JP2004109208A - プロセスカートリッジの再生産方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジの簡単な再生産方法を提供する。
【解決手段】プロセスカートリッジの挿入ガイド部材内側に現像フレームを回動自在にドラムフレームと結合する結合ピンがあり、上記二つのフレームを分離する際に挿入ガイドの一部を削り、結合ピンをつかめるように、再生産時は削ったガイド部と同形状の部分と軸部をもつ結合ピンを挿入し、結合する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロセスカートリッジの再生産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0003】
このようなプロセスカートリッジにおいては、現像剤を用いて、記録媒体に画像を形成するものである。そこで、画像形成を行うに従って現像剤を消費する。そして、プロセスカートリッジを購入した使用者にとって満足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度まで現像剤が消費された際に、プロセスカートリッジとしての商品価値を喪失する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、現像剤が消費されて商品価値が喪失したプロセスカートリッジを再び商品化することが出来る簡易なプロセスカートリッジの再生産方法が望まれていた。
【0005】
本発明の目的は、簡易なプロセスカートリッジの再生産方法を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、使用者にとって満足できる品質の画像を形成することができなくなる程度まで現像剤が消費されて、プロセスカートリッジとして商品価値を喪失したプロセスカートリッジを再び商品化することができるプロセスカートリッジの再生産方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明は、
電子写真感光体ドラムと、
電子写真感光体ドラムに帯電を行うための帯電ローラと、
電子写真感光体ドラムに残留する現像剤を除去するクリーニングブレードと、を有するドラムフレームと、
電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現像するための現像ローラと、
前記現像ローラを支持する現像フレームと、
現像剤を収納する現像剤収納部を有する現像剤フレームであって、
現像フレームと結合された現像剤フレームと、を有して、
電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法において、
(a)画像形成装置本体に設けられたガイド部材に沿って着脱される
ドラムフレームの両側面にある装着ガイド内に、
ドラムフレームと現像フレームとを回動可能に結合している結合ピンを有し、
ドラムフレームの外側から、
前記装着ガイドの一部を削り取り、
前記結合ピンの露出した端面を掴んで、
前記結合ピンをドラムフレームの外側へ引き抜く工程と、
(b)ドラムフレームと現像フレームとを分離する分離工程と、
(c)ネジをドラムフレームから取り外すことによって、ドラムフレームの長手方向の一端に設けられている、電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を支持している軸受け部をドラムフレームから取り外す軸受け部取り外し工程と、
(d)ドラムフレームの長手方向の他端に設けられているドラム位置決めピンを引き抜く位置決めピン取り外し工程と、
(e)ドラムフレームから電子写真感光体ドラムを取り出すドラム取り出し工程と、
(f)新品の電子写真感光体ドラムをドラムフレーム内に侵入させて、その長手方向他端にドラムフレームの外側からドラム位置決めピンを挿入させて、次いで、新品の電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を支持するように軸受け部をドラムフレームの長手方向の一端にネジによって取り付けるドラム取り付け工程と、
(g)前記削り取った装着ガイド部と同様の形状を有し、
前記装着ガイドの内削り取られなかった装着ガイド部と、
協働して装着ガイドを構成する装着ガイド部と、
ドラムフレームと現像フレームの長手方向の一端と他端とに設けられた穴に嵌合する軸部を有する
結合ピンを用いて、
ドラムフレームと現像フレームとを結合する結合工程と、
を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生産方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明において、プロセスカートリッジの長手方向とは、プロセスカートリッジを装置本体へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向、像担持体の軸線方向)であり、記録媒体の表面と平行であり、且つ記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。また、左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録媒体を上から見て左又は右である。また、プロセスカートリッジの上面とは、プロセスカートリッジを装置本体へ装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面である。
【0009】
先ず、プロセスカートリッジ及びそれを着脱可能な電子写真画像形成装置について、図1及び図2を参照して具体的に説明する。なお、図1はプロセスカートリッジを装着した電子写真画像形成装置の構成模式説明図、図2はプロセスカートリッジの構成模式説明図である。ここでは説明の順序として、先ずプロセスカートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置の全体構成を説明し、次にプロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱するためのプロセスカートリッジ着脱機構の構成について説明する。
【0010】
(全体構成)
この電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ、以下「画像形成装置」という)Aは、図1に示すように、光学手段としての光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム形状の電子写真感光体(像担持体、以下「感光体ドラム」という)7へ照射して該感光体ドラム7に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤(以下「トナー」という)で現像してトナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体(記録紙、OHPシート、布等)2をカセット3aからピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分離給送し、プロセスカートリッジBの感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2に転写し、その記録媒体2を搬送ガイド3fによって定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5aと、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支持された筒状シートで構成された定着回転体5dからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を排出ローラ3dで搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出する如く構成している。なお、本実施形態例では、ピックアップローラ3b、圧接部材3c、排出ローラ3d等により搬送手段3を構成している。
【0011】
(プロセスカートリッジ)
一方、前記プロセスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段、電子写真感光体に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。本実施の形態のプロセスカートリッジBは、図2に示すように、感光層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して前記感光体ドラム7の表面を一様に帯電し、この帯電した感光体ドラム7に対して前記光学系1からの画像情報に基づいた情報光(光像)を露光開口9bを通して露光して感光体ドラム7表面に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像手段10によって現像するように構成している。
【0012】
前記現像手段10はトナー収容部10a内のトナーをトナー送り手段である回転可能な送り部材10bで送り出す。そして、固定磁石10cを内蔵した現像回転体(現像剤担持体)である現像ローラ10dを回転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを前記静電潜像に応じて感光体ドラム7に転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。
【0013】
そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによってすくい取り、除去トナー収納部11cへ集めるクリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去するように構成している。
【0014】
本実施の形態で示すプロセスカートリッジBは、感光体ドラム7を回転可能に支持し、クリーニング手段11、帯電ローラ8が組み込まれたクリーニング枠体11d(またはドラムフレーム)と、現像手段10、トナー収容部10aを組み込んだトナー現像枠体10f(または現像フレーム)とから成っている。そしてトナー現像枠体10fは、現像手段10の現像ローラ10dが感光体ドラム7に対し所定の間隔をあけて平行に対向できるようにクリーニング枠体11dに対し回動可能に支持され、現像ローラ10dと感光体ドラム7との間の間隔保持を行うスペーサ10m(図8参照)を現像ローラ10dの両端部に配置してある。トナー現像枠体10fの両側面にはホルダー部材10gがあり、現像ユニットをクリーニングユニットに回転可能に吊る為の結合穴10g8が形成された吊り腕10g7を持つ。現像ユニットとクリーニングユニットの間には間隔を保持するために所定の加圧力が与えられている。
【0015】
プロセスカートリッジBは、現像枠体10f1、蓋部材10f2を溶着して一体化したトナー現像枠体10fと、クリーニング枠体11dとを結合して構成したカートリッジ枠体CFに収納してカートリッジ化されている。そしてこのカートリッジ枠体CFの長手方向両側面には図3、図4に示すように、電子写真画像形成装置本体(以下「画像形成装置本体」という)14に対し矢印X方向に着脱可能に装着するための装着ガイド18bと、感光体ドラム7の回転軸と同軸上に有り、画像形成装置内部の位置決め手段で支持されるで位置決め18aが設けられている。位置決め18aは左右で直径の異なる円筒ボスであり、反駆動側の位置決めには感光体ドラム7の回転軸に中心を持ち位置決め18aより半径の大きな円弧の突起部18a1を持つ。装着ガイド18bには後述する移動ガイド41で受けられる下面18b1と、装着ガイド18bのプロセスカートリッジの挿入方向の先端になる先端部18b2で、この先端部18b2は下面とつながる円弧を上面とつながる円弧より大きくしてある。下面18b1の挿入方向の後端角部になる後端下角部18b3では下面18b1との挟角を鋭角にした斜面部18b4が形成され、上面の挿入方向後端部は上面と直交する直交面18b5から成る。装着ガイド18bの後端はプロセスカートリッジの重心位置より後方まで設けてあり、装着ガイド18bでプロセスカートリッジBを支持すると常に前下がりな姿勢を維持するようにされている。本実施形態では装着ガイド18bはクリーニング枠体11dの側面で位置決め18aの上方に設けてある。しかし装着ガイド18bの配置はトナー現像枠体10fやその側面に取付けられるホルダー部材10gに設けてあっても良い。
【0016】
本実施形態のプロセスカートリッジBには、感光体ドラムの転写ローラ4に対向する転写開口9aと露光開口9bを一体的に覆うことができるドラムシャッター12がクリーニング枠体11dに回転可能に設けられている。ドラムシャッター12の構成を説明する。ドラムシャッター12は、感光体ドラム7が転写ローラ4と当接する転写開口9aを覆うことができるドラム保護部12aを有する。クリーニング枠体11dの露光開口9b付近で回転可能に支持される為の回転軸12bには、回転軸12bの両端でクリーニング枠体11dと摺動する摺動部12b1と両端の摺動部12b1をつなぐ露光開口9bに掛かる部分では摺動部12b1より太い大径部12b2と、大径部12b2にドラムシャッター12が閉じた状態のときに露光開口9bを塞ぐ露光シャッター部12b3が設けてある。ドラムシャッター12は、ドラム保護部12aの両端部と回転軸12bの大径部の外側で両者をつなぐ左右2箇所に設けた連結部12cを有する。回転軸12bの大径部12b2の右側に配置され、プロセスカートリッジBの上側に突出したカム部12dを有する。右側の連結部12cに設けられドラムシャッター12の長手方向で外側に延びたリブ12eがあり、リブ12eは固定ガイド44のシャッターガイド44cに受けられ、ドラムシャッター12が開いた姿勢を保持する。
【0017】
このドラムシャッター12にはシャッターバネ(図5−b参照)のバネ力によって、ドラムシャッター12が感光体ドラム7を覆う方向に付勢力が加えられている。これによりプロセスカートリッジBが装置本体より取り出されている状態では、ドラムシャッター12は、図2の二点鎖線で示すような感光体ドラム7の転写開口9aを覆う閉じた状態を維持し、装置本体内にあって画像形成動作可能な状態では、後述するドラムシャッター開閉手段によって回転し、図2の実線で示すような転写開口9aを露出させ感光体ドラム7と転写ローラ4が当接可能にな姿勢をとる。
【0018】
次にクリーニング手段について図10,11を用いて構成を詳細に説明する。クリーニング手段11は除去トナー収容部11cからのクリーニングブレード11aのゴム両端裏からのトナー漏れを防ぐ第一のシール部材11e、クリーニングブレード裏のトナー漏れを防ぐ第二のシール部材11hがクリーニング枠体11dの所定の位置に両面テープ等で固定される。つぎに、クリーニングブレードがクリーニング枠体11dの所定の位置に、ビスで固定され、クリーニングブレード11aをクリーニングブレード11aのゴム両端からのトナー漏れ防止、及び感光ドラム上のトナー等の付着物のふき取り部材としての第三のシール部材11f、すくい取り部材である、スクイシート11bが両面テープ11g等により、クリーニング枠体11dに固定されている。また、帯電ローラー8に画像形成装置本体Aから給電するための電極8cがはめ込まれている。
【0019】
さらに、帯電ローラー8に電極8cから給電し、かつ軸受となるローラー軸受8b、他方の軸受8aがクリーニング枠体に組み込まれ、帯電ローラー8の軸部が前記軸受8b、8aにはめ込まれている。
【0020】
感光ドラム7は一方に駆動伝達用のカップリング手段70と現像ローラ10、転写ローラー4に駆動伝達するギヤ、アース接点等々が一体となったドラムギヤ71が結合され、他方には軸受を有するフランジ85が結合されている。感光ドラム7はカップリング手段70側には位置決め18aを持つ軸受18cがビスにより結合され、他方は位置決めピン18dが位置決め18a内に収まるようにクリーニング枠体11dに圧入されて支持されている。
【0021】
また、このクリーニング手段11の組立も以上の記述と同順で行われている。
【0022】
次にプロセスカートリッジBの現像手段10ついてさらに詳細に説明する。
【0023】
現像手段10は、図2に示すように、トナー現像枠体10f1と蓋部材10f2とを結合してトナー室(トナー収容部)10a及び現像室10iを構成している。
【0024】
また、トナー現像枠体10f1には、トナー室10aに収納されているトナーが現像ローラ10dに供給される際に通過するトナー通過開口10kが設けられている。
【0025】
図6に示すように、トナー現像枠体10f1のトナー通過開口10kを塞ぐ複数層から成るトナーシール部材(特開平11−102105号公報参照)27には、レーザー光により引き裂き可能なカバーフィルム部27bがシール取付部に加熱溶着されており、このカバーフィルム部27bにはトナーシール部材27を固定するためのシーラント層31が設けられている。
【0026】
上記トナーシール部材27は、図7に示すように、前記トナー通過開口10kの4辺の縁に沿ってシール取付部10hに貼り付けられており、このトナーシール部材27には、トナー通過開口10kを開封するために前述のようにレーザーによってハーフカット処理されている(特開平11−102105号公報)。
【0027】
また、トナー現像枠体10f1の長手方向における一端部には、トナー室10aにトナーを充填するためのトナー充填口(不図示)が設けられ、トナー充填後キャップ部材10j(図8参照)で封止される。
【0028】
前記トナー現像枠体10f1と蓋部材10f2は共に樹脂の射出成型によって成形される。これらを組み立てるには前記トナー現像枠体10f1の開放壁部分に蓋部材10f2を接合すると共に、該接合部分を溶着して結合する。結合後、現像ローラー10dの両端部のトナーの漏れを防止する端部シール10r、現像ブレード10eの両端部のトナー漏れを防ぐシール部材10s、現像ローラー10dの下部の隙間からトナーの飛散を防止するシート部材10tが両面テープ等によりトナー現像枠体10f1及び蓋部材10f2に貼りつけられる。
【0029】
ところで、前述したように図8に示すように、ホルダー部材(以下「端部部材」という)10gにはクリーニング枠体11dへ向かってアーム部10g7が突出しており、該アーム10g7の先端に設けた長手方向の結合穴10g8とクリーニング枠体に設けた不図示の結合穴に嵌入するのピン60によりクリーニング枠体11dと端部部材10gは回動可能に結合することができる。そして、アーム部10g7の上のバネ止め10g9に内径が嵌入する圧縮コイルバネがクリーニング枠体11dとの間に縮設され、現像ローラ10d両側の隙間保持部材10mと感光ドラム7が圧接する。
【0030】
図5−a、b、cに示すように前述のように一体化されたトナー現像枠体10f1と蓋部材10f2に、感光ドラム7やクリーニング手段11等を組み付けたクリーニング枠体11dは、ピン60を装着ガイド18bの内側にあるピン挿入ガイド18b6に沿って両側の端部部材10gの穴10g8を通し挿入され、端部部材10gの穴10g8の両側でピン挿入ガイド18b6と同軸上にあるクリーニング枠体の穴(不図示)に圧入され、結合する。さらにシャッター12、シャッターバネ12fをクリーニング枠体11dに結合することによってプロセスカートリッジB′が組み立てられる。
【0031】
(端部部材と把手部材の構成)
現像手段10の長手両側に配置された一方の端部部材10gは、感光ドラム7の端部に固定したドラムギア(不図示)に噛み合っている現像ローラの端部に固定した現像ローラギア10n(図8参照)と、該現像ローラギア10nから前記トナー送り部材10bの搬送ギア(不図示)に駆動を伝達するための二つのアイドラギア10p,10qから成るギアトレインを覆っている。また、他方の端部部材10gには以下に述べる把手部材10g1が設けられている。
【0032】
トナーシール部材27の引き出し部27a(図6参照)は、トナー通過開口10kの長手方向一端10p(図7参照)側で折り返され、トナー現像枠体10f1の穴10f11(図8参照)を通って外部へ引き出される。このトナーシール部材27の引き出し部27aの外部に引き出された端部27a1は、更に端部部材10gの穴10g6を通って外部へ引き出され、引き出し部27aの加熱固定可能な図6に示す面R(シーラント層31側)が把手部材10g1側になるように手掛けとなる板状の把手部材10g1の貫通穴10g4を通り、把手部材10g1の決められた面に加熱固定される(図5参照)。尚、把手部材10g1は端部部材10gから取り外し可能に設けられている。詳しくは、端部部材10gに接続された接続部の肉厚を特に薄くして折曲して切り離せるようにしてある。また、把手部材10g1と端部部材10gとは一体成形されている。好ましくは、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)やアクリルニトリルブタジエンポリマー(ABS)等のスチレン系材料を用いて一体成形するのが良い。そして、引き出し部27aの端部27a1をこの把手部材に加熱溶着している。
【0033】
以上によって組み立てられた図5に示すプロセスカートリッジB′は把手部材10g1付の状態で包装に収まるように図12に示すように把手部材10g1が矢印P側に倒されて出荷される。このとき、把手部材10g1の先端部は倒したときにクリーニング枠体11dの位置決めである突起部18a1に干渉しないように逃げ(図7に示す切欠10g2)を設けてある。
【0034】
ユーザーがプロセスカートリッジを購入し使用する際に把手部材10g1を、図13に示すようにプロセスカートリッジBの画像形成装置本体14への挿入方向と逆方向の矢印Q側に倒すと、把手部材10g1に設けた突起10g5の先端部Nが端部部材10gに当接して回転支点となり、把手部材10g1の根元側(端部部材10gとの接続部)が端部部材10gから切り離され、図14に示すように把手部材10gの手掛けである凸部10g3を操作者が指に引っ掛けて矢印F方向に引くことにより、引き出し部27aが引き出されてカバーフィルム部27bが引き裂かれ、トナー現像枠体10f1のトナー通過開口10kが開封され、トナー室10aからトナーを現像室10iへ送り出し可能となり、図2及び図4のプロセスカートリッジBの状態となり、画像形成装置本体14へ挿入する準備ができる。
【0035】
(プロセスカートリッジ着脱機構)
次にプロセスカートリッジBを画像形成装置本体14に着脱するためのプロセスカートリッジ着脱機構の構成について説明する。
【0036】
本実施形態のプロセスカートリッジ着脱機構は、画像形成装置本体でプロセスカートリッジを保持して光学系と搬送手段の間を移動する移動ガイド41、移動ガイド41を開閉カバー15の閉動作の前半と開動作の後半で移動させる為のカムプレート50、カムプレート50に開閉カバー15の回転動作を伝えるための連結プレート51、プロセスカートリッジの移動後にプロセスカートリッジを画像形成動作可能な位置に支持するプッシュアーム、プロセスカートリッジのドラムシャッター12のドラムシャッター開閉手段から構成されている。
【0037】
更に本実施形態では開閉カバーの閉動作の後半と開動作の前半で、プロセスカートリッジに長手方向右端部から駆動を伝達する画像形成装置側のカップリング手段とプロセスカートリッジ側のカップリング手段70の連結と解除を行う駆動連結手段と開閉カバーが閉じたことを検知し画像形成装置を動作可能に通電させるインターロックスイッチを有している。開閉カバーの閉じる動作では、開閉カバーと連動した移動ガイド41の移動によりプロセスカートリッジを搬送し、次にカップリング手段を駆動連結手段で連結可能な図1の位置にすると共にプッシュアームを作動させ、その後インターロックスイッチを動作する。そして開閉カバーの開く動作においては、先にインターロックスイッチを解除し、次に駆動連結手段とプッシュアームを解除して、最後に移動ガイドを移動するように構成してある。
【0038】
また、シャッター12は開閉カバーの閉じる動作での上記移動ガイド41のプロセスカートリッジBの搬送過程でカム部12dが光学系1の支持板に当接することで開く動作が始まり、さらに進行すると、リブ12eがシャッターガイド42cに乗り上げ、画像形成位置である図1の位置で開いた状態が保たれる。開閉カバーの開く動作では、逆の動作で、シャッター12を閉じることができる。
【0039】
(プロセスカートリッジの本体への装着)
次に、プロセスカートリッジ着脱機構によるプロセスカートリッジBの着脱動作を、図15乃至図22を用いて説明する。
【0040】
画像形成装置本体14の開閉カバー15を完全に開くと(全開状態)プロセスカーリッジを着脱するための開口Wが現れる。この状態では図15に示すように、移動ガイド41がプロセスカートリッジの挿入方向奥側に下がった姿勢で現れる。移動ガイド41の挿入方向上流側には補助ガイド42が左右に略対称に内側板40に固定されている。
【0041】
補助ガイド42は移動ガイド41後端に連なる着脱補助部42aと、移動ガイド41の上面41a6にほぼつながる面をもつ上規制部42bを持つ。着脱補助部42aにはガイド面41a2に連なる前ガイド面42a1と、前ガイド面42a1に連続し前ガイド面42a1より傾斜が緩くほぼ水平にされた導入ガイド面42a2、前ガイド面42a1と導入ガイド面42a2の下にあり前ガイド面より急傾斜にして移動ガイド41の下面に向かう下ガイド面42a3を持つ。また上規制部42bには移動ガイド41の上面41a6にほぼつながる上ガイド面42b1、上ガイド面42b1に連続し下ガイド面42a3と略平行で上ガイド面42b1から上に傾斜する上導入ガイド面42b2を持つ。また前ガイド43のサイドガイド43bは移動ガイド41のガイド面41a2に対して平行よりやや傾斜が急にされた傾斜面43b1と、傾斜面43b1に連続し開閉カバー15側に設けた水平面43b2を持つ。
【0042】
このため開閉カバー15を開いて現れる開口Wの左右の内側板40内面には、導入ガイド面42a2と上導入ガイド面42b2で入口側が広くされ、補助カバー42の上規制部42bと着脱補助部42aと移動ガイド41との間に構成された上ガイドG1と、下ガイド面42a3と水平面43b2で入口側を広くされ、着脱補助部42a、移動ガイド41とサイドガイド43bの間で構成された下ガイドG2の2本のガイド溝が現れる。また開閉カバー15は図9で示したように中心ボス15aがカバーの下側にあるので、開閉カバー15は下側に開き、裏蓋16が開口Wに面する。裏蓋16に設けた凸部16aにはプロセスカートリッジ挿入方向に向かって下に傾斜したラフガイド面16a1が形成されている。
【0043】
プロセスカートリッジBには前述のようにカートリッジ枠体CFの両側面に感光体ドラム7の回転軸と同軸に形成した位置決め18aと、プロセスカートリッジの着脱方向に沿って形成したリブ状の装着ガイド18bが設けられている。さらにトナー現像枠体10fの下面には突起部10f3が長手方向の両端付近に設けられている。
【0044】
開口WにプロセスカートリッジBを挿入する際は、開口Wの側面の上ガイドG1にプロセスカートリッジBの装着ガイド18bを、下ガイドG2に位置決め18aを合わせ、装着ガイド18bが移動ガイド41のガイド溝41a奥に突き当たるところまで挿入する。このとき裏蓋16の凸部16aはプロセスカートリッジBの挿入位置をある程度して限定し、プロセスカートリッジの装着ガイド18b、位置決め18aを上ガイドG1、下ガイドG2へ導き易くするラフガイドとして作用する。これはラフガイド面16a1から導入ガイド面42a2の開閉カバー側の頂点までの距離h1と、トナー現像枠体10fの下面から装着ガイド18bの下面18b1と先端部18b2との交点までの距離h2を、h1<h2と設定し、導入ガイド面42a2の開閉カバー側の頂点からサイドガイド43bの水平面43b2の開閉カバー側の頂点までの距離h3と、装着ガイド18bの下面18b1と先端部18b2との交点から位置決め18aの下面までの距離h4を、h3>h4とすることで、図16及び図17に示すようにトナー現像枠体10fの下面を凸部16a上面に設けたラフガイド面16a1沿わせると、装着ガイド18bが上ガイドG1の入口へ、位置決め18aが下ガイドG2の入口に自然に案内されるようにしてある。また凸部16aは図18に示すように装着ガイド18bが移動ガイド41のガイド面41a2へ掛かるまでトナー現像枠体10fの後端に接し、プロセスカートリッジBが装着方向で前下がりの姿勢を維持させているので、プロセスカートリッジBが自重で移動ガイド41のガイド溝41aの奥へ移動しやすくしてある。
【0045】
凸部16aが裏蓋16の長手方向で両端部付近に設けられ中央部を低く抑えてあるのは、プロセスカートリッジの着脱時やジャム処理時にユーザーの手が無理なく入る空間を確保するものであり、開閉カバー15を開いて現れる開口Wをプロセスカートリッジの装着のための限定された領域と、画像形成装置の内部へユーザーがアクセスしやすい空間の両方を満足させるための形状である。
【0046】
ここで開口Wにおける凸部16aとプロセスカートリッジの長手方向での位置関係を図21を用いて説明する。裏蓋16の凸部16aの外側の間隔L1、左側の凸部外側面と左側補助ガイドの内面の間隔L2、右側の凸部外側面と右側補助ガイドの内面の間隔L3に対して、プロセスカートリッジBの突起部10f3の内側の間隔l1、左側突起部内側面とカートリッジ枠体CFの左側側面の間隔l2、右側突起部内側面とカートリッジ枠体CFの右側側面の間隔l3との関係が、▲1▼L1<l1であり、▲2▼L2≒l2+(l1−L1)/2+((L1+L2+L3)−(l1+l2+l3))/2、▲3▼L3≒l3+(l1−L1)/2+((L1+L2+L3−(l1+l2+l3))/2としてあるので、式▲1▼より両端の凸部16aはトナー現像枠体下面の突起部10f3の間におさまり、式▲2▼▲3▼より突起部10f3を凸部16aに合わせることで開口Wに対するプロセスカートリッジBの長手方向でのおよその位置合わせができる関係になっている。
【0047】
このように形成された裏蓋16の凸部16aを利用して、プロセスカートリッジBの装着ガイド18bを上ガイドG1へ、位置決め18aを下ガイドG2へ案内すると、上ガイドG1の下面である前ガイド面41a1とガイド面41a2が前下がりに傾斜して形成されており、装着ガイド18bの後端がプロセスカートリッジの重心位置より後方まで設けてあるのでプロセスカートリッジは前下がりな姿勢となり、プロセスカートリッジBは自重で移動ガイド41の奥の方へ誘導されるようになっている。下ガイドG2の下面であるサイドガイド43bの傾斜面43b1はガイド面41a2より若干傾斜が急なので、プロセスカートリッジを挿入していくと位置決め18aはサイドガイド43bの傾斜面43b1から離れていく(図18参照)。このためプロセスカートリッジは開口Wから挿入されていくと、装着ガイド18bを移動ガイド41で受けられる構成となっている。移動ガイドのガイド面41a2で受けられたプロセスカートリッジBをさらに挿入していくと装着ガイド18bの先端部18b2が移動ガイド41の上面傾斜41a7に当接する(図19参照)。装着ガイド18bの先端部18b2は滑らかな円弧であり、上面傾斜41a7の下側はガイド面41a2より下がった受け面41a1になっているため、プロセスカートリッジBは上面傾斜41a7の作用により装着時より更に傾斜を強める方向への姿勢を変えながらガイド溝41aの奥側へ挿入され、装着ガイド先端部18b2が受け面41a1の奥側に接してプロセスカートリッジの装着が完了する(図20参照)。
【0048】
プロセスカートリッジBが傾斜を強める方向への姿勢を変えるときは、前ガイド43に設けた当接リブ43c先端がトナー現像枠体10fの下面に当接し、この当接リブ43cの先端を支点にしてプロセスカートリッジBは更に前下がりな姿勢に変化する(図19,図20参照)。プロセスカートリッジBが挿入を完了した状態で、トナー現像枠体10fの下面が当接リブ43cと接するポイントはプロセスカートリッジBの重心位置より挿入方向で後方に設定してあるため、プロセスカートリッジは装着完了時に挿入方向後側になるトナー現像枠体を持ち上げた姿勢をとる。このため開口Wから挿入されたプロセスカートリッジBは装着ガイドの先端部18b2の下側をガイド溝41aの受け面41a1の奥側で、トナー現像枠体10fの下面を前ガイド43の当接リブ43cで支持され、装着ガイド18bの後端下角部18b3は持ち上げられている。当接リブ43cは装着ガイド18bの後端下角部18b3が移動ガイド41のガイド面41a2と同じ位の高さになるように設定される。
【0049】
本実施形態に係るプロセスカートリッジ着脱機構における移動ガイド41は、開閉カバー15の開閉動作に連動して移動する構成である。このため、移動ガイド41の後端(開閉カバー側端面)をプロセスカートリッジBで押せる構成であると、移動ガイド41が画像形成装置の内部へ逃げてしまい、移動ガイド41のガイド溝41a内へプロセスカートリッジBの装着ガイド18bを入れることができなくなる。そのために、本実施形態では、プロセスカートリッジBの装着方向(矢印X方向)において移動ガイド41の上流側に、内側板40に固定され、かつ移動ガイド41後端に連なる着脱補助部42a有する補助ガイド42を設けている。この補助ガイド42によって上述の問題が解決され、プロセスカートリッジBのガイドリブ18bは確実に移動ガイド41のガイド溝41aへ案内される。
【0050】
また開閉カバー15の開閉動作に連動して移動する移動ガイド41にプロセスカートリッジBを装着させる構成であることから、開閉カバー15を途中まで閉めた状態では移動ガイド41は画像形成装置内部へ移動しているため、補助ガイド42の着脱補助部42aとの間には隙間ができる。開閉カバー15の閉め量が少なく、装着ガイド18bが跨ぎ超えることができる程度の隙間であれば、プロセスカートリッジの装着を行うことは可能である。しかし、この隙間がある程度広くなった場合、プロセスカートリッジBの装着ガイド18bは移動ガイド41のガイド溝41aへ入れることができなくなり、隙間が更に広い場合は装着ガイド18bがこの隙間に入り込んで画像形成装置内へ潜り込んでしまうことが想定される。このため本実施形態では開閉カバー15を途中まで閉めた状態でのプロセスカートリッジの挿入を、裏蓋16の凸部16aで防止している。
【0051】
開閉カバー15の閉じ量が大きい場合は、裏蓋16の凸部16aが上規制部42bに近く、プロセスカートリッジの装着可能な空間が無くなるので、プロセスカートリッジの挿入はできない。開閉カバー15を途中まで閉じプロセスカートリッジがまだ挿入可能の状態の場合、開閉カバー15の回転により凸部16aは本来の着脱方向(矢印X方向)に対して侵入し、裏蓋16のラフガイド面16a1は通常よりも角度が急になるので、プロセスカートリッジBは通常より急な角度でしか挿入することができなくなる。この開閉カバー15の閉じかけの状態で凸部16aのラフガイド面16a1にプロセスカートリッジBの下面を沿わせるようにしてプロセスカートリッジBを急角度で挿入すると、移動ガイド41のガイド面41a2と補助カバー42の導入ガイド面42a2が不連続になっているため、装着ガイド18bの先端面18b2は移動ガイド41の後端面に接する。このとき位置決め18aがサイドガイド43bの傾斜面43b1と接し、トナー現像枠体10fの下面が裏蓋16の凸部16aに接してプロセスカートリッジBの姿勢は限定される。この装着ガイド18bの先端と移動ガイド41の後端、位置決め18aとサイドガイド43bの傾斜面43b1、トナー現像枠体10fの下面と凸部16aの3箇所が当接している状態から更に開閉カバー15を閉じていくと、移動ガイド41は画像形成装置内部へ移動し、裏蓋16の凸部16aも上方に回転してくるので、プロセスカートリッジBは反時計回りに回転して装着ガイド18bの上面後端で直交面18b5との角部が補助ガイド42の上導入ガイド面42b2に当接し、これ以上開閉カバー15を閉じることができなくなる。つまり開閉カバー15が途中まで閉じた状態からプロセスカートリッジを挿入しても開閉カバー15を閉めることができないので、プロセスカートリッジの装着不良という問題を未然に防ぐことができる。
【0052】
ここで上述の開閉カバー15を途中まで閉めた状態からプロセスカートリッジBを挿入してしまいプロセスカートリッジBを移動できない状態になったときでも、再度開閉カバー15を開方向に回転させると移動ガイド41が開口W側に移動し、装着ガイド18bの先端部18b2を押してプロセスカートリッジBを引き出してくる。そして移動ガイド41の受け面41a1と補助ガイド42の前ガイド面42a1の隙間が小さくなり、装着ガイド18bがその隙間を跨ぎ越えると、装着ガイド18bはガイド溝41a内に収まりロセスカートリッジの装着ができるようになる。
【0053】
(プロセスカートリッジの再生産)
トナー収容部10a内のトナーが使い切られると、そのプロセスカートリッジB’は回収され、次のように再生産される。
【0054】
再生産については、分解した部品を検査し、検査に合格すればその部品は再組立に使用し、不合格であれば、新しい部品や、他の同機種の分解、検査で使用可能と判定された部品にを適宜再生産に使用することとする。
【0055】
(ドラムシャッター取り外し工程)
図22を参照しながら、ドラムシャッターの取り外し工程を説明する。
クリーニング枠体11dに回動可能に取り付けられた、ドラムシャッター12を取り外す。ドラムシャッター12をクリーニング枠体11dから取り外すには、クリーニング枠体11dの両側の軸受け部11d1と、ドラムシャッター12両端の摺動部12b1間に、不図示のマイナスドライバの先を差し込んでこじ上げると外せる。また、ドラムシャッター12が感光ドラム7を覆おう方向に付勢力を与えるドラムシャッターバネ12fも同時に取り外すことが出来る。この際に前記ドラムシャッター12の摺動部12b1が損傷してしまう場合がある。損傷してしまった場合には、このドラムシャッター12は再組立時には新品と交換する。検査をした結果、十分に機能することが確認できた場合には、ドラムシャッター12を再使用する。また、ドラムシャッターバネ12fは検査後、異常がなければ再利用する。本実施例では、クリーニングユニットと現像ユニットの分離工程前に、ドラムシャッターを取り外したが、これに限ったものではない。
【0056】
(クリーニングユニットと現像ユニットの分離工程)
次に、図5、図8、図23、図24、図25を参照しながら、クリーニングユニット11と現像ユニット10を分離する工程について以下に説明する。図5はトナーシール未開封のプロセスカートリッジの斜視図、図8は現像手段組立斜視図、図23はプロセスカートリッジの非駆動側を示す側面図(図24の断面位置を示す図)、図25は結合ピンの抜き取り説明図である。
【0057】
まず、前述した図5と図8及び、図24を使って、クリーニングユニットと現像ユニット部の結合構成を説明する。図8に示す、端部部材10gにはクリーニング枠体11dへ向かってアーム部10g7が突出しており、前記アーム10g7の先端に設けた長手方向の結合穴10g8を有している。
【0058】
また、図5bに示すように感光ドラム7やクリーニング手段11等を組み付けたクリーニング枠体11dには、結合ピン60が装着ガイド18bの内側にあるピン挿入ガイド18b6に沿って両側の端部部材10gの穴10g8を通し挿入され、端部部材10gの穴10g8の両側でピン挿入ガイド18b6と同軸上にあるクリーニング枠体の穴18b7(図24参照)に圧入されている。
【0059】
クリーニングユニット11と現像ユニット10を分離するには、前記クリーニング枠体11dの装着ガイド18bの一部と前記ピン挿入ガイド18b6を削除し、更に結合ピン60の端部が前記クリーニング枠体11dから現われるまで、前記クリーニング枠体11dを削り込み、現われた結合ピン60の端面を引き抜く方法がある。
【0060】
詳しく説明するために、図23にプロセスカートリッジの非駆動側を示す側面図を示し、図中のS−Sの断面図を図24、図25に示しているので、これらを用いて説明する。ここでは、非駆動側を例にとって説明するが、駆動側も同様である。
【0061】
先ず、結合ピン60の端部60aが前記クリーニング枠体11dから現われる加工面80(図25b参照)まで、前記クリーニング枠体11dを削るには、図25aに示すような、超音波カッター81等を用いて溶融加工すれば容易である。また、ドリルやカッター等で切削加工してもよい。但し、前記加工面80は後述する、現像ユニットとクリーニングユニットとを再結合するのに用いる結合ピンの当接面になるので、超音波カッター81等で溶融加工したものは、平面度と加工深さを精度良く加工する後工程が必要となる。
【0062】
また、前記加工面80の位置は、前記結合ピン60の端面60a(図25b参照)が見えるところが望ましく、前記加工面80の大きさ及び加工深さは、図25cに示すように、結合ピン60を矢印T方向(抜き方向)に引き抜く為に使用するニッパやラジオペンチ82等の先端部が挿入できる、最小限の大きさ及び深さがよい。前記加工面80を有するクリーニング枠体11’dを検査をした結果、十分に機能することが確認できた場合には、再利用するからである。更には、クリーニング枠体の穴18b7は袋穴であり、前記加工面80を加工する際に発生するモールドの切子等をクリーニング枠体11’d内に落とすことなく、分離できる。
【0063】
クリーニングユニット11と現像ユニット10の分離工程手順を追って説明する。前記クリーニング枠体11dの装着ガイド18bの一部と前記ピン挿入ガイド18b6を削り(削り後に残ったガイドは、装着ガイド18’bとする。)更に、結合ピン60の端部60aが加工面80から現われるまで、前記クリーニング枠体11dを削る。そして、現われた結合ピン60の端面60aをニッパやラジオペンチ82等の汎用工具で掴み、引き抜く。
【0064】
本実施例では、前記クリーニング枠体11dの装着ガイド18bの一部を削る例をあげたが、装着ガイド18bを全て、削り取ってもかまわない。
【0065】
分離されたクリーニングユニット11’と現像ユニット10は図26の状態になる。以上の様に、クリーニングユニット11と現像ユニット10の分離工程を説明したが、手順はこれに限ったものではない。
【0066】
(クリーニングユニットの再生産)
次に、クリーニングユニット11’の再生産を説明する。
【0067】
先ず、感光ドラム7をクリーニング枠体11’dから取り外す工程を説明する。前述したように、図11を参照しながら、感光ドラムの支持構成を説明する。感光ドラム7は一方に駆動伝達用のカップリング手段70と現像ローラ10、転写ローラ4に駆動伝達するギヤ部、アース接点等々が一体となったドラムギヤ71が結合され、他方には軸受を有するフランジ85が結合されている。感光ドラム7はカップリング手段70側には位置決め18aを持つ軸受18cがビスにより結合され、他方は位置決めピン18dが位置決め18a内に収まるようにクリーニング枠体11dに圧入されて支持されている。この感光ドラム7をクリーニング枠体11’dから取り外す簡単な方法は、ビスと前記軸受18cを取り外し、感光ドラム7のドラムギヤ71部を図27に示す矢印V方向に持ち上げ、クリーニング枠体11’dの側壁をたわませながら斜めに引き抜くことで、取り外すことが出来る。その後、位置決めピン18dをクリーニング枠体11’d内側から押して、抜くことができる。
【0068】
望ましくは、以下の方法で分解したほうがよい。感光ドラム7をクリーニング枠体11’dから取り外すには、図28に示すように、前記感光ドラム7のフランジ85の位置決めピン18dをクリーニング枠体11’dの位置決め18a内から抜けばよい。図28aに示すように、前記位置決めピン18dを位置決め18aから突出させるには、位置決めピン18dの端面18d1(図11参照)とフランジ85の隙間に治具86を挿入し、端面18d1とクリーニング枠体11’dの側壁を挟み、矢印E方向に押し付けることで位置決めピン18dの他端面18d2を位置決め18aから押し出すことができる。その後、図28bに示すように、位置決めピン18dの他端面18d2をニッパやラジオペンチ84等の汎用工具で掴んで、引き抜くことができる。これにより感光ドラム7を取り外すことができる。
【0069】
または、位置決め18aの一部を切り欠き、ラジオペンチ、ニッパ等の汎用工具で位置きめピン18dをつかみ、引き抜くことができる。
【0070】
次に、図11に示す、帯電ローラ8及び、帯電ローラ8の軸受けとなるローラ軸受け8aを取り外す。
【0071】
次に、感光ドラム7を取り外したクリーニングユニット11’から、廃トナーを抜き取る。図29に示すように、感光ドラム7を取り外したクリーニングユニット11’に、トナー吸引装置の吸引ノズル87を手に持って、その吸引ノズル87をクリーニングユニット11’のクリーニングブレード11aとスクイシート11b間の隙間88に押し当てる。クリーニング枠体11’dの上面をはたきながら、吸引ノズル87を隙間88に沿って横方向に移動させ内部の廃トナーを吸引する。次に、廃トナーの抜き取りが終了したクリーニングユニットは、図30に示すように、クリーニングブレード11aを取り外して、クリーニング枠体11’dの内部をエアガン89等によってエアー等を吹き付け清掃する。もし、前記クリーニング枠体11’dの加工面80を削る時に、超音波カッター81等で溶融加工した場合、前記加工面80は、後述する現像ユニットとクリーニングユニットとを再結合するのに用いる結合ピンの当接面となり、精度が必要である為、清掃後に精度加工が必要となる。
【0072】
取り外した感光ドラム7とクリーニングブレード10aはエアー等を吹き付けて付着したトナーを清掃した後、夫々検査して再使用可能か否か判断する。検査を行った結果、その性能が基準を満たないものについては適宜新品と交換する。但し、開発過程の検討時または再生産時において、統計的に交換が必要である確立が高い場合には、検査することなしに再生産時に新品と交換することが作業の効率向上になる場合もある。
【0073】
(クリーニングユニットの再組立)
新品もしくは、再利用されるクリーニングブレード10aと新品のスクイシート10cをクリーニング枠体11’dに取り付け後、新品若しくは、再利用される帯電ローラ8の軸受けとなるローラ軸受け8a、帯電ローラ8を取り付ける。更に、新品の感光ドラム7をクリーニング枠体11’dに回転自在に取り付ける為には、軸受18cをクリーニング枠体11’dにビスにより結合し、且つ他方は位置決めピン18dをクリーニング枠体11’dの位置決め18a内に収まるように圧入する。また、前述した位置決めピン18dを抜かずに、感光ドラム7を引き抜いたクリーニング枠体11’dに、新品の感光ドラム7を再組立するには、図27に示す矢印V方向とは逆方向からクリーニング枠体11’dの側壁をたわませながら斜めに感光ドラム7を挿入することで、再組立できる。
【0074】
(現像手段の再生産方法)
次に、現像手段10の分解方法、及び、トナーの再充填による再生産方法を説明する。
【0075】
再生産については、分解した部品を検査し、検査に合格すればその部品は再組立に使用し、不合格であれば、新しい部品を適宜再生産に使用することとする。
【0076】
(端部部材及びトナーキャップの分解)
クリーニング手段11と分離された現像手段10を、図31に示すように、さらに分解する。まず、トナー充填口110のある側の端部部材10gを固定しているビスを外す。現像ローラー10dを位置決めしている軸受111を押さえながら、圧縮バネ114がついたまま端部部材10gを長手方向に引き抜く。端部部材10gを外すことで、トナー充填口110にはめ込まれたトナーキャップ10jがみえる。同様に軸受111を押さえながら、トナーキャップ10jをラジオペンチ(不図示)等を用いて、引き抜く。軸受111は手で押さえながらでもよいが、望ましくは、図32に示すようなの仮位置決め冶具112を用いて作業を行った方が、トナーの飛散を防ぐうえではよい。
【0077】
(トナーの再充填)
図32に示すようにトナー現像枠体10fのトナー充填口110を上向きに保持し、トナーキャップ10jを抜いたトナー充填口110の径にあわせたロート113をトナー充填口110にはめ込み、仮位置決め冶具112で、スリーブ10d及び軸受111を押さえながら、ロート112からトナー現像枠体10fにトナーを再充填する。ロート113を使わず、直接トナーを充填口110からトナーを再充填してもよいが、トナーの飛散を抑え、効率よく再充填するには、ロート状の本体中にオーガを備えた定量供給装置等を用いた方がよい。
【0078】
(現像手段の組立)
以上のようにトナー現像枠体10fにトナーを再充填した後、現像手段10の再組立を行う。再組立は前述の分解工程を逆の手順で行えばよい。すなわち、トナー現像枠体10fにトナー再充填後、仮位置決め冶具112を取り付けたままロート113を外し、トナーキャップ10jをトナー充填口110にはめ込む。その後、仮位置決め冶具112を外し、端部部材10gを再組立し、ビスで締結する。端部部材10gが検査の結果使用不可能と判定された場合に新品の端部部材(実施形態の最初に説明した把手部10g2が一体になったもの)を用いる場合は新品の端部部材に一体に形成された把手部材10g2は、前述の現像手段10の詳細説明内で述べたように折り、切り離す。
【0079】
以上のようにして、現像手段10はクリーニング手段11と結合する前段階までの再組立が終了する。
【0080】
尚、分解した端部部材10g、トナーキャップ10jはもとより、現像手段10の他の部品で破損等が発見された場合は新しい部品や、他の動機種の分解、検査で使用可能と判定された部品に適宜交換する。
【0081】
本実施例では、現像手段の再生産方法として、端部部材を外し、トナーキャップを外し、充填口から現像剤を再充填する方法をあげたが、これに限ったものではない。
【0082】
(現像ユニットとクリーニングユニットとを再結合するユニット再結合工程)結合ピン61の挿入方法を説明する。図33は再生産されたクリーニングユニット11’と再生産された現像ユニット10’を再組立するところのであり、後述する図34の断面図の切断位置S−Sを示した側面図である。また、図34は結合ピンの挿入方法説明図である。図35は装着ガイドの一部を形成した結合ピンを挿入する再組立の斜視図である。
【0083】
以上のように、(ドラムシャッターの取り外し工程)後、現像ユニット10とクリーニングユニット11とを分離後、(クリーニングユニットの再生産)、(クリーニングユニットの再組立))を経て再生産されたクリーニングユニット11’と(端部部材及びトナーキャップの分解)、(トナーの再充填)、(現像手段の再組立)を経て再生産された現像ユニット10’を(クリーニングユニットと現像ユニットの分離工程)と逆の手順で再結合するが、再組されたクリーニングユニット11’のクリーニング枠体11’dには、装着ガイド18bの一部が削られて、前記装着ガイド18’bの形状しか残ってないので、ガイドの機能を果たすことができない。(図33参照)そこで、軸部61bと装着ガイド部61aが一体的に形成される結合ピン61を用いる。(図34、図35参照)装着ガイド部61aは、現像ユニット10とクリーニングユニット11を分離するときに、前記クリーニング枠体11dの前記装着ガイド18bを削り取った部分と同じ形状である。また、前記軸部61bは、前記クリーニング枠体11’dの穴18b6’に沿って両側の端部部材10gの穴10g8を通し挿入され、端部部材10gの穴10g8の両側で穴18b6’と同軸上にあるクリーニング枠体の穴18b7に圧入される。また、前記結合ピン61の高さ61cは、前記加工面80と前記装着ガイド18’bの段差分に設定される。
【0084】
これにより、前記結合ピン61を用いて、クリーニングユニットと現像ユニットが再組されると、前記装着ガイド18’bと前記結合ピン61の装着ガイド部61aによって、ほぼ連続的な装着ガイドができる。
【0085】
これにより、再生産されたクリーニングユニット11’と再生産された現像ユニット10’は結合ピン60を中心に回動可能に再結合される。
【0086】
以上が本発明のプロセスカートリッジの再生産の主要工程であるが、前述の工程は本発明の再生産方法の一実施の形態を示したもので、手順及び方法は前述のそれに限定されるものではない。
【0087】
また、前述した実施の形態で示したプロセスカートリッジは単色画像を形成する場合を例示したが、本発明に係るプロセスカートリッジは現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用することができる。
【0088】
また、電子写真感光体としては、前記感光体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状としては例えばドラム状またはベルト状のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは塗工を行ったものである。
【0089】
また現像方法としても、公知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可能である。
【0090】
また帯電手段の構成も、前述した実施の形態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従来から用いられているタングスワイヤーの三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングスワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正または負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0091】
なお、前記帯電手段としては前記ローラ型以外にも、ブレード(帯電ブレード)、パッド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0092】
また感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブラシなど用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0093】
また前述したプロセスカートリッジとは、例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外にも、例えば、電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、現像手段と、帯電手段又はクリーニング手段のいずれかを組み合わせて一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0094】
即ち、前述したプロセスカートリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。そして、このプロセスカートリッジは、使用者自身が装置本体に着脱することができる。従って、装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うことができる。
【0095】
更に、前述した実施の形態では、電子写真画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子写真複写機、LEDプリンタ等の電子写真プリンタ、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、或いはこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ等)等の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プロセスカートリッジの再生産について1つの簡易な方法を実現したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の概要構成を示す断面図
【図2】プロセスカートリッジの概要構成を示す断面図
【図3】プロセスカートリッジの斜視図
【図4】プロセスカートリッジの斜視図
【図5】トナーシール未開封のプロセスカートリッジの斜視図
【図6】トナーシール部材斜視図及びトナーシール部材拡大断面図
【図7】トナー現像枠体と蓋部材とトナーシール部材結合図
【図8】現像手段組立斜視図
【図9】プロセスカートリッジの画像形成装置への挿入概略斜視図
【図10】クリーニング手段の構成を示す説明図
【図11】クリーニング手段の構成を示す説明図
【図12】端部部材と把手部材の断面図
【図13】端部部材と把手部材の断面図
【図14】端部部材と把手部材の断面図
【図15】プロセスカートリッジ着脱機構の斜視図
【図16】図15に示すプロセスカートリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジ挿入動作の説明図
【図17】図15に示すプロセスカートリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジ挿入動作の説明図
【図18】図15に示すプロセスカートリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジ挿入動作の説明図
【図19】図15に示すプロセスカートリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジ挿入動作の説明図
【図20】図15に示すプロセスカートリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジ挿入動作の説明図
【図21】開口Wにおける裏蓋凸部とプロセスカートリッジの突起部の長手方向での位置関係の説明図
【図22】ドラムシャッター取り外し工程説明図
【図23】クリーニング枠体の背面説明図
【図24】プロセスカートリッジの非駆動側を示す側面図
【図25】結合ピンの抜き取り説明図
【図26】クリーニングユニットと現像ユニットの分離図
【図27】感光ドラムの取り外し説明図
【図28】感光ドラムの取り外し説明図
【図29】廃トナー除去方法を説明する図
【図30】クリーニング枠体の清掃方法を説明する図
【図31】端部部材とトナーキャップの取り外しを説明する図
【図32】トナー充填方法を説明する図
【図33】再組立時のプロセスカートリッジの非駆動側を示す側面図
【図34】結合ピンの再圧入工程を説明する図
【図35】結合ピンを挿入する再組立の斜視図で
【符号の説明】
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
B′ プロセスカートリッジ
CF カートリッジ枠体
G1 上ガイド
G2 下ガイド
L1,L2,L3,L4,l1,l2,l3 間隔
l5,l6,l8 長さ
l7 突起高さ
N 先端部
R 面
W 開口
h1,h2,h3,h4 距離
1 光学系
2 記録媒体
3 搬送手段
3a カセット
3b ピックアップローラ
3c 圧接部材
3d 排出ローラ
3f 搬送ガイド
4 転写ローラ
5 定着手段
5a 駆動ローラ
5b ヒータ
5c 支持体
5d 定着回転体
6 排出部
7 感光体ドラム
8 帯電ローラ
9a 転写開口
9b 露光開口
10 現像手段
10a トナー収容部
10b 送り部材
10c 固定磁石
10d 現像ローラ
10e 現像ブレード
10f トナー現像枠体
10f1 現像枠体
10f2 蓋部材
10f3 突起部
10g 端部部材(ホルダー部材)
10g1 把手部材
10g2 切欠
10g3 凸部
10g4 貫通穴
10g5 突起
10g6 穴
10g7 アーム部
10g8 結合穴
10g9 バネ止め
10i 現像室
10k トナー通過開口
10n 現像ローラギア
11 クリーニング手段
11a クリーニングブレード
11b スクイシート
11c 除去トナー収納部
11d クリーニング枠体
11’d 再使用クリーニング枠体
11d1 軸受け部
12 ドラムシャッター
12a ドラム保護部
12b 回転軸
12b1 摺動部
12b2 大径部
12b3 露光シャッター部
12d カム部
12e リブ
12f シャッターバネ
14 画像形成装置本体
15 開閉カバー
15a 中心ボス
16 裏蓋
16a 凸部
16a1 ラフガイド面
18a 位置決め
18a1 突起部
18b 装着ガイド
18’b 削り残した装着ガイド部
18b1 下面
18b2 先端部
18b3 後端下角部
18b4 斜面部
18b5 直交面
18b6 ピン挿入ガイド
18b7 穴
18c 軸受け
18d 位置決めピン
18d1 端面
18d2 他端面
27 トナーシール部材
27a 引き出し部
27a1 端部
27b カバーフィルム部
31 シーラント層
40 内側板
41 移動ガイド
41a ガイド溝
41a1 受け面
41a2 ガイド面
41a6 上面
41a7 上面傾斜
42 補助ガイド
42a 着脱補助部
42a1 前ガイド面
42a2 導入ガイド面
42a3 下ガイド面
42b 上規制部
42b1 上ガイド面
42b2 上導入ガイド面
43 前ガイド
43b サイドガイド
43b1 傾斜面
43b2 水平面
43c 当接リブ
44 固定ガイド
44c シャッターガイド
50 カムプレート
51 連結プレート
60 結合ピン
60a 端面
60b 他端面
61 結合ピン
61a 装着ガイド部
61b 軸
61c 装着ガイド高さ
70 カップリング手段
71 ドラムギア
80 加工面
81 超音波カッター
82 ラジオペンチ
84 ラジオペンチ
85 フランジ
86 治具
87 吸引ノズル
88 隙間
89 エアガン
90 結合ピン挿入治具
90a ガイド部
90b 挿入部
110 トナー充填口
111 軸受
112 位置決め治具
113 ロート

Claims (8)

  1. 電子写真感光体ドラムと、
    電子写真感光体ドラムに帯電を行うための帯電ローラと、
    電子写真感光体ドラムに残留する現像剤を除去するクリーニングブレードと、を有するドラムフレームと、
    電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現像するための現像ローラと、
    前記現像ローラを支持する現像フレームと、
    現像剤を収納する現像剤収納部を有する現像剤フレームであって、
    現像フレームと結合された現像剤フレームと、を有して、
    電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法において、
    (a)画像形成装置本体に設けられたガイド部材に沿って着脱される
    ドラムフレームの両側面にある装着ガイド内に、
    ドラムフレームと現像フレームとを回動可能に結合している結合ピンを有し、
    ドラムフレームの外側から、
    前記装着ガイドの一部を削り取り、
    前記結合ピンの露出した部分を掴んで、
    前記結合ピンをドラムフレームの外側へ引き抜く工程と、
    (b)ドラムフレームと現像フレームとを分離する分離工程と、
    (c)ネジをドラムフレームから取り外すことによって、ドラムフレームの長手方向の一端に設けられている、電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を支持している軸受け部をドラムフレームから取り外す軸受け部取り外し工程と、
    (d)ドラムフレームの長手方向の他端に設けられているドラム位置決めピンを引き抜く位置決めピン取り外し工程と、
    (e)ドラムフレームから電子写真感光体ドラムを取り出すドラム取り出し工程と、
    (f)新品の電子写真感光体ドラムをドラムフレーム内に侵入させて、その長手方向他端にドラムフレームの外側からドラム位置決めピンを挿入させて、次いで、新品の電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を支持するように軸受け部をドラムフレームの長手方向の一端にネジによって取り付けるドラム取り付け工程と、
    (g)前記削り取った装着ガイド部と同様の形状を有し、
    前記装着ガイドの内削り取られなかった装着ガイド部と、
    協働して装着ガイドを構成する装着ガイド部と、
    ドラムフレームと現像フレームの長手方向の一端と他端とに設けられた穴に嵌合する軸部を有する
    結合ピンを用いて、
    ドラムフレームと現像フレームとを結合する結合工程と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生産方法。
  2. ネジを現像フレームの長手方向一端から取り外すことによって、
    現像フレームの長手方向の一端に取り付けられている一端エンドカバーを取り外す工程と、
    エンドカバーを取り外したことによって露出した現像剤充填開口からキャップを取り外して、
    その後、現像剤を再充填して、
    その後、現像剤充填開口を封止する現像剤再充填工程と、
    現像ローラの長手方向の一端を支持するように、
    現像フレームの長手方向の一端に、
    ネジによって一端エンドカバーを取り付ける現像ローラ取り付け工程を有することを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  3. 更に、ネジを現像フレームの長手方向他端から取り外すことによって、
    現像フレームの長手方向の他端に取り付けられている他端エンドカバーを取り外す工程と、
    現像ローラ取り外し工程の後に、
    現像ブレードの長手方向一端と他端とに取り付けられているネジを取り外すことによって、
    現像ブレードを現像フレームから取り外す現像ブレード取り外し工程を有することを特徴とする請求項1、請求項2に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  4. 結合ピン引き抜き工程において、
    前記装着ガイドに施す加工は、
    工具を用いて、
    装着ガイド部の切除、
    また、結合ピン周りのドラムフレームを削ることであることを特徴とする請求項1、2、3記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  5. 更に、現像剤再充填工程において、
    現像剤収納部を揺すりながら現像剤の再充填を行うことを特徴とする請求項12、3、4に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  6. 更に、ドラム取り出し工程とドラム取り付け工程との間に、
    電子写真感光体ドラムを取り外した後に、
    電子写真感光体ドラムを帯電するための帯電ローラを、
    ドラムフレームから取り外す帯電ローラ取り外し工程と、
    帯電ローラを取り外した後に、
    電子写真感光体ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニングブレードを、
    ネジを取り外すことによってドラムフレームから取り外すクリーニングブレード取り外し工程と、
    を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4、5に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  7. 更に、クリーニングブレード取り外し工程において、
    クリーニングブレードを取り外した後に、
    クリーニングブレードによって電子写真感光体ドラムから除去した現像剤が収納されている除去現像剤収納部から収納している現像剤を除去する現像剤除去工程を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  8. 現像剤除去工程において、
    除去現像剤収納部からの現像剤の除去は、現像剤を吸引する、
    あるいは、現像剤を吹き出すことによって行うことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018091905A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 キヤノン株式会社 ユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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