JP2004084434A - 壁面補修工法 - Google Patents

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JP2004084434A
JP2004084434A JP2002290473A JP2002290473A JP2004084434A JP 2004084434 A JP2004084434 A JP 2004084434A JP 2002290473 A JP2002290473 A JP 2002290473A JP 2002290473 A JP2002290473 A JP 2002290473A JP 2004084434 A JP2004084434 A JP 2004084434A
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Yosuke Yoshino
吉野 洋右
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E PLANNER KK
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YOSHINO SEIKI KK
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Abstract

【課題】製品コストと作業コスト低減した壁面補修用アンカーを用いる壁面補修工法を提供する。
【解決手段】補修すべき壁面にめくら孔を形成すること、上記めくら孔の開口を介してこの孔にエポキシを注入すること、その孔に一体構成のロックピン兼化粧キャップ合体部材を挿入し、上記合体部材の上記スリーブシリンダ部材への圧入時に拡開と化粧キャップの封入を同時に行うようにし、かつ合体部材の拡開部と化粧キャップ部との間に溝を形成することによってスリーブシリンダ部材と合体部材との間に上記エポキシによる強化した接着力を与えるようにした壁面補修工法。
【選択図】  図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浮きなどが生じた壁面を補修するアンカーを用いる工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1および図2はこの目的で使用される従来のアンカーの例を示す。図1はコンクリート材10に向けてモルタル材12および表面のタイル・石材14から孔を設け、そこにアンカー16を挿入するものを示す。アンカー16は中空のスリーブシリンダ部材18、拡開部20および化粧キャップ22からなる。拡開部20にはロックピン24が打ち込まれ、その打ち込みの結果スリーブシリンダ部材18の後端部に形成された係着部がコンクリート材10に向けて拡開するように示される。26はコンクリート材10とモルタル材12との間に生じた浮き、28はモルタル材12とタイル・石材24との間に生じた浮きを示す。このアンカー16はスリーブシリンダ部材18を嵌め入れ、そのスリーブシリンダ部材18の開口側からエポキシを注入し、ロックピン24をスリーブシリンダ部材18にその開口から挿入した後、ハンマーなどを用いてロックピンをスリーブシリンダ部材18の後部側に向けて圧送する。このようにして拡開した後、化粧キャップ22を嵌め入れる。
【0003】
図2は材料コスト、工事コストを低減した例である。この例ではコンクリート材10に向けてモルタル材から孔30が設けられ、その孔30にエポキシが挿入された後、全ねじピン32が挿入される。この結果、注入したエポキシは浮き26に充填され、全ねじピン32は孔30内で固定される。最後に孔30がパテ34等で埋められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図1の構成に関して材料コストおよび工事コストの低減を達成する図2の構成はスリーブシリンダ部材18を用いないがその分接着強度が低い。
【0005】
本発明は図1の構成で得られる接着強度以上を達成し、材料コストおよび工事コストを低減する補修工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】
本発明は、補修すべき壁面にめくら孔を形成すること、上記めくら孔の開口を介してこの孔にエポキシを注入すること、その孔に一体構成のロックピン兼化粧キャップ合体部材を挿入し、上記合体部材の上記スリーブシリンダ部材への圧入時に拡開と化粧キャップの封入を同時に行うようにし、かつ合体部材の拡開部と化粧キャップ部との間に溝を形成することによってスリーブシリンダ部材と合体部材との間に上記エポキシによる強化した接着力を与壁面補修工法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図3、図4、図5および図6は本発明で用いる一実施例のアンカーを示す。図3は本発明のアンカーのスリーブシリンダ部材36を示す。これは図1のスリーブシリンダ部材18と同様な構成であってよく、開口部40と拡開部42を有している。44は拡開部42に形成されたスリットであり、拡開時にコンクリート材に向かって広がり、これによって拡開固定作用を行う。
【0008】
図4は図3のスリーブシリンダ部材と共に用いられるロックピン兼化粧キャップ合体部材46を示す。この合体部材46はロックピン部48、化粧キャップ部50および溝部52からなり、いったい構造で例えばステンレス等で作られる。溝部52はスクリュー形態で示されているが、平行な形態のものであってもよい。
【0009】
図5および図6は合体部材46をスリーブシリンダ部材36に嵌め入れる場合を示す。スリーブシリンダ部材36の開口40を介してエポキシを注入した後、合体部材46が挿入される。図6に示されるように、化粧キャップ50の頭からハンマー等で合体部材46を圧入する。これは拡開と化粧キャップ50の封入を同時に行う。溝部52に含まれる結果となったエポキシはスリーブシリンダ部材36と合体部材46のより強力な接着を与える。
【0010】
【発明の効果】
本発明のアンカーを用いる補修工法は以上のようにしたので、図1の従来構成のものに比し、従来スリーブシリンダ部材、拡開のためのロックピンおよび独立の化粧キャップといった3点の部品を必要としたが、スリーブシリンダ部材とロックピン兼化粧キャップ合体部材の2点で済む。従って、材料コストと工事コストを低減できる。さらに本発明によれば、合体部材の溝はそこに挿入したエポキシの作用でスリーブシリンダ部材との間で強力な接着力を呈することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアンカー構成の使用状態の一例の断面図。
【図2】従来の他のアンカー構成の使用状態の他の例の断面図。
【図3】本発明の壁面補修工法で用いるアンカーのスリーブシリンダ部材の斜視図。
【図4】図3のスリーブシリンダ部材と共に使用するロックピン兼化粧キャップ部材の斜視図。
【図5】図3の部材と図4の部材を組み合わせる1つのステップでの断面図。
【図6】図3の部材と図4の部材を組み合わせる他のステップでの断面図。
【符号の説明】
36 スリーブシリンダ部材
40 開口部
42 拡開部
44 スリット
46 ロックピン兼化粧キャップ合体部材
48 ロックピン部
50 化粧キャップ部
52 溝部

Claims (1)

  1. 補修すべき壁面にめくら孔を形成すること、上記めくら孔の開口を介してこの孔にエポキシを注入すること、その孔に一体構成のロックピン兼化粧キャップ合体部材を挿入し、上記合体部材の上記スリーブシリンダ部材への圧入時に拡開と化粧キャップの封入を同時に行うようにし、かつ合体部材の拡開部と化粧キャップ部との間に溝を形成することによってスリーブシリンダ部材と合体部材との間に上記エポキシによる強化した接着力を与えるようにしたことを特徴とする壁面補修工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111779313A (zh) * 2020-08-17 2020-10-16 宁波威士伯汉华装饰工程有限公司 一种火烧面修缮结构及施工工艺

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