JP2004128196A - 電子線描画装置と電子線描画方法 - Google Patents

電子線描画装置と電子線描画方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004128196A
JP2004128196A JP2002289879A JP2002289879A JP2004128196A JP 2004128196 A JP2004128196 A JP 2004128196A JP 2002289879 A JP2002289879 A JP 2002289879A JP 2002289879 A JP2002289879 A JP 2002289879A JP 2004128196 A JP2004128196 A JP 2004128196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
sample
correction data
lithography
irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002289879A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Onishi
大西 崇
Maki Mizuochi
水落 真樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2002289879A priority Critical patent/JP2004128196A/ja
Priority to EP03022163A priority patent/EP1406291A3/en
Priority to US10/674,467 priority patent/US20040065848A1/en
Publication of JP2004128196A publication Critical patent/JP2004128196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/304Controlling tubes
    • H01J2237/30455Correction during exposure
    • H01J2237/30461Correction during exposure pre-calculated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】試料の熱膨張による描画ずれを抑え、精度の高い描画が容易に得られるようにした電子線描画装置と電子線描画方法を提供すること。
【解決手段】電子光学系106と試料室108を備え、試料1に電子線3により回路パターンなどを描画するようにした電子線描画装置において、制御用計算機101の外に熱変形演算用の計算機103を設け、電子線3の照射により試料1の温度が上昇し、熱変形しで発生したずれ量を、電子線3の照射量から計算し、電子線偏向装置107に供給されるべき描画スケジュールに対する修正データとすることにより、熱変形の影響を相殺するようにしたもの。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子線による描画技術に係り、特に半導体ウェハに回路パターンを描画するのに好適な電子線描画装置及び電子線描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
回路パターンの形成技法の一種に電子線描画技法があり、近年、半導体ウエハの回路パターンの形成に広く適用されるようになっているが、このときの課題は描画精度の向上にある。
【0003】
そして、このときの描画精度、つまり半導体ウエハなどの試料上に電子線を照射する位置の精度を決定する要因には、周辺環境による外乱要因のほか、試料移動装置による試料の位置決め精度、電子ビームの偏向装置によるビーム位置制御精度、それに試料の温度変化に起因する変形が挙げられる。
【0004】
このときの試料の温度変化は主に温度の上昇であるが、その原因としては、電子ビーム照射装置に備えられている電磁コイルの発熱や試料移動機構の摩擦熱などに起因する外的な要因のほか、パターン描画のために照射される電子線から試料に与えられてしまう熱エネルギーによる温度上昇が大きな内的な要因を占めている。
【0005】
ここで、前者の外的な要因による温度上昇は、試料移動機構などの熱伝達設計の改善や冷却機構の付加によって原理的に解決しうる問題である。しかし、後者の内的な要因によるものは、そもそも電子線描画装置自体が、電子線によって試料にエネルギーを付与することが加工の基本的原理である以上、かなり解決しづらい問題であるといえる。
【0006】
電子線描画装置においては、試料は、電子線の持つ運動エネルギーによって描画される。電子線の描画精度は試料の大きさに比して非常に細かく、数ナノメートルに達するため、試料の熱膨張を含む位置ずれが大きな問題となる。
【0007】
従来の手法としては、試料への熱伝達を防ぐため、より発熱の小さな移動機構の開発、及びステージの冷却等による放熱を効率よく行うことで試料への熱伝達を防ぐ設計が行われてきた。
【0008】
しかしながら、このような試料に対する熱伝達の遮断は、電子線描画に際して試料に付与されてしまう直接的なエネルギーによる温度上昇と熱膨張には、かえって影響を大きくしてしまう結果となる。何故なら、電子ビームによって与えられてしまう熱を試料保持機構周辺にとどめてしまうことになり、試料の温度拡散が抑えられてしまうためである。
【0009】
この問題は、ステージに冷却水配管を設けるなど、放熱機構を備えることで改善できるが、この場合は、試料保持部と他の部分とを非接触にしなければならないとする設計に隘路を生むだけでなく、冷却に付随する遅延や冷却水の温度の安定性が新たな問題として残存するため、根本的な解決とならない。
【0010】
しかも、このように、外的な要因の一種である試料保持部からの熱について、それが試料に伝達されるのを抑えようとして断熱設計を施したとすると、上記したように、試料から外部への熱伝達が阻害され、かえって内的な要因による影響を大きくしてしまうので、これらは二律背反関係になって、解決は一層困難である。
【0011】
そこで、ある従来技術では、試料の熱膨張による影響を修正するため、試料の温度を測定すること、また、試料上に基準点を設け、基準点を参照しながら描画を行うこと、更に試料へのエネルギー付与の総和を求めて試料の絶対温度を演算によって得ることなどで、試料の熱膨張の大きさを測定乃至推定し、熱膨張による影響を抑えるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0012】
【特許文献1】
特開平9−251941号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、試料に対して電子線が部分的に照射され、試料に部分的な温度分布をもたらしてしまう点について配慮がされておらず、熱膨張の修正精度の向上に問題があった。
【0014】
本発明の目的は、試料の熱膨張による描画ずれに対する影響を抑え、精度の高い描画が容易に得られるようにした電子線描画装置と電子線描画方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、予め設定してある描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画装置において、予め電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算し、当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出し、記憶しておく演算手段と、電子ビーム描画に際して、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記演算手段から読出した前記修正データに従って修正する制御手段とが設けられていることにより達成される。
【0016】
同じく上記目的は、予め設定されるが変更も可能な描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画装置において、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算し、当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出する演算手段と、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記演算手段から読出した前記修正データに従って修正する制御手段を設け、前記演算手段による修正データの算出が、電子ビーム描画に際して実時間で与えられるようにして達成される。
【0017】
このとき、前記演算手段が、シミュレーションにより前記修正データを算出するものであってもよい。
【0018】
また、上記目的は、予め設定してある描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画方法において、予め電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算するステップと、当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出して記憶するステップと、電子ビーム描画に際して、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記修正データに従って修正するステップを備えていることにより達成される。
【0019】
同じく、上記目的は、予め設定されるが変更も可能な描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画方法において、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算するステップと、当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出するステップと、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記演算手段から読出した前記修正データに従って修正するステップを設け、前記修正データの算出が、電子ビーム描画に際して実時間で与えられるようにしても達成される。
【0020】
このとき、前記修正データを算出するステップが、シミュレーションにより前記修正データを算出するステップであってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電子線描画装置と電子線描画方法について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0022】
まず、図1は、本発明の一実施形態で、ここで、106は電子光学系、108は試料交換装置であり、広義に解せば、これらにより電子線描画装置が構成されている。そして、1は試料で、例えば回路パターンが、予め設定してある描画スケジュールに従って描画される半導体ウエハである。
【0023】
この試料1は試料保持機構2の上に保持され、移動装置104により位置決めされるが、このとき、試料保持機構2は、全体が試料交換装置(ローダ)109と電子光学系106に連通されている真空容器108の中に納められている。
【0024】
このとき、これら移動装置104と電子光学系106、それに試料交換装置108は、制御系102を介して制御用の計算機(コンピュータ)101により、予め設定してある描画スケジュールに従って制御されるが、このとき、制御系102は電源供給系を備え、電子光学系106に必要な動作電源を供給する働きもする。
【0025】
電子光学系106は、電子源105から放出された電子ビーム3を電磁レンズで細く絞るビーム収束手段と、電子ビーム照射位置を試料1上で走査するビーム走査手段107を備え、試料1に電子ビームを照射し、予め設定してある描画スケジュールに従って回路パターンなどを描画する働きをする。
【0026】
このとき、ビーム偏向手段107に与える電子ビームの偏向量には、熱変形演算用計算機103を用いて電子ビーム照射量と照射位置から算出した偏向量が修正量として用いられ、これがこの実施形態の特徴であり、以下、この偏向量の算出について説明する。
【0027】
いま、試料1が周囲から断熱されている場合、電子線105から試料1に与えられた熱は、試料に対して熱膨張を及ぼし、以下の3種類の変形を与え、それぞれが電子ビーム照射位置ずれの原因となる。
【0028】
ここで、3種類の変形とは、相似変形と非相似変形、それに反り返り変形(曲り又はわん曲)のことで、以下、これらについて具体的に説明する。
【0029】
<相似変形>
この相似変形とは、試料全体に均一に熱エネルギーが拡散し、全体として試料が膨張した結果、平面寸法が大きくなってしまう現象のことである。ここで、試料を構成する結晶の熱膨張力は、一般に、試料をステージに固定している力よりも強く、試料の固定によって強制的に熱膨張によるずれを抑えることは困難である。
【0030】
そこで、実用上は、図2に示すように、4側端を有する方形の試料1の場合、その一方の2側端を各々固定具202で位置決めして固定端とし、他方の2側端を自由にしたままにすることで、試料1上の任意の一点が熱膨張によって動き、固定端からの距離に応じた移動201が容易に現れるようにしている。
【0031】
そこで、いま、電子線の照射により、試料1にΔTの温度上昇があったとすると、このとき、固定点からの距離がdである試料1上の或る一点は、線膨張率をαとした場合、
Δd=ΔTdα
だけ移動する。
【0032】
ここで、試料1の比熱をCp、密度をρとすると、試料1の平均温度上昇ΔTは、描画によって試料に与えられた積算熱エネルギーEを用いて、
ΔT=E/Cpρ
と表わせるので、結局、この移動距離Δdは、電子線から試料1に与えられた積算熱エネルギーEに比例し、
Δd=Edα/Cpρ
で与えられる。
【0033】
つまり、この単純化したモデルの場合、ある時刻に、試料1上の電子線がパターンを描くべき一点における熱膨張による移動距離と方向は、固定端を基点とした描画位置の相対位置と、電子線がそれまでに試料に与えた熱エネルギーの積算値によって一義的に求められることが判る。
【0034】
<非相似変形>
次に、非相似変形とは、試料が局所的に熱エネルギーを受け、試料が不均一的に熱膨張した結果、平面形状が変化してしまう現象のことである。
【0035】
ここで、一般に、試料1には熱伝導率が存在し、図3に示すように、電子線によって試料1の一部(部分302)に与えられた熱エネルギーは、有限の時間をかけて試料1の全体に拡散する。
【0036】
このため、図示のように、一定方向の線上301について描画を行った場合、まだ熱が伝わらない周辺部303の間に応力が生じつつ、全体として温度分布を持ち、固定具202による位置拘束のもとで一様でない膨張を行ない、平面形状が変わってしまうようになる。
【0037】
ところで、この作用については、描画順序及びパターン、電子線エネルギー及び電子線電流の時間的変化に依存するため、解析的に解を得ることはできず、全体の描画スケジュールに基づいた数値解を得るしかない。
【0038】
<反り返り変形>
また、反り返り変形(曲り)とは、試料が比較的厚く、電子線によって与えられた熱エネルギーが試料表面近くにとどまった場合、表面と裏面で熱膨張が異なって現われ、この結果、図4に示すように、試料が反り返って、電子線3の照射位置(図では中心部分)の周辺がステージから離れる方向に変形してしまう現象を指す。
【0039】
従って、これも熱膨張による変形の一種であるが、試料の厚み方向についての温度分布を考慮しなければならない点が異なり、変形も三次元的に現れる。
【0040】
この変形を把握するには、やはり数値解を得る必要があるが、単純化した描像の場合は、まず、試料上面401の平均温度をT1、試料下面402の平均温度をT2として、試料の厚さt、試料の直径d、試料の線膨張率をαとするとき、平面上に載置した試料の中央が、
s=d^2(T1−T2)/8t(T2−T0+1/α)
だけ持ち上がった形になる。
【0041】
ここで、特に平均温度T2=T0のときは、
s=d^2(T1−T0)α/8t
となる。
【0042】
そして、このことは、電子線照射位置の照射平面からビーム照射軸方向へのずれを意味し、電子線の収束位置について多少の修正を必要とする場合がある。また、相似変形や非相似変形の場合と同様、電子線照射位置ずれについても、二次的な影響を及ぼす。
【0043】
そうすると、試料の温度分布が一様であるとした場合、つまり熱拡散速度が無限大の極限にあるとした場合、試料の熱膨張による描画位置の移動(変化)は、電子線による付与エネルギー総量の関数として簡単な式で表すことができる。
【0044】
しかし、電子ビームによる試料へのエネルギーの付与と、その拡散は、一般に過渡的な現象であり、従って、試料上での熱拡散を数値計算によって求め、試料上での温度分布を求めなければならない。
【0045】
そこで、本発明の実施形態では、一例として試料上での温度分布を、シミュレーションモデルを用いて求めるようにしており、以下、この手段について記述する。
【0046】
始めにシミュレーションのためのモデルを構築する。このため、まず、試料とステージがよく断熱されている場合、試料の熱収支は、電子ビームによるエネルギー付与と、その試料全体への拡散、及び試料室内へ向けた放射による熱伝達の3種の過程に限定されるものとする。
【0047】
過程1:電子ビームによるエネルギー付与
試料に照射された電子ビームは、試料の照射部分周囲の狭い範囲にエネルギーを与え、大部分が試料に吸収される。この電子ビームの照射位置、照射時刻、照射強度は、予め試料に施すべき描画パターンとして、スケジュールを記したデータの形で電子線描画装置に付与されているものであり、従って完全に予測が可能である。
【0048】
過程2:試料内での熱の拡散
試料がよく断熱されている場合、試料内の熱エネルギー不均衡を原因とする試料内の温度差は、温度勾配及び試料の熱伝導係数に応じて、よく知られた拡散式に従って、温度差を解消する方向に拡散する。
【0049】
これらの過程及びそれに要する時間は、古典的な描像によって高い精度で計算が可能で、また、それをコンピューターシミュレーション上で離散的に算出する手法も周知で、再現性よく確認された信頼性の高い技術となっている。
【0050】
過程3:試料室内へ向けた放射による熱伝達
電子ビームによって加熱された試料は、真空の試料室の中に載置されているため、主として熱線放射(輻射)によってエネルギーを失い、ゆっくりと熱平衡状態に達する。この過程については、主として表面温度に依存する黒体輻射を想定した量子力学的な式を用いて表わすことができ、過程1と過程2の補正項としては十分な精度で予測が可能となっている。
【0051】
次に数値計算について説明すると、ここでは、試料の表面で、ワンチップに相当するフィールド(通常、3mm□程度)を、一辺が100μmのサブフィールドに対応した領域に分割し、この領域を用いて数値計算を行う。
【0052】
この領域は、最小電子ビーム径(〜100nm)程度までの範囲で、小さくすればするほど計算精度は高まるが、反面、計算に要する時間は増加する。従って、熱膨張による歪みの計算では、100μm程度の領域分割が現実的である。
【0053】
このとき試料が厚く、ビーム軸方向の熱分布を考える必要がある場合には、この領域は三次元の立方体で構成されるものとし、三次元での熱伝導数値計算を更に行う必要がある。
【0054】
そして、まず、この領域には、シミュレーション上、ある時刻における温度と熱膨張後の大きさ(縦横長さ)がパラメーターとして与えられ、次に、ある時刻のビーム照射によるエネルギー付与により温度が上昇したとき(但し、その時刻に当該領域に電子ビーム照射が行われた場合)、単位時間後の新たな温度分布が拡散方程式の数値解として計算しなおされる。
【0055】
次に、理解を容易にするため、領域が一次元の場合について、図7を用いて説明する。ここで、まず、このときの試料が、横軸に場所x、縦軸に温度Tをとって示したグラフ701に示すような熱分布(ある熱分布)を持ったものとする。
【0056】
そして、次に、この試料に対して、グラフ702に示すように、電子ビーム704により、時刻tにおいてエネルギー付与が起こったとすると、グラフ703に示すように、熱拡散705が起こり、時刻t+Δtには図示のような温度分布になる。
【0057】
これを各領域毎に見ると、いま、時刻tにおいて温度T(t,x)であった、ある領域について、時刻t+Δtになったときの当該領域の温度T(t+Δt,x)は、
T(t+Δt,x)=T(t,x)+κ(Δt/Δx^2){T(t,x+Δx)−2T(t,x)+T(t,x−Δx)}+{W(t,x)/Cpρ}Δt
と計算される。
【0058】
ここで、κ=λ/Cpρ、W(t,x)はビームからのエネルギー付与を表わし、Cp、ρ、λはそれぞれ試料の比熱、密度、熱伝導率を示す。
【0059】
この数値計算によって、ある電子ビーム描画スケジュールに従った描画が行われている場合の、ある時刻における試料上の熱分布T(t,x,y,z)が得られることになる。
【0060】
次に、こうして得られた温度分布T(t,x,y,z)からビーム照射を行うべき位置の修正に必要なデータ(修正データ)を得るため、試料の熱膨張による歪みを計算する必要がある。このとき計算で用いる領域は、一般に互いに異なる温度Tを持ち、異なる熱膨張の大きさを持つため、領域群の集合としての試料については、各々の領域の熱応力を最小とするような変形を求める計算となる。
【0061】
この計算は、各々の平面での平均温度を求め、その平均温度での熱膨張の累積として描画位置移動を求めるこにより、簡単に得ることができる。
【0062】
例えば一次元で考えたときは、図5に示すように、ある位置Lの時刻tにおけるx方向の熱膨張による移動505は、固定位置504を0とし、xz平面内にある領域の平均温度T_(y)を求め、その熱膨張ΔL(y)を、yについて足し合わせたものとなる。
【0063】
ここで、熱膨張ΔL(y)は、
ΔL(y)={T_(y)−T0}α/Cpρ
で表わされる。
【0064】
y方向の熱膨張についても同様の計算により求められ、本来の位置502に電子ビームを照射する場合、これからどれだけ修正した位置に実際の電子ビーム503を照射すべきかが、ビーム軸501からの偏向量505を表わす数値として得られることになる。
【0065】
ここで、反り返り変形を含めた更に精度の高い計算のためには、それぞれの領域について、そこでの熱応力を最低化するように、拡散方程式を用いた数値計算を行い、熱膨張を計算することになる。
【0066】
以上により、電子線描画スケジュールに応じて、本来の電子線描画パターンからの熱膨張によるずれが数値として得られ、これを図1に示す電子線描画装置の電子ビーム偏向装置108に与える電圧乃至電流の修正項、つまり修正データとすることにより、熱膨張による試料上での描画位置ずれに応じた電子ビーム照射位置の修正を行うことができる。
【0067】
また、このとき、図1に示した電子線描画装置に限らず、熱膨張修正用の独自の電子ビーム偏向装置を備えた電子線描画装置の場合は、その装置のコントロール用数値としてこのデータを用いることにより、熱膨張による試料上での描画位置ずれに応じた電子ビーム照射位置の修正を行うことができる。
【0068】
本発明では、電子ビームによる試料への熱付与を、時間的な分布と位置的な分布、それに強度的な分布を夫々考慮しつつ予測し、ある1個の試料において、描画スケジュール上のある瞬間における当該試料の熱膨張を求め、電子ビーム偏向補正量を算出するため、与えられた描画パターン及び描画スケジュールを用いたコンピューターシミュレーションを使用する。
【0069】
そして、このシミュレーションに用いられる電算機(ワークステーション)は、電子線描画装置の内部又は外部に設けられ、描画スケジュールそのものとは独立して行われる。ここで、図1の実施形態の場合は、熱変形演算用計算機103がシミュレーションに使用される。
【0070】
得られた熱膨張によるずれの数値データは、ソフトウェア的に電子線描画装置の制御用ワークステーション、例えば図1の実施形態の制御用の計算機101に入力され、そこにある所定の記憶装置(メモリ)に格納され、予め設定してある描画スケジュールに従って実行される電子ビーム描画に際して、電子ビームの偏向位置に対する修正データとして用いられる。
【0071】
このとき、得られたシミュレーション結果に残存する現実とのずれは、多数の電子線描画結果をフィードバックすることにより修正が可能であり、より現実に即した高い精度での熱膨張予測を行うことができる。
【0072】
ところで、上記したように、図1の実施形態の場合、予め熱変形演算用計算機103がシミュレーションにより修正データを計算しておき、得られた修正データは制御用計算機101の中にある所定の記憶装置(メモリ)に格納され、予め設定してある描画スケジュールに従って実行される電子ビーム描画に際して、電子ビームの偏向位置に対する修正データとして用いられる。
【0073】
これは、シミュレーションに要する計算速度と電子線描画速度とを比較して、前者が長時間にわたるためであるが、しかし、この修正データの計算は電子線描画と同時に行われるのが理想的である。
【0074】
何故なら、試料に電子線を照射すると同時に仮想的にメモリ内の試料データにも熱付与が行われ、リアルタイムでシミュレーションが進行され、修正データを計算してゆくようにしてやれば、照射中の描画スケジュール変更や、一旦停止などにも対応することができ、柔軟性の高いシステムが得られるからである。
【0075】
そこで、以下、このように電子線描画と同時にシミュレーションを実行するようにし、これにより、照射中の描画スケジュール変更や、一旦停止などにも対応することができるようにした本発明の一実施形態について説明する。
【0076】
なお、このため、この実施形態の場合は、そこで使用される描画スケジュールが、単に「予め設定してある描画スケジュール」というにとどまらず、「予め設定されるが変更も可能な描画スケジュール」として定義されるものとなる。
【0077】
図6は、この実施形態による処理の一例を示すフローチャートで、この実施形態の場合、まず、ステップ601では、電子線描画装置本体650に対する試料のロードを行う。
【0078】
このとき、この電子線描画装置本体650は、図1に示した実施形態における電子光学系106を意味するものと考えてよく、この場合、試料のロードとは、試料交換装置109により、試料1を真空容器108内の試料保持機構2の上に載置させることを意味する。
【0079】
ステップ602では、ロードした試料の温度測定を行い、試料の初期温度分布データ614を作成し、ビーム偏向補正量演算装置651に供給する。ここで、このビーム偏向補正量演算装置651は、図1に示した実施形態における熱変形演算用計算機103であると考えてよい。
【0080】
また、このときの試料の温度は、試料保持機構2の温度と同じであると見なすことができるので、試料保持機構2に設けてある温度検出器から取り込むのが一般的である。
【0081】
ビーム偏向補正量演算装置651では、ステップ609で、このデータを用いて試料の温度分布記憶装置の初期化を行う。ここで、ここまでのステップは、試料の温度が試料保管中に十分一様に保たれ、ステージの温度がこれと同じに保たれていた場合には省略することもできる。
【0082】
ステップ603で描画スケジュールに従って電子ビームによる試料の描画を開始する。このときの描画ビーム強度データと描画位置データ615は、常時、試料温度分布記録装置651に受け渡され、ステップ610とステップ611の処理として、試料の現在の温度分布を常に演算しつつ、記録している。
【0083】
一方、電子線描画装置本体650では、描画終了判定605で描画続行となった場合、ステップ606に移行し、次に電子ビームを照射すべき位置616を描画スケジュールから取得し、ビーム偏向補正量演算装置651に受け渡す。
【0084】
そこで、ステップ613で、この位置616に基づいてビーム照射位置の補正量を計算し、計算したビーム偏向補正量617を修正データとして電子線描画装置本体650に返えす。そして、ステップ607でビーム偏向を補正し、ステップ604に戻って次の描画を行う。
【0085】
そして、描画が終了したときには、ステップ605からステップ608に移行し、試料を排出して描画を終了する。
【0086】
この実施形態によれば、電子線の照射量と照射位置をモニタしながらリアルタイムで修正データが計算されるので、照射スケジュールが途中で変更されたときにも柔軟に対応することができる。これは、例えば描画中、電子線源が動作停止し、描画の一部が抜けてしまった場合でも対応できることを意味している。
【0087】
この場合、例えば反射電子の存在などにより、試料に対する電子線の照射をモニタしていれは、電子線の照射がとぎれたことによる試料の温度変化が判り、この変化に追従して現実的な温度分布が算出できることを意味する。
【0088】
ここで、このような描画の一部が抜けてしまったという、電子線抜けともいうべき状態を解消するためには、電子線を再度照射するなどの処理を行なえばよいが、この実施形態によれば、照射スケジュールの途中変更ができるので、容易に対応することができる。
【0089】
本発明は、上記したように、試料の温度上昇にかかわらず高い精度の電子線描画を行う装置の実現が目的であり、このことは、上記実施形態の場合、電子線による不可避的な試料の温度上昇による位置精度の悪化を防止するため、試料の温度分布を実際に測定することなく高精度で推測し、得られた温度分布に合わせて電子線の偏向をコントロールすることにより達成されている。
【0090】
より具体的には、上記実施形態の場合、電子線の照射量及び照射位置分布、照射時刻により異なる試料の温度分布、不均一膨張に連動して、最適な照射位置ずらし量を取得する電子線描画装置を提供することができる。
【0091】
また、上記実施形態によれば、熱的に遮断された試料の熱膨張が高精度で予測でき、それにより、電子ビームによる熱膨張にもかかわらず、高精度で電子線描画を行うことができるので、試料ステージの熱的設計を容易にし、位置決定の機械的精度に関して、より良いステージの設計を可能にする。
【0092】
また、本発明の場合、シミュレーション速度が向上するにしたがって、ひとつの試料についての照射スケジュールの変更にも柔軟な電子線照射位置の補正が可能になり、特に断続的な照射についても、柔軟な電子線照射位置の補正が可能になる。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体ウェハ等試料に電子線を照射してパターン回路等を描画する電子線描画装置において、試料の熱膨張による描画ずれへの影響を最小限に抑え、精度の高い描画を行う電子線描画装置及び描画方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子線描画装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】試料ステージ上での試料の位置決め状況を説明するための平面図である。
【図3】試料の不均一変形の一例を説明するための平面図である。
【図4】試料の反り返り変形の一例を説明するための断面図である。
【図5】本発明の一実施形態による電子線の照射位置修正方法の一例を説明するための概念図である。
【図6】本発明の一実施形態における処理手順を表すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態における熱拡散計算の概略を表す概念図である。
【符号の説明】
1 試料
2 試料保持機構(試料固定台)
3 電子線
101 制御用計算機
102 電源(制御系)
103 熱変形演算用計算機
104 試料ステージ
105 電子線源
106 電子光学系
107 電子線偏向装置
108 試料室
109 試料ローダ
201 試料の熱膨張
202 試料固定具
301 電子線照射位置の移動を示す矢印
302 試料の高温部分
303 試料の低温部分
401 試料の高温部分
402 試料の高温部分
501 電子線の照射軸
502 熱による変形が存在しない場合の電子線照射経路
503 熱による変形を考慮し変更された電子線照射経路
504 試料固定端
505 試料の熱膨張
601 試料をステージ上にロードするステップ
602 試料の温度分布を測定するステップ
603 描画を開始するステップ
604 描画を行うステップ
605 描画終了を判定するステップ
606 次の照射位置を取得するステップ
607 ビーム偏向量を補正するステップ
608 試料を排出し描画を終了するステップ
609 試料の初期温度分布を用いて記憶を初期化するステップ
610 ビーム強度と描画位置に応じて付加されたエネルギーを温度分布に加算するステップ
611 熱伝導による試料内の熱拡散を演算によって求めるステップ
612 得られた結果を試料の新たな温度分布として記憶するステップ
613 ビーム照射位置に応じて現在の熱分布による移動先を演算によって求めるステップ
614 データとして受け渡される試料の初期温度分布
615 データとして受け渡される電子ビーム照射位置及び電子ビーム照射強度
616 データとして受け渡される次のビーム照射位置
617 データとして受け渡される電子ビーム偏向の補正量
650 電子線描画装置本体
651 ビーム偏向補正量演算装置
701 時刻tにおける試料の温度分布
702 時刻tにおける試料への電子線照射を考慮した温度分布
703 時刻t+Δtにおける試料の温度分布
704 電子線照射による温度変化
705 試料内の熱拡散による温度上昇

Claims (6)

  1. 予め設定してある描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画装置において、
    予め電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算し、当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出し、記憶しておく演算手段と、
    電子ビーム描画に際して、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記演算手段から読出した前記修正データに従って修正する制御手段とが設けられていることを特徴とする電子線描画装置。
  2. 予め設定されるが変更も可能な描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画装置において、
    前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算し、当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出する演算手段と、
    前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記演算手段から読出した前記修正データに従って修正する制御手段を設け、
    前記演算手段による修正データの算出が、電子ビーム描画に際して実時間で与えられるように構成されていることを特徴とする電子線描画装置。
  3. 請求項1又は請求項2の何れかに記載の電子線描画装置において、
    前記演算手段が、シミュレーションにより前記修正データを算出することを特徴とする電子線描画装置。
  4. 予め設定してある描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画方法において、
    予め電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算するステップと、
    当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出して記憶するステップと、
    電子ビーム描画に際して、前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記修正データに従って修正するステップを備えていることを特徴とする電子線描画方法。
  5. 予め設定されるが変更も可能な描画スケジュールに従って電子ビームを走査し、試料に描画を行う方式の電子線描画方法において、
    前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射により前記試料に現れる熱変形を計算するステップと、
    当該計算結果から電子ビームの照射位置に現れるずれ量の修正に必要な修正データを算出するステップと、
    前記描画スケジュールに従って与えられる電子ビームの照射量と照射位置の少なくとも一方を前記演算手段から読出した前記修正データに従って修正するステップを設け、
    前記修正データの算出が、電子ビーム描画に際して実時間で与えられることを特徴とする電子線描画方法。
  6. 請求項4又は請求項5の何れかに記載の電子線描画方法において、
    前記修正データを算出するステップが、シミュレーションにより前記修正データを算出するステップであることを特徴とする電子線描画方法。
JP2002289879A 2002-10-02 2002-10-02 電子線描画装置と電子線描画方法 Pending JP2004128196A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002289879A JP2004128196A (ja) 2002-10-02 2002-10-02 電子線描画装置と電子線描画方法
EP03022163A EP1406291A3 (en) 2002-10-02 2003-09-30 Electron beam lithography system and method
US10/674,467 US20040065848A1 (en) 2002-10-02 2003-10-01 Electron beam lithography system and method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002289879A JP2004128196A (ja) 2002-10-02 2002-10-02 電子線描画装置と電子線描画方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004128196A true JP2004128196A (ja) 2004-04-22

Family

ID=31987165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002289879A Pending JP2004128196A (ja) 2002-10-02 2002-10-02 電子線描画装置と電子線描画方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20040065848A1 (ja)
EP (1) EP1406291A3 (ja)
JP (1) JP2004128196A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014220264A (ja) * 2013-04-30 2014-11-20 キヤノン株式会社 リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法
JP2017517880A (ja) * 2014-06-13 2017-06-29 インテル・コーポレーション 電子ビームのオンザフライアラインメント
JP2019201111A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005294754A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toshiba Corp 電子ビーム描画装置、電子ビーム描画方法、電子ビーム描画プログラム及び直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法
JP4557682B2 (ja) * 2004-11-09 2010-10-06 株式会社東芝 電子ビーム描画装置、偏向アンプ、及び電子ビーム描画方法
US7462429B2 (en) 2005-10-12 2008-12-09 Asml Netherlands B.V. Method and arrangement for correcting thermally-induced field deformations of a lithographically exposed substrate
JP5202136B2 (ja) * 2008-07-02 2013-06-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置
NL2011592A (en) * 2012-10-31 2014-05-06 Asml Netherlands Bv Compensation for patterning device deformation.

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5892237A (en) * 1996-03-15 1999-04-06 Fujitsu Limited Charged particle beam exposure method and apparatus
US5847959A (en) * 1997-01-28 1998-12-08 Etec Systems, Inc. Method and apparatus for run-time correction of proximity effects in pattern generation
US6440619B1 (en) * 2000-05-25 2002-08-27 Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College Method of distortion compensation by irradiation of adaptive lithography membrane masks

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014220264A (ja) * 2013-04-30 2014-11-20 キヤノン株式会社 リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法
US9257262B2 (en) 2013-04-30 2016-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Lithography apparatus, lithography method, and method of manufacturing article
JP2017517880A (ja) * 2014-06-13 2017-06-29 インテル・コーポレーション 電子ビームのオンザフライアラインメント
US10290528B2 (en) 2014-06-13 2019-05-14 Intel Corporation Ebeam align on the fly
JP2019201111A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP7034825B2 (ja) 2018-05-16 2022-03-14 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1406291A3 (en) 2005-11-09
US20040065848A1 (en) 2004-04-08
EP1406291A2 (en) 2004-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7902485B2 (en) Temperature setting method of thermal processing plate, temperature setting apparatus of thermal processing plate, program, and computer-readable recording medium recording program thereon
KR100446054B1 (ko) 기판의 벌크 가열에 의해 발생된 왜곡을 보정하기 위한시스템 및 방법
US9502208B2 (en) Charged particle beam apparatus, stage controlling method, and stage system
JP2009200388A (ja) 基板の処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び基板処理システム
US20130105108A1 (en) Heat Removal From Substrates In Vacuum
JP2004128196A (ja) 電子線描画装置と電子線描画方法
US8253077B2 (en) Substrate processing method, computer-readable storage medium and substrate processing system
US10331046B2 (en) Homogeneous thermal equalization with active device
JPH0636997A (ja) 電子線描画装置
JP2013229188A (ja) 荷電粒子線装置
JPH11238483A (ja) 荷電粒子線装置
JP3422991B2 (ja) 荷電粒子描画装置
JP2003188075A (ja) 電子ビーム描画装置
CN109075093B (zh) 用于基板变形测量的计量***
TWI627497B (zh) 微影裝置及器件製造方法
KR102241070B1 (ko) 하전 입자 빔 묘화 장치 및 하전 입자 빔 묘화 방법
US9703212B2 (en) Exposure apparatus
JP5337531B2 (ja) 荷電粒子線装置
JP5581022B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置および荷電粒子ビーム描画方法
JP2012119484A (ja) 荷電粒子ビーム描画装置および荷電粒子ビーム描画方法
JP2002333722A (ja) 光学素子加工方法、基材の描画方法、その方法によって形成された基材並びに光学素子、及び描画装置
JPH04130622A (ja) 電子ビーム描画方法及び装置