JP2004131646A

JP2004131646A - Granular detergent composition for automatic washing machine

Info

Publication number: JP2004131646A
Application number: JP2002299023A
Authority: JP
Inventors: Shigekazu Ishii; 石井　重和; Hiroshi Kibuse; 木伏　浩; Takao Suzuki; 鈴木　孝雄
Original assignee: Teepol Diversey KK
Current assignee: Teepol Diversey KK
Priority date: 2002-10-11
Filing date: 2002-10-11
Publication date: 2004-04-30
Anticipated expiration: 2022-10-11
Also published as: JP4335514B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a granular detergent composition for automatic washing machines comprising neither alkali metal hydroxides nor phosphates, and yet having excellent washing properties as well as storing stability and low foamability that can stand comparison with alkaline detergents comprising alkali metal hydroxides and phosphates. <P>SOLUTION: This granular detergent composition for automatic washing machines comprises (A) 0.1-10 mass% of a specific nonionic surfactant, (B) 10-60 mass% of a silicate salt and (C) 10-60 mass% of an aminocarboxylate salt, and does not substantially comprise alkali metal hydroxides and phosphates. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄に適する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物に関し、環境安全性、低泡性、作業安全性に優れるとともに、水酸化アルカリ金属塩を含むアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等において、使用後の食器を効率よく洗浄するため、自動食器洗浄機が広く用いられている。また、食器に限らず、各種製造工場，加工工場等においても、器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するために自動洗浄機が用いられている。
【０００３】
これらの自動洗浄機に用いられる液体洗浄剤には、強固な油脂汚れを落とすことを目的として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩が、通常、１０〜５０質量％（以下「％」と略す）程度配合されている。
【０００４】
しかしながら、上記水酸化アルカリ金属塩を５％を超えて含む洗浄剤は、「医薬用外劇物」となり、安全性の点から専門的な知識や取り扱いに注意を要する。また、上記水酸化アルカリ金属塩は、ガラス製食器表面を浸食したり、アルミ製食器・調理器具を黒変させるおそれがあることや、万が一に飛散し皮膚に付着した際には強い刺激性を与えるといった問題を有している。そして、取り扱い時や保管時の安全性を配慮して、肉厚で頑丈なプラスチック容器に収容されているため、コスト高になるという問題も有している。
【０００５】
そこで、最近では、上記水酸化アルカリ金属塩に代えて、よりマイルドなアルカリ剤の使用や、油脂汚れに対して高い洗浄性能を有する各種界面活性剤の配合が要求されるようになっている。
【０００６】
例えば、リン酸塩、珪酸塩および重炭酸塩を含有し、重炭酸塩の量が全量に対して５〜２０重量％であり、かつ１％水溶液のｐＨが１２以上である食器洗浄機用粉末アルカリ洗浄剤が、特開昭４９−１３０９０４号公報にある（特許文献１参照。）。
【０００７】
また、ナトリウムジクロロイソシアヌレート二水和物、アルカリ金属珪酸塩、清浄剤ビルダーと水軟化剤、塩素化イソシアヌレート類と混合できる低起泡非イオン界面活性剤、添加剤からなる食器洗浄清浄剤組成物が、特開昭４９−８２７１２号公報にある（特許文献２参照。）。
【０００８】
さらに、珪酸塩を含有するアルカリ性洗浄剤組成物において、珪酸塩としてグラニュール状メタ珪酸ソーダである実質的に無水物の成分に、水に溶解する際に水中で固結を防止するため、０．１〜５０重量％の過炭酸アルカリ金属塩を存在せしめた粉末アルカリ性洗浄剤組成物が、特公昭５８−４２２２３６号公報にある（特許文献３参照。）。
【０００９】
そして、アルカリ金属トリポリ燐酸塩、炭酸塩、珪酸塩、ジクロルシアヌル酸ナトリウム、低起泡性非イオン界面活性剤を含有し、オルトホスフェートおよび有機キレートかビルダーを実質的に含有していない自動皿洗い用組成物が、特開昭５５−１０８４９９号公報にある（特許文献４参照。）。
【００１０】
また、水不溶性容器内に粉粒状洗浄剤組成物が収納され、水和性無機または有機化合物を５０重量％以上含有し、水分が５０重量％未満の水溶性固形シール剤により、開放口が封止されている連続自動洗浄機用カードリッジ洗剤が、特公平６−６７３７５号公報にある（特許文献５参照。）。
【００１１】
【特許文献１】
特開昭４９−１３０９０４号公報
【特許文献２】
特開昭４９−８２７１２号公報
【特許文献３】
特公昭５８−４２２２３６号公報
【特許文献４】
特開昭５５−１０８４９９号公報
【特許文献５】
特公平６−６７３７５号公報
【００１２】
【発明を解決しようとする課題】
しかしながら、これらの洗浄剤組成物には、泡立ちが多くポンプを介したノズル噴射式の機械洗浄に適していない、洗浄剤組成物のアルカリ等によって容易に分解してしまう、等の問題がある。このため、作業安全性、環境安全性に優れ、水酸化アルカリ金属塩やリン酸塩を含まずとも、高い洗浄性能、低泡性、貯蔵安定性を兼ね備えた新しい組成の洗浄剤組成物の開発が強く望まれている。
【００１３】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を含有しない組成でありながら、水酸化アルカリ金属塩，リン酸塩を含有するアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性と低泡性を備えた自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物の提供をその目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、（Ａ）非イオン界面活性剤として、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル（イ）と、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物およびグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物の少なくとも一方（ロ）とを組み合わせたもの（イ＋ロ）０．１〜１０質量％と、（Ｂ）ケイ酸塩１０〜６０質量％、（Ｃ）アミノカルボン酸塩１０〜６０質量％を含有し、水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を実質的に含有しない自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第１の要旨とする。
【００１５】
また、本発明は、そのなかでも、特に、（Ｄ）炭酸塩、硫酸塩および重炭酸塩の少なくとも一つからなる洗浄ビルダーを、洗浄剤組成物全体に対し５〜４０質量％含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第２の要旨とし、（Ｅ）塩素系漂白剤を、洗浄剤組成物全体に対し０．５〜４質量％含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第３の要旨とする。
【００１６】
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、（Ａ′）非イオン界面活性剤として、２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレニック・グリコールエーテルの少なくとも一方、もしくはこれらの誘導体または異性体を、洗浄剤組成物全体に対し０．１〜３質量％含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第４の要旨とする。
【００１７】
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記（Ｂ）成分のケイ酸塩が、オルソケイ酸ナトリウムおよびオルソケイ酸カリウムの少なくとも一方である自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第５の要旨とし、上記（Ｃ）成分のアミノカルボン酸塩が、エチレンジアミン四酢酸塩およびニトリロ三酢酸塩の少なくとも一方である自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第６の要旨とする。
【００１８】
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、容器本体と、この容器本体の首部に着脱自在にら着もしくは嵌合されるスリット付のキャップとを備えたカートリッジ容器に収容されるようになっている自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を第７の要旨とする。
【００１９】
なお、本発明において、「水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を実質的に含有しない」とは、これらの成分を全く含まないか、製造設備等の一部または全部を共有することにより１質量％（以下「％」と略す）未満のごく微量でしか含有しない、という趣旨である。例えば、リン酸塩であれば、Ｐ_２Ｏ_５（五酸化リン）として１％未満である。
【００２０】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【００２１】
まず、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物（以下「本洗浄剤組成物」と略す）は、（Ａ）特定の非イオン界面活性剤、（Ｂ）ケイ酸塩、（Ｃ）アミノカルボン酸塩を必須成分として含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物である。
【００２２】
上記（Ａ）成分である非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル（イ）と、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物およびグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物の少なくとも一方（ロ）とを組み合わせたものが用いられる。
【００２３】
上記（イ）のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、炭素数が６〜２４の直鎖または分岐のアルコールにエチレンオキサイド（以下「エチレンオキサイド」を「ＥＯ」と略す）を１〜４０モルとプロピレンオキサイド（以下「プロピレンオキサイド」を「ＰＯ」と略す）１〜５０モルとを付加したポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテルがあげられ、なかでも、炭素数が６〜１８の直鎖または分岐のアルコールにＥＯを１〜２０モルとＰＯ１〜２０モルとを付加しＥＯ／ＰＯの重量比が０．５〜５の範囲にあるもの、炭素数が６〜１８の直鎖または分岐のアルコールにＥＯ１〜１５モルとＰＯ１〜５０モルとを付加しＥＯ／ＰＯの重量比が０．０５〜１の範囲にあるもの、炭素数が６〜１８の直鎖または分岐のアルコールにＥＯを１〜２０モルとＰＯ１〜２０モルとを付加しＥＯ／ＰＯの重量比が０．５〜５の範囲にあるもの等があげられる。
【００２４】
また、上記（ロ）の一つであるトリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物（ロ−１）としては、トリメチロールプロパンにＥＯを３〜４５モルとＰＯ１５〜１２０モルとを付加したものがあげられる。そして、上記（ロ）のもう一つであるグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物（ロ−２）としては、グリセリンにＥＯを３〜４５モルとＰＯ１５〜１２０モルとを付加したものがあげられる。
【００２５】
なお、上記（イ）と（ロ）の配合比率は、適宜に設定することができるが、特に、（イ）：（ロ）＝９：１〜３５：２の範囲となるよう設定することが好ましい。そして、上記（イ）と（ロ）を組み合わせてなる（Ａ）成分である非イオン界面活性剤（イ＋ロ）の配合量は、本洗浄剤組成物全体に対し、０．１〜１０％の範囲内に設定することが必要である。
【００２６】
すなわち、０．１％未満の配合量では、所望の洗浄性能に乏しく、また低泡性能も得られない。一方、１０％を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果による洗浄性能が飽和となり、また、コスト面で不利となる。そして、特に、０．５〜５％の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【００２７】
なお、本洗浄剤組成物を、ポンプ水圧の高い、より高度な低泡性能が要求される自動洗浄機に適用する場合には、上記（Ａ）成分の非イオン界面活性剤とともに、（Ａ′）成分の非イオン界面活性剤として、２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレニック・グリコールエーテルの少なくとも一方、もしくはこれらの誘導体または異性体を併用することが好適である。そして、ポリオキシエチレンアセチレニック・グリコールエーテルにおけるポリオキシエチレンの付加モル数は、１〜４であることが好ましく、他成分とのバランスや消泡性能向上の点から、ポリオキシエチレン（１．３）アセチレニック・グリコールエーテル〔（　）内は、付加モル数〕が好ましく用いられる。
【００２８】
上記（Ａ′）成分の配合量は、本洗浄剤組成物全体に対し、０．１〜３％の範囲に設定することが好適である。すなわち、０．１％未満の配合量では、所望の消泡性能が乏しくなるおそれがあり、３％を超えると全体のバランスが悪くなり、汚れに対する浸透効果、他成分との相乗効果がそれ以上得られにくくなるからである。
【００２９】
これらの非イオン界面活性剤（Ａ）、（Ａ′）のうち、洗浄性能、抑泡性の点から、具体的には、下記のように組み合わせることが、特に好適である。
【００３０】
（１）炭素数が６〜１８の直鎖または分岐のアルコールにＥＯを１〜２０モルとＰＯ１〜２０モルとを付加しＥＯ／ＰＯの重量比が０．５〜５の範囲にあるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル（イ）と、トリメチロールプロパンにＥＯを３〜４５モルとＰＯ１５〜１２０モルとを付加した多価アルコールのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物（ロ−１）とからなる組み合わせ。
【００３１】
（２）炭素数が６〜１８の直鎖または分岐のアルコールにＥＯを１〜２０モルとＰＯ１〜２０モルとを付加しＥＯ／ＰＯの重量比が０．５〜５の範囲にあるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル（イ）と、グリセリンにＥＯを３〜４５モルとＰＯ１５〜１２０モルとを付加したグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物（ロ−２）とからなる組み合わせ。
【００３２】
（３）炭素数が６〜１８の直鎖または分岐のアルコールにＥＯを１〜２０モルとＰＯ１〜２０モルとを付加しＥＯ／ＰＯの重量比が０．５〜５の範囲にあるポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル（イ）と、トリメチロールプロパンにＥＯを３〜４５モルとＰＯ１５〜１２０モルとを付加した多価アルコールのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物（ロ−１）およびグリセリンにＥＯを３〜４５モルとＰＯ１５〜１２０モルとを付加したグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物（ロ−２）とからなる３種の組み合わせ。
【００３３】
（４）上記（１）〜（３）の組み合わせに、それぞれ（Ａ′）の２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレニック・グリコールエーテルの少なくとも一方である非イオン界面活性剤を追加した組み合わせ。
【００３４】
また、本洗浄剤組成物に用いられる（Ｂ）成分のケイ酸塩としては、下記の化学式（１）で示されるものがあげられ、なかでも、洗浄性能および汚れの分散性能の点から、下記のｘ：ｙが１：１〜３：１のものが好適である。例えば、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、オルソケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウム、二ケイ酸ナトリウム、二ケイ酸カリウム、層状ケイ酸ナトリウム、層状ケイ酸カリウム等があげられこれらは無水物或いは水和物として用いられる。これらのなかでも、特に、洗浄性能、他成分とのバランスから、オルソケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウムが好ましい。
【００３５】
【化１】

【００３６】
上記（Ｂ）成分の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、１０〜６０％の範囲内に設定することが必要である。すなわち、１０％未満の配合量では、所望の洗浄性能に乏しく、一方、６０％を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果や良好な貯蔵安定性が得られないからである。なお、特に、１５〜３５％の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【００３７】
さらに、本洗浄剤組成物に用いられる（Ｃ）成分のアミノカルボン酸塩としては、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、Ｎ−ヒドロキシエチルエチレンジアミン酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酢酸、メチルグリシンジ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、エチレングリコールジエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、シクロヘキサン−１，２−ジアミン四酢酸、ジエンコル酸、および／または、これらのナトリウム塩，カリウム塩等の水溶性アルカリ金属塩、エタノールアミン塩、アンモニウム塩等があげられる。これらは、単独で用いても、２種以上を併用してもよい。
【００３８】
そして、上記アミノカルボン酸塩のなかでも、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸カリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸カリウムが好ましく、特に、コスト的にはナトリウム塩が有利である。
【００３９】
なお、これらのアミノカルボン酸塩の水溶性アルカリ金属塩は、市販品から選択することもできるが、例えばエチレンジアミン四酢酸ナトリウムであれば、エチレンジアミン四酢酸に水酸化ナトリウムを添加（中和）することにより、適宜調製することができる。よって、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムを加える場合には、任意の比で、エチレンジアミン四酢酸ナトリウムとエチレンジアミン四酢酸カリウムとの混合物を得ることができる。また、部分中和物とすることもできる。
【００４０】
上記（Ｃ）成分の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、１０〜６０％の範囲内に設定することが必要である。すなわち、１０％未満の配合量では、所望の洗浄性能に乏しく、一方、６０％を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果、コスト面から不利なものとなるからである。なお、特に、３０〜６０％の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【００４１】
また、本洗浄剤組成物には、上記（Ａ）〜（Ｃ）の必須成分とともに、任意成分として、以下に述べる（Ｄ）特定の洗浄ビルダーや、（Ｅ）塩素系漂白剤を配合することができる。
【００４２】
上記（Ｄ）成分である洗浄ビルダーとしては、炭酸塩，硫酸塩および重炭酸の少なくとも一つがあげられ、より詳しくは、炭酸ナトリウム，炭酸カリウム等の炭酸塩、硫酸ナトリウム，硫酸カリウム等の硫酸塩、重炭酸ナトリウム，重炭酸カリウム等の重炭酸塩があげられる。なかでも、他成分とのバランスによる貯蔵安定性やコスト面から、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムが好ましく用いられる。これらは、単独で用いても、２種以上を併用してもよい。
【００４３】
上記（Ｄ）成分の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、５〜４０％の範囲内に設定することが好ましい。すなわち、５％未満の配合量では、洗浄性能、貯蔵安定性が不充分となるおそれがあり、逆に、４０％を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果や良好な洗浄性能、貯蔵安定性が得られにくい傾向がみられるからである。なお、特に、２０〜４０％の範囲に設定することが、効果の点で好適である。
【００４４】
また、上記（Ｅ）成分の塩素系漂白剤としては、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム等のイソシアヌル酸塩があげられる。なかでも、有効塩素含有量が５５〜６０％のものが広く市販されており、コスト面からこれらを用いることが好ましい。
【００４５】
このような（Ｅ）成分である塩素系漂白剤の配合量は、洗浄剤組成物全体に対し、０．５〜４％の範囲内に設定することが好ましい。すなわち、０．５％未満の配合量では、所望の漂白効果および除菌効果の性能が不充分となるおそれがあり、逆に、４％を超えると、全体としてのバランスが悪くなるとともに、他成分との相乗効果や所望の漂白除菌効果が飽和となるばかりでなく、被洗浄物である食器の加工方法によっては、これらを傷めるおそれがあるからである。なお、特に、コスト面から１〜３％の範囲に設定することが好適である。
【００４６】
さらに、本洗浄剤組成物には、他の任意成分として、高分子電解質重合体、水溶性溶剤、染料、香料、金属腐食抑制剤、殺菌剤、消臭剤、帯電防止剤等を用いることができる。
【００４７】
これらのうち、高分子電解質重合体としては、マレイン酸、アクリル酸の少なくとも一方を単量体とする重合体または共重合体並びにその水溶性アルカリ塩が好ましく、マレイン酸重合体、アクリル酸重合体、マレイン酸とアクリル酸との共重合体およびこれらの水溶性アルカリ金属塩があげられる。水溶性アルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、エタノールアミン塩があげられるが、なかでも、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。特に、好ましくは、ポリマレイン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸とマレイン酸との共重合体のナトリウム塩が用いられる。
【００４８】
そして、マレイン酸重合体、アクリル酸重合体およびその水溶性アルカリ金属塩の平均分子量は、６００〜１５，０００のものが好適に用いられ、特に好ましくは１，０００〜１５，０００のものが用いられる。また、マレイン酸とアクリル酸の共重合体およびその水溶性アルカリ金属塩の平均分子量としては、１０００〜１００，０００のものが好適に用いられ、特に好ましくは５０，０００〜８０，０００のものが用いられる。上記重合体および共重合体の水溶性アルカリ金属塩は、全てが中和された塩であっても、部分的に中和された塩であってもよい。
【００４９】
なお、本洗浄剤組成物中には、水酸化ナトリウム，水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩と、トリポリリン酸ナトリウム，トリポリリン酸カリウム，ピロリン酸ナトリウム，ピロリン酸カリウム，ヘキサメタリン酸ナトリウム，ヘキサメタリン酸カリウム等のリン酸塩を実質的に含有しないものである。これが、本発明の大きな特徴である。
【００５０】
このように、本洗浄剤組成物は、（Ａ）特定の非イオン界面活性剤、（Ｂ）ケイ酸塩、（Ｃ）アミノカルボン酸塩を必須の洗浄成分として含有し、必要に応じて、（Ａ′）特定の非イオン界面活性剤、（Ｄ）特定の洗浄ビルダー、（Ｅ）塩素系漂白剤等の任意成分をさらに含有してなる組成物である。そして、上記本洗浄剤組成物は、どのようにして製造してもよく、例えば、上記成分を単に、ナウタミキサ（登録商標）、リボンミキサ（登録商標）等の粉体混合機で混合して製造することができる。また、上記成分の一部または全部を、公知の造粒方法によって粉粒状に造粒して製造してもよい。そして、このようにして製造された粉粒状洗浄剤組成物を用いることのできる各種の自動洗浄機に、洗浄剤として供給される。
【００５１】
このようにして用いられる本洗浄剤組成物は、環境安全性、作業安全性に優れるとともに、水酸化アルカリ金属塩を含有するアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有し、しかも、すすぎ後の仕上がり性にも優れている。そして、本洗浄剤組成物に、炭酸塩，硫酸塩および重炭酸塩の少なくとも一つからなる洗浄ビルダーを組み合わせたり、さらにまた塩素系漂白剤を組み合わせたりすることにより、より一層優れた品質のものとすることができる。
【００５２】
特に、従来の洗浄剤組成物が、水酸化アルカリ金属塩やリン酸塩を含有するものであったのに対して、ケイ酸塩をアルカリ剤として用いる洗浄剤組成物であることから、ガラス製食器やアルミニウム製食器・調理器具の表面はもとより、食器類の表面に金線、銀線や絵柄の施された被洗浄物に対しても悪影響を及ぼすことがなく、また、他成分とのバランスによって、すすぎ後の仕上がり性にも優れている。
【００５３】
したがって、本洗浄剤組成物は、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄用途に適している。また、食器に限らず、各種製造工場，加工工場等における器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するための自動洗浄機用途としても使用可能である。このほか、食品工場・食品加工工場等のタイル、床等の硬表面の洗浄、飲料用のガラス瓶・ビール瓶等の容器洗浄、金属表面洗浄にも好ましく用いることができる。特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。
【００５４】
さらに、本洗浄剤組成物は、医薬用外劇物の製品ではないため、従来のような肉厚のプラスチック容器等に替えて、肉薄のプラスチック容器や、パウチ等の袋体に収容することも可能である。特に、カートリッジ容器に収容して用いるようにすれば、取り扱い時の作業安全性に優れ、また運搬や保管時の作業性にも優れている。
【００５５】
上記カートリッジ容器としては、例えば図１に示すようなものがあげられる。このカートリッジ容器３０は、本体首部に、合成樹脂製のキャップ３１が着脱自在にら着もしくは嵌合されているもので、上記キャップ３１のキャップ面には、多数のスリット（メッシュ状、透孔等の形態を含む）３１ａが形成されている。そして、容器３０内に、本洗浄剤組成物のような粉粒状洗浄剤組成物を収容した状態で、自動食器洗浄機等に付設される洗浄液供給装置の、容器保持部３３に、図示のように、上記キャップ３１を下向きにして装着されるようになっている。
【００５６】
上記容器保持部３３の内側には、ＯＮ−ＯＦＦ用の電磁弁４２を備えた噴射液供給配管３５が延びており、図２に示すように、装着された容器３０のキャップ３１に対峙するよう配置された噴射ノズル３５ａに連結されている。３４は洗浄液取り出し部、３７は容器３０を装着した状態に限り噴射が可能となる安全止水弁である。したがって、上記噴射ノズル３５ａから水が噴射されると、水がキャップ３１のスリット３１ａを通過して容器３０内の洗浄剤組成物を溶解し、洗浄液となって流下する。これにより、自動食器洗浄機等に、所定濃度の洗浄液を供給できるようになっている。なお、３８は、容器３０内の洗浄剤組成物が、粉粒状のまま落下した場合に受け止めるためのガイド板である。本洗浄剤組成物は、このような使用態様にも適しているのである。
【００５７】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【００５８】
【実施例１〜３０、比較例１〜１３】
後記の表１〜表１１に示す組成（各表の数値の単位は％である）の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物を調製し、その貯蔵安定性、低泡性、洗浄性、洗浄後仕上がり性、ガラスに対する影響、スケール生成抑制能の６項目について評価した。その結果を後記の表１〜表１１に併せて示す。なお、各項目の試験方法、評価方法は、以下に示すとおりである。
【００５９】
〔貯蔵安定性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を４００ｇを、５００ｍｌ容積のポリエチレン瓶に入れ、恒温槽（ＳＬＩ−４Ｓ、須中理化工業社製）により４０℃の雰囲気下に置き、その状態で１カ月保管した。そして、その外観を目視により観察し、下記の評価基準で評価した。
・評価基準
○　：１カ月後、変色・固結等は認められなかった。
×　：１カ月後、変色・固結等（塩素系漂白剤配合品にあっては、著しい有効塩素の分解）が認められた。
【００６０】
〔低泡性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物と充分にかき混ぜた鶏卵（全卵）３０ｇを業務用の自動食器洗浄機（ＤＷ−ＤＲ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、洗浄液の泡立ちを目視により後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度　　：０．１０％
洗浄温度　　：６０℃
洗浄コース　：標準洗浄サイクル（洗浄：４３秒、すすぎ：１５秒）
水道水の硬度：（ＣａＣＯ_３として）８０ｍｇ／Ｌ
・評価基準
◎　：運転時に泡が液面から５０ｍｍ未満で、かつ運転終了後速やかに泡が消える。
○　：運転時に泡が液面から５０ｍｍ未満で、かつ運転終了後１分経過以内に泡が消える。
△　：運転時に泡が液面から５０ｍｍ以上であるが、運転終了後１分経過以内に泡が消える。
×　：運転時の泡の高さにかかわらず、運転終了後１分経過後も泡が消えずに残っている。
××：運転直後に、ポンプに泡をかんで、運転困難となる。
【００６１】
〔洗浄性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（ＤＷ−ＤＲ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、下記の被洗浄物である陶器皿を１０枚１組として洗浄し、その洗浄性能を後記の評価基準で評価した。なお、汚れとして、標準汚れ類を用意し、それぞれの汚れに対し洗浄評価を行った（なお、汚れとして牛脂、上新粉、カレーを用意し、それぞれの汚れに対し洗浄評価を行った）。
＊運転条件
洗剤濃度　　：０．１０％
洗浄温度　　：６０℃
すすぎ温度　：８０℃
洗浄コース　：標準洗浄サイクル（洗浄：４３秒、すすぎ：１５秒）
水道水の硬度：（ＣａＣＯ_３として）８０ｍｇ／Ｌ
牛脂汚れ　　：精製牛脂を用いた。
上新粉汚れ　：上新粉２５に対し水７５を加え、途中かき混ぜながら２０分間煮沸し、のり状となったものを用いた。
カレー汚れ　：市販のレトルトカレー（商品名：ボンカレー：大塚食品社製）を用いた。
被洗浄物　　：直径１０ｃｍの陶器皿に上記標準汚れを４ｇ／枚となるように付着させ、常温で１時間乾燥させたものを用いた。
・評価基準
◎…９０％以上の汚れ除去。
○…７０％以上９０％未満の汚れ除去。
△…５０％以上７０％未満の汚れ除去。
×…５０％未満の汚れ除去。
【００６２】
〔洗浄後仕上がり性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（ＤＷ−ＤＲ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の条件で運転した。そして、後記に示す被洗浄物であるガラスコップを１０個１組として洗浄し、洗浄後の仕上がり性能を後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度　　：０．１０％
洗浄温度　　：６０℃
すすぎ温度　：８０℃
洗浄コース　：標準洗浄サイクル（洗浄：４３秒、すすぎ１５秒）
使用水の硬度：（ＣａＣＯ_３として）８０ｍｇ／Ｌ
被洗浄物　　：２００ｍｌ容積のガラスコップ（佐々木硝子社製）に牛乳を注いだ後、５分間放置した。ついで、牛乳を捨てた後、水ですすぐことなく３０分間風乾した。
・評価基準
◎：ウォータースポットが全くみられない。
○：ウォータースポットが１〜２個みられる。
△：ウォータースポットが３〜５個みられる。
×：ウォータースポットが６個以上みられる。
【００６３】
〔ガラスに対する影響〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物中に、市販の２００ｍｌ容積のタンブラーグラス（ＨＯＹＡ社製）を下記の条件で浸漬した。そして、浸漬後のタンブラーグラスの状態を目視により観察し、下記の評価基準で評価した。
＊浸漬条件
洗剤濃度：０．２０％
浸漬温度：６０℃
浸漬時間：２週間
・評価基準
◎：タンブラーグラス表面に変色や腐食が認められない。
○：タンブラーグラス表面がわずかに変色している。
△：タンブラーグラス表面の変色が大きい。
×：タンブラーグラス表面の腐食が大きい。
【００６４】
〔スケール生成抑制能〕
・試験方法
人工硬水（総硬度：　１５０ｍｇ／Ｌ）を用いて、洗浄剤組成物を０．０５％に希釈し、容量１００ｍｌの比色管に５０ｍｌを注ぎ、６０℃で４時間保持した後、スケールの生成量を以下の基準で目視判定した。
・評価基準
◎：スケールの生成がなかった。
○：スケール生成がほとんどなかった。
△：スケールの生成があった。
×：スケール付着が著しかった。
【００６５】
なお、後記の表１〜表１１において、用いた成分とその有効純分（％）の詳細は、下記のとおりであり、表中の数値は、各成分の有姿のまま、示したものである。
【００６６】
非イオン界面活性剤１；（Ａ成分−イ）
ポリオキシエチレン（Ｐ＝１５）ポリオキシプロピレン（ｑ＝９）直鎖アルキル（Ｃ＝１４、１５）エーテル
ＥＯ／ＰＯ重量比＝１．２６
試作品
【００６７】
非イオン界面活性剤２；（Ａ成分−イ）
ポリオキシエチレン（Ｐ＝８）ポリオキシプロピレン（ｑ＝６）直鎖アルキル（Ｃ＝１２、１３）エーテル
ＥＯ／ＰＯ重量比＝１．０１曇点＝３１℃
商品名：ペポールＡＳ−０５４Ｃ（東邦化学工業社製）
【００６８】
非イオン界面活性剤３；（Ａ成分−ロ）
下記化学式（２）で表されるトリメチロールプロパンＥＯ，ＰＯ付加物
平均分子量＝４，５００　ＥＯ／ＰＯ重量比＝０．２１
試作品
【００６９】
【化２】

【００７０】
非イオン界面活性剤４；（Ａ成分−ロ）
下記化学式（３）で表されるグリセリンＥＯ，ＰＯ付加物
試作品
【００７１】
【化３】

【００７２】
非イオン界面活性剤５；（Ａ′成分）
２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオール
商品名：サーフィノール１０４（日信化学工業社製）
【００７３】
非イオン界面活性剤６；（Ａ′成分）
ポリオキシエチレン（１．３）アセチレニック・グリコールエーテル
商品名：サーフィノール４２０（日信化学工業社製）
【００７４】
非イオン界面活性剤７；
ポリオキシエチレン（Ｐ＝３）直鎖アルキル（Ｃ１２，Ｃ１３）エーテル
商品名：ノイゲンＥＴ−９７（第一工業製薬社製）
【００７５】
非イオン界面活性剤８；
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー（プルロック型ブロックポリマー）
ＥＯ／ＰＯ重量比＝０．６７　　平均分子量：３，３００
商品名：エパン７４０（第一工業製薬社製）
【００７６】
非イオン界面活性剤９；
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー（リバースプルロニック型ブロックポリマー）
ＥＯ／ＰＯ重量比＝０．６７　　平均分子量：２，８００
商品名：プルロニックＲＰＥ１７４０（ＢＡＳＦ社製）
【００７７】
ケイ酸塩１；（Ｂ成分）
メタケイ酸ナトリウム５水塩
商品名：メタ珪５水（三宝化学社製）
【００７８】
ケイ酸塩２；（Ｂ成分）
メタケイ酸ナトリウム９水塩
商品名：メタ珪９水（三宝化学社製）
【００７９】
ケイ酸塩３；（Ｂ成分）
オルソケイ酸ナトリウム
商品名：オルソ６５（東洋珪酸曹達社製）
【００８０】
アミノカルボン酸塩１；（Ｃ成分）
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム
商品名：トリロンＢ（ＢＡＳＦ社製）
【００８１】
アミノカルボン酸塩２；（Ｃ成分）
ニトリロ三酢酸酸ナトリウム
商品名：トリロンＡ９２Ｒ（ＢＡＳＦ社製）
【００８２】
洗浄ビルダー１；（Ｄ成分）
炭酸ナトリウム
商品名：ソーダ灰（東ソー社製）
【００８３】
洗浄ビルダー２；（Ｄ成分）
無水硫酸ナトリウム
商品名：中性無水ボウ硝（四国化成社製）
【００８４】
洗浄ビルダー３；（Ｄ成分）
重炭酸ナトリウム
商品名：重炭酸ナトリウム（旭硝子社製）
【００８５】
塩素系漂白剤１；（Ｅ成分）
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム
（有効塩素濃度６０％）
商品名：ハイライト６０Ｇ（日産化学工業社製）
【００８６】
塩素系漂白剤２；（Ｅ成分）
次亜塩素酸カルシウム（試薬）（和光純薬社製）
【００８７】
水酸化アルカリ金属塩；
水酸化ナトリウム
商品名：パール苛性ソーダ（セントラル硝子社製）
【００８８】
リン酸塩；
トリポリリン酸ナトリウム
商品名：トリポリリン酸ソーダ（下関三井化学社製）
【００８９】
【表１】

【００９０】
【表２】

【００９１】
【表３】

【００９２】
【表４】

【００９３】
【表５】

【００９４】
【表６】

【００９５】
【表７】

【００９６】
【表８】

【００９７】
【表９】

【００９８】
【表１０】

【００９９】
【表１１】

【０１００】
上記の結果から、実施例品はいずれも、上記全ての評価項目において、優れた特性を示すことがわかる。
【０１０１】
【発明の効果】
以上のように、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物は、洗浄成分として、特定の非イオン界面活性剤、ケイ酸塩、アミノカルボン酸塩を含有する自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物であり、環境安全性、作業安全性に優れるとともに、水酸化アルカリ金属塩を含有するアルカリ性洗浄剤と遜色のない優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有し、しかも、すすぎ後の仕上がり性にも優れたものとなっている。したがって、本発明の自動洗浄機用液体洗浄剤組成物は、自動洗浄機用用途として、自動洗浄機の本洗浄やその予備洗浄（浸漬）での食器，調理器具等の洗浄用途において有効に供することができる。
【０１０２】
さらには、水酸化アルカリ金属塩やリン酸塩を実質的に含有せず、ケイ酸塩をアルカリ剤として用いる洗浄剤組成物であることから、ガラス製食器やアルミニウム製食器・調理器具の表面はもとより、食器類の表面に金線、銀線や絵柄の施された被洗浄物に対しても悪影響を及ぼすことがなく、また、他成分とのバランスによって、すすぎ後の仕上がり性にも優れたものとなっている。
【０１０３】
また、従来のような肉厚のプラスチック容器に収容する制限を受けず、肉薄のプラスチック容器や、パウチ等の袋体に収容することが可能となる。特に、カートリッジ容器に収容した自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物とすることで、その作業安全性や運搬および保管にも優れたものとなる。
【０１０４】
したがって、本発明の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物は、食器、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄用途や、食器に限らず、各種製造工場，加工工場等における器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するための自動洗浄機用途としても使用可能である。この外、食品工場・食品加工工場等のタイル、床等の硬表面の洗浄、飲料用のガラス瓶・ビール瓶等の容器洗浄、金属表面洗浄等に、広く用いることができる。特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の使用態様の説明図である。
【図２】図１の要部拡大説明図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a powdery and granular detergent composition for automatic washing machines suitable for washing hard surfaces of tableware, glass, ceramics, metals, plastics, etc., and is excellent in environmental safety, low foaming property, work safety and hydroxylation. The present invention relates to a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine having excellent washing performance and storage stability comparable to an alkaline detergent containing an alkali metal salt.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, automatic dishwashers have been widely used in hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, and the like to efficiently wash used dishes. In addition to tableware, automatic washing machines are used in various manufacturing factories, processing factories, and the like to wash utensils, containers, plastic containers used for distribution, and the like.
[0003]
Liquid detergents used in these automatic washing machines usually contain an alkali metal hydroxide such as sodium hydroxide or potassium hydroxide in an amount of 10 to 50% by mass (hereinafter, referred to as “sodium hydroxide” or “potassium hydroxide”) for the purpose of removing strong grease stains. %).
[0004]
However, a detergent containing more than 5% of the above alkali metal hydroxide becomes a "non-medical substance" and requires special knowledge and care in handling from the viewpoint of safety. In addition, the above alkali metal hydroxide salt may erode the surface of glass tableware, blacken aluminum tableware / cooking utensils, and may cause strong irritation when it is scattered and adheres to skin. There is a problem of giving. In addition, since it is housed in a thick and strong plastic container in consideration of safety during handling and storage, there is also a problem that the cost increases.
[0005]
Therefore, recently, in place of the alkali metal hydroxide salt, use of a milder alkali agent and blending of various surfactants having high cleaning performance against oil and dirt have been required.
[0006]
For example, a dishwasher powder containing phosphate, silicate and bicarbonate, wherein the amount of bicarbonate is 5 to 20% by weight based on the total amount and the pH of a 1% aqueous solution is 12 or more. An alkali cleaning agent is disclosed in JP-A-49-130904 (see Patent Document 1).
[0007]
Also, a dishwashing detergent composition comprising sodium dichloroisocyanurate dihydrate, an alkali metal silicate, a low foaming nonionic surfactant which can be mixed with a detergent builder and a water softener, chlorinated isocyanurates, and additives. The product is disclosed in JP-A-49-82712 (see Patent Document 2).
[0008]
Furthermore, in the alkaline detergent composition containing a silicate, a substantially anhydrous component which is granulated sodium metasilicate as a silicate is used to prevent solidification in water when dissolved in water. Japanese Patent Publication No. 58-422236 discloses a powder alkaline detergent composition in which 0.1 to 50% by weight of an alkali metal percarbonate is present (see Patent Document 3).
[0009]
And automatic dishwashing containing alkali metal tripolyphosphates, carbonates, silicates, sodium dichlorcyanurate, a low-foaming nonionic surfactant, and substantially free of orthophosphate and organic chelates or builders. A composition for use is described in JP-A-55-108499 (see Patent Document 4).
[0010]
The powdery or granular detergent composition is stored in a water-insoluble container, and the opening is sealed with a water-soluble solid sealant containing 50% by weight or more of a hydratable inorganic or organic compound and having a water content of less than 50% by weight. A stopped cartridge detergent for a continuous automatic washing machine is disclosed in Japanese Patent Publication No. 6-67375 (Patent Document 5).
[0011]
[Patent Document 1]
JP-A-49-130904
[Patent Document 2]
JP-A-49-82712
[Patent Document 3]
Japanese Patent Publication No. 58-422236
[Patent Document 4]
JP-A-55-108499
[Patent Document 5]
Japanese Patent Publication No. 6-67375
[0012]
Problems to be Solved by the Invention
However, these cleaning compositions have problems such as a large amount of foaming, which is not suitable for mechanical cleaning by a nozzle injection type via a pump, and that the cleaning composition is easily decomposed by alkali or the like. For this reason, we have developed a new detergent composition that is excellent in work safety and environmental safety, and has high washing performance, low foaming property and storage stability even without containing alkali metal hydroxide or phosphate. Is strongly desired.
[0013]
The present invention has been made in view of such circumstances, and has a composition that does not contain an alkali metal hydroxide and a phosphate, but is inferior to an alkaline detergent containing an alkali metal hydroxide and a phosphate. It is an object of the present invention to provide a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine having excellent washing performance, storage stability and low foaming property.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides (A) polyoxyethylene / polyoxypropylene alkyl ether (a) as a nonionic surfactant, ethylene oxide / propylene oxide adduct of trimethylolpropane and glycerin. 0.1 to 10% by mass of a combination of at least one of ethylene oxide and propylene oxide adducts (B), (B) 10 to 60% by mass of silicate, and (C) aminocarboxylic acid A first aspect of the present invention is a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine containing 10 to 60% by mass of a salt and substantially not containing an alkali metal hydroxide salt and a phosphate.
[0015]
In addition, the present invention particularly provides an automatic cleaning method containing (D) a cleaning builder comprising at least one of a carbonate, a sulfate, and a bicarbonate in an amount of 5 to 40% by mass based on the entire detergent composition. A second aspect of the present invention provides a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine, which comprises (E) a chlorine-based bleaching agent in an amount of 0.5 to 4% by mass based on the entire detergent composition. Is the third gist.
[0016]
Furthermore, the present invention particularly relates to, among them, (A ') 2,4,7,9-tetramethyl-5-decyne-4,7-diol and polyoxyethylene acetylene as nonionic surfactants. A fourth aspect is a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine containing at least one of nick glycol ether, or a derivative or isomer thereof, in an amount of 0.1 to 3% by mass based on the entire detergent composition. .
[0017]
In addition, the present invention particularly relates to a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine, wherein the silicate of the component (B) is at least one of sodium orthosilicate and potassium orthosilicate. In a sixth aspect, the present invention provides a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine in which the aminocarboxylate of the component (C) is at least one of ethylenediaminetetraacetate and nitrilotriacetate.
[0018]
And, among these, the present invention comes to be housed in a cartridge container having a container main body and a slit cap which is detachably attached to or fitted to the neck of the container main body. A seventh aspect of the present invention provides a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine.
[0019]
In the present invention, "substantially free of alkali metal hydroxide salts and phosphates" means that these components are not contained at all, or 1 mass by sharing a part or all of production facilities and the like. % (Hereinafter abbreviated as "%"). For example, for phosphate, P ₂ O ₅ (Phosphorus pentoxide) is less than 1%.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0021]
First, the powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine of the present invention (hereinafter abbreviated as “the present detergent composition”) comprises (A) a specific nonionic surfactant, (B) a silicate, and (C) A powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine containing an aminocarboxylate as an essential component.
[0022]
Examples of the nonionic surfactant as the component (A) include polyoxyethylene / polyoxypropylene alkyl ether (a), ethylene oxide / propylene oxide adduct of trimethylolpropane, and ethylene oxide / propylene oxide adduct of glycerin. A combination of at least one of the above (b) is used.
[0023]
Examples of the polyoxyethylene / polyoxypropylene alkyl ether (a) include linear or branched alcohols having 6 to 24 carbon atoms and ethylene oxide (hereinafter, “ethylene oxide” is abbreviated as “EO”) from 1 to 40. Moles and 1 to 50 moles of propylene oxide (hereinafter, "propylene oxide" is abbreviated as "PO"), and polyoxyethylene / polyoxypropylene alkyl ethers. Or a branched alcohol having 1 to 20 moles of EO and 1 to 20 moles of PO and a weight ratio of EO / PO in the range of 0.5 to 5, or a straight or branched chain having 6 to 18 carbon atoms. Alcohol having 1 to 15 mol of EO and 1 to 50 mol of PO and having a weight ratio of EO / PO in the range of 0.05 to 1 and having 6 to 6 carbon atoms Such as those weight ratios of adding a 1 to 20 mol and PO1~20 mol EO EO / PO is in the range of 0.5 to 5 and the like in straight or branched alcohols of 8.
[0024]
The ethylene oxide / propylene oxide adduct of trimethylolpropane (b-1), which is one of the above (b), is obtained by adding 3-45 mol of EO and 15-120 mol of PO to trimethylolpropane. Is raised. As the glycerin ethylene oxide / propylene oxide adduct (b-2), which is another of the above (b), glycerin to which 3-45 mol of EO and 15-120 mol of PO are added can be mentioned. .
[0025]
In addition, the mixing ratio of the above (A) and (B) can be appropriately set, but in particular, it can be set so that (A) :( B) = 9: 1 to 35: 2. preferable. The compounding amount of the nonionic surfactant (a + b), which is the component (A) obtained by combining the above (a) and (b), is 0.1 to 10% with respect to the entire cleaning composition. Must be set within the range.
[0026]
That is, if the amount is less than 0.1%, the desired cleaning performance is poor, and low foaming performance cannot be obtained. On the other hand, if it exceeds 10%, the balance as a whole deteriorates, and the cleaning performance due to the synergistic effect with other components becomes saturated, and the cost is disadvantageous. In particular, it is preferable to set the range of 0.5 to 5% from the viewpoint of the effect.
[0027]
When the present detergent composition is applied to an automatic washing machine having a high pump water pressure and a higher level of low foaming performance is required, (A ′) together with the nonionic surfactant of the component (A) is used. )) As the nonionic surfactant, at least one of 2,4,7,9-tetramethyl-5-decyne-4,7-diol and polyoxyethylene acetylenic glycol ether, or a derivative or isomer thereof It is preferable to use a body together. The addition mole number of polyoxyethylene in the polyoxyethylene acetylene glycol ether is preferably from 1 to 4, and from the viewpoint of improving the balance with other components and improving the defoaming performance, polyoxyethylene (1. 3) An acetylenic glycol ether [in (), an added mole number] is preferably used.
[0028]
The amount of the component (A ') is preferably set in the range of 0.1 to 3% based on the entire detergent composition. That is, if the amount is less than 0.1%, the desired defoaming performance may be poor. If the amount exceeds 3%, the overall balance is deteriorated, and the effect of penetrating stains and synergistic effect with other components is further increased. It is because it becomes difficult to obtain.
[0029]
Among these nonionic surfactants (A) and (A '), the following combinations are particularly preferable from the viewpoint of cleaning performance and foam suppressing property.
[0030]
(1) Polyoxy having 1 to 20 mol of EO and 1 to 20 mol of PO added to a linear or branched alcohol having 6 to 18 carbon atoms and having a weight ratio of EO / PO of 0.5 to 5 It is composed of ethylene polyoxypropylene alkyl ether (a) and ethylene oxide propylene oxide adduct (b-1) of polyhydric alcohol obtained by adding 3-45 mol of EO and 15-120 mol of PO to trimethylolpropane. combination.
[0031]
(2) Polyoxy having 1 to 20 moles of EO and 1 to 20 moles of PO added to a linear or branched alcohol having 6 to 18 carbon atoms and having a weight ratio of EO / PO in the range of 0.5 to 5 A combination comprising ethylene / polyoxypropylene alkyl ether (a) and glycerin ethylene oxide / propylene oxide adduct (b-2) obtained by adding 3-45 mol of EO and 15-120 mol of PO to glycerin.
[0032]
(3) Polyoxy having 1 to 20 mol of EO and 1 to 20 mol of PO added to a linear or branched alcohol having 6 to 18 carbon atoms and having a weight ratio of EO / PO in the range of 0.5 to 5 Ethylene / polyoxypropylene alkyl ether (a) and ethylene oxide / propylene oxide adduct (b-1) of polyhydric alcohol obtained by adding 3-45 mol of EO and 15-120 mol of PO to trimethylolpropane (b-1) and glycerin Three types of combinations of glycerin ethylene oxide / propylene oxide adduct (b-2) to which 3-45 mol of EO and 15-120 mol of PO are added.
[0033]
(4) 2,4,7,9-Tetramethyl-5-decyne-4,7-diol of (A ') and polyoxyethylene acetylenic glycol A combination obtained by adding a nonionic surfactant which is at least one of ethers.
[0034]
Further, as the silicate of the component (B) used in the present detergent composition, those represented by the following chemical formula (1) can be mentioned. X: y of 1: 1 to 3: 1 is preferred. For example, sodium metasilicate, potassium metasilicate, sodium orthosilicate, potassium orthosilicate, sodium disilicate, potassium disilicate, layered sodium silicate, layered potassium silicate, etc. Used. Among these, sodium orthosilicate and potassium orthosilicate are particularly preferred in view of the balance between the cleaning performance and other components.
[0035]
Embedded image

[0036]
The blending amount of the component (B) needs to be set within a range of 10 to 60% based on the entire cleaning composition. That is, if the amount is less than 10%, the desired cleaning performance is poor, while if it exceeds 60%, the balance as a whole deteriorates, and a synergistic effect with other components and good storage stability cannot be obtained. Because. In addition, it is particularly preferable to set it in the range of 15 to 35% from the viewpoint of the effect.
[0037]
Further, the aminocarboxylic acid salt of the component (C) used in the present detergent composition includes ethylenediaminetetraacetic acid, nitrilotriacetic acid, iminodiacetic acid, diethylenetriaminepentaacetic acid, N-hydroxyethylethylenediamineacetic acid, ethylenediaminetetrapropionacetic acid, Methyl glycine diacetic acid, triethylene tetramine hexaacetic acid, ethylene glycol diether diamine tetraacetic acid, hydroxyethyl iminodiacetic acid, cyclohexane-1,2-diamine tetraacetic acid, diencoric acid, and / or their sodium and potassium salts, etc. Water-soluble alkali metal salts, ethanolamine salts, ammonium salts and the like. These may be used alone or in combination of two or more.
[0038]
Among the above-mentioned aminocarboxylates, sodium ethylenediaminetetraacetate, potassium ethylenediaminetetraacetate, sodium nitrilotriacetate and potassium nitrilotriacetate are preferred, and the sodium salt is particularly advantageous in cost.
[0039]
In addition, these water-soluble alkali metal salts of aminocarboxylates can be selected from commercially available products. For example, in the case of sodium ethylenediaminetetraacetate, sodium hydroxide is added (neutralized) to ethylenediaminetetraacetic acid. Can be appropriately prepared. Therefore, when adding sodium hydroxide and potassium hydroxide, a mixture of sodium ethylenediaminetetraacetate and potassium ethylenediaminetetraacetate can be obtained at an arbitrary ratio. Further, it can be a partially neutralized product.
[0040]
It is necessary that the amount of the component (C) be set within a range of 10 to 60% based on the entire cleaning composition. That is, if the blending amount is less than 10%, the desired cleaning performance is poor, while if it exceeds 60%, the balance as a whole deteriorates, and the synergistic effect with other components and the cost are disadvantageous. It is. In particular, it is preferable to set the range to 30% to 60% in terms of the effect.
[0041]
Further, in the present detergent composition, in addition to the above essential components (A) to (C), (D) a specific cleaning builder described below and (E) a chlorine bleaching agent may be blended as optional components. Can be.
[0042]
Examples of the washing builder as the component (D) include at least one of carbonate, sulfate, and bicarbonate. More specifically, carbonate such as sodium carbonate and potassium carbonate, and sulfate such as sodium sulfate and potassium sulfate. And bicarbonates such as sodium bicarbonate and potassium bicarbonate. Of these, sodium carbonate, sodium sulfate, and sodium bicarbonate are preferably used from the viewpoint of storage stability and cost due to the balance with other components. These may be used alone or in combination of two or more.
[0043]
The amount of the component (D) is preferably set in the range of 5 to 40% based on the entire cleaning composition. That is, if the amount is less than 5%, the washing performance and the storage stability may be insufficient. On the other hand, if it exceeds 40%, the balance as a whole deteriorates and the synergistic effect with other components and This is because good cleaning performance and storage stability tend to be hardly obtained. In addition, it is particularly preferable to set it in the range of 20 to 40% from the viewpoint of the effect.
[0044]
Examples of the chlorine bleach as the component (E) include isocyanurates such as sodium dichloroisocyanurate and sodium trichloroisocyanurate. Among them, those having an effective chlorine content of 55 to 60% are widely marketed, and it is preferable to use them from the viewpoint of cost.
[0045]
It is preferable that the amount of the chlorine bleach, which is the component (E), is set in the range of 0.5 to 4% based on the entire cleaning composition. That is, if the amount is less than 0.5%, the desired bleaching and sterilization effects may be insufficient, while if it exceeds 4%, the balance as a whole deteriorates. This is because not only the synergistic effect with the components and the desired bleaching / eliminating effect become saturated, but also there is a risk of damaging them depending on the processing method of the tableware to be washed. In particular, it is preferable to set the range of 1 to 3% from the viewpoint of cost.
[0046]
Further, in the present cleaning composition, as other optional components, a polymer electrolyte polymer, a water-soluble solvent, a dye, a fragrance, a metal corrosion inhibitor, a bactericide, a deodorant, an antistatic agent, and the like may be used. it can.
[0047]
Among them, as the polymer electrolyte polymer, maleic acid, a polymer or copolymer having at least one of acrylic acid as a monomer and a water-soluble alkali salt thereof are preferable, and a maleic acid polymer, an acrylic acid polymer And copolymers of maleic acid and acrylic acid and their water-soluble alkali metal salts. Examples of the water-soluble alkali metal salt include a sodium salt, a potassium salt, an ammonium salt, and an ethanolamine salt. Among them, a sodium salt and a potassium salt are preferable. Particularly preferably, sodium salts of sodium polymaleate, sodium polyacrylate, and a copolymer of acrylic acid and maleic acid are used.
[0048]
The maleic acid polymer, acrylic acid polymer and water-soluble alkali metal salt thereof have an average molecular weight of preferably from 600 to 15,000, particularly preferably from 1,000 to 15,000. Can be The average molecular weight of the copolymer of maleic acid and acrylic acid and the water-soluble alkali metal salt thereof is preferably from 1,000 to 100,000, particularly preferably from 50,000 to 80,000. Used. The water-soluble alkali metal salts of the above polymers and copolymers may be all neutralized salts or partially neutralized salts.
[0049]
The detergent composition contains an alkali metal hydroxide such as sodium hydroxide and potassium hydroxide, sodium tripolyphosphate, potassium tripolyphosphate, sodium pyrophosphate, potassium pyrophosphate, sodium hexametaphosphate, and potassium hexametaphosphate. Etc. which do not substantially contain a phosphate. This is a major feature of the present invention.
[0050]
As described above, the present detergent composition contains (A) a specific nonionic surfactant, (B) a silicate, and (C) an aminocarboxylate as essential cleaning components. It is a composition further containing optional components such as (A ') a specific nonionic surfactant, (D) a specific cleaning builder, and (E) a chlorine bleach. The present detergent composition may be produced in any manner, for example, by simply mixing the above components with a powder mixer such as Nautamixer (registered trademark), ribbon mixer (registered trademark) or the like. can do. Also, a part or all of the above components may be manufactured by granulating into a powder form by a known granulation method. Then, it is supplied as a cleaning agent to various automatic cleaning machines that can use the powdery and granular cleaning composition thus produced.
[0051]
The present detergent composition used in this way has excellent environmental safety and work safety, and has excellent washing performance and storage stability comparable to an alkaline detergent containing an alkali metal hydroxide. Moreover, the finish after rinsing is excellent. By combining the detergent composition with a washing builder comprising at least one of a carbonate, a sulfate and a bicarbonate, and further combining a chlorine-based bleaching agent, more excellent quality is obtained. It can be.
[0052]
In particular, while the conventional cleaning composition contains an alkali metal hydroxide or a phosphate, it is a cleaning composition using a silicate as an alkaline agent. It does not adversely affect the surface of tableware, aluminum tableware / cooking utensils, as well as the surface of tableware, such as gold and silver wires and patterns, and balances with other ingredients. Thus, the finish after rinsing is excellent.
[0053]
Therefore, the present cleaning composition is suitable for cleaning hard surfaces such as glass, ceramics, metal, and plastic. Further, the present invention can be used not only for tableware but also as an automatic washing machine for washing utensils and containers in various manufacturing factories, processing factories, and plastic containers used for distribution. In addition, it can be preferably used for cleaning hard surfaces such as tiles and floors in food factories and food processing factories, cleaning containers such as glass bottles and beer bottles for beverages, and cleaning metal surfaces. In particular, it is suitable for use in automatic dishwashers in hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, and the like.
[0054]
Further, since the present detergent composition is not a product of a foreign medical substance, it may be contained in a thin plastic container or a bag such as a pouch instead of a conventional thick plastic container. It is possible. In particular, if it is used by being housed in a cartridge container, it is excellent in work safety during handling, and also excellent in workability during transportation and storage.
[0055]
As the cartridge container, for example, one shown in FIG. The cartridge container 30 has a cap 31 made of a synthetic resin detachably attached or fitted to the neck of the main body. The cap surface of the cap 31 has a large number of slits (mesh-like, through-hole, etc.). 31a is formed. Then, in a state where the powdery and granular cleaning composition such as the present cleaning composition is contained in the container 30, the container holding section 33 of the cleaning liquid supply device attached to the automatic dishwashing machine or the like, as shown in the drawing. The cap 31 is attached with the cap 31 facing downward.
[0056]
An injection liquid supply pipe 35 provided with an ON-OFF solenoid valve 42 extends inside the container holding portion 33 so as to face the cap 31 of the mounted container 30 as shown in FIG. It is connected to the arranged injection nozzle 35a. Reference numeral 34 denotes a cleaning liquid take-out unit, and reference numeral 37 denotes a safety water shutoff valve that can spray only when the container 30 is mounted. Therefore, when water is sprayed from the spray nozzle 35a, the water passes through the slit 31a of the cap 31, dissolves the cleaning composition in the container 30, and flows down as a cleaning liquid. As a result, a cleaning solution having a predetermined concentration can be supplied to an automatic dishwasher or the like. Reference numeral 38 denotes a guide plate for receiving the cleaning composition in the container 30 when the cleaning composition falls in a granular state. The present cleaning composition is suitable for such a mode of use.
[0057]
Next, examples will be described together with comparative examples.
[0058]
Examples 1 to 30, Comparative Examples 1 to 13
A powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine having a composition shown in Tables 1 to 11 described below (the unit of the numerical value in each table is%) is prepared, and its storage stability, low foaming property, detergency, and washing property are obtained. Six items were evaluated for post-finishability, effect on glass, and ability to inhibit scale formation. The results are shown in Tables 1 to 11 below. In addition, the test method and evaluation method of each item are as shown below.
[0059]
(Storage stability)
·Test method
400 g of the prepared detergent composition was placed in a 500-ml polyethylene bottle, placed in a thermostat (SLI-4S, manufactured by Sunaka Rika Kogyo Co., Ltd.) under an atmosphere of 40 ° C., and stored in that state for one month. The appearance was visually observed and evaluated according to the following evaluation criteria.
·Evaluation criteria
: After one month, no discoloration or consolidation was observed.
×: After one month, discoloration, caking, and the like (in the case of a chlorine-based bleaching agent compound, significant decomposition of available chlorine) were observed.
[0060]
(Low foam)
·Test method
30 g of a chicken egg (whole egg) thoroughly mixed with the prepared detergent composition was put into a commercial automatic dishwasher (DW-DR61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following operating conditions. Then, foaming of the cleaning liquid was visually evaluated according to the evaluation criteria described below.
* Operating conditions
Detergent concentration: 0.10%
Washing temperature: 60 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (washing: 43 seconds, rinsing: 15 seconds)
Tap water hardness: (CaCO ₃ 80 mg / L
·Evaluation criteria
◎: Foam is less than 50 mm from the liquid level during operation, and the foam disappears immediately after the operation is completed.
: Foam is less than 50 mm from the liquid level during operation, and disappears within 1 minute after the operation is completed.
Δ: Foam is 50 mm or more from the liquid level during operation, but disappears within 1 minute after the operation is completed.
×: Regardless of the height of the foam at the time of operation, the foam remains without disappearing even after 1 minute from the end of the operation.
XX: Immediately after the operation, foaming was applied to the pump, making operation difficult.
[0061]
(Washability)
·Test method
The prepared detergent composition was put into a commercial automatic dishwasher (DW-DR61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following operating conditions. Then, the following pottery dishes to be washed were washed as a set of 10 pieces, and the washing performance was evaluated according to the evaluation criteria described later. Standard stains were prepared as dirt, and cleaning evaluation was performed for each dirt (tallow, fine powder, and curry were prepared as dirt, and cleaning evaluation was performed for each dirt).
* Operating conditions
Detergent concentration: 0.10%
Washing temperature: 60 ° C
Rinse temperature: 80 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (washing: 43 seconds, rinsing: 15 seconds)
Tap water hardness: (CaCO ₃ 80 mg / L
Tallow stain: Refined tallow was used.
Top new powder stain: Water 75 was added to top new powder 25, and the mixture was boiled for 20 minutes while stirring, and used as a paste.
Curry stain: Commercial retort curry (trade name: Bon curry: manufactured by Otsuka Foods Co., Ltd.) was used.
Object to be washed: The above-mentioned standard stain was attached to a ceramic dish having a diameter of 10 cm at a rate of 4 g / sheet, and dried at room temperature for 1 hour.
·Evaluation criteria
◎: 90% or more stain removal.
…: Removal of stains of 70% or more and less than 90%.
Δ: Removal of stains of 50% or more and less than 70%.
X: Stain removal of less than 50%.
[0062]
[Finishability after washing]
·Test method
The prepared detergent composition was put into a commercial automatic dishwasher (DW-DR61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following conditions. Then, ten glass cups, which were to be cleaned, shown below were washed as a set, and the finished performance after the cleaning was evaluated according to the evaluation criteria described later.
* Operating conditions
Detergent concentration: 0.10%
Washing temperature: 60 ° C
Rinse temperature: 80 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (washing: 43 seconds, rinsing 15 seconds)
Working water hardness: (CaCO ₃ 80 mg / L
Items to be washed: Milk was poured into a glass cup (manufactured by Sasaki Glass Co., Ltd.) having a volume of 200 ml, and then left for 5 minutes. The milk was then discarded and air dried for 30 minutes without rinsing with water.
·Evaluation criteria
A: No water spot was observed.
：: One or two water spots are observed.
Δ: 3 to 5 water spots were observed.
X: Six or more water spots are observed.
[0063]
[Effect on glass]
·Test method
A commercially available 200 ml volume tumbler glass (manufactured by HOYA) was immersed in the prepared cleaning composition under the following conditions. Then, the state of the tumbler glass after immersion was visually observed and evaluated according to the following evaluation criteria.
* Immersion conditions
Detergent concentration: 0.20%
Immersion temperature: 60 ° C
Immersion time: 2 weeks
·Evaluation criteria
A: No discoloration or corrosion is observed on the surface of the tumbler glass.
：: The surface of the tumbler glass is slightly discolored.
Δ: Discoloration on the surface of the tumbler glass is large.
X: Corrosion of the tumbler glass surface is large.
[0064]
[Scale formation inhibitory ability]
·Test method
Using artificial hard water (total hardness: 150 mg / L), the detergent composition was diluted to 0.05%, 50 ml was poured into a colorimetric tube having a capacity of 100 ml, and kept at 60 ° C. for 4 hours. The amount was visually determined according to the following criteria.
·Evaluation criteria
A: No scale was formed.
：: Almost no scale was generated.
Δ: Scale was generated.
X: Scale adhesion was remarkable.
[0065]
In Tables 1 to 11 described below, the details of the components used and their effective pure components (%) are as follows, and the numerical values in the table are shown as they are as they are. is there.
[0066]
Nonionic surfactant 1; (Component A-A)
Polyoxyethylene (P = 15) Polyoxypropylene (q = 9) Linear alkyl (C = 14, 15) ether
EO / PO weight ratio = 1.26
Prototype
[0067]
Nonionic surfactant 2; (Component A-A)
Polyoxyethylene (P = 8) polyoxypropylene (q = 6) linear alkyl (C = 12,13) ether
EO / PO weight ratio = 1.01 Cloud point = 31 ° C.
Product name: Pepol AS-054C (Toho Chemical Industry Co., Ltd.)
[0068]
Nonionic surfactant 3; (Component A-b)
Trimethylolpropane EO, PO adduct represented by the following chemical formula (2)
Average molecular weight = 4,500 EO / PO weight ratio = 0.21
Prototype
[0069]
Embedded image

[0070]
Nonionic surfactant 4; (Component A-b)
Glycerin EO, PO adduct represented by the following chemical formula (3)
Prototype
[0071]
Embedded image

[0072]
Nonionic surfactant 5; (A 'component)
2,4,7,9-tetramethyl-5-decyne-4,7-diol
Product name: Surfynol 104 (manufactured by Nissin Chemical Industry Co., Ltd.)
[0073]
Nonionic surfactant 6; (A 'component)
Polyoxyethylene (1.3) acetylenic glycol ether
Product name: Surfynol 420 (manufactured by Nissin Chemical Industry Co., Ltd.)
[0074]
Nonionic surfactant 7;
Polyoxyethylene (P = 3) linear alkyl (C12, C13) ether
Product name: Neugen ET-97 (Daiichi Kogyo Seiyaku)
[0075]
Nonionic surfactant 8;
Polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer (Pullock block polymer)
EO / PO weight ratio = 0.67 Average molecular weight: 3,300
Product name: Epan 740 (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.)
[0076]
Nonionic surfactant 9;
Polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer (reverse pluronic block polymer)
EO / PO weight ratio = 0.67 Average molecular weight: 2,800
Product name: Pluronic RPE1740 (manufactured by BASF)
[0077]
Silicate 1; (B component)
Sodium metasilicate pentahydrate
Product name: Metasilica 5 water
[0078]
Silicate 2; (B component)
Sodium metasilicate nonahydrate
Product name: Metasilica 9 water
[0079]
Silicate 3; (B component)
Sodium orthosilicate
Product name: Ortho 65 (manufactured by Toyo Silicate Soda Co., Ltd.)
[0080]
Aminocarboxylate 1; (Component C)
Tetrasodium ethylenediaminetetraacetate
Product name: Torylon B (manufactured by BASF)
[0081]
Aminocarboxylate 2; (Component C)
Sodium nitrilotriacetate
Product name: Torylon A92R (manufactured by BASF)
[0082]
Cleaning builder 1; (D component)
sodium carbonate
Product name: Soda ash (Tosoh Corporation)
[0083]
Cleaning builder 2; (D component)
Anhydrous sodium sulfate
Product name: Neutral anhydrous bow nitrate (Shikoku Chemicals)
[0084]
Cleaning builder 3; (D component)
Sodium bicarbonate
Product name: Sodium bicarbonate (made by Asahi Glass)
[0085]
Chlorine bleach 1; (E component)
Sodium dichloroisocyanurate
(Effective chlorine concentration 60%)
Product name: Highlight 60G (manufactured by Nissan Chemical Industries, Ltd.)
[0086]
Chlorine bleach 2; (E component)
Calcium hypochlorite (reagent) (manufactured by Wako Pure Chemical Industries, Ltd.)
[0087]
Alkali metal hydroxide salt;
Sodium hydroxide
Product name: Pearl caustic soda (Central Glass)
[0088]
Phosphates;
Sodium tripolyphosphate
Product name: Sodium tripolyphosphate (manufactured by Shimonoseki Mitsui Chemicals, Inc.)
[0089]
[Table 1]

[0090]
[Table 2]

[0091]
[Table 3]

[0092]
[Table 4]

[0093]
[Table 5]

[0094]
[Table 6]

[0095]
[Table 7]

[0096]
[Table 8]

[0097]
[Table 9]

[0098]
[Table 10]

[0099]
[Table 11]

[0100]
From the above results, it can be seen that all of the examples show excellent characteristics in all of the above evaluation items.
[0101]
【The invention's effect】
As described above, the powder-granular detergent composition for an automatic washing machine of the present invention contains a specific nonionic surfactant, a silicate, or an aminocarboxylate as a washing component. The composition is excellent in environmental safety and work safety, and has excellent washing performance and storage stability comparable to that of alkaline detergents containing alkali metal hydroxides. It also has excellent properties. Therefore, the liquid detergent composition for an automatic washing machine of the present invention can be effectively used in the main washing of the automatic washing machine or in the washing of tableware and cooking utensils in the preliminary washing (immersion) of the automatic washing machine. be able to.
[0102]
Furthermore, since it is a detergent composition that does not substantially contain alkali metal hydroxide salts or phosphates and uses silicate as an alkaline agent, the surface of glass tableware and aluminum tableware and cooking utensils is Naturally, it does not have an adverse effect on the items to be washed with gold wire, silver wire or pattern on the surface of tableware, and also has excellent finish after rinsing due to the balance with other components It has become something.
[0103]
In addition, the present invention is not limited to housing in a thick plastic container as in the related art, but can be housed in a thin plastic container or a bag such as a pouch. In particular, by using a powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine contained in a cartridge container, its work safety, transport and storage are also excellent.
[0104]
Therefore, the powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine of the present invention can be used for cleaning hard surfaces such as tableware, glass, ceramics, metals, and plastics. It can also be used as an automatic cleaning machine for cleaning containers, plastic containers used for distribution, and the like. In addition, it can be widely used for cleaning hard surfaces such as tiles and floors in food factories and food processing factories, cleaning containers such as glass bottles and beer bottles for beverages, and cleaning metal surfaces. In particular, it is suitable for use in automatic dishwashers in hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a use mode of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged explanatory view of a main part of FIG. 1;

Claims

（Ａ）非イオン界面活性剤として、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル（イ）と、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物およびグリセリンのエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物の少なくとも一方（ロ）とを組み合わせたもの（イ＋ロ）０．１〜１０質量％と、（Ｂ）ケイ酸塩１０〜６０質量％、（Ｃ）アミノカルボン酸塩１０〜６０質量％を含有し、水酸化アルカリ金属塩およびリン酸塩を実質的に含有しないことを特徴とする自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。(A) As the nonionic surfactant, polyoxyethylene / polyoxypropylene alkyl ether (a) and at least one of ethylene oxide / propylene oxide adduct of trimethylolpropane and ethylene oxide / propylene oxide adduct of glycerin (B) ), (B) 0.1 to 10% by mass, (B) 10 to 60% by mass of a silicate, and (C) 10 to 60% by mass of an aminocarboxylate. A powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine, which is substantially free of an alkali metal salt and a phosphate.

（Ｄ）炭酸塩、硫酸塩および重炭酸塩の少なくとも一つからなる洗浄ビルダーを、洗浄剤組成物全体に対し５〜４０質量％含有する請求項１記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。2. The powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine according to claim 1, wherein the detergent builder comprising (D) at least one of a carbonate, a sulfate and a bicarbonate is contained in an amount of 5 to 40% by mass based on the entire detergent composition. object.

（Ｅ）塩素系漂白剤を、洗浄剤組成物全体に対し０．５〜４質量％含有する請求項１または２記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。The powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine according to claim 1 or 2, which contains (E) a chlorine-based bleach in an amount of 0.5 to 4% by mass based on the entire detergent composition.

（Ａ′）非イオン界面活性剤として、２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７−ジオールおよびポリオキシエチレンアセチレニック・グリコールエーテルの少なくとも一方、もしくはこれらの誘導体または異性体を、洗浄剤組成物全体に対し０．１〜３質量％含有する請求項１〜３のいずれか一項に記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。(A ′) As the nonionic surfactant, at least one of 2,4,7,9-tetramethyl-5-decyne-4,7-diol and polyoxyethylene acetylenic glycol ether, or a derivative thereof or The granular detergent composition for an automatic washing machine according to any one of claims 1 to 3, wherein the isomer is contained in an amount of 0.1 to 3% by mass based on the entire detergent composition.

上記（Ｂ）成分のケイ酸塩が、オルソケイ酸ナトリウムおよびオルソケイ酸カリウムの少なくとも一方である請求項１〜４のいずれか一項に記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。The granular detergent composition for an automatic washing machine according to any one of claims 1 to 4, wherein the silicate of the component (B) is at least one of sodium orthosilicate and potassium orthosilicate.

上記（Ｃ）成分のアミノカルボン酸塩が、エチレンジアミン四酢酸塩およびニトリロ三酢酸塩の少なくとも一方である請求項１〜５のいずれか一項に記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。The powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine according to any one of claims 1 to 5, wherein the aminocarboxylate as the component (C) is at least one of ethylenediaminetetraacetate and nitrilotriacetate.

容器本体と、この容器本体の首部に着脱自在にら着もしくは嵌合されるスリット付のキャップとを備えたカートリッジ容器に収容されるようになっている請求項１〜６のいずれか一項に記載の自動洗浄機用粉粒状洗浄剤組成物。The container according to any one of claims 1 to 6, wherein the container is provided in a cartridge container having a container main body and a slit cap which is detachably attached to or fitted to the neck of the container main body. The powdery and granular detergent composition for an automatic washing machine according to the above.