JP2004132597A - 配管洗浄装置及び配管洗浄方法 - Google Patents

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坪江 宏明
Susumu Nakayama
中山 進
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安田 弘
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小国 研作
Koji Naito
内藤 宏治
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Abstract

【課題】既設配管内に残留する冷凍機油の量を低減して新規に接続する室外機に封入された冷凍機油の劣化を抑制し、冷凍装置の信頼性を向上した冷凍サイクルの配管洗浄装置及び配管洗浄方法を得る。
【解決手段】液接続配管65及びガス接続配管68で接続された冷凍サイクルを有する冷凍装置に対して、冷媒を液接続配管65及びガス接続配管68内に循環させて洗浄を行う冷凍サイクルの配管洗浄装置40aにおいて、配管洗浄装置40aは、冷媒圧縮機1a、空気熱交換器2、減圧装置7、蒸発器4bが順次連結されて蒸気圧縮冷凍サイクルが構成され、蒸発器4bと冷媒圧縮機1aとの間に異物分離装置11が配置され、空気熱交換器2によって凝縮された洗浄冷媒を液接続配管65及びガス接続配管68内に循環させる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルを利用した空気調和機や冷凍機を含む冷凍装置に使用する接続配管を洗浄する配管洗浄装置及び配管洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機及び冷凍機を含む冷凍装置の配管の洗浄方法として、既設の冷凍装置とは別の冷凍サイクルにより、冷凍装置に使用している冷媒と同じ冷媒を用いて配管を洗浄し、配管内に残った配管の切断時に生じた切り粉やバリ取りかすや配管の溶接作業で配管内表面に生じた酸化皮膜(酸化銅)などの塵や、配管内に残留した水分を取り除くために、洗浄冷媒中に混入した前記塵や水分を、配管洗浄用循環ポンプと阻止弁の間の接続パイプに配設したフィルターにより取り除くことが知られ、例えば特開2001−183035号公報に記載されている。
【特許文献1】
特開2001−183035号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、洗浄冷媒中に冷凍機油が溶解した際に、洗浄冷媒と冷凍機油とを分離しておらず、既設配管内に残留した冷凍機油を取り除くには、新品の洗浄冷媒を別途用意する必要がある。室内機が複数台接続するマルチ式の空気調和機や配管長が長いシステムであって、既設配管内に残留する冷凍機油の量が多い場合では、配管内の洗浄状態によっては100kg以上の新品の洗浄冷媒が必要とされる。
【0004】
本発明の目的は、既設配管内に残留する冷凍機油の量を低減して新規に接続する室外機に封入された冷凍機油の劣化を抑制し、冷凍装置の信頼性を向上した冷凍サイクルの配管洗浄装置及び配管洗浄方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、液接続配管及びガス接続配管で接続された冷凍サイクルを有する冷凍装置に対して、冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管内に循環させて洗浄を行う冷凍サイクルの配管洗浄装置において、前記配管洗浄装置は、冷媒圧縮機、空気熱交換器、減圧装置、蒸発器が順次連結されて蒸気圧縮冷凍サイクルが構成され、前記蒸発器と前記冷媒圧縮機との間に異物分離装置が配置され、前記空気熱交換器によって凝縮された洗浄冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管内に循環させるものである。
【0006】
また、上記のものにおいて、前記冷媒圧縮機の吐出側に油分離器を配置し、該油分離器で分離した冷凍機油を前記冷媒圧縮機の吸入側に導出することが望ましい。
さらに、上記のものにおいて、空気熱交換器により凝縮した洗浄冷媒の一部は液バイパス回路用減圧装置を介して、前記冷媒圧縮機の吸入側に導入されることが望ましい。
さらに、前記空気熱交換器で凝縮された冷媒と、前記液接続配管及びガス接続配管を通って前記減圧装置により減圧された後の冷媒との間で熱交換を行う液−ガス熱交換器を設けたことが望ましい。
【0007】
さらに、本発明は、液接続配管及びガス接続配管で接続された冷凍サイクルを有する冷凍装置に対して、冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管内に循環させて洗浄を行う冷凍サイクルの配管洗浄方法であって、前記液接続配管及びガス接続配管に、冷媒圧縮機、空気熱交換器、減圧装置、蒸発器が順次連結され、前記蒸発器と前記冷媒圧縮機との間に異物分離装置が配置された配管洗浄装置及び該配管洗浄装置に回収ボンベを接続し、前記冷媒圧縮機より吐出した高温高圧冷媒を前記空気熱交換器で凝縮し前記回収ボンベ内に導入する冷媒回収運転を行い、回収された液冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管に流出して循環させ、前記配管洗浄装置内に流入し、流入した冷媒を前記減圧装置で減圧して前記蒸発器で蒸発させ、前記異物分離装置を介して前記冷媒圧縮機へ吸入させる配管洗浄運転を行うものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は、一実施の形態によるサイクル系統図を示し、図5は図1のものを用いて配管洗浄運転を行うときのサイクル系統図、同じく図7は冷媒回収運転時のサイクル系統図を示している。
【0009】
冷凍装置を運転した後に、配管には冷媒圧縮機から冷媒とともに吐出した冷凍機油が残留する。残留した冷凍機油は長期間立つと劣化し、冷凍機油の全酸価や過酸価物価が上昇する。長期間冷凍装置を運転した後の既設の配管を流用して室外機のみまたは室外機及び室内機を新品に交換した場合、既設の配管内に残留した劣化油の影響により、新品の室外機に封入されていた冷凍機油も劣化が加速され、冷媒圧縮機の摺動部の化学磨耗が促進される。さらには銅メッキ現象の発生、モータ材の絶縁不良などにより冷媒圧縮機が故障し、本来の製品寿命以下となる恐れもある。
さらに、長期間運転した冷凍装置に封入された冷媒がHCFC−22であって、新規に接続する室外機に封入された冷媒がHFC系冷媒(例えばR−410A、R−407C)の場合、既設配管に残留するHCFC−22用の冷凍機油は、HFC系冷媒には溶解しないのでキャピラリ等で詰まり、より信頼性を低下する。
【0010】
図1の配管洗浄装置40aは、冷媒圧縮機1a内の冷凍機油量を、冷媒圧縮機1aの外部から見ることができるように、冷媒圧縮機1aに油面計10を配置している。冷媒圧縮機1aは冷媒とともに冷媒圧縮機1a内の冷凍機油も吐出する。そのため冷媒圧縮機1a内の冷凍機油は、冷媒圧縮機1aの吸入側より供給されない限り、無くなるので、冷媒圧縮機1aの摺動部に給油できなくなり、摺動部が焼付き、冷媒圧縮機1aが故障する。配管洗浄装置40aでは、冷媒圧縮機1aの吸入側に異物分離装置8を配置し、異物分離装置8で冷凍機油を分離するので、冷媒圧縮機1aには冷凍機油が戻ってこない。そこで、油面計10から冷媒圧縮機1a内の冷凍機油量を確認し、冷凍機油が規定量以下となったら給油口24より冷凍機油を追加する。
【0011】
図5ないし図8を参照して一実施の形態による配管洗浄装置について説明する。
冷媒としてCFCやHCFC系冷媒を充填した既設の室外機41、既設の室内機42a、42bとそれぞれを接続する液接続配管65及びガス接続配管68により構成した冷凍装置内の冷媒を回収した後、配管洗浄装置40aを接続する。室外機41内に冷媒を回収するポンプダウン運転を実施した後、あるいは、実施することなく、液接続配管65及びガス接続配管68及び室内機42a、42bの冷媒を空の回収ボンベ50に回収する。図8は、空の回収ボンベ50内に冷媒を回収する際の冷凍装置と配管洗浄装置との接続状態を示し、室外機41の液阻止弁64あるいはガス阻止弁69に併設したサービス口641あるいは691と配管洗浄装置40aの阻止弁6とを接続配管56aを用いて接続する(図8では、一例としてガス阻止弁69側のサービス口691と配管洗浄装置40aの阻止弁6とを接続している)。
【0012】
回収ボンベ50は、予め回収ボンベ50内の空気を除くため真空引きを実施し、真空引きした回収ボンベ50のガス側接続口51と配管洗浄装置40aの接続口31とを、回収ボンベ50の液側接続口52と配管洗浄装置40aの接続口23(33)とを、チャージホース53、54を用いて接続する。
【0013】
次に、配管洗浄装置40aの冷媒回収運転を行い、この時の冷媒の流れについて説明する。
配管洗浄装置40aの阻止弁5は閉じた状態で、阻止弁6は開いた状態で、電磁弁20は閉じた状態で運転する。冷媒圧縮機1aより吐出した高温高圧冷媒は、空気熱交換器2で凝縮し、高圧の液冷媒または気液二相冷媒となる。冷媒圧縮機1aが運転した後、電磁弁23を開けることで高圧の液冷媒または気液二相冷媒は回収ボンベ50内に導入される。また、冷媒圧縮機1aの吸入側は低圧となることから、既設の冷凍装置内の冷媒はサービス口691、接続配管56a、阻止弁6を介して配管洗浄装置40a内に導入される。
【0014】
冷媒回収運転の時間を短縮するために、配管洗浄装置40aの電磁弁21を開け、回収ボンベ50のガス側接続口51から、回収ボンベ50内のガス相を配管洗浄装置40a内に回収してもよい。
冷媒回収運転のとき既設の室内機42a、42bの構成部品である減圧装置71a、71bは全開の状態とする。もし減圧装置71a、71bを全開の状態に設定できないときは、サービス口691のみならず、サービス口641からも冷媒を回収する。
【0015】
以上のような冷媒回収運転を実施した後、既設の液接続配管65及びガス接続配管68の洗浄運転を実施する。この配管洗浄運転時の配管洗浄装置40aと冷媒回収後の既設冷凍装置との接続方法について説明する。
冷媒回収運転の際、室外機41内に冷媒を回収するポンプダウン運転を実施した場合は液阻止弁64及びガス阻止弁69を全閉とした後、液接続配管65及びガス接続配管68と液阻止弁64及びガス阻止弁69とを分離する。分離した液接続配管65及びガス接続配管68とは、接続配管55、56を介して配管洗浄装置40aの阻止弁5、6に接続する。室内機42a、42bの減圧装置71a、71bを全開の状態にすることが可能ならば、室内機42a、42bを液接続配管65及びガス接続配管68に接続した状態で、減圧装置71a、71bを全開の状態に設定できないときは、室内機42a、42bを液接続配管65及びガス接続配管68から取り外し、液接続配管65及びガス接続配管68を開閉弁67a、67bを備えたバイパス枝管66a、66bを用いて接続する。この状態では、洗浄すべき液接続配管65及びガス接続配管68には洗浄冷媒が封入されていない。配管洗浄運転を実施するには、洗浄冷媒を液接続配管65及びガス接続配管68に封入したのち実施する。洗浄冷媒の封入方法及び配管洗浄運転時における洗浄冷媒の流れについて図8を参照して説明する。
【0016】
洗浄冷媒としては洗浄すべき液接続配管65及びガス接続配管68内に残留する冷凍装置で使用していた冷凍機油と相溶性を有する冷媒を選定する。冷凍装置で使用していた冷媒と冷凍機油の間に相溶性があるならば、洗浄冷媒として冷凍装置で使用していた冷媒を用いても良い。
室外機41内に冷媒を回収するポンプダウン運転を実施せず、冷凍装置内に冷媒を全て回収ボンベ50内に回収した場合は、図8の通り、冷媒を回収済みの回収ボンベ50内のガス側接続口51と配管洗浄装置40aの接続口31とを、回収ボンベ50の液側接続口52と配管洗浄装置40aの接続口23(33)とを、チャージホース53、54を用いて接続する。
【0017】
洗浄運転前に、液接続配管65及びガス接続配管68内は真空引きを実施する。配管洗浄装置40aの阻止弁5及び阻止弁6は開いた状態で、電磁弁21は閉じた状態で運転する。この状態で電磁弁23を開けると、回収ボンベ50中の冷媒は液接続配管65及びガス接続配管68内及び配管洗浄装置40a内に流入する。その後冷媒圧縮機1aを始動し、電磁弁20を開けることで、冷媒圧縮機1aより吐出した高圧の冷媒が回収ボンベ50のガス側接続口51より導入され、回収ボンベ50内の圧力が配管洗浄装置40aの接続口23(33)の圧力よりも高くなり、回収ボンベ50内の液冷媒は全て液接続配管65及びガス接続配管68内及び配管洗浄装置40a内に流出する。
【0018】
冷媒圧縮機1aより吐出された高温高圧冷媒は空気熱交換器2で凝縮され、高圧の液冷媒または気液二相冷媒となり液−ガス熱交換器4(プレート熱交換器、または2重管熱交換器)に流入する。そして、冷媒は液−ガス熱交換器4で熱交換された後、接続配管55を介して、洗浄すべき液接続配管65及びガス接続配管68内を循環し、液接続配管65及びガス接続配管68内に残留する異物(主として冷凍装置で使用していた冷凍機油)を洗浄冷媒中に溶解した後、接続配管56を介して、阻止弁6より配管洗浄装置40a内に流入する。その後、洗浄冷媒は減圧装置7により減圧され、液−ガス熱交換器4の蒸発側4bで蒸発しガス単相となる。
【0019】
ガス単相の洗浄冷媒と洗浄冷媒中に溶解していた異物は、異物分離装置8に導入され、ガス単相の洗浄冷媒の密度よりも重い異物は、重力により異物分離装置8の下方に沈殿(11)し、洗浄冷媒から分離される。異物の混入していないガス単相の洗浄冷媒は冷媒圧縮機1aの吸入側へ導出される。
【0020】
以上のように洗浄すべき液接続配管65及びガス接続配管68内には、絶えず異物の混入していない洗浄能力の高い洗浄冷媒が循環するので、配管洗浄装置40aの洗浄能力を高い水準で維持することが可能となる。また、冷媒圧縮機1aに供給される冷媒は、異物を分離した後の冷媒であるので、配管洗浄装置40aに封入した冷凍機油と異物とが混合することがないので、信頼性を向上できる。
液−ガス熱交換器4を、凝縮側4aの出口の冷媒を気液二相状態となるようなでの熱交換量に設定すれば、洗浄運転時の洗浄冷媒の封入量を削減することが可能となる。
【0021】
室外機41内に冷媒を回収するポンプダウン運転を実施した場合、回収ボンベ50内に回収した冷媒のみでは、洗浄冷媒として不足する恐れがあり、室外機41内の液阻止弁64及びガス阻止弁69に併設したサービス口641、691以外に設置されたサービス口と配管洗浄装置40aの接続口22(32)とを、さらにサービス口とは別のサービス口と配管洗浄装置40aの接続口31とをチャージホースを介して接続する。これにより、室外機41内に回収した冷媒を液接続配管65、ガス接続配管68内及び配管洗浄装置40a内に流出することが可能となり、洗浄冷媒の不足を防ぐことができる。
室外機41内の液阻止弁64及びガス阻止弁69に併設したサービス口641、691以外に設置されたサービス口がない場合は、液阻止弁64及びガス阻止弁69側の液接続配管65及びガス接続配管68との接続口を封止栓で封止した後、液阻止弁64及びガス阻止弁69を開け、サービス口641、691と配管洗浄装置40aの接続口22(32)、31とをチャージホースを介して接続することが良い。
【0022】
洗浄運転が終了したら図8に示すように、液接続配管65及びガス接続配管68内の洗浄冷媒を回収ボンベ50に回収する。(冷媒回収運転時の冷媒の流れについては、冷凍装置からの冷媒回収運転時の流れと同様である。)
以上の洗浄運転及び冷媒回収運転の一連の作業を自動化することが良く、洗浄運転であれば、洗浄すべき液接続配管65及びガス接続配管68の配管総長に応じた必要洗浄時間を予め求めておき、洗浄時間をタイマ等で設定しておけば良い。冷媒回収運転であれば、低圧側圧力を圧力測定装置で監視しておき、要求される最低限の圧力となった時点で冷媒回収運転を終了する。
【0023】
図2の配管洗浄装置40bは、他の実施の形態を示し、冷媒圧縮機1bの吐出側に油分離器12を配置したものである。冷媒圧縮機1bから吐出した冷凍機油は、油分離器12により分離され、冷凍機油はガス冷媒の密度よりも大きいので、重力により油分離器12の下方に沈殿(13)する。分離した冷凍機油13は、返油回路14により冷媒圧縮機1bの吸入側に戻される。油分離器12から冷媒圧縮機1bの吸入側に戻される冷凍機油の量は返油回路用キャピラリ14aの絞り量により調整することができ、冷媒圧縮機1b内の冷凍機油の油面が異常に上昇することを抑える。これにより、冷媒圧縮機1b内の冷凍機油が無くならない、あるいは冷媒圧縮機1b内の冷凍機油がの著しく減少することを抑えることができるので、配管洗浄装置40bのメンテナンス時間を低減し、信頼性を向上できる。
【0024】
図3の配管洗浄装置40cは、さらに他の実施の形態を示し、液−ガス熱交換器4の凝縮側4aと阻止弁5との間から、液単相冷媒または気液二相冷媒を、液バイパス回路用キャピラリ15aを備えた液バイパス回路15を介して冷媒圧縮機1bの吸入側に戻すものであり、これにより、冷媒圧縮機1b温度の異常上昇を抑えることができる。
【0025】
図4の配管洗浄装置40dは、さらに他の実施の形態を示し、空気熱交換器2を凝縮器2a、蒸発器2bとしてそれぞれ独立にしたもので、より効率を向上できる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、既設の冷凍装置に封入された冷媒のみ、もしくは若干の洗浄冷媒を別途用意することで、既設配管内に残留した冷凍機油の量を低減し、新規に接続する室外機に封入された冷凍機油の劣化を抑制し、することで、冷凍装置の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態の配管洗浄装置を示すサイクル系統図。
【図2】他の実施の形態の配管洗浄装置を示すサイクル系統図。
【図3】さらに、他の実施の形態の配管洗浄装置を示すサイクル系統図。
【図4】さらに、他の実施の形態の配管洗浄装置を示すサイクル系統図。
【図5】室外機のみを接続して配管洗浄運転をするときのサイクル系統図。
【図6】
室外機と室内機を接続して配管洗浄運転をするときのサイクル系統図。
【図7】室外機のみを接続して冷媒回収運転をするときのサイクル系統図。
【図8】
室外機と室内機を接続して冷媒回収運転をするときのサイクル系統図。
【符号の説明】
1a、1b、1c…冷媒圧縮機、2、2a、2b…空気熱交換器、3、3a、3b…送風装置、4…液−ガス熱交換器、4a…凝縮器、4b…蒸発器、5、6…阻止弁、7…減圧装置(キャピラリ)、8…異物分離装置、12…油分離器、31、32、33…接続ポート、40a、40b、40c、40d…配管洗浄装置、41…室外機、42a、42b…室内機、50…冷媒回収ボンベ、51…ガス側接続口、52…液側接続口、53、54…チャージホース、55、56、56a…接続配管、64…液阻止弁、641…液阻止弁サービス口、65…液接続配管、68…ガス接続配管、69…ガス阻止弁、691…ガス阻止弁サービス口。

Claims (5)

  1. 液接続配管及びガス接続配管で接続された冷凍サイクルを有する冷凍装置に対して、冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管内に循環させて洗浄を行う冷凍サイクルの配管洗浄装置において、
    前記配管洗浄装置は、冷媒圧縮機、空気熱交換器、減圧装置、蒸発器が順次連結されて蒸気圧縮冷凍サイクルが構成され、前記蒸発器と前記冷媒圧縮機との間に異物分離装置が配置され、前記空気熱交換器によって凝縮された冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管内に循環させることを特徴とする配管洗浄装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、前記冷媒圧縮機の吐出側に油分離器を配置し、該油分離器で分離した冷凍機油を前記冷媒圧縮機の吸入側に導出することを特徴とする配管洗浄装置。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、前記空気熱交換器により凝縮した洗浄冷媒の一部は液バイパス回路用減圧装置を介して、前記冷媒圧縮機の吸入側に導入されることを特徴とする配管洗浄装置。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、前記空気熱交換器で凝縮された冷媒と、前記液接続配管及びガス接続配管を通って前記減圧装置により減圧された後の冷媒との間で熱交換を行う液−ガス熱交換器を設けたことを特徴とする配管洗浄装置。
  5. 液接続配管及びガス接続配管で接続された冷凍サイクルを有する冷凍装置に対して、冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管内に循環させて洗浄を行う冷凍サイクルの配管洗浄方法であって、
    前記液接続配管及びガス接続配管に、冷媒圧縮機、空気熱交換器、減圧装置、蒸発器が順次連結され、前記蒸発器と前記冷媒圧縮機との間に異物分離装置が配置された配管洗浄装置及び該配管洗浄装置に回収ボンベを接続し、前記冷媒圧縮機より吐出した高温高圧冷媒を前記空気熱交換器で凝縮し前記回収ボンベ内に導入する冷媒回収運転を行い、
    回収された液冷媒を前記液接続配管及びガス接続配管に流出して循環させ、前記配管洗浄装置内に流入し、流入した冷媒を前記減圧装置で減圧して前記蒸発器で蒸発させ、前記異物分離装置を介して前記冷媒圧縮機へ吸入させる配管洗浄運転を行うことを特徴とする配管洗浄方法。
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