JP2004093182A - 電動パワーステアリング用トルクセンサ - Google Patents

電動パワーステアリング用トルクセンサ Download PDF

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Mamoru Ichikawa
市川 守
Kohei Yamanaka
山中 公平
Taketo Nakagawa
中川 武人
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Abstract

【課題】走行路面やエンジンからの振動に基づくコイルハーネスの疲労による劣化を防止できると共に、コイルハーネスによる組み付け作業性の悪化およびセンサ基板に対する回路接続状態の悪化を防止することができる電動パワーステアリング用トルクセンサの提供。
【解決手段】トルク検出用コイル8および温度保証用コイル9とセンサ基板12との間に両コイルハーネス8a、9aの中間部を所定の方向性を持たせて支持するガイド部材13が設けられ、ガイド部材は13は、上部ハウジング110内と配線ボックス140内との間を連通する連通穴143に対し挿入係止させた状態で取り付けられる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に装備されるトルクセンサに関し、特に、組み付け時におけるコイルハーネスの絡み防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動パワーステアリング用トルクセンサとしては、例えば、特開2002−71467号公報に記載されているようなものが開示されている。
即ち、この従来の電動パワーステアリング用トルクセンサは、入力軸に入力される回転トルクに対する透磁率の変化を検出する円筒状の多重巻コイル(検出コイル)と、該多重巻コイル等により構成されるトルクセンサ部分の外周を覆う状態に設けられると共に前記多重巻コイルが固定されるハウジングと、該ハウジングの一側に連設されていて前記センサ基板が収容固定される配線ボックスと、前記ハウジング内と配線ボックス内との間を連通する連通穴と、が設けられ、該連通穴から引き出された多重巻コイルからのコイルハーネスを配線ボックス内において検出回路の基板(センサ基板)に対し回路接続する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例においては、上述のように、コイルハーネスの中間部はフリーの状態のままであるため、以下に述べるような問題点があった。
【0004】
即ち、センサ基板に対するコイルハーネスの回路接続は、配線ボックス内にセンサ基板を収容固定する前の段階で行われ、コイルハーネスの回路接続が終了した状態でセンサ基板の配線ボックス内への収容固定が行われるようになっているため、コイルハーネスは、長めに形成しておく必要があり、このため、センサ基板を配線ボックス内に収容固定した状態では、コイルハーネスの中間部が大きく弛んだ状態になるため、走行路面やエンジンからの振動によりコイルハーネスの中間部が揺れ動き、これにより、コイルハーネスの疲労による劣化が早まるという問題点がある。
【0005】
また、センサ基板を配線ボックス内に収容固定する際に弛んだコイルハーネスが不規則的に折れ曲がることで、該コイルハーネスがセンサ基板を組み付ける際の障害になる等、組み付け作業性を低下させる要因になると共に、センサ基板に対するコイルハーネスの回路接続部分に余分な応力が作用し、センサ基板に対する回路接続状態を悪化させる恐れがある等の問題点がある。
【0006】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、走行路面やエンジンからの振動に基づくコイルハーネスの疲労による劣化を防止できると共に、コイルハーネスによる組み付け作業性の悪化およびセンサ基板に対する回路接続状態の悪化を防止することができる電動パワーステアリング用トルクセンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載の電動パワーステアリング用トルクセンサは、検出コイルとセンサ基板との間にコイルハーネスの中間部を所定の方向性を持たせて支持するガイド部材が設けられていることを特徴とする手段とした。
【0008】
請求項2記載の電動パワーステアリング用トルクセンサは、請求項1記載の電動パワーステアリング用トルクセンサにおいて、前記ハウジング内と配線ボックス内との間を連通する連通穴が設けられ、前記ガイド部材は 前記連通穴に対し挿入係止させた状態で取り付けられるように構成されていることを特徴とする手段とした。
【0009】
【作用および効果】
この発明請求項1記載の電動パワーステアリング用トルクセンサでは、上述のように構成されるため、配線ボックス内へのセンサ基板の組み付けにより全体的に弛んでいたコイルハーネスの中間部が、検出コイルとセンサ基板との間に設けられたガイド部材により所定の方向性を持たせた状態で支持された状態となる。従って、走行路面やエンジンからの振動によるコイルハーネスの中間部の揺れ動きが防止され、これにより、コイルハーネスの疲労による劣化を防止できるようになるという効果が得られる。
【0010】
また、コイルハーネスの中間部がガイド部材により所定の方向性をもって支持されることで、配線ボックス内にセンサ基板を収容固定する際にコイルハーネスが不規則的に折れ曲がることが防止されるため、該コイルハーネスがセンサ基板を組み付ける際の障害になることや、センサ基板に対するコイルハーネスの回路接続部分に余分な応力を作用させることが防止される。
従って、コイルハーネスによる組み付け作業性の悪化およびセンサ基板に対する回路接続状態の悪化を防止することができるようになるという効果が得られる。
【0011】
請求項2記載の電動パワーステアリング用トルクセンサは、請求項1記載の電動パワーステアリング用トルクセンサにおいて、前記ガイド部材を、ハウジング内と配線ボックス内との間を連通する連通穴に対し挿入係止させた状態で取り付けられるようにしたことで、ガイド部材の組み付け作業性を高めることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の実施の形態の構成を図1、2に基づいて説明する。
図1は、電動パワーステアリング用トルクセンサTSを示す縦断側面図、図2は電動パワーステアリング用トルクセンサTSを示す正面図であり、両図において、1はハウジング、2は入力軸(第2回転軸)、3は出力軸(第1回転軸)、4はトーションバー(弾性体)、5は被包囲部材、6はトルク検出側包囲部材、7は温度補償側包囲部材、8はトルク検出用コイル(検出コイル)、9は温度補償用コイル(検出コイル)、10はスペーサ、11はベース部材、12はセンサ基板、13はガイド部材、14は出力軸側ウォームホイール、15はモータ軸側ウォームシャフトを示す。
【0013】
さらに詳述すると、前記ハウジング1は、前記電動パワーステアリング用トルクセンサTS部分が主に収容される上部ハウジング110と、減速ギヤG部分が主に収容される中央ハウジング120と、ラックR&ピニオンP部分が主に収容される下部ハウジング130とに分割形成されていて、それぞれ軸方向に組み付けることにより1つのハウジング1が構成されるようになっている。そして、前記入力軸2および出力軸3は、前記各ハウジング110、120、130内に軸受けベアリング1a、1b、1cを介してそれぞれ回転自在に支持された状態で、同軸に配置されている。
【0014】
前記トーションバー4は、前記入力軸2の軸心穴2a内に回転可能に挿入され、その一端が軸心穴2aの奥側で入力軸2に固定される一方、もう一端側は出力軸3の軸心穴3aにスプライン結合されている。
【0015】
そして、前記入力軸2には、図外のステアリングホイールが連結されていて、このステアリングホイールの操舵力が、入力軸2、トーションバー4、および、出力軸3を経由し、出力軸3の一端に設けられたラックR&ピニオンPによりラックRの直線運動に変換され、図外の左右前輪に伝達されるようになっている。
【0016】
前記被包囲部材5は、前記トルク検出用コイル8および温度補償用コイル9で発生する磁界の磁路を構成するものであり、このためステンレス等の磁性材料で焼結加工により形成され、上部ハウジング110内において出力軸3の上端部(入力軸2側端部)に本体部31とは環状段部32を形成して設けられた小径部33の外周に圧入結合されている。
【0017】
前記トルク検出用コイル8は、インピーダンス変化に基づいて入力軸2と出力軸3との間に作用するトルクを検出するためのもので、被包囲部材5の入力軸2側の面と軸方向に対面する状態でその上面および内外周両側面を包囲する磁性材料からなるヨーク部材80を介してハウジング1側に固定されていて、該ヨーク部材80および被包囲部材5を磁路とする磁界を発生させる。
【0018】
前記温度補償用コイル9は、前記トルク検出用コイル8でトルクを検出する際に温度変化に基づく検出値の変動を修正するためのもので、被包囲部材5の出力軸3側の面と軸方向に対面する状態でその下面および内外周両側面を包囲する磁性部材からなるヨーク部材90を介してハウジング1側に固定されていて、該ヨーク部材90および被包囲部材5を磁路とする磁界を発生させる。
【0019】
前記トルク検出側包囲部材6は、内周側を入力軸2側に固定した状態で、前記被包囲部材5とトルク検出用コイル8との間に介装されている。そして、このトルク検出側包囲部材6には、図示は省略したが、前記被包囲部材5における切欠部および非切欠部の数に対応し軸方向に貫通する窓部(切欠部)が円周方向所定間隔のもとに複数形成されている。なお、各窓部の周方向幅が被包囲部材5の非切欠部と同一幅に形成されている。
【0020】
即ち、トルク検出側包囲部材6の切欠部および非切欠部と前記被包囲部材5の切欠部および非切欠部との重なり具合の変化をインピーダンス変化に基づいて検出することにより入力軸2と出力軸3との間に発生するトルクを検出するためのものであり、このため、トルク検出側包囲部材6はアルミニウム等の導電性かつ非磁性材料で形成されている。
【0021】
前記温度補償用包囲部材7はその内周側は出力軸3側には固定されないフリーの状態で温度補償用包囲部材7の外周に形成される外筒部73とトルク検出側包囲部材6の外筒部63とが互いに軸方向に延長され一体に連結することにより、トルク検出側包囲部材6と一体に回動するように構成されている。
なお、温度補償用包囲部材7内周側から温度補償用コイル9の下部に至るまでの出力軸3の外周には、温度補償用包囲部材7と同一材料の円筒部材74が圧入されており、温度補償用コイル9から出力軸3への磁界の逃げを防止して磁界を安定させるようになっている。
【0022】
そして、図示を省略したが、トルク検出側包囲部材6の窓部と温度補償側包囲部材7の窓部とが回動角で22.5度ずれた状態に配置されると共に、入力軸2側に回転力が加わっていないトルク値0の状態で、トルク検出側包囲部材6の各窓部と温度補償側包囲部材7の各窓部との間における各非切欠部の幅が被包囲部材5の各非切欠部の周方向幅と同一幅に形成された状態となっており、この幅部分に被包囲部材5の各非切欠部が丁度軸方向に重なる状態に配置されている。
【0023】
また、温度補償側包囲部材7は、各窓部の軸心側がそれぞれ軸心穴と連通する切り欠き状に形成されることにより、前記被包囲部材5が軸方向に通過可能となっている。
【0024】
前記スペーサ10は、トルク検出用コイル8側のヨーク部材80と温度補償用コイル9側のヨーク部材90との軸方向間隔を決定するために介装されるもので、非導電性部材である合成樹脂材料(PPS)で円筒状に形成されている。
そして、このスペーサ10は、中央ハウジング120内において位置決め固定された状態で組み付けられた前記ベース部材11に対し位置決め固定されることにより、トルク検出用コイル8とトルク検出側包囲部材6、および、温度補償用コイル9と温度補償側包囲部材7との軸方向位置関係が決定されるようになっている。
【0025】
前記上部ハウジング110の一側には配線ボックス140が一体に形成されている。この配線ボックス140は、図2に示すように、横長長方形のボックスに形成され、該横長長方形の側面開口部141が蓋体142により閉じられるようになっている。また、配線ボックス140内とトルクセンサTSが収容された上部ハウジング110内との間には、トルク検出用コイル8および温度補償用コイル9からの両コイルハーネス8a、9aを配線ボックス140内に引き込むために略方形の連通穴143が形成されている。
【0026】
また、配線ボックス140の内周側面で深さ方向中途部には、前記センサ基板12ををねじ止め固定するための取付段部144が形成されている。
前記センサ基板12には、両コイルハーネス8a、9aが半田付けにより回路接続されると共に、配線ボックス140外に引き出されるセンサハーネス15が半田付けにより回路接続されるようになっている。
【0027】
前記ガイド部材13は、トルク検出用コイル8および温度補償用コイル9とセンサ基板12との間に前記両コイルハーネス8a、9aの中間部を所定の方向性を持たせて支持する役目をなすもので、この発明の実施の形態では、前記連通穴143に対し挿入係止させた状態で取り付けられるようになっている。
このガイド部材13の構成を、図3〜7(図3はガイド部材13を示す斜視図、図4は同正面図、図5は同背面図、図6は同平面図、図7は同右側面図)に基づいて詳細に説明する。
【0028】
このガイド部材13は、その上縁部と左右両側下端縁部に連通穴143の配線ボックス140側開口縁部に係止可能な係止部131、132、133を備え、その背面側には、連通穴143から配線ボックス140内に引き込まれる両コイルハーネス8a、9aの中間部を所定の方向性を持たせて支持する略T字状の案内支持溝134が形成されている。そして、略T字状の案内支持溝134における水平方向溝部134aが形成された部分が、連通穴143の開口横幅よりは長く形成されることにより、案内支持溝134の左右両端部と配線ボックス140の内底面との間で両コイルハーネス8a、9aの中間部が所定の方向性をもって支持されるようになっている。
【0029】
また、ガイド部材13の背面側には、連通穴143内の上側縁部に挿入される挿入片135と、左右両側縁部下端側に挿入係止するための係止片136、137が突出形成されている。この係止片136、137は、連通穴143の開口形状になじむようにそれぞれ上下に分割形成されると共にその先端外面に抜け止め突起136a、137aが形成されている。また、ガイド部材13の下縁部には連通穴143の下側開口縁部に形成される角部にコイルハーネス9aが当接するのを防止するための保護壁138が突出形成されている。なお、このガイド部材13は、合成樹脂により一体成型されている。
【0030】
次に、ガイド部材13およびセンサ基板12の組み付け手順を図8〜11(図8は両コイルハーネス8a、9aを連通穴143から配線ボックス140内に引き込んだ状態を示す要部の縦断側面図、図9は同正面図、図10はガイド部材13を取り付けた状態を示す要部の縦断側面図、図11は、センサ基板12に対する両コイルハーネス8a、9aおよびセンサハーネス15の回路接続状態を示す要部の横断底面図)に基づいて説明する。
【0031】
まず、図8、9に示すように、両コイルハーネス8a、9aを連通穴143から配線ボックス140内に引き込んだ後、図10に示すように、ガイド部材13を連通穴143に装着する。このガイド部材13の装着に際しては、両コイルハーネス8a、9aをガイド部材13の背面側に形成された案内支持溝134における水平方向溝部134aの左右いずれか一方(この発明の実施の形態ではセンサハーネス15の配線ボックス140内への引き込み方向(左側)とは反対の右側部分)に沿わせると共に、該案内支持溝134の右側端部と配線ボックス140の内底面との間で両コイルハーネス8a、9aの中間部を所定の方向性をもって支持する状態で組み付けが行われる。
【0032】
次に、図11に示すように、センサ基板12の左側側縁部にセンサハーネス15を半田付けにより回路接続すると共に、両コイルハーネス8a、9aを左方向に折り曲げてセンサ基板12の略中間部に半田付けにより回路接続した後、センサ基板12を、配線ボックス140の内周側面で深さ方向中途部に形成された取付段部144に対しねじ止め固定することにより、図1、2に示すように、ガイド部材13およびセンサ基板12の組み付けを完了する。
【0033】
以上詳細に説明してきたように、この発明の実施の形態の電動パワーステアリング用トルクセンサによれば、上述のように、配線ボックス140内へのセンサ基板12の組み付けにより全体的に弛みを生じる両コイルハーネス8a、9aの中間部を、連通穴143に装着したガイド部材13により所定の方向性を持たせた状態で支持された状態にできるため、走行路面やエンジンからの振動による両コイルハーネスの中間部の揺れ動きが防止される。
従って、両コイルハーネス8a、9aの疲労による劣化を防止できるようになるという効果が得られる。
【0034】
また、両コイルハーネス8a、9aの中間部がガイド部材13により所定の方向性をもって支持されることで、配線ボックス140内にセンサ基板12を収容固定する際に両コイルハーネス8a、9aが不規則的に折れ曲がることが防止されるため、該両コイルハーネス8a、9aがセンサ基板12を組み付ける際の障害になることや、センサ基板12に対する両コイルハーネス8a、9aの回路接続部分に余分な応力を作用させることが防止される。
従って、両コイルハーネス8a、9aによる組み付け作業性の悪化およびセンサ基板に対する回路接続状態の悪化を防止することができるようになるという効果が得られる。
【0035】
また、ガイド部材13を、上部ハウジング110内と配線ボックス140内との間を連通する連通穴143に対し挿入係止させた状態で取り付けられるようにしたことで、ガイド部材13の組み付け作業性を高めることができるようになるという効果が得られる。
また、ガイド部材13の下縁部には連通穴143の下側開口縁部に形成される角部にコイルハーネス9aが当接するのを防止するための保護壁138を突出形成させた構成としたことで、コイルハーネス9aの損傷を防止できるようになるという効果が得られる。
【0036】
また、ガイド部材13の裏面に形成される案内支持溝134を略T字状に形成し、両コイルハーネス8a、9aの引き出し方向を2方向のいずれかに設定可能に形成したことで、配線ボックス140内におけるセンサ基板12や配線ボックス140からのセンサハーネス15の引き出し方向等の仕様の変更に対応できるようになる。
【0037】
以上発明の実施の形態を図面により説明したが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、発明の実施の形態では、入力軸2側に包囲部材を設け、出力軸3側に被包囲部材を設けたが、逆であってもよい。
【0038】
また、発明の実施の形態では、両コイルハーネス8a、9aの中間部を所定の方向性を持たせて支持するガイド部材13を、上部ハウジング110内と配線ボックス140内との間を連通する連通穴143に対し挿入係止させた状態で取り付ける構造としたが、その他に、例えば、スペーサ10にガイド部材を組み付けもしくは一体に形成するようにしてもよい。
【0039】
次に、上述の発明の実施の形態から把握される請求項以外の好ましい形態について説明する。
(イ)請求項1において、前記ガイド部材は、前記検出コイルをハウジングに固定するための固定部材に一体に設けられていることを特徴とする手段とした。
このように構成することにより、部品点数の減少により、組み付け作業性を高めることができるようになる。
【0040】
(ロ)請求項2において、前記ガイド部材は、前記連通穴から配線ボックス内へのコイルハーネスの引き出し方向を異にする複数の案内支持溝を備えていることを特徴とする手段とした。
このように構成することにより、配線ボックス内におけるセンサ基板や配線ボックスからのセンサハーネスの引き出し方向等の仕様の変更に対応できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の電動パワーステアリング用トルクセンサを示す縦断側面図である。
【図2】発明の実施の形態の電動パワーステアリング用トルクセンサを示す正面図である。
【図3】ガイド部材を示す斜視図である。
【図4】ガイド部材を示す正面図である。
【図5】ガイド部材を示す背面図である。
【図6】ガイド部材を示す平面図である。
【図7】ガイド部材を示す右側面図である。
【図8】両コイルハーネスを連通穴から配線ボックス内に引き込んだ状態を示す要部の縦断側面図である。
【図9】両コイルハーネスを連通穴から配線ボックス内に引き込んだ状態を示す要部の正面図である。
【図10】ガイド部材を取り付けた状態を示す要部の縦断側面図である。
【図11】センサ基板に対する両コイルハーネスおよびセンサハーネスの回路接続状態を示す要部の横断底面図である。
【符号の説明】
TS 電動パワーステアリング用トルクセンサ
1 ハウジング
110 上部ハウジング(ハウジング)
120 中央ハウジング(ハウジング)
130 下部ハウジング(ハウジング)
140 配線ボックス
143 連通穴
2 入力軸(第2回転軸)
3 出力軸(第1回転軸)
4 トーションバー(弾性体)
5 被包囲部材
6 トルク検出側包囲部材
7 温度補償側包囲部材
8 トルク検出用コイル(検出コイル)
8a センサハーネス
80 ヨーク部材
9 温度補償用コイル(検出コイル)
9a センサハーネス
90 ヨーク部材
12 センサ基板
13 ガイド部材

Claims (2)

  1. 第1回転軸と第2回転軸との間に介装された弾性体と、
    前記第1回転軸側に固定されていて少なくとも軸方向一側面に円周方向所定間隔のもとに切欠部が複数形成された磁性材料よりなる被包囲部材と、
    該被包囲部材における切欠部が形成された側面と軸方向に対向する状態で前記第2回転軸側に固定されていて前記被包囲部材における切欠部に対応し軸方向に貫通する切欠部が円周方向所定間隔のもとに複数形成された導電性かつ非磁性材料よりなる包囲部材と、
    該包囲部材側に軸方向に対向する状態で設けられていて前記被包囲部材の切欠部および非切欠部と包囲部材の切欠部との重なり具合の変化をインピーダンス変化に基づいて検出することにより前記第1回転軸と第2回転軸との間に発生するトルクを検出する検出コイルと、
    該検出コイルを包囲する磁性材料からなるヨーク部材と、
    前記検出コイルからのコイルハーネスが回路接続されるセンサ基板と、
    少なくとも前記被包囲部材、包囲部材、検出コイルおよびヨーク部材の外周を覆う状態で設けられると共に前記検出コイルおよびヨーク部材が固定されるハウジングと、
    該ハウジングの一側に連設されていて前記センサ基板が収容される配線ボックスと、
    を備えた電動パワーステアリング用トルクセンサにおいて、
    前記検出コイルとセンサ基板との間に前記コイルハーネスの中間部を所定の方向性を持たせて支持するガイド部材が設けられていることを特徴とする電動パワーステアリング用トルクセンサ。
  2. 前記ハウジング内と配線ボックス内との間を連通する連通穴が設けられ、
    前記ガイド部材は 前記連通穴に対し挿入係止させた状態で取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング用トルクセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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