JP2004124719A - 触媒コンバーター用保持材 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒担体の保持能力を維持しつつ、排気ガスによる風蝕作用に対する耐久性に優れる触媒コンバーター用保持材を提供する。
【解決手段】筒状に形成された触媒担体と、該触媒担体を収容するケーシングと、前記触媒担体に装着されて前記触媒担体と前記ケーシングとの間隙に介装される保持材とから構成される触媒コンバーターにおける前記保持材であって、無機繊維をマット状もしくは円筒状に成形してなり、かつ、坪量が、少なくとも排気ガスが流入する側の端部で、軸線方向所定長にわたり、他の領域よりも小さく設定されていることを特徴とする触媒コンバーター用保持材。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等の排気ガス浄化用触媒コンバーターに用いられる触媒担体をケーシング内に保持するための触媒コンバーター用保持材(以下、「保持材」とも言う)に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両には、周知の如く、そのエンジンの排気ガス中に含まれる一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物等の有害成分を除去するために、排気ガス浄化用触媒コンバーターが積載されている。このような触媒コンバーターは、一般に、図6に断面図にて示されるように、筒状に形成された触媒担体1と、触媒担体1を収容する金属製のケーシング2と、触媒担体1に装着されて触媒担体1とケーシング2との間隙に介装される保持材3とから構成されている。
【0003】
触媒担体1としては、例えばコージェライト等かならなる円筒状のハニカム状成形体に貴金属触媒等が担持されたものが一般的であるため、触媒担体1とケーシング2との間隙に介装される保持材3には、自動車の走行中に振動等によって触媒担体1がケーシング2に衝突して破損しないように触媒担体1を安全に保持する機能と、触媒担体1とケーシング2との間隙から未浄化の排気ガスが漏れないようにシールする機能とを兼ね備えることが必要とされている。そこで、従来では、アルミナ繊維やムライト繊維、あるいはその他のセラミック繊維を所定厚でマット状に集成したマット型保持材(例えば、特許文献1参照)、あるいは円筒状に成形したモールド型保持材(例えば、特許文献2参照)が主流となっている。特に、モールド型保持材は、マット型保持材のように触媒担体1に巻き付けてテープ等で保持する必要がなく、触媒担体1に直接巻装できるため、触媒コンバーターの製造を容易するという利点を有している。
【特許文献1】
特開2000−66331号公報
【特許文献2】
特開平10−141052号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
保持材3は、触媒担体1を保持するために必要な面圧を得るために、ある一定以上の坪量(密度)となるように形成されている。特に、排気ガスの規制が厳しいディーゼル車では触媒担体1も大径で、重量も大きく、かつ排気ブレーキの影響により排気圧も高いために、保持材3にはより大きな保持力が要求されており、かなりの高坪量で形成されている。
【0005】
ところで、保持材3は無機繊維を主成分としているため、坪量が高くなると繊維間の隙間が殆ど無くなり、保持材3の排気ガス流入側の端面(例えば、図6において左側の厚み部分3a)で排気ガスが堰き止められる状態となる。排気ガスはNOxやSOx等の酸性成分を多量に含み、しかもかなりの高温かつ高圧で流入してくるため、高坪量の保持材3では、排気ガス流入側端面3aが排気ガスによる風蝕作用を強く受け、その結果、触媒担体1を保持する力が低下して触媒担体1のズレが発生し、最悪の場合は触媒担体1の破損に至る。
【0006】
従って、本発明の目的は、触媒担体の保持能力を維持しつつ、排気ガスによる風蝕作用に対する耐久性に優れる触媒コンバーター用保持材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の目的を達成するために検討を重ねた結果、保持材の排気ガス流入側端面に坪量の小さい部分を設けることにより排気ガスによる風蝕作用を軽減できるとともに、他の部分で触媒担体を従来と同様に保持できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明は、上記目的を達成するために、筒状に形成された触媒担体と、該触媒担体を収容するケーシングと、前記触媒担体に装着されて前記触媒担体と前記ケーシングとの間隙に介装される保持材とから構成される触媒コンバーターにおける前記保持材であって、無機繊維をマット状もしくは円筒状に成形してなり、かつ、坪量が、少なくとも排気ガスが流入する側の端部で、軸線方向所定長にわたり、他の領域よりも小さく設定されていることを特徴とする触媒コンバーター用保持材を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関して図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明をモールド型保持材に適用した例を示す斜視図である。図示されるように、モールド型保持材3は円筒状に成形されており、その排気ガス流入側の端面3aから軸線方向に所定長(a)にわたり、他の領域Bよりも坪量が小さい領域Aが形成されている。尚、以降の説明において、領域Aを低坪量領域と呼び、領域Bを高坪量領域と呼ぶ。
【0011】
低坪量領域Aでは、坪量を小さくして低密度に設定して繊維の折れを防止し、排気ガス流入側端面3aでの風蝕作用を緩和させる。
【0012】
低坪量領域Aと高坪量領域Bとは、それぞれの坪量及び割合が相対的に設定される。坪量については、低坪量領域Aの坪量を1とすると、高坪量領域Bの坪量は1.15以上であることが好ましい。また、両領域の形成割合については、軸線方向に沿った長さ(以下、「幅」という)で、低坪量領域Aの幅(a):高坪量領域Bの幅(b)=1:9〜9:1の範囲が好ましい。そして、風蝕作用の緩和と保持力とを両立できるように、これらの範囲で低坪量領域Aと高坪量領域Bの坪量及び形成割合を適宜選択する。
【0013】
また、低坪量領域Aは、排気ガス流入側端部3aでの坪量を最小とし、高坪量領域Bに接近するのに従って連続的に坪量が増大するように形成してもよい。この場合、低坪量領域Aの坪量については、平均値で上記の範囲とする。
【0014】
更に、低坪量領域Aは、図2に示すように、モールド型保持材3の両側端部に設けてもよい。この場合、2つの低坪量領域Aにおいて、それぞれの坪量及び幅(a1,a2)は同一でもよいし、異なっていてもよい。但し、高坪量領域Bによる触媒担体の保持力を確保するために、2つの低坪量領域の幅は合計(a1+a2)で上記の範囲にする。また、上記と同様に、低坪量領域Aにおいて、坪量が開口側端部を最小とし高坪量領域Bに向かって連続的に増加していてもよい。
【0015】
また、本発明は、図3に平面図を示すマット型保持材30にも適用することができる。このマット型保持材30は、触媒担体の外周長とほぼ一致するように規定された第1の辺(ここでは、紙面左右方向)と、触媒担体の長さとほぼ一致するにように規定された第2の辺(ここでは、紙面左右方向)とからなる略長方形の平面形状を呈しており、更に第2の辺の一方には係止片31が、他方には係止片31と同形状の凹部32がそれぞれ形成されている。また、第1の辺に沿って所定幅で低坪量領域Aが形成されている。
【0016】
このマット型保持材30は、触媒担体の外周面に巻き付け、係止片31と凹部32とを係合させてテープ等により固定して使用される。この装着状態において、マット型保持材30は、図1に示したモールド型保持材3と同様に低坪量領域Aが触媒担体の一方の端面側に位置する。尚、低坪量領域Aの幅等は、図1に示したモールド型保持器3と同様に規定される。
【0017】
また、マット型保持材30は、図4に示すように、低坪量領域Aを上下の第1の辺に沿って形成してもよい。このマット型保持材30は、触媒担体への装着状態において、図2に示したモールド型保持材3と同様に2つの低坪量領域Aがそれぞれ触媒担体の両端面側に位置する。尚、2つの低坪量領域Aの幅等は、図2に示したモールド型保持器3と同様に規定される。
【0018】
上記モールド型保持材3及びマット型保持材30はともに、その構成材料には制限が無く、従来の保持材と同様で構わず、無機繊維を主成分とし、バインダーで結着させる。無機繊維としては、従来から保持材に用いられている種々の無機繊維を用いることができる。例えば、アルミナ繊維、ムライト繊維、あるいはその他のセラミック繊維等を適宜使用できる。より具体的には、アルミナ繊維としては、例えばAlが90重量%以上(残りはSiO分)であって、かつX線的には低結晶化度のものが好ましく、また、その平均繊維径が3〜7μm、ウrットボリューム400〜1000cc/5gが好ましい。ムライト繊維としては、例えばAl分/SiO分重量比が72/28〜80/20程度のムライト組成であって、かつX線的には低結晶化度のものが好ましく、また、その平均繊維径が3〜7μm、ウエットボリューム400〜1000cc/5gが好ましい。
【0019】
尚、上記ウエットボリュームは、次の方法で算出される。
(1)乾燥した繊維材料5gを少数点2桁以上の精度を有する秤で計量する。
(2)計量した繊維材料を500gのガラスビーカーに入れる。
(3)(2)のガラスビーカーに温度20〜25℃の蒸留水を400cc程度入れ、攪拌機を用いて繊維材料を切断しないように慎重に攪拌し、分散させる。この分散は超音波洗浄機を使用してもよい。
(4)(3)のガラスビーカーの中味を1000mlのメスシリンダーに移し、目盛で1000ccまで蒸留水を加える。
(5)(4)のメスシリンダーの口を手等で塞ぎ、水が漏れないように注意しながら上下逆さまにして攪拌する。これを計10回繰り返す。
(6)攪拌停止後、室温下で静置し、30分経過後の繊維沈降体積を目視で計測する。
(7)上記操作を3サンプルについて行い、その平均値を測定値とする
【0020】
その他のセラミック繊維としては、シリカアルミナ繊維やシリカ繊維を挙げることができるが、何れも従来から保持材に使用されているもので構わない。また、ガラス繊維やロックウール、生体溶解性繊維を配合してもよい。
【0021】
バインダーは有機バインダーが一般的であり、ゴム類、水溶性有機高分子化合物、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、天然繊維(木綿、麻等)等を使用できる。具体的には、ゴム類の例としては、n−ブチルアクリレートとアクリロニトリルの共重合体、エチルアクリレートとアクリロニトリルの共重合体、ブタジエンとアクリロニトリルの共重合体、ブタジエンゴム等がある。水溶性有機高分子化合物の例としては、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等がある。熱可塑性樹脂の例としては、アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル等の単独重合体および共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体等がある。熱硬化性樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂等がある。
【0022】
また、成形方法としては、例えば、無機繊維と有機バインダーとを含む水性スラリーを調製し、モールド型保持材3を成形する場合は円筒状のメッシュ部材(例えば、円筒状金網)を用い、マット型保持材30を成形する場合は平板状のメッシュ部材を用いて水性スラリーを吸引脱水成形した後、乾燥すればよいが、その際、低坪量領域Aと低坪量領域Bとで成形条件を変えて、上記の坪量比率となるように調整する。また、全領域で坪量が均一となるようにマット状または円筒状に成形し、高坪量領域Bの形成箇所に、別途成形した坪量の高いマット材を積層して一体化してもよい。一体化は、有機バインダー、接着剤、両面テープ等を用いて貼り合わせる方法の他、縫製加工やニードル加工を採用することができる。尚、縫製加工で使用する縫製糸は無機製でも有機製でもよい。
【0023】
尚、モールド型保持材3及びマット型保持材30はともに、その厚さは適用する触媒コンバーターのサイズや使用温度等に応じて適宜設定することができる。
【0024】
上記の如く形成されるモールド型保持材3及びマット型保持材30は、図5(但し、図1に示したモールド型保持材3または図3に示したマット型保持材30を示す)に示すように、触媒担体1に巻装され、低坪量領域Aが排気ガス流入側となるようにケーシング2との間隙に介装される。
【0025】
尚、このケーシング2に介装された状態におけるモールド型保持材3またはマット型保持材30の密度(ギャップ密度)は、低坪量領域Aで0.25〜0.4g/cm、高坪量領域Bで0.35〜0.6g/cmであることが好ましく、触媒担体1とケーシング2との隙間に応じて、各保持材3,30の低坪量領域A及び低坪量領域Bのそれぞれの坪量を適宜設定する。
【0026】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
【0027】
(実施例1)
繊維径約4μm、繊維長約3mm、Al分が96重量%(残りはSiO分)で、ウエットボリューム800cc/5gのアルミナ繊維100重量部と、有機バインダー(アクリルエマルジョン)9重量部とを水に分散させて水性スラリーを調製した。そして、円筒状金網を用いた吸引脱水成形法により、図1に示すような、内径225mm、厚さ8mm、低坪量領域Aの幅(a)が50mm、高坪量領域Bの幅(b)が100mmの円筒状のモールド型保持材を得た。尚、成形に際し、低坪量領域Aの坪量が1300g/m(ギャップ密度0.325g/cm)、高坪量領域Bの坪量が1800g/m(ギャップ密度0.35g/cm)となるように吸引力及び圧縮力を調整した。
【0028】
(実施例2)
実施例1に従い、図2に示すように両端部に低坪量領域Aが設けられたモールド型保持材を作製した。尚、2つの低坪量領域の坪量は共に1300g/m(ギャップ密度0.325g/cm)とし、幅(a1)、(a2)は共に25mmとした。尚、高坪量領域Bの坪量及び幅(b)、並びに保持材の内径、厚さは実施例1と同様である。
【0029】
(実施例3)
坪量が開口側端部を1300g/m(ギャップ密度0.325g/cm)とし、漸次1800g/m(ギャップ密度0.45g/cm)まで連続的に増加するように低坪量領域Aを形成した以外は実施例1と同様のモールド型保持材を作製した。
【0030】
(比較例1)
保持材全体が坪量1800g/m(ギャップ密度0.45g/cm)一定で、実施例1と同形状のモールド型保持材を作製した。
【0031】
(比較例2)
保持材全体が坪量1300g/m(ギャップ密度0.325g/cm)一定で、実施例1と同形状のモールド型保持材を作製した。
【0032】
上記の各保持材を、外径229mm、長さ150mmの筒形ハニカム構造のコージェライト製触媒担体に装着し、更に内径237mm(即ち、触媒担体との隙間4mm)、長さ180mmのステンレス製ケーシングに挿入して触媒コンバーターを作製した。尚、実施例の保持材については低坪量領域が排気ガス流入側となるように配置した。そして、この触媒コンバーターをガソリンエンジンの排気筒に接続して300時間連続して排気ガスを流通させた。
【0033】
排気ガス流通後、触媒コンバーターを分解し、保持材の風蝕の有無を目視により評価し、更に触媒担体のケーシング中における移動距離を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
Figure 2004124719
【0035】
表1から明らかなように、本発明に従う実施例の保持材は何れも、風蝕が見られず、また触媒担体もほとんど移動せず良好な保持性を有している。これに対して、比較例1の保持材では、全体を高坪量で形成したため排気ガス流入側端部で風蝕による破損がひどく、触媒担体がケーシング中で移動してしまい保持性能に劣っている。また、比較例2の保持材では、全体を低坪量としたため、風蝕は起こらないものの、保持力が不十分で触媒担体がケーシング中で大きく移動している。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の保持材は、触媒担体の保持能力を維持しつつ、排気ガスによる風蝕作用に対する耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をモールド型保持材に適用した実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明のモールド型保持材の他の実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明をマット型保持材に適用した実施形態を示す上面図である。
【図4】本発明のマット型保持材の他の実施形態を示す上面図である。
【図5】本発明の保持材を装着した触媒コンバーターの構成を模式的に示す断面図である。
【図6】従来の触媒コンバーターの構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 触媒担体
2 ケーシング
3 (モールド型)保持材
30 マット型保持材
31 係止片
32 凹部
A 低坪量領域
B 高坪量領域

Claims (5)

  1. 筒状に形成された触媒担体と、該触媒担体を収容するケーシングと、前記触媒担体に装着されて前記触媒担体と前記ケーシングとの間隙に介装される保持材とから構成される触媒コンバーターにおける前記保持材であって、無機繊維をマット状もしくは円筒状に成形してなり、かつ、坪量が、少なくとも排気ガスが流入する側の端部で、軸線方向所定長にわたり、他の領域よりも小さく設定されていることを特徴とする触媒コンバーター用保持材。
  2. 坪量の小さい領域の坪量を1とするとき、他の領域の坪量が1.15以上であることを特徴とする請求項1記載の触媒コンバーター用保持材。
  3. 坪量の小さい領域において、開口端部の坪量が最も小さく、他の領域まで連続的に坪量が増加していることを特徴とする請求項1記載の触媒コンバーター用保持材。
  4. 坪量の小さい領域の平均坪量を1とするとき、他の領域の平均坪量が1.15以上であることを特徴とする請求項3記載の触媒コンバーター用保持材。
  5. 坪量の小さい領域と他の領域との軸線方向に沿った長さの比が、1:9〜9:1であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の触媒コンバーター用保持材。
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