【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気の噴射により緯入れする空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特開昭６０−５９１５１号公報
従来、空気噴射により緯入れする空気噴射式の織機は、緯糸案内用の凹溝を有した筬を用いて、この筬の案内溝に沿って緯入れ用の空気噴射が行われ、この案内溝に沿って飛走した緯糸が筬により筬打ちされるものである。
【０００３】
また、特開昭６０−５９１５１号公報に開示されているように、筬に沿って補助ノズルが設けられ、この補助ノズルと対を成して補助ノズルの空気噴射の拡散を防止するために、補助ノズルの噴射方向と平行に空気を噴射する別の補助ノズルを設けた空気噴射式織機の緯入れ装置も提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の前者の場合、筬の緯糸案内溝に沿って緯入れされた緯糸が、緯糸飛走路である緯糸案内溝から外れてしまう場合があった。これは、その緯糸の物性や、筬での空気の漏れや筬の汚れ等の筬の状態、その他筬に設けられた補助ノズルの噴射方向の設定具合等により、緯糸飛走路から緯糸が外れてしまうものである。そして、緯糸が緯糸案内溝から外れてしまうと、その緯糸には補助ノズルからの噴流が十分に当たらず、緯糸飛走が不安定になってしまうものであった。
【０００５】
また上記従来の技術の後者の場合、単に補助ノズルと対を成して補助ノズルの噴射方向と平行に噴射する別の補助ノズルを設けただけであり、緯糸飛走路に向かって別の補助ノズルの空気噴射が行われるため、補助ノズルの空気噴射との干渉が生じ、かえって緯糸飛走が不安定になる恐れがある。また、緯糸飛走路に向かって補助ノズルの空気噴射と平行に別の補助ノズルの空気噴射が行われるので、一旦緯糸飛走路から緯糸が外れると、その外れた緯糸には空気噴射が十分に当たらず、緯糸飛走が不安定となってしまうものである。
【０００６】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、安定した緯入れが可能な空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明は、織機の筬と一体的にまたは別体として設けられ、筬の長手方向に沿って設けられた複数の空気噴射孔を備え、この空気噴射孔は、上記筬に設けられた補助ノズルの噴射方向とは異なる方向であって上記筬の前方に設けられ、上記筬の緯糸案内部に向かって、この空気噴射孔からの空気噴射により緯糸飛走路から緯糸が外れないように形成された空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置である。
【０００８】
なお、この発明で言う「織機の筬と一体に」とは、筬と一緒に揺動する部材８ここでは後述する図示しない筬保持具）に設けられていることであり、「織機の筬と別体として」とは、筬と一緒に揺動する部材に設けずに、筬や補助ノズルと干渉しない位置に固定することを言う。
【０００９】
上記空気噴射孔は、筬に沿って設けられた空気噴射パイプに形成されたものや、筬に沿って設けられた補助ノズル間に配置された飛走制御補助ノズルに形成されたものである。上記飛走制御補助ノズルは、筬に沿って設けられた補助ノズル間に配置され、この補助ノズルよりも上記筬から遠い位置に配置されている。また上記飛走制御補助ノズルは、筬に沿って設けられた補助ノズル間に配置され、空気噴射方向が筬の緯糸案内部に向けて上方に向けられている。または、上記空気噴射孔は、筬に沿って設けられた補助ノズルの先端部に形成され、この補助ノズルの緯糸搬送用の空気噴射よりも上方を向いて噴射が行われるように上記補助ノズルの先端部に形成されているものでも良い。
【００１０】
この発明の空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置は、筬の前方から筬の緯糸案内部である緯糸飛走路に向かって、補助ノズルの噴射方向とは異なる方向で空気噴射が行われ、緯糸飛走路から外れようとする緯糸を緯糸飛走路内に規制し、また緯糸飛走路から外れた緯糸を確実に緯糸案内部の緯糸飛走路に戻すことによって緯糸飛走路内における緯糸の飛走位置が制御され、もって安定した緯入れを可能にするものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図１〜図３はは、この発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置１０は、多数の薄い筬羽を有した筬１２と一体に設けられている。筬１２は、互いに等間隔に位置した筬羽の表裏の側面が経糸１４の開口面に対して平行に設けられ、筬羽には、緯糸１６が空気噴射により通過する緯糸飛走路となる緯糸案内部１８が形成されている。また、筬１２には、筬１２の緯糸案内部１８に沿って、緯入れ方向に空気噴射を行う緯入れ用の補助ノズル３０が所定間隔で設けられている。
【００１２】
この実施形態の緯糸飛走制御装置１０は、織機に揺動自在に設けられ図示しない駆動機構により所定の揺動運動を行なう筬保持具に取り付けられ、筬１２と一体に設けられた空気噴射パイプ２０を有する。空気噴射パイプ２０は、筬１２の長手方向に沿って筬１２の下方に設けられている。この空気噴射パイプ２０の、筬１２の長手方向に沿った所定の複数箇所には、所定間隔で側方に形成された空気噴射孔２２が形成され、この空気噴射孔２２は、筬１２の緯糸案内部１８に向かって形成されている。そして、空気噴射パイプ２０には、電磁弁２４、圧力調整用のレギュレータ２６を介して圧縮空気を生成するコンプレッサ等のエア源２８が接続されている。
【００１３】
また、緯入れ装置は、図１に示すように、織機機台に設けられ緯糸１６を送り出す給糸体３２を有し、給糸体３２から引き出された緯糸１６が、測長貯留装置３４により測長貯留される。測長貯留装置３４により貯留された緯糸１６は、図示しない制御装置からの解舒信号により解舒されて、主ノズル３６による空気噴射により緯入れされる。
【００１４】
次に、この実施形態の緯糸飛走制御装置１０の動作作用について説明する。まず、主ノズル３６により緯入れされた緯糸１６は、筬１２の緯糸案内部１８に沿って飛走し、さらに、補助ノズル３０による空気噴射により緯糸案内部１８に沿って緯糸１６の飛走がガイドされる。さらに、筬１２に設けられた空気噴射パイプ２０の空気噴射孔２２から、緯糸飛走路である緯糸案内部１８に向かって空気が噴射され、緯糸飛走路を外れようとする緯糸１６を緯糸案内部１８に戻す。ここで、空気噴射パイプ２０の空気噴射孔２２から噴射される空気は、電磁弁２４により、緯入れのタイミングに合わせて噴射される。この制御は、図示しない制御装置により行われる。
【００１５】
この実施形態の緯糸飛走制御装置１０によれば、緯糸案内部１８に向かって噴射される空気流により緯糸飛走路から外れようとする緯糸１６を確実に戻し、安定した緯入れを可能にする。また、電磁弁２４により緯入れに合わせて空気噴射孔２２から空気噴射を行うようにすることによって、空気噴射量を少なくし、省エネ化することができる。
【００１６】
なお、この空気噴射パイプ２０は織布３８に対して上方下方の何れに設けても良く、また、空気噴射パイプ２０は筬１２と一体でなくても良く、筬保持具には取り付けられずに別体として筬１２、補助ノズル３０と干渉しない位置に配置し、図２のように緯糸案内部１８（好ましくは緯糸案内部１８の上あご付近）に向けて空気を噴射しても良い。さらに、パイプ長及び空気噴射孔２２の設置幅は、織布３８の全幅でも良く、緯糸１６が飛び出しやすい部分に設けても良い。また、空気噴射孔２２の孔径や孔ピッチも緯糸１６の飛び出しやすさに合わせて適宜設定するものである。例えば、緯入れが不安定になりやすい緯入れ後半部分に空気噴射孔２２の数を増やしても良い。また、電磁弁２４の動作は、緯入れ期間に合わせて空気噴射孔２２から空気を噴射させる他、織機運転中は常時噴射し、織機停止中は噴射を止めるようにしても良く、電磁弁を設けずに織機運転中は手動で常時噴射されるようにしても良い。
【００１７】
次にこの発明の第二実施形態の緯糸飛走制御装置４０について、図４を基にして説明する。ここで上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の緯糸飛走制御装置４０は、筬１２の緯糸案内部１８に空気を噴射する空気噴射孔が、エア源に接続されたパイプに繋がれた複数の飛走制御補助ノズル４２に設けられたものである。この複数の飛走制御補助ノズル４２は、補助ノズル３０間に配置され、補助ノズル３０に対して筬１２からの距離を離して設けられ、緯糸１６が緯糸飛走路から外れようとするのを確実に戻すように設けられている。また、飛走制御補助ノズル４２を図示しない取付片を介して筬１２に設け、緯糸方向及び経糸方向に位置調整可能としても良い。
【００１８】
この実施形態の緯糸飛走制御装置４０によれば、上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができ、さらに、飛走制御補助ノズル４２を緯糸飛走路に近づけることができ、より確実な緯糸飛走制御が可能となる。
【００１９】
次にこの発明の第三実施形態の空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置５０について、図５を基にして説明する。ここで上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の緯糸飛走制御装置５０も、補助ノズル３０間に設けられた飛走制御補助ノズル５２から成るもので、この複数の飛走制御補助ノズル５２は、補助ノズル３０と同じ並びに沿って配設され、空気噴射方向が筬の緯糸案内部に向けて上方に向けられているものである。これによっても、緯糸１６が緯糸飛走路から外れようとするのを確実に戻すことができる。
【００２０】
なお、この実施形態の緯糸飛走制御装置５０の飛走制御補助ノズル５２は、図６に示すように、補助ノズル３０と兼用して、補助ノズル３０の噴射孔３１の他に、補助ノズル３０の頂部に空気噴射孔２２を形成しても良い。これにより、部材を共用し、コストを下げることができる。
【００２１】
なお、この発明の空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置は、上記各実施形態に限定されるものではなく、緯糸飛走制御用の空気噴射孔の数や位置、構成は適宜設定可能なものである。
【００２２】
【発明の効果】
この発明の空気噴射式織機の緯糸飛走制御装置は、緯糸飛走路から外れようとする緯糸を確実に戻し、安定な緯入れを可能にするものである。また、飛走制御補助ノズルを用いることにより、空気噴射孔を緯糸飛走路に近づけることができ、より確実に緯糸の飛走路からの飛び出しを防止することができる。また、緯糸飛走制御用の空気噴射孔を補助ノズルに形成することにより、より構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第一実施形態の緯糸飛走制御装置を示す概略平面図である。
【図２】この実施形態の緯糸飛走制御装置を示す概略縦断面図である。
【図３】この実施形態の緯糸飛走制御装置を示す拡大正面図である。
【図４】この発明の第二実施形態の緯糸飛走制御装置を示す縦断面図（ａ）と概略正面図（ｂ）である。
【図５】この発明の第三実施形態の緯糸飛走制御装置を示す縦断面図（ａ）と概略正面図（ｂ）である。
【図６】この発明の第三実施形態の飛走制御補助ノズルの変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
１０ 緯糸飛走制御装置
１２ 筬
１４ 経糸
１６ 緯糸
１８ 緯糸案内部
２０ 空気噴射パイプ
２２ 空気噴射孔
２４ 電磁弁
２６ レギュレータ
２８ エア源
３０ 補助ノズル
３６ 主ノズル
４２ 走制御補助ノズル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a weft flight control device for an air-jet loom that inserts weft by injecting air.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-59151 Conventionally, an air-jet loom that inserts weft by air injection uses a reed having a concave groove for weft guide and moves along the guide groove of the reed. Air injection for weft insertion is performed, and the weft flying along this guide groove is beaten by a reed.
[0003]
Further, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-59151, an auxiliary nozzle is provided along the reed, and in order to prevent air jet diffusion from the auxiliary nozzle in pair with the auxiliary nozzle, A weft insertion device for an air jet loom provided with another auxiliary nozzle for jetting air in parallel with the jet direction of the auxiliary nozzle has also been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of the former of the prior art described above, the weft inserted along the weft guide groove of the reed sometimes comes off the weft guide groove which is a weft flight path. This depends on the physical properties of the weft, the state of the reed such as air leakage from the reed and dirt on the reed, and the setting of the ejection direction of the auxiliary nozzle provided on the reed, etc. It is a mess. Then, when the weft is removed from the weft guide groove, the jet from the auxiliary nozzle does not sufficiently hit the weft, and the weft flight becomes unstable.
[0005]
In the latter case of the above-mentioned conventional technique, another auxiliary nozzle is provided merely for forming a pair with the auxiliary nozzle and injecting the auxiliary nozzle in parallel with the injection direction of the auxiliary nozzle. Is performed, the interference with the air injection of the auxiliary nozzle occurs, and the weft flight may become unstable. In addition, since air injection of another auxiliary nozzle is performed in parallel with the air injection of the auxiliary nozzle toward the weft flight path, once the weft is released from the weft flight path, the air injection sufficiently hits the released weft. Instead, the weft flight becomes unstable.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and has as its object to provide a weft flight control device for an air-jet loom which has a simple structure and can stably insert wefts.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a plurality of air injection holes provided integrally with or separately from a reed of a loom, and provided along a longitudinal direction of the reed, and the air injection holes are provided with an auxiliary nozzle provided on the reed. A direction different from the jetting direction of the reed is provided in front of the reed, and formed so that the weft does not come off the weft flight path by air injection from the air injection hole toward the weft guide portion of the reed. This is a weft flight control device for an air injection loom.
[0008]
Note that "integrally with the reed of the loom" in the present invention means that it is provided on the member 8 which swings together with the reed (here, a reed holder (not shown) described later). The phrase "as a separate body" means that it is fixed to a position that does not interfere with the reed or the auxiliary nozzle without being provided on a member that swings together with the reed.
[0009]
The air injection hole is formed in an air injection pipe provided along the reed, or formed in a flight control auxiliary nozzle arranged between auxiliary nozzles provided along the reed. The flight control auxiliary nozzle is arranged between auxiliary nozzles provided along the reed, and is arranged at a position farther from the reed than the auxiliary nozzle. The flight control auxiliary nozzle is disposed between auxiliary nozzles provided along the reed, and the air jet direction is directed upward toward the weft guide portion of the reed. Alternatively, the air injection hole is formed at the tip of an auxiliary nozzle provided along the reed, and the auxiliary nozzle of the auxiliary nozzle is formed so that the injection is performed upward from the air injection for weft conveyance of the auxiliary nozzle. It may be formed at the tip.
[0010]
The weft flight control device for an air-jet loom of the present invention performs air injection in a direction different from the injection direction of the auxiliary nozzle from the front of the reed toward a weft flight path that is a weft guide portion of the reed. By restricting the weft that is going to deviate from the flight path into the weft flight path, and returning the weft deviating from the weft flight path to the weft flight path of the weft guide section, the flight position of the weft in the weft flight path is reduced. It is controlled and enables stable weft insertion.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 to 3 show a first embodiment of the present invention. A weft flight control device 10 for an air-jet loom of this embodiment is integrated with a reed 12 having a large number of thin reeds. Is provided. The reed 12 is provided with the front and back side surfaces of the reed wings located at equal intervals from each other in parallel to the opening surface of the warp 14, and the reed wing has a weft guide that becomes a weft flight path through which the weft 16 passes by air injection. A part 18 is formed. In addition, the reed 12 is provided with auxiliary nozzles 30 for weft insertion that jet air in the weft insertion direction at predetermined intervals along the weft guide portion 18 of the reed 12.
[0012]
The weft flight control device 10 of this embodiment is attached to a reed holder that is swingably provided on a loom and performs a predetermined swing motion by a drive mechanism (not shown), and an air injection pipe provided integrally with the reed 12. 20. The air injection pipe 20 is provided below the reed 12 along the longitudinal direction of the reed 12. At a plurality of predetermined locations along the longitudinal direction of the reed 12 of the air injection pipe 20, air injection holes 22 formed laterally at predetermined intervals are formed. It is formed toward the guide portion 18. An air source 28 such as a compressor that generates compressed air is connected to the air injection pipe 20 via a solenoid valve 24 and a regulator 26 for adjusting pressure.
[0013]
Further, as shown in FIG. 1, the weft insertion device has a yarn feeder 32 provided on a loom machine table to feed out the weft 16, and the weft 16 pulled out from the yarn feeder 32 is measured by a length measuring storage device 34. Measured and stored. The weft yarn 16 stored by the length measuring storage device 34 is unwound by an unwind signal from a control device (not shown), and is inserted by air injection by the main nozzle 36.
[0014]
Next, the operation and operation of the weft running control device 10 of this embodiment will be described. First, the weft 16 inserted by the main nozzle 36 flies along the weft guide 18 of the reed 12, and further, the weft 16 flies along the weft guide 18 by air injection by the auxiliary nozzle 30. Guided. Further, air is injected from an air injection hole 22 of an air injection pipe 20 provided in the reed 12 toward a weft guide section 18 which is a weft flight path, and the weft 16 which is going to deviate from the weft flight path is moved to the weft guide section. Return to 18. Here, the air injected from the air injection holes 22 of the air injection pipe 20 is injected by the electromagnetic valve 24 in synchronization with the weft insertion timing. This control is performed by a control device (not shown).
[0015]
According to the weft flight control device 10 of this embodiment, the weft 16 that is going to deviate from the weft flight path is reliably returned by the airflow injected toward the weft guide section 18, and stable weft insertion is enabled. . Further, by performing air injection from the air injection holes 22 in accordance with the weft insertion by the electromagnetic valve 24, the amount of air injection can be reduced and energy saving can be achieved.
[0016]
The air injection pipe 20 may be provided above or below the woven fabric 38, and the air injection pipe 20 may not be integral with the reed 12, and may not be attached to the reed holder. As a separate body, the reed 12 and the auxiliary nozzle 30 may be disposed at a position where they do not interfere with each other, and air may be jetted toward the weft guide 18 (preferably near the upper jaw of the weft guide 18) as shown in FIG. Further, the length of the pipe and the installation width of the air injection holes 22 may be the entire width of the woven fabric 38 or may be provided at a portion where the weft yarn 16 easily jumps out. Also, the hole diameter and the hole pitch of the air injection holes 22 are appropriately set in accordance with the ease with which the weft 16 jumps out. For example, the number of the air injection holes 22 may be increased in the latter half of the weft insertion where the weft insertion is likely to be unstable. The operation of the solenoid valve 24 may be such that, in addition to injecting air from the air injection holes 22 in accordance with the weft insertion period, the injection is always performed during the operation of the loom, and the injection may be stopped while the loom is stopped. It is also possible to manually inject the fuel continuously during the operation of the loom without the provision.
[0017]
Next, a weft flight control device 40 according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Here, the same members as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. In the weft flight control device 40 of this embodiment, air injection holes for jetting air to the weft guide portion 18 of the reed 12 are provided in a plurality of flight control auxiliary nozzles 42 connected to a pipe connected to an air source. It was done. The plurality of flight control auxiliary nozzles 42 are arranged between the auxiliary nozzles 30 and provided at a distance from the reeds 12 with respect to the auxiliary nozzles 30 to ensure that the weft 16 is likely to deviate from the weft flight path. It is provided to return to. Further, the flight control auxiliary nozzle 42 may be provided on the reed 12 via a mounting piece (not shown) so that the position can be adjusted in the weft direction and the warp direction.
[0018]
According to the weft flight control device 40 of this embodiment, the same effect as that of the above embodiment can be obtained, and further, the flight control auxiliary nozzle 42 can be brought closer to the weft flight path, so that it is more reliable. Weft flight control becomes possible.
[0019]
Next, a weft flight control device 50 for an air-jet loom according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Here, the same members as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. The weft flight control device 50 of this embodiment also includes a flight control auxiliary nozzle 52 provided between the auxiliary nozzles 30, and the plurality of flight control auxiliary nozzles 52 are arranged along the same line as the auxiliary nozzle 30. The air jet direction is directed upward toward the weft guide portion of the reed. This can also reliably return the weft 16 from coming off the weft flight path.
[0020]
In addition, as shown in FIG. 6, the flight control auxiliary nozzle 52 of the weft flight control device 50 of this embodiment also serves as the auxiliary nozzle 30, and in addition to the injection hole 31 of the auxiliary nozzle 30, May be formed at the top of the air injection hole 22. Thereby, members can be shared and costs can be reduced.
[0021]
Note that the weft flight control device of the air injection loom of the present invention is not limited to the above embodiments, and the number, position, and configuration of the air injection holes for weft flight control can be appropriately set. It is.
[0022]
【The invention's effect】
The weft flight control device of the air jet loom of the present invention reliably returns the weft that is going to deviate from the weft flight path and enables stable weft insertion. In addition, by using the flight control auxiliary nozzle, the air injection hole can be made closer to the weft flight path, and the weft can be more reliably prevented from jumping out of the flight path. Further, by forming the air injection holes for weft flight control in the auxiliary nozzle, the structure can be further simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing a weft flight control device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic vertical sectional view showing a weft flight control device of the embodiment.
FIG. 3 is an enlarged front view showing the weft flight control device of the embodiment.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view (a) and a schematic front view (b) showing a weft flight control device according to a second embodiment of the present invention.
5A and 5B are a longitudinal sectional view and a schematic front view showing a weft flight control device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a modification of the flight control auxiliary nozzle according to the third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 10 weft flight control device 12 reed 14 warp 16 weft 18 weft guide 20 air injection pipe 22 air injection hole 24 solenoid valve 26 regulator 28 air source 30 auxiliary nozzle 36 main nozzle 42 running control auxiliary nozzle
