JP2004073056A - 電解と電気透析を用いた健康飲料、飲料、酒類の改質方法 - Google Patents

電解と電気透析を用いた健康飲料、飲料、酒類の改質方法 Download PDF

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Abstract

【課題】健康飲料水、健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類などの対象溶液に直接電極を接触させ通電を行い、改質改善を行う方法を提供する。
【解決手段】電極1,2に電圧を加え対象溶液を電解槽に流入させる。陽極で起こる電気化学反応(酸化)と陰極で起こる電気化学反応(還元)をカチオン膜4などの隔膜を用い隔離する。また隔膜の種類、隔膜の有無は対象溶液の種類や処理目的に応じて使い分けを行う。一例として対象溶液の還元力の向上、酸化防止などの目的で処理を行う場合は、対象溶液をマイナス槽(還元槽)に流し込み酸化槽には水道水レベルの水を流し込む方法で行う。また、4図の陽極にバナジュウムなどの金属を使用するとバナジュウムが溶出し、対象溶液はバナジュウムイオンが増加する。陽極の物質を変える事で希望する金属イオンを対象溶液に溶存させる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、電解もしくは電気透析を応用した健康飲料および健康飲料の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類の改質を行ったり、その溶液の効果を向上させる装置とその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類や健康飲料水もしくは健康飲料水の原料溶液の改質や改善を行う為にたくさんの方法が使用されている。
【0003】
また、必要な金属イオンやミネラルの補給を目的として、金属やミネラルの添加を行う健康飲料や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類などもある。
【0004】
これらの健康飲料の製造は溶液に何らかの物質を添加する(混ぜる)事が基本となっている。その健康飲料の有効性は基本的に添加物質の濃度と添加する物質の質に依存する場合が多い。言い換えれば、その有効性を高めるためには
▲1▼添加濃度を上げる。
▲2▼添加物質の質もしくは種類を変える。
▲3▼複数の物質を効果的に調合する。
という方法などにより製造されている。
【0005】
金属イオンやミネラルなどを添加する場合も同様で添加濃度と添加する物質の質または種類を変えるなどの方法を用い基本的に製造されている。
【0006】
飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類は化学品などの添加剤を使用してpH調整、酸化防止等の処理を行う方法。熱により処理を行い、製品(飲料など)の改質等を行う方法。長期間タンクに溶液を溜置き熟成をさせる方法などが用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
健康飲料の製造では、より効果的な製品を製造するために、希少で高価な物質を使用するなどの方法も考えられているが、安価な健康飲料を製造するためにはコスト的な課題が生ずる。また現状使用されている原料物質の濃度を上げると人体への吸収率が下がったり、物質の人体に対する副作用などが問題となるなど、濃度と比例した効果を求めることはできない場合が多い。
【0008】
また、安価で効果(有効性)の高い物質の探求もいろいろな方面で行われているが、簡単にこのような物質を見つけることはできない事は言うまでもない。
【0009】
健康飲料または健康飲料の原料水(対象溶液)電解もしくは電気透析を行い、直接対象溶液に電流を流し電気化学反応(酸化、還元反応)を溶液内で起こし、効果の向上を行う事をこの発明の第1の課題とする。
【0010】
第2の課題として、金属イオンなどを健康水に容存させたい場合、その金属イオンを含む物質を添加する方法が一般的に行われているが、この発明では電解プロセスにおける電極の電気的な溶出を利用し、金属イオンを健康飲料に容存させる発明を第2の課題とする。
【0011】
飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類製造では、先ず問題となる事柄として酸化の問題がある。製品が酸化すると全般的に製品の質は低下する。飲料や酒類の製造においては化学品を使用することなく酸化、還元反応を溶液内で電気化学反応を起こし品質の向上を行う事をこの発明の第3の課題とする。
【0012】
また飲料や酒類のまろやかさなどの主観的な味の評価の源となる要素として水以外の成分の水和性が大きな要素となる。水以外の成分が水に良く溶け込んでいない場合は味自体にカドができ、良い品質の飲料とは言えない場合が多くある。まろやかさを向上させるためには水和性の向上(熟成)を図る必要がある。これをを第4の課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決する手段として、電解もしくは電気透析を用いる。健康飲料もしくは健康飲料の原料水や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類と電極を接触させ溶液に電圧を加える。その時に物理的に起こる電気化学的な酸化、還元反応などを応用する手段を用いる。
【0014】
健康飲料水における応用方法として健康飲料水に添加(使用)する物質は、既存に使用されている医薬品、天然抽出物などを使用し、電解もしくは電気透析処理を行うことにより、その物質の有効性の向上を図る。
【0015】
飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類における応用方法としては、同じように溶液に直接電圧を加え電解もしくは電気透析処理を行うことにより、溶液に還元反応(水素化反応)などを起こし酸化しにくい溶液の生成を行う。また水和性の向上については電解による水クラスターの変化などの現象を応用する。本発明では比較的処理電流が大きく処理電圧が小さい処理を電解と呼び、比較的処理電流が小さく処理電圧が大きな処理を電気透析と呼ぶ。
【0016】
また、金属イオンを健康飲料に容存させる方法として、電解プロセスにおける電極の溶出反応を利用する。容存させたい金属を陽極として用い、電解によりその金属を陽極から溶出させる手段を用いる。
【0017】
上記の様に健康飲料もしくは健康飲料の原料水や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類に直接電圧を加える方法は、溶液に電極を浸し、電極に電圧を加え溶液に電流を流す手段を用いる。各飲料水や酒類に直接電圧を加え、電流を溶液に流す部分を、本発明では電解槽もしくは電気透析槽と呼ぶ。電解槽もしくは電気透析槽の種類は体系的に図1の様になり対象溶液の違い、処理目的により電解槽もしくは電気透析槽の使い分けを行う。また各溶液に流す電流の大きさや波形(直流、脈流、パルス、交流とその周波数)、なども各溶液の質、処理目的などに合わせて調整や選択を行う。
【0018】
従来こうした電解処理もしくは電気透析処理は、飲料水(アルカリイオン水)の処理や、食塩水の電解で次亜塩素酸を生成するなど限られた溶液にしか使用されていなかった。この方法は健康飲料水もしくは健康飲料水の原料水や飲料水(清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など)及び酒類を直接電解槽、もしくは電気透析槽に流し込み電解処理を行い、その溶液の活性(還元性、酸化性、有効性など)を高める。
【0019】
また、この発明では金属イオンの溶出を目的として電解を行う事もこの発明に含まれる。具体的な方法として陽極に必要な金属電極を用い陽極を電解溶出させ、健康飲料水または健康飲料水の原料などの溶液に必要な金属イオンの容存率(濃度)を向上させる。溶出量は電極に加える電力と電解槽に流し込む溶液の量によりコントロールを行う。
【0020】
この処理方法の特徴として、有効物質の濃度(添加量)を変えることなく、電解もしくは電気透析により、その溶液(健康飲料もしくは健康飲料の原料水)の有効性を高める事が可能になる事である。電解還元反応、電解水素化反応、電解酸化反応、電解溶出反応、電気イオン移動反応などを電解もしくは電気透析により実行する。
【0021】
電解もしくは電気透析により起こる、これらの反応をこの発明では電気化学反応と呼ぶ事とする。電解もしくは電気透析の処理は溶液(健康飲料もしくは健康飲料の原料水や飲料水及び酒類)に与える電流、電圧の大きさで反応をコントロールすることが容易に行うことができるので制御性が良い事も特徴の一つである。
【0022】
また、陽極と陰極に間に設置する隔膜を配置し陽極槽と陰極槽に分離することにより電解還元反応と電解酸化反応を分離して行うことができる。
【0023】
また、電極からの金属溶出をさせたくないときは陽極に白金などの溶出しにくい電極を用い処理を行えば、この反応を最小にすることも可能である。従って電解もしくは電気透析により起こる各電気化学反応を用途により電解装置の構成(構造)を変えることで自由に選択できるところもこの発明の特徴となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図2は無隔膜電解槽に健康飲料水または健康飲料水の原料溶液や飲料水(清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など)及び酒類などを流入させる装置の電解槽もしくは電気透析槽である。溶液によっては、この方法で電解もしくは電気透析を行う事により、対象溶液の還元処理と酸化処理を行うことができる。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行う。溶出させたくない場合は白金、イリジューム、バラジュームなどやその酸化体などを電極として使用する。
【0025】
図3は有隔膜電解槽(中性膜)もしくは有隔膜電気透析槽(中性膜)に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類を流入させる装置である。この装置は健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液を同時に電気化学的な酸化、還元処理を行い、溶液の陽イオン、陰イオンも同時に移動させる事ができる装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0026】
図4は有隔膜電解槽(カチオン膜)もしくは有隔膜電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類を流入させる装置である。この装置は健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液を同時に電気化学的な酸化、還元処理を行う。マイナス槽に流入した溶液の陽イオンだけがマイナス槽からプラス槽に移動する。プラス槽に流入した溶液の陽イオン、陰イオンは移動が起こらないので流入した溶液の組成を変えることなく電気化学的な還元処理を行う装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0027】
図5は有隔膜電解槽(アニオン膜)もしくは有隔膜電気透析槽(アニオン膜)に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水(清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など)及び酒類を流入させる装置である。この装置は健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液を同時に電気化学的な酸化、還元処理を行う。プラス槽に流入した溶液の陰イオンだけがプラス槽からマイナス槽に移動する。マイナス槽に流入した溶液の陽イオン、陰イオンは移動が起こらないので流入した溶液の組成を変えることなく電気化学的な酸化処理を行う装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行いその金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0028】
図6は有隔膜電解槽(隔膜の種類は問わない)もしくは有隔膜電気透析槽(隔膜の種類は問わない)の酸化槽と還元槽に同一の健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水(清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など)及び酒類を流入させる装置である。同一の溶液に対して酸化と還元を同時に行うことが出来る装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0029】
図7は有隔膜電解槽(隔膜の種類は問わない)もしくは有隔膜電気透析槽の酸化槽と還元槽に、違う種類の健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類を流入させる装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0030】
図8は健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類に電解処理を行う前に、必要な物質の添加を行う装置で、ミネラルなどの補強等の目的で添加を行う装置である。添加した物質も電解処理を行うので添加物質の活性等が高くなる装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0031】
図9は電解槽もしくは電気透析槽に流入させる健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類に電解処理を行った後に必要な物質の添加を行う装置で、ミネラルなどの補強や電解により物質の組成を変化させる事を望まない場合に使用する装置である。添加した物質は電解処理もしくは電気透析処理を行わないので変質等が起こりにくい装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、これを用い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0032】
図10は電解槽もしくは電気透析槽から流出した健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類を再度、同じ方向の槽に流入させる装置で、還元槽、または酸化槽から流出した溶液を同じ槽に再度流入(循環)させる装置である。対象溶液により強い電解もしくは電気透析を与えたいとき等に用いる装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0033】
図11は酸化槽もしくは電気透析槽から流出した健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類を再度、逆方向の槽に流入させる装置で、還元槽、または酸化槽から流出した溶液を他方の槽に再度流入(循環)させる装置である。酸化処理と還元処理を行いたい時にこの方法用いる。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0034】
図12はアニオン、カチオン膜を複合的に使用し健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類を処理する装置で図中の健康飲料水Bはこの電解槽若しくは電気透析槽によりイオン濃度が低い飲料水に変化する。飲料水Aは陰イオンが増加し、飲料水Bは陽イオンが増加する。この方式の電解槽もしくは電気透析槽を用いる事で、これらの反応を電解槽もしくは電気透析槽で起こすことができる装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0035】
図3〜図12の装置を複合的に用い健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類の改質改善を行う装置である。また必要な金属イオンの溶出を目的とする場合は陽極の金属の選定を行い、その金属を電極として用いる。溶出させたくない場合は白金などの溶出が極めて少ない金属を電極として使用する。
【0036】
図3〜図12の電解槽の図は構造がわかりやすいように、単板構造(陽極槽と陰極槽がそれぞれ一つある電解槽)の図を記述しているが、連装構造(複数の電解槽を連装した形)の電解槽もしくは電気透析槽の使用もこの発明に含まれる。
【0037】
【実施例】
図13はアスコルビン酸を図4の電解槽で電解したときのpHとORPの変化である。
【0038】
図14は電解処理を行う前のアスコルビン酸溶液を液クロマトグラフにより分析を行った結果である。図15は電解処理を行った後のアスコルビン酸液を液クロマトグラフにより分析を行った結果である。
【0039】
図13は電解によりpHがアルカリ側にシフトし、ORP(酸化還元電位)もより還元性を示すようになることが解る。
【0040】
図14と図15から、アスコルビン酸溶液が電解により変質たことをこの分析では明確にできない事を示している。
【0041】
図16は細管式電気泳動法により分析したアスコルビン酸の希釈水電解処理を行っていない溶液のアニオン物質の分析結果である。
【0042】
図17は細管式電気泳動法により分析したアスコルビン酸の希釈水に電解処理を行った溶液のアニオン物質の分析結果である。
【0043】
図16、図17から細管式電気泳動法による分析では電解処理を行うことによりアニオン類の状態が変化していることがわかる。
【0044】
図18はアスコルビン酸を還元槽で循環処理を行った時のpH変化とORP変化の表である。
【0045】
図19は陽極に亜鉛を使用し電解を行った時の溶液の亜鉛濃度を調べた表である。時間とともに溶液の亜鉛濃度が増えることがわかる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように電解もしくは電気透析により、酸化還元反応を健康飲料水もしくは健康飲料水の原料溶液に与える事が可能であることがわかる。電解還元処理を例にとると、電解により電極から発生する微細な水素の気泡でいわゆる水素化反応が起こっている事がわかる。電解により発生する気泡は極めて微細で溶液との接触表面積が大きいため、通常の水素化反応より、より効果的に反応が進む。同時に、陰極槽内では陽極から溶液に電子が放出され、健康飲料水もしくは健康飲料水の原料液に含まれる物質(例えば各種のビタミンやアミノ酸などの還元物質が効果的)に電子を供給することとなる。一連のこうした電気化学反応により、溶液の還元力は向上する。 供給溶液に与える電気エネルギーのコントロールの方法として、電力などを変化させる方法以外に図18の結果からわかるように電解時間の変化により行うことも可能である。基本的に化学物質などを添加することなく電解(溶液への通電)により溶液の変化を起こすことができる。この方法で処理を行うと従来からの健康飲料や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これら混合液など及び酒類に使用してきた物質をそのまま使用し、より効果の高い健康飲料の製造が可能になる。 図19で明らかなように陽極から電流相当のイオンが溶出する。この技術を応用しバナジュウムなどの人体に有効であることがわかっている金属イオン水の生成ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で用いる電解槽の種類
【図2】無隔膜電解槽もしくは電気透析槽の断面図
【図3】中性隔膜電解槽もしくは中性膜電気透析槽の断面図と、健康飲料水もしくは健康飲料水の原料溶液を流したときの電解反応の様子
【図4】カチオン膜隔膜電解槽もしくはカチオン膜電気透析槽の断面図と、健康飲料水もしくは健康飲料水の原料溶液を流したときの電解反応の様子
【図5】アニオン膜隔膜電解槽もしくはアニオン膜電気透析槽の断面図と、健康飲料水もしくは健康飲料水の原料溶液を流したときの電解反応の様子
【図6】有隔膜電解槽もしくは有隔膜電気透析槽の還元槽、酸化槽に同じ溶液を流し込んだ図
【図7】有隔膜電解槽もしくは有隔膜電気透析槽の還元槽、酸化槽に違う種類の溶液を流し込んだ図
【図8】有隔膜電解槽もしくは有隔膜電気透析槽の入水側に補助剤の添加装置を付加した図
【図9】有隔膜電解槽もしくは有隔膜電気透析槽の出水側に補助剤の添加装置を付加した図
【図10】有隔膜電解槽もしくは有隔膜電気透析槽で循環電解を行う図(同じ槽で電解)
【図11】有隔膜電解槽若しくは有隔膜電気透析槽で循環電解を行う図(違う槽で電解)
【図12】複合有隔膜電解槽もしくは複合有隔膜電気透析槽の断面図と、飲料及び酒類を流したときの電解反応の様子
【図13】電解処理をしたアスコルビン酸溶液としていない溶液のpH、ORPの変化
【図14】電解還元処理を行ったアスコルビン酸の液クロマトグラフによる分析図
【図15】電解還元処理を行っていないアスコルビン酸の液クロマトグラフによる分析図
【図16】電解を行っていないアスコルビン酸溶液の細管式電気泳動法によるアニオン分析図
【図17】電解を行ったアスコルビン酸溶液の細管式電気泳動法によるアニオン分析図
【図18】アスコルビン酸溶液を循環還元電解を行った時のpHとORPの変化
【図19】亜鉛電極の溶出実験の表
【符号の説明】
1  プラス電極
2  マイナス電極
3  中性膜
4  カチオン膜
5  アニオン膜
6  隔膜(中性膜、カチオン膜、アニオン膜)
7  必要な物質の添加口
8  カチオン膜又は中性膜
9  アニオン膜又は中性膜

Claims (14)

  1. 無隔膜電解槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  2. イオン選択性のない膜を使用した有隔膜電解槽、もしくは無隔膜電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  3. イオン選択性のない膜を使用した有隔膜電解槽、もしくは有隔膜電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  4. 陽イオン交換膜を使用した有隔膜電解槽、もしくは有隔膜電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  5. 陰イオン交換膜を使用した有隔膜電解槽、もしくは有隔膜電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  6. 請求項1から3における装置で健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を電解槽、もしくは電気透析槽の酸化槽と還元槽に同一の健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類及びその他の溶液を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  7. 無隔膜電解槽、有隔膜電解槽及び電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類に必要な物質の添加を通電処理前に行い、添加後に通電処理を行う方法。
  8. 無隔膜電解槽、有隔膜電解槽及び電気透析槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類に必要な物質の添加を通電処理の後で行い改質改善を行う方法。
  9. 有隔膜電解槽もしくは電気透析槽から出水した健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を再度電解槽、もしくは電気透析槽に流入させ通電を行う方法で、陰極槽または陽極槽から出水した健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を同じ槽に流入させ通電処理を複数回行い改質改善を行う方法。
  10. 有隔膜電解槽もしくは有隔膜電気透析槽から出水した健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を再度電解槽、もしくは電気透析槽に流入させる方法で、陰極槽または陽極槽から出水した健康飲料もしくは健康飲料水の原料溶液を違う槽に流入させ通電処理を複数回行い改質改善を行う方法。
  11. 陽イオン交換膜、陰イオン交換膜を複合的に使用した電解槽に健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類を流入させ通電を行い改質改善を行う方法。
  12. 請求項1から請求項10を複合的に用い健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類の改質改善を行う方法。
  13. バッチ式電解槽、貯め置き式電解槽を用い健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類に通電処理を行い改質改善を行う方法。
  14. 健康飲料、もしくは健康飲料水の原料溶液や飲料水、清涼飲料水、ミネラル水、ジュース、コーヒ、ミルク、紅茶、緑茶、これらの混合液など及び酒類に通電するために用いる電極から必要な金属イオン、ミネラルなどを健康飲料水などに溶出させその有効性を高める方法。
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