JP2004104322A - アドホックネットワークの接続方法及び接続装置、接続プログラム並びにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

アドホックネットワークの接続方法及び接続装置、接続プログラム並びにそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Kazue Tsujimura
辻村 和江
Juichi Bessho
別所 寿一
Nobuaki Kurihara
栗原 伸明
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Abstract

【課題】中継端末を介することなく、IPネットワークを介して、異なるアドホックネットワークに属する無線端末間に通信路を設定するアドホックネットワークの接続方法等を提供する。
【解決手段】無線端末の識別番号とアドホックネットワークの識別番号とを記憶したネットワーク管理装置6を有し、接続装置は、アドホックネットワークに存在する無線端末の識別情報を管理し、無線端末411からデータを受信した接続装置5−1が、データの宛先となる無線端末421がアドホックネットワーク21に存在するか否かを判断し、存在しない場合、接続装置5−1が、無線端末421の存在するアドホックネットワーク22の識別番号をネットワーク管理装置6から取得し、接続装置5−1が、アドホックネットワーク22の接続装置5−2との間でIPネットワークに通信路を設定し且つデータを送信する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属するの技術分野】
本発明は、アドホックネットワークの接続方法及び接続装置、接続プログラム並びにそのプログラムを記録した記録媒体に関する。特に、直接通信が不可能な異なるアドホックネットワークに属する無線端末間に通信路を設定する方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】
アドホックネットワークとは、例えば会議などで、一時的に集まった参加者が持参する携帯型無線端末を用いて、トランシーバのように同報型通信によって構成されるネットワークをいう(例えば、非特許文献1参照。)。従って、アドホックネットワークでは、通信設備がない場所でも、無線端末のみでネットワークを構築し、通信を実現している。
【0003】
無線で通信可能な範囲内に存在する2以上の無線端末は、直接通信を実現する。しかし、その範囲外に存在する無線端末とは、直接通信をすることはできない。そこで、送信元端末と宛先端末との間に存在し、且つ、各無線端末が通信を中継するためのアドホックネットワークのルーティング手段を有する無線端末(以下「中継端末」という)が、その通信を中継することにより実現される。
【0004】
図1は、従来のアドホックネットワークの構成図である。
【0005】
図1によれば、無線端末411、412及び413から構成されるアドホックネットワーク21と、無線端末421、422及び423から構成されるアドホックネットワーク22と、無線端末431、432、433及び434から構成されるアドホックネットワーク23とが表されている。ここで、無線端末431と無線端末434とは、直接通信することはできないが、無線端末433が中継端末となって通信することが可能となる。逆に、中継端末となる無線端末433が存在しなければ、無線端末431と無線端末434とは通信することができない。
【0006】
このようなアドホックネットワークに対し、無線及び/又は有線網からなるIPネットワークがある。これは、Internet Protocolに基づいてデータ通信されるネットワークである。例えば無線LANの場合、アドホックネットワークモードとインフラストラクチャモードとがある。インフラストラクチャモードとは、IPネットワークに接続するアクセスポイント(無線基地局)と無線端末とを接続する。無線端末は、アクセスポイントを介して、IPネットワークの利用登録又はユーザ認証等を行った上で、そのIPネットワークに接続された端末と通信することができる。
【0007】
【非特許文献1】
間瀬憲一、中野敬介、仙石正和、篠田庄司著「アドホックネットワーク」電子情報通信学会誌、2001年2月、第84巻、第2号、p.127−134
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においても、異なるアドホックネットワーク内の無線端末同士、例えば無線端末411と無線端末421とは簡単に通信することができない。これを実現するためには、両無線端末411及び421の間に中継端末が存在するか、又は両無線端末411及び421がインフラストラクチャモードによってIPネットワークに接続している必要がある。
【0009】
また、アドホックネットワークは、通信設備のない場所でも無線端末のみで通信を行うことができるため、IPネットワークの提供者(通信設備事業者)にとては、アドホックネットワークの利用者に対する課金手段がなく、そのような利用者へのサービス提供がはばかられている。また、アドホックネットワークの利用者にとっては、アドホックネットワークからIPネットワークのサービスをシームレスに利用することができない。
【0010】
そこで、本発明は、中継端末を介することなく、IPネットワークを介して、異なるアドホックネットワークに存在する無線端末間の通信を可能とする接続方法等を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるアドホックネットワークの接続方法によれば、
無線及び/又は有線網からなるIPネットワークと、該IPネットワーク及びアドホックネットワークを接続する接続装置と、無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワークの識別番号とを記憶したネットワーク管理装置とを用いて、
接続装置は、アドホックネットワークに存在する無線端末の識別情報を管理しており、
第1の接続装置が、第1のアドホックネットワークの第1の無線端末からデータを受信する第1のステップと、
第1の接続装置が、データの宛先となる第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在するか否かを判断する第2のステップと、
第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在しない場合、第1の接続装置が、第2の無線端末の存在する第2のアドホックネットワークの識別番号をネットワーク管理装置から取得する第3のステップと、
第1の接続装置が、第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間でIPネットワークに通信路を設定し且つデータを送信する第4のステップと、
第2の接続装置が、受信したデータを、第2のアドホックネットワークの第2の無線端末へ送信する第5のステップと
を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の接続方法における他の実施形態によれば、第4のステップについて、IPネットワークに通信路を設定する際に、第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積することも好ましい。
【0013】
また、本発明の接続方法における他の実施形態によれば、第4のステップについて、IPネットワークに通信路を設定する際に、接続装置に相当する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積することも好ましい。
【0014】
また、本発明の接続方法における他の実施形態によれば、IPネットワークに接続されているネットワーク管理装置を用いるものであってもよい。
【0015】
更に、本発明の接続方法における他の実施形態によれば、接続装置内に存在するネットワーク管理装置を用いるものであってもよい。
【0016】
本発明におけるアドホックネットワークの接続装置によれば、
無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワークの識別番号とを記憶したネットワーク管理装置と通信する手段と、
無線及び/又は有線網からなるIPネットワークに接続する手段と、
第1のアドホックネットワークと接続する手段と、
第1のアドホックネットワークに存在する無線端末の識別番号を管理する管理手段と、
第1のアドホックネットワークに存在する第1の無線端末からデータを受信する手段と、
データの宛先となる第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在するか否かを管理手段に問合せる手段と、
第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在しない場合、ネットワーク管理装置から第2の無線端末の存在する第2のアドホックネットワークの識別番号を取得する手段と、
第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間で通信路を設定する通信路設定手段と
を有することを特徴とする。
【0017】
本発明の接続装置における他の実施形態によれば、通信路設定手段は、IPネットワークに通信路を設定する際に、第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積することも好ましい。
【0018】
また、本発明の接続装置における他の実施形態によれば、通信路設定手段は、IPネットワークに通信路を設定する際に、接続装置に相当する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積することも好ましい。
【0019】
また、本発明の接続装置における他の実施形態によれば、IPネットワークに接続されているネットワーク管理装置を用いるものであってもよい。
【0020】
更に、本発明の接続装置における他の実施形態によれば、ネットワーク管理装置の機能に相当する、無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワーク識別番号とを記憶する手段を更に有するものであってもよい。
【0021】
本発明におけるアドホックネットワークの接続プログラムによれば、
無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワーク識別番号とを記憶したネットワーク管理装置と通信する手段と、
無線及び/又は有線網からなるIPネットワークと接続する手段と、
第1のアドホックネットワークと接続する手段と、
第1のアドホックネットワークに存在する無線端末の識別番号を管理する管理手段と、
第1のアドホックネットワークに存在する第1の無線端末からデータを受信する手段と、
データの宛先となる第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在するか否かを管理手段に問合せる手段と、
第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在しない場合、ネットワーク管理装置から第2の無線端末の存在する第2のアドホックネットワークの識別番号を取得する手段と、
第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間で通信路を設定する通信路設定手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0022】
本発明の接続プログラムにおける他の実施形態によれば、通信路設定手段は、IPネットワークに通信路を設定する際に、第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積するようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0023】
また、本発明の接続プログラムにおける他の実施形態によれば、通信路設定手段は、IPネットワークに通信路を設定する際に、接続プログラムを実行する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積するようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0024】
また、本発明の接続プログラムにおける他の実施形態によれば、IPネットワークに接続されているネットワーク管理装置を用いるものであってもよい。
【0025】
更に、本発明の接続プログラムにおける他の実施形態によれば、ネットワーク管理装置の機能に相当する、無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワーク識別番号とを記憶する手段として更にコンピュータを機能させるものであってもよい。
【0026】
本発明におけるアドホックネットワークの接続プログラムを記録した記録媒体によれば、
無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワーク識別番号とを記憶したネットワーク管理装置と通信する手段と、
無線及び/又は有線網からなるIPネットワークと接続する手段と、
第1のアドホックネットワークと接続する手段と、
第1のアドホックネットワークに存在する無線端末の識別番号を管理する管理手段と、
第1のアドホックネットワークに存在する第1の無線端末からデータを受信する手段と、
データの宛先となる第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在するか否かを管理手段に問合せる手段と、
第2の無線端末が第1のアドホックネットワークに存在しない場合、ネットワーク管理装置から第2の無線端末の存在する第2のアドホックネットワークの識別番号を取得する手段と、
第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間で通信路を設定する通信路設定手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0027】
本発明の接続プログラムを記録した記録媒体における他の実施形態によれば、通信路設定手段は、IPネットワークに通信路を設定する際に、第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積するようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0028】
また、本発明の接続プログラムを記録した記録媒体における他の実施形態によれば、通信路設定手段は、IPネットワークに通信路を設定する際に、接続プログラムを実行する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積するようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0029】
また、本発明の接続プログラムを記録した記録媒体における他の実施形態によれば、IPネットワークに接続されているネットワーク管理装置を用いるものであってもよい。
【0030】
更に、本発明の接続プログラムを記録した記録媒体における他の実施形態によれば、ネットワーク管理装置の機能に相当する、無線端末の識別番号と該無線端末が存在するアドホックネットワーク識別番号とを記憶する手段として更にコンピュータを機能させるものであってもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明によるシステム構成図である。
【0032】
図2によれば、アドホックネットワーク21、22及び23内にそれぞれ、接続装置5−1、5−2及び5−3が備えられ、これら接続装置は、それぞれのアドホックネットワーク内の無線端末と通信することができる。更に、これら接続装置5−1、5−2及び5−3は、IPネットワーク6にも接続されている。従って、例えば、アドホックネットワーク21の無線端末411と、アドホックネットワーク22の無線端末421とは、IPネットワーク3を介して通信することができる。
【0033】
尚、本発明による接続装置と、IPネットワーク6とは、必ずしも有線で接続されている必要はなく、無線で接続されていてもよい。
【0034】
図3は、本発明による接続装置の機能構成図である。
【0035】
図3によれば、IPネットワークは、ネットワーク全体の無線端末の位置情報を管理するネットワーク管理手段53を備えていることを前提としている。ネットワーク管理手段53は、以下の表1のような管理項目(各無線端末が在圏するアドホックネットワークの情報)を有する。
【0036】
【表1】
Figure 2004104322
【0037】
表1によれば、無線端末番号毎に、アドホックネットワーク番号及び接続装置番号が対応付けられている。従って、宛先となる無線端末に対して、アドホックネットワーク番号と接続装置番号とを特定することができる。これにより、同じアドホックネットワークに存在する無線端末であっても、異なる接続装置番号を割り当てることもできる。接続装置は、通信提供者によって異なる場合もある。
【0038】
尚、図3によれば、ネットワーク管理手段53は、IPネットワーク内に備えられているが、接続装置5内に備えるものであってもよい。
【0039】
図3の接続装置5−1は、
・無線端末とIPネットワークを接続する接続手段50と、
・アドホックネットワークに存在する無線端末の位置情報を収集する収集手段51と、
・アドホックネットワークに存在する無線端末の位置情報を管理する管理手段52と、
・収集手段51により収集した無線端末の位置情報を、ネットワーク管理手段53へ登録する登録手段54と、
・アドホックネットワークルーティング手段55と、
・IPネットワークルーティング手段56と、
・データを取り込み、同じアドホックネットワークに存在する無線端末か判断するために、管理手段52へ問合せる位置情報問合せ手段57と、
・宛先端末が異なるアドホックネットワークに存在する場合は、ネットワーク管理手段53へ宛先端末の位置情報を問合せる宛先端末問合せ手段58と、
・異なるアドホックネットワーク間の通信路を設定する通信路設定手段59とを有する。
【0040】
接続手段50は、アドホックネットワーク21に存在する複数の無線端末411、412及び413と、無線を介して接続する。
【0041】
収集手段51は、アドホックネットワーク21に存在する無線端末411、412及び413の位置情報を収集する。また、収集手段51は、その位置情報を管理手段52と登録手段54とへ通知する。
【0042】
管理手段52は、収集手段51により収集した、アドホックネットワーク21に存在する無線端末411、412及び413の位置情報を管理する。
【0043】
登録手段54は、収集手段51から通知された無線端末の位置情報を、ネットワーク管理手段53へ送信する。
【0044】
位置情報問合せ手段57は、アドホックネットワークルーティング手段55からデータを取り込み、そのデータの宛先となる無線端末が、同じアドホックネットワークに存在するか否かを管理手段52へ問合せる。もし、存在しない場合、位置情報問合せ手段57は、次に、ネットワーク全体において宛先となる無線端末が存在するか否かを宛先端末問合せ手段58へ問合せる。
【0045】
宛先端末問合せ手段58は、ネットワーク全体の無線端末の位置情報を管理するネットワーク管理手段53へ、当該宛先端末の位置情報を問合せる。
【0046】
通信路設定手段59は、宛先端末と通信可能な接続装置の間でIPに従って通信路を設定し、無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積する。尚、設定された通信路の距離、又は、送信されたデータ量等の設定情報に基づいて課金情報を変更することも好ましい。
【0047】
ここで、通信路設定手段59は、接続装置に相当する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積するものであってもよい。前述した表1によれば接続装置番号も管理されているので、同じアドホックネットワークに存在する無線端末であっても異なる接続装置を割り当てることができる。従って、異なる通信提供者によって提供される接続装置毎に、課金情報を異ならしめることもできる。
【0048】
以下では、アドホックネットワーク21に存在する無線端末411が、アドホックネットワーク22に存在する無線端末421ヘデータを送信する場合を例にとり、説明する。
【0049】
接続手段50がアドホックネットワークに接続している場合、アドホックネットワークルーティング手段55が、無線端末411から、宛先が無線端末421であるデータを受信する。このデータは位置情報問合せ手段57に通知される。位置情報問合せ手段57は、このデータが同じアドホックネットワーク21内に存在する無線端末宛のデータか否かを判断する。位置情報問合せ手段57は、管理手段52が管理する端末情報を検索し、アドホックネットワーク21に存在しない宛先の無線端末と判断する。そして、位置情報問合せ手段57は、宛先端末の位置情報の問合せを宛先端末問合せ手段58へ要求する。問合せ要求を受けた宛先端末問合せ手段58は、ネットワーク管理手段53へ宛先端末の位置情報を問合せ、その応答を元に、位置情報問合せ手段57へ宛先端末の位置情報を通知する。位置情報問合せ手段57は、IPネットワークルーティング手段56ヘ当該データの転送を要求する。このとき、通信路設定手段59は、宛先端末421と通信可能な接続装置5−2との間で、IPに従って通信路を設定し、無線端末に相当する利用者情報又は接続装置に相当する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積する。
【0050】
これにより、IPネットワークルーティング手段56は、IPネットワークの中継装置6を介して、宛先の無線端末421と通信可能な接続装置5−2へデータを転送する。
【0051】
次に、データを受信した接続装置について説明する。IPネットワークルーティング手段56が受信したデータは、位置情報問合せ手段57に通知される。位置情報問合せ手段57は、そのデータの宛先となる無線端末がアドホックネットワーク22内に存在することを問合せる。存在することが確認されると、そのデータを受信したアドホックネットワークルーティング手段55は、アドホックネットワーク内の無線端末421ヘデータを送信する。
【0052】
これにより、異なるアドホックネットワーク21及び22に存在する無線端末411と無線端末421との間の通信が実現される。
【0053】
尚、無線端末411と無線端末421の間で送受信されるデータの内容は、テキスト、動画、音声等による、チャット、会議、ゲーム対戦、伝言サービス、オークション、フリーマーケット、音楽配信、映像配信、広告配信、インターネット接続といった、提供されるサービスや使用されるアプリケーションに依存する。
【0054】
前述した実施形態によれば、アドホックネットワークの接続方法及び接続装置について説明したが、接続プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体として実施できることは、当業者によれば容易に想到できるものである。
【0055】
【発明の効果】
本発明におけるアドホックネットワークの接続方法及び接続装置、接続プログラム並びにそのプログラムを記録した記録媒体によれば、中継端末を介することなく、IPネットワークを介して、異なるアドホックネットワークに存在する無線端末間の通信を可能とする。
【0056】
また、無線端末に相当する利用者、又は接続装置に相当する通信提供者に対して、課金を行うことできるので、IPネットワークの通信提供者にとっては、アドホックネットワークの利用者に対して新たなサービス展開の機会を与えることができ、接続装置に相当する通信提供者に対して課金を行っている場合には、アドホックネットワークの利用者にとっては、事前に利用登録をしなくても、異なるアドホックネットワーク間で通信をすることができる。
【0057】
本来、IPネットワークを利用して通信する場合、利用者は、事前にIPネットワークの通信提供者に対して利用登録又はユーザ認証が必要となるが、本発明によれば、利用者は事前に利用登録等をする必要がなく、その手間を軽減することができる。従って、アドホックネットワークの利用者は、シームレスにIPネットワークを利用することができる。
【0058】
アドホックネットワークとIPネットワークとの接続装置は、喫茶店若しくはファーストフード店等の店舗、空港若しくは駅等の公共機関、又は、企業のオフィス若しくはマンション等の集合住宅等に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアドホックネットワークの構成図である。
【図2】本発明によるシステム構成図である。
【図3】本発明による接続装置の機能構成図である。
【符号の説明】
21、22 アドホックネットワーク
411、412、413、421、422、423、431、432、433、434 無線端末
5−1、5−2 接続装置
50 無線端末とIPネットワークの接続手段 51 アドホックネットワークに存在する無線端末の位置情報を収集する収集手段
52 アドホックネットワークに存在する無線端末の位置情報を管理する管理手段
53 ネットワーク全体の無線端末の位置情報を管理するネットワーク管理手段
54 収集された無線端末の位置情報をネットワーク管理手段53へ登録する登録手段
55 アドホックネットワークルーティング手段
56 IPネットワークルーティング手段
57 アドホックネットワークに存在する無線端末か否かを判断する位置情報問合せ手段
58 宛先端末が異なるアドホックネットワークに存在する場合、ネットワーク管理手段53へ宛先端末の位置情報を問合せる宛先端末問合せ手段
59 異なるアドホックネットワーク間の通信路を設定する通信路設定手段
6 IPネットワーク
60 中継装置

Claims (19)

  1. 異なるアドホックネットワークに属する無線端末間に通信路を設定するアドホックネットワークの接続方法であって、
    無線及び/又は有線網からなるIPネットワークと、該IPネットワーク及び前記アドホックネットワークを接続する接続装置と、前記無線端末の位置情報を記憶したネットワーク管理装置とを用いて、
    前記接続装置は、前記アドホックネットワークに存在する前記無線端末の識別情報を管理しており、
    第1の接続装置が、第1のアドホックネットワークの第1の無線端末からデータを受信する第1のステップと、
    前記第1の接続装置が、前記データの宛先となる第2の無線端末が前記第1のアドホックネットワークに存在するか否かを判断する第2のステップと、
    前記第2の無線端末が前記第1のアドホックネットワークに存在しない場合、前記第1の接続装置が、前記第2の無線端末の位置情報を前記ネットワーク管理装置から取得する第3のステップと、
    前記第1の接続装置が、前記第2の無線端末の位置情報に相当する前記第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間で、前記IPネットワークに通信路を設定し且つ前記データを送信する第4のステップと、
    前記第2の接続装置が、受信した前記データを、前記第2のアドホックネットワークの前記第2の無線端末へ送信する第5のステップと
    を有することを特徴とするアドホックネットワークの接続方法。
  2. 前記ネットワーク管理装置に記憶された前記無線端末の位置情報は、前記無線端末の識別情報と、該無線端末が存在するアドホックネットワークの識別情報と、前記接続装置の識別情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載の接続方法。
  3. 前記第4のステップについて、前記IPネットワークに通信路を設定する際に、前記第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積することを特徴とする請求項1又は2に記載の接続方法。
  4. 前記第4のステップについて、前記IPネットワークに通信路を設定する際に、前記接続装置に相当する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積することを特徴とする請求項1又は2に記載の接続方法。
  5. 前記IPネットワークに接続されている前記ネットワーク管理装置を用いることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の接続方法。
  6. 前記接続装置内に存在する前記ネットワーク管理装置を用いることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の接続方法。
  7. 異なるアドホックネットワークに属する無線端末間に通信路を設定するためのアドホックネットワークの接続装置であって、
    前記無線端末の位置情報を記憶したネットワーク管理装置と通信する手段と、
    無線及び/又は有線網からなるIPネットワークに接続する手段と、
    第1のアドホックネットワークと接続する手段と、
    前記第1のアドホックネットワークに存在する前記無線端末の識別情報を管理する管理手段と、
    前記第1のアドホックネットワークに存在する第1の無線端末からデータを受信する手段と、
    前記データの宛先となる第2の無線端末が前記第1のアドホックネットワークに存在するか否かを前記管理手段に問合せる手段と、
    前記第2の無線端末が前記第1のアドホックネットワークに存在しない場合、前記ネットワーク管理装置から前記第2の無線端末の位置情報を取得する手段と、
    前記第2の無線端末の位置情報に相当する前記第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間で、通信路を設定する通信路設定手段と
    を有することを特徴とするアドホックネットワークの接続装置。
  8. 前記ネットワーク管理装置に記憶された前記無線端末の位置情報は、前記無線端末の識別情報と、該無線端末が存在するアドホックネットワークの識別情報と、前記接続装置の識別情報とを含むことを特徴とする請求項7に記載の接続装置。
  9. 前記通信路設定手段は、前記IPネットワークに通信路を設定する際に、前記第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積することを特徴とする請求項7又は8に記載の接続装置。
  10. 前記通信路設定手段は、前記IPネットワークに通信路を設定する際に、前記接続装置に相当する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積することを特徴とする請求項7又は8に記載の接続装置。
  11. 前記IPネットワークに接続されている前記ネットワーク管理装置を用いることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の接続装置。
  12. 前記ネットワーク管理装置の機能に相当する前記無線端末の位置情報を記憶する手段を更に有することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の接続装置。
  13. 異なるアドホックネットワークに属する無線端末間に通信路を設定するためのアドホックネットワークの接続プログラムであって、
    前記無線端末の位置情報を記憶したネットワーク管理装置と通信する手段と、
    無線及び/又は有線網からなるIPネットワークと接続する手段と、
    第1のアドホックネットワークと接続する手段と、
    前記第1のアドホックネットワークに存在する前記無線端末の識別情報を管理する管理手段と、
    前記第1のアドホックネットワークに存在する第1の無線端末からデータを受信する手段と、
    前記データの宛先となる第2の無線端末が前記第1のアドホックネットワークに存在するか否かを前記管理手段に問合せる手段と、
    前記第2の無線端末が前記第1のアドホックネットワークに存在しない場合、前記ネットワーク管理装置から前記第2の無線端末の位置情報を取得する手段と、
    前記第2の無線端末の位置情報に相当する前記第2のアドホックネットワークの第2の接続装置との間で、通信路を設定する通信路設定手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするアドホックネットワークの接続プログラム。
  14. 前記ネットワーク管理装置に記憶された前記無線端末の位置情報は、前記無線端末の識別情報と、該無線端末が存在するアドホックネットワークの識別情報と、前記接続装置の識別情報とを含むことを特徴とする請求項13に記載のアドホックネットワークの接続プログラム。
  15. 前記通信路設定手段は、前記IPネットワークに通信路を設定する際に、前記第1の無線端末に相当する利用者情報に対して、課金情報を蓄積するようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項13又は14に記載の接続プログラム。
  16. 前記通信路設定手段は、前記IPネットワークに通信路を設定する際に、前記接続プログラムを実行する通信提供者情報に対して、課金情報を蓄積するようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項13又は14に記載の接続プログラム。
  17. 前記IPネットワークに接続されている前記ネットワーク管理装置を用いることを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載の接続プログラム。
  18. 前記ネットワーク管理装置の機能に相当する前記無線端末の位置情報を記憶する手段として更にコンピュータを機能させることを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載の接続プログラム。
  19. 前記請求項13から16のいずれか1項に記載の接続プログラムを記録した記録媒体。
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