JP2004118621A - 顧客管理システム - Google Patents

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JP2004118621A JP2002282380A JP2002282380A JP2004118621A JP 2004118621 A JP2004118621 A JP 2004118621A JP 2002282380 A JP2002282380 A JP 2002282380A JP 2002282380 A JP2002282380 A JP 2002282380A JP 2004118621 A JP2004118621 A JP 2004118621A
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Akihiko Tsunoda
角田 明彦
Tetsuo Iwane
岩根 哲郎
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Hitachi Information Systems Ltd
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Hitachi Information Systems Ltd
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Abstract

【課題】従来、店舗などにおいて対面営業方式で営業を行う対面営業部門と、インターネットなどにおいて非対面方式で営業を行う非対面営業部門とは、別個独立に顧客の管理を行うことが多く、共通する顧客に対して、購入履歴の差異や共通点に着目した情報交換等を行うことはまれである。
しかし、例えば、インターネットを介して多くの商品を購入した顧客が、上得意として取扱いを受けることを期待して、初めて来店した場合には、期待したような待遇を受けることができず、不満が生じるという事態が発生している。
【解決手段】本発明では、この課題を解決するために、顧客に関する情報を、対面営業部門と非対面営業部門とで調整し、それぞれの顧客ランクや顧客ランクの履歴情報に基づいて、共通の顧客に対して適切な取扱いを行うことを可能とする。
【選択図】      図2

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は顧客管理システムに関するものである。
【0001】
【従来の技術】
従来、顧客の購入履歴などに基づいて当該顧客に適した販促活動が行われてきた(特許文献1参照。)。その場合、店舗などにおいて対面営業方式で営業を行う対面営業部門と、インターネットなどにおいて非対面方式で営業を行う非対面営業部門とは、特段分離しないで、あるいは、まったく別個独立に顧客の管理を行うことが多く、双方の営業方式ともに共通する顧客に対して、購入履歴の差異や共通点に着目した情報交換等を行うことはまれである。
【0002】
【特許文献1】
特開2001−357196
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、インターネットを介して多くの商品を購入した顧客が、上得意として取扱いを受けることを期待して、初めて来店した場合には、期待したような待遇を受けることができず、不満が生じるという事態が発生している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、この課題を解決するために、顧客に関する情報を、対面営業部門と非対面営業部門とで調整し、それぞれの顧客ランクや顧客ランクの履歴情報に基づいて、共通の顧客に対して適切な取扱いを行うことを可能とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
【0006】
実施形態1は、主に請求項1、7、8、9、10などについて説明する。
【0007】
実施形態2は、主に請求項2などについて説明する。
【0008】
実施形態3は、主に請求項3などについて説明する。
【0009】
実施形態4は、主に請求項4などについて説明する。
【0010】
実施形態5は、主に請求項5などについて説明する。
【0011】
実施形態6は、主に請求項5などについて説明する。
<<実施形態1>>
【0012】
<実施形態1:概要>
【0013】
実施形態1について説明する。
【0014】
図1は、本実施形態の顧客管理システムについての概念の一例を示すものである。図の左側が対面営業方式を採用する対面営業部門であり、右側が非対面営業方式を採用する非対面営業部門である。顧客A氏は自宅のパソコンなどからB商店のホーム・ページにアクセスを行うことで、非対面営業部門との取引に相当するオンラインショッピングをしばしば行っている。このときの購入履歴などは、センタなどが管理する非対面顧客管理装置に、A氏の非対面顧客情報として入力される。A氏が頻繁に、かつ、相当額の買物を行うことから、非対面顧客ランクは「高位」と判断される。
【0015】
あるとき顧客A氏は実際にB商店へ来店し、そこで買物をした。これは、対面営業部門との取引に相当する。A氏がB商店へ来店したのは今回が初めてであることは、B商店の店舗内などに設置されている対面顧客管理装置に、A氏の対面顧客情報として入力される。また、これに伴い、対面顧客ランクも「低位」と判断される。
【0016】
一方、この双方の顧客ランクは、センタなどが管理する調整装置に、取得される。オンラインショッピングを行うA氏と、来店したA氏が、同一人物であることが確認された場合には、顧客ランクの調整が行われる。この場合、例えば、すでに非対面営業方式で充分取引があり、信頼があると判断できるため、A氏の対面顧客ランクを高位に修正する。これにより、A氏はB商店でも、上得意としてサービスを受けることができるので、オンラインショッピングだけでなく、実際に来店して商品を購入する機会も増えることが期待できる。
【0017】
<実施形態1:構成(顧客管理システム)>
【0018】
本実施形態は、顧客管理システムである。本実施形態での機能ブロックの一例を図2に示した。
【0019】
図2に示す本実施形態の「顧客管理システム」(0200)は、「対面顧客管理装置」(0210)と、「非対面顧客管理装置」(0220)と、「調整装置」(0230)とからなる。
【0020】
本件発明の構成要素である各部は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。たとえば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。
【0021】
具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。(本明細書の全体を通じて同様である。)
【0022】
<実施形態1:構成(対面顧客管理装置)>
【0023】
「対面顧客管理装置」(0210)は、顧客との対面営業方式を採用する営業部門である対面営業部門がその顧客である対面顧客を管理するために利用する。
【0024】
前記対面顧客管理装置(0210)は、「対面顧客情報入力部」(0211)と、「対面顧客ランク取得部」(0212)と、「対面顧客情報保持部」(0213)とからなる。
【0025】
「対面顧客情報入力部」(0211)は、対面顧客情報を入力するための処理を行う。「対面顧客」は、店員等と直接応対して営業活動を受ける顧客のことをいう。具体例としては、来店した顧客の他、電話で注文する顧客などが含まれる場合がある。「対面顧客情報」は、この対面顧客に関する情報であり、対面顧客の名前、住所、嗜好等の個人情報や、これまでの商品購入履歴などが該当する。入力は、主にキーボードなどの入力装置を介して、対面顧客自身によって行われる。また、対面顧客が回答したアンケート等に基づいて店員が入力処理を行う場合もある。
【0026】
「対面顧客ランク取得部」(0212)は、前記対面顧客情報入力部(0211)に入力された対面顧客情報に基づいて対面顧客ランクを取得する。「対面顧客ランク」は、当該対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である。何段階かの順位付けがなされている場合が想定される。例えば、対面顧客情報に基づいて、最近1年間の総購入金額で、一定金額以上を高位ランク、それ以下を順次低位のランクとし、各対面顧客のランクを決定することができる。ランクの取得の方法としては、購入金額の他に、近日の来店日、来店回数、あるいはこれらの組合せなどの方法(いわゆるRFM分析)がある。
【0027】
また、高位ランクの顧客ほど商品の値引率を高くしたり、店頭ではなく個室で応対をしたり、各種の情報を先行して知らせたりして差別化を図る。これにより、顧客の間で応対の差異に不満が生じる場合があるが、それが顧客の購入意欲の増大等として、ランクを高位に上げるための努力に繋がることが期待できる。
【0028】
「対面顧客情報保持部」(0213)は、前記対面顧客ランク取得部(0212)で取得した対面顧客ランクを、前記対面顧客の対面顧客情報と関連付けて保持する。
【0029】
<実施形態1:構成(非対面顧客管理装置)>
【0030】
「非対面顧客管理装置」(0220)は、顧客との非対面営業方式を採用する営業部門である非対面営業部門がその顧客である非対面顧客を管理するために利用する。
【0031】
前記非対面顧客管理装置(0220)は、「非対面顧客情報入力部」(0221)と、「非対面顧客ランク取得部」(0222)と、「非対面顧客情報保持部」(0223)とからなる。
【0032】
「非対面顧客情報入力部」(0221)は、非対面顧客情報を入力するための処理を行う。「非対面顧客」は、店員等と直接対面しないで、インターネット等を介して応対する顧客のことをいう。具体例としては、オンラインショッピング等により取引を行う顧客などが該当する。「非対面顧客情報」は、この非対面顧客に関する情報であり、非対面顧客の名前、住所、嗜好等の個人情報や、これまでの商品購入履歴、サイトへのアクセスカウントなどが該当する。入力は、主に非対面顧客から、インターネットを介して送信される注文情報、非対面顧客の個人情報、商品購入履歴、アクセスカウント、アンケートの回答等を受信等することによって行われる。
【0033】
「非対面顧客ランク取得部」(0222)は、前記非対面顧客情報入力部(0221)に入力された非対面顧客情報に基づいて非対面顧客ランクを取得する。「非対面顧客ランク」は、当該非対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である。何段階かの順位付けがなされている場合が想定される。例えば、非対面顧客情報に基づいて、最近1週間のサイトへのアクセスカウントで、一定カウント以上を高位ランク、それ以下を順次低位のランクとし、各非対面顧客のランクを決定することができる。ランクの取得の方法としては、アクセスカウントの他に、購入金額など、対面顧客ランクの取得と同様の方法でもよい。
【0034】
また、高位ランクの顧客ほど商品の値引率を高くしたり、特別なページへのアクセスが可能となったりして差別化を図る。これにより、顧客の間で応対の差異に不満が生じる場合があるが、それが顧客の購入意欲の増大等として、ランクを高位に上げるための努力に繋がることが期待できる。
【0035】
「非対面顧客情報保持部」(0223)は、前記非対面顧客ランク取得部(0222)で取得した非対面顧客ランクを、前記非対面顧客の非対面顧客情報と関連付けて保持する。
【0036】
<実施形態1:構成(調整装置)>
【0037】
「調整装置」(0230)は、前記対面顧客管理装置(0210)と、前記非対面顧客管理装置(0220)と、の調整をする。
【0038】
前記調整装置(0230)は、「対面顧客ランク取得部」(0231)と、「非対面顧客ランク取得部」(0232)と、「履歴保持部」(0233)と、「顧客ランク比較部」(0234)と、「顧客ランク修正部」(0235)とからなる。
【0039】
「対面顧客ランク取得部」(0231)は、前記対面顧客ランクを取得する。
【0040】
「非対面顧客ランク取得部」(0232)は、前記非対面顧客ランクを取得する。
【0041】
「履歴保持部」(0233)は、前記対面顧客ランク及び、前記非対面顧客ランクの履歴情報である対面顧客ランク履歴情報及び、非対面顧客ランク履歴情報を保持する。履歴情報は、一定期間経過ごとに保持されるとしてもよいし、修正があった場合にのみ保持される場合もある。
【0042】
「顧客ランク比較部」(0234)は、前記対面顧客と、前記非対面顧客とが同一の顧客となる共通顧客である場合に、前記対面顧客ランク取得部(0231)で取得した対面顧客ランクと、前記非対面顧客ランク取得部(0232)で取得した非対面顧客ランクとを比較する。対面顧客と、非対面顧客とが同一の顧客であるかどうかは、顧客情報に含まれる顧客の個人情報などで判断する。共通顧客の場合にのみ、各顧客ランクの比較を行えばよい。
【0043】
「顧客ランク修正部」(0235)は、前記顧客ランク比較部(0234)での比較結果、又は/及び、前記履歴保持部(0233)に保持されている履歴情報に基づいて前記対面顧客ランク又は前記非対面顧客ランクを修正する。修正の一例としては、顧客ランク比較部での比較結果で双方の顧客ランクに差異が生じた場合に、双方の顧客ランクを平均したランクに統一する修正や、履歴情報で一定期間、高位ランクが連続した後に一時的に低位ランクにシフトした場合に、暫定的に顧客ランクを修正しないことなどが挙げられる。
【0044】
本実施形態における具体例は、実施形態3から6にて詳述する。
【0045】
<実施形態1:処理の流れ>
【0046】
図3は、実施形態1での処理の流れの一例を示したものである。本実施形態における顧客管理方法は、対面顧客管理装置による対面顧客管理方法と、非対面顧客管理装置による非対面顧客管理方法と、調整装置による調整方法からなる。
【0047】
<実施形態1:処理の流れ(対面顧客管理方法)>
【0048】
対面顧客管理装置による対面顧客管理方法は、以下に示すステップよりなる。
【0049】
まず、対面顧客の情報である対面顧客情報を入力する(対面顧客情報入力ステップ S0301)。
【0050】
対面顧客情報入力ステップ(S0301)にて入力された対面顧客情報に基づいてその対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である対面顧客ランクを取得する(対面顧客ランク取得ステップ S0302)。
【0051】
<実施形態1:処理の流れ(非対面顧客管理方法)>
【0052】
非対面顧客管理装置による非対面顧客管理方法は、以下に示すステップよりなる。
【0053】
まず、非対面顧客の情報である非対面顧客情報を入力する(非対面顧客情報入力ステップ S0303)。
【0054】
非対面顧客情報入力ステップ(S0303)にて入力された非対面顧客情報に基づいてその非対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である非対面顧客ランクを取得する(非対面顧客ランク取得ステップ S0304)。
【0055】
<実施形態1:処理の流れ(調整方法)>
【0056】
調整装置による調整方法は、以下に示すステップよりなる。
【0057】
前記対面顧客ランクを取得する(対面顧客ランク取得ステップ S0305)。ここでの対面顧客ランクは対面顧客管理方法での対面顧客ランク取得ステップ(S0302)により取得した対面顧客ランクを取得するものである。
【0058】
前記非対面顧客ランクを取得する(非対面顧客ランク取得ステップ S0306)。ここでの非対面顧客ランクは非対面顧客管理方法での非対面顧客ランク取得ステップ(S0304)により取得した非対面顧客ランクを取得するものである。
【0059】
前記対面顧客と、前記非対面顧客とが同一の顧客となる共通顧客であるかどうか判断する(判断ステップ S0307)。前記対面顧客と、前記非対面顧客とが共通顧客でないとの判断結果の場合は、処理を終了する。
【0060】
前記判断ステップ(S0307)にて、前記対面顧客と、前記非対面顧客とが共通顧客であるとの判断結果の場合は、前記対面顧客ランク取得ステップ(S0305)にて取得した対面顧客ランクと、前記非対面顧客ランク取得ステップ(S0306)にて取得した非対面顧客ランクとを比較する(顧客ランク比較ステップ S0308)。
【0061】
前記顧客ランク比較ステップ(S0308)での比較結果、又は/及び、前記履歴保持ステップ(S0307)に保持されている履歴情報に基づいて前記対面顧客ランク又は前記非対面顧客ランクを修正する(顧客ランク修正ステップ S0309)。
【0062】
前記対面顧客ランク及び、前記非対面顧客ランクの履歴情報である対面顧客ランク履歴情報及び、非対面顧客ランク履歴情報を保持する(履歴保持ステップ S0310)。
【0063】
以上の処理は、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、また、このプログラムを計算機によって読み取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書の全体を通して同様である。)
【0064】
<実施形態1:効果>
【0065】
ひとりの顧客の対面顧客ランクと、非対面顧客ランクの比較結果や、各顧客ランクの履歴情報に基づいて、各顧客ランクの修正を行うことで、店員はその顧客に対してより適切な営業活動を行うことができる。例えば、オンラインショッピングで複数回の取引があり、すでに非対面顧客としては上得意である顧客が、初めて来店する場合であっても、店員が上得意に対する応対やサービスの提供をすれば、顧客は満足感が得られることが予想される。この場合顧客は、再度来店して、対面顧客としても上得意となることも期待できる。
<<実施形態2>>
【0066】
<実施形態2:概要>
【0067】
実施形態2について説明する。本実施形態の顧客管理システムを構成する調整装置は、顧客ランクを修正した場合に、当該営業部門に修正した旨を通知することに特徴を有する。
【0068】
<実施形態2:構成>
【0069】
本実施形態での機能ブロックの一例を図4に示す。
【0070】
図4に示す本実施形態の「顧客管理システム」(0400)は、「対面顧客管理装置」(0410)と、「非対面顧客管理装置」(0420)と、「調整装置」(0430)とからなる。
【0071】
前記対面顧客管理装置(0410)は、「対面顧客情報入力部」(0411)と、「対面顧客ランク取得部」(0412)と、「対面顧客情報保持部」(0413)とからなる。
【0072】
前記非対面顧客管理装置(0420)は、「非対面顧客情報入力部」(0421)と、「非対面顧客ランク取得部」(0422)と、「非対面顧客情報保持部」(0423)とからなる。
【0073】
前記調整装置(0430)は、「対面顧客ランク取得部」(0431)と、「非対面顧客ランク取得部」(0432)と、「履歴保持部」(0433)と、「顧客ランク比較部」(0434)と、「顧客ランク修正部」(0435)と、さらに「通知部」(0436)からなる。
【0074】
「通知部」(0436)は、前記顧客ランク修正部(0435)にて前記対面顧客ランク又は前記非対面顧客ランクを修正した場合に、対面営業部門又は非対面営業部門にその旨を通知する。通知は、修正があった旨の他、顧客情報や修正後の顧客ランクなどを送信等することにより実現するとしてもよい。通知の方法として具体的には、対面営業部門では店員等に文書や電子メールなどで知らされる場合が想定され、当該顧客が来店した際には通知を受けた店員によって、顧客が顧客ランクに応じたサービスの提供を受けることができる。一方、非対面営業部門では修正があった旨の通知は当該顧客によるサイトへのアクセスがあった場合に行われるとしてもよい。この場合は、現在アクセス中の顧客について、最新の顧客ランクに合致する情報提供等を行うことができる。
【0075】
その他各部の処理は、実施形態1で述べたものと同様である。
【0076】
<実施形態2:効果>
【0077】
顧客ランクの修正後に、各営業部門へその旨を通知することで、その顧客に対してより適切な営業活動を行うことができる。つまり、顧客ランクの修正に加えて、通知を行うことで各営業部門に顧客ランクの変動があったことに対して注意を喚起することができる。
<<実施形態3>>
【0078】
<実施形態3:概要>
【0079】
実施形態3について説明する。本実施形態の顧客管理システムは、共通顧客の顧客ランクの一方が高位にシフトした場合には、両方の顧客ランクを高位に統一させることに特徴を有する。
【0080】
<実施形態3:構成>
【0081】
本実施形態は、実施形態1又は2を基本とし、機能ブロックの一例はすでに図2、あるいは、図4に示したとおりである。
【0082】
図2に示す本実施形態の「顧客管理システム」(0200)は、「対面顧客管理装置」(0210)と、「非対面顧客管理装置」(0220)と、「調整装置」(0230)とからなる。
【0083】
前記対面顧客管理装置(0210)は、「対面顧客情報入力部」(0211)と、「対面顧客ランク取得部」(0212)と、「対面顧客情報保持部」(0213)とからなる。
【0084】
前記非対面顧客管理装置(0220)は、「非対面顧客情報入力部」(0221)と、「非対面顧客ランク取得部」(0222)と、「非対面顧客情報保持部」(0223)とからなる。
【0085】
前記調整装置(0230)は、「対面顧客ランク取得部」(0231)と、「非対面顧客ランク取得部」(0232)と、「履歴保持部」(0233)と、「顧客ランク比較部」(0234)と、「顧客ランク修正部」(0235)とからなる。
【0086】
「顧客ランク修正部」(0235)は、前記履歴保持部(0233)に保持されている履歴情報に基づいて、前記共通顧客の前記ランク情報のいずれか一方が高位に変動することにより、前記顧客ランク比較部(0234)での比較結果が、不一致となる場合には、低位のランク情報を高位のランク情報にシフトする。
【0087】
その他各部の処理は、実施形態1で述べたものと同様である。
【0088】
<実施形態3:具体例>
【0089】
本実施形態の顧客管理システムを構成する対面顧客管理装置の具体的な機能ブロックの一例を図5に、調整装置の具体的な機能ブロックの一例を図6に示す。
【0090】
図5に示す「対面顧客管理装置」(0500)は、「対面顧客情報入力部」(0501)と、「対面顧客ランク取得部」(0502)と、「対面顧客情報保持部」(0503)とからなる。
【0091】
まず、顧客である山本氏の個人情報と、購入履歴が、対面顧客情報入力部(0501)にて入力される。例えば、店舗に設置されているポス端末から入力される場合などがある。入力されたデータは対面顧客情報として、対面顧客情報保持部(0503)で保持・管理される。
【0092】
また、対面顧客情報は、対面顧客ランク取得部(0502)に渡され、対面顧客ランクの取得に利用される。対面顧客情報の購入履歴によると、山本氏は、7月28日に5万円、8月3日、25日にそれぞれ1万円の買物をしている。ここで、対面顧客ランクを、「最近3ヶ月以内に3回以上来店し、かつ、買物金額の合計が3万円以上なら高位ランクとする」というルールに基づいて定めるとする。山本氏は、このルールに合致するため、対面顧客ランクは高位ランクであると判断される。ここで取得した対面顧客ランクは、対面顧客情報と関連付けて、対面顧客情報保持部(0503)で保持・管理される。
【0093】
非対面顧客管理装置でも、サイトのサーバなどから非対面顧客情報が入力され、アクセス頻度などによって非対面顧客ランクを定めることで、同様に顧客ランクを取得することができる。
【0094】
図6に示す「調整装置」(0600)は、「対面顧客ランク取得部」(0601)と、「非対面顧客ランク取得部」(0602)と、「履歴保持部」(0603)と、「顧客ランク比較部」(0604)と、「顧客ランク修正部」(0605)とからなる。
【0095】
調整装置は、対面顧客ランク取得部(0601)にて対面顧客管理装置からの対面顧客ランクを取得し、非対面顧客ランク取得部(0602)にて非対面顧客管理装置からの非対面顧客ランクを取得する。今、対面顧客ランクは高位ランクであり、非対面顧客ランクは中位であった。また、それぞれの顧客ランクと一緒に、顧客を識別する識別IDも取得できる。このIDを比較することで、対面顧客と非対面顧客が同一人物、つまり、共通顧客であるかどうかの判断を行うことができる。ここでは双方の顧客のIDは0028で一致しているので、対面顧客と非対面顧客とは共通顧客であり、以下の処理を行う。
【0096】
前提としてここで履歴保持部(0603)に保持されているそれぞれの顧客ランク履歴情報は、いずれも中位である。また、顧客ランク比較部(0604)にて、現在の顧客ランクの比較を行うと、対面顧客ランクは高位で、非対面顧客ランクは中位であり、不一致という比較結果となる。
【0097】
したがって、顧客ランク修正部(0605)にて修正が行われる。まずは、対面顧客ランクが高位に変動することで、現在の顧客ランクが不一致となったことより、より低位のランクである非対面顧客ランクを高位にシフトする。これにより、対面顧客ランクと非対面顧客ランクは統一される。高位にシフトした対面顧客ランクと、修正が行われた非対面顧客ランクは履歴情報に反映することが望ましい。また、修正した旨を非対面営業部門へ通知する場合もある。
【0098】
<実施形態3:効果>
【0099】
共通顧客の顧客ランクの一方が高位にシフトした場合に、両方の顧客ランクを高位に統一することで、顧客の満足度をより高めることができる。つまり、共通顧客は、例えば対面顧客として商品購入等を頻繁に行うことで対面顧客ランクだけでなく、非対面顧客ランクも高位にシフトし、オンラインショッピングの際に、上得意と同様の割引や、ポイントの還元などが行われる。このとき、共通顧客はもともと対面顧客として商品購入等の取引のある顧客であり、潜在的にも非対面顧客ランクが高くなりやすい傾向にあると予想されるため、非対面顧客ランクを高位に引き上げることは、共通顧客の購入意欲を刺激し、非対面顧客としての取引が増加することが期待できる(逆の場合も同様である)。
【0100】
したがって、実際には取引が高位の顧客ランクの判定基準に達していないのに顧客ランクを高位に引き上げることは、むしろ上述のような効果があり、低位であった営業方式での取引を活性化するきっかけとなることが期待される。
<<実施形態4>>
【0101】
<実施形態4:概要>
【0102】
実施形態4について説明する。本実施形態の顧客管理システムは、共通顧客の顧客ランクの一方が低位にシフトした場合には、両方の顧客ランクはそのまま放置することに特徴を有する。
【0103】
<実施形態4:構成>
【0104】
本実施形態は、実施形態1又は2を基本とし、機能ブロックの一例はすでに図2、あるいは、図4に示したとおりである。
【0105】
図2に示す本実施形態の「顧客管理システム」(0200)は、「対面顧客管理装置」(0210)と、「非対面顧客管理装置」(0220)と、「調整装置」(0230)とからなる。
【0106】
前記調整装置(0230)は、「対面顧客ランク取得部」(0231)と、「非対面顧客ランク取得部」(0232)と、「履歴保持部」(0233)と、「顧客ランク比較部」(0234)と、「顧客ランク修正部」(0235)とからなる。
【0107】
「顧客ランク修正部」(0235)は、前記履歴保持部(0233)に保持されている履歴情報に基づいて、前記共通顧客の前記ランク情報のいずれか一方が低位に変動することにより、前記顧客ランク比較部(0234)での比較結果が、不一致となる場合には、修正を行わない。
【0108】
その他各部の処理は、実施形態1で述べたものと同様である。
【0109】
<実施形態4:具体例>
【0110】
本実施形態の顧客管理システムを構成する調整装置の具体的な機能ブロックの一例を図7に示す。
【0111】
図7に示す「調整装置」(0700)は、「対面顧客ランク取得部」(0701)と、「非対面顧客ランク取得部」(0702)と、「履歴保持部」(0703)と、「顧客ランク比較部」(0704)と、「顧客ランク修正部」(0705)とからなる。
【0112】
調整装置は、対面顧客ランク取得部(0701)にて対面顧客管理装置からの対面顧客ランクを取得し、非対面顧客ランク取得部(0702)にて非対面顧客管理装置からの非対面顧客ランクを取得する。今、対面顧客ランクは中位ランクであり、非対面顧客ランクは低位であった。また、それぞれの顧客ランクと一緒に、顧客を識別する識別IDも取得できる。このIDを比較することで、対面顧客と非対面顧客が同一人物、つまり、共通顧客であるかどうかの判断を行うことができる。ここでは双方の顧客のIDは0028で一致しているので、対面顧客と非対面顧客とは共通顧客であり、以下の処理を行う。
【0113】
前提としてここで履歴保持部(0703)に保持されているそれぞれの顧客ランク履歴情報は、いずれも中位である。また、顧客ランク比較部(0704)にて、現在の顧客ランクの比較を行うと、対面顧客ランクは中位で、非対面顧客ランクは低位であり、不一致という比較結果となる。
【0114】
非対面顧客ランクが低位に変動することで、現在の顧客ランクが不一致となったが、この場合には顧客ランク修正部(0705)では、顧客ランクを一致させる等の修正しない。一定期間経過後、履歴情報への変更を行う。この期間は、各店の販売計画などに基づいて決めるとよい。
【0115】
<実施形態4:効果>
【0116】
共通顧客の顧客ランクの一方が低位にシフトした場合であっても、両方の顧客ランクを修正しないことで、どちらか一方の営業方式で取引を行っていれば、評価されるため、顧客の満足度を維持することができる。
【0117】
つまり、共通顧客は、例えば対面顧客としては商品購入等を頻繁に行いつつ、まれにオンラインショッピングもする場合であっても、非対面顧客ランクに引きずられることなく、対面顧客として優遇され、上得意と同様の割引や、ポイントの還元などが行われる。これは、この共通顧客はもともと対面顧客として商品購入等の取引のある顧客であり、潜在的にも非対面顧客ランクが高くなりやすい傾向にあると予想されるため、顧客ランクを下げないでおくことで、共通顧客の購入意欲を刺激し、非対面顧客としての取引をも増加することが期待できる(逆の場合も同様である)。
【0118】
したがって、実際には取引が低位の顧客ランクの判定基準に落ち込んでいるのに合わせて顧客ランクを下げることをしないのは、むしろ上述のような効果があり、低位の方の営業方式での取引をも活性化するきっかけとなることが期待される。
<<実施形態5>>
【0119】
<実施形態5:概要>
【0120】
実施形態5について説明する。本実施形態の顧客管理システムは、新たに共通顧客となった顧客の顧客ランクを一方に統一することに特徴を有する。
【0121】
<実施形態5:構成>
【0122】
本実施形態は、実施形態1又は2を基本とし、機能ブロックの一例はすでに図2、あるいは、図4に示したとおりである。
【0123】
図2に示す本実施形態の「顧客管理システム」(0200)は、「対面顧客管理装置」(0210)と、「非対面顧客管理装置」(0220)と、「調整装置」(0230)とからなる。
【0124】
前記調整装置(0230)は、「対面顧客ランク取得部」(0231)と、「非対面顧客ランク取得部」(0232)と、「履歴保持部」(0233)と、「顧客ランク比較部」(0234)と、「顧客ランク修正部」(0235)とからなる。
【0125】
「顧客ランク修正部」(0235)は、前記履歴保持部(0233)に保持されている履歴情報に基づいて、新たに共通顧客となったために、前記顧客ランク比較部(0234)での比較結果が、不一致となる場合には、低位のランク情報を高位のランク情報にシフトさせる修正を行う。
【0126】
その他各部の処理は、実施形態1で述べたものと同様である。
【0127】
<実施形態5:具体例>
【0128】
本実施形態の顧客管理システムを構成する調整装置の具体的な機能ブロックの一例を図8に示す。
【0129】
図8に示す「調整装置」(0800)は、「対面顧客ランク取得部」(0801)と、「非対面顧客ランク取得部」(0802)と、「履歴保持部」(0803)と、「顧客ランク比較部」(0804)と、「顧客ランク修正部」(0805)とからなる。
【0130】
調整装置は、対面顧客ランク取得部(0801)にて対面顧客管理装置からの対面顧客ランクを取得し、非対面顧客ランク取得部(0802)にて非対面顧客管理装置からの非対面顧客ランクを取得する。今、対面顧客ランクは中位ランクであり、非対面顧客ランクは低位であった。また、それぞれの顧客ランクと一緒に、顧客を識別する識別IDも取得できる。このIDを比較することで、対面顧客と非対面顧客が同一人物、つまり、共通顧客であるかどうかの判断を行うことができる。ここでは双方の顧客のIDは0028で一致しているので、対面顧客と非対面顧客とは共通顧客であり、以下の処理を行う。
【0131】
前提としてここで履歴保持部(0803)に保持されているそれぞれの顧客ランク履歴情報は、対面顧客ランク履歴情報は中位であるが、非対面顧客ランク履歴情報は履歴なしという状態である。これは、非対面方式での取引が初めて行われるということを表している。また、顧客ランク比較部(0804)にて、現在の顧客ランクの比較を行うと、対面顧客ランクは中位で、非対面顧客ランクは低位であり、不一致という比較結果となる。
【0132】
非対面顧客ランクは低位であるが、新たに共通顧客となったことから、顧客ランク修正部(0805)では、より低位の顧客ランクである非対面顧客ランクをより高位にシフトさせ、中位とする修正を行う。ここでは、履歴情報へ反映することが望ましい。修正を行ったので、その旨を非対面営業部門へ通知するとしてもよい。
【0133】
<実施形5:効果>
【0134】
新たに共通顧客となった顧客の顧客ランクを高位の顧客ランクに統一することで、初めて取引を行った顧客も、これまでどちらかの営業方式で取引を行っていれば、適切に評価されるため、顧客の満足度を維持することができる。
【0135】
つまり、顧客が、例えば対面顧客としては商品購入等を頻繁に行っているが、初めてオンラインショッピングをした場合であっても、非対面顧客として優遇され、上得意と同様の割引や、ポイントの還元などが行われる。これは、共通顧客はもともと対面顧客として商品購入等の取引のある顧客であり、潜在的にも非対面顧客ランクが高くなりやすい傾向にあると予想されるため、最初の非対面顧客ランクを対面顧客ランクに応じて高位のランクで設定することにより、共通顧客となった顧客の購入意欲を刺激し、非対面顧客としての取引が増加することが期待できる(逆の場合も同様である)。
【0136】
したがって、実際には取引が低位の顧客ランクの判定基準に合致するものであっても顧客ランクを高く設定することは、むしろ上述のような効果があり、低位の方の営業方式での取引を活性化するきっかけとなることが期待される。
<<実施形態6>>
【0137】
<実施形態6:概要>
【0138】
実施形態6について説明する。本実施形態の顧客管理システムは、対面顧客ランクが高位で、非対面顧客ランクが低位に変動した場合に双方の顧客ランクを修正しないことに特徴を有する。
【0139】
<実施形態6:構成>
【0140】
本実施形態は、実施形態1又は2を基本とし、機能ブロックの一例はすでに図2、あるいは、図4に示したとおりである。
【0141】
図2に示す本実施形態の「顧客管理システム」(0200)は、「対面顧客管理装置」(0210)と、「非対面顧客管理装置」(0220)と、「調整装置」(0230)とからなる。
【0142】
前記調整装置(0230)は、「対面顧客ランク取得部」(0231)と、「非対面顧客ランク取得部」(0232)と、「履歴保持部」(0233)と、「顧客ランク比較部」(0234)と、「顧客ランク修正部」(0235)とからなる。
【0143】
「顧客ランク修正部」(0235)は、前記履歴保持部(0233)に保持されている履歴情報に基づいて、対面顧客ランクが高位で、非対面顧客ランクが低位に変動することにより、前記顧客ランク比較部(0234)での比較結果が、不一致となる場合には、修正を行わない。
【0144】
その他各部の処理は、実施形態1で述べたものと同様である。
【0145】
<実施形態6:具体例>
【0146】
本実施形態の顧客管理システムを構成する調整装置の具体的な機能ブロックの一例を図9に示す。
【0147】
図9に示す「調整装置」(0900)は、「対面顧客ランク取得部」(0901)と、「非対面顧客ランク取得部」(0902)と、「履歴保持部」(0903)と、「顧客ランク比較部」(0904)と、「顧客ランク修正部」(0905)とからなる。
【0148】
調整装置は、対面顧客ランク取得部(0901)にて対面顧客管理装置からの対面顧客ランクを取得し、非対面顧客ランク取得部(0902)にて非対面顧客管理装置からの非対面顧客ランクを取得する。今、対面顧客ランクは高位ランクであり、非対面顧客ランクは低位であった。また、それぞれの顧客ランクと一緒に、顧客を識別する識別IDも取得できる。このIDを比較することで、対面顧客と非対面顧客が同一人物、つまり、共通顧客であるかどうかの判断を行うことができる。ここでは双方の顧客のIDは0028で一致しているので、対面顧客と非対面顧客とは共通顧客であり、以下の処理を行う。
【0149】
前提としてここで履歴保持部(0903)に保持されているそれぞれの顧客ランク履歴情報は、中位である。また、顧客ランク比較部(0904)にて、現在の顧客ランクの比較を行うと、対面顧客ランクは高位で、非対面顧客ランクは低位であり、不一致という比較結果となる。
【0150】
対面顧客ランクは高位に、非対面顧客ランクは低位に、それぞれ変動したが、顧客ランク修正部(0905)では、顧客ランクを一致させる等の修正しない。一定期間経過後、履歴情報への変更を行う。この期間は、各店の販売計画などに基づいて決めるとよい。
【0151】
<実施形態6:効果>
【0152】
対面顧客ランクは高位に、非対面顧客ランクは低位に変動した場合であっても、両方の顧客ランクを修正しないことで、顧客の満足度を維持することができる。
【0153】
つまり、共通顧客が、対面顧客としては商品購入等を頻繁に行ったために対面顧客ランクが高位に変動したが、その代わりにオンラインショッピングの頻度が減り非対面顧客ランクが低位に変動した場合を想定したものである。このとき、双方の顧客ランクを一致させる等の修正しないで、対面顧客ランクを高位、非対面顧客ランクを低位として取り扱う。このとき、対面営業部門では高位対面顧客専用の個室で応対を受けることができるのにも関わらず、非対面営業部門では高位非対面顧客専用のページにアクセスできなくなるなどの不公平感を感じることが予想される。しかし、共通顧客は、潜在的にも非対面顧客ランクが高くなりやすい傾向にあると予想されるため、顧客ランクの差異による待遇の違いを認識することでかえって、顧客の購入意欲を刺激し、非対面顧客としての取引が増加することが期待できる。
【0154】
したがって、顧客ランクを修正しないことは、むしろ上述のような効果があり、顧客の継続的取引が期待される。
【発明の効果】
一人の顧客の対面顧客ランクと、非対面顧客ランクの比較結果や、各顧客ランクの履歴情報に基づいて、各顧客ランクの修正を行うことで、店員はその顧客に対してより適切な営業活動を行うことができる。例えば、オンラインショッピングで複数回の取引があり、すでに非対面顧客としては上得意である顧客が、初めて来店する場合であっても、店員が上得意に対する応対やサービスの提供をすれば、顧客は満足感が得られることが予想される。この場合顧客は、再度来店して、対面顧客としても上得意となることも期待できる。
【0155】
また、顧客ランクの修正後に、各営業部門へその旨を通知することで、その顧客に対してより適切な営業活動を行うことができる。つまり、顧客ランクの修正に加えて、通知を行うことで各営業部門に顧客ランクの変動があったことに対して注意を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を説明するための概念図
【図2】実施形態1を説明するための機能ブロック図
【図3】実施形態1の処理の流れを説明する図
【図4】実施形態2を説明するための機能ブロック図
【図5】実施形態3の顧客管理装置を説明するための具体的機能ブロック図
【図6】実施形態3の調整装置を説明するための具体的機能ブロック図
【図7】実施形態4の調整装置を説明するための具体的機能ブロック図
【図8】実施形態5の調整装置を説明するための具体的機能ブロック図
【図9】実施形態6の調整装置を説明するための具体的機能ブロック図
【符号の説明】
0200  顧客管理システム
0210  対面顧客管理装置
0211  対面顧客情報入力部
0212  対面顧客ランク取得部
0213  対面顧客情報保持部
0220  非対面顧客管理装置
0221  非対面顧客情報入力部
0222  非対面顧客ランク取得部
0223  非対面顧客情報保持部
0230  調整装置
0231  対面顧客ランク取得部
0232  非対面顧客ランク取得部
0233  履歴保持部
0234  顧客ランク比較部
0235  顧客ランク修正部

Claims (10)

  1. 顧客との対面営業方式を採用する営業部門である対面営業部門がその顧客である対面顧客を管理するために利用する対面顧客管理装置と、
    顧客との非対面営業方式を採用する営業部門である非対面営業部門がその顧客である非対面顧客を管理するために利用する非対面顧客管理装置と、
    前記対面顧客管理装置と、前記非対面顧客管理装置と、の調整をする調整装置と、
    からなる顧客管理システムであって、
    前記対面顧客管理装置は、
    対面顧客の情報である対面顧客情報を入力するための対面顧客情報入力部と、
    前記対面顧客情報入力部に入力された対面顧客情報に基づいてその対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である対面顧客ランクを取得する対面顧客ランク取得部と、
    前記対面顧客ランク取得部で取得した対面顧客ランクを、前記対面顧客の対面顧客情報と関連付けて保持する対面顧客情報保持部と、
    を有し、
    前記非対面顧客管理装置は、
    非対面顧客の情報である非対面顧客情報を入力するための非対面顧客情報入力部と、
    前記非対面顧客情報入力部に入力された非対面顧客情報に基づいてその非対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である非対面顧客ランクを取得する非対面顧客ランク取得部と、
    前記非対面顧客ランク取得部で取得した非対面顧客ランクを、前記非対面顧客の非対面顧客情報と関連付けて保持する非対面顧客情報保持部と、
    を有し、
    前記調整装置は、
    前記対面顧客ランクを取得する対面顧客ランク取得部と、
    前記非対面顧客ランクを取得する非対面顧客ランク取得部と、
    前記対面顧客ランク及び、前記非対面顧客ランクの履歴情報である対面顧客ランク履歴情報及び、非対面顧客ランク履歴情報を保持する履歴保持部と、
    前記対面顧客と、前記非対面顧客とが同一の顧客となる共通顧客である場合に、前記対面顧客ランク取得部で取得した対面顧客ランクと、前記非対面顧客ランク取得部で取得した非対面顧客ランクとを比較する顧客ランク比較部と、
    前記顧客ランク比較部での比較結果、又は/及び、前記履歴保持部に保持されている履歴情報に基づいて前記対面顧客ランク又は前記非対面顧客ランクを修正する顧客ランク修正部と、
    を有する顧客管理システム。
  2. 前記調整装置は、さらに通知部を有し、
    前記通知部は、前記顧客ランク修正部にて前記対面顧客ランク又は前記非対面顧客ランクを修正した場合に、対面営業部門又は非対面営業部門にその旨を通知する請求項1に記載の顧客管理システム。
  3. 前記顧客ランク修正部は、前記履歴保持部に保持されている履歴情報に基づいて、前記共通顧客の前記ランク情報のいずれか一方が高位に変動することにより、前記顧客ランク比較部での比較結果が、不一致となる場合には、低位のランク情報を高位のランク情報にシフトする請求項1又は2に記載の顧客管理システム。
  4. 前記顧客ランク修正部は、前記履歴保持部に保持されている履歴情報に基づいて、前記共通顧客の前記ランク情報のいずれか一方が低位に変動することにより、前記顧客ランク比較部での比較結果が、不一致となる場合には、修正を行わない請求項1又は2に記載の顧客管理システム。
  5. 前記顧客ランク修正部は、前記履歴保持部に保持されている履歴情報に基づいて、新たに共通顧客となったために、
    前記顧客ランク比較部での比較結果が、不一致となる場合には、低位のランク情報を高位のランク情報にシフトさせる修正を行う請求項1又は2に記載の顧客管理システム。
  6. 前記顧客ランク修正部は、前記履歴保持部に保持されている履歴情報に基づいて、対面顧客ランクが高位で、非対面顧客ランクが低位に変動することにより、前記顧客ランク比較部での比較結果が、不一致となる場合には、修正を行わない請求項1又は2に記載の顧客管理システム。
  7. 請求項1又は2に記載の対面顧客管理装置。
  8. 請求項1又は2に記載の非対面顧客管理装置。
  9. 請求項1又は2に記載の調整装置。
  10. 顧客との対面営業方式を採用する営業部門である対面営業部門がその顧客である対面顧客を管理するために利用する対面顧客管理装置と、
    顧客との非対面営業方式を採用する営業部門である非対面営業部門がその顧客である非対面顧客を管理するために利用する非対面顧客管理装置と、
    前記対面顧客管理装置と、前記非対面顧客管理装置と、の調整をする調整装置と、
    からなる顧客管理システムによる顧客管理方法であって、
    前記対面顧客管理装置による対面顧客管理方法は、
    対面顧客の情報である対面顧客情報を入力するための対面顧客情報入力ステップと、
    前記対面顧客情報入力ステップにて入力された対面顧客情報に基づいてその対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である対面顧客ランクを取得する対面顧客ランク取得ステップと、
    からなり、
    前記非対面顧客管理装置による非対面顧客管理方法は、
    非対面顧客の情報である非対面顧客情報を入力するための非対面顧客情報入力ステップと、
    前記非対面顧客情報入力ステップにて入力された非対面顧客情報に基づいてその非対面顧客に対する営業指針のためのランク情報である非対面顧客ランクを取得する非対面顧客ランク取得ステップと、
    とからなり、
    前記調整装置による調整方法は、
    前記対面顧客ランクを取得する対面顧客ランク取得ステップと、
    前記非対面顧客ランクを取得する非対面顧客ランク取得ステップと、
    前記対面顧客と、前記非対面顧客とが同一の顧客となる共通顧客であるか判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにて、前記対面顧客と、前記非対面顧客とが共通顧客であるとの判断結果の場合に、前記対面顧客ランク取得ステップにて取得した対面顧客ランクと、前記非対面顧客ランク取得ステップにて取得した非対面顧客ランクとを比較する顧客ランク比較ステップと、
    前記顧客ランク比較ステップでの比較結果、又は/及び、前記履歴保持ステップに保持されている履歴情報に基づいて前記対面顧客ランク又は前記非対面顧客ランクを修正する顧客ランク修正ステップと、
    前記対面顧客ランク及び、前記非対面顧客ランクの履歴情報である対面顧客ランク履歴情報及び、非対面顧客ランク履歴情報を保持する履歴保持ステップと、とからなる顧客管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015508543A (ja) * 2012-01-13 2015-03-19 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 店舗訪問データを処理すること
JP6121575B1 (ja) * 2016-01-04 2017-04-26 株式会社リクルートホールディングス 情報生成装置、情報生成方法

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