JP2004114994A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP2004114994A JP2002285072A JP2002285072A JP2004114994A JP 2004114994 A JP2004114994 A JP 2004114994A JP 2002285072 A JP2002285072 A JP 2002285072A JP 2002285072 A JP2002285072 A JP 2002285072A JP 2004114994 A JP2004114994 A JP 2004114994A
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Kensuke Saito
斎藤 賢介
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • B60C11/1307Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
    • B60C11/1346Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls covered by a rubber different from the tread rubber

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Abstract

【課題】パターンノイズ低減性能および雪氷上性能を低下させることなく操縦安定性を向上させた空気入りタイヤの提供。
【解決手段】トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝7とこれら主溝7と交差するようにタイヤ幅方向に延びる複数の横溝を配置してブロック9を区画した空気入りタイヤにおいて、トレッド4の硬さをJISA硬度45°〜65°にすると共に主溝7の側壁面11および底面12をトレッド4よりも高硬度にしたこと。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パターンノイズ低減性能および雪氷上性能を低下させることなく操縦安定性を向上させた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トレッド面にブロックからなるトレッドパターンを形成すると共にトレッドの硬さを比較的低くして雪氷上性能を向上させ、かつパターンノイズを低減させるようにしている。これは、トレッド面に形成されたブロックのエッヂが雪氷路面を引っ掻くことによるエッヂ効果とトレッドの硬さを低くしたこと(すなわち、トレッドを柔らかくしたこと)によるトレッド面の雪氷路面に対する凝着力の増大とに起因して雪氷上性能を向上させ、さらにトレッドの硬さを低くしたことによりブロックが雪氷路面に当接する際の打音を低くしてパターンノイズの低減をはかるためである。
【0003】
しかしながら、このようにトレッドの硬さを低くするとブロックの剛性が低減して操縦安定性が低下してしまうという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−323507号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、パターンノイズ低減性能および雪氷上性能を低下させることなく操縦安定性を向上させた空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝とこれら主溝と交差するようにタイヤ幅方向に延びる複数の横溝を配置してブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、トレッドの硬さをJISA硬度45°〜65°にすると共に前記主溝の側壁面および底面を前記トレッドよりも高硬度にしたことを特徴とする。
【0007】
このように従来におけるようにトレッド面にブロックを区画し、トレッドの硬さをJISA硬度45°〜65°と低くしてトレッドを柔らかくしたので、パターンノイズ低減性能および雪氷上性能を両方共に低下させることがない。
【0008】
また、主溝の側壁面および底面をトレッドよりも高硬度にしたため、タイヤ回転に際してのブロックの倒れ込みが抑制されるので接地面積を確保でき(ブロックの倒れ込みによる接地面積の減少が生じない)、操縦安定性の向上が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の空気入りタイヤの一例のタイヤ子午線方向断面を示す。図1において、左右一対のビード部1,1にカーカス層2が装架され、ビード部1においてカーカス層2の端部がビードコア3の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられている。カーカス層2とトレッド4との間には、2枚のベルト層5,5がタイヤ周方向にタイヤ1周に亘って配置されている。6はトレッド4の内側に配されるベースゴム層(アンダートレッド)である。7はトレッド4の表面すなわちトレッド面に配されたタイヤ周方向に延びる主溝7である。
【0010】
図2に本発明の空気入りタイヤのトレッド面に形成されたブロックパターンの一例を示す。また、図3に本発明の空気入りタイヤのトレッド面に形成されたブロックパターンの別例を示す。図2および図3において、トレッド面にはタイヤ周方向EE´に延びる複数の主溝7が配されると共にこれら主溝7と交差するようにタイヤ幅方向に延びる複数の横溝8が配されて、ブロック9が区画されている。ブロック9の表面には、ブロック剛性の低減のために複数のサイプ10(細い切り込み)がタイヤ幅方向に設けられている。
【0011】
図4に図1におけるA部の一例を拡大して示す。図4において、本発明ではトレッド4の硬さをJISA硬度45°〜65°にしている。これは、トレッド4を柔らかくしてパターンノイズ低減性能および雪氷上性能を低下させないようにするためである。このようにトレッド4を柔らかくするためには、JISA硬度45°〜65°のゴム組成物でトレッド4を構成すればよい。また、本発明では、主溝7の側壁面11および底面12をトレッド4よりも高硬度に、好ましくはトレッド4よりもJISA硬度10°〜30°高くしている。これは、その硬度差を+10°以上とするのが操縦安定性の向上にはよいからであり、好ましくは+15°以上がよく、一方、+25°以上になるとパターンノイズや雪氷上性能に悪影響が現れるため、+15°〜+25°の範囲がより好ましい。
【0012】
主溝7の側壁面11および底面12をトレッド4よりも高硬度にするには、例えば、トレッド4よりも高硬度のゴム組成物からなる厚さ0.2〜2.0mmの薄肉ゴム層13で主溝7の側壁面および底面を覆うようにすればよい。また、薄肉ゴム層13には、ポリエステル繊維、炭素繊維、ガラス繊維などの短繊維を配合するとよく、これによって主溝7の側壁面11および底面12に短繊維が配合されるので硬度をより高めることができる。薄肉ゴム層13の配置は、タイヤ製造に際して、未加硫トレッド表面に、およそパターン主溝幅に合う幅の高硬度帯状ゴムシートを、主溝の配置、幅に合わせて適宜貼り付けることによるとよく、これにより薄肉ゴム層13の配置をより簡易に行うことが可能となる。
【0013】
図5に図1におけるA部の別例を拡大して示す。図5において、トレッド4よりも高硬度にする主溝7の側壁面11の底面12からの高さXは、主溝7の深さGDの70%以上、好ましくは80%以上であるのがよい。
【0014】
上述したように本発明では、主溝7の側壁面11および底面12をトレッド4よりも高硬度にしている。これに対し、図6に示されるようにさらにブロック9の表面をもトレッド4よりも高硬度にするとタイヤ回転に際してブロック踏み込み部の硬度が高くなるので、図7に示されるようなトレッド面の硬度について何らの考慮も施さない従来の場合と同様に、パターンノイズや雪氷上性能にとって不利である。
【0015】
【実施例】
▲1▼ 表1に示される諸元を有するタイヤサイズ205/65R15 の空気入りタイヤ(サマータイヤ)を作製し、下記によりパターンノイズ性能(パターンノイズ低減性能)および操縦安定性を指数値で評価した(従来例1、実施例1〜5、比較例1)。この結果を表1に示す。各性能とも指数値の大きい方が優れている。ここで、薄肉ゴム層の厚さは0.5mmとし、硬度はJISA硬度とした。
【0016】
パターンノイズ性能の評価方法
上記タイヤをFR型国産乗用車に装着し、平滑路面を速度40km/h、60km/hで定常走行した際のドライバー(パネラー)のフィーリング評価結果を従来例を100とする指数値で示した。
【0017】
操縦安定性の評価方法
ドライ路面におけるパネラーのフィーリング評価結果を従来例を100とする指数値で示した。
【0018】
【表1】
Figure 2004114994
【0019】
表1から明らかなように、本発明のタイヤ(実施例1〜5)は、従来例1および比較例1に比し、パターンノイズ性能を実質的に低下させることなしに操縦安定性を向上させることができる。
【0020】
▲2▼ 表2に示される諸元を有するタイヤサイズ205/65R15 94Qの空気入りタイヤ(スタッドレスタイヤ)を作製し、下記により雪氷上性能および上記により操縦安定性を指数値で評価した(従来例2、実施例6〜8、比較例2)。この結果を表2に示す。各性能とも指数値の大きい方が優れている。ここで、薄肉ゴム層の厚さは0.5mmとし、硬度はJISA硬度とした。
【0021】
雪氷上性能の評価方法
雪温−6℃〜−8℃、気温−7℃〜−9℃の雪路テストコースにおけるパネラーのフィーリング評価結果を従来例を100とする指数値で示した。
【0022】
【表2】
Figure 2004114994
表2から明らかなように、本発明のタイヤ(実施例6〜8)は、従来例2および比較例2に比し、雪氷上性能を実質的に低下させることなしに操縦安定性を向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝とこれら主溝と交差するようにタイヤ幅方向に延びる複数の横溝を配置してブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、トレッドの硬さをJISA硬度45°〜65°にすると共に前記主溝の側壁面および底面を前記トレッドよりも高硬度にしたため、パターンノイズ低減性能および雪氷上性能を低下させることなく操縦安定性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例のタイヤ子午線方向断面説明図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤのトレッド面に形成されたブロックパターンの一例を示す平面視説明図である。
【図3】本発明の空気入りタイヤのトレッド面に形成されたブロックパターンの他例を示す平面視説明図である。
【図4】図1におけるA部の一例の拡大図である。
【図5】図1におけるA部の別例の拡大図である。
【図6】図1におけるA部と同様な個所の参考例を示す説明図である。
【図7】図1におけるA部と同様な個所の別の参考例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ビード部
2 カーカス層
3 ビードコア
4 トレッド
5 ベルト層
6 ベースゴム層
7 主溝
8 横溝
9 ブロック
11  側壁面
12 底面
13 薄肉ゴム層

Claims (4)

  1. トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝とこれら主溝と交差するようにタイヤ幅方向に延びる複数の横溝を配置してブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、トレッドの硬さをJISA硬度45°〜65°にすると共に前記主溝の側壁面および底面を前記トレッドよりも高硬度にした空気入りタイヤ。
  2. 前記主溝の側壁面および底面の硬さを前記トレッドよりもJISA硬度10°〜30°高くした請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッドよりも高硬度にする前記主溝の側壁面の底面からの高さは、前記主溝の深さの70%以上である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記主溝の側壁面および底面に短繊維を配合した請求項1乃至3のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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