JP2004125080A

JP2004125080A - ダブル吸盤具

Info

Publication number: JP2004125080A
Application number: JP2002290877A
Authority: JP
Inventors: Takeji Yamaguchi; 山口　竹司
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-10-03
Filing date: 2002-10-03
Publication date: 2004-04-22

Abstract

【課題】所望の取付面に対する吸着、保持能力を大幅に向上させたダブル吸着具を提供することを目的とする。
【解決手段】弾性材料からなる大・小の吸盤１、３を同心位置に配設し、さらに、小さい吸盤３の吸着用凹面部４中央に接着部材７を設けて構成する。
【選択図】　　　　　図５

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダブル吸盤具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、弾性材料にて内面に吸着用の凹面部を有する円板状の吸盤を形成し、この吸盤外面に、タオル掛け等に利用するために鉤等を付設している吸盤具は広く知られている。
【０００３】
そして、この吸盤具は、平滑な壁面、ガラス面、家具面等の所望取付面に吸盤内面を当接して押圧することで、吸盤内面を減圧し、吸着、保持せしめられるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の吸盤具は、時間の経過とともに吸盤内面にエアが進入することによって吸着力が落ち、脱落し易い問題を有している。
【０００５】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点を解消するために、複数の吸盤と接着部材とを設けることにより、所望の取付面に対する吸着、保持能力を大幅に向上させたダブル吸盤具を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るダブル吸盤具は、請求項１では、弾性材料からなる大・小の吸盤を同心位置に配設したことを特徴とする。
【０００７】
請求項２では、弾性材料からなる大・小の吸盤を同心位置に配設し、小さい吸盤の吸着用凹面部中央に接着部材を設けたことを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図１は本発明に係るダブル吸盤具の一実施形態を示す底面図、図２は図１のＡ−Ａ矢視断面図、図３は同上の使用状態を示す断面図、図４は他の実施形態を示す底面図、図５は図４のＢ−Ｂ矢視断面図、図６は同上の使用状態を示す断面図である。
【０００９】
先ず、図１〜図３に示すダブル吸盤具について説明する。
合成ゴム等の弾性材料にて内面に吸着用の凹面部２を有する円板状の大きな吸盤１を形成し、さらに、この吸盤１の凹面部２中央に、内面に吸着用の凹面部４を有する円板状の小さな吸盤３を形成している。これによって、大きな吸盤１と小さな吸盤２は、中心部の短軸５を介して同心位置に一体に配設されている。
【００１０】
そして、上記大きな吸盤１の外面中央には、軸部６が一体に突設されている。この軸部６は、吸盤の吸脱着操作用の把持部として用いられる他、鉤等の取付部として用いられるものである。
【００１１】
使用に際しては、図３に示したように、平滑な壁面、ガラス面、家具面等の所望取付面ａに、大きな吸盤１とその内側の小さな吸盤３の各凹面部２、４を同時に当接して押圧するものである。
【００１２】
これによって、各凹面部２、４内のエアが外側へ排出されて当該部２、４内が減圧されるため、吸盤具は所望取付面ａに吸着、保持される。
【００１３】
次に、図４〜図６に示すダブル吸着具について説明する。
合成ゴム等の弾性材料にて内面に吸着用の凹面部２を有する大きな吸盤１と、内面に凹面部４を有する小さな吸盤２とが、中心部の短軸５を介して同心位置に一体に配設され、かつ吸盤１の外面中央に軸部６が一体に突設されている構造は前記実施形態と同一である。
【００１４】
本例の特徴は、吸盤１の内側の小さな吸盤２の凹面部４中央に、接着部材７として、両面粘着テープ８を設けたものである。
【００１５】
使用に際しては、両面粘着テープ８の表紙８ａを剥してから、図６に示したように、前記と同じ所望取付面ａに、吸盤１、３を同時に押圧するものである。
【００１６】
これによって、各吸盤１、３の凹面部２、４が減圧されると共に、両面粘着テープ８の粘着面８ｂが所望取付面ａに貼付されるため、吸着具は所望取付面ａに一層強く吸着、保持される。
【００１７】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおり構成されるものであるから、下記の如き効果を有するものである。
請求項１によれば、所望取付面に対して、大・小２個の吸盤によって吸着、保持されるため、吸着、保持能力が極めて大きいものである。また、時間の経過と共に外側の吸盤内にエアが進入し、吸着力が段々に低下しても、内側の吸盤が機能するため落下を防ぐことができる。
【００１８】
さらに、請求項２によれば、請求項１に記載の効果に加えて、接着部材により所望取付面へ貼付される分、吸着、保持能力が一層大きくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るダブル吸盤具の一実施形態を示す底面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】同上の使用状態を示す断面図である。
【図４】他の実施形態を示す底面図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【図６】同上の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
１　大きな吸盤
２　凹面部
３　小さな吸盤
４　凹面部
７　接着部材

Claims

弾性材料からなる大・小の吸盤を同心位置に配設したことを特徴とするダブル吸盤具。
弾性材料からなる大・小の吸盤を同心位置に配設し、小さい吸盤の吸着用凹面部中央に接着部材を設けたことを特徴とするダブル吸盤具。