JP2004079487A - 電気コネクタの防水構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】挿込ハウジング3の中間部外周にはフランジ20が周設されており、このフランジ20にダッシュパネル1に当接させる円環状のパネル用シール部材21が装着されている。挿込ハウジング3の受けハウジング2との対抗面には、ボルト13の周辺において凹溝22が周設され、この凹溝22内に円筒形のボルト用シール部材23が嵌挿され、その一部が外側に膨出されている。そして、これらのシール部材21、23により接続端子4、5に対するハウジング2、3に対する外側と内側の双方の防水手段が講じられている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のダッシュパネル等に使用する電気コネクタの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から例えば自動車では、ボディの一部に車内とエンジンルームとを区切るダッシュパネルが設けられ、このダッシュパネルには車内側とエンジンルーム側との電気配線を接続するための電気コネクタが用いられている。
【0003】
しかし、エンジンルーム側では冷却や清掃のために水を使用することが多く、この水が電気コネクタ内に入り込まないようにしなければならない。
【0004】
そこで、電気コネクタはグロメットにより覆ったり、シール部材を使用して防水して電気絶縁性を確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ボルトを用いてハウジング同士を締め付けるコネクタにおいては、ボルト周辺の防水が十分でない場合が多い。
【0006】
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、ボルトを用いたコネクタにおいても確実な防水を実施した電気コネクタの防水構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る電気コネクタの防水構造は、多数の接続端子を有する受けハウジングと、パネルを介して前記受けハウジングと嵌合し、前記受けハウジングの接続端子に対応する多数の接続端子を有する挿込ハウジングと、これらのハウジング同士を結合するための前記挿込ハウジングに取り付けたボルトとを有する電気コネクタにおいて、前記挿込ハウジングの周囲にフランジを設け、該フランジに環状シール部材を嵌合して前記パネルとの間を密封可能とすると共に、前記挿込ハウジングの前記ボルトの周辺に配置した円筒形のボルトシール部材により前記受けハウジングとの間を密封することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は断面図を示し、例えば自動車のダッシュパネル1を介して、受けハウジング2と挿込ハウジング3とが嵌合されている。受けハウジング2には多数の例えば雄型接続端子4が内装され、ダッシュパネル1の車内側にブラケットを介して固定されて、ダッシュパネル1の窓孔1a内に開口されている。挿込ハウジング3には、雄型接続端子4に対応する多数の例えば雌型接続端子5が内装され、エンジンルーム側から受けハウジング2と嵌挿するようにされている。挿込ハウジング3の後端にはカバー状のリアプロテクタ6が嵌合され、リアプロテクタ6の周壁7の一部からその軸線方向に対し、直角又はほぼ直角の方向に電気配線引出口8が突設されている。
【0009】
受けハウジング2内の多数の雄型接続端子4は、車内側電気配線のフラットケーブル9の末端に設けられて受けハウジング2内に収容され、挿込ハウジング3内の多数の雌型接続端子5には、エンジンルーム内の電気配線10が結線されて電気配線引出口8から引き出し又は引き込まれている。
【0010】
受けハウジング2の開口面の中央にはその軸線方向にねじ穴11が設けられ、ナット12が埋設されている。挿込ハウジング3の中央には、ねじ穴11に挿入するボルト13が回転自在に装着されており、このボルト13をナット12に螺合して締め付けすることで、ハウジング2、3同士を近付け、受けハウジング2側の多数の雄型接続端子4と挿込ハウジング3側の多数の雌型接続端子5とを容易に接続できるようにされている。
【0011】
また、リアプロテクタ6の中央には、その軸線を中心としてボルト13をリアプロテクタ6の後方から直接操作するための円筒状のボルト操作用開放筒14が前方に延出して設けられている。これに対応して、挿込ハウジング3の後面にはその軸線を中心とする円形溝15が凹設され、この円形溝15にボルト操作用開放筒14の先端部が嵌合されており、リアプロテクタ6が挿込ハウジング3に取り付けられたままの状態で、ボルト13の操作をボルト操作用開放筒14を通じて自在にできるようにされている。また、ボルト13はリング16により、後方に抜け出ないようになっている。
【0012】
挿込ハウジング3の外周面とリアプロテクタ6の周壁7の外周面とは、突き合わせの面一の円周面に形成され、また挿込ハウジング3の後端の内周には浅い円周面の内嵌め嵌合部17が形成され、リアプロテクタ6の周壁7の端部には、その内嵌め嵌合部17に回動可能に嵌合する短い段付き嵌合部18が形成されている。リアプロテクト6は挿込ハウジングに対して係止手段19により係止可能とされ、この係止に当ってはリアプロテクタ6の配線引出口8を任意の角度方向に向けることができるようになっている。
【0013】
更に、挿込ハウジング3の中間部外周にはフランジ20が周設されており、このフランジ20にダッシュパネル1に当接させる円環状のパネル用シール部材21が装着されている。挿込ハウジング3の受けハウジング2との対抗面には、ボルト13の周辺において凹溝22が周設され、この凹溝22内に円筒形のボルト用シール部材23が嵌挿され、その一部が外側に膨出されている。そして、これらのシール部材21、23により接続端子4、5に対するハウジング2、3に対する外側と内側の双方の防水手段が講じられている。なお、個々の接続端子5の後方にに対しては、接続された電気配線10ごとに防水シール部がで装着され防水している。
【0014】
挿込ハウジング3を受けハウジング2に嵌合するには、両者を対向させた状態でボルト13を締め付けることにより両者は嵌合し、接続端子4、5同士が嵌合して電気的導通がなされる。また、シール部材21はダッシュパネル1に密着し、シール部材23は受けハウジング3の対抗面に密着することにより接続端子4、5への防水がなされる。両ハウジング2、3を解離するには、ボルト13を嵌合方向とは反対方向に回転して、挿込ハウジング3を受けハウジング2から離脱すればよい。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電気コネクタの防水構造は、ボルトを用いてハウジング同士を嵌合する場合において、ボルトの周囲にもシール部材を設けているために完全な防水対策がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジング同士を結合した状態の縦断図である。
【図2】ハウジング同士を分離した状態の斜視図である。
【図3】両ハウジングの断面斜視図である。
【符号の説明】
1 受けハウジング
2 雌型接続端子
3 挿込ハウジング
6 リアプロテクタ
8 電気配線引出口
11 ねじ穴
12 ナット
13 ボルト
20 フランジ
21、23 シール部材
22 凹溝
Claims (2)
- 多数の接続端子を有する受けハウジングと、パネルを介して前記受けハウジングと嵌合し、前記受けハウジングの接続端子に対応する多数の接続端子を有する挿込ハウジングと、これらのハウジング同士を結合するための前記挿込ハウジングに取り付けたボルトとを有する電気コネクタにおいて、前記挿込ハウジングの周囲にフランジを設け、該フランジに環状シール部材を嵌合して前記パネルとの間を密封可能とすると共に、前記挿込ハウジングの前記ボルトの周辺に配置した円筒形のボルトシール部材により前記受けハウジングとの間を密封することを特徴とする電気コネクタの防水構造。
- 前記環状シール部材及びボルトシール部材は合成ゴムとした請求項1に記載の電気コネクタの防水構造。
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JP2011249050A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2012151029A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Yazaki Corp | 中継コネクタ |
WO2013069352A1 (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-16 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
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2002
- 2002-08-22 JP JP2002242166A patent/JP4065164B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2013069352A1 (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-16 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
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