JP2004093588A - 拡散シートおよび透過型スクリーン - Google Patents

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Makoto Honda
本田 誠
Yoshiyuki Yamashita
山下 禎之
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】光透過型スクリーンを構成するハエの目状の拡散シートであって、光効率が高く、また、高コントラストの拡散シート及びそれを用いた透過型スクリーンを提供することを課題とする。
【解決手段】第1の光透過性の樹脂で形成され、入射面側から入射される光を出射面側に拡散して出射する拡散シートであって、出射面に所定間隔を空けて略平行に形成された複数の第1のV字溝と、出射面に所定間隔を空けて略平行に形成され、かつ、第1のV字溝と所定角度をなすように形成された複数の第2のV字溝と、前記第1のV字溝と前記第2のV字溝とで囲まれた部分で、略切断角錐状に形成された複数のリブとを備え、前記リブの側面の傾斜角を、入射面側から略直角に入射した光を全反射される角度となるように拡散シートを形成する。また、これを用いて透過型スクリーンを形成する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に透過型スクリーンに用いる拡散シート、及びそれを用いた透過型スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、背面投射型テレビなどのスクリーンとして用いられる透過型スクリーンとして、光源からの光をスクリーンに対して略直角となるように調整するフレネルレンズシートと、フレネルレンズシートによって調整された略直角光を観察者方向に拡散するレンチキュラーレンズシートとを含んで構成されるものが一般に知られている。
【0003】
通常、観察者はスクリーンの水平方向に移動し、垂直方向への移動は少ないため、水平方向の光の拡散を大きくする必要がある。したがって、レンチキュラーレンズシートは、その両側面に、垂直方向に伸びる複数の凸レンズを光軸を揃えるかたちで形成され、入射光を水平方向に拡散する働きを有する。このレンチキュラーレンズシートは、熱可塑性の樹脂を2本の型ローラ間で挟むように押出して形成する、押出成形法によって製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなフレネルレンズシートとレンチキュラーレンズシートを組み合わせた従来の透過型スクリーンで背面投射型テレビなどの映像光を投影する際に、その光源としてLCDなどのマトリックスタイプの光源を用いることがある。そしてこの場合、マトリックスタイプの光源とフレネルレンズシートとが干渉して縞模様、いわゆるモアレが発生することがある。
【0005】
このモアレの発生を解消するために、レンチキュラーレンズシートのレンズピッチを小さくして、モアレの間隔を観察者が気にならない程度まで狭めることが考えられる。
【0006】
しかし、レンチキュラーレンズシートは上述のとおり押出成形法により製造されており、この押出成形法は熱可塑性材料の熱収縮等の問題(成形後の収縮等の問題)でレンチキュラーレンズのファインピッチ化が困難であるため、モアレの発生を防止したレンチキュラーレンズシートの製造は困難となる。
【0007】
これの問題を解決するため、光透過性のシートの出光面に水平方向伸びる複数のV字溝と垂直方向に伸びる複数のV字溝とを格子状に配置した、いわゆるハエの目レンズシートを、レンチキュラーレンズシートに変えて用いることが考えられる。しかし、従来のハエの目レンズシートは、入射光に対する出射光の割合である光効率や、コントラストの面で必ずしも十分なものではなかった。
【0008】
本発明では、このような問題点に鑑みてなされたもので、光透過型スクリーンを構成するハエの目状の拡散シートであって、光効率が高く、また、高コントラストを達成できる拡散シート及びそれを用いた透過型スクリーンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、第1の光透過性の樹脂で形成され、入射面側から入射される光を出射面側に拡散して出射する拡散シートであって、出射面に所定間隔を空けて略平行に形成された複数の第1のV字溝と、出射面に所定間隔を空けて略平行に形成され、かつ、第1のV字溝と所定角度をなすように形成された複数の第2のV字溝と、前記第1のV字溝と前記第2のV字溝とで囲まれた部分で、略切断角錐状に形成された複数のリブとを備え、前記リブの側面の傾斜角を、入射面に対して略直角に入射した光を全反射される角度に形成したことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、入射面側から入射して凸部の側面に達した光は、該側面で全反射して出射面側に拡散されて透過するので、光の損失を生じさることがない。また、第1のV字溝と第2のV字溝を所定角度をなすように形成したので、該V字溝で形成されるリブの側面の方向も所定角度をなして形成され、光を水平方向及び垂直方向に拡散することができる。この所定角度を調節することにより、垂直方向の拡散量と水平方向の拡散量の割合を調整することができる。
【0011】
なお、第1のV字溝と第2のV字溝のなす角度を鋭角の所定角度として、この所定角度の2等分線の方向を垂直方向に合わせることで、垂直方向の拡散量に比べて水平方向の拡散量を大きくすることができる。したがって、この拡散シートを用いて透過型スクリーンなどを形成した場合、水平方向の視野角を大きくすることができる。
【0012】
請求項1に記載の発明においては、請求項2に記載のするように、前記第1のV字溝及び前記第2のV字溝の内部に、前記第1の光透過性の樹脂より低い屈折率を有する第2の光透過性の樹脂が充填され、前期第2の光透過性の樹脂中には、球状の光吸収体を分散させるとよい。
【0013】
この発明によれば、観察者側から入射される光を光吸収体で吸収することができる。したがって、この拡散シートを用いて透過型スクリーンなどを形成した場合、コントラストの高い映像を提供することができる。また、V字溝に充填する第2の光透過性の樹脂の屈折率を、リブを形成する第1の光透過性の樹脂の屈折率より小さくしたので、平行光に近い(入射角度の大きい)入射光は、リブの側面部で全反射され、光吸収体で吸収されることはほとんどない。したがって、光の損失を格段に少なくすることができる。
【0014】
請求項1又は2に記載の発明においては、請求項3に記載するように、隣り合う前記第1のV字溝の谷間の距離である溝ピッチと、隣り合う前記第2のV字溝の谷間の距離である溝ピッチは実質的に同じであり、前記第1のV字溝と前記第2のV字溝とがなす角度α(°)は、前記溝ピッチP(mm)と次の関係を満たすことが望ましい。
【0015】
【数3】
2×sin−1(P)≦α≦90°
この発明によれば、第1のV字溝と第2のV字溝とで生じるモアレを、観察者が気にならない程度にすることができる。
【0016】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の発明においては、請求項4に記載するように、前記光を拡散する拡散層を、前記拡散シートの入射面側に備え、前記拡散層で拡散された前記光の1/10利得に相当する拡散光を含み、前記拡散シートの面の法線となす角を最小とする領域の境界面が前記法線となす角度である拡散角度ε(°)が、次の関係を満たすことが望ましい。
【0017】
【数4】
ψ−ε≧sin−1(n2/n1)
但し、ψは前記リブの側面の拡散シートの面に対する傾斜角度(°)、n1は第1の光透過性樹脂の屈折率、n2は第2の光透過性樹脂の屈折率を示す。
【0018】
この発明によれば、拡散シートの入射面側に拡散層を備えた場合に、該拡散層で拡散される光の1/10利得に相当する拡散光を観察者側に提供できる。したがって、拡散層を備えた場合でも、光の損失をほとんど無視できる程度まで低減することができる。
【0019】
請求項4に記載の発明においては、請求項5に記載するように、前記拡散層は、前記溝ピッチより小さいピッチで水平方向または垂直方向に形成されたレンチキュラーレンズとすればよい。また、請求項4に記載の発明においては、請求項6に記載するように、前記拡散層は、拡散剤を分散させて形成された層としてもよい。
【0020】
請求項1乃至6の何れか1項に記載の発明においては、請求項7に記載するように、出射面側に拡散シート自体を自立可能とする透明支持体を備えることがよい。
【0021】
この発明によれば、薄く形成された拡散シートであっても、透明支持体で自立可能にすることができるので、実用的な拡散シートを提供することができる。
【0022】
請求項7に記載の発明においては、請求項8に記載するように、前記透明支持体は拡散機能を有すことがよい。
【0023】
この発明によれば、拡散層と透明支持体とで、2度に分けての光拡散粒子による拡散をおこなうので、いわゆるシンチュレーションが気にならないようにすることができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の拡散シートの入射面側にフレネルレンズを備えて形成された透過型スクリーンを提供する。
【0025】
この発明によれば、フレネルレンズで光源からの光を略平行光に調整してから、拡散シートで略平行光を拡散するので、均一性が高く、光の損失の少ない透過型スクリーンを提供することができる。
【0026】
請求項9に記載の発明においては、請求項10に記載するように、前記フレネルレンズは全反射型のフレネルレンズであることが望ましい。
【0027】
この発明によれば、フレネルレンズでの光の損失をなくすことができ、さらに光の損失を低減した透過型スクリーンを提供することができる。
【0028】
請求項9又は10に記載の発明においては、請求項11に記載するように、前記フレネルレンズは、前記拡散シートの入射面側に1体に形成されていることが望ましい。
【0029】
この発明によれば、多数のシートで形成した場合にシート間に隙間が生じてしまうという、いわゆる浮きの問題が生じることがなく、さらに光損失の原因となる界面が減るので光透過性の高い透過型スクリーンを提供することができる。また、取り扱いを容易とし、さらに製造コストを低減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は、拡散シートを用いた透過型スクリーンに本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0031】
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る透過型投射スクリーン1は、フレネルレンズシート2と拡散シート3とを、拡散シート3が観察者側(図1において上側)にくるように重ね合わせて形成される。フレネルレンズシート2は投射された光をスクリーンに対して略直角となるように調整し、拡散シート3はフレネルレンズシート2で調整された光を水平方向及び垂直方向に拡散する。
【0032】
第1実施形態に係る透過型スクリーン1は、拡散シート3にその特徴的部分を有し、フレネルレンズシート2として公知のフレネルレンズシートを用いるので、先ず、拡散シート3について詳細に説明する。
【0033】
図2(A)に拡散シート3の平面図、(B)に同断面側面図を示す。図2に示すように、拡散シート3は、光透過層12と光吸収層13とで構成される。
【0034】
光透過層12は、例えば、多価アクリレート及び/又は多価メタクリレート、モノアクリレート及び/又はモノメタクリレート、及び光重合開始材を主成分とする電離放射線硬化型樹脂(より具体的には、ウレタンポリ(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等)(第1の光透過性樹脂)で形成され、その出射面に、断面V字型の複数のV字溝14と、V字溝14で囲まれた部分で形成される複数のリブ15とを備える。
【0035】
V字溝14は、所定間隔を空けて略平行に複数形成された第1のV字溝14aと、前記第1のV字溝14aと所定の交差角α(鋭角)をなして、且つ、所定間隔を空けて略平行に複数形成された第2のV字溝14bとからなる。そして、交差角αの2等分線の方向が拡散シート3の垂直方向に向くように配置される。
【0036】
なお、交差角αは、第1のV字溝4aと第2のV字溝4bとが干渉して筋模様(モアレ)が生じないように、一定の条件で設定される。すなわち、発明者は種々実験の結果、モアレのピッチを0.5mm以下にすると観察者にとってモアレが気にならないことを見出した。モアレのピッチを0.5mm以下にするための交差角αの条件について、以下図3を用いて説明する。なお、図3では、説明の便宜上2枚のシートを重ね合わせたものを示すが、本実施形態の拡散シート3は、1枚のシートとして形成される。
【0037】
モアレのピッチW(mm)は、V字溝のピッチP(mm)と交差角α(°)を用いて次のように表せる。
【0038】
【数5】
W=P/(2・sin(α/2))
ここで、W≦0.5とすると、交差角αは次のようになる。
【0039】
【数6】
α≧2・sin−1(P)
αは0≦α≦90°であるので、交差角αは次のようになる。
【0040】
【数7】
2・sin−1(P)≦α≦90° ・・・▲1▼
したがって、▲1▼の条件を満たすように交差角αを設定すれば、観察者にとってモアレの気にならない拡散シート3、ひいては光透過型スクリーン1を構成することができる。
【0041】
リブ15は、隣り合う2つの第1のV字溝14aと、それと交差角αで交わる、隣り合う2つの第2のV字溝14bとで囲まれた部分で、切断角錐状に形成される。リブ15は、切断角錐の斜面で形成される側面部16と、同じく上面で形成される天面部17とで構成される。
【0042】
側面部16は、入射面に対して垂直に入射された光を、垂直方向及び水平方向に拡散する。すなわち、図2に示すように、入射面に対して垂直に入射された光のうち側面部16に達した光(a)は、側面部16で反射されて出射面側の斜め方向に向きを変えて天面部17に達し、天面部17で屈折されて出射面から出射される。なお、入射面に対して垂直に入射された光のうち直接天面部17に達した光(b)は、そのまま出射面から出射される。
【0043】
ここで、側面部16の傾斜角度βは、入射面に対して垂直に入射された光を全反射する角度に設定される。すなわち、下記で説明するように、光透過層12を形成する第1光透過性樹脂は光吸収層13の基層を形成する第2光透過性樹脂よりも屈折率が大きいので、屈折率の大きい光透過層12側から境界面(側面部16)に対して一定の角度(臨界入射角度θ)以上の入射角で入射した光は、屈折率の小さい光吸収層13側に透過せずに境界面(側面部16)で全反射される。従って、傾斜角度βは、入射面に対して垂直に入射された光が臨界入射角度θより大きい入射角で境界面(側面部16)に入射するような角度に設定される。なお、臨界入射角度θは、第1光透過性樹脂の屈折率と第2光透過性樹脂の屈折率との比によって定まる。
【0044】
また、光吸収層13は、例えば、多価アクリレート及び/又は多価メタクリレート、モノアクリレート及び/又はモノメタクリレート、及び光重合開始材を主成分とする電離放射線硬化型樹脂(より具体的には、ウレタンポリ(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等)(第2光透過性樹脂)からなる基層18の中に、球状の光吸収体19を分散させて形成される。なお、第2光透過性樹脂は、例えばベンゼン環含有量やフィラー等を調整して、第1光透過性樹脂の屈折率より小さい屈折率をもつ光透過性樹脂が用いられる。第1光透過性樹脂と第2光透過性樹脂の組合せとして、例えばウレタンアクリレートとエポキシアクリレートなどがある。また、光吸収体19は有機、無機系球状粒子等をカーボン、染料、顔料等で黒着色して形成される。なお、光吸収体19は、必ずしも真球体でなくてもよく、楕円球体であってもよく、また表面に凹凸を有していてもよい。
【0045】
このように形成された光吸収層3は、出射面側(観察者側)から入射される外光を吸収する役割を果たす。すなわち、図4に示すように、観察者側から入射される外光Yは、直接または基層18を経由して光吸収体19に達する。光吸収体19では外光を吸収して、殆ど反射させることはない。このように外光Yを吸収して反射させない働きをする光吸収層13を、V字溝14中に設けたので、拡散シート3の出射面における面積の半分近く又はそれ以上を光吸収層13が占めることとなり、観察者側への外光の反射を大幅に低減してハイコントラストな映像の提供を可能としている。
【0046】
また、基層18を構成する第2の光透過性の樹脂の屈折率を、リブ15を構成する第1の光透過性の樹脂の屈折率より小さくしたので、平行光に近い(入射角度の大きい)入射光は、リブ15の側面部16で全反射され、光吸収体19で吸収されることはほとんどない。したがって、光の損失を格段に少なくすることができる。
【0047】
以上説明した拡散シート3と組み合わせるフレネルレンズシート2は、例えば、サーキュラーフレネルレンズシートがある。サーキュラーフレネルレンズシートは、その入射面又は出射面に同心円状に複数の鍵歯状レンズ部を備えたレンズシートである。光源からの光は、この鍵歯状のレンズ部でシート面に対して略直角光に調整される。なお、鍵歯状レンズ部は、前述のとおり同心円状に形成されるので、水平方向及び垂直方向ともに略平行となるように調整される。
【0048】
鍵歯状レンズ部の形状により、光源からの光を屈折して略直角光に調整する屈折タイプのフレネルレンズシートと、光源からの光を全反射して略直角光に調整する全反射タイプのフレネルレンズシートがある。屈折タイプのフレネルレンズシートは、既存の技術であり汎用品を用いることができる点で有利であり、また全反射タイプのフレネルレンズシートは、光の損失が全くなく効率がよいという点で有利である。
【0049】
このように形成された、透過型スクリーン1は、映像の投影に用いられる(図5)。すなわち、透過型スクリーン1の入射面側に配置したLCD光源20から発せられた映像光を、その前方に配置した投影レンズ21で拡大して、透過型スクリーン1に投影する。投影された光は、フレネルレンズシート2(あるいは、拡散シート3の入射面に設けられたフレネルレンズ)で拡散シート3の入射面に対して略直角光に調整され、拡散シート3に入る。拡散シート3では、リブ15の側面部16において映像光が全反射され、全反射された映像光が垂直及び水平方向に拡散されて出射面から出射される。したがって、観察者Sは広い視野角で映像を見ることが可能となる。ここで、交差角αは鋭角で、交差角αの2等分線の方向が拡散シート3の垂直方向に向くように配置されるので、水平方向の拡散に比べて垂直方向の拡散が大きくなる。したがって、水平方向の視野角がより大きくなるので、観察者Sは水平方向に大きく移動しても映像を見ることが可能となる。なお、交差角αを調節することにより、垂直方向の拡散量と垂直方向の拡散量の割合を調整することができ、観察者Sのニーズに合わせた、視野角に設定することが可能となる。
【0050】
また、V字溝14の中に設けた光吸収層13で、観察者側から入射される外光を吸収してコントラストの高い映像を観察者に提供する。さらに、光吸収層13の基層18を構成する第2の光透過性の樹脂の屈折率を、リブ15を構成する第1の光透過性の樹脂の屈折率より小さくしたので、平行光に近い(入射角度の大きい)入射光は、リブ15の側面部16で全反射され、光吸収体19で吸収されることはほとんどなく、映像光の損失を格段に少なくすることができる。
【0051】
さらに、モアレ間隔を0.5mm以下となるように拡散シート3を構成したので、観察者にモアレの発生を感じさることがない。
【0052】
[第2実施形態]
図6に、第2実施形態に係る拡散シート31を示す。図6に示すように、第2実施形態に係る拡散シート31は、フレネルレンズ層41、拡散粒子層42、光透過層43、光吸収層44及び支持板45で形成され、単独で光透過型スクリーンとして用いることができる。
【0053】
フレネルレンズ層41は、例えば、電離放射線硬化樹脂、プラスチック(より具体的には、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、あるいはこれらの共重合体)などの光透過性の樹脂で形成され、入射面に水平方向に平行な複数の鍵歯状レンズ部を備えて形成される。この鍵歯状レンズ部は、屈折タイプであってもよいし、全反射タイプであってもよいが、全反射タイプの場合は、光の損失が全くなく効率がよいという点で有利である。フレネルレンズ層41は、この鍵歯状レンズ部により、光源からの光を入射面に対して略直角光に調整して拡散粒子層42に供給する。なお、第1実施形態と異なり、フレネルレンズを拡散シート31にフレネルレンズ層41として一体で形成したので、多数のシートで形成した場合にシート間に隙間が生じてしまうという、いわゆる浮きの問題が生じることが無い。また、光損失の原因となる界面が減るので光透過性の高い透過型スクリーンとなる。さらに、取り扱いが容易となり、製造コストを低減することができる。
【0054】
拡散粒子層42は、例えば、ガラス、プラスチック(より具体的にはアクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、あるいはこれらの共重合体)などの光透過性の樹脂中からなる基層46中に、アクリル、スチレン、メラミンなどの有機系材料、または、ガラス系、酸化チタン、被覆雲母、Znなどの無機系材料からなる光拡散粒子47を分散させて形成される。拡散粒子層42に入射された光の一部は、光拡散粒子47で反射して進行方向を変えられ、拡散されて拡散粒子層42から出射される。
【0055】
光透過層43は、第1実施形態と同様に、出射面にV字溝48(第1のV字溝48aと第2のV字溝48b)と、リブ49を備える。また、リブ49は、側面部50及び天面部51とで構成される。拡散粒子層42で拡散された光は、光透過層43に入射して、側面部50又は天面部51に達する。天面部51に達した光はそのまま出射されるが、側面部50に達した光は側面部50で反射され、方向を変えて天面部51に達して出射される。このとき側面部50で反射されるためには、側面部50に対して臨界入射角度θ(°)以下で入射される必要がある。
【0056】
そこで、側面部50の傾斜角度ψ(°)は、所定の条件を満たすように設定する。以下、その条件について図7を用いて説明する。
【0057】
光透過層43を形成する樹脂の屈折率をn1、光吸収層44の基層を形成する樹脂の屈折率をn2、側面部50で全反射する光の臨界入射角度をθ(°)とすると、次の関係が得られる。
【0058】
【数8】
sinθ=n2/n1
【0059】
【数9】
∴ θ=sin−1(n2/n1)・・・▲2▼
また、拡散層42で拡散された光の1/10利得に相当する拡散光を含み、拡散シート面の法線とのなす角を最小とする領域の境界面が該法線となす角度(拡散角度)をε(°)とし、また、その拡散角εで拡散された光が側面部50に入射するときの入射角度(拡散入射角度)をη(°)とすると、傾斜角度ψ、拡散角度ε、拡散入射角度ηは次の関係となる。
【0060】
【数10】
ε+η+(90°−ψ)=90°
【0061】
【数11】
∴ η=ψ−ε・・・▲3▼
拡散入射角度ηが臨界角度θより大きくなれば、拡散角度ε以下で入射した光は側面部50で全反射するので、結局以下の関係式(条件)が得られる。
【0062】
【数12】
ψ−ε≧sin−1(n2/n1)・・・▲4▼
したがって、▲4▼の条件式を満たすように、側面部50の傾斜角度ψを設定すれば、拡散層42で拡散された光の1/10利得に相当する拡散光が側面部50で全反射され出射面から出射され、この±1/10利得角度の間に出射全エネルギーの95%以上が含まれるので、光の損失を無視できるほどに抑えることができる。
【0063】
光吸収層44は、第1実施形態と同様の構成及び機能を有するので、説明を省略する。
【0064】
支持板45は、例えば、ガラス、プラスチック(より具体的には、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、あるいはこれらの共重合体)などの光透過性の樹脂からなり、拡散シート31の表面を保護すると伴に、拡散シート31を自立可能にする役割を果たす。
【0065】
また、支持板45中に拡散粒子層42に用いたのと同様の光拡散粒子(図示せず)を分散させて、光拡散機能を持たせてもよい。これによれば、光透過層43の両サイドに光拡散機能を有する層(拡散粒子層42と支持板45)を配置して、2度に分けて光拡散粒子による拡散をおこなうので、いわゆるシンチュレーションが気にならないとういう有利な効果を奏する。
【0066】
なお、図8に示すように、上述の拡散シート31からフレネルレンズ層41を取り除いた拡散シート52と、フレネルレンズシート53とで光透過型スクリーン54を形成してもよい。
【0067】
[第3実施形態]
図9に、第3実施形態に係る透過型スクリーンの断面側面図を示す。図9に示すように、第3実施形態に係る透過型スクリーン61は、フレネルレンズシート62と、拡散シート63とで形成される。
【0068】
フレネルレンズシート62は、その入射面又は出射面(図8では出射面)に同心円状に複数の鍵歯状レンズ部を備えたレンズシートであり、光源からの光をシート面に対して略直角光に調整する。なお、上記同様、フレネルレンズシート62は、屈折タイプであってもよいし、全反射タイプであってもよい。
【0069】
拡散シート63は、レンチキュラーレンズ層71、光透過層72、光吸収層73及び支持板74で形成される。レンチキュラーレンズ層71は、拡散シート63の入射面に、水平又は垂直方向に伸びる複数のレンチキュラーレンズを備えて形成される。
【0070】
光透過層72、光吸収層73及び支持板74は、第2実施形態に係る拡散シート31における光透過層43、光吸収層44及び支持板45と同一の構成及び機能を有するので、ここでは説明を省略する。
【0071】
このように形成した第3実施形態に係る透過型スクリーン61によれば、上記の実施形態で説明した効果のほか、以下に示す効果を奏する。すなわち、観察者側から入射される外光のうち光吸収層73で吸収されなかった外光を、レンチキュラーレンズ層71で拡散させて観察者側へ反射させないようにするため、透過型スクリーン61に投影される映像のコントラストを向上することができる。また、レンチキュラーレンズ層71で映像光を垂直方向又は水平方向に拡散するため、光透過層43での映像光の拡散を助け、視野角に対する輝度分布曲線であるゲインカーブを滑らかな分布とすることができる。
【0072】
なお、モアレを防止する観点から、レンチキュラーレンズ層71のレンズピッチを光透過層72のリブのピッチより小さくすることが望ましい。
【0073】
[他の実施形態]
上記実施形態では、第1のV字溝と第2のV字溝との交差角αの2等分線の方向が、拡散シートの垂直方向に向くように配置された拡散シートについて説明したが、これに限られず、交差角αの2等分線の方向が拡散シートの水平方向に向くように配置したものでもよい。これによれば、水平方向に光の拡散が大きくなるので、水平方向の視野角を大きくした透過型スクリーンを提供できる。また、交差角αを90°とした拡散シートであってもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、透過型スクリーンをLCD光源から発せられた映像光の投影に用いる場合について説明したが、これに限られずCRT光源など他の光源から発せられた映像光の投射に用いることができるのはもちろんである。
【0075】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の拡散シート又は透過型スクリーンは、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0076】
(1)請求項1記載の発明によれば、リブの側面の傾斜角を入射面に対して略直角に入射した光が全反射する角度に形成したので、入射面側から入射した光をリブの側面で全反射して出射面側に拡散して透過し、光の損失を生じさることがない。また、第1のV字溝と第2のV字溝を所定角度をなすように形成したので、光を水平方向及び垂直方向に拡散することができ、該角度を調節することにより、垂直方向の拡散量と水平方向の拡散割合を調整することができる。
【0077】
(2)請求項2記載の発明によれば、V字溝の内部にリブを構成する第1の光透過性の樹脂より低い屈折率を有する第2の光透過性の樹脂を充填し、さらに第2の光透過性の樹脂中に球状の光吸収体を分散させたので、観察者側から入射される光を光吸収体で吸収し、コントラストの高い映像を提供することができる。また、平行光に近い(入射角度の大きい)入射光は、リブの側面部で全反射され、光吸収体でほとんど吸収されず、光の損失を格段に少なくすることができる。
【0078】
(3)請求項3記載の発明によれば、第1のV字溝と第2のV字溝とのなす角度α(°)と溝ピッチP(mm)を「2×sin−1(P)≦α≦90°」の関係を満たすようにしたので、モアレを観察者に気にならない程度にすることができる。
【0079】
(4)請求項4記載の発明によれば、拡散層で拡散された前記光の1/10利得に相当する拡散光を含み、前記拡散シートの面の法線となす角を最小とする領域に境界面が前記法線となす角度である拡散角度ε(°)を「ψ−ε≧sin−1(n2/n1)」の関係を満たすようにしたので、拡散層を備えた場合でも、光の損失をほとんど無視できる程度まで低減することができる。
【0080】
(5)請求項7記載の発明によれば、出射面側に拡散シート自体を自立可能とする透明支持体を備えて拡散シートを形成したので、自立可能で、実用的な拡散シートを提供することができる。
【0081】
(6)請求項8記載の発明によれば、透明支持体に拡散機能をもたせたので、シンチュレーションが気にならないようにすることができる。
【0082】
(7)請求項9記載の発明によれば、請求項1乃至8の何れか1項に記載の拡散シートの入射面側にフレネルレンズを備えて透過型スクリーンを形成したので、均一性が高く、光の損失の少ない透過型スクリーンとすることができる。
【0083】
(8)請求項10記載の発明によれば、フレネルレンズを全反射型のフレネルレンズとしたので、フレネルレンズでの光の損失をなくすことができ、光の損失を一層低減した透過型スクリーンとすることができる。
【0084】
(9)請求項11記載の発明によれば、フレネルレンズを前記拡散シートの入射面側に1体に形成したので、いわゆる浮きの問題が生じることがなく、さらに光損失の原因となる界面が減るので光透過性の高い透過型スクリーンとすることができる。また、取り扱いを容易とし、さらに製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる透過型スクリーンの構成の一例を示す断面側面図である。
【図2】(A)本発明の第1実施形態にかかる拡散シートの構成の一例を示す平面図である。(B)本発明の第1実施形態にかかる拡散シートの構成の一例を示す断面側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる拡散シートの第1のV字溝と第2のV字溝との交差角について説明する図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる拡散シートにおける外光の吸収について説明する図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる透過型スクリーンを用いた映像光の投影を説明する図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる透過型スクリーン(拡散シート)の構成の一例を示す断面側面図である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる拡散シートのリブの側面部の傾斜角度について説明する図である。
【図8】本発明の第2実施形態にかかる透過型スクリーンの構成の他の一例を示す断面側面図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる透過型スクリーンの構成の一例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 透過型スクリーン
2 フレネルレンズシート
3 拡散シート
12 光透過層
13 光吸収層
14 V字溝
15 リブ
16 側面部
17 天面部
18 基層
19 光吸収体

Claims (11)

  1. 第1の光透過性の樹脂で形成され、入射面側から入射される光を出射面側に拡散して出射する拡散シートであって、
    出射面に所定間隔を空けて略平行に形成された複数の第1のV字溝と、
    出射面に所定間隔を空けて略平行に形成され、かつ、第1のV字溝と所定角度をなすように形成された複数の第2のV字溝と、
    前記第1のV字溝と前記第2のV字溝とで囲まれた部分で、略切断角錐状に形成された複数のリブとを備え、
    前記リブの側面の傾斜角を、入射面に対して略直角に入射した光を全反射される角度に形成したことを特徴とする拡散シート。
  2. 前記第1のV字溝及び前記第2のV字溝の内部に、前記第1の光透過性の樹脂より低い屈折率を有する第2の光透過性の樹脂が充填され、
    前期第2の光透過性の樹脂中には、球状の光吸収体を分散させたことを特徴とする請求項1に記載の拡散シート。
  3. 隣り合う前記第1のV字溝の谷間の距離である溝ピッチと、隣り合う前記第2のV字溝の谷間の距離である溝ピッチは実質的に同一であり、
    前記第1のV字溝と前記第2のV字溝とがなす角度α(°)は、前記溝ピッチP(mm)と次の関係を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の拡散シート。
    Figure 2004093588
  4. 前記光を拡散する拡散層を、前記拡散シートの入射面側に備え、
    前記拡散層で拡散された前記光の1/10利得に相当する拡散光を含み、前記拡散シートの面の法線となす角を最小とする領域の境界面が前記法線となす角度である拡散角度ε(°)が、次の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の拡散シート。
    Figure 2004093588
    但し、ψは前記リブの側面の拡散シートの面に対する傾斜角度(°)、n1は第1の光透過性樹脂の屈折率、n2は第2の光透過性樹脂の屈折率を示す。
  5. 前記拡散層は、前記溝ピッチより小さいピッチで水平方向または垂直方向に形成されたレンチキュラーレンズであることを特徴とする請求項4に記載の拡散シート。
  6. 前記拡散層は、拡散剤を分散させて形成された層であることを特徴とする請求項4に記載の拡散シート。
  7. 出射面側に拡散シート自体を自立可能とする透明支持体を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の拡散シート。
  8. 前記透明支持体は拡散機能を有することを特徴とする請求項7に記載の拡散シート。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の拡散シートの入射面側にフレネルレンズを備えて形成された透過型スクリーン。
  10. 前記フレネルレンズは全反射型のフレネルレンズであることを特徴とする請求項9に記載の透過型スクリーン。
  11. 前記フレネルレンズは、前記拡散シートの入射面側に1体に形成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の透過型スクリーン。
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