JP2004129757A

JP2004129757A - Automobile seat

Info

Publication number: JP2004129757A
Application number: JP2002295892A
Authority: JP
Inventors: Matsuo Ishibashi; 石橋　松男; Naoki Niimi; 新美　直樹; Keiji Hisakawa; 久川　恵二; Koji Kawamoto; 川本　幸治
Original assignee: Takanichi Co Ltd; Toyota Auto Body Co Ltd; Toyota Motor Corp
Current assignee: Takanichi Co Ltd; Toyota Auto Body Co Ltd; Toyota Motor Corp
Priority date: 2002-10-09
Filing date: 2002-10-09
Publication date: 2004-04-30
Anticipated expiration: 2022-10-09
Also published as: JP3798356B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To surely hold forward tilting of a seatback in a prescribed attitude and to prevent creases from being formed on a surface covering over a pad. <P>SOLUTION: This automobile seat is provided with a seat cushion S1 having its front end connected to an upper rail 12 of a slide rail 1 and being raisable forward from a horizontal seated attitude, a seatback S2 connected to the upper rail 12 via a reclining mechanism 22 and being tiltable forward in a trace space of the raised seat cushion S1, a stopper body 3 integrally provided with the seatback S2 and turned around a reclining central shaft 221 with the tilting of the seatback S2, a lever body 4 operated when the seat cushion S1 is in the seated attitude, and a stopper body 5 advancing to the turning trace inside of the stopper body 3 by the operated lever body 4 and connected to the slide lock mechanism. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シートに関し、特にダブルフォールド機構とウォークイン機構を備えた車両用シートにおいて、ウォークイン時にシートバックを前傾姿勢に保持するための構造の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両用シートとして、荷室拡大時には図６（１）に示すように、スライドレール１のアッパレールに前端を結合したシートクッションＳ１を、水平の着座姿勢から前方へ跳ね上げて起立させる（鎖線）とともに、シートクッションＳ１が跳ね上げられて生じた空間内にシートバックＳ２を略水平に前倒させて（鎖線）、前倒したシートバックＳ２の上方を荷室空間として使用できるようにしたいわゆるダブルフォールド機構を備えたものがある。さらにこのような車両用シートにおいて、通常は乗降口の横に配置されており、上記乗降口からその後方の座席へ乗り込む（ウォークイン）際には邪魔にならないように、図６（２）に示すように、シートバックＳ２を、水平の着座姿勢にあるシートクッションＳ１に対して所定の前傾姿勢になるまで前方へ回転させると、アッパレールがスライドレール１のロアレール上を移動してシート全体が前方へ変位するようになっている、いわゆるウォークイン機構を備えたものがある。
【０００３】
そしてダブルフォード機構とウォークイン機構を備えた車両シートにおいては、シートックッションＳ１が着座姿勢にあるときはシートバックＳ２を前傾姿勢までしか回動させることができず、シートクッションＳ２を跳ね上げたときはシートバックＳ２を前倒姿勢まで回動させることができるように、従来は例えば図７に示すように、シートクッションＳ１が着座姿勢にあるときはシートクッションＳ１の後端部内に配設されたクッションフレームワイヤ８１に、シートバックＳ２の下端部内に配設されたバックフレームワイヤ８２が当接するようにして、シートバックＳ２が前傾姿勢よりも前方へ回動するのを禁止し、シートクッションＳ１を前方へ跳ね上げた時には、バックフレームワイヤ８２がクッションフレームワイヤ８１に当接しないようにして、シートバックＳ２を略水平姿勢まで前倒させることができるようにしている。
【０００４】
なお、特許文献１には、ウォークイン機構を備えたスライドシートにおいて、シートクッションを前方へ跳ね上げた時にはスライドロックの解除を禁止するようにしたものが示されている。
【特許文献１】特開２００２−２１１２９６
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構造では、互いに当接するクッションフレームワイヤ８１とバックフレームワイヤ８２の間に軟質のパッドが介在するために、ウォークイン時にシートバックに手をかけて身体を支えようとすると、パッドが撓んでシートバックが動くため安定しないという問題があるとともに、上記パッドを覆う表皮に皺等が生じるという問題があった。
【０００６】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、シートバックの前傾を所定の姿勢で確実に保持できるとともに、この際にパッドを覆う表皮に皺等を生じることもない車両用シートを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第１発明では、ベース部材（１２，２１）と、当該ベース部材（１２，２１）に前端が結合され、水平の着座姿勢から前方へ跳ね上げ可能なシートクッション（Ｓ１）と、ベース部材（１２，２１）に結合され、跳ね上げられたシートクッション（Ｓ１）の跡空間内に前倒可能なシートバック（Ｓ２）と、ベース部材（１２，２１）をフロアに沿って移動可能に支持する支持手段（１１）と、ベース部材（１２，２１）を所定の移動位置でロックするロック手段（７１）と、シートバック（Ｓ２）に設けられ、当該シートバック（Ｓ２）と一体に回動する第１ストッパ（３）と、ベース部材（１２，２１）に設けられ、第１ストッパ（３）の回動軌跡内へ進出可能で、進出位置では第１ストッパ（３）との当接によりシートバック（Ｓ２）が前倒に至る途中の前傾姿勢より前方へ回動するのを禁止する第２ストッパ（５）と、ベース体（１２，２１）に設けられ、シートクッション（Ｓ１）が着座姿勢になった時に作動し、第２ストッパ（５）を進出位置へ移動させるストッパ移動手段（４）と、上記シートクッション（Ｓ１）が着座姿勢でかつシートバック（Ｓ２）が上記前傾姿勢になったときに作動し、ロック手段（７１）によるベース部材（１２，２１）のロックを解除するロック解除手段（５，６）とを具備している。ここで、ベース部材をシートバックの左右両側に設け、第１ストッパをシートバックの側部に設けると良い。
【０００８】
本第１発明においては、シートクッションが着座姿勢の状態ではストッパ移動手段が作動して第２ストッパが第１ストッパの回動軌跡内へ進出させられている。ウォークインのためにシートバックを前傾させると、第２ストッパに第１ストッパが当接してシートバックが前倒に至る途中の前傾姿勢より前方へ回動するのが禁止される。同時にロック解除手段によりロック手段のロックが解除され、シート全体を前方へ移動させることができる。このように本第１発明では、ストッパ同士を直接当接させることによってウォークイン時のシートバックを所定の前傾姿勢に保持する構造であるから、シートバックを所定の前傾姿勢で確実に保持できるとともに、この際にパッドを覆う表皮に皺等を生じることもない。
【０００９】
本第２発明では、上記第２ストッパ（５）は、進出位置にあるときシートバック（Ｓ２）が前傾姿勢に至る前に第１ストッパ（３）に当接し、シートバック（Ｓ２）が前傾姿勢に至る間に第１ストッパ（３）に押されて所定量移動するようになっており、上記ロック解除手段（５，６）は、第２ストッパ（５）を含み、第２ストッパ（５）が第１ストッパ（３）に押されて移動することにより作動するものである。このように本第２発明では、第２ストッパを、ロック解除手段を作動させるためのロック解除手段の構成部品として用いているため、構成部品点数を少なくすることができる。
【００１０】
本第３発明では、上記ストッパ移動手段（４）は、シートクッション（Ｓ１）が着座姿勢になったとき、当該シートクッション（Ｓ１）に押されて作動するものである。
【００１１】
本第４発明では、ロアレール（１１）とこれに沿って移動可能なアッパレール（１２）からなるスライドレール（１）と、アッパレール（１２）を所定の移動位置でロックするスライドロック手段（７１）と、アッパレール（１２）に前端が結合されて水平の着座姿勢から前方へ跳ね上げ可能なシートクッション（Ｓ１）と、リクライニング機構（２２）を介してアッパレール（１２）に結合され、跳ね上げられたシートクッション（Ｓ１）の跡空間内に前倒可能とされたシートバック（Ｓ２）と、シートバック（Ｓ２）に一体に設けられて当該シートバック（Ｓ２）の倒動に伴ってリクライニング中心軸（２２１）回りに回動する第１ストッパ（３）と、シートクッション（Ｓ１）が着座姿勢の時に作動するレバー体（４）と、作動したレバー体（４）によって第１ストッパ（３）の回動軌跡内へ進出させられる、スライドロック手段（７１）に連結された第２ストッパ（５）とを具備し、進出させられた第２ストッパ（５）に第１ストッパ（３）が当接して、前倒に至る途中の所定の前傾姿勢でシートバック（Ｓ２）が位置決めされるとともに第２ストッパ（５）を介してスライドロック手段（７１）が解除作動させられる。
【００１２】
本第４発明においては、シートクッションが着座姿勢の状態ではレバー体が作動して第２ストッパが第１ストッパの回動軌跡内へ進出させられている。ウォークインのためにシートバックを前傾させると、第２ストッパに第１ストッパが当接して所定の前傾姿勢でシートバックが位置決めされる。同時に第２ストッパを介してスライドロック手段が解除作動させられ、シート全体を前方へ移動させることができる。本第４発明では、ストッパ同士を直接当接させることによってウォークイン時のシートバックを所定の傾動姿勢に位置決めしているから、シートバックを所定の前傾姿勢で確実に位置決めできるとともに、この際にパッドを覆う表皮に皺等を生じることもない。
【００１３】
本第５発明では、上記レバー体（４）は作動時に回動させられるものであり、上記第２ストッパ（５）は中間位置が回転自在に支持され、その一端（５２）にレバー体（４）が当接して回動させられることにより他端（５３）が第１ストッパ（２）の回動軌跡内へ進出させられるものであり、かつ、上記スライドロック手段（７１）に直接連結され、第１ストッパ（３）の回動軌跡内へ他端（５３）が進出させられた上記第２ストッパ（５）に係合する補助レバー（６）が設けられる。
【００１４】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】
図１には本発明を適用した車両用シートのシート後端下端部を示す。支持手段たるスライドレール１のロアレール１１は車両フロアＦに固定されており、このロアレール１１に沿って図１の左右方向へ摺動自在にベース部材を構成するアッパレール１２が配設されている。アッパレール１２上にはベース部材を構成するパネル体２１が固定されており、その後端は上方へ延出して、ここに、公知構造のリクライニング機構２２を介してバックフレーム２３の下端が回動可能に結合されている。ここで、リクライニング機構２２は、シートバックＳ２が回動できないようにロックするロック機構、ロックを解除する操作レバー、シートバックＳ２を前方へ付勢する付勢部材を備えている。バックフレーム２３には、これと一体に回動するストッパ３が設けられている。ストッパ３はリクライニング機構２２の中心部から外周方向へ扇状に延びる板体で、リクライニング機構２２の中心軸２２１に基端３１が結合されている（図２）。
【００１６】
パネル体２１の側面には、これに設けた支軸４１に中央を揺動自在に支持されてストッパ移動手段としてのレバー体４が設けてある。レバー体４の一端には検知ピン４２が突設してあり、アッパレール１２前端にリンクによって跳ね上げ回動可能に前端が結合されたシートクッションＳ１が、図１の鎖線で示す水平の着座姿勢にある時には、その後端下面が検知ピン４２に当接してこれを押し下げている。これによりレバー体４は支軸４１を中心に図１の反時計方向へ回動作動させられて、その他端４３が上方へ移動している。レバー体４の上方にはストッパ５が位置している。当該ストッパ５は略Ｌ字形の板体で、その屈曲部がパネル体２１の側面に設けた支軸５１に揺動自在に支持されている。
【００１７】
ストッパ５の一端にはピン５２が立設されており、このピン５２は、ストッパ５とレバー体４の間に設けられたロック解除手段としての補助レバー６（図２）の長穴６１内に挿通されている。補助レバー６は上記支軸５１に基端が回動自在に支持され、漸次広幅となったその先端部に斜め上下方向へ延びる上記長穴６１が形成されている。長穴６１は支軸５１を中心とする円弧状である。また、補助レバー６の先端にはワイヤ係止部６２が突出しており、ここに、詳細を後述するスライドロック機構へ延びる操作ワイヤ６３の一端が結合されている。なお、操作ワイヤ６３はロック解除手段を構成している。
【００１８】
レバー体４が回動作動させられてその他端４３が上方へ移動すると、これがストッパ５のピン５２に当接して、当該ピン５２を長穴６１の下端位置から図１に示すように長穴６１の上端位置へ押しやり、ストッパ５が支軸５１回りに時計方向へ回動して（図１の実線の状態）その他端に立設されたピン５３がストッパ３の先端３２の回動軌跡内に進出する。したがってこの状態で、後席へのウォークインのためにリクライニング機構２２の操作レバーを操作してロック機構のロックを解除し、付勢部材の付勢力によりシートバックＳ２を前方へ回動させると、ストッパ３がバックフレーム２３と一体に回動して上記ピン５３に当接し（図１に示す状態）、ストッパ５のピン５２が長穴６１の上端に係合していることにより、ストッパ５およびこれと共に補助レバー６が図略のストッパに当接するまで操作ワイヤ６３を引きつつ時計方向へ回動して停止する（図１の鎖線で示す位置）。これにより、ストッパ３のそれ以上の回動が規制され、これと一体のバックフレーム２３（シートバックＳ２）の傾動が規制されて所定の前傾姿勢で保持される。なお、シートバックＳ２を前傾姿勢から通常姿勢へ戻すと、ストッパ３のストッパ５との当接が解消されて、ストッパ５は補助レバー６と共に図略のバネ部材によって後述する図１の実線で示す位置へ戻される。
【００１９】
図３にはアッパレール１２の前端部に設けられたスライドロック機構を示す。アッパレール１２にはロック手段としての係止片７１が設けてあり、この係止片７１には、ロアレール１１の長手方向の複数位置に設けた係止穴１１１に進入係合する係止爪７１１（図４）が形成されている。係止片７１はその支軸７２４に付設されたバネ部材によって、係止爪７１１が係止穴１１１内へ進入する方向へ回動付勢されている。アッパレール１２には棒状のスライドレバー７２（図３）が設けてあり、その前端７２２はアッパレール１２上に載置されたシートクッション（図示略）の前端近くへ延びるとともに、後端７２３は係止片７１の当接突起７１２（図４）の直上へ延びている。スライドレバー７２は長手方向の途中で、アッパレール１２に設けた水平軸７２１（図３）に回動自在に支持されており、スライドレバー７２の前端７２２を着座した乗員が引き上げると、レバー後端７２３が下降して係止片７１の当接突起７１２に当接し、係止爪７１１が係止穴１１１から脱出する方向へ係止片７１が回動させられる（図４の鎖線）。これにより、アッパレール１２、すなわちシートの移動が可能になる。
【００２０】
アッパレール１２上のパネル体２１には略Ｕ字形の補助レバー７３（図３）が設けられている。補助レバー７３はその屈曲部がパネル体２１の水平回転軸７３１に固定されて、垂直面内で回動できるようになっており、その一端には、パネル体２１の後端に設けた上記補助レバー６（図１）から延びるワイヤ６３が結合されている。またパネル体２１には、上記回転軸７３１に基端が固定されて略Ｌ字形に突出する押しアーム７４が設けられており、その先端はスライドレバー７２の後端７２３上面に当接している。後席へのウォークインのためにシートバックＳ２が前倒させられ、既述のように補助レバー６が図１の時計方向へ回動させられてロック解除手段を構成する操作ワイヤ６３が引かれると、補助レバー７３が図３の反時計方向へ回動させられ、押しアーム７４の先端がスライドレバー７２の後端７２３を押し下げる。これにより、係止爪７１１が係止穴１１１から脱出する方向へ係止片７１が回動作動させられ、図略のバネ部材のバネ力によってアッパレール１２、すなわちシートが前方へ移動させられる。
【００２１】
ダブルフォールドのためにシートクッションＳ１を跳ね上げると、その後端下面と検知ピン４２との当接状態が解消されて、図略のバネ部材のバネ力によって図５に示すようにレバー体４は時計方向へ戻し回動させられる。これに伴いストッパ５は図略のバネ部材のバネ力によって反時計方向へ戻し回動させられ、他端のピン５３がストッパ３先端の回動軌跡内から退出する。これにより、ストッパ３はストッパ５と当接することなく回動できるようになり、シートクッションＳ１を跳ね上げて生じた跡空間内にリクライニング機構２２を操作することによってシートバックＳ２を略水平になるまで前倒させることができる。
【００２２】
【発明の効果】
以上のように本発明の車両用シートによれば、ストッパを直接当接させることによってウォークイン時のシートバックを所定の前傾姿勢に保持するようにしているから、シートバックを所定の前傾姿勢で確実に保持できるとともに、この際にパッドを覆う表皮に皺等を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す、車両用シートの、ウォークイン時のシート後端下端部の側面図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す、車両用シートのシート後端下端部の要部垂直断面図である。
【図３】本発明の一実施形態を示す、アッパレールの前端部に設けられたスライドロック機構の側面図である。
【図４】本発明の一実施形態を示す、スライドロック機構を設置したスライドレールの断面図である。
【図５】本発明の一実施形態を示す、車両用シートの、ダブルフォールド時のシート後端下端部の側面図である。
【図６】車両用シートの作動を示す概略側面図である。
【図７】従来の車両用シートの、ウォークイン時のシート後端下端部の概略断面図である。
【符号の説明】
１…スライドレール、１１…ロアレール、１２…アッパレール、３…ストッパ、４…レバー体、５…ストッパ、５２，５３…ピン、６…補助レバー、７１…係止片、Ｓ１…シートクッション、Ｓ２…シートバック。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat, and more particularly, to an improvement in a structure for holding a seat back in a forward leaning posture at the time of walk-in in a vehicle seat provided with a double fold mechanism and a walk-in mechanism.
[0002]
[Prior art]
When the luggage compartment is enlarged, as shown in FIG. 6 (1), the seat cushion S1 having the front end connected to the upper rail of the slide rail 1 is flipped forward from a horizontal sitting posture to stand up (chain line) as a vehicle seat. A so-called double fold mechanism in which the seat back S2 is tilted substantially horizontally forward (in a dashed line) into the space created by the flip up of the seat cushion S1 so that the space above the tilted seat back S2 can be used as a cargo space. Some are equipped with. Further, in such a vehicle seat, usually, it is arranged beside the entrance and exit, and in order not to be obstructed when getting into the seat behind the entrance (walk-in), FIG. As shown, when the seat back S2 is rotated forward until the seat cushion S1 in the horizontal sitting posture reaches a predetermined forward inclined posture, the upper rail moves on the lower rail of the slide rail 1 and the entire seat is moved. Some have a so-called walk-in mechanism that is displaced forward.
[0003]
In a vehicle seat equipped with a double ford mechanism and a walk-in mechanism, when the seat cushion S1 is in the sitting position, the seat back S2 can only be turned to the forward leaning position, and the seat cushion S2 is flipped up. Conventionally, as shown in FIG. 7, for example, as shown in FIG. 7, when the seat cushion S1 is in a sitting posture, the seat back S2 is disposed in a rear end portion of the seat cushion S1 so that the seat back S2 can be rotated to the forward tilted posture. The back frame wire 82 disposed in the lower end portion of the seat back S2 is brought into contact with the cushion frame wire 81 thus set, thereby prohibiting the seat back S2 from rotating forward from the forwardly inclined posture. When the cushion S1 is flipped forward, the back frame wire 82 comes into contact with the cushion frame wire 81. As no, and to be able to forwardly tipped seat back S2 to a substantially horizontal position.
[0004]
Patent Document 1 discloses a slide seat having a walk-in mechanism in which release of a slide lock is prohibited when a seat cushion is flipped forward.
[Patent Document 1] JP-A-2002-21296
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional structure, a soft pad is interposed between the cushion frame wire 81 and the back frame wire 82 that abut on each other. In addition, there is a problem that the seat back is moved due to bending and thus is not stable, and there is a problem that wrinkles and the like are generated on a skin covering the pad.
[0006]
Accordingly, the present invention is to solve such a problem, and provides a vehicle seat that can surely hold a forward inclination of a seat back in a predetermined posture and does not cause wrinkles or the like on a skin covering a pad at this time. The purpose is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the first aspect of the present invention, the base member (12, 21) and the front end are coupled to the base member (12, 21), and the seat cushion is capable of jumping forward from a horizontal sitting posture. (S1), a seat back (S2) coupled to the base member (12, 21) and capable of falling forward in the trace space of the jumped up seat cushion (S1), and a base member (12, 21). A support means (11) for movably supporting the base member (12, 21), a locking means (71) for locking the base member (12, 21) at a predetermined movement position, and a seat back (S2). A first stopper (3) that rotates integrally with S2) and a first member (12, 21) that are provided on the base member (12, 21) and can advance into the rotation locus of the first stopper (3). 3) Contact with A second stopper (5) for preventing the seat back (S2) from rotating forward from a forwardly inclined posture during the forward leaning, and a seat cushion (S1) provided on the base body (12, 21). A stopper moving means (4) which is activated when the seat cushion is in a seating position and moves the second stopper (5) to the advanced position, the seat cushion (S1) in the seating position and the seat back (S2) tilting forward. It is provided with unlocking means (5, 6) which is activated when the posture is attained and unlocks the base member (12, 21) by the locking means (71). Here, it is preferable that the base member is provided on both left and right sides of the seat back, and the first stopper is provided on a side portion of the seat back.
[0008]
In the first aspect of the present invention, when the seat cushion is in the sitting posture, the stopper moving means is operated, and the second stopper is advanced into the rotation locus of the first stopper. When the seat back is tilted forward for the walk-in, the first stopper comes into contact with the second stopper, and the seat back is prohibited from rotating forward from the forward tilted position on the way to the forward tilt. At the same time, the lock of the lock means is released by the lock release means, and the entire seat can be moved forward. As described above, in the first aspect of the present invention, since the seat back is held in the predetermined forward leaning posture at the time of walk-in by directly contacting the stoppers, the seat back is securely held in the predetermined forward leaning posture. At this time, wrinkles and the like do not occur on the skin covering the pad.
[0009]
In the second invention, the second stopper (5) contacts the first stopper (3) before the seat back (S2) reaches the forwardly inclined posture when in the advanced position, and the seat back (S2) is moved forward. The lock release means (5, 6) is pushed by the first stopper (3) and moves by a predetermined amount before reaching the inclined posture, and the lock release means (5, 6) includes a second stopper (5). 5) is operated by being moved by being pushed by the first stopper (3). As described above, in the second aspect of the present invention, since the second stopper is used as a component of the lock release means for operating the lock release means, the number of components can be reduced.
[0010]
In the third aspect of the present invention, the stopper moving means (4) is operated by being pushed by the seat cushion (S1) when the seat cushion (S1) is in a sitting posture.
[0011]
In the fourth invention, a slide rail (1) comprising a lower rail (11) and an upper rail (12) movable along the lower rail (11), and a slide lock means (71) for locking the upper rail (12) at a predetermined moving position. A seat cushion (S1) having a front end joined to the upper rail (12) and capable of jumping forward from a horizontal sitting posture; and a seat that is joined to the upper rail (12) via a reclining mechanism (22) and jumped up. A seat back (S2) that can be tilted forward in the trace space of the cushion (S1), and a reclining center shaft (221) that is provided integrally with the seat back (S2) and falls with the falling of the seat back (S2). A) a first stopper (3) that rotates around, a lever body (4) that operates when the seat cushion (S1) is in a sitting posture, A second stopper (5) coupled to a slide lock means (71), which is advanced by the body (4) into the rotation locus of the first stopper (3), and the second stopper advanced The first stopper (3) abuts on (5), the seat back (S2) is positioned in a predetermined forward tilting posture on the way to the forward tilt, and the slide lock means (2) is provided via the second stopper (5). 71) is released.
[0012]
In the fourth aspect of the present invention, when the seat cushion is in the sitting posture, the lever body is operated, and the second stopper is advanced into the rotation locus of the first stopper. When the seat back is tilted forward for walk-in, the first stopper comes into contact with the second stopper, and the seat back is positioned in a predetermined forward tilt posture. At the same time, the slide lock means is released via the second stopper, and the entire seat can be moved forward. According to the fourth aspect of the present invention, the seat back at the time of walk-in is positioned in the predetermined tilt posture by directly contacting the stoppers, so that the seat back can be reliably positioned in the predetermined forward tilt posture. No wrinkles or the like occur on the skin covering the pad.
[0013]
In the fifth aspect of the present invention, the lever (4) is rotated at the time of operation, and the second stopper (5) is rotatably supported at an intermediate position. ) Abuts and is rotated so that the other end (53) is advanced into the rotation locus of the first stopper (2), and is directly connected to the slide lock means (71). An auxiliary lever (6) is provided for engaging the second stopper (5), the other end (53) of which is advanced into the rotation locus of the first stopper (3).
[0014]
In addition, the code | symbol in the said parenthesis shows the correspondence with the concrete means described in embodiment mentioned later.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows a lower end of a rear end of a vehicle seat to which the present invention is applied. A lower rail 11 of the slide rail 1 serving as a support means is fixed to a vehicle floor F, and an upper rail 12 constituting a base member is disposed along the lower rail 11 so as to be slidable in the left-right direction of FIG. A panel body 21 constituting a base member is fixed on the upper rail 12, and a rear end of the panel body 21 extends upward. Here, a lower end of a back frame 23 is rotatable via a reclining mechanism 22 having a known structure. Are combined. Here, the reclining mechanism 22 includes a lock mechanism that locks the seat back S2 so that it cannot rotate, an operation lever that releases the lock, and a biasing member that biases the seat back S2 forward. The back frame 23 is provided with a stopper 3 that rotates integrally with the back frame 23. The stopper 3 is a plate extending in a fan shape from the center of the reclining mechanism 22 toward the outer periphery, and the base end 31 is coupled to the center shaft 221 of the reclining mechanism 22 (FIG. 2).
[0016]
On the side surface of the panel body 21, there is provided a lever body 4 which is swingably supported at the center by a support shaft 41 provided on the panel body 21 and serves as a stopper moving means. A detection pin 42 protrudes from one end of the lever body 4, and a seat cushion S1 having a front end connected to a front end of the upper rail 12 so as to be able to flip up and rotate by a link is brought into a horizontal sitting posture shown by a chain line in FIG. At one time, the lower surface of the rear end contacts the detection pin 42 and pushes it down. As a result, the lever body 4 is rotated about the support shaft 41 in the counterclockwise direction in FIG. 1, and the other end 43 is moved upward. A stopper 5 is located above the lever body 4. The stopper 5 is a substantially L-shaped plate body, and its bent portion is swingably supported by a support shaft 51 provided on the side surface of the panel body 21.
[0017]
A pin 52 is provided upright at one end of the stopper 5, and the pin 52 is inserted into an elongated hole 61 of an auxiliary lever 6 (FIG. 2) provided as an unlocking means provided between the stopper 5 and the lever body 4. It has been inserted. The base end of the auxiliary lever 6 is rotatably supported by the support shaft 51, and the elongated hole 61 extending obliquely in the up-down direction is formed at the distal end having a gradually widened width. The elongated hole 61 has an arc shape centered on the support shaft 51. A wire locking portion 62 protrudes from the tip of the auxiliary lever 6, and one end of an operation wire 63 extending to a slide lock mechanism, which will be described in detail later, is connected to the wire locking portion 62. The operation wire 63 constitutes a lock release unit.
[0018]
When the lever body 4 is rotated and the other end 43 moves upward, this comes into contact with the pin 52 of the stopper 5 and the pin 52 is moved from the lower end position of the elongated hole 61 to the elongated hole 61 as shown in FIG. The stopper 5 is rotated clockwise around the support shaft 51 (in the state of the solid line in FIG. 1), and the pin 53 erected at the other end is within the rotation locus of the tip end 32 of the stopper 3. To enter. Accordingly, in this state, when the operation lever of the reclining mechanism 22 is operated to walk in to the rear seat to unlock the lock mechanism, and the seat back S2 is rotated forward by the urging force of the urging member, When the stopper 3 rotates integrally with the back frame 23 and abuts on the pin 53 (the state shown in FIG. 1), the pin 52 of the stopper 5 is engaged with the upper end of the elongated hole 61. At the same time, the operation lever 63 turns clockwise while pulling the operation wire 63 and stops until the auxiliary lever 6 comes into contact with a stopper (not shown) (the position indicated by the chain line in FIG. 1). As a result, further rotation of the stopper 3 is regulated, and the tilting of the back frame 23 (seat back S2) integrated therewith is regulated, and the stopper 3 is held in a predetermined forward inclined posture. When the seat back S2 is returned from the forward leaning posture to the normal posture, the contact of the stopper 3 with the stopper 5 is released, and the stopper 5 is moved together with the auxiliary lever 6 by a spring member (not shown) as shown by a solid line in FIG. It is returned to the position shown.
[0019]
FIG. 3 shows a slide lock mechanism provided at the front end of the upper rail 12. The upper rail 12 is provided with a locking piece 71 as locking means. The locking piece 71 is provided with a locking claw 711 (which engages with locking holes 111 provided at a plurality of positions in the longitudinal direction of the lower rail 11). FIG. 4) is formed. The locking piece 71 is rotationally urged by a spring member attached to the support shaft 724 in a direction in which the locking claw 711 enters the locking hole 111. The upper rail 12 is provided with a rod-shaped slide lever 72 (FIG. 3). The front end 722 extends near the front end of a seat cushion (not shown) placed on the upper rail 12, and the rear end 723 is a locking piece. 71 and just above the contact protrusion 712 (FIG. 4). The slide lever 72 is rotatably supported halfway in the longitudinal direction by a horizontal shaft 721 (FIG. 3) provided on the upper rail 12, and when an occupant sitting on the front end 722 of the slide lever 72 pulls up, the lever rear end 723. Descends and comes into contact with the contact protrusion 712 of the locking piece 71, and the locking piece 71 is rotated in a direction in which the locking claw 711 escapes from the locking hole 111 (a chain line in FIG. 4). As a result, the upper rail 12, that is, the seat can be moved.
[0020]
The panel body 21 on the upper rail 12 is provided with a substantially U-shaped auxiliary lever 73 (FIG. 3). The auxiliary lever 73 has a bent portion fixed to the horizontal rotation shaft 731 of the panel body 21 so as to be rotatable in a vertical plane. One end of the auxiliary lever 73 is provided at the rear end of the panel body 21. A wire 63 extending from the lever 6 (FIG. 1) is connected. The panel body 21 is provided with a push arm 74 whose base end is fixed to the rotation shaft 731 and protrudes in a substantially L-shape. The tip of the push arm 74 is in contact with the upper surface of the rear end 723 of the slide lever 72. The seat back S2 is tilted forward for walk-in to the rear seat, and the auxiliary lever 6 is turned clockwise in FIG. 1 to pull the operation wire 63 constituting the unlocking means as described above. Then, the auxiliary lever 73 is rotated counterclockwise in FIG. 3, and the tip of the push arm 74 pushes down the rear end 723 of the slide lever 72. As a result, the locking piece 71 is rotated in the direction in which the locking claw 711 escapes from the locking hole 111, and the upper rail 12, that is, the seat is moved forward by the spring force of a spring member (not shown).
[0021]
When the seat cushion S1 is flipped up for a double fold, the contact state between the lower surface of the rear end and the detection pin 42 is released, and the lever body 4 is clocked by the spring force of a spring member (not shown) as shown in FIG. And turned back. Along with this, the stopper 5 is returned and rotated counterclockwise by the spring force of a spring member (not shown), and the pin 53 at the other end is withdrawn from the rotation locus of the tip of the stopper 3. As a result, the stopper 3 can be rotated without coming into contact with the stopper 5, and the reclining mechanism 22 is operated in the trace space generated by jumping up the seat cushion S1 until the seat back S2 becomes substantially horizontal. Can be brought forward.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle seat of the present invention, the seat back at the time of walk-in is held in the predetermined forward posture by directly contacting the stopper. It can be held securely in the posture, and at this time, wrinkles and the like do not occur on the skin covering the pad.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a vehicle seat according to an embodiment of the present invention, showing a lower end of a rear end of a seat at the time of walk-in.
FIG. 2 is a vertical sectional view showing a main part of a lower end portion of a rear end of a vehicle seat according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view of the slide lock mechanism provided at the front end of the upper rail, showing one embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a slide rail having a slide lock mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view of the lower end portion of the rear end of the vehicle seat at the time of double folding, showing one embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic side view showing the operation of the vehicle seat.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of a lower end of a rear end of a conventional vehicle seat at the time of walk-in.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Slide rail, 11 ... Lower rail, 12 ... Upper rail, 3 ... Stopper, 4 ... Lever body, 5 ... Stopper, 52, 53 ... Pin, 6 ... Auxiliary lever, 71 ... Locking piece, S1: Seat cushion, S2 ... Seat back.

Claims

ベース部材と、当該ベース部材に前端が結合され、水平の着座姿勢から前方へ跳ね上げ可能なシートクッションと、前記ベース部材に結合され、跳ね上げられた前記シートクッションの跡空間内に前倒可能なシートバックと、前記ベース部材をフロアに沿って移動可能に支持する支持手段と、前記ベース部材を所定の移動位置でロックするロック手段と、前記シートバックに設けられ、当該シートバックと一体に回動する第１ストッパと、前記ベース体に設けられ、前記第１ストッパの回動軌跡内へ進出可能で、進出位置では前記第１ストッパとの当接により前記シートバックが前倒に至る途中の前傾姿勢より前方へ回動するのを禁止する第２ストッパと、前記ベース部材に設けられ、前記シートクッションが着座姿勢になった時に作動し、前記第２ストッパを前記進出位置へ移動させるストッパ移動手段と、前記シートクッションが前記着座姿勢でかつ前記シートバックが前記前傾姿勢になったときに作動し、前記ロック手段による前記ベース部材のロックを解除するロック解除手段とを具備することを特徴とする車両用シート。A base member, a front end of which is coupled to the base member, and a seat cushion which can be flipped forward from a horizontal sitting position; and A seat back, supporting means for movably supporting the base member along the floor, locking means for locking the base member at a predetermined moving position, and provided on the seat back, and integrally with the seat back. A first stopper that rotates, and a first stopper that is provided on the base body and that can advance into a rotation locus of the first stopper. A second stopper for prohibiting forward rotation from the forward tilted posture of the vehicle, and a second stopper provided on the base member, which operates when the seat cushion is in a seated posture, A stopper moving means for moving the second stopper to the advanced position, and actuating when the seat cushion is in the seated position and the seat back is in the forwardly inclined position, and the locking means locks the base member. A vehicle seat comprising: a lock release means for releasing the vehicle.

前記第２ストッパは、前記進出位置にあるとき前記シートバックが前記前傾姿勢に至る前に前記第１ストッパに当接し、前記シートバックが前記前傾姿勢に至る間に前記第１ストッパに押されて所定量移動するようになっており、前記ロック解除手段は、前記第２ストッパを含み、前記第２ストッパが第１ストッパに押されて移動することにより作動するものである請求項１に記載の車両用シート。The second stopper abuts on the first stopper before the seat back reaches the forward tilt position when in the advanced position, and pushes the first stopper while the seat back reaches the forward tilt position. The lock release means includes the second stopper, and operates when the second stopper is pressed by the first stopper and moves. The vehicle seat as described in the above.

前記ストッパ移動手段は、前記シートクッションが着座姿勢になったとき、当該シートクッションに押されて作動するものである請求項１または２に記載の車両用シート。3. The vehicle seat according to claim 1, wherein the stopper moving unit is operated by being pushed by the seat cushion when the seat cushion is in a sitting posture. 4.