JP2004121658A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リプレイの元となる目的図柄の停止操作容易性レベルに対して、リプレイ遊技の際の前記目的図柄の停止操作容易性レベルが厳しくなる方への設定変更を可能として、遊技者の無駄な投資を防止する。
【解決手段】各リール350A、350B、350Cにおいて、有効ライン上に「リプレイ」図柄が揃い、リプレイ遊技が成立すると、このリプレイ遊技の元となった遊技のときに投入されたベット数(メダル数)が最小ベット数ではない場合に、この最小ベット数を限度としてマイナスボタン100の操作毎にベット数を1枚ずつ減らすようにした。これにより、大役フラグが成立しており、図柄の引き込み制御によって大役図柄が揃い易くなっているときに、有効ライン数を減らし、メダルの無駄遣いを回避することができる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者の始動操作によって、複数の図柄が設けられたリールを駆動させることで遊技が開始されると共に抽選が実行され、遊技者のリール停止操作によって所定の図柄を所定の位置に停止させることで前記抽選の結果を報知し、前記抽選の結果が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態とする遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、遊技媒体であるメダルを所定枚数ベットした後、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(表示装置)を回転させるようにしている。
【0003】
遊技機本体の前面には開閉カバーが設けられ、この開閉カバーには矩形状の開口部が設けられ、透明の表示窓が取り付けられている。前記図柄変動リールの一部は、この表示窓から遊技者が視認可能となっている。視認される図柄の形態としては、変動、停止、仮停止等がある。
【0004】
メダルのベット数は、図柄の配列の有効ライン数と一致しており、通常は1枚ベット(1ライン)、2枚ベット(3ライン)、MAXベット(5ライン)で遊技が行われる。
【0005】
ここで、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当/外が決められており、当りの場合には遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行った場合、最大4コマの滑り機能を利用して当り図柄を引き込み、また、逆に外れの場合には、当り図柄が揃わないように、当り図柄を回避する。
【0006】
言い換えれば、抽選の結果の当/外を上記滑り機能によって判断することができ、特に熟練者では所謂目押し(リールテープに印刷された任意の図柄をリールの定常回転中に目視で識別し、所望は一の図柄を表示窓内に停止表示させる技術)によって停止操作をすることで、当/外の判断が可能である。
【0007】
当り図柄には、大役図柄、小役図柄等があり、小役図柄にはリプレイ図柄が存在する。リプレイ図柄は所定の確率(1/7程度)で再遊技役が成立するように制御されている。具体的には、リプレイ図柄が揃ったことを条件に、当該遊技でパチスロ機に前回投資したメダルと同数(同一条件)の再遊技ができる。
【0008】
ところが、大役(ビッグボーナス又はレギュラーボーナス)の抽選で外れている(大役フラグ不成立)場合、MAXベット(3枚ベット)の大役発生確率は、1枚ベット又は2枚ベットにおける大役発生確率よりも大きい反面、大役フラグが成立している場合は、1枚ベットでも当り図柄(例えば「7、7、7等」をそろえることが十分に可能である。
【0009】
このような遊技仕様において、遊技中にMAXベット(3枚ベット)でリプレイ図柄が揃った場合、大役フラグの成立が明らかであれば、次ゲームにおいて、大役図柄の滑り制御(引き込み)がなされるため、少ないベット枚数で遊技を行いたいのが遊技者の心理である。
【0010】
これに関連する技術として、特許文献1では、再遊技の際にメダル追加投入を可能とした技術が開示されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平6−190107号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、リプレイ図柄の元となる遊技の開始時に1枚ベットであったときに、リプレイ遊技時に3枚ベットしたいという遊技者の要望に応えるための技術であり、リプレイ時のベット枚数の変更という概念では、同一の発明であるが、上記のようにベット数を少なくしたいという目的とは全く正反対のものである。
【0013】
また、上記特許文献1では、一貫してメダルの追加投入の概念で記載しており、メダルを減らすという概念をその目的、作用及び効果から類推することはできず、技術的にも既に投資した状態のメダルの減少させるための手段について何ら記載がない。
【0014】
本発明は上記事実を考慮し、リプレイの元となる目的図柄の停止操作容易性レベルに対して、リプレイ遊技の際の前記目的図柄の停止操作容易性レベルが厳しくなる方への設定変更を可能として、遊技者の無駄な投資を防止することができる遊技機を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技者の始動操作によって、複数の図柄が設けられたリールを駆動させることで遊技が開始されると共に抽選が実行され、遊技者のリール停止操作によって所定の図柄を所定の位置に停止させることで前記抽選の結果を報知し、前記抽選の結果が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態とする遊技機であって、前記始動操作に先立って、遊技媒体の投資量に比例して遊技者による目的図柄の停止操作が容易となる停止操作容易性のレベルを、複数の段階から選択するレベル選択手段と、前記停止図柄がリプレイ図柄の場合に、リプレイの元となる遊技時よりも前記目的図柄の停止操作容易性レベルを厳しくする方向に設定可能とする設定手段と、前記設定手段で設定されたレベルに基づいて、前記リプレイ遊技を実行するリプレイ遊技実行制御手段と、を有している。
【0016】
請求項1記載の発明によれば、目的図柄の停止操作容易性レベルを選択した後、始動操作を実行すると、リールの駆動が開始され、抽選がなされる。
【0017】
この抽選結果は、遊技者の停止操作による停止図柄によって報知される。
【0018】
ここで、リプレイ図柄となった場合、リプレイの元となったときの停止操作容易性レベルよりも厳しいレベルで遊技を行いたい場合がある。例えば、何らかの予告で抽選の結果が当りであり、この当り図柄が引き易い状態となっているときは、投資量を減らして遊技を進行させるとき等が挙げられる。
【0019】
そこで、設定手段では、停止図柄がリプレイ図柄の場合に、リプレイの元となる遊技時よりも前記目的図柄の停止操作容易性レベルを厳しくする方向に設定可能とする。リプレイ遊技実行制御手段では、この設定手段で設定されたレベルに基づいて、前記リプレイ遊技を実行する。
【0020】
これにより、遊技者は所望の停止操作容易性レベルで遊技を行うことができ、無駄な投資を回避することができる。
【0021】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記リールが複数列設けられ、前記抽選の結果を各リール間を結ぶ所定のライン上の停止図柄の配列状態で報知する遊技仕様であり、前記レベル選択手段が、前記始動操作に先立って行う遊技媒体のベット数に基づく、前記最小ライン数から最大ライン数までのライン数の選択であることを特徴としている。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、複数(例えば3連)のリールを始動操作で回転させ、停止操作によって停止した各リール間を結ぶ所定のライン上の停止図柄の配列状態で抽選結果の当/外を報知する遊技仕様となっており、この場合のレベル選択手段が、遊技媒体のベット数に基づく、最小ライン数から最大ライン数までのライン数の選択となる。
【0023】
すなわち、ベット数が多ければ多いほど有効ライン数が増えるため、目的とする図柄を停止させる操作の容易性が高く(簡便)なる。逆に、ベット数が少なければ少ないほど停止操作容易性が厳しくなるが、その分、ベット数(投資)が少なくて済む。
【0024】
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記ライン数が、前記遊技媒体のベット数と正比例の関係であり、前記設定手段が前記リプレイの元となる遊技の際のライン数以下のライン数となるように前記ベット数を変更することを特徴としている。
【0025】
請求項3に記載の発明によれば、例えば、ライン数が少なくても目標とする図柄配列を所定のライン上に配列させることがし易い遊技状態の場合、ベット数と正比例の関係であり、前記設定手段が前記リプレイの元となる遊技の際のライン数以下のライン数となるようにベット数を変更する。これにより、無駄な投資を回避することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303と、で構成されている。
【0027】
操作兼装飾部303は、本体302に対して図2の左端を中心に回動することで開閉可能となっている。
【0028】
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
【0029】
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
【0030】
装飾部304の表示パネル部312の中央は、表示窓314とされている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
【0031】
この表示窓314の内部には、図柄変動部316が設けられ、図2に示される如く、3個のリール(回胴)350A、350B、350C(以下、総称する場合はリール350という)が回転するようになっている。表示パネル部312における表示窓314の左部には、指標部318(図3参照)となっており、表示窓314に揃う図柄の状態(列数等)を案内表示している。
【0032】
また、表示窓314の下部には、図2の左から順番にメダル払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
【0033】
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面部の図2の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また図2の左端部からは順にキャンセルボタン355、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面部の図2の左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
【0034】
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とで構成されている。
【0035】
図3に示される如く、図柄変動部316は、3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルを投資した場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルを投資でき、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄として採用されるようになっている。
【0036】
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
【0037】
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー20を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
【0038】
また、この始動レバー354による操作タイミングは、当たり抽選のタイミングとなっており、始動レバー354の操作によって、内部のコントローラでは当たり/外れが決定するようになっている。
【0039】
ここで、抽選が当たりの場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、当たりとなって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たりには大当たり(ビッグボーナス)と通常当たり(レギュラーボーナス)とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。当然ビッグボーナスの方がレギュラーボーナスよりも有利である。
【0040】
なお、この停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の当/外に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
【0041】
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらす(蹴飛ばし)。
【0042】
一方、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合に、意図的にこの図柄で停止するように停止位置をずらす(引き込み)。
【0043】
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となる。
【0044】
ここで、本実施の形態では、3個のリール350A、350B、350Cのそれぞれにおいて、有効ライン上に「リプレイ」図柄が揃った場合、当該「リプレイ」図柄の元となった遊技の際にベットしたメダルの枚数をリプレイ遊技の際に減らすことを可能とした。
【0045】
すなわち、「リプレイ」図柄の元となる遊技を含むそれ以前の遊技において、大役の抽選に当選し(大役フラフの成立)、かつ、この大役フラグの成立が明らかである場合、パチスロ機300では、図柄の滑り制御を実行して、4コマ以内で大役図柄を引き込むように制御される。
【0046】
このため、有効ライン数をMAXベットに対応するライン(3ライン)としなくても、十分に大役の図柄を所定の有効ラインに停止させることが容易となる。
【0047】
このような遊技状態において、リプレイ遊技の際に、有効ライン状態を減らすことはメダルの無駄遣いを回避することにつながる。
【0048】
上記リプレイ遊技時の有効ライン数減少を実現するため、本実施の形態では、始動レバー354の近傍に有効ライン数を−1とするマイナスボタン100が設けられている。
【0049】
このマイナスボタン100は、「リプレイ」図柄が揃い、かつ、この「リプレイ」図柄の元となる遊技が1枚ベット以外のときに有効となり、マイナスボタン100を1回操作する毎に、有効ライン数が1ラインずつ減少するようになっている。
【0050】
減らしたライン数分のメダルは、クレジットに加算されるか、或いは払出されることで、遊技に不利益をもたらすことはない。
【0051】
図4は、上記リプレイ遊技時の有効ライン数減少(ベット数減少)のための制御を実行するための機能ブロック図が示されている。
【0052】
1枚ベットボタン352A、MAXベットボタン352B及びマイナスボタン100は、ベット選択部102に接続されており、操作状態に基づいて、このベット選択部102によってベットの状態を選択する。選択されたベット数は停止制御部104へ送出されるようになっている。
【0053】
始動レバー354は、抽選部106に接続されており、この抽選部106には、始動レバー354からの操作信号が入力されるようになっている。この始動レバー354の操作時に乱数カウンタから乱数を取得し、予め設定されている当り値と比較することで抽選が実行される。
【0054】
前記始動レバー354の操作信号は、リール駆動制御部108にも入力されるようになっている。リール駆動制御部108では、始動レバー354の操作信号に基づいてリール350A、350B、350Cの回転駆動を開始する。
【0055】
前記抽選部106による抽選結果は、フラグ設定部110に送出され、当りの場合に大役フラグを成立(1)、外れの場合に大役フラグを不成立(0)として、このフラグの状態を停止制御部104へ送出する。この停止制御部104には、前述の如く、ベット数選択部102からベット数信号が入力されている。
【0056】
停止制御部104には、停止ボタン356A、356B、356Cが接続されており、それぞれの停止ボタン356A、356B、356Cから入力される停止信号に基づいて、前記リール駆動制御部108を制御し、回転駆動しているリール350A、350B、350Cのそれぞれの停止制御を指示する。なお、この停止制御部104には、大役フラグの成立/不成立によって、4コマ以内で滑り制御を実行し、大役フラグが成立しているときは、有効ライン上に当該大役図柄を揃え易く制御し(引き込み制御)、一方、大役フラグが成立していないときは、有効ライン上に当該大役図柄が揃わないように制御する(蹴飛ばし制御)。
【0057】
リール駆動制御部108によるリール350A、350B、350Cの停止制御によって停止されたときの各リール350A、350B、350Cの停止図柄は、停止図柄判別部110に送出される。また、この停止図柄判別部11には、前記ベット数選択部102からのベット数信号が入力されている。
【0058】
停止図柄判別部110では、有効ライン上に配列している図柄を判別し、ベット数減少許可判定部112に送出されるようになっている。
【0059】
これにより、ベット数減少許可判定部112では、停止図柄判別部110において判別した図柄が、「リプレイ」図柄であることを判別し、かつこの「リプレイ」図柄の元となった遊技のベット数が1枚ベット以外の場合、ベット数の減少を許可する許可信号を前記ベット数選択部102及び清算部114へ送出する。
【0060】
ベット数選択部102では、この許可信号の入力時のみマイナスボタン100の操作を有効とし、このマイナスボタン100の1回の操作毎に1枚分のベット数の減算が実行される。
【0061】
清算部114には、マイナスベットボタン100の操作信号が入力されており、前記許可信号の入力時を条件として、マイナスボタン100の操作数分の清算を行うべく、クレッジット制御部116又は払出制御部118を制御する。これにより、減少したベット数分のメダルが遊技者に返却されるようになっている。
【0062】
また、ベット数減少許可判定部112には、ランプ制御部120及び音声制御部122が接続されており、前記許可信号をランプ制御部120及び音声制御部122へ出力することで、ランプや音声(効果音)によるベット数の減少許可を報知する。
【0063】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(遊技の流れ)
遊技の手順は、まず、メダルが投入済であり、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bによるベットが完了すると、始動レバー354を操作する。この時点で当り/外れの抽選がなされ、当りの場合には内部制御的にフラグの成立となる。また、既に、フラグが成立している場合は抽選は実行されない。
【0064】
この始動レバー354の操作後は、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。このとき、3個のリール350A、350B、350Cの回転開始時期は、前記抽選の結果に基づく期待値によって異なるように制御される。なお、この回転開始時期の変更制御については後述する。
【0065】
遊技者は、停止ボタン356A、356B、356Cを操作することで、リール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれはスベリによって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転にスベリを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
【0066】
前記停止操作によって停止したリール350A、350B、350Cの表示図柄が、当たり図柄で揃った場合には、ボーナスゲーム制御を実行する。
【0067】
ここで、本実施の形態では、有効ライン上に「リプレイ」図柄が揃った場合、リプレイ遊技の際にメダルの投入枚数(有効ライン数)を減らすことができる。この投入枚数の減少は、大役フラグが成立しており、滑り制御で引き込みが実行されているときに特に有効であり、大役図柄が揃い易い状態では、有効ラインを減らし、メダルの無駄遣いを回避できる。
【0068】
以下、図5のフローチャートに従い、リプレイ時メダル減少制御について説明する。
【0069】
ステップ200では、リプレイ遊技が成立したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ202へ移行して投入メダル数をInMとして記憶する。
【0070】
次のステップ204では、リプレイ遊技が成立したことをランプ制御基板120及び音声制御基板122を制御して遊技者に報知し、ステップ206へ移行する。
【0071】
ステップ206では、リプレイ遊技メダルの自動投入処理が実行される。すなわち、リプレイが成立することで、内部処理的に一旦投入メダル分が返却され、再度同数のメダルが投入されることになる。
【0072】
次のステップ208では、投入されたメダル、すなわち、記憶された数InMが最小ベット数InMminよりも多く、最大ベット数InMmaxよりも少ない(InMmin<InM<InMmax)か否かが判断される。
【0073】
このステップ208で肯定判定されると、投入メダルを減らす余地があるため、ステップ210へ移行して、メダル減らし操作(マイナスボタン100の操作)があったか否かが判断される。また、ステップ208で否定判定されると、ステップ212へ移行して、投入されたメダル、すなわち、記憶された数InMが最小ベット数か否かが判断される。このステップ212で否定判定されると、投入メダルを減らす余地があるため、ステップ214へ移行して、メダル減らし操作(マイナスボタン100の操作)があったか否かが判断される。
【0074】
ステップ210、ステップ214で肯定判定されると、ステップ216へ移行して、投入メダルの減算処理(InM←InM−1)が実行され、ステップ218へ移行する。また、ステップ210で否定判定(マイナスボタン100の操作無し)或いはステップ212で肯定判定(投入メダルが最小ベット数)された場合には、ステップ218へ移行する。
【0075】
ステップ218では、始動レバー354が操作されたか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ220へ移行してリール350A、350B、350Cの回転駆動が開始される。
【0076】
次のステップ222では、全てのリール350A、350B、350Cが停止したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ224へ移行してリプレイ遊技成立の報知を終了させ、このルーチンは終了する。
【0077】
以上説明したように本実施の形態では、各リール350A、350B、350Cにおいて、有効ライン上に「リプレイ」図柄が揃い、リプレイ遊技が成立すると、このリプレイ遊技の元となった遊技のときに投入されたベット数(メダル数)が最小ベット数ではない場合に、この最小ベット数を限度としてマイナスボタン100の操作毎にベット数を1枚ずつ減らすようにした。これにより、大役フラグが成立しており、図柄の引き込み制御によって大役図柄が揃い易くなっているときに、有効ライン数を減らし、メダルの無駄遣いを回避することができる。
【0078】
なお、本実施の形態では、メダルを減らす操作部としてマイナスボタン100を設けたが、ベットしたい数字キーを設け、直接ベット数を入力操作するようにしてもよい。また、大役フラグが成立しているときに、自動的にベット数抽選を実行し、自動的に決定したり、ベット数抽選用のストップボタンで停止する等、ゲーム性を持たせてもよい。すなわち、例えば、演出用表示装置にリプレイベット数に対応する数字を順次高速で表示し、遊技者のストップボタンの操作で停止した数字がベット数となるようにする。
【0079】
さらに、上記遊技者の意思でベット数を決めるモードと、ゲーム性を持たせてベット数を決めるモードとを併用し、遊技者に選択させるようにしてもよい。
【0080】
なお、本実施の形態では、遊技機の代表としてパチスロ機300を例にとり説明したが、図6に示すようなパチンコ球を遊技媒体として用いた遊技機400であっても、同様の構造をとることができる。
【0081】
以下、このような遊技機400の構成について説明するが、図1乃至図3に示したパチスロ機300の構成と同一の構成部分については、同一の符号を付して構成の説明を省略する。
【0082】
図6に示される如く、停止ボタン356A、356B、356Cの上部にはパチンコ球を貯留可能な上皿402が設けられ、その下部に同じくパチンコ球を貯留可能な下皿404が設けられている。上皿402には、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bの操作に応じて、所定数のパチンコ球を回収する機構が設けられている。また、この上皿402には、遊技の結果に応じてパチンコ球が賞球されるようになっている。なお、上皿402が満杯となると、自動的にパチンコ球が下皿404へオーバーフローされるようになっている。
【0083】
この遊技機400では、メダルの代わりにパチンコ球によって遊技が可能であるため、パチンコ機との併設の際に遊技者は単一種の遊技媒体に異なる遊技機での遊技が可能となる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、リプレイの元となる目的図柄の停止操作容易性レベルに対して、リプレイ遊技の際の前記目的図柄の停止操作容易性レベルが厳しくなる方への設定変更を可能として、遊技者の無駄な投資を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るパチスロ機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係る表示部及び操作部の拡大正面図である。
【図4】リプレイ遊技時の有効ライン数減少(ベット数減少)のための制御を実行するための機能ブロック図である。
【図5】リプレイ遊技時の有効ライン数減少(ベット数減少)のための流れを示す制御フローチャートである。
【図6】遊技機の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
100  マイナスボタン(設定手段)
102  ベット選択部
104  停止制御部
106  抽選部
108  リール駆動制御部
110  フラグ設定部
112  ベット数減少許可判定部(リプレイ遊技実行制御手段)
114  清算部
116  クレッジット制御部
118  払出制御部
120  ランプ制御部
122  音声制御部
300  パチスロ機(遊技機)
312  表示パネル部
316  図柄変動部
318  指標部
354  始動レバー
350A、350B、350C  リール
352A  1枚ベットボタン(レベル選択手段)
352B  MAXベットボタン(レベル選択手段)
356A、356B、356C  停止ボタン

Claims (3)

  1. 遊技者の始動操作によって、複数の図柄が設けられたリールを駆動させることで遊技が開始されると共に抽選が実行され、遊技者のリール停止操作によって所定の図柄を所定の位置に停止させることで前記抽選の結果を報知し、前記抽選の結果が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態とする遊技機であって、
    前記始動操作に先立って、遊技媒体の投資量に比例して遊技者による目的図柄の停止操作が容易となる停止操作容易性のレベルを、複数の段階から選択するレベル選択手段と、
    前記停止図柄がリプレイ図柄の場合に、リプレイの元となる遊技時よりも前記目的図柄の停止操作容易性レベルを厳しくする方向に設定可能とする設定手段と、
    前記設定手段で設定されたレベルに基づいて、前記リプレイ遊技を実行するリプレイ遊技実行制御手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記リールが複数列設けられ、前記抽選の結果を各リール間を結ぶ所定のライン上の停止図柄の配列状態で報知する遊技仕様であり、
    前記レベル選択手段が、前記始動操作に先立って行う遊技媒体のベット数に基づく、前記最小ライン数から最大ライン数までのライン数の選択であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記ライン数が、前記遊技媒体のベット数と正比例の関係であり、前記設定手段が前記リプレイの元となる遊技の際のライン数以下のライン数となるように前記ベット数を変更することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212276A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Olympia:Kk 遊技機、プログラム及び記憶媒体
JP2009172033A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sammy Corp 遊技機
JP2015205060A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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