JP2004080453A - インターネット電話制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発呼側端末20から着呼側端末40へ電話をかける場合、インターネット電話制御装置10は、インターネットへ接続し、次に、IPアドレスを端末40側に、ISDNのDチャネルによりUUIメッセージを用いて通知しする。次に、端末40がインターネットへ接続し、端末20側へIPアドレスを通知し、次に、リンク確立する。次に、端末40側に着呼して端末40がオフフックすることにより、端末20、40間でのIP電話が開始される。このように、端末40から端末20側へ接続許可通知を発しないので、端末40側にはその分の費用は発生しない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット電話システムにおいて通信を制御するためのインターネット電話制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からインターネットを利用した通信サービスシステムや電話サービスシステム(インターネット電話システム)が開発されている(例えば、特開2001−36641号公報、特開2001−103187号公報、特開2001−223748号公報参照)。
現在行われているインターネット電話サービスの代表的な利用方法は、コンピュータ(PC)からPC、PCから電話機、電話機から電話機という3つの方法があるが、一般ユーザーに最も受け入れられやすいものは、電話機から電話機へのサービスである。
【0003】
その一例を説明すると、ユーザーがインターネット電話を利用する時、まずユーザーはサービスを行っている電話機−電話機間のサービスを行っているインターネット電話会社へ電話をし、自分の識別情報(ID)及びパスワードを入力した後、自分がかけたい相手の電話番号を入力する。インターネット電話会社は相手の最寄のアクセスポイント(AP)から相手宅に電話をしてサービスを実現する。
【0004】
このようにして、ユーザーはインターネットを利用した電話サービスを利用することが可能であるが、前記方法には以下の問題がある。
即ち、ユーザーはインターネット電話をする場合、ユーザーがいちいちインターネット電話会社のAPの番号をダイヤルして、ID及びパスワードを入力しなければならず、使い勝手が悪いという問題がある。
ところで、特開2000−125041号公報には、前記問題点を解決可能なシステムが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公開特許公報には、ダイアルアップ環境及びLAN(Local Area Network)環境を想定し、場合によっては着呼側にも通信コストの負担を強いるように構成している。
即ち、前記公開特許公報図3の処理手順に示されているように、先ず、発呼側端末は着呼側端末にIP(Internet Protocol)電話接続要求を行い(ステップ1)、次に、着呼側端末はオフフック後、発呼側端末に接続許可通知を行い(ステップ2)、次に、発呼側端末及び着呼側端末の双方がインターネットへ接続し(ステップ3)、次に、発呼側端末が着呼側端末へIPアドレスを通知し(ステップ4)、次に、着呼側端末が発呼側端末へIPアドレスを通知し(ステップ5)、その後、発呼側端末と着呼側端末間でIP電話を開始する(ステップ6)。
【0006】
このような構成では、着呼側端末はオフフック後、発呼側に接続許可通知をしなければならないため、着呼側に通信コストが発生するという問題がある。
また、着呼側は、オフフック後、前記ステップ2〜6の間オフフック状態で待たなければならない。着呼側にしてみれば普通の電話ならすぐに通話が開始されるのに、通話が開始されないので使い勝手が悪いという問題がある。
【0007】
また、前記ステップ3でのインターネットへ接続において、何らかの理由でISP(Internet Service Provider)に接続できない場合(テレホーダイの時間帯など)が考えられ、その場合、IP電話が出来ないばかりではなく、その時にも接続許可通知分の通信費用が着呼側に余分に掛かるという問題がある。
また、通信環境が多様化しており、自分の通信環境及び相手側の通信環境によって使う適切なサービスが異なっており、サービスを適切に選択できるようにする必要がある。
【0008】
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、着呼側に無駄な通信コストが発生することを防止すると共に、使い勝手のよいインターネット電話サービスを提供可能にすることを課題としている。
また、本発明は、発呼側及び着呼側の通信環境に応じて、サービスを適切に選択できるようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、インターネットを介して複数の端末間で電話を利用可能に制御するインターネット電話制御装置において、発呼側端末をインターネットに接続して、前記発呼側端末のIP(Internet Protocol)アドレスをUUI(ユーザ間情報)メッセージによって着呼側端末に通知し、前記着呼側端末からIPアドレスを受信して前記発呼側端末と着呼側端末のリンクを確立するように制御する制御手段を有することを特徴とするインターネット電話制御装置が提供される。
制御手段は、発呼側端末をインターネットに接続して、前記発呼側端末のIPアドレスをUUIメッセージによって着呼側端末に通知し、前記着呼側端末からIPアドレスを受信して前記発呼側端末と着呼側端末のリンクを確立する。
【0010】
ここで、前記制御手段は、前記UUIメッセージを、ISDN(Integrated Services Digital Network;総合デジタル通信網)回線のDチャネル(信号チャネル)を用いて送信するように構成することができる。
また、前記制御手段は、複数の通信サービスを予め記憶した記憶手段を有し、前記着呼側端末から該着呼側端末の通信環境に関する情報を受信し、該情報に応じた通信サービスを前記記憶手段から選択して前記発呼側端末と着呼側端末とを接続するように構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るインターネット電話制御装置10を使用したインターネット電話システムのシステム構成図である。
尚、インターネット電話制御装置10としては、ターミナルアダプタ(TA)に所定の機能を付加した装置の例を示している。即ち、本実施の形態は、TAにインターネット電話用の制御機能を付加し、TAが自動的に相手側通信環境によりコンピュータ(PC)−PC間インターネット電話サービスを利用するか、PC−電話機間インターネット電話サービスを利用するか、電話機−電話機間インターネット電話サービスを利用するか、または通常の電話サービスを利用するかを選択することにより、相手方(着呼側)の通信端末によらず低コストでインターネット電話を利用できるようにしている。尚、図1では、インターネット電話制御装置10がターミナルアダプタの機能も有しているため、記号「TA」で表している。
【0012】
図1において、インターネット電話システムは、インターネット電話に対応したユーザー宅のTA10、TA10に接続されたアナログ端末20、プロバイダーの発呼側最寄のアクセスポイント(AP)100、電話機−電話機間インターネット電話会社の発呼側最寄のアクセスポイント(AP)110、PC−電話機間インターネット電話会社のサーバー300、相手方通信制御装置30とプロバイダーの着呼側最寄のアクセスポイント(AP)200、インターネット電話会社の着呼側最寄のアクセスポイント(AP)210、相手(着呼側)宅制御装置30、制御装置30に接続されたアナログ端末40を備えている。インターネット電話制御装置30はインターネット電話制御装置10と同一構成のものであり、同様の機能を有するものである。
【0013】
図2は、本実施の形態に係るインターネット電話制御装置10のブロック図である。
図2において、インターネット電話制御装置10は、接続されたアナログ端末からの音声通信用のデータをデータ通信用のデータとして送信する機能を持ち、特定のUUI(ユーザ間情報:User User Information)メッセージを受信すると、自動的に発信してメモリ10g(記憶手段)に設定されているAPへ接続する機能をもつ。また、制御装置10内のメモリ10gに自分の回線番号、接続先APの電話番号、ユーザーID、パスワード、インターネット接続業者のユーザーID、パスワードと各電話サービスの料金表の情報が記憶されており、相手方の電話番号より市外通話になるか市内になるかを判断し、どのサービスが最も適切であるかを判断する機能をもつ。
【0014】
通信制御装置10は、ISDN網3と接続するISDN回線インターフェイス回路10bと、プログラムにより制御される制御回路10aと、アナログ端末20を接続するアナログインターフェイス回路10fと、上記アナログ端末20と通信を確立するためのモデム回路(パケット回路10c、圧縮回路10d及びトーンセンター回路10e)と、UUIメッセージ(ユーザ間情報メッセージ)の情報やインターネットを経由して送られてくる音声データ等を蓄積するためのメモリ10gとを備えている。
制御回路10a内のアナログインターフェイス回路制御手段10a−1は、接続されたアナログ端末20との発呼と着呼の制御を行う。
【0015】
UUI(ユーザ間情報)制御手段10a−3は、メモリ10gに蓄積されたUUIの情報を読み取り、その情報に対応した制御を行う。また、UUI制御手段10a−3は、相手通信装置に通知する情報をメモリ内から選択し送出する制御も行う。
呼制御手段10a−4は、ISDN網3への発呼と着呼の制御とISDN網3のDチャンネルのサービスのUUIの送受信の制御を行う。
【0016】
インターネット制御手段10a−5は、プロバイダーにダイヤルアップ接続を行いアカウントやパスワードを通知しIPアドレスを取得しメモリ10gに蓄積する制御とインターネット電話会社への接続時のアカウントやパスワードと相手先電話番号の通知する制御、インターネットを介して相手通信装置と通信を確立し音声データを送信する制御と受信した音声データをメモリ10gに蓄積する制御を行う。
【0017】
アナログ端末制御手段10a−2は、アナログインターフェイス回路制御手段10a−1で通信を確立したアナログ端末との間で、前記モデム回路を介して、情報の送受信の制御を行う。また、アナログ端末制御手段10a−2は、メモリ10g内の音声データをアナログ端末20に送出する制御も行う。
自動選択制御手段10a−6は、利用する電話サービスをメモリ10g内の設定情報及び料金テーブルを参照して利用するサービスの自動選択を制御する。
【0018】
以上のように構成されたインターネット電話制御装置の動作を概略説明すると、ユーザ(発呼側)は、自宅のインターネット電話制御装置(TA)10に接続されているアナログ端末20を用いて、通常の電話をかけるときと同じ手順で相手(着呼側)に電話をかける(図1▲1▼参照)。
このときTA10は、あらかじめ接続先として目盛り10gに設定してあるプロバイダーのアクセスポイント(AP)100へ接続する(図1▲2▼参照)。AP100は、前記ユーザーの最寄りのアクセスポイントである。
【0019】
TA10は、通話を希望する相手方通信端末にIP接続を確立するために必要なグローバルIPアドレス等の情報をユーザー・ユーザー情報(UUI)を用いて送信する(図1▲3▼参照)。このとき、相手方制御装置30の応答によりTA10が自動的に相手の通信環境を判断し、相手方通信端末40がこのサービスに対応した環境であれば、相手通信端末がプロバイダーの最寄AP200へ接続しインターネット電話が開始され(図1▲4▼、図2参照)、相手方通信端末40の通信環境が対応していないと判断した場合には、TA10が料金テーブルと比較し、インターネット電話の方が良いと判断した場合には、PC−電話機間インターネット電話会社のサーバ300にアクセス(図1▲5▼参照)するか、または回線を切断して電話機−電話機間インターネットサービス会社の最寄AP100に接続し(図1▲7▼参照)、インターネット電話会社の最寄のAP210から相手宅へ接続しに行くことによりインターネット電話を開始し(図1▲6▼参照)、通常の電話サービスの方が良いと判断した場合には通常の電話サービスを利用するようにする。
【0020】
図3は、本実施の形態に係るインターネット電話制御装置10の処理を示すフローチャートで、発呼時におけるインターネット電話制御装置10の動作を示すフローチャートである。
図1乃至図3を用いて、発呼時における動作を詳細に説明する。
アナログ端末20から、インターネット電話要求と相手通信装置30の番号をダイヤルすると、インターネット電話制御装置(TA)10の設定がインターネット電話を使用するになっているか否かを判断し、インターネット電話制御装置10内の自動選択制御手段10a−6がメモリ10g内に蓄積されている設定情報及び料金テーブルと比較して最適な接続先を選択する(図3ステップA1)。
【0021】
ステップA1において、通常電話サービスを選択した場合は、呼制御手段10a−4が相手通信端末30に回線接続する(図3ステップD2)。
インターネット電話を選択した場合は、インターネット接続制御手段10a−5を使用してダイヤルアップ接続にてプロバイダーのアクセスポイント100に接続し、識別情報(例えば、アカウントとパスワード)を送出してIPアドレスを取得し、相手通信装置30にインターネット電話接続要求と一緒にUUIにて通知する(図3ステップA2)。
相手通信装置30が所定時間内に応答し、インターネット網を経由し接続を確立してきた場合は、通信装置30からのテストデータを受信後、アナログ端末20に接続(リンク)が確立したことをアナウンスもしくは音にて通知し、後インターネット経由にて音声データの転送を行い、アナログ端末20、40にて通信を行う(図3ステップA3、A4)。
【0022】
切断時は、どちらかのアナログ端末20またはアナログ端末40より切断信号を受けることにより切断信号を受けた通信装置からもう一方の通信装置に対し、切断信号を出して切断し、切断信号を受信した通信装置は切断する。
送信側通信装置10は、ステップA3において、相手通信装置30から一定時間内に応答が無かった場合には、自動選択制御手段10a−6がメモリ10g内の設定情報と料金テーブルを参照し(図3ステップB1)、インターネット電話の方がやすいか否か、即ち、インターネット電話を使用するか、通常の電話サービスを行うかを選択する(図3ステップB2)。
【0023】
ステップB2において、通常電話サービスの方が安いと判断して通常電話サービスを選択した場合は、呼制御手段10a−4が前記プロバイダーとの間の回線を切断し(図3ステップD1)、相手通信端末30に回線接続して通常の電話をかける(図3ステップD2)。
ステップB2において、インターネット電話の方が安いと判断してインターネット電話を選択した場合は、自動選択制御手段10a−6が、PC−電話機間インターネット電話サービス会社を利用するか、あるいは、電話機−電話機間インターネット電話サービス会社を利用するかを選択する(図3ステップB3)。
ステップB3において、PC−電話機間インターネット電話サービス会社を選択した場合は、自動選択制御手段10a−6がメモリ10g内の情報からインターネット電話サービス会社のサーバ(ホームページ)にアクセスし、識別情報(例えば、アカウント、パスワード)、相手宅電話番号を送信する(図3ステップB4)。
【0024】
インターネット電話サービス会社は、相手宅へ最寄APよりダイヤルし、相手が電話に出たことを確認したインターネット電話サービス会社は、通信装置10にテストデータを送出し、通信装置10はテストデータを受信すると、アナログ端末20に接続が確立したことをアナウンスもしくは音にて通知する(図3ステップB5)。その後インターネット経由にて音声データの転送を行い、アナログ端末20、40にて通信を行う。
【0025】
切断時は、アナログ端末20が切断する場合は、切断信号をインターネット電話サービス会社にだし、受信しインターネット電話サービス会社は、相手宅との回線を切断し、40が切断した場合には、インターネット電話サービス会社が切断信号を20へ発信し、受信した10は回線を切断する。
ステップB3において、電話機−電話機間インターネット電話サービス会社を選択した場合は、呼制御手段10a−4が前記プロバイダーとの間の回線を切断し、そして電話機−電話機間インターネット電話サービス会社のAPへ接続して、インターネット接続制御手段10a−5がトーンセンダーを用いて、識別情報(例えば、アカウントとパスワード)、相手宅電話番号を送信する(図3ステップC1)。
【0026】
電話機−電話機間インターネット電話サービス会社は、情報を受信すると相手宅へ最寄APよりダイヤルし、相手が電話に出たことを確認したインターネット電話サービス会社は、アナログ端末20に接続が確立したことをアナウンスもしくは音にて通知する。通話が開始される(図3ステップB5)。
切断時は、どちらかのアナログ端末20または40より切断信号を受けることにより切断信号を受けた通信装置が回線を切断し、そのことを検知したインターネット電話会社は、そのことをアナウンスしもう一方の相手の回線を切断する。
【0027】
図4は、本実施の形態に係るインターネット電話制御装置30の処理を示すフローチャートで、着呼時におけるインターネット電話制御装置30の動作を示すフローチャートである。
図1、図2及び図4を用いて、着呼時における動作を詳細に説明する。
通信端末30は、UUIを受信すると(図4ステップE0)、UUIにて送信されてきた情報(図4ステップE1)を、自装置内のメモリ10gに蓄積し、その情報をUUI制御手段10a−3にて解析を行い処理する。
【0028】
処理結果は自動選択制御手段10a−6がメモリ10g内の所定の設定情報と比較し応答の可否を判断し(図4ステップE2)、無応答が選択された場合は、処理を終了する(図4ステップF1)。応答するが選択された場合は、通信装置30は、接続されているアナログ端末40が通信使用可能か判断し、使用不可能ならば処理を終了する(無応答)。
【0029】
使用可能ならば、本通信装置30はインターネット制御手段10a−5を使用してダイヤルアップ接続にてプロバイダーAP200に接続し、アカウントとパスワードを送出して、送信されてきたIPアドレスを元にIPルーティングによってIP網を経由し接続を確立し、アナログ端末40に着信をかける(図4ステップE3)。
切断時は、どちらかのアナログ端末20またはアナログ端末40より切断信号を受けることにより切断信号を受けた通信制御装置30または通信制御装置10からもう一方の通信制御装置10または通信制御装置30に対し、切断信号を出して切断し、切断信号を受信した通信制御装置は切断する。
【0030】
以上のように、本実施の形態に係るインターネット電話システムにおいては、アナログ端末20、40に個別に接続されている複数のインターネット電話制御装置10、30と、複数の通信制御装置10、30と接続したISDN網と、前記複数の通信制御装置10、30のいずれかと契約しており、前記ISDN網による接続が可能な1または2以上のプロバイダーのアクセスポイント100、200と、前記プロバイダーと接続するインターネット網を有し、前記複数の通信端末20、40のうち通信しようとする発呼側20の通信制御装置10は、自己が契約している前記プロバイダーのAP100とダイヤルアップ接続にて接続してIPアドレスを取得して、前記ISDN網のDチャンネルでユーザー間情報を利用して、取得したIPアドレスとインターネット接続要求を相手通信制御装置30に送信し、相手通信制御装置30の応答から相手通信制御装置30の通信環境を判断し、この設定及び料金テーブルにより接続方法をPC−電話機間インターネット電話サービス,電話機−電話機間インターネット電話サービス、電話機−電話機間インターネット電話サービス、通常の電話サービスの中から適切な(例えば最も割安な)サービスを自動で選択し、相手の通信環境によらないで適切なサービスをユーザーに提供するようにしている。
【0031】
また、本実施の形態に係るインターネット電話制御装置は、インターネットを介して複数の端末間で電話を利用可能に制御するインターネット電話制御装置において、発呼側端末20をインターネットに接続して、発呼側端末20のIPアドレスをUUIメッセージによって着呼側端末40側に通知し、着呼側端末40側からIPアドレスを受信して発呼側端末20と着呼側端末40のリンクを確立するように制御する制御手段10aを有している。
【0032】
ここで、制御手段10aは、前記UUIメッセージを、ISDN回線のDチャネルを用いて送信するようにしている。
また、制御手段10aは、複数の通信サービスを予め記憶した記憶手段10gを有し、着呼側端末40から該着呼側端末40の通信環境に関する情報を受信し、該情報に応じた通信サービスを記憶手段10gに記憶した複数の通信サービスの中から選択して発呼側端末20と着呼側端末40とを接続するようにしている。
したがって、着呼側に無駄な通信コストが発生することを防止すると共に、使い勝手のよいインターネット電話サービスを提供することが可能になる。また、発呼側及び着呼側の通信環境に応じて、サービスを適切に選択することが可能になる。
【0033】
また、本実施の形態に係るインターネット電話制御装置においては、ユーザーが本制御装置10を利用することにより、ユーザーは相手の通信環境を意識することなく通信制御装置のサービス自動選択機能により適切なインターネット電話サービスを受けることができ、操作自体も今までの操作と何ら変ることは無く、今行っている通話がインターネット電話であると意識しないで通話ができる。
【0034】
また、本実施の形態では、先ず発呼側がインターネットへ接続し(ステップ1)、次に、発呼側がIPアドレスを着呼側にUUIを用いて通知し(ステップ2)、次に、着呼側がインターネットへ接続し、発呼側へIPアドレスを通知し(ステップ3)、次に、リンク確立し(ステップ4)、次に、着呼側に着呼して着呼側がオフフックすることによりIP電話を開始する(ステップ5)。
このように、発呼側に接続許可通知をしないので着呼側にその分の費用は発生しないという効果がある。
【0035】
また、全ての接続が終了後に着呼するため、着呼側は、待たされないので使い勝手が通常の電話と同じになるという効果がある。
また、あらかじめインターネットに接続後、相手に接続情報を載せたUUIを送るので、発呼側がインターネットに接続できないことは起こらない。着呼側が仮に接続できない場合が起こっても発呼側は、一定時間着呼側から応答がない場合には別の方法を試みるので問題は生じない。
以上より、特開2000−125041号公報に記載された装置やシステムよりも、通信コストや使い勝手を向上させることが可能になるという効果がある。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、着呼側に無駄な通信コストが発生することを防止すると共に、使い勝手のよいインターネット電話サービスを提供することが可能になる。
また、発呼側及び着呼側の通信環境に応じて、サービスを適切に選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインターネット電話システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るインターネット電話制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るインターネット電話制御装置の処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るインターネット電話制御装置の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3・・・ISDN網
10、30・・・インターネット電話制御装置
10a・・・制御手段としての制御回路
10a−1・・・アナログインターフェイス回路制御手段
10a−2・・・アナログ端末制御手段
10a−3・・・UUI制御手段
10a−4・・・呼制御手段
10a−5・・・インターネット制御手段
10a−6・・・自動選択制御手段
10b・・・ISDN回線インターフェイス
10c・・・モデム手段としてのモデム回路を構成するパケット回路
10d・・・モデム手段としてのモデム回路を構成する圧縮回路
10e・・・モデム手段としてのモデム回路を構成するトーンセンター回路
10f・・・アナログインターフェイス回路
10g・・・記憶手段としてのメモリ
20、40・・・アナログ端末
100・・・発呼側最寄りアクセスポイント
110、210・・・インターネット電話業者アクセスポイント
200・・・着呼側最寄りアクセスポイント
300・・・インターネット電話業者サーバ
Claims (3)
- インターネットを介して複数の端末間で電話を利用可能に制御するインターネット電話制御装置において、
発呼側端末をインターネットに接続して、前記発呼側端末のIPアドレスをUUIメッセージによって着呼側端末に通知し、前記着呼側端末からIPアドレスを受信して前記発呼側端末と着呼側端末のリンクを確立するように制御する制御手段を有することを特徴とするインターネット電話制御装置。 - 前記制御手段は、前記UUIメッセージを、ISDN回線のDチャネルを用いて送信することを特徴とする請求項1記載のインターネット電話制御装置。
- 前記制御手段は、複数の通信サービスを予め記憶した記憶手段を有し、前記着呼側端末から該着呼側端末の通信環境に関する情報を受信し、該情報に応じた通信サービスを前記記憶手段から選択して前記発呼側端末と着呼側端末とを接続することを特徴とする請求項1又は2記載のインターネット電話制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2002238720A JP2004080453A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | インターネット電話制御装置 |
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