JP2004090370A - 透明レトルト処理用積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】最外層である二軸延伸ポリアミドフィルム、中間層である二軸延伸ポリエステルフィルム、および、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して、順次積層される積層体であって、前記の最外層が、層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を0.01〜10重量%含むポリアミド樹脂からなり、かつ、最内層が、エチレン樹脂を10〜20重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体樹脂80〜85部とエチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン共重合体群から選ばれるゴム成分15〜20部からなる透明レトルト処理用積層体を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明レトルト処理用積層体に関し、さらに詳しくは、透明性、耐熱性、耐圧性、耐水性、耐ピンホール性、耐突き刺し性、耐寒衝撃性、酸素ガス、水蒸気等の透過を防止するバリア性に優れ、レトルト処理の熱処理に耐えると共に層間剥離が認められず、内容物の味覚、品質等の変質を起こさない官能的に極めて優れる等の種々の特性に優れた透明レトルト処理用積層体に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来から、レトルト処理に耐える軟包装用フィルム(以下、「レトルトパウチ」という。)は、レトルト処理の熱処理に耐える延伸ポリエステル、または、延伸ナイロンのフィルムに必要によっては絵柄印刷層を設け、バリア層としてアルミニウム箔と、ヒートシール層として高密度ポリエチレン、または、ポリプロピレンを主成分とするフィルムとを、反応硬化型の耐熱接着剤層を介して積層したフィルムが用いられている。
従来のレトルトパウチは、中間層に高い酸素バリア層を有するアルミ箔を有する層構成、例えば、二軸延伸ポリエステルフィルム/二軸延伸ポリアミドフィルム/アルミニウム箔/ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム/アルミニウム箔/二軸延伸ポリアミドフィルム/ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム/アルミニウム箔/ポリプロピレンフィルムのような仕様のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アルミニウム箔をバリア層とする従来のレトルト包装用フィルムは、内容物が見えないため販売促進効果が乏しいという問題点があった。
また、電子レンジで使用するような場合、アルミニウム箔の利用を避けなければならないという問題点がある。
また、アルミニウム箔は、包装材料の環境問題から環境破壊の元凶の一つであるとされ、その使用が避けられているものである。
また、アルミニウム箔を使用した包装材は、シール不良の確認や金属探知機を使用した異物の検査を行うことができないという問題点がある。
一方、内容物が見えるようにするため、上記のような仕様の層構成から不透明なアルミニウム箔を除き、反応硬化型の耐熱接着剤層を介して積層したフィルムを用いて種々の透明レトルトパウチが提案され、使用されている。
透明レトルト処理用積層体の層構成として、例えば、二軸延伸ポリエステルフィルム/二軸延伸ポリアミドフィルム/ポリプロピレンフィルム、無機物の蒸着層等のバリア層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルム/二軸延伸ポリアミドフィルム/ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム/MXDナイロンフィルム/ポリプロピレンフィルムのような仕様のものである。
しかしながら、上記のような透明レトルト処理用積層体では、金属アルミニウム箔をバリア層として使用する積層体からなるレトルトパウチと比較してレトルト処理後に二軸延伸ポリアミドフィルムよりモノマーや添加剤等の低分子量成分が内容物に接する面に移行するため、香味等のバリア性に劣るという問題点があった。
また、二軸延伸ポリアミドフィルム由来の低分子量成分の透過を防止するために、透明レトルト処理用積層体の層構成を二軸延伸ポリアミドフィルム/二軸延伸ポリエステルフィルム/ポリプロピレンフィルムの仕様としても、香味等のバリア性の改善は望めるものの、二軸延伸ポリアミドフィルムと二軸延伸ポリエステルフィルムの層間強度が弱いため、レトルト処理後に二軸延伸ポリアミドフィルム層と二軸延伸ポリエステルフィルム層との層間で剥離(デラミネーション)を生じ、また、耐衝撃性に劣る等の積層体の物性強度面に問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、上記の課題を解決するために、鋭意研究の結果、本発明は、最外層である二軸延伸ポリアミドフィルム、中間層である二軸延伸ポリエステルフィルム、および、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して、順次積層される積層体であって、前記の最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムが、層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を0.01〜10重量%含むポリアミド樹脂からなり、かつ、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムが、エチレン樹脂を10〜20重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体樹脂80〜85部とエチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン共重合体群から選ばれるゴム成分15〜20部からなることを特徴とする透明レトルト処理用積層体を用いてレトルトパウチを製造したところ、レトルト処理等の加工に伴う熱処理を施しても、透明性、耐熱性、耐圧性、耐水性、耐ピンホール性、耐突き刺し性、耐寒衝撃性、酸素ガス、水蒸気等の透過を防止するバリア性に優れ、レトルト処理の熱処理に耐えると共に層間剥離が認められず、内容物の味覚、品質等の変質を起こさない官能的に極めて優れる等の種々の特性に優れた透明レトルト処理用積層体を製造し得ることができることを見いだすに至った。
上記において、前記の最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムの中間層側のラミネート面が、ポリウレタン樹脂による易接着処理面からなり、かつ、最外層と中間層の層間のラミネート強度が、レトルト殺菌処理後、4N/15mm巾以上15N/15mm巾以下(乾燥状態)であることを特徴とする透明レトルト処理用積層体を提供することができる。
また、前記の中間層である二軸延伸ポリエステルフィルムが、少なくとも片面にバリア層として、バリア樹脂層ないし無機蒸着層を形成することを特徴とする透明レトルト処理用積層体を提供することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
上記の本発明にかかる透明レトルト処理用積層体について図面等を用いて本発明の実施の形態を以下に詳しく説明する。
まず、図1は、本発明にかかる透明レトルト処理用積層体の一例を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の積層体は、外側より二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、および、未延伸ポリプロピレンフィルムとを順次積層し、二軸延伸ポリアミドフィルムの二軸延伸ポリエステルフィルム層側のラミネート面に易接着コート層を設け、各層間をドライラミネート用接着剤層を介して積層体を構成するものである。
前記の二軸延伸ポリアミドフィルムが、層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を0.01〜10重量%含むポリアミド樹脂から製膜されたフィルムからなるである。
前記の未延伸ポリプロピレンフィルムが、エチレン樹脂を10〜20重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体樹脂80〜85部とエチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン共重合体群から選ばれるゴム成分15〜20部から構成されるものである。
【0006】
図2は、本発明の別態様の透明レトルト処理用積層体の一例を示す断面図である。
図2に示すように、本発明の積層体は、外側より図1で使用する二軸延伸ポリアミドフィルム、バリア樹脂層ないし無機蒸着層からなるバリア層を設ける二軸延伸ポリエステルフィルム、および、図1で使用する未延伸ポリプロピレンフィルムとが順次積層され、二軸延伸ポリアミドフィルムのラミネート面に易接着コート層を設け、各層間をドライラミネート用接着剤層を介して積層体を構成するものである。
【0007】
以下に、透明レトルト処理用積層体を構成する材料、製造法について更に詳細に説明する。
本発明にかかる透明レトルト処理用積層体を構成する最外層であるポリアミドフィルムの好ましい材料としては、例えば、MXDナイロン6フィルム、MXDナイロン樹脂とナイロン46、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、その他等の各種のポリアミド系樹脂との2ないし3層以上からなる多層積層フィルム、あるいは、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体と上記のナイロン46、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、その他等の各種のポリアミド系樹脂との2ないし3層以上からなる多層積層フィルムを使用することができる。
中でも、6−ナイロンを使用することがコストパフォーマンスに優れるため望ましい。
【0008】
本発明において、上記のポリアミドフィルムには、ポリアミド樹脂に層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を添加することが必要である。
本発明にかかるポリアミドフィルムには、ポリアミド樹脂に層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を添加することによって、フィルム強度、耐ピンホール性、レトルト耐性、ガスバリア性を向上させることができるという利点を有する。
ポリアミド樹脂に添加する層状珪酸塩としては、例えば、モンモリロナイト、バイデライト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト等のスメクタイト族、バーミキュライト等のバーミキュライト族、フッ素雲母、白雲母、パラゴナイト金雲母、黒雲母、レピドライト等の雲母族、マーガライト、クリントナイト、アナンダイト等の脆雲母族、ドンバサイト、スドーアイト、クッケアイト、クリノクロア、シャモサイト、ニマイト等の緑泥石族が好ましい。
これら層状珪酸塩の中でも有機溶剤、または、無機溶剤に浸漬することで膨潤又は劈開するもの(以下「膨潤性珪酸塩」という。)が、特に優れたバリアー性と耐水性に優れるためより好ましいものである。
ここで、膨潤とは、大過剰の有機溶媒あるいは無機溶媒に浸漬した際、X線回折法で見た層相互の間隔が広がるものをいう。
劈開とは、同様の操作を加えた場合、層相互の間隔を示すピークが、小さくなる又は消滅するような挙動を示すものをいう。
ポリアミド樹脂に添加する膨潤性フッ素雲母系鉱物としては、例えば、層間にリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属がインターカレートされて製造されたものである。
上記の膨潤性フッ素雲母系鉱物を添加したポリアミド樹脂から製膜されたフィルムは、フィルム強度、耐レトルト性、バリア性、白色度に優れるという利点を有する。
本発明におけるポリアミド樹脂と層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を混合しフィルムに製膜する方法としては、例えば、ポリアミドのモノマー中に、ポリアミド樹脂と層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を所定量混合し、十分に分散後、溶融し、押出機等でフィルムに製膜することができる。
層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物としては、ポリアミド樹脂に10〜0.01重量%の範囲で添加することが必要である。
この配合量が0.01重量%未満では本発明の効果が小さく、10重量%を超える場合には靭性が低下するので好ましくない。
【0009】
本発明にかかる易接着処理面とは、最外層であるポリアミドフィルムの中間層であるポリエチルテレフタレートフィルム層側のラミネート面において、ポリウレタン樹脂に、メラミン樹脂、および、ポリイソシアネート等の硬化剤を配合し、架橋反応させて得られた樹脂組成物からなる層である。
前記の易接着処理面を設けることにより、中間層であるポリエチルテレフタレートフィルム層との密接着性を高め、その結果、最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムと中間層側であるポリエチレンテレフタレートフィルム層との層間のラミネート強度が、レトルト殺菌処理後に4N/15mm巾以上15N/15mm巾以下(乾燥状態)の範囲に保持でき、好ましいものである。
レトルト後のラミネート強度が4N/15mm巾を超えない場合は、層間強度に劣り、デラミネーションを生じるため、好ましくない。
【0010】
ポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネート類とポリオール類を反応させたものであり、ポリウレタン樹脂をプレポリマーとし、これにジオール類及びジアミン類のような活性水素を2個以上有する化合物を鎖延長剤として反応させることによっても得られる。
【0011】
本発明において用いられるポリウレタン樹脂の構成成分及び硬化剤として用いられるポリイソシアネートの代表的なものとしては、トルエンジイソシアネートやジフェニルメタンジイソシアネートなどのような芳香族ポリイソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、ブタンジイソシアネートなどのような脂肪族ポリイソシアネート及びこれらの誘導体が挙げられる。
また、反応性を調整するためにイソシアネート基を保護したものなどを用いてもよい。
【0012】
本発明において用いられるポリウレタン樹脂の構成成分であるポリオールの代表的なものとしては、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコールのようなポリエーテルポリオール、アジピン酸とエチレングリコールやブタンジオールなどを縮合させたポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール等を使用することが好ましい。
【0013】
本発明において硬化剤として用いられるメラミン樹脂の代表的なものとしては、トリメチロールメラミン樹脂、ヘキサメチロールメラミン樹脂、トリスメトキシメチルメラミン樹脂、ヘキサキスメトキシメチルメラミン樹脂等を使用することが好ましい。
【0014】
本発明の易接着処理面を有するポリアミドフィルムを製造する方法としては、例えば、ダイスからシート状に押し出した未延伸フィルム、あるいはこの未延伸フィルムを一軸方向に延伸したフィルムに、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、および、硬化剤を含有する水溶液又は水分散液を塗布した後、延伸及び熱処理する方法(インラインプリコート法)、または、二軸延伸されたポリアミドフィルムに上記のポリウレタン水溶液または水分散液を塗布し、熱処理する方法(ポストコート法)がある。
延伸方法としては、テンター式同時二軸延伸法や逐次二軸延伸法などが用いられる。
【0015】
ポリアミドフィルムを延伸した後の易処理面において、易接着層の厚みは、0.03〜0.1μmが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.08μmである。
易接着コート層が0.03μmより薄いと、十分な接着性が得られず、0.1μmより厚くするとコストがかかるため、好ましくない。
【0016】
本発明においては、易接着処理面の塗布方法は特に限定するものではなく、例えばグラビアロール法、リバースロール法、エアーナイフ法、リバースグラビア法、マイヤーバー法、インバースロール法、または、これらの組み合わせによる各種塗布方式や、各種噴霧方式などを採用することができる。
【0017】
本発明にかかる透明レトルト処理用積層体を構成するポリエステルフィルムとしては、ヒートシール時の熱に耐える耐熱性、及び、包装後外部からの物理的衝撃から包装用フィルム及び内容物を保護するために必要な耐衝撃性、場合によってはバリア性を兼ね備えているものである。
このポリエステルフィルムの材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等を好適に用いることができる。
一般的には、二軸延伸加工を施すことにより、耐熱性、耐衝撃性をさらに向上させたものが用いられる。
ポリエステルフィルムの厚さは特に限定されないが、5〜20μmのものが通常使用される。
なお、本発明においては、上記のポリエステルフィルムには、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所望の印刷絵柄を通常のインキ組成物を使用してオフセット印刷あるいはグラビア印刷、フレキソ印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷、その他等の通常の印刷法で必要に応じて基材フィルムの表面あるいは裏面に印刷が施されていてもよい。
【0018】
本発明において、中間層に設けるバリア層としては、太陽光等の光を遮光する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有するバリア性の材料を使用することができ、これは、単体の基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等であってもよい。
また、バリア層の材料としては、例えば、シリカ、アルミナ等のセラミックをPETフィルム等のプラスチックフィルムに真空蒸着又はスパッタリング等によって蒸着膜を形成して使用することができる。
セラミックとしては、この他に、酸化インジウム錫(ITO)、又は、亜鉛、錫、チタン、ジルコニウム、バナジウム、バリウム、クロム等の金属酸化物、窒化珪素、炭化珪素等が使用できる。
無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ50〜3000Å位のものを使用することが好ましく、100〜1000Å位のものが望ましい。
使用する金属の酸化物としては、1種または2種以上の混合物で使用し、異種の材質で混合した無機酸化物の蒸着膜を形成することもできる。
具体的には、本発明において、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト等のポリエステルフィルム、各種ナイロン等のポリアミド系樹脂フィルムを使用することができる。
次に、本発明において、バリア層を構成する無機酸化物の蒸着膜を形成する方法について説明すると、かかる方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を挙げることができる。
本発明において、無機酸化物の蒸着膜の形成法について具体的に説明すると、上記のような金属または金属の酸化物を原料とし、これを加熱して可撓性フィルムの上に蒸着する真空蒸着法、または原料に金属の酸化物を使用し、酸素ガス等を導入して酸化させてフィルムの上に蒸着する酸化反応蒸着法、更に酸化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式の酸化反応蒸着法等を用いて蒸着膜を形成することができる。
また、本発明においては、酸化珪素の蒸着膜を形成する場合、オルガノシロキサンを原料とするプラズマ化学気相成長法を用いて蒸着膜を形成することができる。
また、バリア樹脂層としては、塩化ビニリデン樹脂、エチレンビニルアルコール共重合樹脂をフィルムにコーティングするものが好ましい。
【0019】
次に、本発明において、ヒ−トシ−ル層について説明すると、かかる層としては、レトルト耐性に優れ、更に熱によって溶融し相互に融着し、更に、冷凍での運搬等の衝撃に耐えられるものであればよい。
具体的には、エチレン成分を10〜20%含有し、プロピレン−エチレンブロック共重合体を80〜85部含有し、これにエチレン・ブテン−1共重合体(EBM)、プロピレン共重合体ゴム(EPR)群から選ばれるゴム成分を15〜20部添加する樹脂から製膜した未延伸フィルムを使用することが好ましい。
そのフィルムの厚さとしては、10〜300μm、好ましくは、20〜100μm位が望ましい。
更に所望の添加剤を任意に添加し、充分に混練してなる組成物を、例えば、押し出し成形等により製膜してフィルムないしシートとして使用することができる。
【0020】
レトルト処理用透明積層体は、上記のフィルムを使用して常法に従って製造することができる。
例えば、ドライラミネーション法、ウェットラミネーション法、押し出しラミネーション法等により、あるいはこれらの方法を組み合わせることにより製造するこができ、中でもドライラミネーション法が好ましい。
本発明にかかるラミネート接着剤としては、例えば、ポリエステル系、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。中でも、ポリウレタン系接着剤は、耐熱性に優れるので、過酷なレトルト条件に耐えることができるため、レトルトパウチの包装材料として適したものである。
而して、上記のラミネ−ト用接着剤のコ−ティング法としては、例えば、ダイレクトグラビアロ−ルコ−ト法、グラビアロ−ルコ−ト法、キスコ−ト法、リバ−スロ−ルコ−ト法、フォンテン法、トランスファ−ロ−ルコ−ト法、その他等の方法で塗布することができる。
そのコ−ティング量としては、0.1〜10g/m2 (乾燥状態)位、より好ましくは、1〜5g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
【0021】
透明レトルト処理用積層体の各層を形成する樹脂には、本発明の目的の達成を阻害しない範囲で、滑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤のような公知の添加剤を随時添加することができる。
公知のもので衛生的に支障のないものであればそれ以外の使用も可能である。
【0022】
次に、本発明において、透明レトルト処理用積層体を使用して製袋ないし製函する方法について説明すると、例えば、包装用容器がプラスチックフィルム等からなる軟包装袋の場合、上記のような方法で製造した易開封性レトルトパウチ用積層体を使用し、ヒ−トシ−ル性フィルムの食品に接する面を対向させて、それを折り重ねるか、或いはその二枚を重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて袋体を構成することができる。
而して、その製袋方法としては、上記の透明レトルト処理用積層体を、ヒ−トシ−ル性フィルムの食品に接する面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種々の形態の包装用容器を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能であり、更に、本発明においては、上記の透明レトルト処理用積層体を使用してチュ−ブ容器等も製造することができる。
【0023】
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。なお、本発明においては、上記のような包装用容器には、例えば、ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、その他等の注出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に取り付けることができる。
【0024】
本発明において、上記のようにして製造した透明レトルトパウチは、極めて広範にわたる食品を密封、及び、殺菌することができる。
上記の透明レトルトパウチに充填し、密封するのに特に適する食品の例としては、カレー、シチューなどのレトルト食品、味噌等の調味料、こんにゃく、ちくわ、蒲鉾等の練り製品、ハム、ソーセージ等の燻製製品、ミートボール、ハンバーグ等の調理済み食品、水産加工製品、漬物、佃煮、嗜好品等の液状ないし粘体状の飲食品である。
【0025】
本発明において、上記のようにして製造した透明レトルトパウチに、食品を充填包装した包装体を、例えば、レトルト釜に入れ、温度200℃、圧力2kg/cm2 で30分間レトルト処理して、過酷な殺菌処理を行っても耐えることができ、アルミ箔を使用することなく、臭味に極めて優れ、他の必要機能である耐熱性、耐寒衝撃性、バリア性、ヒートシール性についても優れた包装製品を得ることができるものである。
【0026】
【実施例】
次に、具体的な実施例に従って本発明を更に詳しく説明する。
(実施例1)
膨潤性フッ素雲母系鉱物を1%含有し、易接着処理面として片面に厚みが0.1μmのポリウレタン系樹脂のコーティング層を設けた、厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム(以下「ON」という。)を使用した。
更に、上記で得られたONフィルムの易接着処理面側にグラビア印刷加工を行った。
一方、エチレン成分を15重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体85部と、エチレン−ブタジエンゴム15部との2種類の樹脂を使用し、Tダイ押出し成形法によりフィルム化成形製膜を行い、厚さ70μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(以下「CPP」という。)を製造した。
上記で得られた厚さ15μmのONフィルムの易接着処理面と、厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレイトフィルム(以下「PET」という。)とを対向するように重ね、ウレタン系接着剤(大日本インキ(株)製、LX703A/KR90)にて塗布量4g/m2 (乾燥状態)でドライラミネーションした。
更に、上記で得られた厚み70μmのCPPをウレタン系接着剤(大日本インキ(株)製、LX703A/KR90)にて塗布量4g/m2 (乾燥状態)でドライラミネートし、40℃×5日間エージングを行った結果、ONフィルム/易接着処理面/印刷層/接着剤層/PETフィルム/接着剤層/CPPフィルムからなる透明レトルト処理用積層体を得た。
【0027】(実施例2)
厚み12μmのPETフィルムに厚さ500Åのシリカ層(以下「SiOx」という。)を形成させた以外は、前記の実験例1と同様の材料を使用してONフィルム/易接着処理面/印刷層/接着剤層/SiOx・PETフィルム/接着剤層/CPPフィルムからなる透明レトルト処理用積層体を得た。
【0028】(比較例1)
易接着処理として片面に厚みが0.1μmのポリウレタン系樹脂のコーティング層を設けた、厚さ15μmのONフィルムを使用した。
ONフィルムのほかは、前記の実験例1と同様の材料を使用し、PETフィルム/印刷層/接着剤層/易接着処理面/ONフィルム/接着剤層/CPPフィルムからなる透明レトルト処理用積層体を得た。
【0029】(比較例2)
膨潤性フッ素雲母系鉱物を1%含有する、厚さ15μmのONフィルムを使用し、PETフィルムとラミネートする面にコロナ処理を施した。
ONフィルムのほかは、前記の実験例1と同様の材料を使用し、ONフィルム/印刷層/接着剤層/PETフィルム/接着剤層/CPPフィルムからなる透明レトルト処理用積層体を得た。
【0030】(比較例3)
エチレン成分を15重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体95部と、エチレン−ブタジエンゴム5部との2種類の樹脂を使用し、Tダイ押出し成形法によりフィルム化成形製膜を行い、厚さ70μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(以下「CPP」という。)を製造した。
CPPフィルムのほかは、前記の実験例1と同様の材料を使用し、ONフィルム/易接着処理面/印刷層/接着剤層/PETフィルム/接着剤層/CPPフィルムからなる透明レトルト処理用積層体を得た。
【0031】(実験1:官能試験)
前記の実施例1〜2及び比較例1〜3に記載の仕様の各積層体を230mm巾×300mm長さの4方シールタイプのパウチとし、内容物として、蒸留水300mlを充填して密封した。
前記のパウチの寸法は、外寸で、シール巾は、いずれも10mmとした。
充填し密封したパウチを、パウチの中心温度が120℃、30分の加熱条件としてレトルト殺菌を実施し、内容物である水の匂いを3段階で官能評価した。
結果を表1に示す。
○:香り、味に殆ど変化がなく良好なもの
△:香り、又は味に僅かに変化があるもの(但し、実用上問題ない程度)
×:香り、味に変化があり、風味が劣化しているもの
【0032】(実験2:ヒートシール強度、及び、ラミネート強度試験)
前記の実施例1〜2及び比較例1〜3に記載の仕様の各積層体を230mm巾×300mm長さの4方シールタイプのパウチとし、次いで、水道水1000mlを充填し、120℃、30分のレトルト殺菌を実施した。
レトルト殺菌を実施後の包装用袋において、MD方向およびTD方向のヒートシール強度、および、ONフィルム/PETフィルム間(またはPETフィルム/ONフィルム間)のラミネート強度をそれぞれ測定した。
ここで、MD方向とは、成形する時のフィルムの送り方向であり、TD方向とは、MD方向と直角の方向である。
MD方向のヒートシール強度は、包装用袋の縦辺のヒートシール部を含んだ試験片を幅15mmで切出し、これをMD方向と平行に、引張ることによって測定される。
また、TD方向のヒートシール強度は、横辺のヒートシール部を含んだ試験片を幅15mmで切り出し、これをTD方向と平行に引張ることによって測定される。
したがって、長さ10mm、幅15mmのシール部を、長さ方向に沿って引っ張った時のシール強度が測定される。
ラミネート強度は、引張試験機(オリエンテック社製)を用いて、50mm/分の引張速度で測定した。
ヒートシール強度は、引張試験機(オリエンテック社製)を用いて、300mm/分の引張速度で測定した。
結果を表1に示す。なお、表1中には、15mm当たりのヒートシール強度(単位:N/15mm)を記載した。
【0033】(実験3:落下試験)
前記の実施例1〜2及び比較例1〜3に記載の仕様の各積層体を230mm巾×300mm長さの4方シールタイプのパウチとし、次いで、水道水1000mlを充填し、120℃、30分のレトルト殺菌を実施した。
レトルト殺菌を実施した後、3℃にて一週間冷蔵保存した。
冷蔵保存後のサンプルを平積みで10袋重ねた状態で段ボールに梱包して、コンクリートの床上100cmの高さから、連続で10回の垂直落下を行った後、破袋の有無を確認した。結果を表1に示す。
なお、表1中には、破袋数/n(n:落袋試験に用いた袋の数)を記載した。
【0034】(実験結果)
【表1】
【0035】
上記の表1に示すテスト結果から明らかなように、実施例1〜2にかかるものは、レトルト処理後の内容物にフィルム臭の移行がなく、臭味、ラミネート強度、シール強度、耐衝撃性等の物性に優れるものであった。
これに対し、比較例1にかかるものは、レトルト処理後の内容物よりナイロン臭があり、ラミネート強度に劣るものであった。
比較例2にかかるものは、シール強度、ラミネート強度、耐衝撃性等の物性強度に著しく劣るものであり、比較例3にかかるものは、耐寒衝撃性に劣るものであった。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の透明レトルト処理用積層体によれば、最外層である二軸延伸ポリアミドフィルム、中間層である二軸延伸ポリエステルフィルム、および、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して、順次積層される積層体であって、前記の最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムが、層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を0.01〜10重量%含むポリアミド樹脂からなり、かつ、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムが、エチレン樹脂を10〜20重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体樹脂80〜85部とエチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン共重合体群から選ばれるゴム成分15〜20部からなることを特徴とする透明レトルト処理用積層体を製造し、更に、該積層体を使用し、これを製函してレトルトパウチを製造し、次いで、その開口部から内容物を充填し、更に、その開口部を密閉して包装半製品を製造し、次いで、該包装半製品を、温度110℃〜130℃位、圧力1〜3kgf/cm2・G位で20〜60分間くらい加圧加熱殺菌等のレトルト処理を施してレトルト処理包装体を製造したところ、レトルト処理後の内容物にフィルム臭の移行がなく、臭味に非常に優れ、レトルト処理等の熱処理に耐えると共に、ヒートシール性、耐寒衝撃性に優れ、耐ピンホール性、耐突き刺し性、食品衛生性、その他等の諸物性にも優れる透明レトルト処理用包装製品を提供することができる。
また、本発明の透明レトルト処理用積層体において、前記の最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムの中間層側のラミネート面が、ポリウレタン樹脂による易接着処理面からなり、かつ、最外層と中間層の層間のラミネート強度が、レトルト殺菌処理後、4N/15mm巾以上15N/15mm巾以下(乾燥状態)であることを特徴とする積層体とすることにより、デラミネーションがなく、層間強度に優れた包装製品を提供することができる。
また、本発明の透明レトルト処理用積層体において、前記の二軸延伸したポリエステルフィルムが、少なくとも片面にバリア樹脂層ないし無機蒸着によるバリア層が形成されていることにより、酸素ガス、水蒸気等のバリア性に優れる透明レトルト処理用包装製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる透明レトルト処理用積層体の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の別態様の透明レトルト処理用積層体の一例を示す断面図である。
【図3】従来技術による透明レトルト処理用積層体の一例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を含有する二軸延伸ポリアミドフィルム
2 二軸延伸ポリエステルフィルム
3 未延伸ポリプロピレンフィルム
4 易接着処理面
5 ドライラミネート用接着剤層
6 バリア層
10 透明レトルト処理用積層体
Claims (3)
- 最外層である二軸延伸ポリアミドフィルム、中間層である二軸延伸ポリエステルフィルム、および、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して、順次積層される積層体であって、前記の最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムが、層状珪酸塩、または、膨潤性フッ素雲母系鉱物を0.01〜10重量%含むポリアミド樹脂からなり、かつ、最内層である未延伸ポリプロピレンフィルムが、エチレン樹脂を10〜20重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重合体樹脂80〜85部とエチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン共重合体群から選ばれるゴム成分15〜20部からなることを特徴とする透明レトルト処理用積層体。
- 前記の最外層である二軸延伸ポリアミドフィルムの中間層側のラミネート面が、ポリウレタン樹脂による易接着処理面からなり、かつ、最外層と中間層の層間のラミネート強度が、レトルト殺菌処理後、4N/15mm巾以上15N/15mm巾以下(乾燥状態)であることを特徴とする請求項1記載の透明レトルト処理用積層体。
- 前記の中間層である二軸延伸ポリエステルフィルムが、少なくとも片面にバリア層として、バリア樹脂層ないし無機蒸着層を形成することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の透明レトルト処理用積層体。
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