JP2004117845A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004117845A
JP2004117845A JP2002281157A JP2002281157A JP2004117845A JP 2004117845 A JP2004117845 A JP 2004117845A JP 2002281157 A JP2002281157 A JP 2002281157A JP 2002281157 A JP2002281157 A JP 2002281157A JP 2004117845 A JP2004117845 A JP 2004117845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
photographer
imaging device
determination
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002281157A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Izuki
泉木 敬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002281157A priority Critical patent/JP2004117845A/ja
Publication of JP2004117845A publication Critical patent/JP2004117845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】落下状態の識別能力を向上することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ10のグリップ部17に、圧力センサ18を設け、撮影者がデジタルカメラ10を把持しているときの把持圧力を測定可能とする。この圧力センサ18の測定結果に基づいて落下判定を行うことにより、デジタルカメラ10は手ブレのときでも撮影者に把持されており、落下時は把持されていないので、手ブレと落下とを容易に区別可能となる。落下と判定した場合には、鏡筒22を収縮させてレンズ20をカメラ本体内に沈胴させ、レンズバリヤ16を開→閉状態として、レンズ20を保護することで、より確実に落下による衝撃からレンズを保護することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に係わり、特に、レンズを介して被写体像を撮影すると共に、落下による衝撃から前記レンズを保護する保護機能を備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光学ズーム機能付きの撮像装置では、撮影レンズとして沈胴式のレンズが採用されており、筐体内に沈胴させた鏡筒の内部にズームレンズ群及びフォーカスレンズ群を収納しておき、電源がオンになると、モータにより鏡筒を予め定めた基準位置まで伸張させてズームレンズ群をワイド寄りに設定すると共に、鏡筒の伸張により筐体内部に形成される空間内でズームレンズ群に対応した位置にオートフォーカスレンズ群を移動させるなどして、撮影可能なスタンバイ状態となる。
【0003】
このような沈胴式のレンズが採用された撮像装置は、本体内にレンズが収納可能であるため、レンズを傷つきなどから保護でき、携帯性に優れているが、その反面、鏡筒が伸長されているときに、落下するなどして外力が加わると、レンズのカム溝からカムフォロアピンが外れるなど、破損しやすいという問題もある。
【0004】
このため、従来より、振動(ブレ)を検知するセンサーをカメラに設け、落下と類推される振動を検知した場合には、レンズを沈胴させて保護する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−61869号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、振動の検知だけでは、落下と手ブレとの違いを識別することが難しく、従来技術では、しきい値以上の振動を検出した場合に落下であると判定しているが、しきい値設定が適切でないと誤判定される可能性があった。すなわち、落下時に手ブレと誤判定されて、レンズ保護がなされなかったり、単なる手ブレであるのに落下と誤判定されて、撮影が中止されてしまったりする。
【0007】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、落下状態の識別能力を向上することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レンズを介して被写体像を撮影すると共に、落下による衝撃から前記レンズを保護する保護機能を備えた撮像装置であって、撮影者により把持された際に加えられる圧力を検出するための圧力検出手段と、前記圧力検出手段による検出結果に基づいて、当該撮像装置が落下しているか否かを判定すると共に、落下と判定した場合には、前記保護機能を動作させるように制御する保護制御手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、撮影者に把持圧力を検出する圧力検出手段を設けたことにより、該撮像装置が撮影者により把持されていることを検知することができ、撮像装置は手ブレのときでも撮影者に把持されており、落下時は把持されていないので、この圧力検出手段により手ブレと落下とを容易に区別可能である。保護制御手段では、この圧力検出手段の検出結果に基づいて落下判定を行って、落下していると判定した場合には、保護機能によりレンズを保護し、落下による衝撃からレンズを保護する。例えば、前記レンズが、光軸方向に鏡筒が伸縮可能で、且つ前記鏡筒の収縮により該撮像装置の本体内に収納可能な沈胴式のレンズの場合は、鏡筒が伸長されて本体から突出した状態であると、落下時の衝撃により破損し易いので、請求項7に記載されているように、前記保護機能により前記レンズを前記本体内に収納すればよい。
【0010】
このように、手ブレと落下とを区別可能な圧力検出手段の検出結果に基づいて、落下判定を行なうので、従来よりも落下識別能力を向上させることができ、より確実に落下による衝撃からレンズを保護することができる。
【0011】
なお、落下判定は、圧力検出手段による検出結果を撮影者に係わらず一律に予め設定された値と比較することで行うようにしてもよいが、撮影者毎に把持力は異なる。このため、請求項2に記載の発明は、前記圧力検出手段による検出結果に基づいて、撮影者毎に落下判定に用いる基準値を設定する設定手段を更に有し、前記保護制御手段は、前記圧力検出手段による検出結果と前記設定手段により設定された基準値とを比較して、落下判定を行うことを特徴としている。請求項2に記載の発明によれば、発明者毎に基準値が設定されて、落下判定が行われるので、誤判定の防止効果がある。
【0012】
ところで、撮像装置は、撮影者による把持以外にも、三脚を使用したり台上に載置するなどして位置が固定されて使用されることがある。このため、請求項3に記載の発明は、前記保護制御手段の制御を実行する第1のモード、及び前記保護制御手段の制御を非実行にする第2のモードの何れか一方を選択するための選択手段を更に有することを特徴としている。これにより、撮影者は、各自の使用形態(把持して使用/把持せずに使用)に応じてモードを選択することができる。
【0013】
また、請求項4に記載されているように、前記撮像装置の位置が固定部材により固定されていることを検出する固定検出手段を更に有し、前記保護制御手段は、前記固定検出手段により前記撮像装置の位置の固定が検出されている場合には、前記制御を中止するようにしてもよい。これにより、三脚や台などの固定部材により撮像装置の位置が固定されている場合には、保護制御手段が自動的に制御を中止するので、撮影者のモード切換え作業を必要としない。また、モード切換え作業を忘れた場合の誤判定防止も可能である。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、前記保護制御手段により前記保護機能が動作された後、所定の機能テストを実行して前記レンズの異常の有無を判定する異常判定手段と、前記異常判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を更に有することを特徴としている。これにより、落下と判定されてレンズの保護を行った後は、異常判定手段により所定の機能テストが行われて、レンズの異常の有無が判定され、異常が有る場合には、報知手段により報知されるので、撮影者は、誤って撮像装置を落下してしまった場合に、この報知手段の報知により、該落下によりレンズが破損していないかを確認することができる。
【0015】
この場合、請求項6に記載されているように、前記異常判定手段による判定の履歴情報を記憶する履歴記憶手段を更に有し、撮像装置が落下された場合の機能テスト結果履歴を蓄積しておけば、修理の際に、故障原因究明などに役立つ。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合を例に説明するが、銀塩カメラやデジタルビデオカメラなどにも適用可能である。
【0017】
図1に示すように、本発明が適用されたデジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラと略す)10の正面には、露光に際して被写体が適正な露光光量が得られない低照度の場合に発光されるストロボ12と、撮影される被写体像と略同等の像を示す光が入射するファインダー窓14と、レンズを保護するための開閉可能なレンズバリヤ16と、が設けられている。
【0018】
また、デジタルカメラ10の正面左端部のグリップ部17には、圧力検出手段としての圧力センサ18が設けられており、撮影者がデジタルカメラ10を把持しているときの把持圧力を測定可能となっている。なお、圧力センサ18は、圧力変化を検出可能であればよく、例えば、圧力が変化すると電気抵抗が変化するものを用いることができる。また、本発明は、圧力センサ18の取り付け位置を特に限定するものではない。ただし、撮影者が撮影時に不自然な姿勢を取らずにデジタルカメラを把持するために右又は左の手が接触する位置としては、本実施の形態のように、グリップ部17に設けることが好ましい。
【0019】
また、デジタルカメラ10本体内には、被写体像を結像させるためのレンズ20が沈胴されており、撮影時には、図1(B)に示すように、レンズバリヤ16が開状態にされ、光軸方向に伸縮可能な鏡筒22が伸長されて、沈胴されていたレンズ20が外部に現れるようになっている。
【0020】
このレンズ20は、鏡筒22内に、図示しないズームレンズ群及びオートフォーカスレンズ群が取り付けられて構成されており、ズームレンズ群は、鏡筒22の伸縮と共に光軸方向に移動し、所望のズーム倍率になる位置にセットされる(焦点距離可変レンズ)。一方、オートフォーカスレンズ群は、ズームレンズ群の一部のレンズを保持するレンズ枠に取りつけられたフォーカスレンズ枠に取り付けられている。このフォーカスレンズ枠は、光軸方向に沿って移動可能とされており、オートフォーカスレンズ群は、オートフォーカスレンズ群枠の移動により、レンズを通過した被写体像を示す入射光が後述する撮像素子の受光面上に結像する位置にセットされる(オートフォーカス(AF)機構)。
【0021】
なお、本実施の形態では、ズームレンズ群及びオートフォーカスレンズ群(すなわちAF機構及び焦点距離可変レンズ)を備えたレンズ20を例に説明するが、ズームレンズ群に代えて、AF機構のみを備えた焦点距離固定レンズを用いた構成することもできる。
【0022】
また、このデジタルカメラ10の上面には、デジタルカメラ10の各部への電源電力の供給/供給停止の切り替えを行う電源スイッチ24と、撮影指示ボタンとして、撮影を実行する際に撮影者ーによって押圧操作されるシャッタスイッチ(所謂レリーズボタン)26と、該デジタルカメラ10の動作モードを選択する際に操作される選択手段としてのモード切替スイッチ28とが設けられている。なお、本実施の形態では、モード切替スイッチ28により、第1のモードしてのレンズ保護モードと、第2のモードとしての通常モードの何れか一方が選択されるようになっている。
【0023】
さらに、デジタルカメラ10の側面には、撮影によって得られた画像データをデジタルデータとして記憶する可搬型の記録メディア(本実施の形態では、スマートメディア)をデジタルカメラ10に装填するためのスロット(図示省略)が設けられている。また、デジタルカメラ10の背面には、撮影によって得られた被写体像、各種メニュー、画像処理に関するパラメータ、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ32(図2参照、図1では図示省略)と、液晶ディスプレイ32に表示されたメニュー画面から所望のメニュー項目又はパラメータを選択したり、撮影倍率のアップ/ダウンを指示するためのカーソルボタン36(図2参照、図1では図示省略)と、ファインダー窓14から入射した光が図示しない光学部材を介して案内され、撮影する被写体の構図を決定する際に撮影者によって覗かれるファインダー接眼部(図示省略)と、が設けられている。
【0024】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
【0025】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、レンズ20を通過した被写体像を示す入射光に基づき被写体を撮像して被写体像を示すアナログ画像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)40と、入力された信号に対して所定のアナログ信号処理を施すアナログ信号処理部42と、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「A/D変換器」という。)44と、入力されたデジタル信号に対して所定のデジタル信号処理を行うDSP(Digital Signal Processor)46と、主として被写体像を示すデジタル信号によって示される情報を記憶するSDRAM(Synchronous Dynamic RandomAccess Memory)48と、各種プログラムや所定データ等を記憶するためのフラッシュROM(Flash Read Only Memory)50と、レンズ20を移動させる駆動手段(例えば、鏡筒22を光軸方向に伸縮させるモータや、レンズ20内部のオートフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させるモータなど)を駆動するためのモータドライブ52と、レンズバリヤ16を開閉させる図示しないモータを駆動するためのモータドライブ54と、CCD40を駆動させるCCD制御部56と、ストロボ12を発光させるストロボ制御部58と、スロットに装填された記録メディアを読書きするための記録メディアインタフェース(I/F)60と、を備えている。
【0026】
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央演算処理装置)62を更に備えている。
【0027】
CPU62は、SDRAM48及びフラッシュROM50と共にメインバスMBに接続されており、CPU62は、SDRAM48及びフラッシュROM50に任意にアクセスすることができる。また、CPU62は、電源スイッチ24、シャッタスイッチ26、モード切替スイッチ28、及びカーソルボタン36といった撮影者により操作される操作手段と接続されている。CPU62は、これら操作手段の撮影者による操作状態を常時把握できる。また、CPU62は、圧力センサ18とも接続されており、圧力センサ18をON/OFFすると共に、圧力センサ18のON時は、撮影者による該デジタルカメラ10の把持状態を把握できる。
【0028】
さらに、このCPU62は、液晶ディスプレイ32、DSP46、モータドライブ52、モータドライブ54、CCD制御部56、ストロボ制御部58、及び記録メディアI/F60と接続されており、上述の操作手段の撮影者による操作状態及び撮影者による該デジタルカメラ10の把持状態に応じて、これら各部の作動を制御する。
【0029】
詳しくは、本実施の形態に係わるデジタルカメラ10は、電源OFF時は、レンズ20は沈胴状態で且つレンズバリヤ16も閉状態にされており、電源スイッチ24の操作により電源がONされると、モータドライブ54にモータを駆動させてレンズバリヤ16を開状態にし、続いて、モータドライブ52にモータを駆動させて鏡筒22を伸長し、予め設定された倍率にズームレンズ群を移動させる。すなわち、電源ONにより、レンズバリヤ16が開状態となって、レンズ20の鏡筒22が突出される。
【0030】
そして、撮影時は、CCD制御部56に所定のタイミングでCCD40に被写体像を撮影させる。このとき、カーソルボタン36による撮影倍率のアップ/ダウン指示の入力に呼応して、モータドライブ52にモータを駆動させて鏡筒22を伸長/収縮することで、撮影倍率を変更することができる。
【0031】
CCD40により被写体像が撮影されると、CCD40から被写体像を示すアナログ画像信号が出力される。このCCD40の出力端は、アナログ信号処理部42の入力端に、アナログ信号処理部42の出力端はA/D変換器44の入力端に、A/D変換器44の出力端はDSP46の入力端に、各々接続されている。
【0032】
CCD40から出力された被写体像を示すアナログ画像信号は、アナログ信号処理部42により所定のアナログ信号処理が施され、次いでA/D変換器44によりデジタル画像信号に変換された後、DSP46により所定のデジタル信号処理が施されてデジタル画像データとしてSDRAM48に一旦記憶される。
【0033】
また、このDSP46は、記録メディアI/F60及び液晶ディスプレイ32とも接続されており、SDRAM48に格納されたデジタル画像データは、必要に応じて、圧縮伸長回路(図示省略)によって圧縮され、DSP46を介して記録メディアI/F60に装着されたスマートメディアに記録される。なお。記録用のデジタル画像データの取り込みは、シャッタスイッチ26による撮影記録指示の入力に呼応して行われ、より詳しくは、シャッタスイッチ26の半押しによりモータドライブ52にモータを駆動させてオートフォーカスレンズ群を合焦させ、全押しにより被写体像を撮影し、撮影により取得したデジタル画像データをスマートメディアに記録する。
【0034】
さらに、DSP46は、CCD22による連続的な撮像によって得られたデジタル画像データに基づく動画像を所謂スルー画像として、液晶ディスプレイに表示することで、液晶ディスプレイ32を電子ビューファインダとして使用可能としている。
【0035】
また、画像再生時にはスマートメディアに記憶された再生対象とするデジタル画像データがDSP46によって読み出され、圧縮伸長回路(図示省略)によって伸長されて、液晶ディスプレイ32に表示される。
【0036】
また、電源をOFFする際は、レンズ20がデジタルカメラ10の内部に格納されるようにモータドライブ52にモータを駆動させ、次いで、レンズバリヤ16を閉状態にするようにモータドライブ54にモータを駆動して、レンズ20を沈胴させて筐体内に収容し、レンズバリヤ16を閉じた後、電源をOFFするようになっている。この電源OFF時の制御については、撮影者による電源スイッチ24の操作で電源がOFFされた場合は勿論こと、CPU62は、経過時間を計測するためのタイマー64を備えており、このタイマー64の時間計測により、所定時間、撮影者により何ら操作されずに、オートパワー機能が起動された場合にも行われる。なお、タイマー64は、CPU60に内蔵型としなくてもよく、CPU60と別体で設けて、CPU60と接続したものを用いることもできる。
【0037】
また、本実施の形態のデジタルカメラ10では、電源ON時においても、圧力センサ18による測定結果により、撮影者による把持状態から非把持状態になったことが検知された場合は、CPU62により該デジタルカメラ10が落下中であるとして、モータドライブ52、54にモータを駆動させて、レンズ20を沈胴させて筐体内に収容し、レンズバリヤ16を閉じて、レンズ20を保護するようになっている。本実施の形態では、このとき電源を一旦OFFするようになっている。また、CPU62では、把持状態/非把持状態を区別するための閾値、すなわち落下判定に用いる基準値については、撮影者によるグリップ部の把持力を圧力センサ18により測定して、撮影者毎に適切な値を設定して用いるようになっている。したがって、CPU62が、本発明の保護制御手段、及び設定手段としての機能を担っている。
【0038】
また、本実施の形態のデジタルカメラ10では、落下と判断してレンズ20の保護を行った後は、CPU62によりモータドライブ52、54にモータを駆動させて、レンズ20の機能テストを行ない、レンズ20が正常に使用可能であるか、すなわち当該落下によりレンズ20に異常が生じていないかを検査し、その結果を液晶ディスプレイ32に表示して撮影者に報知したり、テスト履歴情報としてフラッシュROM50に記憶したりする。すなわち、CPU62は、本発明の異常判定手段の機能も担っており、液晶ディスプレイ32、フラッシュROM50が、本発明の報知手段、履歴記憶手段として用いられる。
【0039】
なお、本実施の形態では、デジタルカメラに一般的に設けられている液晶ディスプレイ32を報知手段として用いるようにしたが、銀塩カメラのように液晶ディスプレイ32を備えていない撮像装置もあり、LEDにより警告ランプ点灯したり、スピーカーから警告音を出力させることによって警告報知を行うようにしてもよい。
【0040】
次に、本実施の形態の作用を説明する。撮影者は、本実施の形態のデジタルカメラ10を使用する場合、撮影者は、電源スイッチ24の操作により電源をONすると共に、モード切替スイッチ28を操作して通常モード及びレンズ保護モードのうちから所望の動作モードを選択する。
【0041】
本実施の形態のデジタルカメラ10は、電源スイッチ24の電源ON操作により起動される。図3に、起動後にCPU62により行われる制御ルーチン(主に本発明に係わる処理)を示す。
【0042】
図3に示すように、デジタルカメラ10は、電源がONされると、CPU62の制御により、まず、ステップ100において、レンズバリヤ16が閉→開状態とされ、鏡筒22が所定長だけ伸長されて当該デジタルカメラ10本体から突出される。なお、このときの鏡筒22の伸長に伴って、鏡筒22内部のズームレンズ群が光軸方向に移動し、所定の撮影倍率にセットされるようになっている。
【0043】
そして、モード切替スイッチ28により通常モードが選択されている場合は、次のステップ102で否定判定されて、ステップ104に進み、通常モードに移行し、撮影者による操作手段(主にシャッタスイッチ26やカーソルボタン36)の操作に応じて、被写体像の撮影や撮影画像の再生などを行われ、動作モードが切り替えられたり、電源OFFが指示されるまでは、次のステップ106からステップ108を介してステップ104に戻り、撮影者による操作手段(主にシャッタスイッチ26やカーソルボタン36)の操作に応じた撮影や画像再生が継続される。なお、この期間中、圧力センサ18はOFFのままである。
【0044】
詳しくは、このとき、撮影者は、撮影を行いたい場合は、図示しない切替スイッチを操作して撮影モードを選択し、光学ファインダ(図1のファインダー窓14から入射した光を図示しない光学部材によりカメラ10背面の図示しないファインダー接眼部に案内することで実現される)或いは液晶ビューファインダにより被写体を確認しながら、必要に応じてカーソルボタン36を操作して撮影倍率を変更して、被写体の構図を決定し、シャッタスイッチ26を押圧操作する。
【0045】
これにより被写体像を示すデジタル画像データがDSP46で生成され、SDRAM48に一旦記憶される。その後、デジタル画像データは、DSP46によりSDRAM48から読み出されて、液晶ディスプレイ32に表示されると共に、図示しない圧縮・伸長手段により圧縮されてJPEGフォーマットなどの所定フォーマットの画像データとされた後、記録メディアI/F60を介して、スマートメディアに記憶される。
【0046】
また、既に撮影した画像を液晶ディスプレイ32に再生表示したい場合は、撮影者は、図示しない切換えスイッチを操作して再生モードに切換えると共に、カーソルボタン36を操作するなどして再生したいデジタル画像データを指定すると、記録メディアI/F60によってスマートメディアから該指定されたデジタル画像データが読み出されて、図示しない圧縮・伸長手段により伸長された後、液晶ディスプレイ32に該デジタル画像データに基づく画像が表示される。
【0047】
その後、撮影者により、モード切替スイッチ28が操作されて、通常モードからレンズ保護モードに動作モードが切換えられると、ステップ106で肯定判定されてステップ102に戻る。また、撮影者により電源スイッチ24が操作されたり、最後に操作してから所定時間が経過してオートパワーオフ機能が動作して、電源OFFが指示されたら、ステップ108で肯定判定されて後述のステップ150に進む。
【0048】
一方、モード切替スイッチ28によりレンズ保護モードが選択されている場合は、ステップ102で肯定判定されて、レンズ保護モードに移行して、ステップ110に進み、まず、圧力センサ18をONさせる。これにより、圧力測定が開始される。そして、次のステップ112で、圧力センサ18による測定結果(圧力測定値)が予め設定された初期値以上となったら、撮影者によりデジタルカメラ10のグリップ部が把持されたと認識して、次のステップ114に進む。なお、この初期値は、把持状態にない場合の圧力センサ18による圧力測定値を示すものであり、予めフラッシュROM50に記憶されている。
【0049】
ステップ114では、圧力センサ18による圧力測定を所定時間(数秒間)行って、当該撮影者によるグリップの把持力を測定し、続いて、ステップ116で、この測定結果に基づいて、落下判定のための閾値を設定する。例えば、所定時間の圧力測定結果の平均値AVRを算出し、閾値をTHとして、TH=AVR±δ、或いはTH=AVR×δというように、該平均値AVRから所定値分或いは所定割合分の変動は許容されるように閾値を設定する。
【0050】
このように、レンズ保護モードに移行した際には、必ず、撮影者によるグリップ部の把持を認識し、該把持力の測定結果に基づいて閾値が設定されるので、撮影者毎の閾値設定が可能である。
【0051】
閾値設定がなされた後は、次のステップ118に進み、圧力センサ18はONのままで、すなわち圧力センサ18により撮影者によるグリップ部の把持圧力を測定しながら、通常モード時と同様に、撮影者による操作手段(シャッタスイッチ26やカーソルボタン36)の操作に応じて、被写体像の撮影や撮影画像の再生などが行われる。そして、圧力センサ18の測定結果(圧力測定値)に基づいて、撮影者によりグリップ部が把持されていると判定されている間は、動作モードが切り替えられたり、電源OFFが指示されなければ、次のステップ120からステップ122、ステップ124を介してステップ118に戻り、撮影者による操作手段(主にシャッタスイッチ26やカーソルボタン36)の操作に応じた撮影や画像再生が継続される。このとき、たとえ手ブレが生じたとしても、撮影者によりグリップ部が把持されているので、被写体像の撮影や画像再生は継続されることになる。また、撮影者により、レンズ保護モードかた通常モードに動作モードが切換えられた場合は、ステップ122からステップ102に戻り、電源OFFが指示された場合は、ステップ124から後述のステップ150に進む。
【0052】
一方、レンズ保護モードでの撮影・再生処理期間中に、圧力センサ18の測定結果(圧力測定値)が前述のステップ116で設定した閾値以下となると、デジタルカメラ10が落下状態にあると判定して、ステップ120からステップ130に進む。
【0053】
ステップ130では、鏡筒22を収縮させてレンズ20をカメラ本体内に沈胴させ、レンズバリヤ16を開→閉状態として、レンズ20を保護する。このとき、レンズ20の沈胴スピードの上限を解除して、駆動能力限界の沈胴スピードで、レンズ20を沈胴させる(最速沈胴)。
【0054】
その後は、ステップ132で電源をOFFした後、ステップ134で電源をONして、該デジタルカメラ10を再起動する。再起動後は、まず、ステップ136で、機能テストを行って、落下によりレンズ20に異常が生じていないか(破損していないか)を検査する。この機能テストは、例えば、通常の駆動能力で鏡筒22の伸長、収縮を行って、レンズ20の突出・沈胴時間をタイマー64により計測することで行うことができ、通常よりもレンズ20の突出や沈胴に時間が掛かった場合は異常が生じていると判定すればよい。
【0055】
この機能テストにより異常が検出された場合は、次のステップ138からステップ140に進み、液晶ディスプレイ32にエラーメッセージを表示するなどして撮影者に異常を報知してから、ステップ142に進み、機能テストにより異常が検出されなかった場合は、ステップ138からそのままステップ142に進む。
【0056】
ステップ142では、機能テストの結果をテスト履歴としてフラッシュROM50に記憶する。このときテスト履歴として記憶される情報には、例えば、機能テスト実施日時、機能テスト結果(異常の有無)、異常検出時はレンズ20の突出や沈胴にかかった時間などが挙げられる。
【0057】
その後は、ステップ144で鏡筒22を所定長だけ伸長させて当該デジタルカメラ10本体から突出させた後、すなわち、所定の撮影倍率にセットした後、ステップ102に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0058】
一方、電源OFFが指示されて前述のステップ108やステップ124で肯定判定されてステップ150に進んだ場合は、鏡筒22を収縮させてレンズ20をカメラ本体内に沈胴させ、レンズバリヤ16を開→閉状態とした後、次のステップ152で電源をOFFする。これにより、図3のCPU62による制御は終了され、デジタルカメラ10の動作は終了する。
【0059】
このように、本実施の形態では、デジタルカメラ10のグリップ部に圧力センサ18を設けたことにより、該デジタルカメラ10が撮影者により把持されていることを検出することができ、デジタルカメラ10は手ブレのときでも撮影者に把持されており、落下時は把持されていないので、この圧力センサ18の測定結果により手ブレと落下とを容易に区別可能である。この圧力センサ18の測定結果に基づいて落下判定を行うことにより、従来よりも当該デジタルカメラ10の落下の識別能力が向上し、落下時のレンズ20の保護をより確実に行うことができる。
【0060】
また、このレンズ保護を行った後には、機能テストが自動的に実施されて、該落下によりレンズ20に異常が生じていないかが検査され、異常があった場合には報知されるので、撮影者は、落下してしまった場合に、故障の有無を把握可能である。なお、本実施の形態では、機能テスト結果による判定結果として、異常が有った場合のみを報知するようにしたが、異常が無かった場合に正常に利用可能であることを報知するようにしてもよいし、異常有りの場合も無しの場合も報知が行われるようにしてもよい。また、この機能テストの結果は、履歴情報として記憶されるので、デジタルカメラ10の修理の際に、この履歴情報を破損原因の究明などに修理者が利用することができる。
【0061】
なお、本実施の形態では、撮影者毎に落下判定の基準値となる閾値を設定して落下判定を行う場合を例に説明したが、撮影者に係わらず一律に予め設定された閾値を用い落下判定を行ってもよい。ただし、撮影者毎にグリップ部の把持力は異なり、特に、把持力の弱い人が撮影する場合に、把持しているのにも係わらず落下と誤判定される恐れがあるため、本実施の形態のように撮影者毎に把持力を測定して閾値を設定することが好ましい。また、落下したカメラが地面などに到達する前に、レンズ20の沈胴やレンズバリヤ16を閉じるといったレンズ20の保護動作を終了させるためには、早めに落下を検知することが要求され、撮影者毎に設定された閾値を用いて落下判定を行うことで、撮影者の手から離れた瞬間に直ちに落下を検知することが可能となる。
【0062】
なお、上記では、レンズ保護モードが選択されて該モードに移行したときに、撮影者の把持力を測定して閾値を設定する場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、撮影者毎に閾値を記憶しておき、レンズ保護モード移行時に、この閾値を読み出して落下判定に用いるようにしてもよい。これは、例えば図4の如く処理を行うことで実現可能である。なお、図4では、図3と同一の処理については、同一のステップ番号を付与しており、ここでは詳細な説明を省略する。
【0063】
すなわち、図4に示すように、電源ONにより、レンズバリヤを閉→開状態とし、鏡筒22を伸長させてレンズ20を突出させた後、モード切替スイッチ28によりレンズ保護モードが選択されている場合は、ステップ102からステップ200に進む。ステップ200では、撮影者の名前を入力するための入力画面を液晶ディスプレイ32に表示するなどして、撮影者名の入力を受付ける。なお、ここでは撮影者名を入力する場合を例に説明するが、撮影者を識別することができれば、撮影者の名前以外の情報の入力でもよい。
【0064】
撮影者によりカーソルボタン36が操作されるなどして撮影者名が入力されたら、次のステップ202では、当該入力された撮影者名に対応する閾値の登録の有無を判定し、未登録の場合には、ステップ202からステップ204に進み、図5に示す閾値設定処理が開始される。
【0065】
図5に示すように、この閾値設定処理では、まずステップ220において、圧力センサ18をONさせて、圧力測定を開始する。そして、次のステップ222で、図3のステップ112と同様に、圧力センサ18による測定結果(圧力測定値)が予め設定された初期値以上となったら、撮影者によりデジタルカメラ10のグリップ部が把持されたと認識して、次のステップ224に進む。
【0066】
ステップ224では、図3のステップ114と同様に、圧力センサ18による圧力測定を所定時間(数秒間)行って、当該撮影者によるグリップの把持力を測定し、次のステップ226で、図3のステップ116と同様に、この測定結果に基づいて、落下判定のための閾値を決定する。そして、ステップ228で、決定した閾値を撮影者名と対応付けて、閾値記憶手段として、例えばフラッシュROM50に記憶して、閾値設定処理は終了する。なお、このとき、圧力センサ18はONのままである。
【0067】
その後は、図4のステップ118に進み、以降は、図3と同様の処理が行われる。なお、この場合のステップ120の落下判定では、閾値設定処理により設定された閾値が用いられる。
【0068】
一方、以前に閾値設定処理により閾値の設定を行ったことがある撮影者の場合は、フラッシュROM50に当該撮影者の名前に対応付けられた閾値の情報が記憶されているので、撮影者名を入力すると、ステップ202で閾値登録済みと判定されて、ステップ206に進み、フラッシュROM50から当該撮影者名に対応する閾値を読み出す。そして、次のステップ208で、圧力センサ18をONさせて、圧力測定を開始した後、ステップ118に進み、以降は、図3と同様の処理が行われる。なお、この場合のステップ120の落下判定には、ステップ206で読み出した閾値を用いる。
【0069】
このように、撮影者毎に設定された閾値を記憶可能とすることで、毎回閾値設定を行う必要がなく、CPU62の演算処理などの負荷を軽減することができる。また撮影前に、閾値設定のための把持力測定を毎回受ける必要がなく、撮影開始までの待ち時間を短縮可能である。
【0070】
ところで、撮影者はデジタルカメラ10を把持せずに、三脚を使用したり、テーブルなどの台上に載置するなどして、該デジタルカメラ10の位置を固定して、撮影や画像再生を行う場合もある。このことを考慮して、上記では、撮影モードとして、通常モードとは別に、圧力センサ18をONにして落下判定を実施する専用モードであるレンズ保護モードを用意して、圧力センサ18を用いた落下判定によりレンズの保護制御を行うか否かを撮影者が選択することができるようになっている。すなわち、三脚使用時や台上載置使用時は、撮影者はモード切替スイッチ28を操作して通常モードを選択すればよい。
【0071】
なお、デジタルカメラ10において、圧力センサ18を用いた落下判定が必要であるか否かを自動判定するようにしてもよい。これは、例えば、図2に点線で示すように、固定検出手段として、三脚使用を検知する三脚センサ70や台上に載置されていることを検知する載置センサ72をCPU60と接続して設け、CPU60において三脚使用の有無や台上載置の有無を常時把握可能し、三脚使用や台上載置が検知された場合には、自動的に圧力センサ18による測定をOFFして落下判定によるレンズの保護制御を中止することで実現可能である。
【0072】
なお、この場合に用いる三脚センサ70については、デジタルカメラ10に三脚が取り付けられたことを検知できれば、特にその種類や設置位置は限定されるものではない。例えば、デジタルカメラ10の底面に一般に設けられている三脚の雄ネジが螺合される三脚用ネジ穴の内部で、且つ螺合された雄ネジの先端部によって押圧される部位に圧力変化を検出する圧力センサを設けることによって、三脚使用を検知することができる。
【0073】
また、この場合に用いる載置センサ72についても、デジタルカメラ10が何らかの上に載置されて支持されていることを検知できれば、特に、その種類や設置位置は限定されるものではない。例えば、デジタルカメラ10の底面など台上に載置された場合に該台と接触する場所に、圧力変化を検出する圧力センサを設けることによって、台上載置を検知することができる。
【0074】
このように、三脚センサ70や載置センサ72を設けることにより、撮影者が三脚使用時や台上載置使用時に撮影モードを通常モードに切換えるのを忘れた場合に、落下と誤判定するのを防止することができる。言いかえると、圧力センサ18をONにして落下判定を実施する専用モードを用意する必要がなくなる。
【0075】
また、上記では、電源ON時は、撮影時でも画像再生時であっても、レンズ20を突出状態にする場合を例に説明したが、撮影時以外は、すなわち画像再生時は、レンズ20を沈胴させるようにしてもよい。すなわち、撮影時以外はレンズ20は不要であるため、レンズ20の保護の観点からはこのように沈胴させておく方が好ましい。この場合、レンズバリヤ16を閉じるようにすれば、よりレンズの保護効果が高い。
【0076】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、落下状態の識別能力を向上することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わるデジタルスチルカメラの、(A)はズームレンズが本体内に収納された状態、(B)はズームレンズが伸長されている状態の外観(前面)を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態に係わるデジタルスチルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】電源がONされたときにデジタルスチルカメラのCPUにより実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】電源がONされたときにデジタルスチルカメラのCPUにより実行される制御ルーチン(メインルーチン)の別の例を示すフローチャートである。
【図5】デジタルスチルカメラのCPUにより実行される閾値設定処理(サブルーチン)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルスチルカメラ
16 レンズバリヤ
17 グリップ部
18 圧力センサ
20 レンズ
22 鏡筒
24 電源スイッチ
26 シャッタスイッチ
28 モード切替スイッチ
32 液晶ディスプレイ
36 カーソルボタン
40 CCD
52 モータドライブ
54 モータドライブ
62 CPU
64 タイマー
70 三脚センサ
72 載置センサ

Claims (7)

  1. レンズを介して被写体像を撮影すると共に、落下による衝撃から前記レンズを保護する保護機能を備えた撮像装置であって、
    撮影者により把持された際に加えられる圧力を検出するための圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段による検出結果に基づいて、当該撮像装置が落下しているか否かを判定すると共に、落下と判定した場合には、前記保護機能を動作させるように制御する保護制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記圧力検出手段による検出結果に基づいて、撮影者毎に落下判定に用いる基準値を設定する設定手段を更に有し、
    前記保護制御手段は、前記圧力検出手段による検出結果と前記設定手段により設定された基準値とを比較して、落下判定を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記保護制御手段の制御を実行する第1のモード、及び前記保護制御手段の制御を非実行にする第2のモードの何れか一方を選択するための選択手段を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置の位置が固定部材により固定されていることを検出する固定検出手段を更に有し、
    前記保護制御手段は、前記固定検出手段により前記撮像装置の位置の固定が検出されている場合には、前記制御を中止する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記保護制御手段により前記保護機能が動作された後、所定の機能テストを実行して前記レンズの異常の有無を判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段による判定結果を報知する報知する報知手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記異常判定手段による判定の履歴情報を記憶する履歴記憶手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記レンズが、光軸方向に鏡筒が伸縮可能で、且つ前記鏡筒の収縮により該撮像装置の本体内に収納可能な沈胴式のレンズであり、
    前記保護機能により前記レンズが前記本体内に収納される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の撮像装置。
JP2002281157A 2002-09-26 2002-09-26 撮像装置 Pending JP2004117845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002281157A JP2004117845A (ja) 2002-09-26 2002-09-26 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002281157A JP2004117845A (ja) 2002-09-26 2002-09-26 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004117845A true JP2004117845A (ja) 2004-04-15

Family

ID=32275683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002281157A Pending JP2004117845A (ja) 2002-09-26 2002-09-26 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004117845A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109057A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Canon Inc ビデオカメラ装置
JP2007049687A (ja) * 2005-07-13 2007-02-22 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
JP2007336243A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びそのプログラム
JP2008245887A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理システム
JP2008304632A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Casio Comput Co Ltd カメラ及びカメラのレンズ鏡筒制御方法
US8005347B2 (en) 2005-07-13 2011-08-23 Victor Company Of Japan, Limited Recording/reproducing device capable of avoiding or reducing various malfunctions caused by dropping
WO2017007102A1 (en) 2015-07-09 2017-01-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging device and method of operating the same
WO2023246679A1 (zh) * 2022-06-21 2023-12-28 维沃移动通信有限公司 摄像模组、离合装置和电子设备

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109057A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Canon Inc ビデオカメラ装置
JP2007049687A (ja) * 2005-07-13 2007-02-22 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
US8005347B2 (en) 2005-07-13 2011-08-23 Victor Company Of Japan, Limited Recording/reproducing device capable of avoiding or reducing various malfunctions caused by dropping
JP2007336243A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びそのプログラム
JP2008245887A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理システム
JP2008304632A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Casio Comput Co Ltd カメラ及びカメラのレンズ鏡筒制御方法
WO2017007102A1 (en) 2015-07-09 2017-01-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging device and method of operating the same
CN107771390A (zh) * 2015-07-09 2018-03-06 三星电子株式会社 电子设备及其操作方法
EP3320679A4 (en) * 2015-07-09 2018-05-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging device and method of operating the same
US10382682B2 (en) 2015-07-09 2019-08-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging device and method of operating the same
WO2023246679A1 (zh) * 2022-06-21 2023-12-28 维沃移动通信有限公司 摄像模组、离合装置和电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005253057A (ja) 撮像装置及び制御方法
JP2000292838A (ja) 電子カメラ、電子カメラの指掛かり検出方法及び電子カメラのレベル変換方法
US20080049134A1 (en) Camera system and method for controlling display during focus operation
JP2004117845A (ja) 撮像装置
JP2006251196A (ja) 撮像装置
US20060006844A1 (en) Image-recording apparatus
JP4119673B2 (ja) 撮像装置
JP4560805B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP2005292740A (ja) 電子カメラ
JP2006251198A (ja) 撮像装置
JP5082804B2 (ja) 撮像装置及びプログラム
JP2007178453A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5700072B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4477214B2 (ja) 電子カメラ
JP4533172B2 (ja) 撮像装置
JP2010038981A (ja) カメラ
JP2001211377A (ja) デジタルカメラ
JP5304146B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2003314101A (ja) 記録媒体収容装置
JP4720170B2 (ja) 起動制御装置、プログラム及び起動方法
JP4817842B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5610732B2 (ja) カメラ
JP5737967B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、プログラム及び記録媒体
JP4599008B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2004023160A (ja) デジタルカメラ