JP2004084899A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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安藤 淳二
Naoyuki Sakai
酒井 直行
Akiyoshi Tashiro
田代 明義
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Abstract

【課題】摩擦クラッチの枚数を減らした場合にも、摩擦クラッチにおける駆動トルクが低下することを防止する。
【解決手段】パイロット摩擦クラッチ32を接続する電磁式クラッチ機構の作動により、相対回転し得るアウタケースとインナケースとの間の駆動力の伝達をメイン摩擦クラッチ28及びカム機構29により行なう。電磁式クラッチ機構で電磁石33の周りに生じる磁路Mは、磁束がパイロット摩擦クラッチ32を二回往復して通過するクラッチ磁路59,60を含む。パイロット摩擦クラッチ32は、アーマチュア31を電磁石33により吸引してアーマチュア31の圧接力により摩擦接触するアウタプレート44及びインナプレート45からなる。パイロット摩擦クラッチ32におけるアウタプレート44及びインナプレート45は、複数の摩擦接触面を有している。これらの摩擦接触面の一部または全部にダイヤモンドライクカーボン表面処理を施した。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両の動力伝達系に介装される電磁式発進クラッチ、特に四輪駆動車で前輪側の駆動系と後輪側の駆動系との間に介装される電磁式カップリングなどの駆動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9〜12に示す従来の駆動力伝達装置1を下記に示す。
電磁式クラッチ機構30で電磁石33に通電されると、この電磁石33の周りには破線で模式的に示す磁路Mが生じ、アーマチュア31が電磁石33により吸引されてパイロット摩擦クラッチ32のアウタプレート44及びインナプレート45が摩擦接触する。そして、アウタケース14とインナケース17との間に相対回転が発生すると、カム機構29で発生したトルクが回転中心線14a,17aの方向の推力に変換される。その推力に応じて、メイン摩擦クラッチ28が接続され、アウタケース14とインナケース17との間で駆動力の伝達が行われる。一方、電磁式クラッチ機構30の電磁石33に通電されていない状態で、この電磁石33の周りには前述した磁路Mが発生せず、アーマチュア31に対する電磁石33の吸引が解除されると、メイン摩擦クラッチ28の接続が解除され、アウタケース14とインナケース17との間での駆動力の伝達が解除される。
【0003】
前記磁路Mにおいては、磁束がパイロット摩擦クラッチ32を一回往復して通過するクラッチ磁路61を含む。このパイロット摩擦クラッチ32におけるアウタプレート44の摩擦接触面44a及びインナプレート45の摩擦接触面45aには共に特殊ガス軟窒化表面処理が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
駆動力伝達装置1の小型化及びコスト低下を図るために、前記パイロット摩擦クラッチ32のプレート44,45の枚数を減らすことが考えられるが、その枚数を減らすと摩擦接触面44a,45aが減少するため、パイロット摩擦クラッチ32の駆動トルクが低下してしまう。
【0005】
この発明は、摩擦クラッチのプレートの枚数を減らしても、摩擦クラッチにおける駆動トルクが低下することのない駆動力伝達装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
後記実施形態の図面(図1〜8)の符号を援用して本発明を説明する。
* 請求項1の発明
この発明にかかる駆動力伝達装置(1)は、下記のように構成されている。
【0007】
この駆動力伝達装置(1)は、摩擦クラッチ(パイロット摩擦クラッチ32)を接続する電磁式クラッチ機構(30)の作動により、相対回転し得る第一回転部材(12)と第二回転部材(15)との間の駆動力の伝達を行なう駆動機構(30,27)を備えている。前記摩擦クラッチ(32)は複数の摩擦接触面(44a,45a)を有している。前記電磁式クラッチ機構(30)で電磁石(33)の周りに生じる磁路(M)は、前記摩擦クラッチ(32)を磁束が複数回(例えば二回)往復して通過するクラッチ磁路(59,60)を含む。例えば、この各クラッチ磁路(59,60)は、回転部材(12,15)の回転中心線(14a,17a)から半径方向へ順次並べて配置されている。
【0008】
この発明では、摩擦クラッチ(32)の枚数を減らしても、前記磁束複数回通しにより、摩擦クラッチ(32)における駆動トルクが低下することを防止することができる。
【0009】
* 請求項2の発明
この発明は、請求項1の発明を前提として下記のように構成されている。
前記摩擦クラッチ(パイロット摩擦クラッチ32)は、少なくとも2面以上の摩擦接触面(44a,45a)を有する。この発明では、前記磁束複数回通しにより、摩擦クラッチ(32)の枚数を削減することができる。
【0010】
* 請求項3の発明
この発明にかかる駆動力伝達装置(1)は、下記のように構成されている。
この駆動力伝達装置(1)は、摩擦クラッチ(パイロット摩擦クラッチ32)を接続する電磁式クラッチ機構(30)の作動により、相対回転し得る第一回転部材(12)と第二回転部材(15)との間の駆動力の伝達を行なう駆動機構(30,27)を備えている。前記電磁式クラッチ機構(30)で電磁石(33)の周りに生じる磁路(M)は、前記摩擦クラッチ(32)を磁束が複数回(例えば二回)往復して通過するクラッチ磁路(59,60)を含む。前記摩擦クラッチ(32)における摩擦接触面(44a,45a)の一部または全部に非晶質硬質炭素膜であるダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理を施している。
【0011】
この発明では、図8のグラフについて実施形態でも説明したように、磁束複数回通しにより耐久面圧を大きくして小型化しても、DLC表面処理により耐久寿命を回復させて耐久寿命を維持することができる。
【0012】
* 請求項4の発明
この発明は、請求項3の発明を前提として下記のように構成されている。
前記摩擦クラッチ(パイロット摩擦クラッチ32)は、アーマチュア(31)を電磁石(33)により吸引してそのアーマチュア(31)の圧接力により摩擦接触する複数枚または一枚のプレート(44,45)からなる。このプレート(44,45)の摩擦接触面(44a,45a)にダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理を施している。この発明では、磁束複数回通しにより耐久面圧を大きくして摩擦クラッチ(32)のプレート(44,45)の枚数を削減し、小型化を図るとともにコストを低下させることができる。
【0013】
* 請求項5の発明
この発明は、請求項4の発明を前提として下記のように構成されている。
前記クラッチ磁路(59,60)は、前記プレート(44,45)で区画空間(外歯溝47、外側スリット48、中間スリット49、内側スリット50、内歯溝52、外側スリット53、中間スリット54、内側スリット55)により区画して形成した磁路域(441,451,442,452,443,453,444,454)と前記アーマチュア(31)で区画空間(スリット58)により区画して形成した磁路域(311,312)とを通じて生じる。この発明では、摩擦クラッチ(32)で磁束が複数回往復して通過するクラッチ磁路(59,60)を確実に発生させることができる。
【0014】
* 第6の発明
この発明は、特に図3及び図4(a)に示すように、請求項3の発明を前提として下記のように構成されている。
【0015】
前記摩擦クラッチ(パイロット摩擦クラッチ32)は、前記第一回転部材(12)とともに回転するアーマチュア(31)を電磁石(33)により吸引してそのアーマチュア(31)の圧接力により摩擦接触し、前記第一回転部材(12)とともに回転する複数枚または一枚の第一プレート(44)と前記第二回転部材(15)とともに回転し得る複数枚または一枚の第二プレート(45)とからなり、この第一プレート(44)の摩擦接触面(44a)とこの第二プレート(45)の摩擦接触面(45a)とのうち、少なくともいずれか一方の摩擦接触面(44a)にダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理を施している。
【0016】
* 第7の発明
この発明は、特に図4(b)に示すように、請求項3の発明を前提として下記のように構成されている。
【0017】
前記摩擦クラッチ(パイロット摩擦クラッチ32)は、前記第一回転部材(12)とともに回転するアーマチュア(31)を電磁石(33)により吸引してそのアーマチュア(31)の圧接力により摩擦接触し、前記第二回転部材(15)とともに回転し得る第二プレート(45)からなり、この第二プレート(45)の摩擦接触面(45a)にダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理を施している。
【0018】
* 第8の発明
この発明は、請求項3または請求項4または請求項5の発明または第6の発明または第7の発明を前提として下記のように構成されている。
【0019】
前記駆動機構は、電磁式クラッチ機構(30)のほかに、相対回転し得る第一回転部材(12)と第二回転部材(15)との間に内蔵されてこの第一回転部材(12)と第二回転部材(15)との間の駆動力の伝達を行なうメインクラッチ機構(27)を備えている。この電磁式クラッチ機構(30)はこのメインクラッチ機構(27)の動作を制御する。
【0020】
* 第9の発明
この発明は、第8の発明を前提として下記のように構成されている。
前記メインクラッチ機構(27)は、相対回転し得る第一回転部材(12)と第二回転部材(15)との間の駆動力の伝達を行なうメイン摩擦クラッチ(28)と、電磁式クラッチ機構(30)の作動時にこのメイン摩擦クラッチ(28)を接続するカム機構(29)とを備えている。このカム機構(29)は、互いに相対回転し得るパイロットカム体(38)とメインカム体(37)とを備え、前記電磁式クラッチ機構(30)の作動時に第一回転部材(12)と第二回転部材(15)との間の相対回転に伴いパイロット摩擦クラッチ(32)を介してパイロットカム体(38)に発生するトルクに応じてメインカム体(37)に発生する回転中心線(14a,17a)の方向の推力により前記メイン摩擦クラッチ(28)を接続する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる駆動力伝達装置について図1〜8を参照して説明する。
【0022】
図1で概略的に示す四輪駆動車において、図2,3にも示す駆動力伝達装置1は、電磁石33への印加電流に応じたトルクを発生する電子制御式トルク伝達装置であり、前輪駆動ベースの四輪駆動車に用いられている。この駆動力伝達装置1は、ドライブピニオンシャフト2を介してリヤデファレンシャル3に連結され、このリヤデファレンシャル3を収容するデファレンシャルキャリヤ4に支持されて車体に取り付けられている。エンジン5の駆動力は、トランスアクスル6を介してアクスルシャフト7に出力され、両前輪8を駆動する。このトランスアクスル6はプロペラシャフト9を介して前記駆動力伝達装置1に連結されている。このプロペラシャフト9と前記ドライブピニオンシャフト2とがこの駆動力伝達装置1によりトルク伝達可能に連結された場合、エンジン5の駆動力は、リヤデファレンシャル3からアクスルシャフト10を介して両後輪11に伝達される。
【0023】
第一回転部材12は、駆動輪である前輪8側の駆動系と連動する前記プロペラシャフト9に連結されたアウタケース14を備えている。第二回転部材15は、従動輪である後輪11側の駆動系と連動する前記ドライブピニオンシャフト2に連結されたインナケース17を備えている。前記アウタケース14は、外側のフロントハウジング18と内側のリヤハウジング19とを備え、インナケース17の回転中心線17aと同一の回転中心線14aを中心にしてインナケース17に対し相対回転し得る。このフロントハウジング18は、前端壁部20と外壁筒部21とを有している。このリヤハウジング19は、磁性材料で形成された内周筒部22及び外周筒部23と、非磁性材料で形成された遮断壁部24とを有している。この内周筒部22は、前記インナケース17の外周に対し相対回転し得るように支持されている。この外周筒部23は、前記フロントハウジング18の外壁筒部21内に対し一体回転可能に連結されている。この遮断壁部24は、内周筒部22と外周筒部23との間にあって、外側遮断筒部24aと内側遮断筒部24bとを有し、内周筒部22及び外周筒部23に対しステンレスによりビーム溶接されているか、または、銅からなる内周筒部22及び外周筒部23に対し鋳込み形成されている。このリヤハウジング19にあって内周筒部22と外周筒部23と遮断壁部24との間で後側収容室25がインナケース17の周方向全体に設けられている。
【0024】
前記インナケース17とフロントハウジング18とリヤハウジング19との間で前側収容室26が閉塞状態でインナケース17の周方向全体に設けられている。この前側収容室26内には、駆動機構としてのメインクラッチ機構27のメイン摩擦クラッチ28とカム機構29とが内蔵されているとともに、駆動機構としての電磁式クラッチ機構30のうちアーマチュア31とパイロット摩擦クラッチ32とが内蔵されている。また、前記リヤハウジング19内の後側収容室25にはこの電磁式クラッチ機構30のうち電磁石33とヨーク34とが嵌め込まれている。
【0025】
前記メインクラッチ機構27のメイン摩擦クラッチ28は、多板クラッチであって、複数のアウタプレート35と複数のインナプレート36とを備えている。各アウタプレート35は、前記アウタケース14のフロントハウジング18の外壁筒部21の内周に対しスプライン結合されてアウタケース14の回転中心線14aの方向へ並設され、アウタケース14と一体回転し得るとともにアウタケース14の回転中心線14aの方向へ移動し得る。各インナプレート36は、前記インナケース17の外周に対しスプライン結合されて前記各アウタケース14間でインナケース17の回転中心線17aの方向へ並設され、インナケース17と一体回転し得るとともにインナケース17の回転中心線17aの方向へ移動し得る。
【0026】
前記メインクラッチ機構27のカム機構29は、板状のメインカム体37と板状のパイロットカム体38とを有している。このメインカム体37は、メイン摩擦クラッチ28に隣接して回転中心線14a,17aの方向へ並設されている。このパイロットカム体38は、前記リヤハウジング19の内周筒部22に対しニードルベアリング39を介して隣接して回転中心線14a,17aの方向へ並設されている。このメインカム体37とパイロットカム体38とは回転中心線14a,17aを中心に相対回転可能である。パイロットカム体38は、ニードルベアリング39に支持され、前記インナケース17及びアウタケース14に対し相対回転可能に、且つ回転中心線14a,17aの方向への移動が規制されるようになっている。メインカム体37は、前記インナケース17の外周に対しスプライン結合されてインナケース17と一体回転し得るとともに、前記メイン摩擦クラッチ28のインナプレート36を圧接し得る。このカム機構29において、メインカム体37とパイロットカム体38とには前記インナケース17の外周付近でカム面40が相対向して複数組形成されて回転中心線14a,17aを中心とする回転方向へ等間隔で並設されている。この各組の両カム面40間には球状のカム体41がそれらのカム面40に接触し得るように嵌め込まれている。
【0027】
前記電磁式クラッチ機構30のヨーク34は、電磁石33を支持するコイル保持部42を有している。この電磁石33から引き出されたリード線43は、リヤハウジング19の外部へ導出されている。前記電磁式クラッチ機構30のアーマチュア31は、磁性材料からなり、前記パイロットカム体38の外周で前記メインカム体37と前記リヤハウジング19の遮断壁部24との間に嵌め込まれている。このアーマチュア31は、前記フロントハウジング18の外壁筒部21の内周に対しスプライン結合されてアウタケース14と一体回転し得るとともにアウタケース14の回転中心線14aの方向へ移動し得る。前記電磁式クラッチ機構30のパイロット摩擦クラッチ32は、磁性材料からなり、二枚のアウタプレート44と一枚のインナプレート45とを備え、前記パイロットカム体38の外周で前記アーマチュア31と遮断壁部24との間に嵌め込まれている。二枚のアウタプレート44は、前記フロントハウジング18の外壁筒部21の内周に対しスプライン結合されてアウタケース14と一体回転し得るとともにアウタケース14の回転中心線14aの方向へ移動し得る。一枚のインナプレート45は、二枚のアウタプレート44間で前記パイロットカム体38の外周に対しスプライン結合されてパイロットカム体38と一体回転し得るとともにインナケース17の回転中心線17aの方向へ移動し得る。
【0028】
前記パイロット摩擦クラッチ32のアウタプレート44においては、図5に示すように、最外周の各スプライン歯46間に外歯溝47が形成されているとともに、この外歯溝47と最内周縁との間で直径の異なる三重円のスリット(外側スリット48と中間スリット49と内側スリット50)が形成されている。これらのスリット48,49,50(区画空間)はそれぞれ円周方向で分断されている。前記パイロット摩擦クラッチ32のインナプレート45においては、図6に示すように、最内周の各スプライン歯51間に内歯溝52が形成されているとともに、この内歯溝52と最外周縁との間で直径の異なる三重円のスリット(外側スリット53と中間スリット54と内側スリット55)が形成されている。これらのスリット53,54,55(区画空間)はそれぞれ円周方向で分断されている。アウタプレート44における外側スリット48と中間スリット49と内側スリット50とが、それぞれ、インナプレート45における外側スリット53と中間スリット54と内側スリット55とに重なる。この外歯溝47と外側スリット48,53と中間スリット49,54と内側スリット50,55と内歯溝52との間で、磁路域441,451,442,452,443,453,444,454が区画されて形成されている。
【0029】
前記遮断壁部24の外側遮断筒部24aは、前記アウタプレート44及びインナプレート45の外側スリット48,53に重なる。前記遮断壁部24の内側遮断筒部24bは、前記アウタプレート44及びインナプレート45の内側スリット50,55に重なる。
【0030】
前記アーマチュア31においては、図7に示すように、最外周の各スプライン歯56間に外歯溝57が形成されているとともに、この外歯溝57と最内周縁との間でスリット58が形成されている。このスリット58(区画空間)により、アーマチュア31にはその最外周縁と最内周縁との間で外側磁路域311と内側磁路域312とが区画されて形成されている。このスリット58は円周方向で分断され、各スリット58間の接続部58aは両側の凹部58b間で互いに接近して薄肉状に形成されている。このスリット58は、前記アウタプレート44及びインナプレート45の中間スリット49,54に重なる。
【0031】
前記アウタプレート44の摩擦接触面44aには非晶質硬質炭素膜であるダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理が施されている。前記インナプレート45の摩擦接触面45aには特殊ガス軟窒化表面処理が施されている。そのほか、アウタプレート44の摩擦接触面44aに特殊ガス軟窒化表面処理を施すとともにインナプレート45の摩擦接触面45aにダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理を施したり、共にダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理を施したりしてもよい。このダイヤモンドライクカーボン(DLC)としては、Siを含有したものを採用してもよい。
【0032】
前記電磁式クラッチ機構30で電磁石33のコイル33aに通電されると、この電磁石33の周りには図3の破線で模式的に示す磁路Mが生じる。この磁路Mは、前記リヤハウジング19の内周筒部22及び外周筒部23や、前記電磁式クラッチ機構30のヨーク34、パイロット摩擦クラッチ32及びアーマチュア31などを通る。このような磁路Mの発生により、アーマチュア31が電磁石33により吸引されてパイロット摩擦クラッチ32が摩擦接触すると、前記メインクラッチ機構27のカム機構29においてパイロットカム体38がアウタケース14の回転方向へ回転し得る。前記プロペラシャフト9と一体回転するアウタケース14と、前記ドライブピニオンシャフト2と一体回転するインナケース17との間に相対回転が発生すると、パイロット摩擦クラッチ32の摩擦接触によりパイロットカム体38にトルクが発生する。そして、このパイロットカム体38と、インナケース17と一体回転するメインカム体37との間に設けられたカム面40に球状カム体41が接触する。この結果、パイロットカム体38とメインカム体37との間に生じる相対回転により、メインカム体37に回転中心線14a,17aの方向の推力が発生する。その推力に応じて、メイン摩擦クラッチ28が接続され、前記プロペラシャフト9と一体回転するアウタケース14と、前記ドライブピニオンシャフト2と一体回転するインナケース17との間で駆動力の伝達が行われる。なお、電磁石33のコイル33aへの印加電流値に応じて前記吸引力が変化し、カム機構29のトルクも変化して伝達駆動力を調節し得る。
【0033】
一方、前記電磁式クラッチ機構30において電磁石33のコイル33aに通電されていない状態で、この電磁石33の周りには前述した磁路Mが発生せず、アーマチュア31に対する電磁石33の吸引が解除される。そして、パイロット摩擦クラッチ32でアウタプレート44とインナプレート45との間に相対回転が生じ、前記メインクラッチ機構27のカム機構29においてパイロットカム体38とメインカム体37とが球状カム体41を介して一体回転する。そのため、このメイン摩擦クラッチ28の接続が解除され、前記プロペラシャフト9と一体回転するアウタケース14と、前記ドライブピニオンシャフト2と一体回転するインナケース17との間での駆動力の伝達が解除される。
【0034】
前記磁路Mにおいては、前記パイロット摩擦クラッチ32を磁束が二回往復して通過するクラッチ磁路(一回目のクラッチ磁路59及び二回目のクラッチ磁路60)が発生する。一回目のクラッチ磁路59の往路59aは、前記アウタプレート44及びインナプレート45の磁路域441,451(図5,6参照)と、前記アーマチュア31の外側磁路域311(図7参照)とにより発生する。一回目のクラッチ磁路59の復路59bは、前記アーマチュア31の外側磁路域311(図7参照)と、前記アウタプレート44及びインナプレート45の磁路域442,452(図5,6参照)とにより発生する。二回目のクラッチ磁路60の往路60aは、前記アウタプレート44及びインナプレート45の磁路域443,453(図5,6参照)と、前記アーマチュア31の内側磁路域312(図7参照)とにより発生する。二回目のクラッチ磁路60の復路60bは、前記アーマチュア31の内側磁路域312(図7参照)と、前記アウタプレート44及びインナプレート45の磁路域444,454(図5,6参照)とにより発生する。このようにパイロット摩擦クラッチ32を磁束が二回往復して通過すると、二枚のアウタプレート44の摩擦接触面44aと一枚のインナプレート45の摩擦接触面45aとの間の吸着力は、同一構造のパイロット摩擦クラッチ32で磁束が一回往復して通過する場合と比較して二倍になる。
【0035】
図4(a)で示す前記実施形態の別例1においては、前記パイロット摩擦クラッチ32が一枚のアウタプレート44と一枚のインナプレート45とを備えている。また、図4(b)で示す前記実施形態の別例2においては、前記パイロット摩擦クラッチ32がアーマチュア31と摩擦接触する一枚のインナプレート45を備えている。
【0036】
図8で示すグラフは、下記のサンプルS1とサンプルS2とサンプルS3とについて、μ−v勾配(摩擦係数μの速度vに対する依存特性)をもとに耐久寿命を比較したものである。サンプルS1は、前記実施形態と同一構造のものあって、二枚のアウタプレート44と一枚のインナプレート45とを有するパイロット摩擦クラッチ32で磁束が二回往復して通過する。このサンプルS1において、アウタプレート44の摩擦接触面45aにはダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理が施され、インナプレート45の摩擦接触面45aには特殊ガス軟窒化表面処理が施されている。サンプルS2は、アウタプレート44の摩擦接触面44a及びインナプレート45の摩擦接触面45aで共に特殊ガス軟窒化表面処理が施されている点で、サンプルS1と異なる。サンプルS3は、前述した従来技術と同一構造のものあって、四枚のアウタプレート44と三枚のインナプレート45とを有するパイロット摩擦クラッチ32で磁束が一回往復して通過する。このサンプルS3において、アウタプレート44の摩擦接触面44a及びインナプレート45の摩擦接触面45aで共に特殊ガス軟窒化表面処理が施されている。
【0037】
プレート44,45の枚数が同じであるサンプルS1とサンプルS2とを比較すると、共に磁束二回通しであるために耐久面圧は大きいが、耐久寿命については、パイロット摩擦クラッチ32に特殊ガス軟窒化表面処理を施しただけであるサンプルS2が、DLC表面処理を施したサンプルS1よりも短い。従って、DLC表面処理により耐久寿命が長くなることが分かる。
【0038】
共に特殊ガス軟窒化表面処理を施しただけのサンプルS2とサンプルS3とを比較すると、磁束二回通しにより耐久面圧が大きくなるサンプルS2は、前記プレート44,45の枚数がサンプルS3よりも少ないために、磁束一回通しであるサンプルS3よりも短い耐久寿命になることが分かる。
【0039】
前記プレート44,45の枚数がサンプルS3よりも少ないサンプルS1は、磁束二回通しであるために耐久面圧が大きくなって耐久寿命が短くなるはずであるが、DLC表面処理により耐久寿命が回復し、プレート44,45の枚数が少ないにもかかわらずサンプルS3とほぼ同一の耐久寿命になることが分かる。
【0040】
結局、DLC表面処理を施したサンプルS1は、磁束二回通しにより耐久面圧を大きくして前記プレート44,45の枚数を少なくしても、耐久寿命を維持することができる。
【0041】
前記アウタプレート44の摩擦接触面44aにはダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理が施されているとともに、前記インナプレート45の摩擦接触面45aには特殊ガス軟窒化表面処理が施されている。しかし、パイロット摩擦クラッチ32のプレート44,45の枚数を減らしても、前記磁束複数回通しにより、パイロット摩擦クラッチ32における駆動トルクを増加させることができるため、前述したダイヤモンドライクカーボン(DLC)表面処理は必ずしも必要ではない。従って、これらの摩擦接触面44a,45aには共に特殊ガス軟窒化表面処理を施すようにしてもよい。
【0042】
上記実施形態においては、四輪駆動車の駆動力伝達装置について述べたが、これに限定されることはなく、発進クラッチ等、2軸間のトルク伝達機構にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】四輪駆動車の駆動系を示す概略図である。
【図2】本実施形態にかかる駆動力伝達装置を示す断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】本実施形態の別例を示す部分拡大断面図である。
【図5】(a)は図2の電磁式クラッチ機構のパイロット摩擦クラッチにおいてアウタプレートを示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図6】(a)は図2の電磁式クラッチ機構のパイロット摩擦クラッチにおいてインナプレートを示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図7】(a)は図2の電磁式クラッチ機構においてアーマチュアを示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図8】μ−v勾配をもとに耐久寿命を比較したグラフである。
【図9】従来の駆動力伝達装置を示す断面図である。
【図10】(a)は図9の電磁式クラッチ機構のパイロット摩擦クラッチにおいてアウタプレートを示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図11】(a)は図9の電磁式クラッチ機構のパイロット摩擦クラッチにおいてインナプレートを示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図12】(a)は図9の電磁式クラッチ機構においてアーマチュアを示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【符号の説明】
1…駆動力伝達装置、12…第一回転部材、15…第二回転部材、27…メインクラッチ機構(駆動機構)、28…メイン摩擦クラッチ(メインクラッチ機構)、29…カム機構(メインクラッチ機構)、30…電磁式クラッチ機構(駆動機構)、31…アーマチュア、311,312…磁路域、32…パイロット摩擦クラッチ、33…電磁石、44…アウタプレート、44a…摩擦接触面、441,442,443,444…磁路域、45…インナプレート、45a…摩擦接触面、451,452,453,454…磁路域、47…外歯溝(区画空間)、48…外側スリット(区画空間)、49…中間スリット(区画空間)、50…内側スリット(区画空間)、52…内歯溝(区画空間)、53…外側スリット(区画空間)、54…中間スリット(区画空間)、55…内側スリット(区画空間)、58…スリット(区画空間)、59,60…クラッチ磁路、M…磁路。

Claims (5)

  1. 摩擦クラッチを接続する電磁式クラッチ機構の作動により、相対回転し得る第一回転部材と第二回転部材との間の駆動力の伝達を行なう駆動機構を備えた駆動力伝達装置において、前記摩擦クラッチは複数の摩擦接触面を有し、前記電磁式クラッチ機構で電磁石の周りに生じる磁路は、磁束が前記摩擦クラッチを複数回往復して通過するクラッチ磁路を含むことを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記摩擦クラッチは、少なくとも2面以上の摩擦接触面を有することを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 摩擦クラッチを接続する電磁式クラッチ機構の作動により、相対回転し得る第一回転部材と第二回転部材との間の駆動力の伝達を行なう駆動機構を備えた駆動力伝達装置において、前記電磁式クラッチ機構で電磁石の周りに生じる磁路は磁束が前記摩擦クラッチを複数回往復して通過するクラッチ磁路を含み、前記摩擦クラッチにおける摩擦接触面の一部または全部にダイヤモンドライクカーボン表面処理を施したことを特徴とする駆動力伝達装置。
  4. 前記摩擦クラッチは、アーマチュアを電磁石により吸引してそのアーマチュアの圧接力により摩擦接触するプレートからなり、このプレートの摩擦接触面にダイヤモンドライクカーボン表面処理を施したことを特徴とする請求項3に記載の駆動力伝達装置。
  5. 前記クラッチ磁路は、前記プレートで区画空間により区画して形成した磁路域と前記アーマチュアで区画空間により区画して形成した磁路域とを通じて生じることを特徴とする請求項4に記載の駆動力伝達装置。
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