患者の運動療法、月経周期、患者の他の症状、患者に施される他の薬物治療、または患者データレポート生成及びレポート生成に関連した特定のデータフィーチャの選択に用いることができる他の様々な因子や要件がある。
【0026】
データベース28a〜データベース28nにストアされた情報には、特に患者データレポートパラメータの選択に用いることができる情報が含まれ得る。具体的には、1日あたりのデータ測定の回数、そのようなデータの平均した統計的測定値、レポート生成に用いられるデータの日数、及び特に監視される健康状態及びその管理に関連した他のレポートパラメータ等である。糖尿病等の特定の疾患の管理をするためのレポートパラメータのストアされた情報には、例えば様々なタイプのインスリン治療に対応した確立された血中グルコースレベル、患者の年齢に対応した血中グルコースレベル、及び危険な血中グルコースレベルが含まれ得る。データベース28a〜データベース28nの患者データ情報へのアクセスを患者が同意した患者ではない利用者は、研究及び他の医療目的のために患者データを用いて患者集団についてのレポートを生成することができる。
【0027】
データベース28a〜データベース28nはまた、完全なレポートを準備するために同じ利用者或いは他の利用者が後に使用できるように、リピート利用者が以前に選択したレポートパラメータをストアするように構成されている。データベース28a〜データベース28nは、その全体或いは一部の所有権を主張できるデータベースを含み得る。このようなデータベースは、複数の患者用の監視装置からの生のデータや、関連した健康状態の個人或いは個人集団のコンパイルした結果及びレポートを含む。データベース28a〜データベース28nは、試料読取り装置20,24或いは患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nからアップロードして周期的にデータベース28a〜データベース28nを更新する患者や、医療従事者または看護者によって直接生成することができ、健康データにアクセスするために患者及び他者(患者の同意が必要)に使用される。
【0028】
データベース28a〜データベース28nにストアされた情報には、選択されたデータポイントの数、データポイント測定間の時間間隔、コントロールデータポイント即ち平均データポイントに対する標準的な値、または比較研究のための他のコントロール要件を含むデータポイントパラメータの選択に関連した情報が含まれ得る。データベース28a〜データベース28nは、様々な健康状態に対する一般的なレイアウトパターン、1つのレポートあたりの対話数、レポート結果の様々な表示、及び他のレポートレイアウト要件等のレポートパラメータのレイアウトの選択に利用できる情報を付加的に含み得る。
【0029】
データベース28a〜データベース28nの情報は、当業者に周知の様々な構成にすることができる。データベース28a〜データベース28nは、リレーショナルデータベースを含み得る。このようなリレーショナルデータベースでは、レポートパラメータ選択情報、コントロール即ち標準的な測定パラメータ選択情報、及びデータポイントパラメータ選択情報が、コンピュータ読取り可能は媒体にストアされたレコードの表として含まれている。
【0030】
図1に示されているようにシステム10は、医療施設ローカルエリアネットワーク即ちLAN30を含む。このLAN30はその中に、サーバ34に機能的に接続された1或いは複数の医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nを含む。医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nは、上記したような従来のオペレーティングシステム及びブラウザソフトウエアを備えた、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nを用いて説明したようなあらゆるコンピュータまたはデータ処理装置を含み得る。医療施設LANサーバ34は、上記した患者データサーバ16と同様に構成されたコンピュータを含み得る。医療施設LANサーバ34はまた、インターネット或いは他のコンピュータネットワークを介してデータベース28a〜データベース28nに機能的に接続されている。LAN30にファイアーウォール(図示せず)を設けて、インバウンド・トラフィック及びアウトバウンド・トラフィックをフィルタリングすることができる。医療施設LANサーバ34は、医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nからのHTTPページリクエストを処理するためのウェブサーバソフトエア(図示せず)、並びにデータベース28a〜データベース28nに関連した情報をストア及び検索するためのソフトウエア(図示せず)を含み得る。
【0031】
医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nはそれぞれ、ストアされたソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング36を含み得る。このプログラミング36は、患者の治療或いは患者の健康管理を補助するべく、医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nの利用者が、選択可能なレポート形式を用いて、選択可能なデータフィーチャを選択して拡大し、かつ/または編集して患者データレポートを生成して見ることができるように構成されている。プログラミング36は、プログラミング14の論理面の全て或いは一部を含み得る。プログラミング36は、医師である利用者が、様々な表示形成を選択し、選択された表示形式で患者データをコンパイルし、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、最終レポートを生成する前に選択されたデータフィーチャを修正即ち変更できるように構成されている。医療施設LANサーバ34は、レポート生成プログラミング37を含み得る。このレポート生成プログラミング37は、医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nのためのウェブを利用した対話式患者データレポート生成方法を提供する。このプログラミング37は、プログラミング36に加えて、或いはその代替として用いることができる。
【0032】
図1に示されているように、システム10は、患者のデータへのアクセスが患者により許可された利用者が利用できる1或いは複数のコンピュータを医療施設LAN30の外部に含む。これに関連して、このような許可された患者の縁者コンピュータ38及び同意を得た医師コンピュータ40が図示されており、インターネット或いは他のコンピュータネットワークを介してサーバ16に機能的に接続されている。縁者コンピュータ38及び医師コンピュータ40は、上記した従来のオペレーティングシステム及びブラウザソフトウエアを備えた、上記したようなあらゆるコンピュータ或いはデータ処理装置を含む。
【0033】
縁者コンピュータ38及び医師コンピュータ40は、ストアされたソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング42を含み得る。このプログラミング42は、縁者コンピュータ38及び医師コンピュータ40の利用者が、本発明に従って選択可能なレポート形式を用いて、選択可能なデータフィーチャを選択して拡大し、かつ/または編集して患者データレポートを生成し見ることができるように構成されている。プログラミング42は、プログラミング14の論理面の全て或いは一部を含み得る。プログラミング42は、コンピュータ38及びコンピュータ40の利用者が、様々なデータ表示形式を選択して、選択された表示形式で患者データをコンパイルし、選択された形式でデータを表示し、選択されたデータフィーチャを拡大し、最終レポートを生成する前に選択されたデータフィーチャを修正即ち変更できるように構成されている。
【0034】
図1の患者データ管理システム10は、本発明の対話式患者データ管理システムの単なる一実施形態であって、ここに記載した開示から当業者であれば、システム10の様々な改良が可能であることを理解できよう。或る実施形態では、本発明のシステムは、患者データ、並びに本発明の対話式レポート生成方法を実施可能なプログラミングがストアされた1つのコンピュータを含み得る。或る実施形態では、本発明のシステムは、サーバ16により機能的に接続された1つの患者コンピュータ12a及び1つの医師コンピュータ40に存在する。医師利用者は、対話式患者データレポート生成プログラミング42及び/またはプログラミング18を利用してレポートパラメータを選択し、患者の健康状態の管理を補助する様々なタイプのレポートを生成することができる。
【0035】
図1に示されているような医療施設LAN30の構成もまた、単なる一例であって様々に変更可能である。図示されている個々の医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nは、患者レポートを生成するために個々のレポートパラメータプログラミング36a〜レポートパラメータプログラミング36nを含む。明確にするために、データベース28a〜データベース28nは図1に示されているように1つのデータバンク20内に含まれている。このデータバンク20には、医療施設LAN30のコンピュータ32a〜コンピュータ32n、コンピュータ12a〜コンピュータ12n、及びコンピュータ38及びコンピュータ40によってアクセスできる。データベース28a〜データベース28nの構成は、本発明の実施形態によって様々である。医師コンピュータ40は、別の医療施設即ち施設LAN(図示せず)内に配置することもできる。サーバ16は、顧客利用者の数及びそれによるトラフィックレベルに従って拡張及び再構築可能な銀行や会社のサーバを含んでも良く、様々な負荷調節機構を用いて特定のサーバを特定の顧客利用者に割り当てることができる。当業者には明らかなように、システム10内のコンピュータ及びデータベースの他の様々な構成が可能であり、そのような構成も本発明の範囲内と解釈されるべきでものである。
【0036】
データベース28a〜データベース28nは、所有権を主張できる医療施設のデータベースであっても良く、このデータベースへのアクセスは会員制或いは無料とすることができる。従って、患者装置12a〜患者装置12n、縁者装置38、及び医師装置40の利用者は、患者データ情報にアクセスするためのデータベース28a〜データベース28nの使用にあたり、レポートの数量に応じて年会費或いは月会費を払うようにしたり、或いは無料とすることもできる。患者データサーバ16を介する利用者のデータベース28a〜データベース28nへのアクセスは、アクセスする前に利用者の認証或いは確認により安全性を高めることができる。当業者には明らかなように、システム10の様々な他のデータベース構成が可能であり、そのような構成も本発明の範囲内と解釈されるべきものである。
【0037】
医療施設或いは団体が、入力データプログラミング14及び/またはレポートパラメータ選択プログラミング18を、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nにインストールできるようにCD等のコンピュータ読取り可能媒体の形態で患者に提供することができる。別法では、入力データプログラミング14及び/またはレポートパラメータ選択プログラミング18を、インターネットを介して患者データサーバ16或いは他のサーバ(図示せず)から患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nにダウンロードすることもできる。入力データプログラミング14及び/またはレポートパラメータ選択プログラミング18を、会員制或いは1回目は無料として患者、医師、看護者、或いは縁者が利用できるようにすると共に、対話式レポート選択技術の進歩に合わせて医療施設或いは団体によって定期的に更新されるようにすることができる。インターネットによる患者データサーバ16のプログラミング18へのアクセスを会員制にして、アクセスする前に利用者の確認が必要なようにすることができる。ウェブ利用プログラミング46はまた、第3者のサーバを介して患者データサーバ16のプログラミング18にアクセスできるようにする第3者のサーバ(図示せず)に関連した拡張アプリケーションを含み得る。
【0038】
方法論
本発明は、患者の健康データのレポート生成プロセス並びに患者の健康管理に患者或いは他の利用者が参加できるようにする方法を提供する。本発明により、最終レポートを生成する前にレポートの様々な選択可能な点を迅速かつ容易に対話形式に変更ができ、これにより、所望のレポートを仕上げるために不必要に複数のレポートを生成することなく、所望の方式で患者データレポートを生成することができる。本発明のこの方法は、一般的な言い方をすれば、レポートのデータ表示形式を選択するステップ、データを表示するステップ、選択されたデータフィーチャを開くステップ、選択されたデータフィーチャを表示するステップ、及び選択されたデータ表示形式の完全なレポートを生成するステップを含む。本方法はまた、選択されたデータフィーチャを変更するステップ及び/またはデータ表示形式を変更するステップを含み、更にレポートに用いられる患者データを生成するステップを含み得る。本発明の方法により、患者、看護者、或いは他の利用者が、個々の利用者が求める或いは必要とする程度に患者健康管理プロセスに関与することができる。患者自身が、特定の健康状態の管理或いは他の目的で使用される対話式患者データレポートを完成するために必要なデータの殆ど或いは実質的に全てを提供することができる。
【0039】
本発明の方法は、本方法の一実施形態を例示するフローチャートが示されている図2を参照するとより理解できよう。図2に示されている事象は、図1のシステムを用いて説明し、特に、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nに関連するプログラミング14或いはウェブ利用プログラミング18を用いる1つの患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの患者利用者による使用を引き合いに出して説明する。サーバ16に関連するレポート生成プログラミング18は、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのレポート生成プログラミング14に含まれるものと同じプログラム或いは論理特性を提供するウェブ利用アプリケーションを提供する。LAN30内のコンピュータ32a〜コンピュータ32nの利用者が、プログラミング14及びプログラミング18の同じプログラミング動作の多く或いは全てを提供するプログラミング36及び/またはサーバ34のプログラミング37を用いて図2に示されている同じ事象を実行することができることを理解されたい。同様に、コンピュータ38及びコンピュータ40の利用者が、プログラミング42及び/またはプログラミング18を用いて図2の方法を実施することができる。
【0040】
事象100では、患者データが生成され、後にその患者データから患者データレポートが生成される。患者データは、症状或いは治療レベルを示す検出可能な分析物についての体液の周期的な検査から得られる情報を含み得る。患者データは、コンピュータ12a〜コンピュータ12nに関連するキーボード(図示せず)を介して利用者が手動で入力することもできるし、また試料読取り装置20が記録して、コンピュータ12aのメモリに転送することもできる。システム10内の様々なコンピュータが患者データを受信及び送信することができ、患者データが従来の方式でプログラミング14及び/またはプログラミング18内にインポートされる。この患者データは、コンピュータ12a〜コンピュータ12nのメモリ内にストアされ、かつ/またはサーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送され得る。患者データはまた、ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24によって記録され、サーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送され得る。患者データは、例えば、血中グルコースレベル、血清抗凝血レベル、他の治療薬の血中或いは血清中の値、血圧情報、または他の患者データを含み得る。生成するレポートのタイプによって、患者データを1人の患者から得たり、或いは複数の患者から得たりする。
【0041】
事象110では、患者コンピュータ12aまたは患者コンピュータ12nのプログラミング14を実行するか、或いは患者サーバ16の患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのウェブ利用プログラミング18と共に患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのブラウザプログラミングを実行して患者データのデータ表示形式が選択される。データ表示形式は、詳細を後述する糖尿病患者に対して一般的に用いられるタイプのデータリスト或いはログブックの形態にすることができる。表即ちスプレッドシート形式、グラフィック表示、トレンドチャート、「標準的な1日」のチャート、パイチャート、及び棒グラフ等の別のタイプのデータ表示を用いることもできる。患者利用者及び医師利用者が、例えば、患者の進行或いは治療計画の効果を調べるために個人の患者に関連したトレンドを反映するデータ表示形式の選択を望む場合があるであろう。医学研究者である利用者が、複数の患者からのデータに使用可能なデータ表示形式を選択する場合があるであろう。
【0042】
利用者による特定のデータ表示形式の選択を、コンピュータ12a〜コンピュータ12nのディスプレイに表示される好適なビジュアルインターフェイスによって容易にすることができる。表示されるビジュアルインターフェイスには、例えば、利用者の患者データ形式の選択を容易にする「プルダウン」メニュー、指示を与える「ヘルプ」メニュー、利用者がマウスでクリックして選択できるグラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)アイコンや、利用者がキーボードで英数字記号の列を入力できるテキストフィールド、または従来の他のビジュアルインターフェイスツールを用いることができる。ウェブ利用プログラミング18を用いて患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのディスプレイ上にビジュアルユーザインターフェイスが生成される場合、GUI及び他のビジュアルインターフェイスツールは、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nにストアされたブラウザプログラミングによって実行されるプログラミング18のHTML(hypertext markup language)ページに組み込まれたJava(登録商標)アプレットに基づいている。
【0043】
事象120では、プログラミング14及び/またはプログラミング18によるビジュアルインターフェイスにより、患者データが選択された表示形式で利用者に表示される。この表示は、データレポートが最終的にどのように表示されるかを利用者に示し、利用者が、後述するように選択されたレポート形式に関連した個々のデータフィーチャについて更に選択をすることができる。
【0044】
事象130では、コンピュータ12a〜コンピュータ12nの利用者が、事象120で表示されたデータ表示形式の特定のデータフィーチャ或いはパラメータを選択することができる。選択できるデータフィーチャには、例えば、特定の行或いは列からなる表のデータ表示形式、行或いは列内の特定のセル、パイチャートの選択された扇形、グラフィックデータ表示の選択された領域、特定の日或いは時刻に行われた測定に関連するデータ、静止状態或いは刺激された状態に関連する測定値、食事に関連する測定値、または患者データのあらゆるフィーチャ、要素、または特徴が含まれ得る。利用者がデータフィーチャを選択すると事象140が起こる。利用者が選択された形式で表示されているデータに関連した何れのデータフィーチャの選択を望まない場合は、患者データレポートの生成が完了し、事象160が起こる。データフィーチャは、プログラミング14及び/またはプログラミング18によってグラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)装置、「クリック可能な」アイコン、操作可能なファーストクラスオブジェクトの形態で、または従来の他の方式で利用者に表示され得る。多くの実施形態では、データフィーチャの選択は、表示された目的のデータフィーチャまたはそのデータフィーチャを表すアイコンをマウスでクリックして行うことができる。
【0045】
事象140では、事象130で選択されたデータフィーチャが、プログラミング14及び/またはプログラミング18で生成されたビジュアルインターフェイスで表示される。選択されたデータフィーチャの表示は、データフィーチャが拡大表示されたバージョンを含み得る。このような拡大表示は、選択されたデータフィーチャの引伸ばし表示を含み得る。或る実施形態では、拡大されたデータフィーチャが、データ表示形式の表示上にオーバーレイする或いはスーパーインポーズされ得る「ポップアップ」ウィンドウなどの別のウィンドウ或いはフレームに表示され得る。事象140における個々のデータフィーチャの拡大及び表示により、利用者が特定のデータを分析する機会を得、必要ならばデータ表示形式の或るフィーチャを変えて最終データレポートを最適化することができる。
【0046】
或る実施形態では、選択されたデータフィーチャが別の表示ページに表示される。データフィーチャの選択は、HTMLページ等のハイパーリンクされたページ間の移動を含み得るため、全データレポート形式が第1の表示ページに対応し、選択可能なデータフィーチャが互いにハイパーリンクされた別の表示ページに対応するようにする。ここで用いる「ハイパーリンクされた」或いは「ハイパーリンキング」は、ハイパーリンクアイコンをクリックして、或るコンピュータで生成された表示或いは電子文書におけるプログラムオブジェクトを、別のコンピュータで生成された表示或いは電子文書に従来の方式でリンクすることを指す。
【0047】
選択されたデータフィーチャに関連した1或いは複数の表示ページには、ドリルダウン方式でアクセスすることができる。用語「ドリルダウン」は、特定のデータフィーチャに照準を絞る即ち特定のデータフィーチャを選択して、要約的な詳細でない情報の表示からより詳細な情報の表示に移動することを指す。一連の表次ページ或いはフォルダをドリルダウンするとは、例えば、ページ或いはフォルダの階層を通って或る選択されたデータフィーチャ或いはその特徴を調べることを指す。ドリルダウン操作は、後述するように、先に選択されたデータフィーチャに含まれる或いはそのサブパートであるデータフィーチャの次の選択を含み得る。
【0048】
或る実施形態では、選択されたデータフィーチャの表示は代替的に、表示されたデータフィーチャの大きさが小さくなるようにデータフィーチャの収縮即ち縮小を含み得る。
【0049】
事象150では、利用者が事象140で表示された選択されたデータフィーチャを修正する或いは他の方法で変更するために選択する。事象150でのデータフィーチャの変更は、利用者が例えば選択されたデータフィーチャに関連した表示された英数字記号を削除する、追加する、置換する、変更する、または選択されたデータフィーチャに関連した文書を「太字」にする、「アンダーライン」を引く、「イタリック体」する、または選択されたデータフィーチャの色、形、大きさを変える、またはデータフィーチャの特徴に別の変更を加えるなどして行うことができる。データフィーチャの変更は、そのフィーチャの操作或いは変更のために、データフィーチャを表すオブジェクトをマイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)などの別のアプリケーションにエクスポートし、その後に訂正したデータフィーチャに一致するデータオブジェクトがプログラミング14及び/またはプログラミング18に戻され得る。或る実施形態では、データフィーチャに関連したアンダーラインが引かれたデータの実際の変更は、利用者がある種のデータを変更できないように、禁止されている或いは利用者が許可を得ることを必要とする。プログラミング14及び/またはプログラミング18により、利用者が選択されたデータフィーチャの編集或いは修正を容易に行うことができる。データフィーチャが要望どおりに変更されたら、選択された形式の患者データが事象120で再び表示され、この後に事象130〜事象150が繰り返され得る。別法では、選択されたデータフィーチャの変更の後、事象140が繰り返されて変更したデータフィーチャが拡大されて利用者に表示され、要望に応じてこの後に選択されたデータフィーチャの変更を再び行うことができる。
【0050】
事象150で利用者が選択されたデータフィーチャを変更することを選択しないと事象160が起こる。事象160は、利用者の或る要望に従って選択的に表示或るいは変更された個々のデータ表示フィーチャを備えた、選択されたデータ表示形式の患者データレポートの生成が完了したことを示す。上記説明から分かるように、本発明の方法により、利用者は、所望の最終レポート形式を得るまで求められていない完全な患者データレポートの生成を不必要に繰り返すことなく、特定の要望或いは用途に合った患者データレポートを生成することができる。完成した患者データレポート並びに患者データは、通常は後で使用するためにコンピュータ12a〜コンピュータ12nのメモリにストアしたり、医療施設LAN30内の利用者が使用できるようにサーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送したり、Eメールに添付して或いはファクシミリで同意を得た縁者38や医師40に直接送信したり、或いはそのレポートデータを提供した患者が望む他の方法を取ることもできる。患者データレポートの患者でない者の使用は、上記したように患者の同意を必要とする。これに関連して、事象100で個々の患者がデータを入力すると、プログラミング14及び/またはプログラミング18がビジュアルインターフェイスにより、医学研究目的の患者データの使用についての同意のリクエストを利用者に表示することができる。
【0051】
上記した手順には様々な変更が可能であり、当業者には明らかであろう。例えば、特定のデータフィーチャの変更は、その変更の前にデータフィーチャの選択的な拡大及び表示をしないで実施することもできる。事象190でのデータフィーチャの変更の後、選択したデータ表示形式が最適でないと判断することもあり、そのような場合は事象120が繰り返され得る。或る実施形態では、データを入力する前の選択されたデータ表示形式の表示が省略され、事象140でデータがレポートに入力される或いはコンパイルされるまで、選択された形式の患者データレポートが表示されない。別の実施形態では、レポート内のデータの再入力或いは再コンパイルが、特定のデータフィーチャ或いはパラメータの変更の後が好ましい場合がある。
【0052】
上記した事象は、コンピュータ12a〜コンピュータ12n、コンピュータ32a〜コンピュータ32n、コンピュータ38及びコンピュータ40の任意の利用者が、これらのコンピュータに関連したスタンドアロンプログラミングに従って、或いはサーバ34及び/またはサーバ16に関連したウェブ利用プログラミングの一部或いは全てを用いて実行することができることに再び留意されたい。利用者は、例えばコンピュータ36a〜コンピュータ36nにアクセスする医療従事者であり、或いはコンピュータ38を介して患者データサーバ16及びデータベース28a〜データベース28nにアクセスする患者の糖尿病の症状を監視したい患者の縁者である。
【0053】
本発明の方法は、患者から得た試料に関連する或る分析物の検査が一定期間内に数回行われる、あらゆる患者の健康状態の監視に有用である。本発明の方法は、特定の検査のタイプ、集められたデータのタイプ、特定の健康状態、或いはその他の要件に合わせることができる。当業者であれば本発明の方法の様々な改変が可能であることが明らかであり、そのような改変は本発明の範囲内と解釈されるべきものである。
【0054】
本発明は、あらゆるタイプの患者データに用いて、あらゆるタイプの患者データレポートをあらゆるレポート形式で生成することができる。或る実施形態では、本発明を用いて電子レポートの生成及び糖尿病患者の監視を行うことができる。本発明のこのような実施形態では、データ表示形式は、糖尿病ログブック或いはデータリスト形式を含み得る。従来から、糖尿病ログブックは、糖尿病患者の記録管理の中心であった。ログブックは単純で直観的な記録であって、患者の日常の事象を論理的なグループに分け、患者(或いは患者の看護者或いは縁者)が、問題、トレンド、及び糖尿病患者に必要なレベルのコントロールを容易に確認できるようになっている。
【0055】
最も単純な形態のログブックは、患者が主なでき事を簡単に記録できるようにしたレコードブックである(血中グルコースの測定値、投薬、運動等)。患者データは表形式で表示されるか、或いは1日単位にして食事や主なでき事によってグループ分けされる。糖尿病ログブックに従った典型的なデータ表示形式或いはレポート形式が表1に示されている(頭字語「BGM」は、「血中グルコース測定値(Blood Glucose Measurement)」を表す)。
【0056】
【表1】
表1は、糖尿病ログブック形式がコンピュータディスプレイ上のビジュアルインターフェイスにより利用者に表示される1つの方法を表し、食事の前後(朝食、昼食、及び夕食)、就寝時、及びその他の時間に測定された血中グルコースレベルに従ってデータ入力される欄即ちフィールドを提供する一連の行及び列を含む。患者のコメント欄もある。フィールドにはデータを記入されていない。これにより表1が、上記した事象120で選択されたデータ表示形式がどのようなものであるかを利用者に示している。表1のデータ表示形式は、月曜日及び火曜日しか含まれていないが、多くの実施形態では1週間或いはそれより長い期間を含むように伸長しても良い。
【0057】
表1のデータ表示形式に関連した糖尿病患者を監視するための或る典型的な選択可能なデータフィーチャには、例えば、特定の日付、その日付における特定のデータ入力、データの行、データの列、及びデータのブロックが含まれる。利用者が、例えば食後の血中グルコース検査に関連したデータを選択するには、表示上のこれらのデータポイントをハイライトする、或いは夕食後の血液検査用の夕食後ヘッディングを選択する、或いはマウスやキーボードでカーソルを適切に操作して行うことができる。選択可能であって拡大可能なフィーチャ或いはパラメータにより、選択されたデータの分析が可能となり、また、選択されたデータに関連したパイチャート、棒グラフ、または他のフィーチャを生成して表示することが可能である。糖尿病患者の標準日間チャートを生成する一例では、表1のログブック形式で表示されている数日間の血中グルコースレベルが選択される。ログブック形式の表示から日付を選択すると、標準日間チャート(例えば、特定の各時刻におけるグルコース濃度mg/dL)が、プログラミング14及び/またはプログラミング18により生成され得る。利用者がこの標準チャートを見ると、そこに表示されている異常なデータポイントの情報を更に調べたくなるであろう。利用者が問題となるデータポイントをクリックすると、例えばポップアップウィンドウによりその問題のデータポイントの詳細が利用者に表示され得る。
【0058】
本発明により、利用者は、上記したプログラミング14及び/またはプログラミング18の「ハイライト、ポイント、及びクリック」機能を備えた標準的な糖尿病ログブックの特徴から、糖尿病管理のための電子的に生成されるレポーティングの使用の経験を積むことができる。ログブックを中心にデータを見ることにより、「ハイライト、ポイント、及びクリック」方式の他のデータに容易にアクセスすることができるようになる。
【0059】
表2は、データ表示即ちレポーティングの特定の例、並びに4つの異なったシナリオについての関連した記載を示す。これらのシナリオは、図2の事象に関連した本発明を用いた患者の糖尿病状態の監視及び血中グルコースレベルについての患者データレポートの生成時に起こる。後述する図3〜図8は、表2に示されている事象に関連し得る例示的なビジュアルインターフェイスを示し、これらが表2に引用されている。
【0060】
【表2】
表2のシナリオ2に記載されているようなターゲット範囲のパイチャート並びに対応するパイチャートを生成するための例示的な表の入力が図3及び図4に示されている。図3はビジュアルインターフェイス表示の例であって、本発明のプログラミングによりシナリオ2のために生成され、上記した表1のデータ表示形式特性を含み、行202と列204により複数のセル206が画定されており、それぞれのセル206が選択可能なデータフィーチャである。図3には、利用者が、この場合は夕食前及び夕食後の列である目的のヘッダー210(後にハイライトされる)を選択して夕食前及び夕食後の列200を選択する方法が例示されている。この選択は、コンピュータのマウス或いは他のユーザーインターフェイスを用いて従来の「クリックとドラッグ」の操作で行うことができる。
【0061】
夕食前及び夕食後の列200を選択すると、図4に示されているように、ポップアップウィンドウ220が生成されて表形式のログブックデータ表示上に表示され、そのポップアップディスプレイウィンドウ220内には生成・展開された夕食前パイチャート230及び夕食後パイチャート240が表示される。パイチャート230及びパイチャート240は、患者のターゲット範囲に一致したチャートであり、患者の血中グルコースのターゲットの範囲内及び範囲外のパーセンテージを示す。図3及び図4のビジュアルインターフェイス表示に関連して、一貫した直観的な色付けを行うことができる。例えば、血中グルコース測定値の「ターゲットの範囲外」のレベルには赤色を用い、「ターゲットの範囲内」のレベルには緑色を用いることができる。パイチャートを表示するウィンドウ220は、該当するアイコン(図示せず)をクリックして従来の方式で閉じる或いは最小化することができる。パイチャート230及びパイチャート240の特定の領域を選択して、別のポップアップウィンドウにその領域の詳細なデータを表示することができる。
【0062】
表2のシナリオ3に記載されたような特定の数日間に対する標準日間チャートを生成するための例示的な表形式のデータ入力が、図5及び図6のビジュアルインターフェイス表示に示されている。図5には、利用者が、選択されたブロック250をハイライトして、スケジュール日付の列に陰影ブロック250として示されている特定の日付を選択する方法が例示されている。この選択は、陰影ブロック260に示されているデータに対応し、スケジュール日付の列の陰影部分250の日にちに対応する標準日間チャートのウィンドウ270(図6)が生成され表示される。再び、様々なタイプのデータに対して一貫した直観的な色付けを行うことができる。標準日間チャートを表示するウィンドウは、利用者が閉じる或いは最小化することができる。利用者がウィンドウ270の標準日間チャートの特定のデータポイントを選択すると、別のポップアップ表示(図示せず)が現れ、ポップアップウィンドウ270の選択されたデータポイントの詳細が表示される。利用者は、矢印272によって示されているような個々のデータポイントを必要に応じてクリックして、選択されたデータポイント上に展開する別の表示(図示せず)を生成することができる。
【0063】
上記したシナリオ4に記載されたような特定の数日間に対するトレンドチャートを生成するための例示的な表の入力が、図7及び図8のビジュアルインターフェイス表示に示されている。図7は、利用者が、陰影ブロック290(ハイライトされた)上のトレンド対角線280に沿ってマウスをクリック及びドラッグ操作して、トレンドチャートを表示するために特定の数日間及び/または事象を選択する方法が例示されている。トレンド線280を選択すると、対応するトレンドチャートを示すポップアップウィンドウ292(図8)が生成され表示される。利用者は、矢印294よって示されているデータポイント等の表示292に関連するデータフィーチャを選択して、選択されたデータポイント上に展開する更に別の表示(図示せず)を生成することができる。
【0064】
図9を参照すると、本発明の方法の別の実施形態が示されている。図9の事象は、上述した図1の1或いは複数のコンピュータ及びプログラミングを用いて実行することができる。ここでも、事象の構成或いは順序は単に例示目的であって本発明の特定の用途に適合するように様々に変化し得ることを理解されたい。
【0065】
事象300では、本発明のプログラミングが、患者データの表示のためにデータレポート形式の選択を行う。このレポート形式は、上記したように糖尿病患者に一般的に用いられるタイプのログブック或いはデータリストの形態、または別の形式とすることができる。利用者による特定のデータ表示形式の選択は、プログラミングによる好適なビジュアルインターフェイスの表示により容易になっている。ビジュアルインターフェイスは、「プルダウン」メニュー、「ヘルプ」メニュー、利用者がマウスでクリックして選択できるグラフィカル・ユーザーインターフェイス(GUI)アイコンや、利用者がキーボードを用いて英数字記号を入力することができるテキストフィールド、または上記したような他の従来のビジュアルインターフェイスツールを用いることができる。
【0066】
事象310では、患者データが、プログラミングにより生成されるビジュアルインターフェイスにより選択された表示形式で利用者に表示される。
【0067】
事象320では、利用者は、表示されたデータ表示形式に関連したデータ評価パラメータを選択し、変更即ち編集することができる。データ評価パラメータは、選択された形式で表示されたデータのタイプ或いは特性に影響を与えるあらゆるパラメータである。データ評価パラメータには、例えば、選択可能な患者の氏名即ち患者識別子、患者データの選択可能な日付範囲、表示されるべきデータに対する選択可能な閾値、またはその他のパラメータが含まれ得る。本発明のプログラミングにより、利用者が、クリック可能なアイコン、テキストフィールド、利用者がマウスで選択することができる他の対話式表示フィーチャ、タッチスクリーンインターフェイス、或いは他のインターフェイス装置を用いてデータ評価パラメータを選択することができる。
【0068】
利用者がデータ評価パラメータの変更即ち編集を選択すると、事象310が繰り返され、表示されたデータが変更されたデータ評価パラメータに従ってリフレッシュ即ち変更される。例えば、利用者が表示されたデータの患者の氏名の変更を選択すると、選択された患者に関連するデータが利用者に表示される。日付範囲が変更されると、変更された日付に関連する患者データが表示される。データ閾値が変更されると、その閾値を超えた患者データ(或いは閾値より下の患者データ)が表示される。選択可能なデータ評価パラメータは、図10を参照して後述する。利用者が何れのデータ評価パラメータも変更しないと選択すると、事象330が起こり得る。
【0069】
事象330では、利用者は、事象310で表示された特定のデータフィーチャを選択することができる。選択可能なデータフィーチャには、例えば、特定の行或いは列からなる表のデータ表示形式、行或いは列内の特定のセル、パイチャートの選択された扇形、グラフィカルデータ表示の選択された領域、特定の日或いは特定の時刻に測定された測定値に関連するデータ、静止状態或いは刺激された状態に関連する測定値、食事に関連する測定値、或いは上記したような患者データのあらゆるフィーチャ、要素、または特徴が含まれる。データフィーチャは、GUI装置、クリック可能なアイコン、操作可能なファーストクラスオブジェクト、または他の対話式ビジュアルインターフェイス要素として利用者に表示され得る。データフィーチャの選択は、表示された目的のデータフィーチャ或いはそのデータフィーチャを表わすアイコンをマウスでクリックして行うことができる。事象330で利用者がデータフィーチャを選択すると、事象340が起こる。選択された形式で表示されている患者データに関連する何れのデータフィーチャも利用者が選択しない場合は、患者データレポートの生成が終了し、事象350が起こる。
【0070】
事象340では、事象330で選択されたデータフィーチャがビジュアルインターフェイスにより表示される。選択されたデータフィーチャの表示は、表示展開されたデータフィーチャを含み得る。展開されたデータフィーチャは、ポップアップウィンドウ等の別のウィンドウ或いはフレームで利用者に表示することができる。このようなウィンドウは、別の表示ページのデータ表示形式の表示上にオーバーレイ或いはスーパーインポーズされる、或いは他の表示形式で表示され得る。データフィーチャの選択は、全データレポート形式が第1の表示ページに関連し、選択可能なデータフィーチャが上記したようなドリルダウン方式でアクセスされる別の表示ページに関連するため、HTMLページ等のハイパーリンクされたページ間の移動を伴い得る。事象340での個々のデータフィーチャの展開及び表示により、利用者が、特定のデータの分析を行う機会を得ることができ、必要であればデータ表示形式の特定のフィーチャを変更して最終データレポートを最適化することができる。
【0071】
事象360では、利用者が、事象340で表示された選択されたデータフィーチャを修正或いは他の方法で変更することを選択することができる。事象360でのデータフィーチャの変更は、選択されたデータフィーチャに関連した表示された英数字記号を削除する、追加する、置換する、変更する、または選択されたデータフィーチャに関連した文書を「太字」にする、「アンダーライン」を引く、「イタリック体」する、または選択されたデータフィーチャの色、形、大きさを変える、または上記したようなデータフィーチャの特徴に別の変更を加えるなどして行うことができる。データフィーチャの変更は、そのフィーチャの操作或いは変更のためにデータフィーチャを表わすオブジェクトを別のアプリケーションにエクスポートすることを含み得る。
【0072】
事象350でデータフィーチャが所望通りに変更されたら、事象340が繰り返されて変更されたデータフィーチャが表示され、その後、再び利用者が変更することを選択して事象360が繰り返され得る。別法では、事象310が繰り返され、患者データレポートが再び、変更されたデータフィーチャで選択された形式に表示され、その後、事象320〜事象340が繰り返され得る。
【0073】
事象340で表示された展開されたデータフィーチャは、事象340まで表示されなかった事象330で選択されたデータフィーチャに関連する追加のデータポイント或いはフィーチャを含み得る。例えば、事象330で選択されたデータフィーチャが特定の日付を表わす場合、事象340で展開されたその日付の表示は、その特定の日付の複数の患者データ測定値を含み得る。利用者が、1或いは複数のこれらの追加的即ち二次的なデータフィーチャを選択的に編集したい場合がある。これに関連して、事象360で利用者が、事象330で選択され事象340で表示された展開されたデータフィーチャを変更することを望まないが、その代わりに、事象340の表示に現れる追加的なデータフィーチャの1つを選択して変更することを望む場合は、事象370が実行され得る。利用者が追加的データフィーチャの1つを選択して変更することを望まない場合は、事象350が起こり得る。
【0074】
事象370では、利用者は、事象340のデータフィーチャ表示に関連する第2のデータフィーチャを選択することができる。第2のデータフィーチャの選択は、上記したように表示された目的のデータフィーチャをクリックして行うことができる。第2のデータフィーチャを選択した後に事象380が起こり、選択された第2のデータフィーチャが利用者に表示される。この表示は、ポップアップウィンドウの形態、事象340で表示されたページにハイパーリンクされた別の表示ページ、或いは上記したような他の表示形態とすることができる。利用者が、事象380に表示されたデータフィーチャを変更したい場合は、事象380が繰り返され利用者に変更が表示される。別法では、この時点で事象310が繰り返され、レポート全体が利用者に表示され得る。
【0075】
再び、事象370で選択され事象380で表示されたデータフィーチャにより、これまで利用者に表示されていない更なるデータフィーチャが表示され得る。従って事象390で、利用者が事象370で選択された特定のデータフィーチャは変更したくないが、その代わりに新しく表示されたデータフィーチャの1つを選択及び編集したい場合は、事象400が起こり得る。
【0076】
事象400では、利用者が、事象380のデータフィーチャ表示に関連したn番目のデータフィーチャを選択することができる。n番目のデータフィーチャの選択は、上記したように表示された目的のデータフィーチャをクリックして行う。次に事象480が起こり、選択されたn番目のデータフィーチャが利用者に表示される。利用者は事象410で表示されたデータフィーチャを変更することができ、この後事象410が繰り返されて利用者に変更が表示されるか、或いは事象310が繰り返されて利用者にレポート全体が表示され得る。必要に応じて、利用者が患者デートレポートに関連した任意の所望のデータフィーチャを変更する機会を得るまで、事象400〜事象420が更に繰り返され得る。利用者が事象400でn番目のデータフィーチャを選択したくない場合、或いはそのような選択をしたが事象420でその選択したデータフィーチャを編集或いは変更したくない場合は、事象350が起こり得る。
【0077】
事象420で利用者が選択されたデータフィーチャの変更を選択しない場合は、事象350が起こる。事象350では、選択されたデータ表示形式で完成した患者データレポートが示され、利用者の特定の要望に従って個々のデータ表示フィーチャが選択的に表示或いは変更されている。上記説明から分かるように、本発明の方法により、利用者は、所望の最終レポート形式を得るまで求められていない完全な患者データレポートの生成を不必要に繰り返すことなく、特定の要望或いは用途に合った患者データレポートを生成することができる。完成した患者データレポートは、後に使用するためにコンピュータ12a〜コンピュータ12nのメモリにストアしたり、医療施設LAN30内の利用者が使用できるようにサーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送したり、Eメールに添付して同意を得た縁者38や医師40に直接送信したり、或いはそのレポートデータを提供した患者が望む他の方法を取ることもできる。患者データレポートの患者以外の使用は、上記したように患者の同意が必要である。これに関連して、個々の患者が事象100でデータを入力すると、プログラミング14及び/またはプログラミング18が、ビジュアルインターフェイスにより医学研究目的での患者データ利用の同意のリクエストを利用者に表示する。
【0078】
図9の事象の特定の例が、図10〜図12に例示されている。図12には、本発明に従った対話式患者データレポートの生成を可能にする本発明のプログラミングにより生成され表示され得る患者データレポートの例示的な表示ページ422が例示されている。このページ422は、患者の血中グルコースデータ用にデータリスト形式で示されている。本発明のプログラミングにより、図10に示されているように、様々なソフトウェアツールのためのプルダウンメニューのセット424が提供される。プルダウンメニューには、「患者」、「測定器」、「レポート」、及び「手動による結果」、並びに従来のツール、例えば「ファイル」、「プログラム選択」、「ツール」、及び「ヘルプ」がある。
【0079】
表示ページ422はまた、本発明のプログラミングにより提供される様々な動作を表わす幾つかのアイコン426を示す。図10の実施形態では、アイコン426はクリック可能なアイコンであって、利用者が選択して特定の表示ページに直接移動することができる。このような表示ページの形態は、HTMLページ、XMLページ、または従来の方式でページ間のハイパーリンクを可能とする他の構成とすることができる。従ってアイコン426は、ページ422にハイパーリンクされた一般的に使用されるページに移動することができる「戻る」、「ホーム」、「患者」、「測定器」、「レポート」、「結果の入力」、「選択」、及び「印刷」を含む。
【0080】
表示ページ420には、本発明に従って利用者が特定の患者データレポート形式を選択することができるテキストフィールド428が設けられている。「データリスト」形式がテキストフィールド428に示されており、表示ページ422は、データリスト形式で利用者に示されている。利用者は、フィールド428に関連したプルダウンメニューを用いて他の患者データレポート形式を選択することができる。また、キーボードを用いて手動で所望のレポート形式を入力することもできる。レポートに患者データを表わす他の様々な形式を上記したように用いることもできる。
【0081】
本発明により、図9を参照して説明したようなデータ評価パラメータを利用者が選択できる。テキストフィールド430により「患者」パラメータを選択することができるようになっており、利用者が、フィールド430に関連したプルダウンメニューを用いて患者の名前を選択するか、或いは手動で患者の名前を入力して、その選択された患者に関連したデータを表示ページ422上にデータリスト形式で表示することができる。テキストフィールド432によりデータ範囲パラメータを選択することができるようになっており、利用者が、プルダウンメニューを用いて日、週、月等のデータ範囲を選択するか、或いはデータ範囲の開始日及び終了日を入力することができる。特定のデータ範囲を選択すると、そのデータ範囲に対応する患者データがページ422上に表示される。
【0082】
図10に示されている実施形態では、患者の血中グルコースレベルに関連した検出可能なデータ評価パラメータも設けられている。フィールド434により、利用者が「グルコース平均値」を数値で入力することができ、フィールド436により、利用者が「ターゲット範囲内のパーセント」を数値で入力することができる。フィールド438により、利用者はターゲットのタイプを入力することができ、フィールド440により、利用者が血中グルコースレベルの「食事前ターゲット」等の特定のターゲットに対する数値範囲を選択することができる。利用者は、希望通りにこれらのパラメータを選択して変更し、選択された閾値或いは範囲に従って「ターゲットよりも高い」、「ターゲットよりも低い」または「低血糖」として選択的に患者データを表示することができる。ターゲット値或いは範囲の外の血中グルコース測定値は、直観的方式で色付けしてハイライトすることができる。
【0083】
表示ページ422は、データリスト表示形式に従って配置された行及び列からなるデータフィーチャ444のブロック442を含む。データフィーチャは、その一部或いは全てが展開及び編集を選択することができ、個々の日付、時刻、及び患者データ測定値に関連した時間スロット、測定の種類、測定値、試料測定器の製造番号、患者のコメント、及び結果の状態を含む。「値」の列の血中グルコースレベルのデータフィーチャは、フィールド434,436,438または440で選択されたターゲットパラメータに従って「ターゲットよりも上」または「ターゲットよりも下」としてハイライト或いは陰影が付けられて示されている。表示されたデータフィーチャ444の整列順序は、「日付」等の列のヘッダをクリックして変更して、データフィーチャを最も新しい物から最も古い物への順、或いはその逆に示すことができる。
【0084】
利用者は、表示ページ422上に表示されているデータフィーチャをクリックして選択し、選択されたデータフィーチャを展開された形で表示できる。選択されたデータフィーチャの表示は、データフィーチャを表示するポップアップウィンドウ、移動による別のページ即ち選択されたデータフィーチャにハイパーリンクされた表示ページ、選択されたデータフィーチャの別の表示形態を含み得る。図10に示されている実施形態では、アンダーラインが引かれたデータフィーチャは、特定の表示及び編集のために選択することができるデータフィーチャを表わす。
【0085】
図11を参照すると、利用者が、図10の日付「02/11/2002」に一致するデータフィーチャ444をクリックして得られる表示ページ446が示されている。この表示ページ446は、図10に示されているデータリストレポートの選択された日付に対応する日のデータを利用者に示す。この実施形態の表示ページ446は、図10の表示ページ422にハイパーリンクされたページであり、利用者がページ422上の「02/11/2002」データフィーチャをクリックして移動することができる。従って、表示ページ446は、表示ページ422からドリルダウン方式でアクセスすることができる。
【0086】
表示ページ446は、データフィーチャ450のブロック448を含み、その一部或いは全てを展開及び編集のために選択することができる。データフィーチャ450は、それぞれの時刻、測定の種類、測定値、患者のコメント、及び状態を含み、データリスト形式に従ってそれらは行及び列に整列されている。「値」の列の血中グルコースレベルのデータフィーチャは、上記したようにページ422のフィールド434,436,438及び440の選択されたターゲットパラメータに従って「ターゲットよりも上」としてハイライトされる或いは陰影が付けられて示されている。表示ページ446はまた、選択可能なアイコン452を含み、これにより利用者が対応するアイコンをクリックして「コメント」データフィーチャを編集することができる。これらのアイコンにより、利用者は、アイコンによって示されたタイプの新しいレコード/結果を入力することが可能となる。このような新しいデータの入力は、利用者が手動で行うことができる。
【0087】
時刻或いはコメント等の特定のデータフィーチャ450をクリックすると、利用者は、図12の表示ページ454に示されている手動入力表示に移動することができる。表示ページ454は、患者利用者の手動データ入力の形態を示す。表示ページ454は、「グルコース」、「インスリン」、「経口投与」、「運動」、「食物」、及び「健康の記録」のための複数の「タブ」メニュー456を含み、これにより、利用者がこれらのトピックに対応する表示に移動することができる。図12に例示されている「グルコース」タブは、日付、時刻、時間スロット、及びグルコースレベルをユーザーが入力できるフィールド458を含む。フィールド458と共に、利用者がグルコース測定値を「高」と表示するように選択できるアイコン460、グルコース測定値が血漿或いは全血の何れから得たかを利用者に表示するアイコン462及びアイコン464が設けられている。
【0088】
グルコースタブ456はアイコン466を含み、これにより利用者が、「運動(測定の前、最中、後)」、「食物」、「病気」、「月経」、「休暇」、「コントロール溶液」、「別の場所」、「ストレス」、「低く感じる(低血糖)」、及び「その他」等のグルコース測定値に関連した特定のコメントを選択できる。テキストフィールド468が設けられているため、利用者は他のコメントを入力することができる。図示されているように表示ページ454は、利用者を直接上記したような特定の表示ページに導くクリック可能なアイコン426を含む。ページ454はまた、結果の保存、動作のキャンセル、及び新しい結果の追加等の従来のボタンアイコン470を含む。
【0089】
図面を用いた上述の特定の表示は、本発明と共に用いることができる数ある表示構成の内の2,3の表示構成のみを示したが、これは限定と解釈されるべきものではない。本説明から当業者には明らかなように、対話式患者データレポートのための様々な他の表示構成が可能であり、これらは本発明の範囲内と解釈されるべきものである。添付の図面を用いて、患者のグルコースデータと共に用いるための本発明の例示的な実施形態を説明してきたが、本発明は様々なタイプの患者データ或いは医療データと共に用いることができることを理解されたい。
【0090】
本発明は、本発明の特定の実施形態を用いて説明してきたが、当業者であれば、本発明の概念及び範囲から逸脱することなく様々な変更が可能であり、等価物と置換できることを理解できよう。更に、本発明の目的、概念、及び範囲に対して特定の条件、物質、構成物、プロセス、またはプロセスステップが適合するように様々に改良することができる。このような改良は全て、添付の特許請求の範囲内に含まれるものである。
【0091】
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)更に、前記選択されたデータフィーチャを変更するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
(2)更に、前記患者データを生成するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)に記載の方法。
(3)更に、前記患者データを前記選択されたレポート表示形式にコンパイルするステップを含むことを特徴とする請求項1、実施態様(1)、若しくは実施態様(2)に記載の方法。
(4)前記患者データを前記レポート表示形式で表示する前記ステップが、第1の表示ページを生成するステップを含み、前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、前記第1の表示ページにハイパーリンクされた第2の表示ページを表示するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(3)の何れかに記載の方法。
(5)前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、前記選択されたデータフィーチャを、前記患者データレポート表示形式をオーバーレイするウィンドウに表示するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(4)の何れかに記載の方法。
【0092】
(6)前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、ドリルダウン操作を含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(5)の何れかに記載の方法。
(7)前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、前記選択されたデータフィーチャを、前記患者データレポート表示形式をオーバーレイするウィンドウに表示するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(6)の何れかに記載の方法。
(8)前記患者データ表示形式が表のログブック形式を含むことを特徴とする実施態様(7)に記載の方法。
(9)患者データレポートを生成するためのシステムであって、実施態様(1)乃至実施態様(8)の何れかに記載の方法を実施するためのプログラミングを含むことを特徴とするシステム。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明に従った対話式患者データ管理システムの一実施形態を例示する機能的なブロック図である。
【図2】本発明に従った対話式患者データレポート生成方法を例示するフローチャートである。
【図3】患者の血中グルコースデータの表を備えた患者データレポートを例示する図である。
【図4】患者の血液グルコースデータのグラフィカルパイチャートを備えた患者データレポートを例示する図である。
【図5】患者データレポートの表示を例示する図である。
【図6】標準日間チャートを備えた患者データレポートの表示を例示する図である。
【図7】患者データレポートを例示する図である。
【図8】トレンドチャートを備えた患者データレポートを例示する図である。
【図9】本発明に従った対話式患者データレポート生成方法の別の実施形態を例示するフローチャートである。
【図10】データリスト形式の患者データレポートの表示ページを例示する図である。
【図11】図10の表示ページから選択された1日の表示ページを例示する図である。
【図12】図11のページ表示の選択されたデータエントリーの表示ページを例示する図である。
【符号の説明】
【0094】
10 患者データ管理システム
14,18,36,37,42 レポート生成
16 ファイルサーバ
20 試料読取り装置
22 患者データの転送
24 ネットワークで利用可能な試料読取り装置
26 データバンク
28a,28b,28n 患者データ
32a 医師コンピュータ1
32b 医師コンピュータ2
32n 医師コンピュータn
38 同意を得た縁者コンピュータ
40 同意を得た医師コンピュータ
【0001】
本発明は、対話式の患者データレポートの生成に関する。
【背景技術】
【0002】
データベース即ちリポジトリの医療情報や患者情報を表示するソフトウエアアプリケーションは、従来から「キャンドレポーティング(canned reporting)」の概念を用いてきた。典型的なレポート生成セッションでは、レポートの内容を制御するために利用者が基準を設けた使用可能なレポートのリストから1或いは複数の事前に形式化されたレポートを利用者が選択する。次に患者情報が、選択されたレポートの事前に決定された形式でコンパイルされ、利用者に表示される。最終レポートが目的の特定の情報を含まなかったり、その目的の特定の情報が利用者に正確に示されていない場合は、全プロセスを繰り返して新しいレポートを生成しなければならない。
【0003】
このプロセスは、融通の利かない硬直したものであり、最終レポートに比較的マイナーな変更を加えるために複数の対話が必要となる場合が多い。最終レポートが生成されるまで解決すべき問題が何であるのか、利用者が分からない場合が多い。レポートが利用者の要求を満たしていない場合は、別のレポート、即ち完全に新しいレポートを生成しなければならない。レポートが生成されるまで、利用者はレポートにどのような問題が生じるか分からないため、目的のデータを最適に示すレポートを最終的に生成するためには、レポート生成のための複数のパスや対話が必要である。このような各パスでは、利用者がレポート生成の全プロセスを繰り返す必要がある。
【文献1】
米国特許第6,024,699号明細書
【文献2】
米国特許第5,960,403号明細書
【文献3】
米国特許第5,997,476号明細書
【文献4】
米国特許第5,935,060号明細書
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、データの解釈を単純化し、かつ直観的なレポートパラメータの選択を可能にし、これにより所望のレポートフィーチャを得るべく複数の余分なレポートを生成する必要がなくなり、患者、許可された看護者、許可された健康管理提供者、及びその他の許可された利用者達の間で患者データの情報を迅速かつ簡単に共有することができる患者データレポート生成システム及び方法が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、糖尿病及び血液凝固疾患等の健康異常に関連した患者データに対話式レポートを用いる患者データ管理及び患者データレポート生成のための方法及びシステムを提供する。本発明はまた、ネットワーク化されたコンピュータ技術を用いた健康異常を監視する方法及びシステムを提供する。本方法は通常、レポート表示形式を選択するステップと、患者データをレポート表示形式で表示するステップと、患者データに関連したデータフィーチャを選択するステップと、選択されたデータフィーチャを表示するステップとを含む。本方法は更に、選択されたデータフィーチャを編集或いは変更するステップを含む。選択されたデータフィーチャを表示するステップは更に、選択されたデータフィーチャを展開するステップと、選択されたデータフィーチャを縮小するステップと、選択されたデータフィーチャの表示を操作する他のステップとを含む。患者データをレポート表示形式で表示するステップは更に、第1の表示ページを生成するステップを含み、選択されたデータフィーチャを表示するステップが、第1の表示ページにハイパーリンクされた第2の表示ページを表示するステップを含む。選択されたデータフィーチャを表示するステップが、1或いは複数のドリルダウン操作によって実行され得る。別の実施形態では、選択されたデータフィーチャを表示するステップは、選択されたデータフィーチャを、患者データレポート表示形式をオーバーレイングするウィンドウに表示するステップを含む。本方法は、選択されたレポート形式に用いるための患者データを生成するステップを含む。患者データを生成するステップは、試料読取装置から患者データをアップロードするステップ、ファイルサーバからの患者データをダウンロードするステップ、または患者データを電子形式でEメール添付として或いは直接のファクシミリ通信として送信するステップ或いは受信するステップを含み得る。
【0006】
本発明のシステムは通常、利用者がデータレポート表示形式を選択できるように構成されたプログラミング、患者データをビジュアルインターフェイスにより選択されたデータレポート表示形式で表示するように構成されたプログラミング、並びにビジュアルインターフェイスにより選択された患者データのデータフィーチャに関連したデータフィーチャを利用者が選択できるように構成されたプログラミングを含む。システムは更に、利用者が選択されたデータフィーチャを編集できるように構成されたプログラミングを含む。選択されたデータフィーチャを表示するように構成されたプログラミングは、選択されたデータフィーチャを所望の方式で展開、縮小、またはその他の操作をできるように構成されたプログラミングを含み得る。或る実施形態では、患者データを表示するように構成されたプログラミング、利用者がデータフィーチャを選択できるように構成されたプログラミング、及び選択されたデータフィーチャを表示するように構成されたプログラミングが、第1の表示ページとしてレポート表示形式で患者データを表示し、第1の表示ページにハイパーリンクされた第2の表示ページとして選択されたデータフィーチャを表示するように構成され得る。このような表示の生成は、ドリルダウン操作で行うことができる。別の実施形態では、選択されたデータフィーチャを表示するように構成されたプログラミングは、選択されたデータフィーチャを、患者データレポート表示形式をオーバーレイするウィンドウに表示するように構成され得る。
【発明の効果】
【0007】
データの解釈を容易にし、かつ直観的なレポートパラメータの選択を可能にし、これにより所望のレポートの機能を得るべく複数の余分なレポートを生成することがなくなり、患者、承認された看護者、承認された健康管理提供者、及びその他の承認された者達の間で患者のデータ情報を迅速かつ簡単に共有することができる患者データレポート生成システム及び方法が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
定義
本発明を更に説明する前に、本発明が記載する特定の実施形態により限定されるものではなく、様々に変更可能であることを理解されたい。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ規定されるものであり、本明細書に用いる専門用語は特定の実施形態を説明するためのものであってこれにより本発明が限定されるものではない。
【0009】
本明細書に用いる専門用語及び科学技術用語は、特別の記載がない限り本発明の属する分野の一般的な技術者が普通に解釈するのと同じ意味を有する。本明細書に記載する方法及び物質に類似した或いは等価のあらゆる方法及び物質を、本発明の実施或いは検査に用いることができる。好適な方法及び物質については本明細書に記載する。本明細書に記載する全ての刊行物は、ここに開示された方法及び/または物質に言及することを以って本明細書の一部とする。
【0010】
本明細書及び添付の特許請求の範囲に用いられる単数形「或る」、「及び」、「その」、及び「この」は、文脈中に特段の記載がない限り複数の指示物を含むものとする。従って、例えば「利用者」は複数のそのような利用者を含み、「そのサーバ」は1或いは複数のそのサーバ及び当業者に周知のその等価物等を含む。
【0011】
本明細書に記載する刊行物は全て、本発明の出願日前に開示されている。しかしながら、だからと言って本発明が、これらの刊行物の日付よりも前の日付にすることができないと解釈されるべきものではない。更に、記載された刊行物の日付が実際の日付と異なっている場合があり、個別に確認しなければならないこともある。
【0012】
ここに記載する定義は、意味を明確にするためのものであって限定と解釈されるべきものではない。専門用語及び科学技術用語は、本発明の属する分野の一般的な技術者が普通に解釈するのと同じ意味を有する。
【0013】
本明細書に用いる「利用者」及び文法的な同等物は、患者データに基づいてレポートを生成するあらゆる個々の人及び実在体を指す。患者ではない患者データの利用者は、患者から許可を受ける、かつ/または同意を得る必要があろう。「利用者」には、患者、患者の縁者、看護者、医療従事者、または患者データレポートの生成及び患者データの検分を望むその他の者が含まれる。
【0014】
本発明の詳細な説明
患者、看護者、医療従事者、或いはその他の利用者が患者のデータを迅速かつ容易に分析及び解釈できる対話式患者管理のためのシステム及び方法を開示する。本発明により、患者データを様々な選択可能なレポート形式で表示装置に表示することができる。患者データレポートは対話式で使い易く、利用者が単純な「ポイントとクリック」方式により、レポート形式で示されている個々のデータフィーチャ(data feature)を選択して拡大し、編集することができる。従って、患者データレポート及びその中の選択されたデータフィーチャを、迅速かつ容易に修正即ち編集でき、その変更中に検分して効果的なレポート生成及び患者データ管理を行うことができる。
【0015】
図1〜図8を参照すると、例示目的でシステム及び方法で具体化された本発明が具体的に示されている。ここに開示する基本的な概念から逸脱することなく、このシステムは構造及び部品の細部を様々に変更でき、この方法は細部及び事象即ち動作の順序を様々に変更できることを理解されたい。本発明は、主に患者データ情報について開示し、特に糖尿病患者及び抗凝血低下状態の患者の管理目的の使用について開示する。しかしながら、本発明は、様々なタイプのデータ管理並びにそのようなデータレポート生成に用いることができる。このようなデータには、高血圧症及び肥満に関連する運動療法等の症状や分析物の日常的な監視が必要な様々な症状に関連したデータが含まれる。本発明はまた、患者、医師、及び他の医療従事者である利用者についても記載し、本発明の利用者は、必ずしも患者や医療従事者である必要はないが、患者或いは患者の保護者から患者の健康データにアクセスする同意を得た、例えば患者の縁者及び医療研究者等のあらゆる利用者であることを理解されたい。当業者であれば、ここに記載するような本発明の様々な機能的な構成要素が同じ論理を共有でき、同一の回路内或いは別の回路構成で実施できることが明らかであろう。ここに用いる全ての定義は明確にすることが目的であって限定と理解すべきではなく、ここに用いる専門用語及び科学技術用語は当業者が普通に理解する意味と同じである。
【0016】
本発明のソフトウエアの態様はその性質上分散させることができ、顧客サーバコンピュータシステム内において様々な構成で具現できる。本発明は、様々なスタンドアロン或いはネットワーク化されたコンピュータシステムやデータプロセッサシステムで具現できる。或る実施形態では、本患者データ管理方法は、1つのコンピュータ或いはデータプロセシング装置上でスタンドアロンプログラム動作に関連して実施することができ、別の実施形態では、一部或いは全ての本患者データ管理方法は、ネットワークインターフェイスを介して利用者コンピュータがアクセスできる1或いは複数のサーバコンピュータにインストールされたウェブ利用アプリケーションで実施することができる。
【0017】
システム
図1を参照すると、対話式の患者データレポート生成を提供する、本発明に従った患者データ管理システム10の一実施形態が示されている。このシステム10は、1或いは複数の患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nを含む。各患者コンピュータとしては、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ、UNIX(登録商標)マシン、メインフレームマシンや、INTEL(登録商標)系、APPLE(登録商標)系、またはSUN(登録商標)系のプロセシングコンピュータやそれらのクローンなどのパーソナルコンピュータ(PC)や、その他の好適なコンピュータ等、標準的なコンピュータを挙げることができる。患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nはまた、マザーボード、セントラルプロセシングユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)の形態であるメモリ、ハードディスクドライブ、ディスプレイアダプタや、ディスケットドライブ、CD−ROM、フラッシュ−ROM、テープドライブ、PCMCIAカード及び/または他の取外し可能な媒体などの他の記憶媒体や、モニタ、キーボード、マウス及び/または他のユーザインターフェイス、モデム、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、及び/または他の従来の入出力装置等の典型的なコンピュータ構成要素(図示せず)を含む。多くの実施形態では、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、従来のデスクトップ或いはタワー型装置を含むが、或る実施形態では、代替としてポータブル即ち「ラップトップ」コンピュータ、ハンドヘルドPDA、ウェブページを閲覧可能な携帯電話、ウェブページを閲覧可能な「ダムターミナル」、WEBTV(登録商標)等のウェブページを閲覧可能なインターネットターミナル、或いは他のウェブ閲覧やネットワーク利用可能な装置を含む。
【0018】
患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、そのメモリにインストールされたUNIX(登録商標)、WINDOWS(登録商標)98、WINDOWS(登録商標)ME、WINDOWS(登録商標)2000等のオペレーティングシステム(図示せず)を含み得る。患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは更に、そのメモリにインストールされたNETSCAPE NAVIGATOR(登録商標)、INTERNET EXPLORER(登録商標)、AOL(登録商標)、または同様の患者コンピュータ用のブラウザソフトウエア等のウェブ閲覧プログラム(図示せず)を含み得る。本発明に従えば、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nはそれぞれ、メモリにストアされたデータレポート生成ソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング14を含む。このプログラミング14により、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの利用者が、糖尿病等の特定の健康状態についてログブック形式で患者データを選択的に入力することができる。プログラミング14は、対話式の患者データレポートを生成することができる。プログラミング14はまた、利用者が様々なデータ表示形式を選択し、選択された表示形式で患者データをコンパイルし、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、かつ/または後述するように最終レポートを生成する前に選択されたデータフィーチャを修正即ち変更できるように構成されている。プログラミング14は、電子的に、光学的に、或いは磁気的にストアされたコードの形態、或いは患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのRAMや他のメモリ内にコンピュータ読取り可能にストアされたコードの他の形態を取り得る。図1に示されている実施形態では、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、患者データの入力並びに対話式レポーティング及びデータ解釈に用いられる個人が使用するコンピュータを指す。
【0019】
システム10はまた、1或いは複数の患者データサーバ即ちファイルサーバ16を含む。ファイルサーバ16として、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ、UNIX(登録商標)マシン、メインフレームマシンや、INTEL(登録商標)系プロセシングコンピュータ或いはそのクローン、APPLE(登録商標)コンピュータ或いはそのクローン、またはSUN(登録商標)ワークステーション等のパーソナルコンピュータ(PC)、または他の好適なコンピュータ等、標準的なデータ処理装置即ちコンピュータが挙げられる。唯1つの患者データサーバ16が示されているが、利用者の人数及びトラフィックレベルから必要となれば、多数のこのような患者データサーバ16をシステム10に含めることもできる。患者データサーバ16は、マザーボード、セントラルプロセシングユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ、ディスプレイアダプタや、ディスケットドライブ、CD−ROM、フラッシュ−ROM、テープドライブ、PCMCIAカード及び/または他の取外し可能な媒体などの他の記憶媒体や、モニタ、キーボード、マウス及び/または他のユーザインターフェイス手段、モデム、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、及び/または他の従来の入出力装置等の従来のコンピュータ構成要素(図示せず)を含む。
【0020】
患者データサーバ16はそのメモリ内に、UNIX(登録商標)、WINDOWS(登録商標)NT、NOVELL(登録商標)、SOLARIS(登録商標)、または他のサーバオペレーティングシステム等のサーバオペレーティングシステム(不図示)がストアされている。患者データサーバ16はまた、HTTP(hypertext transfer protocol)またはウェブページリクエストの処理のためにそのメモリ内に、NETSCAPE(登録商標)、INTERNET INFORMATION SERVER(商標)(IIS)、または他の好適なウェブサーバソフトウエアがロードされている。また、患者データサーバ16には、本発明に従って患者データレポート生成のためのデータレポート生成ソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング18がストアされている。プログラミング18は、プログラミング14の一部或いは全ての機能を含み得る。そして、HTMLページ内に組み込まれた患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの利用者にこのようなプログラミング機能を提供し得る。プログラミング18は、電子的に、光学的に、或いは磁気的にストアされたコードの形態、或いは患者データサーバ16のRAMや他のメモリ内にコンピュータ読取り可能にストアされたコードの他の形態を取り得る。プログラミング18はまた、或る実施形態では、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの一要素としても良い。
【0021】
患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nは、患者データサーバ16と通信するために患者データサーバ16と機能的に接続されている。このような通信には、インターネット、イントラネット、LAN、WAN(図示せず)、或いはDSL(デジタル加入者回線)を用いる他のコンピュータネットワークや、インターネットサービスプロバイダ(ISP)を介した電話回線及びモデムを用いた電話接続、無線接続、サテライト接続、赤外線接続、またはインターネットへの接続を確立するための他の手段を用いることができる。患者データサーバ16は、T1接続、T3接続、複数のT1接続、複数のT3接続、或いは他のデータ接続等の高速データ接続によってインターネットに接続することができる。患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nと患者データサーバ16は、TCP/IP(伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル)を用いるインターネット或いは他のネットワーク通信プロトコルを用いる他のネットワーク接続を介して通信する。
【0022】
システム10は、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nに関連して用いる1或いは複数の試料読取り装置20を含み得る。試料読取り装置20は、測定して患者データを記録することができ、例えば血液、尿、及び痰等の体液の形態である患者の試料を受取るインターフェイス(図示せず)、並びに試料読取り装置20がその試料に関連した患者データを記録しストアできるようにするハードウエア及び/またはソフトウエア(図示せず)を含み得る。試料読取り装置20はプログラミング22を含む。このプログラミング22は、それ自体が得た患者データを保存できるようにすると共に、利用者が、様々なデータ表示形式を選択し、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、かつ/または選択されたデータを編集できるようにして対話式の患者データレポート生成を可能にする。プログラミング22は、これらの動作を、試料読取り装置20上のビジュアルインターフェイス、及び/または試料読取り装置によって提供されたデータをレンダリングすることができるハンドヘルド装置、及び/または試料読取り装置20に機能的に接続されたコンピュータ12aのビジュアルインターフェイスを介して利用者に示すことができる。プログラミング22は付加的に或いは代替的に、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのレポート生成プログラミング14、レポート生成プログラミング18、または後述する他のレポート生成プログラミングが使用できるように、患者データを患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nに転送するように構成することができる。
【0023】
システム10はまた、図示されているように測定及び患者データの記録ができるネットワークで利用可能となる試料読取り装置即ち測定器24を含む。この試料読取り装置24は、患者試料を受取るインターフェイス(図示せず)、試料読取り装置20を用いて上記した方法と同様の方法で試料に関連した患者データを記録しストアするべく試料読取り装置24を利用可能にするハードウエア及び/またはソフトウエア(図示せず)を含む。ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24は、ネットワーク接続を介して患者データサーバ16と通信するために患者データサーバ16に機能的に接続されている。このようなネットワーク接続は、患者データサーバ16に直接ダイアルアップするモデムと電話回線を用いた電話接続、無線接続、サテライト接続、赤外線接続、またはサーバとの接続を確立するための他の手段を含み得る。ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24は、利用者が様々なデータ表示形式を選択し、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、かつ/または選択されたデータを編集できるように構成されたプログラミング22を含む。これらの動作は、試料読取り装置24上のビジュアルインターフェイス及び/または上記したような試料読取り装置20に機能的に接続された別のコンピュータのビジュアルインターフェイスで利用者に示すことができる。プログラミング22は付加的に或いは代替的に、プログラミング18が患者データレポート生成に使用できるように、読取り装置24にストアされた患者データをサーバ16に転送するように構成することができる。プログラミング22はブラウザ機能を含み得る。プログラミング22はまた、サーバ16から完全なレポートを受取り、読取り装置24のディスプレイインターフェイス(図示せず)にレポートを表示する付加的な機能を有し得る。ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24により、利用者は、サーバ16のプログラミング18によるレポート生成のために患者データをサーバ16に送るべくパーソナルコンピュータにアクセスしなくても良い。
【0024】
システム10は、1或いは複数の個々のデータベース28a〜データベース28nを含み得る、患者データサーバ16に機能的に接続されたデータバンク26を含む。これに関連して、患者データサーバ16は、SQL(登録商標)、DB2(登録商標)、またはデータベース28a〜データベース28nに関連した情報を検索及びストアすることができる同様のプログラミング等のストアされたデータベース管理プログラミングを含み得る。別法では、患者データサーバ16を、データベース28a〜データベース28nから情報にアクセスできる1或いは複数のデータベースサーバ(図示せず)を介してデータベース28a〜データベース28nに機能的に接続することができる。
【0025】
データベース28a〜データベース28nは、患者データレポートの生成に使用可能なあらゆるストアされたデータを含み得る。このようなデータには、特に、患者の症状を監視中に生成される定期的な測定値の形態である患者データが含まれる。例えば、このようなデータには、患者の体液中の分析物の周期的なレベルが含まれる。この分析物は、疾患状態や、体液中に存在する治療用化合物のレベル即ち量を示し得る。或る場合、患者データは、糖尿病患者に対して周期的に測定される血中のグルコースレベルや、抗凝血治療を受けている患者の血液中或いは血漿中の抗凝血測定値を含み得る。このデータは、タイミングに関連した情報や、測定に関連した他の事象を含み得る。例えば、測定に関連した患者の食事のタイミング、測定の時刻、患者の運動療法、月経周期、患者の他の症状、患者に施される他の薬物治療、または患者データレポート生成及びレポート生成に関連した特定のデータフィーチャの選択に用いることができる他の様々な因子や要件がある。
【0026】
データベース28a〜データベース28nにストアされた情報には、特に患者データレポートパラメータの選択に用いることができる情報が含まれ得る。具体的には、1日あたりのデータ測定の回数、そのようなデータの平均した統計的測定値、レポート生成に用いられるデータの日数、及び特に監視される健康状態及びその管理に関連した他のレポートパラメータ等である。糖尿病等の特定の疾患の管理をするためのレポートパラメータのストアされた情報には、例えば様々なタイプのインスリン治療に対応した確立された血中グルコースレベル、患者の年齢に対応した血中グルコースレベル、及び危険な血中グルコースレベルが含まれ得る。データベース28a〜データベース28nの患者データ情報へのアクセスを患者が同意した患者ではない利用者は、研究及び他の医療目的のために患者データを用いて患者集団についてのレポートを生成することができる。
【0027】
データベース28a〜データベース28nはまた、完全なレポートを準備するために同じ利用者或いは他の利用者が後に使用できるように、リピート利用者が以前に選択したレポートパラメータをストアするように構成されている。データベース28a〜データベース28nは、その全体或いは一部の所有権を主張できるデータベースを含み得る。このようなデータベースは、複数の患者用の監視装置からの生のデータや、関連した健康状態の個人或いは個人集団のコンパイルした結果及びレポートを含む。データベース28a〜データベース28nは、試料読取り装置20,24或いは患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nからアップロードして周期的にデータベース28a〜データベース28nを更新する患者や、医療従事者または看護者によって直接生成することができ、健康データにアクセスするために患者及び他者(患者の同意が必要)に使用される。
【0028】
データベース28a〜データベース28nにストアされた情報には、選択されたデータポイントの数、データポイント測定間の時間間隔、コントロールデータポイント即ち平均データポイントに対する標準的な値、または比較研究のための他のコントロール要件を含むデータポイントパラメータの選択に関連した情報が含まれ得る。データベース28a〜データベース28nは、様々な健康状態に対する一般的なレイアウトパターン、1つのレポートあたりの対話数、レポート結果の様々な表示、及び他のレポートレイアウト要件等のレポートパラメータのレイアウトの選択に利用できる情報を付加的に含み得る。
【0029】
データベース28a〜データベース28nの情報は、当業者に周知の様々な構成にすることができる。データベース28a〜データベース28nは、リレーショナルデータベースを含み得る。このようなリレーショナルデータベースでは、レポートパラメータ選択情報、コントロール即ち標準的な測定パラメータ選択情報、及びデータポイントパラメータ選択情報が、コンピュータ読取り可能は媒体にストアされたレコードの表として含まれている。
【0030】
図1に示されているようにシステム10は、医療施設ローカルエリアネットワーク即ちLAN30を含む。このLAN30はその中に、サーバ34に機能的に接続された1或いは複数の医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nを含む。医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nは、上記したような従来のオペレーティングシステム及びブラウザソフトウエアを備えた、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nを用いて説明したようなあらゆるコンピュータまたはデータ処理装置を含み得る。医療施設LANサーバ34は、上記した患者データサーバ16と同様に構成されたコンピュータを含み得る。医療施設LANサーバ34はまた、インターネット或いは他のコンピュータネットワークを介してデータベース28a〜データベース28nに機能的に接続されている。LAN30にファイアーウォール(図示せず)を設けて、インバウンド・トラフィック及びアウトバウンド・トラフィックをフィルタリングすることができる。医療施設LANサーバ34は、医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nからのHTTPページリクエストを処理するためのウェブサーバソフトエア(図示せず)、並びにデータベース28a〜データベース28nに関連した情報をストア及び検索するためのソフトウエア(図示せず)を含み得る。
【0031】
医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nはそれぞれ、ストアされたソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング36を含み得る。このプログラミング36は、患者の治療或いは患者の健康管理を補助するべく、医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nの利用者が、選択可能なレポート形式を用いて、選択可能なデータフィーチャを選択して拡大し、かつ/または編集して患者データレポートを生成して見ることができるように構成されている。プログラミング36は、プログラミング14の論理面の全て或いは一部を含み得る。プログラミング36は、医師である利用者が、様々な表示形成を選択し、選択された表示形式で患者データをコンパイルし、選択された形式でデータを表示し、データフィーチャを選択して拡大し、最終レポートを生成する前に選択されたデータフィーチャを修正即ち変更できるように構成されている。医療施設LANサーバ34は、レポート生成プログラミング37を含み得る。このレポート生成プログラミング37は、医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nのためのウェブを利用した対話式患者データレポート生成方法を提供する。このプログラミング37は、プログラミング36に加えて、或いはその代替として用いることができる。
【0032】
図1に示されているように、システム10は、患者のデータへのアクセスが患者により許可された利用者が利用できる1或いは複数のコンピュータを医療施設LAN30の外部に含む。これに関連して、このような許可された患者の縁者コンピュータ38及び同意を得た医師コンピュータ40が図示されており、インターネット或いは他のコンピュータネットワークを介してサーバ16に機能的に接続されている。縁者コンピュータ38及び医師コンピュータ40は、上記した従来のオペレーティングシステム及びブラウザソフトウエアを備えた、上記したようなあらゆるコンピュータ或いはデータ処理装置を含む。
【0033】
縁者コンピュータ38及び医師コンピュータ40は、ストアされたソフトウエア要素、アプリケーション、即ちプログラミング42を含み得る。このプログラミング42は、縁者コンピュータ38及び医師コンピュータ40の利用者が、本発明に従って選択可能なレポート形式を用いて、選択可能なデータフィーチャを選択して拡大し、かつ/または編集して患者データレポートを生成し見ることができるように構成されている。プログラミング42は、プログラミング14の論理面の全て或いは一部を含み得る。プログラミング42は、コンピュータ38及びコンピュータ40の利用者が、様々なデータ表示形式を選択して、選択された表示形式で患者データをコンパイルし、選択された形式でデータを表示し、選択されたデータフィーチャを拡大し、最終レポートを生成する前に選択されたデータフィーチャを修正即ち変更できるように構成されている。
【0034】
図1の患者データ管理システム10は、本発明の対話式患者データ管理システムの単なる一実施形態であって、ここに記載した開示から当業者であれば、システム10の様々な改良が可能であることを理解できよう。或る実施形態では、本発明のシステムは、患者データ、並びに本発明の対話式レポート生成方法を実施可能なプログラミングがストアされた1つのコンピュータを含み得る。或る実施形態では、本発明のシステムは、サーバ16により機能的に接続された1つの患者コンピュータ12a及び1つの医師コンピュータ40に存在する。医師利用者は、対話式患者データレポート生成プログラミング42及び/またはプログラミング18を利用してレポートパラメータを選択し、患者の健康状態の管理を補助する様々なタイプのレポートを生成することができる。
【0035】
図1に示されているような医療施設LAN30の構成もまた、単なる一例であって様々に変更可能である。図示されている個々の医師コンピュータ32a〜医師コンピュータ32nは、患者レポートを生成するために個々のレポートパラメータプログラミング36a〜レポートパラメータプログラミング36nを含む。明確にするために、データベース28a〜データベース28nは図1に示されているように1つのデータバンク20内に含まれている。このデータバンク20には、医療施設LAN30のコンピュータ32a〜コンピュータ32n、コンピュータ12a〜コンピュータ12n、及びコンピュータ38及びコンピュータ40によってアクセスできる。データベース28a〜データベース28nの構成は、本発明の実施形態によって様々である。医師コンピュータ40は、別の医療施設即ち施設LAN(図示せず)内に配置することもできる。サーバ16は、顧客利用者の数及びそれによるトラフィックレベルに従って拡張及び再構築可能な銀行や会社のサーバを含んでも良く、様々な負荷調節機構を用いて特定のサーバを特定の顧客利用者に割り当てることができる。当業者には明らかなように、システム10内のコンピュータ及びデータベースの他の様々な構成が可能であり、そのような構成も本発明の範囲内と解釈されるべきでものである。
【0036】
データベース28a〜データベース28nは、所有権を主張できる医療施設のデータベースであっても良く、このデータベースへのアクセスは会員制或いは無料とすることができる。従って、患者装置12a〜患者装置12n、縁者装置38、及び医師装置40の利用者は、患者データ情報にアクセスするためのデータベース28a〜データベース28nの使用にあたり、レポートの数量に応じて年会費或いは月会費を払うようにしたり、或いは無料とすることもできる。患者データサーバ16を介する利用者のデータベース28a〜データベース28nへのアクセスは、アクセスする前に利用者の認証或いは確認により安全性を高めることができる。当業者には明らかなように、システム10の様々な他のデータベース構成が可能であり、そのような構成も本発明の範囲内と解釈されるべきものである。
【0037】
医療施設或いは団体が、入力データプログラミング14及び/またはレポートパラメータ選択プログラミング18を、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nにインストールできるようにCD等のコンピュータ読取り可能媒体の形態で患者に提供することができる。別法では、入力データプログラミング14及び/またはレポートパラメータ選択プログラミング18を、インターネットを介して患者データサーバ16或いは他のサーバ(図示せず)から患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nにダウンロードすることもできる。入力データプログラミング14及び/またはレポートパラメータ選択プログラミング18を、会員制或いは1回目は無料として患者、医師、看護者、或いは縁者が利用できるようにすると共に、対話式レポート選択技術の進歩に合わせて医療施設或いは団体によって定期的に更新されるようにすることができる。インターネットによる患者データサーバ16のプログラミング18へのアクセスを会員制にして、アクセスする前に利用者の確認が必要なようにすることができる。ウェブ利用プログラミング46はまた、第3者のサーバを介して患者データサーバ16のプログラミング18にアクセスできるようにする第3者のサーバ(図示せず)に関連した拡張アプリケーションを含み得る。
【0038】
方法論
本発明は、患者の健康データのレポート生成プロセス並びに患者の健康管理に患者或いは他の利用者が参加できるようにする方法を提供する。本発明により、最終レポートを生成する前にレポートの様々な選択可能な点を迅速かつ容易に対話形式に変更ができ、これにより、所望のレポートを仕上げるために不必要に複数のレポートを生成することなく、所望の方式で患者データレポートを生成することができる。本発明のこの方法は、一般的な言い方をすれば、レポートのデータ表示形式を選択するステップ、データを表示するステップ、選択されたデータフィーチャを開くステップ、選択されたデータフィーチャを表示するステップ、及び選択されたデータ表示形式の完全なレポートを生成するステップを含む。本方法はまた、選択されたデータフィーチャを変更するステップ及び/またはデータ表示形式を変更するステップを含み、更にレポートに用いられる患者データを生成するステップを含み得る。本発明の方法により、患者、看護者、或いは他の利用者が、個々の利用者が求める或いは必要とする程度に患者健康管理プロセスに関与することができる。患者自身が、特定の健康状態の管理或いは他の目的で使用される対話式患者データレポートを完成するために必要なデータの殆ど或いは実質的に全てを提供することができる。
【0039】
本発明の方法は、本方法の一実施形態を例示するフローチャートが示されている図2を参照するとより理解できよう。図2に示されている事象は、図1のシステムを用いて説明し、特に、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nに関連するプログラミング14或いはウェブ利用プログラミング18を用いる1つの患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nの患者利用者による使用を引き合いに出して説明する。サーバ16に関連するレポート生成プログラミング18は、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのレポート生成プログラミング14に含まれるものと同じプログラム或いは論理特性を提供するウェブ利用アプリケーションを提供する。LAN30内のコンピュータ32a〜コンピュータ32nの利用者が、プログラミング14及びプログラミング18の同じプログラミング動作の多く或いは全てを提供するプログラミング36及び/またはサーバ34のプログラミング37を用いて図2に示されている同じ事象を実行することができることを理解されたい。同様に、コンピュータ38及びコンピュータ40の利用者が、プログラミング42及び/またはプログラミング18を用いて図2の方法を実施することができる。
【0040】
事象100では、患者データが生成され、後にその患者データから患者データレポートが生成される。患者データは、症状或いは治療レベルを示す検出可能な分析物についての体液の周期的な検査から得られる情報を含み得る。患者データは、コンピュータ12a〜コンピュータ12nに関連するキーボード(図示せず)を介して利用者が手動で入力することもできるし、また試料読取り装置20が記録して、コンピュータ12aのメモリに転送することもできる。システム10内の様々なコンピュータが患者データを受信及び送信することができ、患者データが従来の方式でプログラミング14及び/またはプログラミング18内にインポートされる。この患者データは、コンピュータ12a〜コンピュータ12nのメモリ内にストアされ、かつ/またはサーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送され得る。患者データはまた、ネットワークで利用可能となる試料読取り装置24によって記録され、サーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送され得る。患者データは、例えば、血中グルコースレベル、血清抗凝血レベル、他の治療薬の血中或いは血清中の値、血圧情報、または他の患者データを含み得る。生成するレポートのタイプによって、患者データを1人の患者から得たり、或いは複数の患者から得たりする。
【0041】
事象110では、患者コンピュータ12aまたは患者コンピュータ12nのプログラミング14を実行するか、或いは患者サーバ16の患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのウェブ利用プログラミング18と共に患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのブラウザプログラミングを実行して患者データのデータ表示形式が選択される。データ表示形式は、詳細を後述する糖尿病患者に対して一般的に用いられるタイプのデータリスト或いはログブックの形態にすることができる。表即ちスプレッドシート形式、グラフィック表示、トレンドチャート、「標準的な1日」のチャート、パイチャート、及び棒グラフ等の別のタイプのデータ表示を用いることもできる。患者利用者及び医師利用者が、例えば、患者の進行或いは治療計画の効果を調べるために個人の患者に関連したトレンドを反映するデータ表示形式の選択を望む場合があるであろう。医学研究者である利用者が、複数の患者からのデータに使用可能なデータ表示形式を選択する場合があるであろう。
【0042】
利用者による特定のデータ表示形式の選択を、コンピュータ12a〜コンピュータ12nのディスプレイに表示される好適なビジュアルインターフェイスによって容易にすることができる。表示されるビジュアルインターフェイスには、例えば、利用者の患者データ形式の選択を容易にする「プルダウン」メニュー、指示を与える「ヘルプ」メニュー、利用者がマウスでクリックして選択できるグラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)アイコンや、利用者がキーボードで英数字記号の列を入力できるテキストフィールド、または従来の他のビジュアルインターフェイスツールを用いることができる。ウェブ利用プログラミング18を用いて患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nのディスプレイ上にビジュアルユーザインターフェイスが生成される場合、GUI及び他のビジュアルインターフェイスツールは、患者コンピュータ12a〜患者コンピュータ12nにストアされたブラウザプログラミングによって実行されるプログラミング18のHTML(hypertext markup language)ページに組み込まれたJava(登録商標)アプレットに基づいている。
【0043】
事象120では、プログラミング14及び/またはプログラミング18によるビジュアルインターフェイスにより、患者データが選択された表示形式で利用者に表示される。この表示は、データレポートが最終的にどのように表示されるかを利用者に示し、利用者が、後述するように選択されたレポート形式に関連した個々のデータフィーチャについて更に選択をすることができる。
【0044】
事象130では、コンピュータ12a〜コンピュータ12nの利用者が、事象120で表示されたデータ表示形式の特定のデータフィーチャ或いはパラメータを選択することができる。選択できるデータフィーチャには、例えば、特定の行或いは列からなる表のデータ表示形式、行或いは列内の特定のセル、パイチャートの選択された扇形、グラフィックデータ表示の選択された領域、特定の日或いは時刻に行われた測定に関連するデータ、静止状態或いは刺激された状態に関連する測定値、食事に関連する測定値、または患者データのあらゆるフィーチャ、要素、または特徴が含まれ得る。利用者がデータフィーチャを選択すると事象140が起こる。利用者が選択された形式で表示されているデータに関連した何れのデータフィーチャの選択を望まない場合は、患者データレポートの生成が完了し、事象160が起こる。データフィーチャは、プログラミング14及び/またはプログラミング18によってグラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)装置、「クリック可能な」アイコン、操作可能なファーストクラスオブジェクトの形態で、または従来の他の方式で利用者に表示され得る。多くの実施形態では、データフィーチャの選択は、表示された目的のデータフィーチャまたはそのデータフィーチャを表すアイコンをマウスでクリックして行うことができる。
【0045】
事象140では、事象130で選択されたデータフィーチャが、プログラミング14及び/またはプログラミング18で生成されたビジュアルインターフェイスで表示される。選択されたデータフィーチャの表示は、データフィーチャが拡大表示されたバージョンを含み得る。このような拡大表示は、選択されたデータフィーチャの引伸ばし表示を含み得る。或る実施形態では、拡大されたデータフィーチャが、データ表示形式の表示上にオーバーレイする或いはスーパーインポーズされ得る「ポップアップ」ウィンドウなどの別のウィンドウ或いはフレームに表示され得る。事象140における個々のデータフィーチャの拡大及び表示により、利用者が特定のデータを分析する機会を得、必要ならばデータ表示形式の或るフィーチャを変えて最終データレポートを最適化することができる。
【0046】
或る実施形態では、選択されたデータフィーチャが別の表示ページに表示される。データフィーチャの選択は、HTMLページ等のハイパーリンクされたページ間の移動を含み得るため、全データレポート形式が第1の表示ページに対応し、選択可能なデータフィーチャが互いにハイパーリンクされた別の表示ページに対応するようにする。ここで用いる「ハイパーリンクされた」或いは「ハイパーリンキング」は、ハイパーリンクアイコンをクリックして、或るコンピュータで生成された表示或いは電子文書におけるプログラムオブジェクトを、別のコンピュータで生成された表示或いは電子文書に従来の方式でリンクすることを指す。
【0047】
選択されたデータフィーチャに関連した1或いは複数の表示ページには、ドリルダウン方式でアクセスすることができる。用語「ドリルダウン」は、特定のデータフィーチャに照準を絞る即ち特定のデータフィーチャを選択して、要約的な詳細でない情報の表示からより詳細な情報の表示に移動することを指す。一連の表次ページ或いはフォルダをドリルダウンするとは、例えば、ページ或いはフォルダの階層を通って或る選択されたデータフィーチャ或いはその特徴を調べることを指す。ドリルダウン操作は、後述するように、先に選択されたデータフィーチャに含まれる或いはそのサブパートであるデータフィーチャの次の選択を含み得る。
【0048】
或る実施形態では、選択されたデータフィーチャの表示は代替的に、表示されたデータフィーチャの大きさが小さくなるようにデータフィーチャの収縮即ち縮小を含み得る。
【0049】
事象150では、利用者が事象140で表示された選択されたデータフィーチャを修正する或いは他の方法で変更するために選択する。事象150でのデータフィーチャの変更は、利用者が例えば選択されたデータフィーチャに関連した表示された英数字記号を削除する、追加する、置換する、変更する、または選択されたデータフィーチャに関連した文書を「太字」にする、「アンダーライン」を引く、「イタリック体」する、または選択されたデータフィーチャの色、形、大きさを変える、またはデータフィーチャの特徴に別の変更を加えるなどして行うことができる。データフィーチャの変更は、そのフィーチャの操作或いは変更のために、データフィーチャを表すオブジェクトをマイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)などの別のアプリケーションにエクスポートし、その後に訂正したデータフィーチャに一致するデータオブジェクトがプログラミング14及び/またはプログラミング18に戻され得る。或る実施形態では、データフィーチャに関連したアンダーラインが引かれたデータの実際の変更は、利用者がある種のデータを変更できないように、禁止されている或いは利用者が許可を得ることを必要とする。プログラミング14及び/またはプログラミング18により、利用者が選択されたデータフィーチャの編集或いは修正を容易に行うことができる。データフィーチャが要望どおりに変更されたら、選択された形式の患者データが事象120で再び表示され、この後に事象130〜事象150が繰り返され得る。別法では、選択されたデータフィーチャの変更の後、事象140が繰り返されて変更したデータフィーチャが拡大されて利用者に表示され、要望に応じてこの後に選択されたデータフィーチャの変更を再び行うことができる。
【0050】
事象150で利用者が選択されたデータフィーチャを変更することを選択しないと事象160が起こる。事象160は、利用者の或る要望に従って選択的に表示或るいは変更された個々のデータ表示フィーチャを備えた、選択されたデータ表示形式の患者データレポートの生成が完了したことを示す。上記説明から分かるように、本発明の方法により、利用者は、所望の最終レポート形式を得るまで求められていない完全な患者データレポートの生成を不必要に繰り返すことなく、特定の要望或いは用途に合った患者データレポートを生成することができる。完成した患者データレポート並びに患者データは、通常は後で使用するためにコンピュータ12a〜コンピュータ12nのメモリにストアしたり、医療施設LAN30内の利用者が使用できるようにサーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送したり、Eメールに添付して或いはファクシミリで同意を得た縁者38や医師40に直接送信したり、或いはそのレポートデータを提供した患者が望む他の方法を取ることもできる。患者データレポートの患者でない者の使用は、上記したように患者の同意を必要とする。これに関連して、事象100で個々の患者がデータを入力すると、プログラミング14及び/またはプログラミング18がビジュアルインターフェイスにより、医学研究目的の患者データの使用についての同意のリクエストを利用者に表示することができる。
【0051】
上記した手順には様々な変更が可能であり、当業者には明らかであろう。例えば、特定のデータフィーチャの変更は、その変更の前にデータフィーチャの選択的な拡大及び表示をしないで実施することもできる。事象190でのデータフィーチャの変更の後、選択したデータ表示形式が最適でないと判断することもあり、そのような場合は事象120が繰り返され得る。或る実施形態では、データを入力する前の選択されたデータ表示形式の表示が省略され、事象140でデータがレポートに入力される或いはコンパイルされるまで、選択された形式の患者データレポートが表示されない。別の実施形態では、レポート内のデータの再入力或いは再コンパイルが、特定のデータフィーチャ或いはパラメータの変更の後が好ましい場合がある。
【0052】
上記した事象は、コンピュータ12a〜コンピュータ12n、コンピュータ32a〜コンピュータ32n、コンピュータ38及びコンピュータ40の任意の利用者が、これらのコンピュータに関連したスタンドアロンプログラミングに従って、或いはサーバ34及び/またはサーバ16に関連したウェブ利用プログラミングの一部或いは全てを用いて実行することができることに再び留意されたい。利用者は、例えばコンピュータ36a〜コンピュータ36nにアクセスする医療従事者であり、或いはコンピュータ38を介して患者データサーバ16及びデータベース28a〜データベース28nにアクセスする患者の糖尿病の症状を監視したい患者の縁者である。
【0053】
本発明の方法は、患者から得た試料に関連する或る分析物の検査が一定期間内に数回行われる、あらゆる患者の健康状態の監視に有用である。本発明の方法は、特定の検査のタイプ、集められたデータのタイプ、特定の健康状態、或いはその他の要件に合わせることができる。当業者であれば本発明の方法の様々な改変が可能であることが明らかであり、そのような改変は本発明の範囲内と解釈されるべきものである。
【0054】
本発明は、あらゆるタイプの患者データに用いて、あらゆるタイプの患者データレポートをあらゆるレポート形式で生成することができる。或る実施形態では、本発明を用いて電子レポートの生成及び糖尿病患者の監視を行うことができる。本発明のこのような実施形態では、データ表示形式は、糖尿病ログブック或いはデータリスト形式を含み得る。従来から、糖尿病ログブックは、糖尿病患者の記録管理の中心であった。ログブックは単純で直観的な記録であって、患者の日常の事象を論理的なグループに分け、患者(或いは患者の看護者或いは縁者)が、問題、トレンド、及び糖尿病患者に必要なレベルのコントロールを容易に確認できるようになっている。
【0055】
最も単純な形態のログブックは、患者が主なでき事を簡単に記録できるようにしたレコードブックである(血中グルコースの測定値、投薬、運動等)。患者データは表形式で表示されるか、或いは1日単位にして食事や主なでき事によってグループ分けされる。糖尿病ログブックに従った典型的なデータ表示形式或いはレポート形式が表1に示されている(頭字語「BGM」は、「血中グルコース測定値(Blood Glucose Measurement)」を表す)。
【0056】
【表1】
表1は、糖尿病ログブック形式がコンピュータディスプレイ上のビジュアルインターフェイスにより利用者に表示される1つの方法を表し、食事の前後(朝食、昼食、及び夕食)、就寝時、及びその他の時間に測定された血中グルコースレベルに従ってデータ入力される欄即ちフィールドを提供する一連の行及び列を含む。患者のコメント欄もある。フィールドにはデータを記入されていない。これにより表1が、上記した事象120で選択されたデータ表示形式がどのようなものであるかを利用者に示している。表1のデータ表示形式は、月曜日及び火曜日しか含まれていないが、多くの実施形態では1週間或いはそれより長い期間を含むように伸長しても良い。
【0057】
表1のデータ表示形式に関連した糖尿病患者を監視するための或る典型的な選択可能なデータフィーチャには、例えば、特定の日付、その日付における特定のデータ入力、データの行、データの列、及びデータのブロックが含まれる。利用者が、例えば食後の血中グルコース検査に関連したデータを選択するには、表示上のこれらのデータポイントをハイライトする、或いは夕食後の血液検査用の夕食後ヘッディングを選択する、或いはマウスやキーボードでカーソルを適切に操作して行うことができる。選択可能であって拡大可能なフィーチャ或いはパラメータにより、選択されたデータの分析が可能となり、また、選択されたデータに関連したパイチャート、棒グラフ、または他のフィーチャを生成して表示することが可能である。糖尿病患者の標準日間チャートを生成する一例では、表1のログブック形式で表示されている数日間の血中グルコースレベルが選択される。ログブック形式の表示から日付を選択すると、標準日間チャート(例えば、特定の各時刻におけるグルコース濃度mg/dL)が、プログラミング14及び/またはプログラミング18により生成され得る。利用者がこの標準チャートを見ると、そこに表示されている異常なデータポイントの情報を更に調べたくなるであろう。利用者が問題となるデータポイントをクリックすると、例えばポップアップウィンドウによりその問題のデータポイントの詳細が利用者に表示され得る。
【0058】
本発明により、利用者は、上記したプログラミング14及び/またはプログラミング18の「ハイライト、ポイント、及びクリック」機能を備えた標準的な糖尿病ログブックの特徴から、糖尿病管理のための電子的に生成されるレポーティングの使用の経験を積むことができる。ログブックを中心にデータを見ることにより、「ハイライト、ポイント、及びクリック」方式の他のデータに容易にアクセスすることができるようになる。
【0059】
表2は、データ表示即ちレポーティングの特定の例、並びに4つの異なったシナリオについての関連した記載を示す。これらのシナリオは、図2の事象に関連した本発明を用いた患者の糖尿病状態の監視及び血中グルコースレベルについての患者データレポートの生成時に起こる。後述する図3〜図8は、表2に示されている事象に関連し得る例示的なビジュアルインターフェイスを示し、これらが表2に引用されている。
【0060】
【表2】
表2のシナリオ2に記載されているようなターゲット範囲のパイチャート並びに対応するパイチャートを生成するための例示的な表の入力が図3及び図4に示されている。図3はビジュアルインターフェイス表示の例であって、本発明のプログラミングによりシナリオ2のために生成され、上記した表1のデータ表示形式特性を含み、行202と列204により複数のセル206が画定されており、それぞれのセル206が選択可能なデータフィーチャである。図3には、利用者が、この場合は夕食前及び夕食後の列である目的のヘッダー210(後にハイライトされる)を選択して夕食前及び夕食後の列200を選択する方法が例示されている。この選択は、コンピュータのマウス或いは他のユーザーインターフェイスを用いて従来の「クリックとドラッグ」の操作で行うことができる。
【0061】
夕食前及び夕食後の列200を選択すると、図4に示されているように、ポップアップウィンドウ220が生成されて表形式のログブックデータ表示上に表示され、そのポップアップディスプレイウィンドウ220内には生成・展開された夕食前パイチャート230及び夕食後パイチャート240が表示される。パイチャート230及びパイチャート240は、患者のターゲット範囲に一致したチャートであり、患者の血中グルコースのターゲットの範囲内及び範囲外のパーセンテージを示す。図3及び図4のビジュアルインターフェイス表示に関連して、一貫した直観的な色付けを行うことができる。例えば、血中グルコース測定値の「ターゲットの範囲外」のレベルには赤色を用い、「ターゲットの範囲内」のレベルには緑色を用いることができる。パイチャートを表示するウィンドウ220は、該当するアイコン(図示せず)をクリックして従来の方式で閉じる或いは最小化することができる。パイチャート230及びパイチャート240の特定の領域を選択して、別のポップアップウィンドウにその領域の詳細なデータを表示することができる。
【0062】
表2のシナリオ3に記載されたような特定の数日間に対する標準日間チャートを生成するための例示的な表形式のデータ入力が、図5及び図6のビジュアルインターフェイス表示に示されている。図5には、利用者が、選択されたブロック250をハイライトして、スケジュール日付の列に陰影ブロック250として示されている特定の日付を選択する方法が例示されている。この選択は、陰影ブロック260に示されているデータに対応し、スケジュール日付の列の陰影部分250の日にちに対応する標準日間チャートのウィンドウ270(図6)が生成され表示される。再び、様々なタイプのデータに対して一貫した直観的な色付けを行うことができる。標準日間チャートを表示するウィンドウは、利用者が閉じる或いは最小化することができる。利用者がウィンドウ270の標準日間チャートの特定のデータポイントを選択すると、別のポップアップ表示(図示せず)が現れ、ポップアップウィンドウ270の選択されたデータポイントの詳細が表示される。利用者は、矢印272によって示されているような個々のデータポイントを必要に応じてクリックして、選択されたデータポイント上に展開する別の表示(図示せず)を生成することができる。
【0063】
上記したシナリオ4に記載されたような特定の数日間に対するトレンドチャートを生成するための例示的な表の入力が、図7及び図8のビジュアルインターフェイス表示に示されている。図7は、利用者が、陰影ブロック290(ハイライトされた)上のトレンド対角線280に沿ってマウスをクリック及びドラッグ操作して、トレンドチャートを表示するために特定の数日間及び/または事象を選択する方法が例示されている。トレンド線280を選択すると、対応するトレンドチャートを示すポップアップウィンドウ292(図8)が生成され表示される。利用者は、矢印294よって示されているデータポイント等の表示292に関連するデータフィーチャを選択して、選択されたデータポイント上に展開する更に別の表示(図示せず)を生成することができる。
【0064】
図9を参照すると、本発明の方法の別の実施形態が示されている。図9の事象は、上述した図1の1或いは複数のコンピュータ及びプログラミングを用いて実行することができる。ここでも、事象の構成或いは順序は単に例示目的であって本発明の特定の用途に適合するように様々に変化し得ることを理解されたい。
【0065】
事象300では、本発明のプログラミングが、患者データの表示のためにデータレポート形式の選択を行う。このレポート形式は、上記したように糖尿病患者に一般的に用いられるタイプのログブック或いはデータリストの形態、または別の形式とすることができる。利用者による特定のデータ表示形式の選択は、プログラミングによる好適なビジュアルインターフェイスの表示により容易になっている。ビジュアルインターフェイスは、「プルダウン」メニュー、「ヘルプ」メニュー、利用者がマウスでクリックして選択できるグラフィカル・ユーザーインターフェイス(GUI)アイコンや、利用者がキーボードを用いて英数字記号を入力することができるテキストフィールド、または上記したような他の従来のビジュアルインターフェイスツールを用いることができる。
【0066】
事象310では、患者データが、プログラミングにより生成されるビジュアルインターフェイスにより選択された表示形式で利用者に表示される。
【0067】
事象320では、利用者は、表示されたデータ表示形式に関連したデータ評価パラメータを選択し、変更即ち編集することができる。データ評価パラメータは、選択された形式で表示されたデータのタイプ或いは特性に影響を与えるあらゆるパラメータである。データ評価パラメータには、例えば、選択可能な患者の氏名即ち患者識別子、患者データの選択可能な日付範囲、表示されるべきデータに対する選択可能な閾値、またはその他のパラメータが含まれ得る。本発明のプログラミングにより、利用者が、クリック可能なアイコン、テキストフィールド、利用者がマウスで選択することができる他の対話式表示フィーチャ、タッチスクリーンインターフェイス、或いは他のインターフェイス装置を用いてデータ評価パラメータを選択することができる。
【0068】
利用者がデータ評価パラメータの変更即ち編集を選択すると、事象310が繰り返され、表示されたデータが変更されたデータ評価パラメータに従ってリフレッシュ即ち変更される。例えば、利用者が表示されたデータの患者の氏名の変更を選択すると、選択された患者に関連するデータが利用者に表示される。日付範囲が変更されると、変更された日付に関連する患者データが表示される。データ閾値が変更されると、その閾値を超えた患者データ(或いは閾値より下の患者データ)が表示される。選択可能なデータ評価パラメータは、図10を参照して後述する。利用者が何れのデータ評価パラメータも変更しないと選択すると、事象330が起こり得る。
【0069】
事象330では、利用者は、事象310で表示された特定のデータフィーチャを選択することができる。選択可能なデータフィーチャには、例えば、特定の行或いは列からなる表のデータ表示形式、行或いは列内の特定のセル、パイチャートの選択された扇形、グラフィカルデータ表示の選択された領域、特定の日或いは特定の時刻に測定された測定値に関連するデータ、静止状態或いは刺激された状態に関連する測定値、食事に関連する測定値、或いは上記したような患者データのあらゆるフィーチャ、要素、または特徴が含まれる。データフィーチャは、GUI装置、クリック可能なアイコン、操作可能なファーストクラスオブジェクト、または他の対話式ビジュアルインターフェイス要素として利用者に表示され得る。データフィーチャの選択は、表示された目的のデータフィーチャ或いはそのデータフィーチャを表わすアイコンをマウスでクリックして行うことができる。事象330で利用者がデータフィーチャを選択すると、事象340が起こる。選択された形式で表示されている患者データに関連する何れのデータフィーチャも利用者が選択しない場合は、患者データレポートの生成が終了し、事象350が起こる。
【0070】
事象340では、事象330で選択されたデータフィーチャがビジュアルインターフェイスにより表示される。選択されたデータフィーチャの表示は、表示展開されたデータフィーチャを含み得る。展開されたデータフィーチャは、ポップアップウィンドウ等の別のウィンドウ或いはフレームで利用者に表示することができる。このようなウィンドウは、別の表示ページのデータ表示形式の表示上にオーバーレイ或いはスーパーインポーズされる、或いは他の表示形式で表示され得る。データフィーチャの選択は、全データレポート形式が第1の表示ページに関連し、選択可能なデータフィーチャが上記したようなドリルダウン方式でアクセスされる別の表示ページに関連するため、HTMLページ等のハイパーリンクされたページ間の移動を伴い得る。事象340での個々のデータフィーチャの展開及び表示により、利用者が、特定のデータの分析を行う機会を得ることができ、必要であればデータ表示形式の特定のフィーチャを変更して最終データレポートを最適化することができる。
【0071】
事象360では、利用者が、事象340で表示された選択されたデータフィーチャを修正或いは他の方法で変更することを選択することができる。事象360でのデータフィーチャの変更は、選択されたデータフィーチャに関連した表示された英数字記号を削除する、追加する、置換する、変更する、または選択されたデータフィーチャに関連した文書を「太字」にする、「アンダーライン」を引く、「イタリック体」する、または選択されたデータフィーチャの色、形、大きさを変える、または上記したようなデータフィーチャの特徴に別の変更を加えるなどして行うことができる。データフィーチャの変更は、そのフィーチャの操作或いは変更のためにデータフィーチャを表わすオブジェクトを別のアプリケーションにエクスポートすることを含み得る。
【0072】
事象350でデータフィーチャが所望通りに変更されたら、事象340が繰り返されて変更されたデータフィーチャが表示され、その後、再び利用者が変更することを選択して事象360が繰り返され得る。別法では、事象310が繰り返され、患者データレポートが再び、変更されたデータフィーチャで選択された形式に表示され、その後、事象320〜事象340が繰り返され得る。
【0073】
事象340で表示された展開されたデータフィーチャは、事象340まで表示されなかった事象330で選択されたデータフィーチャに関連する追加のデータポイント或いはフィーチャを含み得る。例えば、事象330で選択されたデータフィーチャが特定の日付を表わす場合、事象340で展開されたその日付の表示は、その特定の日付の複数の患者データ測定値を含み得る。利用者が、1或いは複数のこれらの追加的即ち二次的なデータフィーチャを選択的に編集したい場合がある。これに関連して、事象360で利用者が、事象330で選択され事象340で表示された展開されたデータフィーチャを変更することを望まないが、その代わりに、事象340の表示に現れる追加的なデータフィーチャの1つを選択して変更することを望む場合は、事象370が実行され得る。利用者が追加的データフィーチャの1つを選択して変更することを望まない場合は、事象350が起こり得る。
【0074】
事象370では、利用者は、事象340のデータフィーチャ表示に関連する第2のデータフィーチャを選択することができる。第2のデータフィーチャの選択は、上記したように表示された目的のデータフィーチャをクリックして行うことができる。第2のデータフィーチャを選択した後に事象380が起こり、選択された第2のデータフィーチャが利用者に表示される。この表示は、ポップアップウィンドウの形態、事象340で表示されたページにハイパーリンクされた別の表示ページ、或いは上記したような他の表示形態とすることができる。利用者が、事象380に表示されたデータフィーチャを変更したい場合は、事象380が繰り返され利用者に変更が表示される。別法では、この時点で事象310が繰り返され、レポート全体が利用者に表示され得る。
【0075】
再び、事象370で選択され事象380で表示されたデータフィーチャにより、これまで利用者に表示されていない更なるデータフィーチャが表示され得る。従って事象390で、利用者が事象370で選択された特定のデータフィーチャは変更したくないが、その代わりに新しく表示されたデータフィーチャの1つを選択及び編集したい場合は、事象400が起こり得る。
【0076】
事象400では、利用者が、事象380のデータフィーチャ表示に関連したn番目のデータフィーチャを選択することができる。n番目のデータフィーチャの選択は、上記したように表示された目的のデータフィーチャをクリックして行う。次に事象480が起こり、選択されたn番目のデータフィーチャが利用者に表示される。利用者は事象410で表示されたデータフィーチャを変更することができ、この後事象410が繰り返されて利用者に変更が表示されるか、或いは事象310が繰り返されて利用者にレポート全体が表示され得る。必要に応じて、利用者が患者デートレポートに関連した任意の所望のデータフィーチャを変更する機会を得るまで、事象400〜事象420が更に繰り返され得る。利用者が事象400でn番目のデータフィーチャを選択したくない場合、或いはそのような選択をしたが事象420でその選択したデータフィーチャを編集或いは変更したくない場合は、事象350が起こり得る。
【0077】
事象420で利用者が選択されたデータフィーチャの変更を選択しない場合は、事象350が起こる。事象350では、選択されたデータ表示形式で完成した患者データレポートが示され、利用者の特定の要望に従って個々のデータ表示フィーチャが選択的に表示或いは変更されている。上記説明から分かるように、本発明の方法により、利用者は、所望の最終レポート形式を得るまで求められていない完全な患者データレポートの生成を不必要に繰り返すことなく、特定の要望或いは用途に合った患者データレポートを生成することができる。完成した患者データレポートは、後に使用するためにコンピュータ12a〜コンピュータ12nのメモリにストアしたり、医療施設LAN30内の利用者が使用できるようにサーバ16を介してデータベース28a〜データベース28nに転送したり、Eメールに添付して同意を得た縁者38や医師40に直接送信したり、或いはそのレポートデータを提供した患者が望む他の方法を取ることもできる。患者データレポートの患者以外の使用は、上記したように患者の同意が必要である。これに関連して、個々の患者が事象100でデータを入力すると、プログラミング14及び/またはプログラミング18が、ビジュアルインターフェイスにより医学研究目的での患者データ利用の同意のリクエストを利用者に表示する。
【0078】
図9の事象の特定の例が、図10〜図12に例示されている。図12には、本発明に従った対話式患者データレポートの生成を可能にする本発明のプログラミングにより生成され表示され得る患者データレポートの例示的な表示ページ422が例示されている。このページ422は、患者の血中グルコースデータ用にデータリスト形式で示されている。本発明のプログラミングにより、図10に示されているように、様々なソフトウェアツールのためのプルダウンメニューのセット424が提供される。プルダウンメニューには、「患者」、「測定器」、「レポート」、及び「手動による結果」、並びに従来のツール、例えば「ファイル」、「プログラム選択」、「ツール」、及び「ヘルプ」がある。
【0079】
表示ページ422はまた、本発明のプログラミングにより提供される様々な動作を表わす幾つかのアイコン426を示す。図10の実施形態では、アイコン426はクリック可能なアイコンであって、利用者が選択して特定の表示ページに直接移動することができる。このような表示ページの形態は、HTMLページ、XMLページ、または従来の方式でページ間のハイパーリンクを可能とする他の構成とすることができる。従ってアイコン426は、ページ422にハイパーリンクされた一般的に使用されるページに移動することができる「戻る」、「ホーム」、「患者」、「測定器」、「レポート」、「結果の入力」、「選択」、及び「印刷」を含む。
【0080】
表示ページ420には、本発明に従って利用者が特定の患者データレポート形式を選択することができるテキストフィールド428が設けられている。「データリスト」形式がテキストフィールド428に示されており、表示ページ422は、データリスト形式で利用者に示されている。利用者は、フィールド428に関連したプルダウンメニューを用いて他の患者データレポート形式を選択することができる。また、キーボードを用いて手動で所望のレポート形式を入力することもできる。レポートに患者データを表わす他の様々な形式を上記したように用いることもできる。
【0081】
本発明により、図9を参照して説明したようなデータ評価パラメータを利用者が選択できる。テキストフィールド430により「患者」パラメータを選択することができるようになっており、利用者が、フィールド430に関連したプルダウンメニューを用いて患者の名前を選択するか、或いは手動で患者の名前を入力して、その選択された患者に関連したデータを表示ページ422上にデータリスト形式で表示することができる。テキストフィールド432によりデータ範囲パラメータを選択することができるようになっており、利用者が、プルダウンメニューを用いて日、週、月等のデータ範囲を選択するか、或いはデータ範囲の開始日及び終了日を入力することができる。特定のデータ範囲を選択すると、そのデータ範囲に対応する患者データがページ422上に表示される。
【0082】
図10に示されている実施形態では、患者の血中グルコースレベルに関連した検出可能なデータ評価パラメータも設けられている。フィールド434により、利用者が「グルコース平均値」を数値で入力することができ、フィールド436により、利用者が「ターゲット範囲内のパーセント」を数値で入力することができる。フィールド438により、利用者はターゲットのタイプを入力することができ、フィールド440により、利用者が血中グルコースレベルの「食事前ターゲット」等の特定のターゲットに対する数値範囲を選択することができる。利用者は、希望通りにこれらのパラメータを選択して変更し、選択された閾値或いは範囲に従って「ターゲットよりも高い」、「ターゲットよりも低い」または「低血糖」として選択的に患者データを表示することができる。ターゲット値或いは範囲の外の血中グルコース測定値は、直観的方式で色付けしてハイライトすることができる。
【0083】
表示ページ422は、データリスト表示形式に従って配置された行及び列からなるデータフィーチャ444のブロック442を含む。データフィーチャは、その一部或いは全てが展開及び編集を選択することができ、個々の日付、時刻、及び患者データ測定値に関連した時間スロット、測定の種類、測定値、試料測定器の製造番号、患者のコメント、及び結果の状態を含む。「値」の列の血中グルコースレベルのデータフィーチャは、フィールド434,436,438または440で選択されたターゲットパラメータに従って「ターゲットよりも上」または「ターゲットよりも下」としてハイライト或いは陰影が付けられて示されている。表示されたデータフィーチャ444の整列順序は、「日付」等の列のヘッダをクリックして変更して、データフィーチャを最も新しい物から最も古い物への順、或いはその逆に示すことができる。
【0084】
利用者は、表示ページ422上に表示されているデータフィーチャをクリックして選択し、選択されたデータフィーチャを展開された形で表示できる。選択されたデータフィーチャの表示は、データフィーチャを表示するポップアップウィンドウ、移動による別のページ即ち選択されたデータフィーチャにハイパーリンクされた表示ページ、選択されたデータフィーチャの別の表示形態を含み得る。図10に示されている実施形態では、アンダーラインが引かれたデータフィーチャは、特定の表示及び編集のために選択することができるデータフィーチャを表わす。
【0085】
図11を参照すると、利用者が、図10の日付「02/11/2002」に一致するデータフィーチャ444をクリックして得られる表示ページ446が示されている。この表示ページ446は、図10に示されているデータリストレポートの選択された日付に対応する日のデータを利用者に示す。この実施形態の表示ページ446は、図10の表示ページ422にハイパーリンクされたページであり、利用者がページ422上の「02/11/2002」データフィーチャをクリックして移動することができる。従って、表示ページ446は、表示ページ422からドリルダウン方式でアクセスすることができる。
【0086】
表示ページ446は、データフィーチャ450のブロック448を含み、その一部或いは全てを展開及び編集のために選択することができる。データフィーチャ450は、それぞれの時刻、測定の種類、測定値、患者のコメント、及び状態を含み、データリスト形式に従ってそれらは行及び列に整列されている。「値」の列の血中グルコースレベルのデータフィーチャは、上記したようにページ422のフィールド434,436,438及び440の選択されたターゲットパラメータに従って「ターゲットよりも上」としてハイライトされる或いは陰影が付けられて示されている。表示ページ446はまた、選択可能なアイコン452を含み、これにより利用者が対応するアイコンをクリックして「コメント」データフィーチャを編集することができる。これらのアイコンにより、利用者は、アイコンによって示されたタイプの新しいレコード/結果を入力することが可能となる。このような新しいデータの入力は、利用者が手動で行うことができる。
【0087】
時刻或いはコメント等の特定のデータフィーチャ450をクリックすると、利用者は、図12の表示ページ454に示されている手動入力表示に移動することができる。表示ページ454は、患者利用者の手動データ入力の形態を示す。表示ページ454は、「グルコース」、「インスリン」、「経口投与」、「運動」、「食物」、及び「健康の記録」のための複数の「タブ」メニュー456を含み、これにより、利用者がこれらのトピックに対応する表示に移動することができる。図12に例示されている「グルコース」タブは、日付、時刻、時間スロット、及びグルコースレベルをユーザーが入力できるフィールド458を含む。フィールド458と共に、利用者がグルコース測定値を「高」と表示するように選択できるアイコン460、グルコース測定値が血漿或いは全血の何れから得たかを利用者に表示するアイコン462及びアイコン464が設けられている。
【0088】
グルコースタブ456はアイコン466を含み、これにより利用者が、「運動(測定の前、最中、後)」、「食物」、「病気」、「月経」、「休暇」、「コントロール溶液」、「別の場所」、「ストレス」、「低く感じる(低血糖)」、及び「その他」等のグルコース測定値に関連した特定のコメントを選択できる。テキストフィールド468が設けられているため、利用者は他のコメントを入力することができる。図示されているように表示ページ454は、利用者を直接上記したような特定の表示ページに導くクリック可能なアイコン426を含む。ページ454はまた、結果の保存、動作のキャンセル、及び新しい結果の追加等の従来のボタンアイコン470を含む。
【0089】
図面を用いた上述の特定の表示は、本発明と共に用いることができる数ある表示構成の内の2,3の表示構成のみを示したが、これは限定と解釈されるべきものではない。本説明から当業者には明らかなように、対話式患者データレポートのための様々な他の表示構成が可能であり、これらは本発明の範囲内と解釈されるべきものである。添付の図面を用いて、患者のグルコースデータと共に用いるための本発明の例示的な実施形態を説明してきたが、本発明は様々なタイプの患者データ或いは医療データと共に用いることができることを理解されたい。
【0090】
本発明は、本発明の特定の実施形態を用いて説明してきたが、当業者であれば、本発明の概念及び範囲から逸脱することなく様々な変更が可能であり、等価物と置換できることを理解できよう。更に、本発明の目的、概念、及び範囲に対して特定の条件、物質、構成物、プロセス、またはプロセスステップが適合するように様々に改良することができる。このような改良は全て、添付の特許請求の範囲内に含まれるものである。
【0091】
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)更に、前記選択されたデータフィーチャを変更するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
(2)更に、前記患者データを生成するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)に記載の方法。
(3)更に、前記患者データを前記選択されたレポート表示形式にコンパイルするステップを含むことを特徴とする請求項1、実施態様(1)、若しくは実施態様(2)に記載の方法。
(4)前記患者データを前記レポート表示形式で表示する前記ステップが、第1の表示ページを生成するステップを含み、前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、前記第1の表示ページにハイパーリンクされた第2の表示ページを表示するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(3)の何れかに記載の方法。
(5)前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、前記選択されたデータフィーチャを、前記患者データレポート表示形式をオーバーレイするウィンドウに表示するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(4)の何れかに記載の方法。
【0092】
(6)前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、ドリルダウン操作を含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(5)の何れかに記載の方法。
(7)前記選択されたデータフィーチャを表示する前記ステップが、前記選択されたデータフィーチャを、前記患者データレポート表示形式をオーバーレイするウィンドウに表示するステップを含むことを特徴とする請求項1若しくは実施態様(1)乃至実施態様(6)の何れかに記載の方法。
(8)前記患者データ表示形式が表のログブック形式を含むことを特徴とする実施態様(7)に記載の方法。
(9)患者データレポートを生成するためのシステムであって、実施態様(1)乃至実施態様(8)の何れかに記載の方法を実施するためのプログラミングを含むことを特徴とするシステム。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明に従った対話式患者データ管理システムの一実施形態を例示する機能的なブロック図である。
【図2】本発明に従った対話式患者データレポート生成方法を例示するフローチャートである。
【図3】患者の血中グルコースデータの表を備えた患者データレポートを例示する図である。
【図4】患者の血液グルコースデータのグラフィカルパイチャートを備えた患者データレポートを例示する図である。
【図5】患者データレポートの表示を例示する図である。
【図6】標準日間チャートを備えた患者データレポートの表示を例示する図である。
【図7】患者データレポートを例示する図である。
【図8】トレンドチャートを備えた患者データレポートを例示する図である。
【図9】本発明に従った対話式患者データレポート生成方法の別の実施形態を例示するフローチャートである。
【図10】データリスト形式の患者データレポートの表示ページを例示する図である。
【図11】図10の表示ページから選択された1日の表示ページを例示する図である。
【図12】図11のページ表示の選択されたデータエントリーの表示ページを例示する図である。
【符号の説明】
【0094】
10 患者データ管理システム
14,18,36,37,42 レポート生成
16 ファイルサーバ
20 試料読取り装置
22 患者データの転送
24 ネットワークで利用可能な試料読取り装置
26 データバンク
28a,28b,28n 患者データ
32a 医師コンピュータ1
32b 医師コンピュータ2
32n 医師コンピュータn
38 同意を得た縁者コンピュータ
40 同意を得た医師コンピュータ
Claims (2)
- 患者データレポートを生成するための方法であって、
(a)レポート表示形式を選択するステップと、
(b)患者データを前記レポート表示形式で表示するステップと、
(c)前記患者データに関連したデータフィーチャを選択するステップと、
(d)前記選択されたデータフィーチャを表示するステップとを含むことを特徴とする方法。 - 患者データレポートを生成するためのシステムであって、請求項1に記載の方法を実施するためのプログラミングを含むことを特徴とするシステム。
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