JP2004101166A - カモフラージュネット - Google Patents
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Abstract
【課題】有効性と使い易さを改良したカモフラージュネットを提供する。
【解決手段】カモフラージュネットは、繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなるループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有する。上記ポリエステルのループ状に編まれた生地には、金属メッキが施されたポリアミド繊維が編み込まれ、選択的に電導性顔料を含むポリアミド繊維も編み込まれる。
【選択図】図1
【解決手段】カモフラージュネットは、繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなるループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有する。上記ポリエステルのループ状に編まれた生地には、金属メッキが施されたポリアミド繊維が編み込まれ、選択的に電導性顔料を含むポリアミド繊維も編み込まれる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなる、ループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有するカモフラージュネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願におけるカモフラージュネットの類は、一例を挙げると欧州特許出願第0468173B1において開示され、周知となっている。それは、金属繊維が編み込まれ、ル−プ状に編まれた生地の形態をしたポリエステル繊維のベース素材から成る。上記のような金属繊維が編み込まれたポリエステル繊維生地には、炭素吸収顔料を含むポリウレタン高分子層が存在する。その高分子層は、耐火塗装が施されており、更に赤外線カモフラージュ色が塗装されている。
【0003】
周知のカモフラージュネットは、レーダーや赤外線画像による探知だけでなく、近赤外領域における探知に対しても効果を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した類のカモフラージュネットを、特に有効性と使い易さの面において、更に改良することが本件の目的とするところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、ループ状に編まれたポリエステル生地に、金属でメッキされたポリアミド繊維を編み込むことで目的は達成される。
【0006】
上記に記載の金属繊維の代わりに金属メッキを施した、または金属化されたポリアミドを用いることによって、混合された金属の坪量率を維持しつつ、より広い表面積を持たせることができ、従ってより広い反射面を持たせることが可能となる。ループ状のポリエステル生地に編み込まれた金属化されたポリアミド繊維は、レーダーの吸収と分散に関連する効果を格段に向上させ、すなわち方向性自立を高めることができる。
【0007】
金属化されたポリアミドは、ループ状に編まれた生地においてランダムに、または様々な方向に配置されることが好ましく、レーダー減弱値を格段に向上する。全ての反射を担う金属化されたポリアミド繊維は、主に一方向のみに反射が向けられる周知の金属繊維に比べて、格段に優れた分散効果を発揮する。
【0008】
本発明の非常に好適な改良案としては、レーダー光線の必要吸収を達成するために、電導性顔料または繊維から成るポリアミド繊維をループ状に編まれた生地に更に編み込むこともできる。この方法を採用することで、周知のカモフラージュネットに比べて層を1つ、すなわちポリマー層、を省くことができる。周知のカモフラージュネットの場合における多層式構造や多層アドオン式織りは、それに必要とされる結合剤の数量及び耐火システムの使用に関連する依存関係に変移をきたす恐れもあり、これはカモフラージュネットの効率性において、特にある状況下では不都合であった。更に、ポリマー層を省くことで結果として、全体としたカモフラージュネットをより軽く、より使い易くすることができる。すなわち、本発明によるカモフラージュネットは既に熱線反射に対して基本的な減弱性を保持し、カモフラージュ層及び耐火性のための印刷色素は炭素の割合を抑え、しいては結合剤の量の削減に結びつくのである。更に付け加えると、本発明によるカモフラージュネットは結果的により高い柔軟性を有する。
【0009】
本発明における更に好適な発展案として、ループ状に編まれた生地は、ポリエステル繊維と、金属でメッキ及び/または電導性顔料または繊維を施されたポリアミド繊維とからなる横糸インレーを更に含む。
【0010】
本発明における上記の方法は、カモフラージュネットに更なる効率性と利便性を持たせる。
【0011】
好適な改良案や更なる発展案は、残りの従属請求項及び図を参照に以下に説明された例示的な具体案から明白になるである。
【0012】
また、上記のような本発明の目的を達成するためには、以下に記載の条件を要する。
【0013】
本発明によるカモフラージュネットは、繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなるループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有し、
該ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地は、金属でメッキされたポリアミド繊維(2a)が編み込まれてなることを特徴とする。
【0014】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地は、電導性の顔料(3)または繊維を有するポリアミド繊維(2b)が編み込まれてなることを特徴とする。
【0015】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地にランダムに編み込まれることを特徴とする。
【0016】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地にジグザグに編み込まれることを特徴とする。
【0017】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、単繊維(モノフィラメント)であることを特徴とする。
【0018】
上記カモフラージュネットは、6,6の単繊維(モノフィラメント)が備わってなることを特徴とする。
【0019】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、略円形の断面を有することを特徴とする。
【0020】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、3つに分かれた形状の断面を有することを特徴とする。
【0021】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、0.5から2.0μの間の数値であり、最も好ましくは1.0μの厚さの層であることを特徴とする。
【0022】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ループ状に編まれたポリエステル生地におけるポリアミド繊維(2a、2b)の重量比は、3%から15%の間の数値であることを特徴とする。
【0023】
上記ポリアミド繊維(2b)において、炭素顔料(3)または炭素繊維によって生じる電導性は、3×103から35×103Ω/cmの間の数値であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のカモフラージュネット。
【0024】
上記カモフラージュネットにおける上記金属メッキは、電導性の金属、好ましくは銀であることを特徴とする。
【0025】
付加的な案として、上記カモフラージュネットにおける上記ループ状に編まれた生地は更に、ポリエステル繊維(1)と、金属でメッキ及び/または電導性の顔料(3)または繊維が施されたポリアミド繊維(2a、2b)とを有する編込み横糸(6)を編み込んでなることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、周知のような支柱糸と横糸で構成された、ポリエステル繊維1からなるループ状に編まれた生地であるベース素材を概略図で示したものである。ポリエステル繊維1を含め、横糸は、電導性顔料3がポリアミド繊維の表面に塗装され、金属でメッキされたポリアミド繊維2a及び2bを有する。ポリアミド繊維2aの金属化は、伝導金属4のメッキまたは外装をポリアミド繊維2aの上に被せることで達成でき、その際電気メッキを用いて金属を施してもよい。使用する金属の一例は、銀が好ましく、アルミニウムを含有してもしなくてもよい。図3からも明白なように、ポリアミド繊維2a及び2bの断面は円形である。別案として、ポリアミド繊維2a及び2bの断面は、三つに分かれた形状、または三つ葉のクローバーの形状をしていてもよい。
【0027】
金属メッキまたは顔料3が施されたポリアミド繊維2a及び2bは、ループ状に編まれた生地にランダムに、またはジグザグに編み込まれる。ループ状に編まれた生地における支柱糸の編目は、通常ポリエステル繊維1のみから作られる。
【0028】
ポリエステル繊維1よりも明らかに薄い断面を持つポリアミド繊維2a及び2bは、6,6の単繊維(モノフィラメント)であってもよい。ポリアミド繊維2a及び2bの厚さは、0.5から2.0μの間の数値とするが、最も好ましい数値は1.0μである。
【0029】
炭素顔料3を含む電導性ポリアミド繊維2bの伝導性は、3×103から35×103Ω/cmの間の数値であることが好ましい。
【0030】
ポリアミド繊維2a及び2bの線密度は、0.13デニールから0.64デニールの間の数値であることが好ましい。
【0031】
ループ状に編まれた生地におけるポリアミド繊維2a及び2bの重量比は、一例としては3%から15%の間の数値であることが好ましい。
【0032】
発明の範囲に収まるのであれば、その他の数値や比率を用いることも可能である。
【0033】
更に、ループ状に編まれた生地にポリエステル繊維からなる編込み横糸6を編み込んでもよい。この場合においても、ポリエステル繊維1は、伝導金属4でメッキされたポリアミド繊維2a及び/または炭素顔料3を含んだポリアミド繊維2bと撚り合わされる。
【0034】
ポリエステル繊維1、ポリアミド繊維2a及びポリアミド繊維2bからなるループ状の生地合成物は、ポリエステル繊維1、ポリアミド繊維2a及びポリアミド繊維2bが実質的に全ての面において耐火素材で覆われるような周知の方法で、耐火塗装7が両面的に施されるものとする。更に、カモフラージュ色模様がループ状に編まれた生地の少なくとも1面に施されてもよい。施されるカモフラージュ色模様は、カモフラージュネットが使用される地形の性質によって異なる。開かれた地形では、夏には緑色と茶色のまだら模様、冬には白くなった際の地面の色がカモフラージュネット色模様に用いられる。要望に応じて、異なった地形での使用のために、カモフラージュネットに片面づつ異なったカモフラージュ色が施されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカモフラージュネットの拡大された概略図である。
【図2】ポリアミド繊維を有するポリエステル繊維を詳細に示した拡大図である。
【図3】図2におけるIIIの部分の詳細を示した拡大図である。
【図4】ポリアミド繊維が異なる断面図を有する場合における、図3と同様の詳細を示した拡大図である。
【符号の説明】
1 ポリエステル繊維
2a ポリアミド繊維
2b ポリアミド繊維
3 電導性顔料
4 伝導性金属
6 編込み横糸
7 耐火性塗装
8 カモフラージュ色模様
【発明が属する技術分野】
本発明は、繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなる、ループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有するカモフラージュネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願におけるカモフラージュネットの類は、一例を挙げると欧州特許出願第0468173B1において開示され、周知となっている。それは、金属繊維が編み込まれ、ル−プ状に編まれた生地の形態をしたポリエステル繊維のベース素材から成る。上記のような金属繊維が編み込まれたポリエステル繊維生地には、炭素吸収顔料を含むポリウレタン高分子層が存在する。その高分子層は、耐火塗装が施されており、更に赤外線カモフラージュ色が塗装されている。
【0003】
周知のカモフラージュネットは、レーダーや赤外線画像による探知だけでなく、近赤外領域における探知に対しても効果を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した類のカモフラージュネットを、特に有効性と使い易さの面において、更に改良することが本件の目的とするところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、ループ状に編まれたポリエステル生地に、金属でメッキされたポリアミド繊維を編み込むことで目的は達成される。
【0006】
上記に記載の金属繊維の代わりに金属メッキを施した、または金属化されたポリアミドを用いることによって、混合された金属の坪量率を維持しつつ、より広い表面積を持たせることができ、従ってより広い反射面を持たせることが可能となる。ループ状のポリエステル生地に編み込まれた金属化されたポリアミド繊維は、レーダーの吸収と分散に関連する効果を格段に向上させ、すなわち方向性自立を高めることができる。
【0007】
金属化されたポリアミドは、ループ状に編まれた生地においてランダムに、または様々な方向に配置されることが好ましく、レーダー減弱値を格段に向上する。全ての反射を担う金属化されたポリアミド繊維は、主に一方向のみに反射が向けられる周知の金属繊維に比べて、格段に優れた分散効果を発揮する。
【0008】
本発明の非常に好適な改良案としては、レーダー光線の必要吸収を達成するために、電導性顔料または繊維から成るポリアミド繊維をループ状に編まれた生地に更に編み込むこともできる。この方法を採用することで、周知のカモフラージュネットに比べて層を1つ、すなわちポリマー層、を省くことができる。周知のカモフラージュネットの場合における多層式構造や多層アドオン式織りは、それに必要とされる結合剤の数量及び耐火システムの使用に関連する依存関係に変移をきたす恐れもあり、これはカモフラージュネットの効率性において、特にある状況下では不都合であった。更に、ポリマー層を省くことで結果として、全体としたカモフラージュネットをより軽く、より使い易くすることができる。すなわち、本発明によるカモフラージュネットは既に熱線反射に対して基本的な減弱性を保持し、カモフラージュ層及び耐火性のための印刷色素は炭素の割合を抑え、しいては結合剤の量の削減に結びつくのである。更に付け加えると、本発明によるカモフラージュネットは結果的により高い柔軟性を有する。
【0009】
本発明における更に好適な発展案として、ループ状に編まれた生地は、ポリエステル繊維と、金属でメッキ及び/または電導性顔料または繊維を施されたポリアミド繊維とからなる横糸インレーを更に含む。
【0010】
本発明における上記の方法は、カモフラージュネットに更なる効率性と利便性を持たせる。
【0011】
好適な改良案や更なる発展案は、残りの従属請求項及び図を参照に以下に説明された例示的な具体案から明白になるである。
【0012】
また、上記のような本発明の目的を達成するためには、以下に記載の条件を要する。
【0013】
本発明によるカモフラージュネットは、繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなるループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有し、
該ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地は、金属でメッキされたポリアミド繊維(2a)が編み込まれてなることを特徴とする。
【0014】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地は、電導性の顔料(3)または繊維を有するポリアミド繊維(2b)が編み込まれてなることを特徴とする。
【0015】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地にランダムに編み込まれることを特徴とする。
【0016】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地にジグザグに編み込まれることを特徴とする。
【0017】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、単繊維(モノフィラメント)であることを特徴とする。
【0018】
上記カモフラージュネットは、6,6の単繊維(モノフィラメント)が備わってなることを特徴とする。
【0019】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、略円形の断面を有することを特徴とする。
【0020】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、3つに分かれた形状の断面を有することを特徴とする。
【0021】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、0.5から2.0μの間の数値であり、最も好ましくは1.0μの厚さの層であることを特徴とする。
【0022】
上記カモフラージュネットにおいて、上記ループ状に編まれたポリエステル生地におけるポリアミド繊維(2a、2b)の重量比は、3%から15%の間の数値であることを特徴とする。
【0023】
上記ポリアミド繊維(2b)において、炭素顔料(3)または炭素繊維によって生じる電導性は、3×103から35×103Ω/cmの間の数値であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のカモフラージュネット。
【0024】
上記カモフラージュネットにおける上記金属メッキは、電導性の金属、好ましくは銀であることを特徴とする。
【0025】
付加的な案として、上記カモフラージュネットにおける上記ループ状に編まれた生地は更に、ポリエステル繊維(1)と、金属でメッキ及び/または電導性の顔料(3)または繊維が施されたポリアミド繊維(2a、2b)とを有する編込み横糸(6)を編み込んでなることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、周知のような支柱糸と横糸で構成された、ポリエステル繊維1からなるループ状に編まれた生地であるベース素材を概略図で示したものである。ポリエステル繊維1を含め、横糸は、電導性顔料3がポリアミド繊維の表面に塗装され、金属でメッキされたポリアミド繊維2a及び2bを有する。ポリアミド繊維2aの金属化は、伝導金属4のメッキまたは外装をポリアミド繊維2aの上に被せることで達成でき、その際電気メッキを用いて金属を施してもよい。使用する金属の一例は、銀が好ましく、アルミニウムを含有してもしなくてもよい。図3からも明白なように、ポリアミド繊維2a及び2bの断面は円形である。別案として、ポリアミド繊維2a及び2bの断面は、三つに分かれた形状、または三つ葉のクローバーの形状をしていてもよい。
【0027】
金属メッキまたは顔料3が施されたポリアミド繊維2a及び2bは、ループ状に編まれた生地にランダムに、またはジグザグに編み込まれる。ループ状に編まれた生地における支柱糸の編目は、通常ポリエステル繊維1のみから作られる。
【0028】
ポリエステル繊維1よりも明らかに薄い断面を持つポリアミド繊維2a及び2bは、6,6の単繊維(モノフィラメント)であってもよい。ポリアミド繊維2a及び2bの厚さは、0.5から2.0μの間の数値とするが、最も好ましい数値は1.0μである。
【0029】
炭素顔料3を含む電導性ポリアミド繊維2bの伝導性は、3×103から35×103Ω/cmの間の数値であることが好ましい。
【0030】
ポリアミド繊維2a及び2bの線密度は、0.13デニールから0.64デニールの間の数値であることが好ましい。
【0031】
ループ状に編まれた生地におけるポリアミド繊維2a及び2bの重量比は、一例としては3%から15%の間の数値であることが好ましい。
【0032】
発明の範囲に収まるのであれば、その他の数値や比率を用いることも可能である。
【0033】
更に、ループ状に編まれた生地にポリエステル繊維からなる編込み横糸6を編み込んでもよい。この場合においても、ポリエステル繊維1は、伝導金属4でメッキされたポリアミド繊維2a及び/または炭素顔料3を含んだポリアミド繊維2bと撚り合わされる。
【0034】
ポリエステル繊維1、ポリアミド繊維2a及びポリアミド繊維2bからなるループ状の生地合成物は、ポリエステル繊維1、ポリアミド繊維2a及びポリアミド繊維2bが実質的に全ての面において耐火素材で覆われるような周知の方法で、耐火塗装7が両面的に施されるものとする。更に、カモフラージュ色模様がループ状に編まれた生地の少なくとも1面に施されてもよい。施されるカモフラージュ色模様は、カモフラージュネットが使用される地形の性質によって異なる。開かれた地形では、夏には緑色と茶色のまだら模様、冬には白くなった際の地面の色がカモフラージュネット色模様に用いられる。要望に応じて、異なった地形での使用のために、カモフラージュネットに片面づつ異なったカモフラージュ色が施されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカモフラージュネットの拡大された概略図である。
【図2】ポリアミド繊維を有するポリエステル繊維を詳細に示した拡大図である。
【図3】図2におけるIIIの部分の詳細を示した拡大図である。
【図4】ポリアミド繊維が異なる断面図を有する場合における、図3と同様の詳細を示した拡大図である。
【符号の説明】
1 ポリエステル繊維
2a ポリアミド繊維
2b ポリアミド繊維
3 電導性顔料
4 伝導性金属
6 編込み横糸
7 耐火性塗装
8 カモフラージュ色模様
Claims (13)
- 繊維または顔料の形態をした金属及びプラスチックの断片と、カモフラージュ色の塗装とを含み、ポリエステル繊維からなるループ状に編まれた生地の形態をしたベース素材を有し、
該ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地は、金属でメッキされたポリアミド繊維(2a)が編み込まれてなることを特徴とするカモフラージュネット。 - 上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地は、電導性の顔料(3)または繊維を有するポリアミド繊維(2b)が編み込まれてなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地にランダムに編み込まれることを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、上記ループ状に編まれたポリエステル繊維(1)生地にジグザグに編み込まれることを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、単繊維(モノフィラメント)であることを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 6,6の単繊維(モノフィラメント)が備わってなることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、略円形の断面を有することを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、3つに分かれた形状の断面を有することを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2a、2b)は、0.5から2.0μの間の数値であり、最も好ましくは1.0μの厚さの層であることを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ループ状に編まれたポリエステル生地におけるポリアミド繊維(2a、2b)の重量比は、3%から15%の間の数値であることを特徴とする請求の範囲第1項または2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ポリアミド繊維(2b)において、炭素顔料(3)または炭素繊維によって生じる電導性は、3×103から35×103Ω/cmの間の数値であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のカモフラージュネット。
- 上記金属メッキは、電導性の金属、好ましくは銀であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のカモフラージュネット。
- 上記ループ状に編まれた生地は更に、ポリエステル繊維(1)と、金属でメッキ及び/または電導性の顔料(3)または繊維が施されたポリアミド繊維(2a、2b)とを有する編込み横糸(6)を編み込んでなることを特徴とする請求の範囲第1項から第12項のいずれかに記載のカモフラージュネット。
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JP2004101166A true JP2004101166A (ja) | 2004-04-02 |
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Family Applications (1)
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JP2003140526A Pending JP2004101166A (ja) | 2002-05-25 | 2003-05-19 | カモフラージュネット |
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AT (1) | ATE414256T1 (ja) |
CA (1) | CA2428602C (ja) |
DE (2) | DE10223333A1 (ja) |
ES (1) | ES2316666T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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