JP2004128582A - 顕微鏡撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】標本が暗い場合でもフレーミングや合焦の操作性を損なわないフレームレートを確保し且つ観察ライブ像の明るさと静止画撮影で得た画像の明るさとが一致する利便性の向上した顕微鏡撮影装置を提供する。
【解決手段】顕微鏡1と撮影装置2とモニタ付きホストコンピュータ3から成り、モニタ15の表示画面はライブ画像22の表示領域19と入力設定領域20とで形成される。ライブ画像表示モード設定部23と静止画撮影モード設定部24では別個に「ビニング無し」も含むビニング内容を設定でき、露出モード設定部25では自動と手動の露出を選択できる。ホストコンピュータ3は、設定されたビニング内容に基づいて算出した露出時間と、予め設定されている限界露出時間との比較結果により増幅利得を計算して設定して、一方ではライブ画像を表示し他方では静止画を撮影して保存する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕微鏡での観察像をCCD等の撮像装置により撮像する顕微鏡撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、顕微鏡に付属する周辺装置として、顕微鏡の観察像をCCDなどの撮像装置により撮像する顕微鏡撮像装置がある。通常、このような顕微鏡撮像装置では、顕微鏡により得られる観察像を静止画として記録する場合、観察像を記録する前のフレーミング操作や合焦操作のためにライブ像を表示部に表示するようにしている。
【0003】
この場合、表示部のライブ像は、観察する標本の明るさに応じて、所望の明るさで表示するのに適した露出時間で撮像されて表示されており、したがって、観察する標本が暗い場合は、所望の明るさの表示を得るために露出時間を長くして撮像し、表示部に表示するようにしている。
【0004】
しかしながら、このような撮像装置では、暗い標本を撮像するために露出時間を長くすると、ライブ像を得るためのフレームレートが低くなるため、フレーミング操作や合焦操作の操作性が著しく損なわれてしまうという問題がある。
そこで、このような暗い標本つまり被写体を撮影対象とする場合、本出願人により出願されている発明として、顕微鏡本体の観察像(標本像)を撮像する撮像素子からの出力を増幅部で増幅し、画像処理して表示部に表示する際、観察像の明るさに応じた測光値を取得するとともに、この取得された測光値に基づき適正露出時間を露出演算手段で演算し、この演算された適正露出時間と予め設定された限界露出時間とでの比較結果に応じて、撮像素子の露出時間および増幅部の利得を設定する顕微鏡撮像装置が提案されている。このようにすることで標本が暗い場合でもフレーミング操作や合焦操作の操作性を損なうことのないフレームレートを確保するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また暗い被写体に対してライブ像を得るフレームレートを落とさない方法として、ビニングと呼ばれる撮像素子の駆動方法がある。この技術では2次元に配列された撮像画素からなるCCDの隣接する複数の画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すことにより、露出時間を長くすることなく見かけの1画素の光量を上げ、ライブ画像を得るときのフレームレートが落ちないようにフレームレートを保つ方法がある。これを具体的に実現するための一例として、CCDの電子シャッタの動作タイミングを独特の方法により制御することによって、ビニング機能を使う前後での見かけの1画素の明るさを一定に保つようにする技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特願2001−193738号(要約書の解決手段。)。
【特許文献2】
特開平11−122540号公報(第4頁。図1、図3、図4。)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記2つの従来技術を組み合わせると、より暗い標本に対しても、ライブ画像を得るためのフレーミング操作や合焦操作の操作性を損なうことのないフレームレートを確保することができると考えられる。
【0008】
ところが、これら2つの技術を単に組み合わせて顕微鏡撮影装置に適用するとライブ画像を表示するときの露出時間の設定と、静止画撮影をするときの露出時間の設定に不整合が生じ、ライブ像として観察している画像の明るさと静止画撮影を行って得た画像の明るさとが異なるという問題が発生する。
【0009】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、標本が暗い場合でもフレーミング操作や合焦操作の操作性を損なうことのないフレームレートを確保できると共に、ライブ像として観察している画像の明るさと静止画撮影を行って得た画像の明るさとが一致するようにし、操作者の利便性を向上させることができる顕微鏡撮影装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】
以下に、本発明に係わる顕微鏡撮影装置の構成及び作用を述べる。
先ず、請求項1記載の発明の顕微鏡撮影装置は、顕微鏡の観察像を撮像する2次元に配列された撮像画素を備えた撮像手段と、該撮像手段からの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段により増幅され画像処理された画像を表示する表示手段と、を有し、上記撮像手段は上記撮像画素の隣接する画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すビニング機能を備え、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードを有する顕微鏡撮影装置であって、ライブ画像表示モードにビニング機能の有無を設定するビニング機能設定手段と、該ビニング機能設定手段により設定された前記ライブ画像表示モードで上記撮像手段が撮像した画像の明るさに基づいて第1の露出時間を算出する第1露出時間算出手段と、該第1露出時間算出手段により算出された第1の露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較する露出時間比較手段と、該露出時間比較手段による比較結果に応じて上記ライブ画像表示モードの上記撮像手段の第2の露出時間及び上記増幅手段の利得を設定する露出制御手段と、を具備して構成される。
【0011】
これにより、ライブ画像表示モードのビニング機能が設定されている場合でも、暗い標本に対して、フレーミング操作や合焦操作の操作性が損なわれることのないフレームレートを確保した適正な明るさのライブ画像表示を行うことができる。
【0012】
上記露出制御手段は、例えば請求項2記載のように、上記ビニング機能設定手段による設定が、ビニングなしであるとき上記第1の露出時間をそのまま上記静止画撮影モードの露出時間に設定し、ビニングありのときビニング数に応じた係数を上記第1の露出時間に乗じた第3の露出時間を上記静止画撮影モードに設定し、上記表示手段は、上記静止画撮影モードに設定された上記第3の露出時間を露出時間表示部に表示するように構成される。
【0013】
これにより、ライブ画像表示モードのビニング機能の設定に応じて静止画撮影モードの露出時間を設定でき、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる。
また、この顕微鏡撮影装置は、例えば請求項3記載のように、上記ライブ画像表示モードのビニング機能とは別個に静止画撮影モードにビニング機能を設定するビニング機能設定手段と、上記ライブ画像表示モードのビニング設定と上記静止画撮影モードのビニング設定と上記第1の露出時間とに基づいて第4の露出時間を算出する第4露出時間算出手段と、該第4露出時間算出手段により算出された第4の露出時間を上記静止画撮影モードに設定する第4露出時間設定手段と、を更に備え、上記表示手段は、上記静止画撮影モードに設定された上記第4の露出時間を露出時間表示部に表示するように構成される。
【0014】
これにより、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードに個別にビニング機能を設定して、それぞれのビニング設定に応じて静止画撮影モードの露出時間を設定することができ、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる。
【0015】
次に、請求項4記載の発明の顕微鏡撮影装置は、顕微鏡の観察像を撮像する2次元に配列された撮像画素を備えた撮像手段と、該撮像手段からの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段により増幅され画像処理された画像を表示する表示手段とを有し、上記撮像手段は上記撮像画素の隣接する画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すビニング機能を備え、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードを有するであって、ライブ画像表示モードにビニング機能の有無を設定するビニング機能設定手段と、静止画撮影モードに任意の第5の露出時間を設定する第5露出時間設定手段と、該第1露出時間設定手段により設定された上記第5の露出時間と上記ビニング機能設定手段により設定された上記ライブ画像表示モードのビニング機能の設定に基づいて第6の露出時間を算出する第6露出時間算出手段と、該第6露出時間算出手段により算出された上記第6の露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果に応じて上記ライブ画像表示モードの上記撮像手段の第7の露出時間および上記増幅手段の利得を設定する露出制御手段とを具備して構成される。
【0016】
これにより、静止画撮影モードの露出時間が先に設定されている場合であっても、ライブ画像表示モードのビニング機能の設定に応じて、ライブ画像表示モードの露出時間を設定でき、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる。
【0017】
更に、請求項5記載の発明の顕微鏡撮影装置は、顕微鏡の観察像を撮像する2次元に配列された撮像画素を備えた撮像手段と、該撮像手段からの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段により増幅され画像処理された画像を表示する表示手段と、を有し、上記撮像手段は上記撮像画素の隣接する画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すビニング機能を備え、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードを有する顕微鏡撮影装置であって、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードとに個別にビニング機能を設定するビニング機能個別設定手段と、静止画撮影モードに任意の第5の露出時間を設定する第5露出時間設定手段と、該第5露出時間設定手段により設定された上記静止画撮影モードにおける上記第5の露出時間の設定と、上記ビニング機能個別設定手段により設定された上記ライブ画像表示モードのビニング機能の設定と上記静止画撮影モードのビニング機能の設定とに基づいて第6の露出時間を算出する第6露出時間算出手段と、該第6露出時間算出手段により算出された上記第6の露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果に応じて上記ライブ画像表示モードの上記撮像手段の第7の露出時間および上記増幅手段の利得を設定する露出制御手段とを具備して構成される。
【0018】
これにより、静止画撮影モードの露出時間が先に設定されている場合であっても、ライブ画像表示モードのビニング機能の設定と静止画撮影モードのビニング機能の設定に応じて、ライブ画像表示モードの露出時間を設定でき、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
尚、以下の説明において、上記の撮像手段は例えば撮像素子4等から成り、増幅手段は例えば増幅部7等から成り、表示手段は例えば表示装置15等から成り、ビニング機能設定手段は例えばライブ画像表示モード設定部23や静止画撮影モード設定部24等から成り、第1〜第7露出時間算出手段は例えば露出演算部16等から成り、露出時間比較手段、露出制御手段、第1露出時間設定手段、第2露出時間算出手段、及び第4露出時間設定手段は例えば露出制御部17等から成り、ビニング機能個別設定手段は例えばライブ画像表示モード設定部23と静止画撮影モード設定部24等から成る。
【0020】
図1は、一実施の形態における顕微鏡撮影装置のシステム構成を示す図である。図1において、顕微鏡撮影装置は、顕微鏡本体1と、撮影装置2と、ホストコンピュータ3とで構成される。
顕微鏡本体1は、特には図示しない標本の観察像を接眼レンズ等で目視観察できるように構成されているとともに、同じ観察像を、所定の光学系を介し、観察光路aに沿って、外部に導出できるように構成されている。その外部に導出される観察像の観察光路a上に撮影装置2が配置される。
【0021】
撮影装置2は、CCDなどからなる撮像素子4、撮像素子駆動部5、前置処理部6、増幅部7、A/D変換部8、信号処理部9.バス11、制御部12、I/F(インターフェース)部13などで構成されている。
上記の撮像素子4は、観察光路a上の顕微鏡本体1からの観察像が投影される位置に配置されている。
【0022】
撮像素子駆動部5は、制御部12からの制御の元に、撮像素子駆動モードと露出時間を示すデータを含む駆動信号を撮像素子4に出力して撮像素子4を駆動するとともに、A/D変換部8にクロック信号を出力する。撮像素子4は、撮像素子駆動部5により駆動されることにより、撮像信号を前置処理部6に出力するように構成される。
【0023】
上記の撮像素子駆動モードには、全画素読出しモード、間引き読出しモード、ビニング2×2モード、及びビニング4×4モードの4つのモードがある。また、ビニング機能とは、撮像素子4において、周辺画素を加算して見かけ上1つの画素として出力する機能を示し、例えばビニング2×2は周辺4画素を加算して出力することを示し、ビニング4×4は周辺16画素を加算して出力することを示している。
【0024】
前置処理部6は、撮像素子4から入力される撮像信号を、撮像素子駆動部5から与えられる制御パルスに基づいて映像信号化して、この映像信号を増幅部7へ出力するように構成される。
増幅部7は、前置処理部6から入力される映像信号を、制御部12により設定される利得に基づいて増幅し、この増幅した映像信号をA/D変換部8に出力するように構成される。
【0025】
A/D変換部8は、増幅部7から入力される増幅された映像信号を、撮像素子駆動部5からのクロック信号に基づいてデジタル化し、このデジタル化した映像信号を信号処理部9に出力するように構成される。
信号処理部9は、映像信号に対して色補正や階調補正などの信号処理を行うとともに、映像信号より標本の明るさに応じた測光値を取得するように構成される。これら信号処理された映像信号と取得された測光値は、バス11、制御部12、及びI/F部13を介してホストコンピュータ3に出力される。
【0026】
ホストコンピュータ3は、例えばパーソナルコンピュータ等からなり、本体14と表示装置15とを備えている。本体14は、内部に、特には図示しないがCPU(central processing unit)とこのCPUにバスを介して接続されたROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HD(hard disk)等の記憶装置や、その他の処理装置を備えており、ROMにはシステム全体を制御する基本プログラムが搭載され、HDには、少なくとも、露出演算部16、露出制御部17、撮像素子駆動モード設定部18等の各モジュールが搭載されている。
【0027】
露出演算部16は、信号処理部9から入力される測光値と、撮像素子駆動モード設定部18により設定される撮像素子駆動モードとに基づいて、撮像素子4の露出時間を演算するように構成される。
露出制御部17は、露出演算部16での演算結果を制御部12を介して撮像素子駆動部5に設定し、これにより撮像素子4の露出時間を制御するとともに、この露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較し、その比較結果に応じて増幅部7の利得を、制御部12を介して増幅部7に設定するように構成される。
【0028】
撮像素子駆動モード設定部18は、撮像素子駆動モードを制御部12を介して撮像素子駆動部5に設定する。撮像素子駆動モードは、撮像素子駆動モード設定部18によって詳しくは後述する表示装置15の表示画面上に表示される設定入力画面を操作者から入力操作されることによって決定されるように構成される。
【0029】
ホストコンピュータ3のCPUは、上記のような設定の元に撮像され、信号処理されて、信号処理部9から入力された映像信号を、ライブ画像として表示装置15の表示画面上に表示する。
図2は、表示装置15の表示画面上にライブ画像が表示される際の表示画面の例を示す図である。
【0030】
図3(a),(b) は、上記の画面表示の中で設定されるモード名と処理内容との対応関係を示す図表である。
先ず、図2において、表示装置15の表示画面は、上方のライブ画像表示領域19と下方の入力操作部表示領域20とに分けられている。この図2に示す例では、ライブ画像表示領域19には、左上のモード表示部21に「ライブ画像表示モード:標準」と表示されており、このライブ画像表示領域19の表示画面が、標準のライブ画像表示モードで表示されていることが示されている。また、ライブ画像表示領域19の中央には、観察標本像と同じライブ画像22が表示されている。
【0031】
下方の入力操作部表示領域20は、上方には、横に並んでライブ画像表示モード設定部23、静止画撮影モード設定部24、及び露出モード設定部25の3つのモード入力部が表示されており、下方には、左右に分かれて露出時間設定部26と静止画撮影ボタン27が表示されている。
【0032】
ライブ画像表示モード設定部23は、ライブ画像表示領域19に表示するライブ画像22の表示状態を設定又は変更するものであり、領域枠内上方に「ライブ画像表示モード」と表示され、その下に、ライブ画像表示モードを選択して入力するための表示が4段に分かれて「標準」、「全画素読出し」、「ビニング2×2」、「ビニング4×4」と4つのライブ画像表示モードの名称が表示されている。そして、これらの名称表示の左端部に、それぞれ白抜きの丸いチェックボタンが表示されている。
【0033】
これらのチェックボタンの中の所望のチェックボタンをマウス等のポインテングデバイスを用いて選択入力(クリック、以下同様)することで、その選択入力されたライブ画像表示モードが設定される。図2に示す例では「標準」左端のチェックボタンの表示が黒く反転して、標準のライブ画像表示モードが選択入力(設定)されていることを示している。
【0034】
このライブ画像表示モードの各名称で示される各表示モードに対応する処理内容つまり撮像素子4の駆動方法は、図3(a) に示すように、「標準」モードでは撮像素子の駆動モードが「間引き読出し」となっている。これは、撮像素子4を間引き読み出しで駆動し、通常の明るさの標本をフォーカシング可能なフレームレートで表示するものである。
【0035】
また、「全画素読出し」モードでは撮像素子駆動モードが「全画素読み出し」となっている。これは、撮像素子4を全画素読み出しで駆動するものであり、「標準」モードの駆動方法よりもフレームレートは落ちるが高精彩な画像を表示させることができる。
【0036】
また、「ビニング2×2」モードでは撮像素子駆動モードが「ビニング2×2読出し」となっている。これは、1画素ごとに周辺4画素を加算して出力するよう撮像素子4を駆動するものであり、暗い標本に対してもフレームレートを落とさずに明るく表示させることができる。ただし解像度は「標準」モードよりも落ちる表示となる。
【0037】
そして「ビニング4×4」モードでは撮像素子駆動モードが「ビニング4×4読出し」となっている。これは、1画素ごとに周辺16画素を加算して出力するよう撮像素子4を駆動するものであり、より暗い標本を対象にしたものである。この場合もフレームレートを落とさずに明るく表示させることができるが、解像度は「ビニング2×2」モードよりも更に落ちる表示となる。
【0038】
また、図2の入力操作部表示領域20の静止画撮影モード設定部24は、静止画撮影する場合の撮像素子4の駆動方法を設定又は変更するものであり、領域枠内上方に「静止画像撮影モード」と表示され、その下に、静止画像撮影モードを選択して入力するための表示が3段に分かれて「ビニングなし」、「ビニング2×2」、「ビニング4×4」と3つの静止画像撮影モードの名称が表示されている。そして、これらの名称表示のそれぞれの左端部に、白抜きの丸いチェックボタンが表示されている。
【0039】
図2に示す例では「ビニングなし」の左端のチェックボタンの表示が黒く反転して、ビニングなしの静止画像撮影モードが選択入力(設定)されていることを示している。
この静止画像撮影モードの各名称で示される各撮影モードに対応する処理内容つまり撮像素子4の駆動方法は、図3(b) に示すように、「ビニングなし」モードでは撮像素子駆動モードは「全画素読み出し」、「ビニング2×2」モードでは撮像素子駆動モードは「ビニング2×2読出し」、そして「ビニング4×4」モードでは撮像素子駆動モードは「ビニング4×4読出し」となっている。
【0040】
また、図2の入力操作部表示領域20の露出モード設定部25は、露出演算方法を設定するものであり、領域枠内上方に「露出モード」と表示され、その下に、露出モードを選択して入力するための表示が2段に分かれて「自動露出」、「手動露出」と2つの露出モードの名称が表示されている。そしてこれらの名称表示のそれぞれの左端部に白抜きの丸いチェックボタンが表示されている。
【0041】
図2に示す例では「自動露出」の左端のチェックボタンの表示が黒く反転して、自動露出モードが選択入力(設定)されていることを示している。
上記の「自動露出」モードでは、標本の明るさが適正となる露光レベルに自動的に設定され、その設定されている静止画撮影モードの露出時間が露出時間設定部26の露出時間表示窓28内に表示される。
【0042】
また「手動露出」モードでは、露出時間設定部26の露出時間表示窓28への時間入力設定に基づいて露出時間が設定される。すなわち、露出時間設定部26の露出時間表示窓28への時間入力は、露出モードが「手動露出」となっているときだけ入力可能である。
【0043】
静止画撮影ボタン27は、操作者が、このボタンを入力操作することによって静止画の取り込み指示を撮影装置2の制御部12へ出力する。制御部12は、静止画撮影ボタン27への上記入力操作に基づくホストコンピュータ3からの指示により、信号処理部9から画像データをバス11を介して入力し、I/F部13を介してホストコンピュータ3へ出力する。ホストコンピュータ3はこの画像データをHD上に静止画データとして保存する。
【0044】
図4は、上記のように構成された一実施の形態における顕微鏡撮影装置の処理動作を説明するフローチャートである。尚、この処理は、ホストコンピュータ3のCPUにより、露出演算部16、露出制御部17、撮像素子駆動モード設定部18等の各モジュールが制御され、これらのモジュールによって撮影装置2の制御部12を介し撮影装置2の各部が駆動されることによって行われる。
【0045】
また、この処理では、例えば、操作者がライブ画像によるフレーミング操作や合焦操作を行うことができる限界のフレームレートとして毎秒5フレーム、限界露出時間をTthとしてTth=1/5秒が、それぞれ露出制御部17に制御されるRAM等の所定の記憶領域に設定されているものとする。また、以下の説明では露出モードが露出モード設定部25において「自動露出」に設定されている場合について説明している。
【0046】
図5(a),(b) は、上記の処理動作において、ライブ画像表示モード設定部23又は静止画撮影モード設定部24で選択入力されるモードとこれらのモードに応じて処理動作中で設定されるビニング係数との対応関係を示すテーブルである。これらのテーブルは、ホストコンピュータ3の所定の記憶装置に予め格納されている。
【0047】
なお、図5(a),(b) に示すビニング係数は、本実施の形態に限定されるものではなく、同様の効果が得られれば、他の値でもよい。
図4において、まず、露出制御部17は、撮影装置2の制御部12を介して初期露出時間Tiniを撮像素子駆動部5に設定する。また制御部12を介し、標準となる利得Gvを増幅部7に設定する。また撮像素子駆動モード設定部18は、入力操作部表示領域20に選択入力されているライブ画像表示モードに基づいて、撮像素子駆動モードを制御部12を介して撮像素子駆動部5に設定する(ステップS1)。
【0048】
顕微鏡本体1の観察光路a1上の観察像が撮像素子4に投影されると、撮像素子4は、撮像素子駆動部5からの駆動信号に基づいた初期露出時間Tiniの撮像素子駆動モードで駆動され、撮像素子4に投影された観察像を光電変換し電気信号として出力する(ステップS2、第1段階)。
【0049】
この撮像素子4からの出力信号は、前置処理部6に与えられ、撮像素子駆動部5から与えられる制御パルスによりサンプリング処理されて映像信号化される。この映像信号化された前置処理部6からの出力は、増幅部7において予め設定されている利得Gvで増幅され、次にA/D変換部8を介してデジタル化されて信号処理部9に出力される(ステップS2、第2段階)。
【0050】
信号処理部9は、映像信号に対して色補正、階調補正などの信号処理を行うとともに、映像信号より標本の明るさに応じた測光値を取得し、バス11、制御部12、I/F部13を介してホストコンピュータ3に出力する(ステップS2、第3段階(最終段階))。
【0051】
ホストコンピュータ3は、ライブ画像表示モード設定部23において選択入力されているライブ画像表示モードを取得し、この取得したライブ画像表示モードに対応する図5(a) に示すライブ表示ビニング係数BLを設定する(ステップS3)。
【0052】
この処理では、例えば、図2の表示画面の例では、ライブ画像表示モード設定部23において「標準」が選択入力されているので、図5(a) に示すように「標準」に対応するライブ表示ビニング係数BL「1」が設定される。
次に、ホストコンピュータ3は、露出演算部16において信号処理部9より取得した測光値に基づいた露出演算を行う。この露出演算処理においては、増幅部7における利得がGvの場合のライブ画像表示が適正露出を得るための「第1の露出時間」としての適正露出時間Tliveが算出される(ステップS4)。
【0053】
次に、ホストコンピュータ3は、露出制御部17において、上記露出演算部16における露出演算で求められた適正露出時間Tliveと、予め設定されている限界露出時間Tthとを比較する(ステップS5)。
そして、この比較結果に応じてライブ画像表示のための露出時間Tの設定を行う。すなわち、上記の比較結果において、標本が明るく適正露出時間Tliveが限界露出時間Tthよりも短い場合、すなわち「Tlive<Tth」である場合は(S5がYes)、増幅部7の利得としてGvをそのまま保持し、「第2の露出時間」としてのライブ画像表示のための露出時間Tを、適正露出時間Tliveとして撮像素子駆動部5に設定する(ステップS6)。
【0054】
これにより、撮像素子駆動部5は、露出時間が適正露出時間Tliveになるように撮像素子4を駆動する。この時の撮像素子4からの出力は、前述したと同様に前置処理部6、増幅部7、A/D変換部8を介して信号処理部9に入力され、ここで色補正や階調補正が施された後に、バス11、制御部12、I/F部13を介してホストコンピュータ3の表示装置15のライブ画像表示領域19にライブ画像22として表示される(図2参照)。
【0055】
また、このとき表示装置15の表示画面のライブ画像表示領域19に表示されるライブ画像22は、限界露出時間Tthより短い適正露出時間Tliveで取り込まれているので、適正な明るさであり、フレーミング操作や合焦操作の操作性が損なわれることのないフレームレートを確保することができる。
【0056】
他方、露出制御部17での適正露出時間Tliveと限界露出時間Tthとの比較結果が、標本が暗く適正露出時間Tliveが限界露出時間Tthよりも長い場合、すなわち「Tlive>Tth」である場合は(S5がNo)、ホストコンピュータ3は、撮像素子駆動部5に、「第2の露出時間」としてのライブ画像表示のための露出時間Tとして限界露出時間Tthを設定し(ステップS7)、更に、増幅部7に、限界露出時間Tthとしたことによる補正分を含む利得「(Tlive/Tth)×Gv」を設定する(ステップS8)。
【0057】
これにより、撮像素子駆動部5は、露出時間が限界露出時間Tthになるように撮像素子4を駆動する。この時の撮像素子4からの出力は、前述したと同様に前置処理部6を介して映像信号化され、増幅部7において利得「(Tlive/Tth)×Gv」で増幅される。この場合、増幅部7の出力には限界露出時間をTthとしたことによる補正分が加味されているので、適正露出時間Tliveで撮像素子4が駆動され、利得Gvで増幅された信号と同じ明るさの映像信号となっている。
【0058】
上記の増幅部7の出力はA/D変換部8でデジタル化され、信号処理部9に入力され、ここで、色補正や階調補正が施された後、バス11、制御部12、I/F部13介してホストコンピュータ3のライブ画像表示領域19にライブ画像として表示される。
【0059】
この場合、ライブ画像表示領域19に表示されるライブ画像は、限界露出時間Tthにより取り込まれるが、増幅部7の利得を「(Tlive/Tth)×Gv」にして、限界露出時間Tthとしたことによる補正分を加味し、適正露出時間Tliveで撮像素子4を駆動し、利得Gvで増幅したのと同じ明るさの映像信号を得られるようにしているので、適正な明るさとなり、フレーミング操作や合焦操作の操作性が損なわれることのないフレームレートを確保することができる。
【0060】
これにより、ライブ画像表示モードのビニング機能が設定されている場合でも、暗い標本に対して、フレーミング操作や合焦操作の操作性が損なわれることのないフレームレートを確保した適正な明るさのライブ画像表示を行うことができる顕微鏡撮影装置を提供することができる。
【0061】
上記のステップS6又はS8に続いて、ホストコンピュータ3は、静止画撮影モード設定部24の設定に基づき、図5(b) に示す静止画撮影ビニング係数BSを設定する(ステップS9)。
この処理では、例えば、図2に示す表示画面の例では、静止画撮影モード設定部24において「ビニングなし」が選択入力されているので、図5(b) に示すように「ビニングなし」に対応する静止画撮影ビニング係数BS「1」が設定される。
【0062】
次に、ホストコンピュータ3は、「第3又は第4の露出時間」としての静止画撮影露出時間を式「Tstill =(BL/BS)×Tlive」に基づき算出し、この算出した「第3又は第4の露出時間」としての静止画撮影露出時間「Tstill 」を撮像素子駆動部5に設定すると共に、表示装置15の表示画面の露出時間設定部26の露出時間表示窓28に「Tstill 」を表示する(ステップS10)。
【0063】
以上で標本が明るい場合又は標本が暗い場合のライブ画像表示が完了する。このように、ライブ画像表示が完了した状態の観察像を静止画として記録したい場合は、操作者は、表示装置15の表示画面下方の入力操作部表示領域20の静止画撮影ボタン27を押して記録の指示入力を行う。この指示入力はホストコンピュータ3のCPUにより認識され、CPUにより静止画の撮影が実行される。
【0064】
このように、ライブ画像表示モードのビニング機能の設定に応じて静止画撮影モードの露出時間を設定でき、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる顕微鏡撮影装置を提供することができる。
【0065】
また、図6は、ホストコンピュータ3のCPUにより実行される静止画撮影処理のフローチャートである。図6に示すように、ホストコンピュータ3の露出制御部17は、増幅部7に利得Gvを設定し(ステップ11)、更に、露出時間Tstillを撮像素子駆動部5に設定する(ステップ12)。
【0066】
また、撮像素子駆動モード設定部18は、図4のステップS9で取得した撮像素子駆動モードを、撮像素子駆動部5に設定する(ステップS13)。
これらの設定に基づいて、標本像は撮像素子4により撮像され、増幅部7により利得Gvで増幅され、信号処理部9、制御部12等を介して静止画像データとなってホストコンピュータ3に送られ、所定の記憶装置に保存される(ステップS14)。
【0067】
図7は、図2に示した表示装置15の表示画面において、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードにそれぞれ異なるモードが設定された例を示す図である。図7に示すように、入力操作部表示領域20のライブ画像表示モード設定部23には、「ビニング2×2」の左端の白丸のチェックボタンが黒く反転表示されライブ画像表示モードとしてビニング2×2モードが選択入力されていることを示している。この選択入力により、ライブ画像表示領域19の左上のモード表示部21には「ライブ画像表示モード:ビニング2×2」と表示されている。
【0068】
他方、入力操作部表示領域20の静止画撮影モード設定部24には、「ビニング4×4」の左端の白丸のチェックボタンが黒く反転表示され、静止画撮影モードとして、上記のライブ画像表示モードの「ビニング2×2」とは異なる「ビニング4×4」の撮影モードが選択入力されていることを示している。
【0069】
これらの選択入力により、図4に示す処理では、ステップS3で、図5(a) に示すライブ表示ビニング係数BL「4」が設定され、ステップS4では、図5(b) に示す静止画撮影ビニング係数BS「16」が設定される。
これにより、ライブ画像は、ビニング2×2で表示され、静止画は、ビニング4×4で撮影される。
【0070】
このように、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードに個別にビニング機能を設定できる場合において、それぞれのビニング設定に応じて静止画撮影モードの露出時間を設定することができ、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる顕微鏡撮影装置を提供することができる。
【0071】
図8は、上述した標本の明るさに対応する測光値に対する露出時間と利得との関係を示す特性図である。同図は、横軸には、左にいくほど暗く右にいくほど明るい測光値Lを表し、縦軸の左には、下にいくほど短く上にいくほど長い露出時間Tを表し、縦軸の右には、下にいくほど低く上にいくほど高い利得Gを表している。
【0072】
また、この座標系内の上方に3本の太い斜線と1本の太い横線で利得特性を示している。3本の太い斜線は右側から順に、撮像素子駆動モードが「間引き及び全画素読込み」のときの利得特性、「ビニング2×2」のときの利得特性、及び「ビニング4×4」のときの利得特性をそれぞれ示しており、太い横線は標準利得Gvを示している。
【0073】
また、座標系内の下方に3本の太い斜線と1本の太い横線で露出時間特性を示している。3本の太い斜線は右側から順に、撮像素子駆動モードが「間引き及び全画素読込み」のときの露出時間特性、「ビニング2×2」のときの露出時間特性、及び「ビニング4×4」のときの露出時間特性をそれぞれ示しており、太い横線は限界露出時間Tthを示している。
【0074】
図8に示すように、測光値Lに対する露出時間Tと利得Gの関係は、撮像素子駆動モードによって異なる。例えば図8の測光値Lの値がLaである標本を撮影する場合の各駆動モードの露出時間及び利得について説明する。
最初に、露出モードが自動露出の場合のライブ画像表示及び静止画撮影のときの露出設定について説明する。
【0075】
先ず、ライブ画像表示の撮像素子駆動モードが「標準」(間引き駆動モード)及び「全画素読出し」(全画素読出し駆動モード)の場合について説明する。この場合、適正露出時間Tlive=T0である。T0>Tthであるため、ライブ画像取得のときの撮像素子4には露出時間Tthが設定され、増幅部7には利得G=(T0/Tth)×Gvが設定される。この状態で静止画を撮影する場合、静止画撮影モードの設定によって静止画撮影用の露出時間を算出する必要がある。この露出時間の算出では、各撮影モード(=撮像素子駆動モード)によって以下のようになる
ビニングなし :Tstill =T0
ビニング2×2:Tstill =T2=(BL/BS)×T0=T0/4
ビニング4×4:Tstill =T4=(BL/BS)×T0=T0/16
次に、ライブ画像表示の撮像素子駆動モードが、ビニング2×2の場合について説明する。この場合適正露出時間Tlive=T2である。T2>Tthであるため、ライブ画像取得のときの撮像素子4には露出時間Tthが設定され、増幅部7には利得G=(T2/Tth)×Gvが設定される。この状態で静止画を撮影する場合、静止画撮影モードの設定によって静止画撮影用の露出時間を算出する必要がある。この露出時間の算出では、各撮影モード(=撮像素子駆動モード)によって以下のようになる。
【0076】
ビニングなし :Tstill =T0=(BL/BS)×T2=T2×4
ビニング2×2:Tstill =T2
ビニング4×4:Tstill =T4=(BL/BS)×T2=T0/4
最後に、ライブ画像表示の撮像素子駆動モードが、ビニング4×4の場合について説明する。この場合適正露出時間Tlive=T4である。T2<Tthであるため、ライブ画像取得のときの撮像素子4には露出時間T2が設定され、増幅部7には利得G=Gvが設定される。この状態で静止画を撮影する場合、静止画撮影モードの設定によって静止画撮影用の露出時間を算出する必要がある。この露出時間の算出では、各撮影モード(=撮像素子駆動モード)によって以下のようになる。
【0077】
ビニングなし  :Tstill =T0=(BL/BS)×T2=T2×16
ビニング2×2:Tstill =T2=(BL/BS)×T2=T0×4
ビニング4×4:Tstill =T4
次に、 露出モードとして手動露出が選択されている場合について説明する。
【0078】
図9は、露出モードとして手動露出が選択されているときの処理を説明するフローチャートである。図9において、まず、撮影装置2の制御部12は、標準となる利得Gvを増幅部7に設定する。ホストコンピュータ3の撮像素子駆動モード設定部18は、入力操作部表示領域20のライブ画像表示モード設定部23に選択入力されているライブ画像表示モードに基づいて、撮像素子駆動モードを制御部12を介して撮像素子駆動部5に設定する(ステップS21)。
【0079】
次に、ホストコンピュータ3は、ライブ画像表示モード設定部23に選択入力されているライブ画像表示モードを取得し、ライブ表示ビニング係数BL(図5(a) 参照)を設定する(ステップS22)。
次に、ホストコンピュータ3は、静止画撮影モード設定部24に選択入力されている静止画撮影モードを取得し、静止画撮影ビニング係数BS(図5(b) 参照)を設定する(ステップS23)。
【0080】
次に、ホストコンピュータ3は、露出時間設定部26の露出時間表示窓28に設定入力されている「第5の露出時間」としての静止画撮影露出時間Tstillを取得する(ステップS24)。
次に、ホストコンピュータ3は、上記ステップS22とS23で設定したライブ表示ビニング係数BLと、静止画撮影ビニング係数BSと、静止画撮影露出時間Tstillとから、次式により「第6の露出時間」としてのライブ表示露出時間Tliveを算出する(ステップS25)。
【0081】
Tlive=(BS/BL)×Tstill
次にホストコンピュータ3は、上記ステップS25で求められた露出時間Tliveと予め設定されている限界露出時間Tthとを比較する(ステップS26)。そして、この比較結果に応じてライブ画像表示のための露出時間Tの設定を行う。
【0082】
この場合、露出時間Tliveが限界露出時間Tthよりも短い場合、すなわち「Tlive<Tth」の場合は、ステップS27に進み、露出時間Tliveが限界露出時間Tthより短くない場合、すなわち「Tlive<Tth」でないときは、ステップS28に進む。
【0083】
ステップS27では、ホストコンピュータ3は、増幅部7に設定する利得として利得Gvをそのまま保持し、「第7の露出時間」としてのライブ画像表示のための露出時間Tを露出時間Tliveとして撮像素子駆動部5に設定する。
これにより、撮像素子駆動部5は、露出時間Tliveで撮像素子4を駆動する。この時の撮像素子4からの出力は、前述したと同様に前置処理部6、増幅部7、A/D変換部8を介して信号処理部9に入力され、ここで色補正や階調補正が施された後に、バス11、制御部12、I/F部13を介してホストコンピュータ3の表示装置15の表示画面にライブ画像として表示される。
【0084】
このときの表示装置15の表示画面に表示されるライブ画像は、限界露出時間Tthより短い露出時間Tliveで取り込まれているので、フレーミング操作や合焦操作の操作性が損なわれることのないフレームレートを確保することができる。以上で「Tlive<Tth」の場合のライブ画像表示を完了する。
【0085】
他方、ステップS28に進んだ場合は、先ず、ホストコンピュータ3は、撮像素子駆動部5に、「第7の露出時間」としてのライブ画像表示のための露出時間Tとして限界露出時間Tthを設定する。次に、ホストコンピュータ3は、増幅部7に限界露出時間Tthとしたことによる補正分を含む利得「(Tlive/Tth)×Gv」を設定する(ステップS29)。
【0086】
これにより、撮像素子駆動部5は、露出時間が限界露出時間Tthになるように撮像素子4を駆動する。この時の撮像素子4からの出力は、前述したのと同様に前置処理部6を介して映像信号化され、増幅部7において利得「(Tlive/Tth)×Gv」で増幅される。この場合、増幅部7の出力には、限界露出時間をTthとしたことによる補正分が加味されているので、露出時間Tliveで撮像素子4が駆動され、利得Gvで増幅された信号と同じ明るさの映像信号となっている。
【0087】
増幅部7の出力はA/D変換部8でデジタル化され、信号処理部9に入力され、ここで、色補正や階調補正が施された後、バス11、制御部12、I/F部13介してホストコンピュータ3の表示装置15の表示画面にライブ画像として表示される。
【0088】
この場合、表示装置15の表示画面に表示されるライブ画像は、限界露出時間Tthにより取り込まれるが、増幅部7の利得を「(Tlive/Tth)×Gv」にして、限界露出時間Tthとしたことによる補正分を加味することで、露出時間Tliveで撮像素子4を駆動し、利得Gvで増幅したのと同じ明るさの映像信号を得られるようにしている。以上で「Tlive>Tth」の場合のライブ画像表示が完了する。
【0089】
図10は、図2に示した表示装置15の表示画面において、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードにそれぞれ異なるモードが設定された例を示し、更に、手動露出モードが選択された場合の例を示す図である。
図10に示すように、入力操作部表示領域20のライブ画像表示モード設定部23には、「ビニング2×2」の左端の白丸のチェックボタンが黒く反転表示されライブ画像表示モードとしてビニング2×2モードが選択入力されていることを示している。この選択入力により、ライブ画像表示領域19の左上のモード表示部21には「ライブ画像表示モード:ビニング2×2」と表示されている。
【0090】
他方、入力操作部表示領域20の静止画撮影モード設定部24には、「ビニング4×4」の左端の白丸のチェックボタンが黒く反転表示され、静止画撮影モードとして、上記のライブ画像表示モードの「ビニング2×2」とは異なる「ビニング4×4」の撮影モードが選択入力されていることを示している。
【0091】
これらの選択入力により、図9に示す処理では、ステップS23で、図5(a) に示すライブ表示ビニング係数BL「4」が設定され、ステップS24では、図5(b) に示す静止画撮影ビニング係数BS「16」が設定される。
これにより、ライブ画像は、ビニング2×2で表示され、静止画は、ビニング4×4で撮影される。
【0092】
このように、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードに個別にビニング機能を設定できる場合において、それぞれのビニング設定に応じて静止画撮影モードの露出時間を設定することができ、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる顕微鏡撮影装置を提供することができる。
【0093】
また、図10に示す入力操作部表示領域20の露出モード設定部25において、「手動露出」の左端の白丸のチェックボタンが黒く反転表示され、露出モードとして手動露出モードが選択入力されていることを示している。この選択入力により、入力操作部表示領域20の左下の露出時間設定部26には、露出時間表示窓28の左右にそれぞれ三角形の時間設定ボタン28a及び28bが追加表示されている。
【0094】
左向き三角形の時間設定ボタン28aは、これを押すごとに露出時間表示窓28内に表示されて設定される秒単位の時間が所定時間、例えば1秒ごとに繰り下がり、右向き三角形の時間設定ボタン28bは、これを押すごとに露出時間表示窓28内に表示されて設定される秒単位の時間が所定時間、例えば1秒ごとに繰り上がる。
【0095】
これにより、上記のビニングの設定とは別に、任意の明るさのライブ画像を表示させ、また、静止画を撮影することができる。
このように、静止画撮影モードの露出時間が先に設定されている場合であっても、ライブ画像表示モードのビニング機能の設定に応じて、ライブ画像表示モードの露出時間を設定でき、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる顕微鏡撮影装置を提供することができる。
【0096】
また、同様に、静止画撮影モードの露出時間が先に設定されている場合であっても、ライブ画像表示モードのビニング機能の設定と静止画撮影モードのビニング機能の設定に応じて、ライブ画像表示モードの露出時間を設定でき、ライブ画像として表示される画像と静止画として撮影された画像の明るさを一致させることができる顕微鏡撮影装置を提供することができる。
【0097】
上記に続いて、ライブ画像表示が完了した状態の観察像を静止画として記録したい場合は、操作者は、表示画面の入力操作部表示領域20の静止画撮影ボタン27を押す。この入力イベントは、静止画撮影の指示として制御部12に与えられ、図6に示したフローチャートの処理が実行される。
【0098】
このとき制御部12は増幅部7に利得Gvを設定し(ステップS11)、露出制御部17は露出時間Tstillを撮像素子駆動部5に設定し(ステップS12)、撮像素子駆動モード設定部18は、図4のステップS9の処理で取得した撮像素子駆動モードを撮像素子駆動部に設定する(ステップS13)。これらの設定で標本像は撮像素子4により撮像され、増幅部7により利得Gvで増幅された画像が信号処理部9、制御部12等を介してホストコンピュータ3に送られて所定の記憶装置に保存される(ステップS14)。
【0099】
なお、本実施の形態では撮影装置をパーソナルコンピュータで制御する構成について説明したが、この構成に限られるものではない。例えば、露出演算部、露出制御部等を撮影装置内に、ハードウエアによって構成することも可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来の技術では不可とされるような、より暗い標本に対しても、フレーミング操作や合焦操作の操作性を損なうことのないフレームレートを確保した適正な明るさのライブ画像表示を行うことができる。また、ビニングの設定内容に関わらず、常にライブ画像表示の明るさと静止画撮影画像の明るさを一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における顕微鏡撮影装置のシステム構成を示す図である。
【図2】顕微鏡撮影装置の表示装置の表示画面上にライブ画像が表示される際の表示画面の例を示す図である。
【図3】(a),(b) は表示画面の中で設定されるモード名と処理内容との対応関係を示す図表である。
【図4】顕微鏡撮影装置の処理動作を説明するフローチャートである。
【図5】(a),(b) はライブ画像表示モード設定部又は静止画撮影モード設定部において選択入力されるモードとこれらのモードに応じてホストコンピュータの処理動作において設定されるビニング係数との対応関係を示すテーブルである。
【図6】ホストコンピュータのCPUにより実行される静止画撮影処理のフローチャートである。
【図7】表示装置の表示画面においてライブ画像表示モードと静止画撮影モードにそれぞれ異なるモードが設定されて更に手動露出モードが選択された場合の例を示す図である。
【図8】標本の明るさに対応する測光値に対する露出時間と利得の関係を示す特性図である。
【図9】露出モードとして手動露出が選択されているときの処理を説明するフローチャートである。
【図10】表示装置の表示画面においてライブ画像表示モードと静止画撮影モードにそれぞれ異なるモードが設定された例を示し更に手動露出モードが選択された場合の例を示す図である。
【符号の説明】
1  顕微鏡本体
2  撮影装置
3  ホストコンピュータ
a  観察光路
4  撮像素子
5  撮像素子駆動部
6  前置処理部
7  増幅部
8  A/D変換部
9  信号処理部
11 バス
12 制御部
13 I/F(インターフェース)部
14 ホストコンピュータ本体
15 表示装置
16 露出演算部
17 露出制御部
18 撮像素子駆動モード設定部
19 ライブ画像表示領域
20 入力操作部表示領域
21 モード表示部
22 ライブ画像
23 ライブ画像表示モード設定部
24 静止画撮影モード設定部
25 露出モード設定部
26 露出時間設定部
27 静止画撮影ボタン
28 露出時間表示窓
29a、29b 時間設定ボタン

Claims (5)

  1. 顕微鏡の観察像を撮像する2次元に配列された撮像画素を備えた撮像手段と、該撮像手段からの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段により増幅され画像処理された画像を表示する表示手段と、を有し、前記撮像手段は前記撮像画素の隣接する画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すビニング機能を備え、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードを有する顕微鏡撮影装置であって、
    ライブ画像表示モードにビニング機能の有無を設定するビニング機能設定手段と、
    該ビニング機能設定手段により設定された前記ライブ画像表示モードで前記撮像手段が撮像した画像の明るさに基づいて第1の露出時間を算出する第1露出時間算出手段と、
    該第1露出時間算出手段により算出された第1の露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較する露出時間比較手段と、
    該露出時間比較手段による比較結果に応じて前記ライブ画像表示モードの前記撮像手段の第2の露出時間及び前記増幅手段の利得を設定する露出制御手段と、
    を具備することを特徴とする顕微鏡撮影装置。
  2. 前記露出制御手段は、前記ビニング機能設定手段による設定が、ビニングなしであるとき前記第1の露出時間をそのまま前記静止画撮影モードの露出時間に設定し、ビニングありのときビニング数に応じた係数を前記第1の露出時間に乗じた第3の露出時間を前記静止画撮影モードに設定し、前記表示手段は、前記静止画撮影モードに設定された前記第3の露出時間を露出時間表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡撮影装置。
  3. 前記ライブ画像表示モードのビニング機能とは別個に静止画撮影モードにビニング機能を設定するビニング機能設定手段と、
    前記ライブ画像表示モードのビニング設定と前記静止画撮影モードのビニング設定と前記第1の露出時間とに基づいて第4の露出時間を算出する第4露出時間算出手段と、
    該第4露出時間算出手段により算出された第4の露出時間を前記静止画撮影モードに設定する第4露出時間設定手段と、
    を更に備え、
    前記表示手段は、前記静止画撮影モードに設定された前記第4の露出時間を露出時間表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡撮影装置。
  4. 顕微鏡の観察像を撮像する2次元に配列された撮像画素を備えた撮像手段と、該撮像手段からの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段により増幅され画像処理された画像を表示する表示手段とを有し、前記撮像手段は前記撮像画素の隣接する画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すビニング機能を備え、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードを有する顕微鏡撮影装置であって、
    ライブ画像表示モードにビニング機能の有無を設定するビニング機能設定手段と、
    静止画撮影モードに任意の第5の露出時間を設定する第5露出時間設定手段と、
    該第5露出時間設定手段により設定された前記第5の露出時間と前記ビニング機能設定手段により設定された前記ライブ画像表示モードのビニング機能の設定に基づいて第6の露出時間を算出する第6露出時間算出手段と、
    該第6露出時間算出手段により算出された前記第6の露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較する露出時間比較手段と、
    該露出時間比較手段による比較結果に応じて前記ライブ画像表示モードの前記撮像手段の第7の露出時間および前記増幅手段の利得を設定する露出制御手段と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡撮影装置。
  5. 顕微鏡の観察像を撮像する2次元に配列された撮像画素を備えた撮像手段と、該撮像手段からの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段により増幅され画像処理された画像を表示する表示手段と、を有し、前記撮像手段は前記撮像画素の隣接する画素の電荷を1画素の情報として同時に読み出すビニング機能を備え、ライブ画像表示モードと静止画撮影モードを有する顕微鏡撮影装置であって、
    ライブ画像表示モードと静止画撮影モードとに個別にビニング機能を設定するビニング機能個別設定手段と、
    静止画撮影モードに任意の第5の露出時間を設定する第5露出時間設定手段と、
    該第5露出時間設定手段により設定された前記静止画撮影モードにおける前記第5の露出時間の設定と、前記ビニング機能個別設定手段により設定された前記ライブ画像表示モードのビニング機能の設定と前記静止画撮影モードのビニング機能の設定とに基づいて第6の露出時間を算出する第6露出時間算出手段と、
    該第6露出時間算出手段により算出された前記第6の露出時間と予め設定された限界露出時間とを比較する露出時間比較手段と、
    該露出時間比較手段による比較結果に応じて前記ライブ画像表示モードの前記撮像手段の第7の露出時間および前記増幅手段の利得を設定する露出制御手段と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡撮影装置。
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