JP2004130569A - インクジェット記録装置の循環チューブ継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のインクジェット記録装置の循環チューブ継手は、継手固定部分とチューブ固定部分が一部品で構成されていた。これによりメンテナンス時はチューブと継手を取外し、再取付けする毎に継手とチューブのシールの確認を行なっておりメンテナンス性が悪かった。
【解決手段】チューブ接続部に複数の軸径を形成したチューブ継手、ビーカに固定するツメを持った、継手固定部品、インク飛散防止のチューブソケット等の部品を用いるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】チューブ接続部に複数の軸径を形成したチューブ継手、ビーカに固定するツメを持った、継手固定部品、インク飛散防止のチューブソケット等の部品を用いるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置の循環経路、さらに詳細には、連続型インクジェット記録装置の循環チューブの継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット記録装置の循環チューブ継手は、継手固定部分とチューブ固定部分が一部品で構成されていた。これによりメンテナンス時はチューブと継手を取外し、再取付けする毎に継手とチューブのシールの確認を行なっておりメンテナンス性が悪かった。
【0003】
また、1つの継手が対応可能なチューブは1種類であったため、複数のチューブ径を使用する際は、チューブ径の種類の数と同数の継手の種類も必要になっていた。
【0004】
また、インク廃棄などの時、流路から外したチューブからインクを廃棄していたが、しぶきの飛散があり、周囲を汚す恐れがあり、かつ廃棄が終わるまでインクが廃棄インク受けの器はみ出さないようチューブを手で保持していなくてはならなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−199592号公報(段落番号0011、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は循環チューブ取付け時、接続部のシール安定性と1つの継手で多種類の径のチューブに対応可能な継手により、部品数の低減を図ることと、インク廃棄時の作業性の向上を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的は配管用チューブ、チューブの接続部をシールするためのシール材固定用のフランジ部と流路用の穴もしくは溝とチューブ接続部に複数の直径を形成する軸とシール部品を取りつける溝とチューブ固定部品を取り付けるネジ山もしくはツメを形成したチューブ接続継手、チューブ接続継手に接続したチューブを固定させるネジ山もしくはツメに取り付けられる様に対応したネジ山もしくは穴を形成した取り付けチューブ固定部品、継手に形成したフランジ部を押さえ付けることによって継手を固定するビーカ固定用のツメを持ったチューブ接続継手固定部品、チューブ接続継手固定部品を取りつけるネジ山もしくは穴、インク廃棄時にインクの飛散を防止するソケットを用いることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態の一例を添付の図面に基づき説明する。
【0009】
図1に本発明のチューブ接続継手1の断面図を示す。
【0010】
チューブ接続継手1は、複数の軸径を形成するチューブ接続軸2、雄ネジ3、フランジ4、Oリング取付け溝5、チューブ接続継手1の内部に貫通する、インクの流路となる穴6から構成されている。
【0011】
図2は図1で説明したチューブ接続継手1の外観図である。図3に本発明のチューブ固定部品7の断面図を示す。チューブ固定部品7は、チューブを通す穴8、雌ネジ9から構成されている。
【0012】
図4は図3で説明したチューブ固定部品7の外観図である。
【0013】
図5は本発明のチューブ接続継手1を経路に固定するチューブ接続継手固定部品10の断面図である。チューブ接続継手固定部品10は、チューブ接続継手1を通す穴11、フランジ12、雌ネジ13、ツメ14から構成されている。
【0014】
図6は図5で説明したチューブ接続継手固定部品10の外観図である。
【0015】
図7は本発明の継手の組み立て手順を示す断面図である。チューブ接続継手固定部品10の穴11に、チューブ接続継手1に形成したチューブ接続軸2を通す。チューブ接続継手1に形成しているフランジ4の直径はチューブ接続継手固定部品10に形成している穴11の径より大きいためチューブ接続継手固定部品10はチューブ接続継手1を通過することなく組み合わせることができる。
【0016】
次に、 チューブ接続継手1に形成しているチューブ接続軸2にチューブ15を差し込み、更に、チューブ固定部品7の穴8をチューブ15に通し、雄ネジ3と雌ネジ9で締めチューブ15を締め付ける。
【0017】
図8は細い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【0018】
チューブ接続継手1のチューブ接続軸2に、細い径のチューブ16を差し込む。チューブ接続軸2は細い径の接続軸17と太い径の接続軸18の径2種類がある段付き形状の軸であり、チューブ16は細い径の接続軸17までしか差し込めないようになっている。チューブ16を接続軸17に差し込んだ後、チューブ固定部品7をチューブ接続継手1に取り付ける。チューブ固定部品7の穴8の穴径と接続軸17の隙間19はチューブ16の肉厚20より狭いため、チューブを接続軸17に締め付け固定することが可能になる。
【0019】
図9は太い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【0020】
チューブ接続継手1のチューブ接続軸2に、太い径のチューブ21を差し込む。チューブ21は太い径の接続軸18に差し込み、チューブ21に対応した穴8を形成したチューブ固定部品22チューブ接続継手1に取り付ける。チューブ固定部品22の穴8の穴径と接続軸18の隙間23はチューブ21の肉厚24より狭いため、チューブを接続軸18に締め付け固定することが可能になる。
【0021】
本実施例では、チューブ接続軸2の軸径を2種類としたが、軸径の種類を増せば対応できる、チューブの直径も増やすことが可能になる。
【0022】
図10は図7で組み立てた継手の断面図である。
【0023】
チューブ固定部品7に形成した雌ネジ9は、チューブ接続継手1の雄ネジ3に組み込んだ状態で、チューブ接続継手固定部品10のフランジ12とチューブ固定部品7の間に、隙間12aが出来る深さにしてある。更にフランジ12の穴径は、チューブ接続継手1のフランジ4とチューブ固定部品7の外径より小さくしてあり、チューブ接続継手1とチューブ固定部品7の間でチューブ接続継手固定部品10を保持し、なおかつ継手を組み立てた状態でもチューブ接続継手固定部品10は単独で、回転することが可能である。更に、チューブ接続継手1のOリング取付け溝5にシールのOリング25を取り付けておく。
【0024】
図11は流路に、図10でOリング25を取り付けた継手を取り付ける状態を示した断面図である。継手を接続する部品26には、チューブ接続継手固定部品10の雌ネジ13を締め付ける雄ネジ27、雄ネジ27の軸心に流路28を形成する。チューブ接続継手1をOリング25側から流路28に差し込み、流路に形成した雄ネジ27とチューブ接続継手固定部品10の雌ネジ13を締め付け循環チューブ29を流路28と接続することが可能になる。雄ネジ27と雌ネジ13を締め付ける際、前記したようにチューブ接続継手固定部品10は単独で回転することが可能であるので、チューブ接続継手1やチューブ固定部品7は回転することがなく、継手取付け時循環チューブ29に捩じれを生じさせず流路28と循環チューブ29を接続することが可能である。
【0025】
図12は流路28と循環チューブ29が継手を介して、接続された状態を示した断面図である。継手と流路28は、Oリング25によってシールされており、流路30が形成されている。メンテナンス等で、流路28と循環チューブ29を外す際は、チューブ接続継手固定部品10と雄ネジ27を外すことによって、継手を循環チューブ29に取り付けたまま、流路28と循環チューブ29を外すことが可能になる。また、組みつける際は図11で前記した手順を行なえば、接続でき、かつシールはOリング25によってシールするため、従来のチューブを継手から直接取付け、取り外しを行なっていた時より作業性・シール安定性共に向上が図れる。
【0026】
また、循環チューブ29を単品で継手から取外す際は、チューブ接続継手1のフランジ4を、チューブ接続継手固定部品10のフランジ12と雄ネジ27で挿んで固定しているため、チューブ接続継手1は回転しないので、チューブ固定部品7が単独で回転することが可能となり、チューブ固定部品7を取外すことにより、継手全体を分解せずに循環チューブ29を交換することが可能である。
【0027】
図13は、インク廃棄の状態を示した断面図である。
【0028】
流路30から取外した継手に、インク廃棄時にインクの飛散を防止する筒状のソケット31を、Oリング25を介しチューブ接続継手1に取り付け、更にソケット31を取り付けた継手32を、ビーカ33にチューブ接続継手固定部品10に形成したツメ14で固定する。インク廃棄時は、流路28から出たインクは放射状に噴出されしぶきながらビーカ33に入るが、ソケット31によってしぶきは飛び散らずにソケット31の側面を伝って落ちる。また、継手32はチューブ接続継手固定部品10に形成したツメ14で固定しているため、インク廃棄が終わるまで継手32を手で、保持する必要がなくなる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、循環チューブ取付け時、接続部のシール安定性と1つの継手で多種類の径のチューブに対応可能な継手により、部品数の低減を図れ、更にインク廃棄時の作業性を向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチューブ接続継手の断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るチューブ接続継手の外観図である。
【図3】本発明の一実施例に係るチューブ固定部品の断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るチューブ固定部品の外観図である。
【図5】本発明の一実施例に係る接続継手を経路に固定するチューブ接続継手固定部品の断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係るチューブ接続継手固定部品10の外観図である。
【図7】本発明の一実施例に係る継手の組み立て手順を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例に係る細い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る太い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【図10】本発明の一実施例に係る継手の断面図である。
【図11】本発明の一実施例に係るOリング25を取り付けた継手を取り付ける状態を示した断面図である。
【図12】本発明の一実施例に係る流路と循環チューブが継手を介して、接続された状態を示した断面図である。
【図13】本発明の一実施例に係るインク廃棄の状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1…チューブ接続継手、2…チューブ接続軸、3…チューブ接続継手の雄ネジ、4…フランジ、5…Oリング取付け溝、6…チューブ接続継手の流路穴、7…チューブ固定部品、8…チューブ固定部品のチューブを通す穴、9…チューブ固定部品の雌ネジ、10…チューブ接続継手固定部品、11…チューブ接続継手を通す穴、12…チューブ接続継手固定部品のフランジ、12a…チューブ接続継手固定部品のフランジとチューブ固定部品の間の隙間、13…チューブ接続継手固定部品の雌ネジ、14…チューブ接続継手固定部品のツメ、15…チューブ、16…細い径のチューブ、17…細い径の接続軸、18…太い径の接続軸、19…チューブ固定部品の穴の穴径と接続軸の隙間、20…チューブの肉厚、21…太い径のチューブ、22…チューブ固定部品、23…チューブ固定部品の穴の穴径と接続軸の隙間、24…チューブの肉厚、25…Oリング、26…継手を接続する部品、27…継手を接続する部品の雄ネジ、28…継手の流路、29…循環チューブ、30…継手と接続された流路、31…ソケット、32…継手、33…ビーカ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置の循環経路、さらに詳細には、連続型インクジェット記録装置の循環チューブの継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット記録装置の循環チューブ継手は、継手固定部分とチューブ固定部分が一部品で構成されていた。これによりメンテナンス時はチューブと継手を取外し、再取付けする毎に継手とチューブのシールの確認を行なっておりメンテナンス性が悪かった。
【0003】
また、1つの継手が対応可能なチューブは1種類であったため、複数のチューブ径を使用する際は、チューブ径の種類の数と同数の継手の種類も必要になっていた。
【0004】
また、インク廃棄などの時、流路から外したチューブからインクを廃棄していたが、しぶきの飛散があり、周囲を汚す恐れがあり、かつ廃棄が終わるまでインクが廃棄インク受けの器はみ出さないようチューブを手で保持していなくてはならなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−199592号公報(段落番号0011、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は循環チューブ取付け時、接続部のシール安定性と1つの継手で多種類の径のチューブに対応可能な継手により、部品数の低減を図ることと、インク廃棄時の作業性の向上を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的は配管用チューブ、チューブの接続部をシールするためのシール材固定用のフランジ部と流路用の穴もしくは溝とチューブ接続部に複数の直径を形成する軸とシール部品を取りつける溝とチューブ固定部品を取り付けるネジ山もしくはツメを形成したチューブ接続継手、チューブ接続継手に接続したチューブを固定させるネジ山もしくはツメに取り付けられる様に対応したネジ山もしくは穴を形成した取り付けチューブ固定部品、継手に形成したフランジ部を押さえ付けることによって継手を固定するビーカ固定用のツメを持ったチューブ接続継手固定部品、チューブ接続継手固定部品を取りつけるネジ山もしくは穴、インク廃棄時にインクの飛散を防止するソケットを用いることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態の一例を添付の図面に基づき説明する。
【0009】
図1に本発明のチューブ接続継手1の断面図を示す。
【0010】
チューブ接続継手1は、複数の軸径を形成するチューブ接続軸2、雄ネジ3、フランジ4、Oリング取付け溝5、チューブ接続継手1の内部に貫通する、インクの流路となる穴6から構成されている。
【0011】
図2は図1で説明したチューブ接続継手1の外観図である。図3に本発明のチューブ固定部品7の断面図を示す。チューブ固定部品7は、チューブを通す穴8、雌ネジ9から構成されている。
【0012】
図4は図3で説明したチューブ固定部品7の外観図である。
【0013】
図5は本発明のチューブ接続継手1を経路に固定するチューブ接続継手固定部品10の断面図である。チューブ接続継手固定部品10は、チューブ接続継手1を通す穴11、フランジ12、雌ネジ13、ツメ14から構成されている。
【0014】
図6は図5で説明したチューブ接続継手固定部品10の外観図である。
【0015】
図7は本発明の継手の組み立て手順を示す断面図である。チューブ接続継手固定部品10の穴11に、チューブ接続継手1に形成したチューブ接続軸2を通す。チューブ接続継手1に形成しているフランジ4の直径はチューブ接続継手固定部品10に形成している穴11の径より大きいためチューブ接続継手固定部品10はチューブ接続継手1を通過することなく組み合わせることができる。
【0016】
次に、 チューブ接続継手1に形成しているチューブ接続軸2にチューブ15を差し込み、更に、チューブ固定部品7の穴8をチューブ15に通し、雄ネジ3と雌ネジ9で締めチューブ15を締め付ける。
【0017】
図8は細い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【0018】
チューブ接続継手1のチューブ接続軸2に、細い径のチューブ16を差し込む。チューブ接続軸2は細い径の接続軸17と太い径の接続軸18の径2種類がある段付き形状の軸であり、チューブ16は細い径の接続軸17までしか差し込めないようになっている。チューブ16を接続軸17に差し込んだ後、チューブ固定部品7をチューブ接続継手1に取り付ける。チューブ固定部品7の穴8の穴径と接続軸17の隙間19はチューブ16の肉厚20より狭いため、チューブを接続軸17に締め付け固定することが可能になる。
【0019】
図9は太い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【0020】
チューブ接続継手1のチューブ接続軸2に、太い径のチューブ21を差し込む。チューブ21は太い径の接続軸18に差し込み、チューブ21に対応した穴8を形成したチューブ固定部品22チューブ接続継手1に取り付ける。チューブ固定部品22の穴8の穴径と接続軸18の隙間23はチューブ21の肉厚24より狭いため、チューブを接続軸18に締め付け固定することが可能になる。
【0021】
本実施例では、チューブ接続軸2の軸径を2種類としたが、軸径の種類を増せば対応できる、チューブの直径も増やすことが可能になる。
【0022】
図10は図7で組み立てた継手の断面図である。
【0023】
チューブ固定部品7に形成した雌ネジ9は、チューブ接続継手1の雄ネジ3に組み込んだ状態で、チューブ接続継手固定部品10のフランジ12とチューブ固定部品7の間に、隙間12aが出来る深さにしてある。更にフランジ12の穴径は、チューブ接続継手1のフランジ4とチューブ固定部品7の外径より小さくしてあり、チューブ接続継手1とチューブ固定部品7の間でチューブ接続継手固定部品10を保持し、なおかつ継手を組み立てた状態でもチューブ接続継手固定部品10は単独で、回転することが可能である。更に、チューブ接続継手1のOリング取付け溝5にシールのOリング25を取り付けておく。
【0024】
図11は流路に、図10でOリング25を取り付けた継手を取り付ける状態を示した断面図である。継手を接続する部品26には、チューブ接続継手固定部品10の雌ネジ13を締め付ける雄ネジ27、雄ネジ27の軸心に流路28を形成する。チューブ接続継手1をOリング25側から流路28に差し込み、流路に形成した雄ネジ27とチューブ接続継手固定部品10の雌ネジ13を締め付け循環チューブ29を流路28と接続することが可能になる。雄ネジ27と雌ネジ13を締め付ける際、前記したようにチューブ接続継手固定部品10は単独で回転することが可能であるので、チューブ接続継手1やチューブ固定部品7は回転することがなく、継手取付け時循環チューブ29に捩じれを生じさせず流路28と循環チューブ29を接続することが可能である。
【0025】
図12は流路28と循環チューブ29が継手を介して、接続された状態を示した断面図である。継手と流路28は、Oリング25によってシールされており、流路30が形成されている。メンテナンス等で、流路28と循環チューブ29を外す際は、チューブ接続継手固定部品10と雄ネジ27を外すことによって、継手を循環チューブ29に取り付けたまま、流路28と循環チューブ29を外すことが可能になる。また、組みつける際は図11で前記した手順を行なえば、接続でき、かつシールはOリング25によってシールするため、従来のチューブを継手から直接取付け、取り外しを行なっていた時より作業性・シール安定性共に向上が図れる。
【0026】
また、循環チューブ29を単品で継手から取外す際は、チューブ接続継手1のフランジ4を、チューブ接続継手固定部品10のフランジ12と雄ネジ27で挿んで固定しているため、チューブ接続継手1は回転しないので、チューブ固定部品7が単独で回転することが可能となり、チューブ固定部品7を取外すことにより、継手全体を分解せずに循環チューブ29を交換することが可能である。
【0027】
図13は、インク廃棄の状態を示した断面図である。
【0028】
流路30から取外した継手に、インク廃棄時にインクの飛散を防止する筒状のソケット31を、Oリング25を介しチューブ接続継手1に取り付け、更にソケット31を取り付けた継手32を、ビーカ33にチューブ接続継手固定部品10に形成したツメ14で固定する。インク廃棄時は、流路28から出たインクは放射状に噴出されしぶきながらビーカ33に入るが、ソケット31によってしぶきは飛び散らずにソケット31の側面を伝って落ちる。また、継手32はチューブ接続継手固定部品10に形成したツメ14で固定しているため、インク廃棄が終わるまで継手32を手で、保持する必要がなくなる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、循環チューブ取付け時、接続部のシール安定性と1つの継手で多種類の径のチューブに対応可能な継手により、部品数の低減を図れ、更にインク廃棄時の作業性を向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチューブ接続継手の断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るチューブ接続継手の外観図である。
【図3】本発明の一実施例に係るチューブ固定部品の断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るチューブ固定部品の外観図である。
【図5】本発明の一実施例に係る接続継手を経路に固定するチューブ接続継手固定部品の断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係るチューブ接続継手固定部品10の外観図である。
【図7】本発明の一実施例に係る継手の組み立て手順を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例に係る細い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る太い径のチューブを、継手に取り付けた状態の断面図である。
【図10】本発明の一実施例に係る継手の断面図である。
【図11】本発明の一実施例に係るOリング25を取り付けた継手を取り付ける状態を示した断面図である。
【図12】本発明の一実施例に係る流路と循環チューブが継手を介して、接続された状態を示した断面図である。
【図13】本発明の一実施例に係るインク廃棄の状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1…チューブ接続継手、2…チューブ接続軸、3…チューブ接続継手の雄ネジ、4…フランジ、5…Oリング取付け溝、6…チューブ接続継手の流路穴、7…チューブ固定部品、8…チューブ固定部品のチューブを通す穴、9…チューブ固定部品の雌ネジ、10…チューブ接続継手固定部品、11…チューブ接続継手を通す穴、12…チューブ接続継手固定部品のフランジ、12a…チューブ接続継手固定部品のフランジとチューブ固定部品の間の隙間、13…チューブ接続継手固定部品の雌ネジ、14…チューブ接続継手固定部品のツメ、15…チューブ、16…細い径のチューブ、17…細い径の接続軸、18…太い径の接続軸、19…チューブ固定部品の穴の穴径と接続軸の隙間、20…チューブの肉厚、21…太い径のチューブ、22…チューブ固定部品、23…チューブ固定部品の穴の穴径と接続軸の隙間、24…チューブの肉厚、25…Oリング、26…継手を接続する部品、27…継手を接続する部品の雄ネジ、28…継手の流路、29…循環チューブ、30…継手と接続された流路、31…ソケット、32…継手、33…ビーカ。
Claims (4)
- インクと溶剤、これらを加圧、吸引するポンプおよび流れ方向を切替える電磁弁等のメカ部と印字系の制御と運転、停止などの操作を制御する操作制御部からなる本体と、本体から圧送されたインクを粒子化するノズル、噴出したインク粒子を帯電させる帯電電極、帯電したインク粒子を偏向させる電界を形成する偏向電極などなる印字ヘッドと、本体と印字ヘッド間をインク流路となるチューブにより結び、構成される帯電制御型のインクジェット記録装置において、継手固定部分とチューブ固定部分が別部品で構成されたことを特徴としたインクジェット記録装置の循環チューブ継手。
- 請求項1において、
継手のチューブ接続軸の直径は複数の直径を一体配置したことを特徴とするインクジェット記録装置の循環チューブ継手。 - 請求項1において、
インク噴出時しぶきの飛散を軽減するソケットを取り付けられることを特徴とするインクジェット記録装置の循環チューブ継手。 - 請求項1において、
ビーカ等の容器に固定するための固定部を有したことを特徴とするインクジェット記録装置の循環チューブ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002295564A JP2004130569A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | インクジェット記録装置の循環チューブ継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002295564A JP2004130569A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | インクジェット記録装置の循環チューブ継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004130569A true JP2004130569A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32285764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002295564A Pending JP2004130569A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | インクジェット記録装置の循環チューブ継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004130569A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7726773B2 (en) | 2004-12-22 | 2010-06-01 | Seiko Epson Corporation | Waste liquid recovery apparatus, relay and liquid jetting apparatus |
WO2019187304A1 (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-03 | 富士フイルム株式会社 | 吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-10-09 JP JP2002295564A patent/JP2004130569A/ja active Pending
Cited By (2)
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