JP2004116074A - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤを案内する部分とインナパネルに固定する部分とを一体化することによって、製造が容易で耐久性にも優れたウインドレギュレータを、簡単な構造によって提供すること。
【解決手段】ガイドレール10の上下両端に、剛性ブロック50aと滑動ブロック50bとを嵌合して一体化した支持部材を取り付けて、剛性ブロック50aをインナパネルに固定することにより、ガイドレール10の上下両端部をインナパネルに固定するとともに、この剛性ブロック50aに嵌合した滑動ブロック50bの摺動面によってワイヤ30を案内させるようにしたこと。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等が有している窓のウインドガラスを開閉するためのウインドレギュレータに関し、特にワイヤを利用してウインドガラスの開閉を行うようにしたウインドレギュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤを利用してウインドガラスを支持している支持体を上下動させることにより、車両等のウインドガラスを開閉するようにした、所謂「ワイヤ式」のウインドレギュレータは、リンクあるいはパンタグラフ形式のものに較べ、ドア内の空間を他にも利用できる等の長所があることから、近年頻繁に使用されるものになってきている。
【0003】
このワイヤ式のウインドレギュレータとしては、例えば特許文献1または特許文献2に提案されているが、これら従来のウインドレギュレータでは、ウインドガラスを支持している支持体を上下方向のガイドレール上に摺動自在に支持しておき、この支持体をワイヤによってガイドレール上を上下動させるようになっている。そして、このガイドレールの上下両端部に「プーリー」を取り付けて、このプーリーによってワイヤを案内するようにしている。
【0004】
【特許文献1】実公平5−15029号(第1頁、第2頁、及び第6図)
【0005】
【特許文献2】実公平6−3952号(第1頁、第2頁、第4図及び第5図)従って、従来のウインドレギュレータにおける「プーリー」は、ワイヤを案内しながら回転するものとしなければならないのであるが、そうするためには当然「枢軸」が必要になる。この枢軸には、ワイヤを駆動する駆動装置からの力がプーリーを介して加わることになるから、軸受けを設けたり、枢軸の両端の「両持ち」加工を行っておかなければ、故障が発生し易くなる。換言すれば、「プーリー」を採用している従来のウインドレギュレータは、特にそのプーリー部分において複雑な加工や対策を施さなければならないものとなっているのである。
【0006】
また、この種のウインドレギュレータは、ドア内に完全に収納されてしまうものであるが、ドア内にはウインドガラスの出入とともに雨水が入り易いため、この雨水の浸入による「腐食」や「電触」が、当該ウインドレギュレータの各構成部分に発生し易い。
【0007】
特に、特許文献2のウインドレギュレータでは、当該文献の第4図に示されているように、プーリーを「片持ち」しなければならず、またプーリーをドアのインナーパネルに直接支持させる構造となっているため、その枢軸及びその周辺が腐食し易くなっていると考えられる。このため、もし枢軸の方向が変化したり、インナパネルの腐食等によって枢軸が外れたりすると、このプーリーによるワイヤの案内ができなくなり、ウインドレギュレータそのものが故障してしまうということにもなりかねない。
【0008】
そこで、本発明者等は、従来のワイヤ式ウインドレギュレータを改善するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種のワイヤ式ウインドレギュレータにおける上記実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、故障が発生しにくく、耐久性にも優れたものとすることである。
【0010】
すなわち、まず、請求項1に係る発明の目的とするところは、ワイヤを案内する部分とインナパネルに固定する部分とを一体化することによって、製造が容易で耐久性にも優れたウインドレギュレータを、簡単な構造によって提供することにある。
【0011】
また、請求項2に係る発明の目的とするところは、上記請求項1に係る発明と同様な目的を達成することができる他、「電触」の発生を極力防止することのできるウインドレギュレータを提供することにある。
【0012】
そして、請求項3に係る発明の目的とするところは、上記請求項1または請求項2に係る発明と同様な目的を達成することができる他、ワイヤ側からの力がインナパネル側に直接掛かるようにして、全体の耐久性をさらに高めることのできるウインドレギュレータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「ドアのインナパネル200側に取り付けた上下方向のガイドレール10と、このガイドレール10上を摺動するガラス支持体20と、このガラス支持体20に駆動装置40の駆動力を伝達するワイヤ30とを備え、ガラス支持体20を上下動させることにより、このガラス支持体20に支持したウインドガラス210の開閉を行うようにしたウインドレギュレータ100であって、
ガイドレール10の上下両端に、剛性ブロック50aと滑動ブロック50bとを嵌合して一体化した支持部材50を取り付けて、剛性ブロック50aをインナパネル200に固定することにより、ガイドレール10の上下両端部をインナパネル200に固定するとともに、この剛性ブロック50aに嵌合した滑動ブロック50bの摺動面52によってワイヤ30を案内させるようにしたことを特徴とするウインドレギュレータ100」
である。
【0014】
すなわち、この請求項1のウインドレギュレータ100においては、特に、ガイドレール10の上下両端に、剛性ブロック50aと滑動ブロック50bとを嵌合して一体化した支持部材50を取り付けたものである。この場合、上下の支持部材50のそれぞれを構成している剛性ブロック50aのみを、例えば図3に示すように、その中央等に形成した取付穴51を利用してインナパネル200に固定するようにしたものである。これにより、ガイドレール10の上下両端部は、インナパネル200に固定されるのであり、各剛性ブロック50aに嵌合して一体化した滑動ブロック50bは、その摺動面52によってワイヤ30を案内することになるものである。
【0015】
換言すれば、この請求項1に係るウインドレギュレータ100では、ガイドレール10の上下両端部に取り付けられるべき各支持部材50を、アルミや鋳鉄等の剛性が高い材料によって文字通りブロック状に形成した剛性ブロック50aに、合成樹脂等により、ある程度の剛性及び摺動特性を有するものとして形成した滑動ブロック50bを、単に嵌合や組み合わせといった手段で一体化して構成したものである。
【0016】
そして、各剛性ブロック50aは、例えば図9の(ハ)及び図14の(ロ)に示すようなレール嵌合溝56を利用して、ガイドレール10の上下両端部に嵌合して取り付けられて、その略中心に形成した取付穴51を介してボルト等によってインナパネル200側に固定されるのである。勿論、この剛性ブロック50aは、前述したような金属材料によってダイキャスト製のものとすることがあるため、必要部分の肉をリブで一体化することにより、文字通り「ブロック化」したものである。
【0017】
一方、各滑動ブロック50bは、図3にも示すように、その摺動面52が外方側に面するようにしながら、嵌合等の手段によって各剛性ブロック50aに一体化されるのであり、その外方に面した摺動面52によってワイヤ30のみを受けかつ摺動させるものである。この摺動面52によるワイヤ30の摺動が円滑になるようにするため、当該滑動ブロック50bの摺動面52は、図9の(ホ)に示すように、円弧状としてあるが、ワイヤ30が摺接する部分は、各部材が図3に示すような位置関係にあることから、略1/4の円弧で十分である。なお、この滑動ブロック50bには、図9の(ホ)にも示すように、係合部55が一体的に形成してあるものであり、この係合部55は、当該滑動ブロック50bが剛性ブロック50aに対して嵌合されたとき、この剛性ブロック50a側の凹み部分等に係合し、剛性ブロック50aに対する一体化をより確実にするものである。
【0018】
以上のように構成したウインドレギュレータ100では、ガイドレール10の上下両端部に設けた支持部材50を剛性ブロック50aと滑動ブロック50bとを嵌合等により一体化するものとしたため、駆動装置40によって駆動されるワイヤ30のインナパネル200に対する支持を剛性ブロック50aにより行い、支持部材50に対するワイヤ30の摺動は滑動ブロック50bによって行うといった、言わば分業を行なっているので、各剛性ブロック50a及び滑動ブロック50bの耐久性が高まっているのである。つまり、各滑動ブロック50bは、剛性ブロック50aに嵌合されるものであり、しかも従来技術における「プーリー」のような回転を必要とするものではないから、そのインナパネル200の所定位置に対する取り付けには、枢軸や軸受けが不要となっているのである。勿論、ワイヤ30の支持部材50に対する摺接は、滑動ブロック50bのワイヤ30が接する必要部分にだけ摺動面52が形成してあるため、十分行われるのである。
【0019】
また、もし、ガイドレール10が雨水によって腐食したり、ガイドレール10と支持部材50との間で電触が発生して、このガイドレール10に対する各支持部材50の嵌合や固定に問題が発生したとしても、各支持部材50の剛性ブロック50aがその取付穴51にてインナパネル200に直接固定されているため、各支持部材50によるワイヤ30の案内に変化は全く発生せず、ワイヤ30によってガラス支持体20を上下動させるというウインドレギュレータ100の基本的機能はそのまま維持されることになる。
【0020】
従って、この請求項1に係るウインドレギュレータ100は、ガイドレール10の上下両端部に取り付けられるべき支持部材50を剛性ブロック50aと滑動ブロック50bとにより構成したから、その製造が非常に容易となっているだけでなく、回転部分が全くないから、全体の耐久性が高く、しかもガイドレール10が腐食したり、ガイドレール10と支持部材50との間で電触が発生したりしても、その本来の機能を十分発揮し得るものとなっているのである。
【0021】
さて、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のウインドレギュレータ100について、
「支持部材50をガイドレール10の端部に取り付けたときに、ガイドレール10と剛性ブロック50aとの間に介在することになる突出部53を滑動ブロック50bの一部に一体的に形成したこと」
である。
【0022】
すなわち、この請求項2のウインドレギュレータ100では、各支持部材50を構成している滑動ブロック50bの一部に、例えば、図9の(ニ)及び(ホ)に示すように、突出部53を一体的に形成したものであり、この突出部53は、例えば図13に示すように、支持部材50をガイドレール10の端部に取り付けたときに、ガイドレール10と剛性ブロック50aとの間に介在することになるものである。
【0023】
この滑動ブロック50bにおける突出部53がガイドレール10と剛性ブロック50aとの間に介在することになれば、ガイドレール10や支持部材50を構成している金属間に電触を発生させる確率を大きく減らすことになる。勿論、各支持部材50は、これを構成している剛性ブロック50aによってインナパネル200側に固定されるのであるから、突出部53がガイドレール10と剛性ブロック50aとの間に介在するようなものであっても、支持部材50全体としてみればインナパネル200に対する固定及びワイヤ30の支持には何等影響はない。
【0024】
従って、この請求項2のウインドレギュレータ100は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮することは勿論、ドア内に染み込む雨水等を原因とする電触が発生することが減少し、耐久性の高いものとなっているのである。
【0025】
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載のウインドレギュレータ100について、
「剛性ブロック50aの一部に、ワイヤ30のアウターチューブ31の端部を直接支持することになるチューブ支持部54を設けたこと」
である。
【0026】
すなわち、この請求項3のウインドレギュレータ100では、各支持部材50におけるワイヤ30の支持を、支持部材50を構成している部材の内の剛性ブロック50aによって行い、滑動ブロック50bは単にワイヤ30を滑動あるいは摺接させるものとして使用するようにしているのである。換言すれば、各支持部材50では、ワイヤ30を通して加わる力は、主として剛性ブロック50aに担わせ、この剛性ブロック50aに嵌合させた滑動ブロック50bは、ワイヤ30の良好な滑動または摺接のみを担わせるようにして、全体の剛性を高めながらワイヤ30の摺接を向上させているのである。
【0027】
従って、この請求項3のウインドレギュレータ100は、上記請求項1または請求項2のそれと同様な機能を発揮することは勿論、ワイヤ30側からの力がインナパネル200側に直接掛かるようにしたため、全体の耐久性がさらに向上したものとなっているのである。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、以上のように構成した各発明を、図面に示した実施の形態であるウインドレギュレータ100について説明するが、この実施形態のウインドレギュレータ100は、上記各請求項の発明の全てを含むものである。
【0029】
図1及び図2には、本発明に掛かるウインドレギュレータ100をドアのインナパネル200に取り付けて、そのガラス支持体20によってウインドガラス210を支持した状態が、所領の室内側からみた正面図及び側面図として表してある。つまり、これらの図に示したウインドレギュレータ100は、ドアのインナパネル200側に取り付けた上下方向のガイドレール10と、このガイドレール10上を摺動するガラス支持体20と、このガラス支持体20に駆動装置40の駆動力を伝達するワイヤ30とを備えたものであり、ガラス支持体20を上下動させることにより、このガラス支持体20に支持したウインドガラス210の開閉を行うようにしたものである。
【0030】
本発明に係るウインドレギュレータ100は、上述したガイドレール10、ガラス支持体20、ワイヤ30、及びこのワイヤ30の駆動を行う駆動装置40については、従来のそれと略同じであるが、ガイドレール10の上下両端部にてワイヤ30を支持するための各支持部材50の構成が異なっているものである。つまり、各支持部材50は、図3〜図5に示したように、ガイドレール10の端部に嵌合されてワイヤ30からの力を主として受ける剛性ブロック50aと、この剛性ブロック50aに嵌合等の手段により一体化される滑動ブロック50bとからなっているのである。換言すれば、このウインドレギュレータ100では、ガイドレール10の上下両端部に取り付けられるべき各支持部材50を、鋳鉄製やアルミダイキャスト製のものとすることにより剛性の高い文字通りブロック状に形成した剛性ブロック50aに、合成樹脂等により、ある程度の剛性及び摺動特性を有するものとして形成した滑動ブロック50bを、単に嵌合や組み合わせといった手段で一体化して構成したものである。
【0031】
各剛性ブロック50aの底面には、例えば図9の(ハ)及び図14の(ロ)に示したようにレール嵌合溝56が形成してあり、このレール嵌合溝56を利用して、当該剛性ブロック50aはガイドレール10の上下両端部に嵌合されるものである。また、この剛性ブロック50aには、その略中心に取付穴51が形成してあり、この取付穴51を介してボルト等によってインナパネル200側に固定されるのである。勿論、この剛性ブロック50aは、前述したような金属材料によってダイキャスト製のもの、あるいは鍛造製品とされることがあり、必要部分の肉をリブで一体化した、文字通り「ブロック化」したものである。
【0032】
また、この剛性ブロック50aの一部には、図6、図10及び図15に示したように、ワイヤ30のアウターチューブ31の端部を直接支持することになるチューブ支持部54が設けてある。すなわち、本発明に係るウインドレギュレータ100では、各支持部材50におけるワイヤ30の支持を、支持部材50を構成している部材の内の剛性ブロック50aによって行い、滑動ブロック50bは単にワイヤ30を滑動あるいは摺接させるものとして使用するようにしているのであるが、各支持部材50では、ワイヤ30を通して加わる力は、主として剛性ブロック50aに担わせ、この剛性ブロック50aに嵌合させた滑動ブロック50bは、ワイヤ30の良好な滑動または摺接のみを担わせるようにして、全体の剛性を高めながらワイヤ30の摺接を向上させたものである。
【0033】
一方、各滑動ブロック50bは、図3、図6、図8、図9の(ロ)及び(ニ)、そして図10〜図14に示したように、その摺動面52が外方側に面するようにしながら、嵌合等の手段によって各剛性ブロック50aに一体化されるものであり、その外方に面した摺動面52によってワイヤ30のみを受けかつ摺動させるようにしたものである。この摺動面52によるワイヤ30の摺動が円滑になるようにするため、当該滑動ブロック50bの摺動面52は、図9の(ホ)に示したように、略1/4程度の円弧状のものとしてある。
【0034】
また、この滑動ブロック50bには、図9の(ホ)に示したように、係合部55が一体的に形成してあり、この係合部55は、当該滑動ブロック50bが剛性ブロック50aに対して嵌合されたとき、図9の(ニ)に示したように、この剛性ブロック50a側の凹み部分等に係合し、剛性ブロック50aに対する一体化がより確実になされるようにしてある。
【0035】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、まず、請求項1に係る発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「ドアのインナパネル200側に取り付けた上下方向のガイドレール10と、このガイドレール10上を摺動するガラス支持体20と、このガラス支持体20に駆動装置40の駆動力を伝達するワイヤ30とを備え、ガラス支持体20を上下動させることにより、このガラス支持体20に支持したウインドガラス210の開閉を行うようにしたウインドレギュレータ100であって、
ガイドレール10の上下両端に、剛性ブロック50aと滑動ブロック50bとを嵌合して一体化した支持部材50を取り付けて、剛性ブロック50aをインナパネル200に固定することにより、ガイドレール10の上下両端部をインナパネル200に固定するとともに、この剛性ブロック50aに嵌合した滑動ブロック50bの摺動面52によってワイヤ30を案内させるようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、ワイヤ30を案内する部分、つまり滑動ブロック50bと、インナパネル200に固定する部分、つまり剛性ブロック50aとを一体化することによって、製造が容易で耐久性にも優れたウインドレギュレータ100を、簡単な構造によって提供することができるのである。
【0036】
また、請求項2に係るウインドレギュレータ100によれば、上記請求項1に記載のウインドレギュレータ100について、
「支持部材50をガイドレール10の端部に取り付けたときに、ガイドレール10と剛性ブロック50aとの間に介在することになる突出部53を滑動ブロック50bの一部に一体的に形成したこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、上記請求項1に係る発明と同様な効果を発揮することができる他、「電触」の発生を極力防止することができるのである。
【0037】
さらに、請求項3に係るウインドレギュレータ100によれば、上記請求項1に記載のウインドレギュレータ100について、
「剛性ブロック50aの一部に、ワイヤ30のアウターチューブ31の端部を直接支持することになるチューブ支持部54を設けたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、上記請求項1または請求項2に係る発明と同様な効果を発揮することができる他、ワイヤ30側からの力がインナパネル200側に直接掛かるようにして、全体の耐久性をさらに高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウインドレギュレータをドア内に取り付けた状態を示す室内側からみた正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同ウインドレギュレータのみを取り出して示した拡大正面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】同ウインドレギュレータの分解斜視図である。
【図6】同ウインドレギュレータにおける上側の支持部材を中心にしてみた部分拡大正面図である。
【図7】同部分側面図である。
【図8】図6中の1−1線に沿ってみた部分断面図である。
【図9】本発明に係るウインドレギュレータにおいて採用している支持部材を示すもので、(イ)はその拡大正面図、(ロ)は(イ)中の2−2線に沿ってみた部分断面図、(ハ)は支持部材の底面図、(ニ)は(ハ)中の3−3線に沿ってみた部分断面図、(ホ)は滑動ブロックの拡大正面図である。
【図10】同ウインドレギュレータにおける下側の支持部材を中心にしてみた部分拡大正面図である。
【図11】同部分側面図である。
【図12】図10中の4−4線に沿ってみた部分断面図である。
【図13】図10中の5−5線に沿ってみた部分断面図である。
【図14】同ウインドレギュレータにおける下側の支持部材を構成している剛性ブロックを拡大して示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は底面図、(ハ)は(ロ)中の6−6線に沿ってみた断面図である。
【図15】同ウインドレギュレータにおける下側の支持部材を構成している他の剛性ブロックを拡大して示すもので、(イ)は底面図、(ロ)は縦断面図、(ハ)は平面図である。
【符号の説明】
100  ウインドレギュレータ
10  ガイドレール
20  ガラス支持体
30  ワイヤ
31  アウターチューブ
40  駆動装置
50  支持部材
50a 剛性ブロック
50b 滑動ブロック
51  取付穴
52  摺動面
53  突出部
54  チューブ支持部
55  係合部
56  レール嵌合溝
200  インナパネル
210  ウインドガラス

Claims (3)

  1. ドアのインナパネル側に取り付けた上下方向のガイドレールと、このガイドレール上を摺動するガラス支持体と、このガラス支持体に駆動装置の駆動力を伝達するワイヤとを備え、前記ガラス支持体を上下動させることにより、このガラス支持体に支持したウインドガラスの開閉を行うようにしたウインドレギュレータであって、
    前記ガイドレールの上下両端に、剛性ブロックと滑動ブロックとを嵌合して一体化した支持部材を取り付けて、前記剛性ブロックを前記インナパネルに固定することにより、前記ガイドレールの上下両端部を前記インナパネルに固定するとともに、この剛性ブロックに嵌合した前記滑動ブロックの摺動面によって前記ワイヤを案内させるようにしたことを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記支持部材を前記ガイドレールの端部に取り付けたときに、前記ガイドレールと剛性ブロックとの間に介在することになる突出部を前記滑動ブロックの一部に一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記剛性ブロックの一部に、前記ワイヤのアウターチューブの端部を直接支持することになるチューブ支持部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウインドレギュレータ。
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