JP2004077662A - 分散補償光ファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】Lバンド(1565〜1625nm)の波長領域において使用されるNZDSFの補償を最適にした分散補償光ファイバを提供する。
【解決手段】1592nmにおいて、分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値に対する被分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値の比率が60%以上であり、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロスが2.0dB/m以下であり、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、1565〜1625nmの範囲において、伝送損失が1.0dB/km以下である特性を有し、波長1592nmにおける分散/分散スロープの値が90〜200nmであるNZDSFなどの被分散補償光ファイバに接続されて、被分散補償光ファイバの分散を補償する分散補償光ファイバとする。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散補償光ファイバに関し、さらに詳しくは、Lバンドと呼ばれる波長領域(1565〜1625nm)に対する、ノンゼロ分散シフト光ファイバ(Non−Zero Dispersion Shifted Fiber:以下NZDSFとも称する)の分散の補償を最適にしたLバンド用の分散補償光ファイバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信の伝送網として、シングルモード光ファイバ(SMF)が世界中に敷設されている。最近においては、情報社会の発展により、通信情報量が飛躍的に増大する傾向にあり、このような情報の増大化に伴い、波長多重伝送(WDM伝送)が通信分野に広く受け入れられ、今や波長多重伝送の時代を迎えている。波長多重伝送は、光通信の波長が一波長でなく、複数の波長を用いて複数の光信号を伝送する方式であり、大容量高速通信に適した光伝送方式である。
【0003】
現在、WDM伝送用の波長帯として、1.55μmの波長帯での波長多重光通信が行われているが、より大量の通信情報量を伝送したいという社会的要望が高まっている。そこで、1.55μmの波長帯より広い波長帯での使用も考慮されている。
例えば、Lバンド(1565〜1625nm)の波長領域において、NZDSFを使用することにより、より大量の通信情報量を伝送できることになる。
【0004】
SMFを用いた場合、SMF単独で光の伝送を分散なく行うことはできないので分散の補償が必要となり、分散補償光ファイバ(Dispersion Conpensating optical Fiber:以下DCFとも称する)を組み合わせての使用が検討されている。
同様に、NZDSFを使用する場合でも、NZDSF単独で光の伝送を分散なく行うことはできないので、分散の補償が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、Lバンド(1565〜1625nm)の波長領域においてNZDSFを使用した場合に、NZDSF線路の補償に対して、Lバンド帯での光伝送に従来から使用されているSMF補償用のDCFを用いると、一般的なNZDSFの分散(D)/分散スロープ(S)の値(Dispersion Per Slope:以下DPSまたはD/Sとも称する)が160程度であるのに対してSMF補償用のDCFのDPSは300程度であることから、SM補償用DCFでは補償率が50%程度となり、残留分散が大きくなってしまうので波長多重光通信に対しては適さない。
ここで、NZDSFに対するSMF補償用のDCFの補償率CRは下記式(2)で示される。
式中、SDCF は分散補償光ファイバDCFの分散スロープであり、SNZDSF は伝送用NZDSFの分散スロープであり、DDCF は分散補償光ファイバDCFの分散値であり、DNZDSF は伝送用NZDSFの分散値である。また、DPSNZDSF は伝送用NZDSFのDPS値であり、DPSDCF は分散補償光ファイバDCFのDPS値である。例えば、波長1592nmにおけるそれぞれの値を代入することで補償率CRを算出する。
【0006】
【数2】
CR(%)
=〔(SDCF /SNZDSF )/(DDCF /DNZDSF )〕×100
=(DPSNZDSF /DPSDCF )×100           …(2)
【0007】
そこで、NZDSF補償用のDCFとして、60%以上の補償率で補償可能なNZDSF線路を専用に補償するためのDCFを開発する必要があった。補償されるNZDSFのDPSに近いDPSを有する分散補償光ファイバで補償することで、即ち、補償率を100%に近づけることで、分散値と分散スロープの両方を補償することができる。
また、NZDSF補償用のDCFとしては、SMF補償用のDCFに比べてDPSを小さくする必要があり、単位分散量を大きくし、分散スロープを負に大きくとる必要がある。また、その結果として設計上曲げ損失が大きくなりモジュール化で損失が大きくなるなどの問題を解決する必要がある。
【0008】
本発明は上記の状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、Lバンド(1565〜1625nm)の波長領域において使用されるNZDSFの補償を最適にした分散補償光ファイバを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の分散補償光ファイバは、波長1592nmにおける分散/分散スロープの値が90〜200nmである被分散補償光ファイバに接続され、前記被分散補償光ファイバの分散を補償し、光信号の伝送を行う分散補償光ファイバであって、1592nmにおいて、前記分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値に対する前記被分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値の比率が60%以上であり、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロスが2.0dB/m以下であり、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、1565〜1625nmの範囲において、伝送損失が1.0dB/km以下である。
【0010】
上記の本発明の分散補償光ファイバは、好適には、コアとクラッドとを有する構成であり、前記コアは、前記クラッドより高屈折率であるセンタコアと、前記センタコアの外周部に形成され、前記クラッドよりも低屈折率であるディプレスト層と、前記ディプレスト層の外周部に形成され、前記クラッドよりも高屈折率であるセグメント層とを有し、前記センタコアの径が3〜4.5μmで、センタコアの比屈折率差が1.8〜2.2%で、前記センタコアの中心から外周に向かって比屈折率が小さくなる屈折率プロファイルであり、前記ディプレスト層の径が前記センタコア径の2.7〜3.3倍で、前記ディプレスト層の比屈折率差が−0.5〜−0.6%であり、前記セグメント層の径が前記センタコア径の4.5〜5.5倍で、前記セグメント層の比屈折率差が+0.2〜+0.3%である。
【0011】
上記の本発明の分散補償光ファイバは、さらに好適には、前記センタコアの屈折率プロファイル(n(r))を前記センタコアの中心からの距離rの関数として下記式(1)で近似したときのαとして、α≧1.5である。
【0012】
【数3】
Figure 2004077662
ここで、aはセンタコア半径、Δ=(ncc−ncd)/ncc(nccはセンタコアの最大屈折率、ncdはクラッドの屈折率)である。
【0013】
上記の本発明の分散補償光ファイバは、1592nmにおいて、分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値に対する被分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値の比率が60%以上であり、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロスが2.0dB/m以下であり、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、1565〜1625nmの範囲において、伝送損失が1.0dB/km以下である特性を有している。
波長1592nmにおける分散/分散スロープの値が90〜200nmであるNZDSFなどの被分散補償光ファイバに接続されて、被分散補償光ファイバの分散を補償する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本実施形態に係る光ファイバは、波長1592nmにおける分散/分散スロープの値が90〜200nmであるNZDSFなどの被分散補償光ファイバに接続されて、被分散補償光ファイバの分散を補償する分散補償光ファイバである。
【0015】
図1(A)は、本実施形態に係る分散補償光ファイバ1の断面図であり、図1(B)は屈折率プロファイルである。
最も屈折率の高いセンタコア11の周りを囲んで該センタコア1よりも屈折率の低いディプレスト層12が配置され、さらにそのディプレスト層12の周りを囲んで、ディプレスト層12よりも屈折率が高く前記センタコア11よりも屈折率の低いセグメント層13が配置され、その外周にクラッド14が配置されている構成であり、屈折率分布はいわゆるW−seg型である。
本実施形態の分散補償光ファイバは、屈折率構造の設計、制御がしやすく、伝送損失も小さく、かつ、負の分散および負の分散スロープの実現性に富む。
【0016】
セグメント層13は純シリカ(SiO )に例えばゲルマニウム(Ge)などの屈折率を高める元素をドープすることにより形成されており、ディプレスト層12は純シリカに例えばフッ素(F)などの屈折率を低くする元素をドープすることにより形成されており、また、センタコア11は純シリカに例えばゲルマニウムなどの屈折率を高める元素をドープすることにより形成されている。
【0017】
図1に示す屈折率構造において、センタコア11の径(2a)は3〜4.5μmで、センタコア11の比屈折率差Δ1は1.8〜2.2%で、センタコア11の中心から外周に向かって比屈折率が小さくなる屈折率プロファイルである。
ディプレスト層12の径(2b)はセンタコア11の径(2a)の2.7〜3.3倍で、ディプレスト層12の比屈折率差Δ2は−0.5〜−0.6%である。
セグメント層13の径(2c)はセンタコア11の径(2a)の4.5〜5.5倍で、セグメント層13の比屈折率差Δ3は+0.2〜+0.3%である。
ここで比屈折率差とはクラッドの屈折率ncdに対する相対屈折率差を示しており、センタコアの屈折率をncc、ディプレスト層の屈折率をndp、セグメント層の屈折率をnsgとしたとき、下記式(3)〜(5)で表される。
【0018】
【数4】
Δ1=(ncc−ncd)/ncd×100         (3)
Δ2=(ndp−ncd)/ncd×100         (4)
Δ3=(nsg−ncd)/ncd×100         (5)
【0019】
また、本実施形態の分散補償光ファイバは、センタコアの屈折率プロファイル(n(r))を前記センタコアの中心からの距離rの関数として下記式(1)で近似したときのαとして、α≧1.5である。
【0020】
【数5】
Figure 2004077662
ここで、aはセンタコア半径、Δ=(ncc−ncd)/ncc(nccはセンタコアの最大屈折率、ncdはクラッドの屈折率)である。
【0021】
本実施形態に係る分散補償光ファイバは、上記のように屈折率プロファイルを有しており、これにより、1592nmにおいて、分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値に対する被分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値の比率が60%以上であり、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロスが2.0dB/m以下であり、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、1565〜1625nmの範囲において、伝送損失が1.0dB/km以下である特性を有している。
波長1592nmにおける分散/分散スロープの値が90〜200nmであるNZDSFなどの被分散補償光ファイバに接続されて、被分散補償光ファイバの分散を補償する。
【0022】
通常、1565〜1625nmの波長帯の光信号を用いてNZDSFで波長多重光伝送を行うと、1565〜1625nmの波長帯の各波長は、NZDSFを伝送するにつれ、正の分散が増加して行く。
【0023】
波長多重の各波長の光信号がNZDSFから分散補償光ファイバに切り替わって伝送されると、分散補償光ファイバは波長1592nmにおいて分散スロープ補償率が60%以上であって、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、その分散スロープが負の傾きを持っているので、NZDSFを伝搬して来ることによって増加した分散は分散補償光ファイバを伝搬して行くにつれ次第に減殺される方向に補償されて行き、分散補償光ファイバの終端側で、波長多重の各波長の分散はほぼ零に補償されて受信されることになる。
分散スロープ補償率が60%以下の場合、例えば10Gbit/s、80km以上の長距離伝送を行うと補償後にもシステムに影響を与える残留分散が生じ、さらに波長毎に分散を補償する第2の分散補償手段が必要とされるため好ましくない。
【0024】
また、分散補償光ファイバの屈折率分布をW−seg型のプロファイルとすることで、分散補償光ファイバの前記設定される条件を備えた屈折率構造の光ファイバを容易に製造することが可能となり、分散補償光ファイバを上記の構成とすることで、NZDSFを伝搬することにより生じる分散の補償率を理想的に近い状態に高めることが可能となるものである。
【0025】
図2は、分散補償光ファイバとNZDSFの波長と分散値の関係を示す説明図である。
NZDSFは1565〜1625nmの波長領域で正の分散値と正の分散スロープを有し、一方、本実施形態に係る分散補償光ファイバDCF(図中でCバンド−DCFおよびLバンド−DCFと示している)は1565〜1625nmの波長領域で負の分散値と負の分散スロープを有していることを示す。尚、Cバンドとは1530〜1565nmの波長域を示す。
【0026】
図3は本実施形態に係る分散補償光ファイバを用いてNZDSFの分散を補償した波長多重光伝送路の説明図である。
例えば80km以上の距離を伝送するNZDSFの後段に、増幅器AMPを介して10km程度の本実施形態の分散補償光ファイバDCFが接続されて構成されている。さらに分散補償光ファイバDCFの後段に増幅器AMPが接続されて、さらに他の伝送路や局などに入力される。
局Sから入力された信号は、NZDSFにより伝送された後、増幅器AMPで増幅され、分散補償光ファイバDCFにより伝送される。
80km以上の長距離伝送に使用されるNZDSFにより発生する1565〜1625nmの波長領域における特定波長の信号の分散と分散スロープを10km程度の分散補償光ファイバで補償することが可能である。本実施形態の分散補償光ファイバをNZDSFと接続することで、1565〜1625nmの広い範囲で低分散が実現される。
【0027】
本実施形態の分散補償光ファイバは、波長1592nmでの、補償率が60%以上であり、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロスが2.0dB/m以下であり、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、伝送損失が1565〜1625nmの波長領域において1.0dB/km以下となっているので、波長1592nmの波長領域におけるDPSが90〜200nmであるNZDSFに接続されて光信号の伝送を行うことにより、NZDSFを伝搬することにより発生する1565〜1625nmの波長領域での波長多重光伝送の各波長信号の分散と分散スロープを補償することが可能となる。
【0028】
また、屈折率分布をW−seg型のプロファイルとした構成にあっては、プロファイル形状が単純となるため設計が容易で、伝送損失も小さく、また、負の分散および負の分散スロープを容易に実現できる性質を有するので、屈折率分布の条件の規制がより緩やかとなり、製造も容易化され、本発明の優れた性質を有する分散補償光ファイバおよびその分散補償光ファイバを用いた波長多重光伝送路を安価に提供することが可能となる。
【0029】
さらに、W−seg型の屈折率プロファイルを持ち、センタコア径は3〜4.5μmであり、センタコアの比屈折率差は1.8〜2.2%であり、センタコアの形状が中心から外周に向かって比屈折率が小さくなる屈折率プロファイルであり、ディプレスト層の径はセンタコア径の2.7〜3.3倍であり、ディプレスト層の比屈折率差が−0.5〜−0.6%であり、セグメント層の径は、センタコア径の4.5〜5.5倍であり、セグメント層の比屈折率差が+0.2〜+0.3%である構成とすることにより、本発明の波長多重光伝送路を用いることにより、曲げによる伝送損失を小さくし、波長1565〜1625nmの波長領域での低非線形性によって信号歪みのない品質の高い高速大容量の波長多重光通信を可能とし、次世代の波長多重光線路として充分対応できるものとなる。
【0030】
(実施例)
次に本発明の具体的な実施例について説明する。
図1に示す構成の分散補償光ファイバにおいて、表1に示すようなセンタコアの径(2a)、ディプレスト層の径(2b)、セグメント層の径(2c)、センタコアの比屈折率差Δ1、ディプレスト層の比屈折率差Δ2、セグメント層の比屈折率差Δ3、センタコアの屈折率プロファイル(n(r))を上記の式(1)で近似したときのα値として分散補償光ファイバを作成した。
得られた分散補償光ファイバについて、波長1592nmにおける分散値、分散スロープ値、損失値、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロス値を測定した。
また、各分散補償光ファイバについて、表1に示すDPS値を有するNZDSFに接続する場合の補償率を算出した。
結果を表1にまとめて示す。
【0031】
【表1】
Figure 2004077662
【0032】
前記表1から分かるように、分散を−140〜−40ps/nm/km、曲げロスを2.0dB以下と設定したことにより、60%以上の補償率が得られていることがわかる。
【0033】
また、図1に示す構成の分散補償光ファイバにおいて、表2に示すようなセンタコアの径、センタコアの比屈折率差、ディプレスト層の比屈折率差、セグメント層の比屈折率差として分散補償光ファイバを作成した。
得られた分散補償光ファイバについて、NZDSFに接続した場合の波長1592nmにおける補償率を算出した。
結果を表2にまとめて示す。
【0034】
【表2】
Figure 2004077662
【0035】
前記表2から分かるように、W−seg型プロファイルの屈折率構造を設定したことにより60%以上の補償率が得られることがわかる。
【0036】
本発明は上記の実施の形態に限定されない。
例えば、分散補償光ファイバの構成としては、必要な特性を満たしていれば、実施形態で示した構成以外の構成や屈折率プロファイルを有する光ファイバを有していてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明により、Lバンド(1565〜1625nm)の波長領域において使用されるNZDSFの補償を最適にした分散補償光ファイバを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態に係る分散補償光ファイバの(A)断面図と(B)屈折率分布のプロファイルを示す図である。
【図2】図2は本発明の実施形態に係る分散補償光ファイバとNZDSFの波長と分散値の関係を示す説明図である。
【図3】図3は本発明の実施形態に係る波長多重光伝送路の説明図である。
【符号の説明】
1,DCF…分散補償光ファイバ
11…センタコア
12…ディプレスト層
13…セグメント層
14…クラッド
NZDSF…ノンゼロ分散シフト光ファイバ
S…局
AMP…増幅器

Claims (3)

  1. 波長1592nmにおける分散/分散スロープの値が90〜200nmである被分散補償光ファイバに接続され、前記被分散補償光ファイバの分散を補償し、光信号の伝送を行う分散補償光ファイバであって、
    1592nmにおいて、前記分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値に対する前記被分散補償光ファイバの分散/分散スロープの値の比率が60%以上であり、直径20mmの曲率で曲げたときの曲げロスが2.0dB/m以下であり、分散が−140〜−40ps/nm/kmであり、
    1565〜1625nmの範囲において、伝送損失が1.0dB/km以下である
    分散補償光ファイバ。
  2. コアとクラッドとを有する構成であり、
    前記コアは、
    前記クラッドより高屈折率であるセンタコアと、
    前記センタコアの外周部に形成され、前記クラッドよりも低屈折率であるディプレスト層と、
    前記ディプレスト層の外周部に形成され、前記クラッドよりも高屈折率であるセグメント層と
    を有し、
    前記センタコアの径が3〜4.5μmで、センタコアの比屈折率差が1.8〜2.2%で、前記センタコアの中心から外周に向かって比屈折率が小さくなる屈折率プロファイルであり、
    前記ディプレスト層の径が前記センタコア径の2.7〜3.3倍で、前記ディプレスト層の比屈折率差が−0.5〜−0.6%であり、
    前記セグメント層の径が前記センタコア径の4.5〜5.5倍で、前記セグメント層の比屈折率差が+0.2〜+0.3%である
    請求項1に記載の分散補償光ファイバ。
  3. 前記センタコアの屈折率プロファイル(n(r))を前記センタコアの中心からの距離rの関数として下記式(1)で近似したときのαとして、α≧1.5である
    請求項2に記載の分散補償光ファイバ。
    Figure 2004077662
    ここで、aはセンタコア半径、Δ=(ncc−ncd)/ncc(nccはセンタコアの最大屈折率、ncdはクラッドの屈折率)である。
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