JP2004105526A - ショーケース - Google Patents

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JP2004105526A
JP2004105526A JP2002273436A JP2002273436A JP2004105526A JP 2004105526 A JP2004105526 A JP 2004105526A JP 2002273436 A JP2002273436 A JP 2002273436A JP 2002273436 A JP2002273436 A JP 2002273436A JP 2004105526 A JP2004105526 A JP 2004105526A
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showcase
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JP2002273436A
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Yutaka Takakura
高倉 裕
Taro Ogawa
小川 太郎
Jun Sato
佐藤 淳
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】棚の傾斜により商品が前側に押し出される効果を維持しつつ、商品視認性の改善を図ったショーケースを提供する。
【解決手段】ショーケースは、前面に開口する本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚4を架設して成るものであって、この棚4の載置面前部は水平面4Aとされ、後部は奥方に高い傾斜面4Bとされている。水平面4Aは略商品一つ分の奥行きとされている。ショーケースの陳列室の開口上縁から冷気を吐出し、下縁から吸い込むことにより、当該開口に冷気エアーカーテンを形成が形成される。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陳列室内に架設した棚の載置面上にペットボトル入りや缶入りの飲料などの商品を陳列して成るショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗には商品陳列用のショーケースが設置されている(例えば、特許文献1参照)。係る従来のショーケース101を、図3に基づいて説明すると、図中102はショーケースを構成する断熱壁から成る本体であり、内部に前面に開口する陳列室103が構成されている。この陳列室103内には商品陳列用の棚104が複数段架設されており、陳列室103の前面開口上縁には冷気吐出口106が、又、下縁には冷気吸込口107が形成されている。
【0003】
前記各棚104・・はブラケット108によって奥方に高く所定の角度で傾斜したかたちで保持されており、その載置面(上面)は摩擦抵抗の小さい滑らかな滑りやすい表面処理が成されている。係る構成により、最前列の商品Gが取り出されると、その後方の商品G・・は傾斜による重力がその静止摩擦抵抗を超え、前方に押し出される構造とされている。従って、棚104上の最前列に常に商品Gが並ぶようにし、顧客に見易く、取り出し易くすることで販売効率の向上を図っている。また、商品Gを棚104上に補充する際にも前方から容易に出し入れ(先入れ・先出し管理)ができる利点もある。
【0004】
尚、陳列室103背面の仕切板109と本体102間にはダクト111が構成され、このダクト111内には図示しない冷却器と送風機が配設される。ダクト111は冷気吐出口106及び冷気吸込口107と連通しており、冷却器と熱交換した冷気が送風機によりダクト111内を上昇し、冷気吐出口106から吐出され、冷気吸込口107から吸い込まれる。これにより、陳列室103の開口には冷気エアーカーテンが形成され、外気の侵入阻止が図れると共に、一部が陳列室103内に循環して商品G・・を冷却する。
【0005】
【特許文献】
特開平6−165721号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る構成によると、最前列の商品Gは棚104の傾斜分前側に倒れた状態となる。また、特に顧客の目線よりも低い位置のものでは、商品Gを上から見下ろすかたちとなるため、商品Gのキャップ部分ばかりが見えて前面のラベルが見難いと云う問題があった。また、最前列の商品Gが前側に倒れていることにより、付近を通過することによる冷気エアーカーテンが乱されてしまう欠点もあった。
【0007】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、棚の傾斜により商品が前側に押し出される効果を維持しつつ、商品視認性の改善を図ったショーケースを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のショーケースは、前面に開口する本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚を架設して成るものであって、この棚の載置面前部は水平面とされ、後部は奥方に高い傾斜面とされているものである。
【0009】
本発明によれば、前面に開口する本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚を架設して成るショーケースにおいて、この棚の載置面前部を水平面とし、後部は奥方に高い傾斜面としているので、棚に載置された商品が傾斜により前側に押し出されるようにし、商品を取り出し易くすることができる。特に、前部は水平面とされているので、最前列の商品は直立状態となる。従って、当該商品のラベルなど前面の視認性も向上し、総じて販売効果の著しい改善が図れる。
【0010】
請求項2の発明のショーケースは、上記において水平面は略商品一つ分の奥行きとされているものである。
【0011】
請求項2の発明によれば、上記に加えて水平面は略商品一つ分の奥行きとされているので、棚の載置面上の最前列の商品のみを直立状態とすることができる。
これにより、後方の商品の底面が、水平面と傾斜面との境において浮いてしまう不都合も無くなり、安定的な陳列が可能となる。特に、棚から商品を加熱する場合には、当該加熱作用の確保を図ることも可能となる。
【0012】
請求項3の発明のショーケースは、上記各発明において陳列室の開口上縁から冷気を吐出し、下縁から吸い込むことにより、当該開口に冷気エアーカーテンを形成するものである。
【0013】
そして、前述の如く棚の最前列の商品が直立状態となるため、請求項3の如く貯蔵室の開口に冷気エアーカーテンを形成する場合には、当該エアーカーテンの乱れも最小限に抑えられるようになるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例のショーケース1の縦断側面図、図2はショーケース1の棚4の側面図である。各図において、実施例のショーケース1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されてペットボトル飲料や缶飲料などの商品Gを陳列販売するためのオープンショーケースであり、図中2はショーケース1を構成する断熱壁から成る本体で、内部に前面に開口する陳列室3が構成されている。この陳列室3内には本発明の商品陳列用の棚4が複数段架設されており、陳列室3の前面開口上縁には冷気吐出口6が、又、下縁には冷気吸込口7が形成されている。
【0015】
前記各棚4・・はブラケット8によってそれぞれ架設されているが、その載置面(上面)の前部は図2に示すように水平面4Aとされ、それより後部は奥方に高く所定の角度(9度〜10度)で傾斜した傾斜面4Bとされている。尚、図2において10は棚4の前端に取り付けられて商品Gの脱落を防止するための棚ガードである。
【0016】
上記水平面の奥行きは略1本分の商品Gの直径寸法分に見合った寸法とされている。即ち、通常のこの種ペットボトル飲料や缶飲料の直径は、小さいもので53mm、大きいもので69mm程である。そこで、ちょうど1本の商品Gが水平面4Aに収まるようにその奥行き寸法は67mm〜80mm、実施例では70mm±1mmとされている。
【0017】
また、各棚4の載置面(上面)は摩擦抵抗の小さい滑らかな滑りやすい表面処理が成されている。そして、係る構成により、最前列の商品Gは水平面4Aにあって直立した状態となる。従って、その前面のラベルなどを視認し易くなる。また、当該最前列の商品Gが取り出されると、その後方の傾斜面4B上の商品G・・は傾斜による重力がその静止摩擦抵抗を超え、前方に押し出され、新たに最前列となるものは棚ガード10に当接して停止し、直立状態となる。
【0018】
従って、棚4上の最前列に常に商品Gが並ぶため、顧客には見易く、取り出し易くなり、販売効率の著しい向上が図れる。また、商品Gを棚104上に補充する際にも前方から容易に出し入れ(先入れ・先出し管理)ができる利点もある。
但し、棚4は前方に引き出し可能にブラケット8に保持されている。そして、商品補充時には棚4を引き出して行うことが可能とされている。
【0019】
また、前述の如く水平面4Aの奥行きは略商品一つ分とされているので、図2に示すように、水平面4Aには一列の商品Gのみが直立し、その後方の商品Gの底面が水平面4Aと傾斜面4Bの境目の曲げ部4Cにかからなる。従って、前から2列目の商品Gの底面が棚4から浮いてしまう不都合を回避し、安定陳列が可能となる。特に、棚4に加熱用のヒータを取り付けて商品Gを加熱する場合に、加温作用が損なわれることが無くなる。
【0020】
尚、陳列室3背面の仕切板9と本体2間にはダクト11が構成され、このダクト11内には図示しない冷却器と送風機が配設される。ダクト11は冷気吐出口6及び冷気吸込口7と連通しており、冷却器と熱交換した冷気が送風機によりダクト11内を上昇し、冷気吐出口6から吐出され、冷気吸込口7から吸い込まれる。これにより、陳列室3の前面開口には冷気エアーカーテンが形成され、外気の侵入阻止が図れると共に、一部が陳列室3内に循環して商品G・・を冷却する。
【0021】
ここで、上記冷気エアーカーテンを構成する冷気は最前列の商品Gの近傍を通過することになるが、この場合、最前列の商品Gは上述の如く直立状態となっているので、従来の如く前倒しに傾斜しているものに比して冷気エアーカーテンが乱される不都合が抑制され、冷却効果も改善される。
【0022】
【発明の効果】
以上上述した如く本発明によれば、前面に開口する本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚を架設して成るショーケースにおいて、この棚の載置面前部を水平面とし、後部は奥方に高い傾斜面としているので、棚に載置された商品が傾斜により前側に押し出されるようにし、商品を取り出し易くすることができる。特に、前部は水平面とされているので、最前列の商品は直立状態となる。従って、当該商品のラベルなど前面の視認性も向上し、総じて販売効果の著しい改善が図れる。
【0023】
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて水平面は略商品一つ分の奥行きとされているので、棚の載置面上の最前列の商品のみを直立状態とすることができる。これにより、後方の商品の底面が、水平面と傾斜面との境において浮いてしまう不都合も無くなり、安定的な陳列が可能となる。特に、棚から商品を加熱する場合には、当該加熱作用の確保を図ることも可能となる。
【0024】
そして、前述の如く棚の最前列の商品が直立状態となるため、請求項3の如く貯蔵室の開口に冷気エアーカーテンを形成する場合には、当該エアーカーテンの乱れも最小限に抑えられるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のショーケースの縦断側面図である。
【図2】図1のショーケースの棚の側面図である。
【図3】従来のショーケースの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース
2 本体
3 陳列室
4 棚
4A 水平面
4B 傾斜面
G 商品

Claims (3)

  1. 前面に開口する本体内に陳列室を構成し、該陳列室内に商品陳列用の棚を架設して成るショーケースにおいて、
    該棚の載置面前部は水平面とされ、後部は奥方に高い傾斜面とされていることを特徴とするショーケース。
  2. 前記水平面は略前記商品一つ分の奥行きとされていることを特徴とする請求項1のショーケース。
  3. 前記陳列室の開口上縁から冷気を吐出し、下縁から吸い込むことにより、当該開口に冷気エアーカーテンを形成することを特徴とする請求項1又は請求項2のショーケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474115Y1 (ko) 2012-06-07 2014-08-22 세대산전 주식회사 쇼케이스용 선반

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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