JP2004117392A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hiroshi Ishii
石井 洋
Hirosuke Noguchi
野口 裕輔
Yutaka Fukuchi
福地 豊
Kazunobu Hisama
久間 数修
Kazuyoshi Suzuki
鈴木 一喜
Makoto Kikura
木倉 真
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Abstract

【課題】装置動作中における不快な音を無くしてリサイクルコストや製品コストの低減を図りながら、トナーの偏った堆積を改善して効率的に廃トナーを容器内に充填して交換サイクルが延長可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体に装着されていて、装置使用者が定期的に操作する操作部材41の移動に伴い、廃トナー回収容器16を移動手段60で移動する。移動手段は、廃トナー回収容器16を初期位置と動作位置とへ移動自在とするスライド部材66と、廃トナー回収容器16に初期位置への復帰修正を与える付勢部材65と、操作部材41の移動に伴いトナー回収容器と当接し、この廃トナー回収容器を初期位置から動作位置へと移動するレバー部材62とを有する。
【選択図】          図4

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、装置本体内で発生する廃トナーが搬送されるトナー回収容器を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】
昨今の複写機、各種プリンター、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置では、サービススタッフが実施していた消耗品の交換やメンテナンスを装置利用者であるユーザー自身が実施するようになりつつある。また、装置の小型化・低価格化が進む中、装置内部の各構成部品も必要最小限の大きさとなって来ている。このため、装置の寿命まで品質を維持できない部品や、現像剤となるトナーや記録材となる転写紙からの紙紛などの残留物を回収して収納する廃トナー回収容器もユーザーが一定時期ごとに交換することとなる。さらに、パーソナルコンピュータの普及によって、画像形成装置はパーソナルコンピュータの利用者の近くに設置されることが多くなり、動作中の騒音を低く抑えることも重要となってきている。
【0003】
一般に、画像形成システムで転写紙に乗り切らなかった残留トナー(以下、廃トナー)は、現像装置に戻されて再利用される場合や廃トナー回収容器に集められる。廃トナーを画像形成装置内で再利用するためには、回収のための経路や駆動の供給が必要となり装置が大型化する。また、廃トナーには転写紙からの紙粉などが混入しているため、プロセス制御が複雑になる。3色または4色のカラートナーを用いるフルカラーの画像形成装置では、廃トナー回収容器が多く、より一層の大型化、複雑化する。このような理由により、廃トナーを廃トナー回収容器に集め、満杯になったら空の廃トナー回収容器に交換する画像形成装置が多く見られる。しかし、装置の寿命まで廃トナーを収納できる廃トナー回収容器を具備させると装置が大きくなってしまう。このため、一定容量の廃トナー回収容器にいかに効率良く廃トナーを回収して充填し、廃トナー回収容器の交換サイクルを下げるかが課題となる。一般に、廃トナー回収容器への廃トナーの回収は、容器上部から廃トナーを容器内に落とし、廃トナー回収容器の上部に設けられた満杯検知手段としてのセンサーで廃トナーの量を検知することで交換時期(満杯)を知らしめる。従って、廃トナー回収容器内の一部に廃トナーが堆積することなく、隅々にまで廃トナーを充填させることが、交換サイクルを長くする上で重要なこととなる。
この充填方法としては、従来、廃トナー回収容器を一定時間毎に揺動させる方法や廃トナー回収容器内の上部に撹拌スクリューを設け、廃トナー回収容器内に堆積した廃トナーの山を崩す方法の2通りが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者の充填方法は、画像形成装置の作動時に駆動される部材の動作時にカムなどの部材を用いてトナー回収容器を定期的に揺動させるので、装置の作動中は、カムとトナー回収容器との当接音が定期的に発生する。この定期的な音は、画像形成装置が利用者の近くに設置される事が多い環境下において、非常に不快なものに感じられることがある。
後者の方法は、廃トナー回収容器内に堆積した廃トナーを崩すことは可能であるが、攪拌スクリューが廃トナー回収容器に設けられているので、この容器と一緒に廃棄されてしまい、攪拌スクリューが無駄になってしまう。また、環境に配慮してリサイクルのことを考えると、容器と攪拌スクリューとを分別処理しなければならず、リサイクルコストや製品コストの上昇を招いてしまう。
本発明は、装置動作中における不快な音を無くしてリサイクルコストや製品コストの低減を図りながら、トナーの偏った堆積を改善して効率的に廃トナーを容器内に充填して交換サイクルが延長可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、装置本体内で発生する廃トナーが搬送される廃トナー回収容器を備えた画像形成装置であって、装置本体に装着されていて、装置使用者が定期的に操作する操作部材の移動に伴い、廃トナー回収容器を移動する移動手段を備えている。廃トナー回収容器は、操作部材が装置操作者に操作されるときにだけ、移動手段によって移動され、この移動により内部に堆積している廃トナーが均される。
【0006】
移動手段は、廃トナー回収容器を初期位置と動作位置とへ移動自在とするスライド部材と、廃トナー回収容器に初期位置への復帰修正を与える付勢部材と、操作部材の移動に伴いトナー回収容器と当接し、この廃トナー回収容器を初期位置から動作位置へと移動するレバー部材とを有する。廃トナー回収容器は、駆動手段を用いることなくレバー部材が移動され、このレバー部材の移動により廃トナー回収容器が初期位置から動作位置へと移動される。
【0007】
本発明は装置本体内で発生する廃トナーが搬送されるトナー回収容器を備えた画像形成装置であって、装置本体に装着されていて、装置使用者が定期的に操作する操作部材にトナー回収容器を設けたことを特徴としている。このため、操作部材が装置操作者によって移動されると、これと一体的に廃トナー回収容器も移動し内部に堆積している廃トナーが均される。
【0008】
操作部材としては、その内部に収納された記録材の補給作業時に、装置本体に対して移動操作される給紙カセットである。一般に、給紙カセットに対して記録材を補給する作業は、装置停止時に行われるので、装置動作中における定期的な不快音が聞こえなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、画像形成装置としてのカラープリンターを示す。図1に示すように、カラープリンターは、装置本体100の下部に記録材として転写紙Pを収納する操作部材となる給紙カセット41が配設されている。給紙カセット41は、矢印Aで示す引出方向(以下、「引出方向A」と記す)と矢印Bで示す収納方向(以下、「収納方向B」と記す)とにスライド自在とされている。引出方向Aと収納方向Bとは反対方向である。給紙カセット41は、転写紙Pの補給作業時に、装置本体100に対して装置使用者によって定期的に移動操作されるものである。給紙カセット41内の転写紙Pは、給紙カセット41の近傍に配設された給紙コロ43と搬送コロ44によって装置本体100内に搬送される。搬送コロ44と二次転写部37の間の転写紙搬送経路には、給紙された記録紙Pの二次転写領域37への送り出しタイミングを図るレジストローラ45が配置されている。
【0010】
装置本体100内には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー画像をそれぞれ形成する作像カートリッジ10Y,10C,10M,10K、各作像カートリッジが有する像担持体としての感光体ドラム12Y,12C,12M,12Kにレーザー光を照射可能な露光手段としての光学ユニット20、各作像カートリッジにより形成されたトナー画像が2次転写される像担持体でもあり中間転写体ともなる中間転写ベルト31を備えた中間転写ユニット30、中間転写ベルト31に転写されたトナー画像を転写紙Pに転写する転写部37、転写されたトナー画像を転写紙Pに定着する定着手段となる定着ユニット50、定着を終えた転写紙Pを装置本体100の外部に搬送する排出コロ55を備えている。転写部37は、中間転写ベルト31と、このベルトに対向配置された転写部材としての転写ローラ36が接触することで構成されたニップ部である。
【0011】
各作像装置10Y,10C,10M,10Kの構造は同一であり、それぞれ感光体ドラム12Y,12C,12M,12K、これに作用するプロセス手段として、各感光体ドラムを帯電する帯電装置13Y,13C,13M,13K、各感光体ドラムに残留した現像剤である未転写トナーなどの廃トナーを除去するクリーニング手段15Y,15C,15M,15Kが一体的に構成されており、各感光体ドラムに形成された潜像を現像する現像装置14Y,14C,14M,14Kと連結する構成になっている。各クリーニング手段には、図示しない移送パイプにそれぞれ廃トナーを搬送する搬送スクリュー17Y,17C,17M,17Kが設けられている。符号57Y,57C,57M,57Kは、現像装置14Y,14C,14M,14Kへの補給トナーが収納されたトナー容器を示す。
【0012】
中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31、この転写ベルト31を回転可能に支持する4つのローラ32、各感光体ドラムに形成されたトナー像を中間転写ベルト31に転写する一次転写ローラ35Y,35C,35M,35K及び、転写ベルト31上に転写されたトナー像をさらに記録紙Pに転写する二次転写ローラ36を備えている。定着ユニット50は、定着ローラ51と加圧ローラ52を備え、転写紙P上に転写されたトナー像に熱と圧を加えることで定着を行う。
【0013】
例えば黒の作像装置10Kにおいて、感光体ドラム12kが帯電装置13Kによって一様に帯電された後、光学ユニット20から照射されたレーザー光によって潜像が現像装置14Kの黒トナーによって現像されてトナー像が形成される。感光体ドラム12K上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ35Kの作用によって転写ベルト31上に転写される。一次転写終了した感光体ドラム12Kはクリーニング装置15Kによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。
【0014】
給紙ローラ43および搬送コロ44によって装置本体100内に搬送された転写紙Pは、転写部37において、中間転写ベルト31上に形成されたトナー画像が転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット50を通過することで画像定着が行われ、装置本体1の上部に形成された排紙部56に排出コロ55によって排出される。
【0015】
各トナー容器、中間転写ベルト31、各作像カートリッジは、装置本体100に対して同一方向に傾斜して配設されていて、装置本体100の全長を短くして小型化が図られている。特に本形態では、作像装置10Y,10C,10M,10Kのうち、黒トナー画像を形成する作像装置10Kが転写ニップ部37側に来るように配置され、作像装置10K側が作像装置10Y側よりも下方となるように傾斜させている。これは、カラープリンターといえども黒単独での画像形成の頻度を多いため、このような黒色の画像形成をする場合のプリント時間の短縮を図るために、作像装置10Kを転写ニップ部37側に配置している。
【0016】
このように傾斜して装置本体100内に各部を配置することで、装置本体内100には、作像装置10Y,10C,10M,10Kと給紙カセット41の間に余剰空間形状Sが形成されている。
【0017】
この画像形成装置は、廃トナー回収容器を備えた各クリーニング装置によって各感光体ドラムからクリーニングされた廃トナー、すなわち、装置本体100内で発生する廃トナーが搬送される廃トナー回収容器(以下「廃トナー容器」と称する)16を備えている。
【0018】
廃トナー容器16は、装置本体100に対して着脱自在であって、適宜交換できるようになっている。廃トナー容器16の近傍には、回収した廃トナーで容器内部が満たされて満杯になったことを検知する満杯検知手段としてのセンサー21が装置本体100側に設けられている。
【0019】
この画像形成装置において、カラー画像を形成する場合には、黒色と同様の画像形成工程がY,C,M用の各作像装置10Y,10C,10Mにおいても同様に行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順次重ねて転写される。そして転写紙Pが給紙カセット41から給紙ローラ43やレジストローラ44によって転写部37向かって搬送され、転写ベルト31上に形成されたトナー像が二次転写ローラ36の作用によって転写紙Pに転写される。トナー像を転写された転写紙Pは、定着ユニット50に搬送され、定着ユニット50の定着ローラ51と加圧ローラ52で形成される定着ニップ部にてトナー像が定着され、定着ユニット50よりも転写紙搬送方向の下流側に配置された排紙ローラ55によって、装置本体100の上面に形成された排紙トレイ56に排紙される。感光体ドラム12と同様に、転写ベルト31上に残った未転写のトナーは、中間転写ベルト31に接触するベルトクリーニング装置18によってクリーニングされ、廃トナーとしてベルトクリーニング装置18に配設された搬送スクリュー19から図示しないトナー移送路を介して廃トナー容器16に回収される。
【0020】
図2は、画像形成装置の概観を示すものである。図2において、給紙カセット41の引出方向A側を装置の正面とすると、装置本体100の左側面は、図3に示すように、装置本体100に開閉自在に支持されたサイドカバー101を構成している。本形態において、廃トナー容器16は、このサイドカバー101を開状態とすると、装置本体100の外側から取り出せる位置に配置されている。廃トナー容器16は、図2に矢印Cで示す離脱方向(以下、「離脱方向C」と記す)に引き出すことで、装置本体100から取り外せるようになっている。センサー21は、廃トナー容器16が装置本体100に装着された状態の時に、廃トナー容器16の上部に位置するように装置本体100に装着されている。このため、廃トナー容器16を交換しても、一緒に交換されることがなく、不必要な交換を防止することができるとともに、廃トナー容器16のコストを低減できる。
【0021】
廃トナー容器16は、図1に示すように、クリーニング手段15Y,15C,15M,15Kよりも下方に配置されている。廃トナー容器16の上面には、図4に示すように、各クリーニング手段にそれぞれつながる図示しない移送パイプの一端が接続される導入孔69Y,69C,69M,69Kとセンサー21検出用の検知孔69Pが形成されている。
【0022】
装置本体100の内部には、図1に示すように、装置使用者が定期的に給紙カセット41を操作する際の移動に伴い、廃トナー容器16を移動する移動手段60を備えている。移動手段60は、廃トナー容器16を初期位置と動作位置とへ移動自在とするスライド部材66と、廃トナー容器16に初期位置への復帰修正を与える付勢部材としてのコイルスプリング65と、給紙カセット41の収納方向Bへの移動に伴い廃トナー容器16と当接し、この廃トナー容器16を初期位置から動作位置へと移動するレバー部材62とを有している。
【0023】
レバー部材62は、その中心部を軸63の一端に装着されて軸63と一体回転可能とされており、その一端62aを給紙カセット41側に、その他端62b側を廃トナー容器16側に位置させている。軸63は、装置本体100の下部に略垂直状態に立設されている。軸63には、コイルスプリング64が巻装されている。コイルスプリング64は、その一端がレバー部材62に形成されたバネ掛け部62cに係止され、その他端が装置本体100に固定されている。このコイルスプリング64は、レバー部材62に初期位置への復帰修正を与えるとともに、初期位置に保持する機能を備えている。レバー部材62の初期位置とは図5(a)、図5(c)に示すように、ここでは、廃トナー容器16や給紙カセット41と当接してない位置を指す。
【0024】
スライド部材66は、図4に示すように、給紙カセット41の引出方向Aと収納方向Bとに延設されたレール66aと、廃トナー容器16の下面16eに設けられ、レール66aに移動自在に装着される移動体66bとから構成されている。レール66aは、装置本体100に固定されている。
【0025】
コイルスプリング65は、廃トナー容器16の前面16bに形成された挿入孔16cにその一端が挿入係止され、他端が図5に示すように、装置本体100の前面102に係止されており、レバー部材62によって押された廃トナー容器16を装着方向Bに押し戻して初期位置へ戻る復帰修正を与えている。廃トナー容器16の初期位置とは、廃トナー容器16の背面16dがレバー部材の他端62bの回動範囲内に位置し、ストッパー67と当接する位置である。すなわち、廃トナー容器16は、装置本体100に設けられたストッパー67によってその初期位置が規定されている。
【0026】
図4に示すように、給紙カセット41の側面41aには、レバー部材62の一端62aに当接して操作する操作部としての突起部61が形成されている。この突起部61は四角形状であって、レバー部材62の一端62aの回動範囲内に侵入可能に設けられている。突起部41は、給紙カセット41を引出状態から収納方向Bへ移動する途中で、レバー部材62の一端62aに当接してレバー62を回転させる操作面61aと、収納状態から引出方向Aに移動する途中で、一端62aと当接してレバー62を回転させる操作面61bとを備えている。レバー部材62は、操作面61aによって押されると図5において半時計回り方向に回転して、廃トナー容器16を初期位置から動作位置に移動させ、操作面61bによって押されると図5において時計回り方向に回転し、給紙カセット41の引出方向Aへの移動を可能にする
このような構成の移動手段60を有すると、図5(a)に仮想線で示すき引出位置において転写紙Pの補給を終えた給紙カセット41が収納方向Aに移動される。すると、図5(b)に示すように、その移動途中で操作面61aが一端62aと当接し、レバー部材62が反時計回り方向に回転し、他端62bによって背面16dが押され、廃トナー容器16が引出方向に移動して、コイルスプリング65が圧縮される。そして、図5(c)に示すように、突起部61全体がレバー部材62の一端62aを通過すると、コイルスプリング65の伸びによって廃トナー容器16が収納方向Bに向かって押し戻される。
【0027】
図5(c)に示す収納状態から給紙カセット41を引出方向Aに移動すると、その移動途中で操作面61bが一端62aと当接し、レバー部材62を時計回り方向に回転する。このときのレバー部材62の回転は廃トナー容器16とは離間する方向への回転であるので、廃トナー容器16は、ストッパー67とコイルスプリング65の付勢力によって初期位置に保持されたままである。図5(a)に示すように、突起部61全体がレバー部材62の一端62aを通過すると、コイルスプリング64の力によってレバー部材62は、初期位置に戻される。
【0028】
このように、廃トナー容器16には、一度の給紙カセット41の収納動作によって、引出方向Aと収納方向Bへの往復動作が与えられることになる。よって、廃トナー容器16の中に回収されて堆積している廃トナーを均すことができ、廃トナー容器16内に効率よく充填することできる。このため、容器交換サイクルを長くでき、交換作業に要する時間の低減やメンテナンスフリー化を図り易くなる。また、廃トナー容器16の移動は、給紙カセット41の操作時にのみだけ行われるので、装置動作中における定期的な音の発生はなくなる。
【0029】
図6は、廃トナー回収容器を給紙カセット41の上方に配置して形態である。この形態における廃トナー回収容器としての廃トナー容器160は、装置本体100の正面側から見たときの形状が横長形状であって、上面が傾斜して設けられている。上面を傾斜させているのは、図1に示すように、作像カートリッジ10Y,10C,10M,10Kが傾斜して配置されているので、この傾斜と平行な傾斜面として作像カートリッジと給紙カセット41との間にスペースの形状に容器形状とするためである。この形状によって、単なる長方形状とする場合よりも、廃トナー容器160の容積を大きくできる。
【0030】
このような配置の廃トナー容器160に対して移動手段60を適用するには、軸63を装置本体100に略水平に配置し、かつ突起部61を給紙カセット41の上部41bに上方に向かって形成し、コイルスプリング65の一端を廃トナー容器160の前面160bに係止し、他端を前面102に係止する。そして、レバー62の他端62bで廃トナー容器160の背面160dを押せるように配置する。
【0031】
このように構成としても、図6(a)に仮想線で示すき引出位置において転写紙Pの補給を終えた給紙カセット41が収納方向Aに移動すると、図6(b)に示すように、その移動途中で操作面61aが一端62aと当接し、レバー部材62が反時計回り方向に回転し、他端62bによって背面160dが押され、廃トナー容器16が引出方向に移動して、コイルスプリング65が圧縮される。そして、図6(c)に示すように、突起部61全体がレバー部材62の一端62aを通過すると、コイルスプリング65の伸びによって廃トナー容器16が収納方向Bに向かって押し戻される。
【0032】
図6(c)に示す収納状態から給紙カセット41を引出方向Aに移動すると、その移動途中で操作面61bが一端62aと当接し、レバー部材62を時計回り方向に回転する。このときのレバー部材62の回転は廃トナー容器160とは離間する方向への回転であるので、廃トナー容器160は、ストッパー67とコイルスプリング65の付勢力によって初期位置に保持されたままである。図6(a)に示すように、突起部61全体がレバー部材62の一端62aを通過すると、コイルスプリング64の力によってレバー部材62は、初期位置に戻される。
【0033】
この結果、廃トナー容器160には、一度の給紙カセット41の収納動作によって、引出方向Aと収納方向Bへの往復動作が与えられ、廃トナー容器160の中に回収されて堆積している廃トナーを均すことができ、廃トナー容器160内に効率よく充填することできる。このため、容器交換サイクルを長くでき、交換作業に要する時間の低減やメンテナンスフリー化を図り易くなる。また、廃トナー容器160の移動は、給紙カセット41の操作時にのみだけ行われるので、装置動作中における定期的な音の発生はなくなる。
【0034】
上記形態では、給紙カセット41を1段しか備えていない構成で説明したが、画像形成装置に中には給紙カセット41を積層配置した多段構成のものもある。例えば図5の構成を多段構成の画像形成装置に用いる場合、各給紙カセットに突起部61をそれぞれ設ける。そして、軸63を延長して各カセットの突起部61と当接する位置に軸63と一体回転可能にレバー部材62をそれぞれ追加して設ける。このようにすると、各カセットが収納方向Aに移動されると、軸63が回転して廃トナー容器16に当接するレバー部材62によって廃トナー容器16の背16dを押すことができる。
【0035】
図6の構成を多段構成の画像形成装置に用いる場合、各給紙カセットに突起部61をそれぞれ設けるとともに、軸63とレバー部材62の組み合わせを、各カセットの突起部61とレバー部材とがそれぞれ当接する位置に配設する。そして、各軸63に設けたレバー部材62の一部をリンク接合する。このようにすると、各カセットが収納方向Aに移動されると、移動された給紙カセット41によって会同されたレバー部材62の移動が、廃トナー容器160に当接するレバー部材62に伝達され、このレバー部材62によって廃トナー容器16の背16dを押すことができる。
【0036】
図7は、上述した移動手段を用いないで廃トナー回収容器を移動させる形態である。この形態は、廃トナー回収容器で廃トナー容器260を操作部材となる給紙カセット410に設けたものである。図7に示す画像形成装置は、給紙カセット41に変えて給紙カセット410を装着したものである。この給紙カセット410は、引出方向Aと収納方向B)とにスライド自在とされている。給紙カセット410は、転写紙Pの補給作業時に、装置本体100に対して装置使用者によって定期的に移動操作されるものである。本形態では給紙カセット410と隣接する塗装置本体100の前面パネルに開閉可能なカバー103を設けている。このカバー103は、図示しないバネなどの付勢手段によって図7に示す閉位置に向かって回動修正を与えられている。このため、給紙カセット410を引出方向Aに移動させると、カセットによって内側から押されて図8に示す開状態とされる。
【0037】
廃トナー容器260の上面260aには、導入孔69Y,69C,69M,69Kと検知孔69Pが形成されている。廃トナー容器260の下面260bには、係合部となる容器内部に窪んだ段部261,262が、引出方向Aと収納方向Bに間隔をおいて形成されている。
【0038】
給紙カセット410の側面410aには、容器載置部411が設けられている。この容器載置部411は、廃トナー容器260の平面積より幾分広い平面積を有する窪み部であって、その周部に立壁部411aが形成されている。容器載置部411の内部底面には、段部261,262と挿入する係止部となるピン412,413が立設されている。
【0039】
廃トナー容器260は、この容器載置部411に載せられて、段部261,262にピン412,413を挿入することで、立壁部411aとピン412,413とによって位置決めがなされるとともに、給紙カセット410と一体移動可能とされる。
【0040】
このように給紙カセット410に廃トナー容器260を一体的に設けると、転写紙Pの補給のために給紙カセット410を装置本体100内から引出方向Aに移動したり、あるいは補給が完了して収納方向Bに移動すると、その時の振動によって廃トナー容器260の中に回収されて堆積している廃トナーを均すことができ。このため、廃トナー容器260内に効率よく充填することでき、容器交換サイクルを長くでき、交換作業に要する時間の低減やメンテナンスフリー化を図り易くなる。また、廃トナー容器260の移動は、給紙カセット410の操作時にのみだけ行われるので、装置動作中における定期的な音の発生はなくなる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、操作部材が装置操作者に操作されるときにだけ、廃トナー回収容器が移動手段によって移動され、この移動により内部に堆積している廃トナーが均されるので、装置動作中における不快な音を無くしてリサイクルコストや製品コストの低減を図りながら、トナーの偏った堆積を改善して効率的に廃トナーを容器内に充填して交換サイクルの延長を図れる。
本発明によれば、操作部材が装置操作者によって移動されると、これと一体的に廃トナー回収容器も移動し内部に堆積している廃トナーが均されるので、装置動作中における不快な音を無くしてリサイクルコストや製品コストの低減を図りながら、トナーの偏った堆積を改善して効率的に廃トナーを容器内に充填して交換サイクルの延長を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す画像形成装置の内部構成を示す概略図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。
【図3】サイドカバーが開いた状態を示す画像形成装置の斜視図である。
【図4】移動手段の構成を拡大表示した分解斜視図である。
【図5】(a)は給紙カセットが引出位置から収納方向に移動した際の移動手段と廃トナー回収容器の状態を示す平面視図、(b)は給紙カセットの収納方向への移動により移動手段が機能して廃トナー回収容器が動作位置を占めた時の状態を示す平面視図、(c)は給紙カセットの収納状態を占めた時の移動手段と廃トナー回収容器の状態を示す平面視図をそれぞれ示す。
【図6】給紙カセットの上方に廃トナー回収容器を配置した構成に移動手段を適用した場合の、給紙カセットの動きに応じた移動手段と廃トナー回収容器の動きを示す側面視図である。
が動作位置を占めた時の状態を示す平面視図、(c)は給紙カセットの収納状態を占めた時の移動手段と廃トナー回収容器の状態を示す平面視図をそれぞれ示す。
【図7】廃トナー回収容器が給紙カセットに設けられた画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。
【図8】開閉カバーが開いた状態を示す画像形成装置の斜視図である。
【図9】給紙カセットに設けられる廃トナー回収容器と給紙カセットの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
16,160,260  廃トナー回収容器
41,410  操作部材
60  移動手段
62  レバー部材
65  付勢部材
66  スライド部材
100  装置本体

Claims (4)

  1. 装置本体内で発生する廃トナーが搬送される廃トナー回収容器を備えた画像形成装置において、
    前記装置本体に装着されていて、装置使用者が定期的に操作する操作部材の移動に伴い、前記廃トナー回収容器を移動する移動手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記移動手段は、前記廃トナー回収容器を初期位置と動作位置とへ移動自在とするスライド部材と、前記廃トナー回収容器に前記初期位置への復帰修正を与える付勢部材と、前記操作部材の移動に伴い前記トナー回収容器と当接し、この廃トナー回収容器を前記初期位置から前記動作位置へと移動するレバー部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 装置本体内で発生する廃トナーが搬送される廃トナー回収容器を備えた画像形成装置において、
    前記装置本体に装着されていて、装置使用者が定期的に操作する操作部材に前記廃トナー回収容器を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記操作部材は、その内部に収納された記録材の補給作業時に、前記装置本体に対して移動操作される給紙カセットであることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8265524B2 (en) * 2006-12-08 2012-09-11 Ricoh Company, Limited Transfer device, image forming apparatus, and waste toner container

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