JP2004072570A - 表示制御装置、情報端末装置、表示制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】専用スクリーン4に対して画像を投影する情報端末装置3は、プロジェクタ1に装着されたディジタルカメラ2により専用スクリーン4を撮影して得られた画像を取得し、この画像から特定の形状パターン、すなわち専用スクリーン4に設けられた画像を投影すべきエリアを表す黒枠の形状パターンを認識し、この認識された形状パターンの位置に応じて、プロジェクタ1による撮像方向と投光エリアのサイズを変更することで投光エリアを専用スクリーン4に合わせて調整する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーンなどに画像を投影する表示制御装置、情報端末装置、表示制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プレゼンテーションの時などでは、資料をスクリーンなどに投影するときにプロジェクタシステムが用いられている。最近では、プロジェクタシステムとして、パーソナルコンピュータ(PC)上の画面をそのままスクリーンに投影する、投写型プロジェクタが広く使用されている。この投写型プロジェクタを用いると、プレゼンテーション用ソフトウェアで作成した資料をPC上の画面に表示させるだけで、この表示された画面をスクリーンに投影することができる。
【0003】
通常、プロジェクタシステムでは、スクリーンに画像を投射するエリア(投光エリア)を、スクリーンの大きさなどに合わせて調整する必要がある。従来のプロジェクタシステムでは、プロジェクタに対して、設置位置、投光方向(垂直水平の向き)を手動によって動かしたり、投光エリアを拡大/縮小する操作を繰り返し行ったりする作業を行なう必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のプロジェクタシステムでは、スクリーンに対して投光エリアを調整するためには、設置位置、投光方向(垂直水平の向き)を動かしたり、投光エリアを拡大/縮小する操作を繰り返すといった非常に手間がかかる作業が必要であったためにセッティングに多くの時間を要していた。
【0005】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、スクリーンに画像を投影する投光エリアを簡単に設定することが可能な表示制御装置、情報端末装置、表示制御プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被投影面に対して画像を投影する表示制御装置において、前記被投影面を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された画像から特定の形状パターンを認識する認識手段と、前記認識手段によって認識された前記特定の形状パターンの位置に応じて、画像を投影するエリアを調整する調整手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
また、前記撮影手段は、前記被撮影面に対して予め付されている、画像を投影するエリアを示す特定の形状パターンを含む画像を撮影することを特徴とする。
【0008】
また、前記被投影面に対して画像を投影するエリアを示す特定の形状パターンを投影するためのパターン投影手段を具備し、前記撮影手段は、前記パターン投影手段によって投影された特定の形状パターンを含む画像を撮影し、前記認識手段は、前記パターン投影手段によって投影された特定の形状パターンを認識することを特徴とする。
【0009】
また、前記パターン投影手段は、前記特定の形状パターンを非可視光によって投影することを特徴とする。
【0010】
また、前記被投影面に対して画像を投影する方向とエリアのサイズを、前記調整手段による調整に応じて変更する変更手段を具備し、前記調整手段は、前記特定の形状パターンの位置に応じて、画像を投影するエリアが前記被投影面の所定の位置となるように、現在のエリアを変更させるための水平/垂直方向の移動量、及び拡大/縮小量を算出し、前記変更手段は、前記調整手段によって算出された水平/垂直方向の移動量及び拡大/縮小量に応じて、画像を投影する方向とエリアのサイズを変更することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、被投影面に対して画像を投影する投影装置に対して画像の表示データを出力する情報端末装置において、被投影面を撮影して得られた画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された画像から特定の形状パターンを認識する認識手段と、前記認識手段によって認識された前記特定の形状パターンの位置に応じて、前記投影装置によって画像が投影されるエリアを変更させる変更制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係わるプロジェクタシステムの構成を示す図である。図1に示すプロジェクタシステムは、プロジェクタ1(ディジタルカメラ2が実装されている)、情報端末装置3、専用スクリーン4とによって構成されている。
【0013】
プロジェクタ1は、情報端末装置3から表示データ(例えばアナログRGB信号、コンポジットビデオ信号)を入力して、この表示データに応じた画像を専用スクリーン4に対して投影するもので、第1実施形態では専用スクリーン4に予め付されている画像を投影すべきエリアを表す特定の形状のパターン(図3に示す黒枠4a)をもとに画像を投影するエリア(以下、投光エリアと称する)を自動に調節(投影方向、エリアサイズ)する機能を有している。
【0014】
図2には、プロジェクタ1の外観構成を示している。図2(a)は、プロジェクタ1の側面から見た図、図2(b)はプロジェクタ1の正面から見た図である。
【0015】
第1実施形態におけるプロジェクタ1は、本体部1aの上に回転台1cを介して投光部1bを保持するための保持部1eが設置されている。回転台1cは、保持部1eに保持される投光部1bによる投光方向が水平方向に変更可能にするための機構である。保持部1eには、回転軸1dが設けられており、この回転軸1dによって投光部1bによる投光方向、すなわち投光部1bの端部に設けられた投射用レンズ1fの方向が垂直方向に変更可能となるように取り付けられている。また、投光部1bの投射用レンズ1fが設けられた近傍に、ディジタルカメラ2が取り付けられている。ディジタルカメラ2は、プロジェクタ1による投光エリア(専用スクリーン4)よりも広い範囲を撮影可能とするもので、プロジェクタ1によって投影した画像を撮影して出力する機能を有する。第1実施形態では、ディジタルカメラ2によって撮影された画像は、情報端末装置3に出力されるものとする。
【0016】
情報端末装置3は、専用スクリーン4に対して画像を投影するプロジェクタ1に対して画像の表示データを出力すると共に、プロジェクタ1に取り付けられたディジタルカメラ2によって撮影された画像を取得して、専用スクリーン4に予め付されている特定の形状のパターン(図3に示す黒枠4a)をもとにプロジェクタ1による投光エリアを自動に調節するための制御を行なう機能を有している。情報端末装置3は、ディジタルカメラ2が撮影して得られた画像を取得し、この取得した画像から特定の形状パターンを認識し、この認識された特定の形状パターンの位置に応じて、プロジェクタ1の投光部1bの向きを垂直水平に移動させ、投光エリアサイズを拡大あるいは縮小させることで投光エリアを調整させる。
【0017】
専用スクリーン4(被投影面)は、プロジェクタ1によって画像が投影されるもので、第1実施形態ではプロジェクタ1によって画像を投影させる投光エリアを示す特定の形状パターンが予め付されている。図3には、第1実施形態における専用スクリーン4の一例を示しており、例えば専用スクリーン4の枠の近傍に沿って黒枠4aが設けられている。黒枠4aは、プロジェクタ1に装着されたディジタルカメラ2による撮影によって画像中に記録される。
【0018】
図4は、プロジェクタ1の機能構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、マイコンシステム10によって各部の制御が行われる。
【0019】
マイコンシステム10には、ACコンセント17から入力された交流電圧がアクティブフィルタ11によって直流電圧に変換され、この直流電圧がメイン電源回路12によってCPU用電源が生成されて電源供給される。メイン電源回路12からは、マイコンシステム10の他に回路用電源として回路用電源スイッチ13を介して各回路の電源端子に供給される。例えば、回転台1cと回転軸1dとをそれぞれ回転駆動するためのモータ34a,34b(例えばステッピングモータとする)を制御するモータ制御回路34、図示していないディジタルカメラ2などに電源が供給される。また、メイン電源回路12からは、ランプ用電源スイッチ14を介してランプ電源15にも供給されてランプ16の点灯に用いられる。
【0020】
回路電源スイッチ13及びランプ電源スイッチ14は、マイコンシステム10によってオン/オフ制御される。ランプ用電源スイッチ14がオンされるとランプ16に電圧が与えられてランプ16が点灯する。回路電源スイッチ13がオンされると、各回路に電源が供給されて、映像信号の有無を判定することができるようになる。投光エリアの調整を行なう場合には、回路電源スイッチ13がオンされることで、投光部1bによる投影方向がモータ34a,34bによって変更できると共に、ディジタルカメラ2による撮影ができるようになる。
【0021】
プロジェクタ1には、情報端末装置3からのアナログRBG信号を入力するためのアナログRBG入力端子18と、VCR、DVD等からのコンポジットビデオ信号を入力するためのAV入力端子19と、情報端末装置3との間で制御信号を入出力するための制御端子35を備えている。
【0022】
アナログRBG入力端子18に入力されたアナログRBG信号は、入力切り替えスイッチ22の第1入力端子に送られる。AV入力端子19に入力されたコンポジットビデオ信号は、Y/C分離回路20で輝度信号と色信号に分離され、ビデオデコーダ21に入力される。
【0023】
マイコンシステム10は、ビデオデコーダ21から、信号の有無、カラーシステムなどを受信し、それに応じた制御データをビデオデコーダ21に送信する。ビデオデコーダ21は、入力信号をRBG信号に変換して出力する。ビデオデコーダ21からのRBG信号は、入力切り替えスイッチ22の第2入力端子に送られる。入力切り替えスイッチ22は、マイコンシステム10によって制御される。
【0024】
入力切り替えスイッチ22によって選択された信号は、A/Dコンバータ23に送られる。VCO24は、マイコンシステム10からの制御データに基づいて入力信号に応じたサンプリング周波数を生成して、A/Dコンバータ23に出力する。A/Dコンバータ23は、VCO24から入力されるサンプリング周波数に同期して、入力信号をサンプリングし、得られたデジタル信号を信号処理ゲートアレイ25に出力する。
【0025】
DRAM33には、映像信号以外の表示、いわゆるオンスクリーン表示を行うためのオンスクリーン表示用データが格納されている。
【0026】
信号処理ゲートアレイ25は、A/Dコンバータ23から入力される映像データとDRAM33に格納されているオンスクリーン表示用データとを切り替えて、D/Aコンバータ26に送る。
【0027】
D/Aコンバータ26に入力されたデジタル信号はアナログ変換され、色信号ドライバ27に入力される。色信号ドライバ27は、マイコンシステム10から受信した制御データに基づいて、明るさなどの色信号補正と、パネルの特性に応じたDCカーブの変換などを行う。色信号ドライバ27から出力された信号は、サンプル&ホールド回路28に送られ、液晶パネル29,30,31に出力するためのサンプリングが行われる。
【0028】
液晶パネル29,30,31に対しては例えば6ドット単位で一括書き込みが行われ、サンプル&ホールド回路28は、6ドット分のデータ取り込みと一括出力を行う。サンプル&ホールド回路28から、RGBそれぞれの液晶パネル29、30、31に対して、対応したデータが送られる。
【0029】
タイミングコントローラ32は、マイコンシステム10から受信した制御データに基づいて、サンプル&ホールド28及び各液晶パネル29、30、31のタイミング制御を行う。
【0030】
マイコンシステム10は、起動プログラム、制御プログラム、投光エリア調整プログラムなどが格納されているメモリの他、各種データを一時的に記憶しておくメモリ、プロジェクタ1の操作状態や設定状態を随時記憶しておくためのメモリが設けられている。マイコンシステム10は、投光エリアの調整が実行される場合、制御端子35を介して入力される情報端末装置3から制御信号に応じて、投光エリア調整プログラムを起動し、モータ制御回路34に対する制御を実行する。
【0031】
図5は、第1実施形態におけるディジタルカメラ2の構成を示すブロック図である。図5において、レンズ41は、被写体を光学的に撮影し、CCD42上に結像する。CCD42は、電荷をアレイ状に転送するMos構造のデバイスで、タイミング発生器(TG)43、垂直ドライバ44によって駆動され、一定周期毎に光電変換出力を1画面分出力する。タイミング発生器43及び垂直ドライバ44は、CCD42の読み出しに必要なタイミング信号を生成する。サンプルホールド回路(S/H)45は、CCD42から読み出された時系列的なアナログ信号を、CCD42の解像度に適合した周波数でサンプリングする。A/D変換器46は、サンプリングされた信号をデジタル信号に変換する。
【0032】
カラープロセス回路47は、A/D変換器46の出力から輝度、色差マルチプレクス信号(以下、YUV信号と言う)を生成するためのカラープロセス処理を行なう。カラープロセス処理では、R,G,Bデータに変換され、さらにデジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)に変換される。
【0033】
DMAコントローラ48は、カラープロセス回路47とDRAMインタフェース49を介したDRAM50との間のデータ転送を、CPU51の介在なしに行なうダイレクトメモリ転送(DMA)を行なうものである。DMAコントローラ48は、カラープロセス回路47のY,Cb,Crデータ出力を、同じくカラープロセス回路47の同期信号、メモリ書き込みイネーブル、クロック出力を用いて、一度、DMAコントローラ48内部のバッファに書き込み、DRAMインタフェース(DRAMI/F)49を介してDRAM50にDMA転送を行なう。DRAMインタフェース49は、DRAM50とDMAコントローラ48との間の信号インタフェース、及びDRAM50とバスとの間の信号インタフェースをとるものである。DRAM50は、DRAMインタフェース49を介してDMAコントローラ48からDMA転送される画像データ(Y,Cb,Crデータ)を蓄積する。
【0034】
CPU51は、プログラムROM60に記録された、所定のプログラムを実行してカメラの動作を集中制御するものであり、メインスイッチ、記録/再生モード切り換えスイッチ、機能選択キー、シャッターキーなどの実施ボタンを含む操作部56が接続されている。記録モードでは、そのモード用のプログラムが、また、再生モードでは、そのモード用のプログラムがプログラムROM60からCPU51の内部のRAMにロードされて実行される。CPU51は、画像データのDRAM50へのDMA転送終了後に、画像データをDRAMインタフェース49を介してDRAM50から読み出し、VRAMコントローラ52を介してVRAM53に書き込む。CPU51は、シャッターキーが押下された記録保存の状態では、DRAM50に書き込まれている1フレーム分の画像データを、DRAMインタフェース49を介して、MCU単位に分割した16×16ピクセルからなるMCUブロック毎に読み出して、さらに付加する画像のMCUブロックを挿入してJPEG処理部57に送る。JPEG処理部57に送られた画像データは、DCT変換、量子化、符号化といった処理を経て圧縮される。CPU51は、圧縮後の画像データに、ヘッダ情報を付加して、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ58に書き込む。
【0035】
なお、CPU51は、操作部56からの指示の他、プロジェクタ1による投光エリアの調整を行なう場合に、通信接続インタフェース59を介して情報端末装置3から入力される制御信号に応じて記録モードに切り替え、シャッターキーが押下された記録保存の状態と同様にして画像データが記録される。
【0036】
VRAMコントローラ52は、VRAM53とバスとの問、及びVRAM53とデジタルビデオエンコーダ54との問のデータ転送を制御するものであり、表示用画像(プレビュー画像)のVRAM53への書き込みと、同画像のVRAM53からの読み出しを制御する部分である。VRAM53は、いわゆるビデオRAMであり、プレビュー画像が書き込まれると、そのプレビュー画像がデジタルビデオエンコーダ54を介して表示装置55に送られ、表示されるようになっている。なお、ビデオRAMには、書き込み用と読み出し用の2つのポートを備え、画像の書き込みと読み出しを同時並行的に行なうことができるタイプのビデオRAMを用いても構わない。デジタルビデオエンコーダ54は、画像データ(Y,Cb,Crデータ)を、VRAMコントローラ52を介してVRAM53から周期的に読み出して、該画像データを元にビデオ信号を発生して表示装置55に出力する。これにより、記録モードの状態における表示装置55には、現在、CCD42から取り込まれている画像情報に基づく画像が表示される。
【0037】
表示装置55は、例えば279×220の画素数からなる、カメラ本体の裏側に取り付けられた数インチ程度の小型の液晶パネルである。
【0038】
なお、ディジタルカメラ2がプロジェクタ1による投光エリアの調整用のみに使用され、ディジタルカメラ2によって撮影された画像データが通信接続インタフェース59を介して情報端末装置3に送信され、情報端末装置3の表示部によって表示させる構成であれば、VRAMコントローラ52、VRAM53、デジタルビデオエンコーダ54、表示装置55は不要である。
【0039】
JPEG処理部57は、JPEGの圧縮と伸長を行なう部分である。JPEGの圧縮パラメータは圧縮処理の都度、CPU51から与えられる。なお、JPEG処理部57は、処理速度の点で専用のハードウェアにより実現することが好ましいが、CPU51でソフト的に行なうことも可能である。
【0040】
フラッシュメモリ58は、書き換え可能な読み出し専用メモリ(PROM)のうち、電気的に全ビット(又はブロック単位)の内容を消して内容を書き直すことができる。
【0041】
通信接続インタフェース(I/F)59は、通信ケーブルを介して情報端末装置3と接続され、情報端末装置3との間で制御信号、画像データ信号などを送受信する。
【0042】
LED61と距離センサ62は、オートフォーカス(自動焦点)機能を実現するためのものである。焦点を合わせる場合、LED61から赤外線を投光して、画面中央部にある被写体から反射した赤外線の入射角度を距離センサ62によって判断することで距離を検出し、この距離センサ62の検出結果に応じて光学系(図示せず)に対するピント調節制御を行なう。なお、オートフォーカス機能によって検出される被写体までの距離のデータは、投光エリア調整処理においても利用される。
【0043】
図6は第1実施形態に係わる情報端末装置3の構成を示すブロック図である。
【0044】
図6に示すように、情報端末装置3は、CPU70、入力部71、表示部72、通信制御部73、RAM74、ROM75、外部記憶メモリ76、映像信号出力部77がバス78を介して相互に接続されて構成される。
【0045】
CPU70は、装置全体の制御を司るもので、入力部71からのキー操作信号に応じて、RAM74あるいはROM75に記憶されている各種プログラムを起動させ、このプログラムに従って各種の機能を実現する。CPU70は、外部記憶メモリ76の記憶媒体に記録されているプログラムを読み込み、RAM74に記憶させて実行することができる。CPU70は、プロジェクタ1における投光エリアの調整を行なう場合には、入力部71から入力された指示に応じて、外部記憶メモリ76に記録されたプロジェクタ制御プログラム76aを読み出してRAM74に記憶させ起動することで、プロジェクタ1における投光エリアを調整するための投光エリア調整処理を実行する。また、CPU70は、プレゼンテーションが実行される場合には、プレゼンテーション用のアプリケーションプログラムが同様にして実行される。
【0046】
入力部71は、装置の動作を規定する指示やデータを入力するもので、キーボードやマウス等のポインティングデバイスによって構成される。
【0047】
表示部72は、各種処理の実行に応じた画面が表示されるもので、プロジェクタ1における投光エリアの自動調整を行なう場合には、プロジェクタ1に装着されたディジタルカメラ2によって撮影された画像や、この画像を利用した投光エリアの調整のための処理画面などを表示し、プロジェクタ1を用いたプレゼンテーションをする場合には、プレゼンテーションアプリケーションの制御によりプレゼンテーション用の画面を表示する。
【0048】
通信制御部73は、通信回線を介して通信を行なうためのユニットであり、例えば通信ケーブルを介してプロジェクタ1と接続される。
RAM74は、装置全体の制御を司るシステムプログラム、各種機能に対応した制御処理プログラムの他、各種のデータが必要に応じて記憶される。プロジェクタ制御プログラム76aが記憶されてCPU70により実行されることで、プロジェクタ1の投光エリアを自動調整するための投光エリア調整処理が実行される。
【0049】
ROM75は、制御用のプログラムなどが記憶されている。
外部記憶メモリ76は、記憶媒体を有しており、この記憶媒体に対してプログラム(OS、アプリケーション)、データ(ファイル)等の保存、読み出し等を実行する。記憶媒体は、磁気的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メモリで構成される。記憶媒体は、外部記憶メモリ76に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するものである。また、記憶媒体に記憶されるプログラム、データ等は、通信制御部73を介して通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしても良く、さらに、通信回線等を介して接続された他の機器側に記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしても良い。外部記憶メモリ76は、記憶媒体に記憶されたプログラム、データ等をCPU70からの要求に応じて読み出す。この読み出されたプログラム、データ等はRAM74に記憶される。第1実施形態では、投光エリア調整処理を実行するためのプロジェクタ制御プログラム76aやプレゼンテーション用のアプリケーションプログラムが格納されている。
【0050】
映像信号出力部77は、表示部72によって表示される画面の表示データを出力するもので、映像信号ケーブルを介してプロジェクタ1と接続される。
【0051】
次に、第1実施形態におけるプロジェクタ1の投光エリアを調整するための動作について、図7乃至図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。 図7は、プロジェクタ1の投光エリアを調整するための、情報端末装置3により実行される投光エリア調整処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0052】
情報端末装置3は、プロジェクタ制御プログラム76aを起動することで、投光エリア調整処理を開始する。まず、情報端末装置3は、プロジェクタ1の投光部1bに装着されたディジタルカメラ2によって専用スクリーン4の全体を含む範囲の画像を撮影させる(ステップA1)。なお、情報端末装置3からディジタルカメラ2を制御して撮影を実行させるようにしても良いし、ディジタルカメラ2に設けられた操作部56に対する操作によって実行させても良い。
【0053】
情報端末装置3は、ディジタルカメラ2によって撮影された画像の画像データを通信制御部73を通じて取得してRAM74に記録すると共に表示部72によって表示させる。
【0054】
情報端末装置3のCPU70は、ディジタルカメラ2によって撮影された画像から黒枠4aを表す形状パターンの全体が含まれているか否かを認識する。ここでは、例えば、予め黒枠4aの形状に合わせて登録されている基準パターンと、画像中に含まれるパターンとの照合などによって認識する(ステップA2)。
【0055】
ここで、黒枠4aを表す形状パターンの全体が画像中に含まれていない場合、情報端末装置3は、黒枠4a全体が撮影できるように撮影方向を調節する(ステップA3)。例えば、情報端末装置3は、プロジェクタ1のマイコンシステム10を通じて、モータ制御回路34によってモータ34a,34bを駆動させ、回転台1c及び回転軸1dを回転させることでディジタルカメラ2による撮影方向を変更する。なお、ディジタルカメラ2は、専用スクリーン4よりも広い範囲を撮影可能に構成されているので、撮影された画像中に黒枠4aの形状パターンが含まれない可能性が少ないが、一部が含まれていない場合などに撮影方向を調整することで全体が含まれるようにする。ここでは、黒枠4aの形状パターンが撮像できるように調整するだけであるので、画像中に含まれている黒枠4aの一部の形状パターンの位置、例えば画像の4分割の領域の何れにあるかによって撮影方向を若干変更する。
【0056】
そして、情報端末装置3は、再度、ディジタルカメラ2によって撮影を実行させて、この撮影によって得られた画像データを取得して、同様の処理を実行する。
【0057】
ここで、ディジタルカメラ2によって撮影された画像から黒枠4aを表す形状パターンの全体が含まれている場合、情報端末装置3は、画像中の黒枠4aを表す形状パターンの位置に応じて投光エリアを移動させるための投光エリア移動処理を実行する(ステップA4)。
【0058】
図8には、投光エリア移動処理のフローチャートを示している。
まず、情報端末装置3は、ディジタルカメラ2によって撮影された画像の中心座標と、この画像中に含まれる黒枠4aを表す形状パターン(カメラで捉えた専用スクリーン4)の位置(4隅の座標)を求める(ステップB1,B2)。
【0059】
図12には、ディジタルカメラ2によって撮像された画像の一例を示している。例えば、ディジタルカメラ2による撮影範囲を(a1,b1)(a1,b2)(a2,b1)(a2,b2)の座標位置によって表すと、この撮影範囲の中心位置(a,b)は、((a2−a1)/2,(b1−b2)/2)によって求まる。また、画像中に含まれる黒枠4aを表す形状パターン(カメラで捉えた専用スクリーン4)の位置を(X1,Y1)(X1,Y2)(X2,Y1)(X2,Y2)によって表している。
【0060】
次に、情報端末装置3は、黒枠4aを表す形状パターンの位置(X1,Y1)(X1,Y2)(X2,Y1)(X2,Y2)をもとに、この形状パターンの中心位置(x,y)を、((X2−X1)/2,(Y1−Y2)/2)として求める(ステップB3)。
【0061】
情報端末装置3は、形状パターンの中心位置(x,y)を撮影範囲の中心位置(a,b)に移動するための移動量を算出する(ステップB4)。
【0062】
図9には、移動量を算出する処理のフローチャートを示している。
まず、情報端末装置3は、ディジタルカメラ2と専用スクリーン4との距離を計測する(ステップC1)。例えば、情報端末装置3は、ディジタルカメラ2に設けられたLED61と距離センサ62によるオートフォーカス機能を利用し、距離センサ62によって検出された距離のデータを取得することで、ディジタルカメラ2と専用スクリーン4との距離を求める。
【0063】
情報端末装置3は、ディジタルカメラ2と専用スクリーン4との距離のデータを用いて、X方向の移動量とY方向の移動量を算出する(ステップC2,C3)。
【0064】
例えば、X方向の移動量については次のようにして算出する。
図13には、プロジェクタ1(投光部1b)と専用スクリーン4との関係を表している。図13において、プロジェクタの投光部に位置する投射用レンズ1fの中心と専用スクリーン4との距離をL0、投光部1bにおける専用スクリーン4の中心(ディジタルカメラ2による撮影範囲の中心位置(a,b)に相当)と黒枠4aの中心(形状パターンの中心位置(x,y)に相当)のX座標軸方向でなす角度をβ(投光部1bに対する水平方向の変更角度)とする。
【0065】
プロジェクタ1によって撮影された画像中におけるx座標方向の移動量は、x−a=[(x2−x1)/2−(a2−a1)/2]=Lxとする。
ここで、画像中におけるx座標方向の移動量Lxを専用スクリーン4における長さxに換算する。すなわち、専用スクリーン4(黒枠4a)の横の長さをL1とすると、L1:(x2−x1)=x:Lxの関係にあるので、x=(L1・Lx)/(x2−x1)となる。
従って、プロジェクタ1の投光部1bに対する水平方向の移動角度は、tanβ=(x/Lo)の関係から求めることができる。
【0066】
また、Y方向の移動量については次のようにして算出する。
ここでは、投射用レンズ1fの中心と専用スクリーン4との距離をL0、投光部1bにおける専用スクリーン4の中心(ディジタルカメラ2による撮影範囲の中心位置(a,b)に相当)と黒枠4aの中心(形状パターンの中心位置(x,y)に相当)のY座標軸方向でなす角度をα(投光部1bに対する垂直方向の変更角度)とする。
【0067】
プロジェクタ1によって撮影された画像中におけるy座標方向の移動量は、y−b=[(y2−y1)/2−(b2−b1)/2]=Lyとする。
ここで、画像中におけるy座標方向の移動量Lyを専用スクリーン4における長さyに換算する。すなわち、専用スクリーン4(黒枠4a)の縦の長さをL2とすると、L2:(y2−y1)=y:Lyの関係にあるので、y=L2・Ly/(y2−y1)となる。
従って、プロジェクタ1の投光部1bに対する垂直方向の移動角度は、tanα=(y/Lo)の関係から求めることができる。
【0068】
こうして移動量を算出すると(ステップB4)、情報端末装置3は、移動量が「0」でなければ(ステップB5)、移動量に応じてモータ34a,34bの回転量を算出する(ステップB6)。
【0069】
図10には、モータ34a,34bの回転量を算出する処理のフローチャートを示している。
情報端末装置3は、移動量の算出処理によって算出したx座標方向(水平方向)の移動量(β)に定数をかけて回転台1cを水平方向に回転させるモータ34aの回転量を算出し(ステップD1)、同様にしてy座標方向(垂直方向)の移動量(α)に定数をかけて回転軸1dの垂直方向に回転させるモータ34bの回転量を算出する(ステップD2)。
【0070】
例えば、移動量と回転量が1:1の関係にあれば、水平方向と垂直方向の回転量はそれぞれβ、αとなり、1:2の関係にあれば、水平方向と垂直方向の回転量はそれぞれ2β、2αとなる。
【0071】
なお、移動量と回転量との関係を示すデータをテーブル化してメモリに予め記録しておき、このテーブルを参照とすることで移動量に対応する回転量を求めるようにしても良い。
【0072】
情報端末装置3は、モータ34a,34bの回転量を求めると、この回転量によってプロジェクタ1に対して投光部1bの向き、すなわち投光エリアの位置を移動させる(ステップB7)。すなわち、情報端末装置3は、プロジェクタ1のマイコンシステム10を通じて、モータ制御回路34によってモータ34a,34bのそれぞれを算出した回転量だけ回転させることで、回転台1cと回転軸1dを回転させ、投光部1bによる投光エリアの方向(投影方向)を専用スクリーン4の中心位置に移動させる。
【0073】
図14には、投光エリアが移動された場合のディジタルカメラ2によって撮像される画像の一例を示している。図14に示すように、専用スクリーン4の黒枠4aを表す形状パターンが画像中央に移動され、投光部1bによる投影方向が専用スクリーン4の中心を向いていることがわかる。
【0074】
次に、情報端末装置3は、現在の投光エリアを専用スクリーン4の大きさに合わせて拡大する拡大量を算出するための拡大量算出処理を実行する(ステップA5)。ここでは、プロジェクタ1による投光エリアは、投光エリア調整前の初期状態では専用スクリーン4の大きさに対して十分に小さいサイズに設定されているものとする。
【0075】
図11には、拡大量算出処理のフローチャートを示している。
まず、情報端末装置3は、プロジェクタ1によって現在の投光エリアにより画像を投影させ(ステップF1)、この時の専用スクリーン4をディジタルカメラ2によって撮影させて画像データを取得する(ステップF2)。
【0076】
情報端末装置3は、ディジタルカメラ2による撮影で得られた画像データを取得すると、専用スクリーン4に投影された画像の端面(現在の投光エリア)を検出する(ステップF3)。
【0077】
図15には、画像が投影された場合のディジタルカメラ2によって撮像された画像の一例を示している。図15に示すように、専用スクリーン4の黒枠4aを表す形状パターンの中央に現在の投光エリアがあることがわかる。
【0078】
ここで、黒枠4aを表す形状パターンの位置を(X1,Y1)(X1,Y2)(X2,Y1)(X2,Y2)とし、現在の投光エリアの位置を4隅の座標位置(C1,D1)(C1,D2)(C2,D1)(C2,D2)によって表す。
【0079】
情報端末装置3は、黒枠4aを表す形状パターンの位置と現在の投光エリアの位置の関係から、現在の投光エリアに対する垂直方向の拡大量Myと、水平方向の拡大量Mxをそれぞれ算出する(ステップF4,F5)。すなわち、垂直方向の拡大量Myは、My=(Y1−Y2)/(D1−D2)として算出し、水平方向の拡大量Mxは、Mx=(X1−X2)/(C1−C2)として算出することができる。
【0080】
情報端末装置3は、拡大量算出処理によって垂直方向の拡大量Mxと水平方向の拡大量Myが算出されると、この拡大量Mxと拡大量Myに応じて現在の投光エリアのサイズを拡大する(ステップA6)。すなわち、専用スクリーン4の黒枠4aのサイズに投光エリアを拡大する。
【0081】
なお、前述した説明では、プロジェクタ1による投光エリアが初期状態では専用スクリーン4の大きさに対して十分に小さいサイズに設定され、拡大量算出処理によって算出した拡大量に応じて拡大することで専用スクリーン4の大きさに合わせるものとしているが、逆に、現在の投光エリア(初期状態)を縮小することで投光エリアのサイズを調整するようにしても良い。すなわち、投光エリアが初期状態では専用スクリーン4よりも大きくなっており、専用スクリーン4の大きさに合わせて縮小量を算出して、この縮小量に応じて現在の投光エリアのサイズを縮小するようにする。
【0082】
このようにして、第1実施形態のプロジェクタシステムでは、黒枠4aが設けられた専用スクリーン4を用意し、プロジェクタ1に搭載されたディジタルカメラ2でスクリーンエリアを撮影し、この撮影によって得られた画像をもとに投影方向と投光エリアのサイズを自動で調整することができる。従って、投影する画像(投影エリア)をスクリーンの際に合わせてプロジェクタ1の設置場所を決めるといった作業が不要となるので設置時間の短縮を図ることができる。また、専用スクリーン4を用いているので、投光エリアの位置、サイズを調整する基準となるエリアを黒枠4aの形状パターンとして容易に認識できるので、処理効率の向上を図ることができる。
【0083】
なお、第1実施形態の説明では、専用スクリーン4には黒枠4aが予め設けられ、投光エリアとすべきエリアを示すものとしているが、例えば図16に示すように、4隅を所定の形状のマークを用いてマーキングすることで、黒枠4aと同様にして投光エリアとすべきエリアを示すことができる。この場合、図16に示す三角形のマーク以外にも他の形状のマークを用いても良いし、4隅に設けるだけでなく、4辺の位置をマーキングするようにしても良い。
【0084】
さらに、特定の波長の光(例えば赤外線)だけを反射する特殊インクを使って枠やマーキングがされた専用スクリーン4を利用することもできる。この場合、特殊な波長の光(例えば赤外線)だけを捉えるディジタルカメラ2(あるいはイメージセンサ)が利用されるものとする。これにより、エリア調整のためのみに用いるプレゼンテーションなどには不要な画像を見せないようにすることができる。
【0085】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、専用スクリーン4に投光エリアとすべきエリアを示す黒枠4aなどを予め設けているが、第2実施形態では、スクリーンに投光エリアとすべきエリアを示すマークを投影して、このマーキングの位置をもとに投光エリアの位置とサイズの調整を行なう。
【0086】
図17は、本発明の第2実施形態に係わるプロジェクタシステムの構成を示す図である。図17に示すプロジェクタシステムは、プロジェクタ5(ディジタルカメラ2が実装されている)、情報端末装置3、スクリーン6とによって構成されている。
【0087】
プロジェクタ1は、情報端末装置3から表示データ(例えばアナログRGB信号、コンポジットビデオ信号)を入力して、この表示データに応じた画像をスクリーン6に対して投影するもので、第2実施形態では画像を投影する投光エリアに合わせてマーキングを投影し、このマーキングをもとに投光エリアを自動に調節する機能を有している。
【0088】
なお、第2実施形態のプロジェクタ5は、第1実施形態と同様に、水平方向と垂直方向に投光エリアの方向を変更することができる機構が設けられているものとする(外観構成は図2と同じ)。また、プロジェクタ5(投光部)に装着されたディジタルカメラ2は、第1実施形態と同様の構成を有するものとして詳細な説明を省略する。
【0089】
情報端末装置3は、スクリーン6に対して画像を投影するプロジェクタ5に対して画像の表示データを出力すると共に、プロジェクタ5に取り付けられたディジタルカメラ2によって撮影された画像を取得して、プロジェクタ1によって投影されたマーキングをもとにプロジェクタ1による投光エリアを自動に調節するための制御を行なう機能を有している。情報端末装置3は、ディジタルカメラ2が撮影して得られた画像を取得し、この取得した画像からマーキングを表す特定の形状パターンを認識し、この認識された特定の形状パターンの位置に応じて、プロジェクタ1の投光部の向きを垂直水平に移動させ、投光エリアサイズを拡大あるいは縮小させることで投光エリアを調整させる。
スクリーン6(被投影面)は、プロジェクタ1によって画像が投影されるもので、第2実施形態では予め何らかのマーキングなどは施されていない。
【0090】
図18は、第2実施形態におけるプロジェクタ5の機能構成を示すブロック図である。プロジェクタ5は、第1実施形態におけるプロジェクタ1と大部分が同一の構成を有しているので共通部分の説明を省略し、異なる構成部分のみを説明する。
【0091】
プロジェクタ5には、制御回路36、マーク照射用ランプ37、マーク照射用ランプ電源スイッチ38がさらに設けられている。
【0092】
制御回路36は、マイコンシステム10の制御により、マーク照射用ランプ電源スイッチ38を介して供給された電源をもとに、マーク照射用ランプ37によってマーク6aを投影することでマーキングする。
【0093】
マーク照射用ランプ37は、制御回路36の制御によってスクリーン6に対してマーキングするためのもので、第2実施形態では、ランプ16と図示せぬ光学系により投影される投光エリアの4隅に、それぞれ所定の形状のマーク6aを投影する。第2実施形態では、三角形状のマーク6aが投影されるものとする。
【0094】
マーク照射用ランプ電源スイッチ38は、メイン電源回路12と接続され、マイコンシステム10による制御によって制御回路36に対して電源を供給する。
【0095】
次に、第2実施形態におけるプロジェクタ5の投光エリアを調整するための動作についてフローチャートを参照しながら説明する。
図19は、プロジェクタ5の投光エリアを調整するための、情報端末装置3により実行される投光エリア調整処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0096】
情報端末装置3は、プロジェクタ制御プログラム76aを起動することで、投光エリア調整処理を開始する。まず、情報端末装置3は、プロジェクタ1のマイコンシステム10を通じて、制御回路36の制御によりマーク照射用ランプ37を点灯させることでスクリーン6にマーク6aを投影させる(ステップE1)。マーク照射用ランプ37によるマーキングでは、現在の投光エリアのサイズに合わせた位置、すなわちエリアの4隅の位置にマーク6aを投影する。
【0097】
図20には、投光エリアに合わせて投影された4つのマーク6a(6a1,6a2,6a3,6a4)の一例を示している。第2実施形態におけるマーク6aは三角形状をしており、投光エリアの左側に位置するマーク6a1,6a4が、1つの頂点が左側を向いているように投影され、投光エリアの右側に位置するマーク6a2,6a3が、1つの頂点が右側を向いているように投影されている。従って、マーク6aの配置(頂点の向き)が何れを向いているかによって、マーク6aに対して現在の投光エリアの位置を判別することができる。
【0098】
次に、情報端末装置3は、プロジェクタ5の投光部1bに装着されたディジタルカメラ2によってスクリーン6の全体を含む範囲の画像を撮影させる(ステップE2)。なお、情報端末装置3からディジタルカメラ2を制御して撮影を実行させるようにしても良いし、ディジタルカメラ2に設けられた操作部56に対する操作によって実行させても良い。
【0099】
情報端末装置3は、ディジタルカメラ2によって撮影された画像の画像データを通信制御部73を通じて取得してRAM74に記録すると共に表示部72によって表示させる。
【0100】
情報端末装置3のCPU70は、ディジタルカメラ2によって撮影された画像から全てのマーキングを有するスクリーンが撮影されているか、すなわち4つのマーク6aを表す形状パターンが含まれているか否かを認識する(ステップE3)。ここでは、例えば、予めマーク6aの形状に合わせて登録されている基準パターンと、画像中に含まれるパターンとの照合などによって認識する。
【0101】
ここで、4つのマーク6aを表す形状パターンが画像中に含まれていない場合、情報端末装置3は、全てのマーク6aが撮影できるように撮影方向、すなわち投影方向を調節する(ステップE4)。すなわち、情報端末装置3は、プロジェクタ5のマイコンシステム10を通じて、モータ制御回路34によってモータ34a,34bを駆動させ、回転台1c及び回転軸1dを回転させることでディジタルカメラ2による撮影方向を変更する。通常、プロジェクタ5がスクリーン6に合わせて設置されるので、投光エリアが全くスクリーン6に投影されないことは少ないが、プロジェクタ5による投影方向がスクリーン6が設置された場所から若干ずれており、投光エリアの一部のみがスクリーン6に投影されている場合などに、撮影方向を調整することで全体が含まれるようにする。ここでは、全てのマーク6aが撮像できるように調整するだけであるので、画像中に含まれているマーク6aの形状パターンの向き、例えば1つの頂点が左向きであるマーク6a(マーク6a1またはマーク6a4)が画像中に含まれている場合には撮影方向を若干右向きに変更すればよい。
【0102】
そして、情報端末装置3は、再度、ディジタルカメラ2によって撮影を実行させて、この撮影によって得られた画像データを取得して、同様の処理を実行する。
【0103】
ここで、ディジタルカメラ2によって撮影された画像から全てのマーク6aを表す形状パターンが含まれている場合、情報端末装置3は、プロジェクタ1による現在の投光エリアを所定量拡大して、画像をスクリーン6に投影させる(ステップE5)。
【0104】
図21には、現在の投光エリアを拡大させる様子を示している。投光エリアを拡大することで、4隅に設けられた4つのマーク6aのそれぞれの位置が投光エリアのサイズに合わせて移動される。
【0105】
情報端末装置3は、ディジタルカメラ2によってスクリーン6の全体を含む範囲の画像を撮影させて、この画像を取得し、4つのマーク6aの全てが消えているかを認識する(ステップE6)。
【0106】
4つのマーク6aの全てが消えていない場合、情報端末装置3は、1つ以上のマーク6aが消えているかを識別する(ステップE7)。ここで、1つ以上のマーク6aが消えている場合、情報端末装置3は、消えているマーク6aに応じて、4つのマーク6aの全てがディジタルカメラ2によって撮影されるように、プロジェクタ5による投光エリア(撮影方向)を変更させる(ステップE8)。すなわち、情報端末装置3は、プロジェクタ5のマイコンシステム10を通じて、モータ制御回路34によってモータ34a,34bを駆動させ、回転台1c及び回転軸1dを回転させることでディジタルカメラ2による撮影方向を変更する。
【0107】
図22には、投光エリアが移動される様子を示している。図22に示す例では、投光エリアを拡大した結果、右側のマーク6a2,6a3がスクリーン6の枠をはみ出した場合、この状態をディジタルカメラ2によって撮影すると画像中からこのマーキンクが消えたように見える。この場合、情報端末装置3は、投光エリアを左方向に移動させることで、全てのマーク6aがスクリーン6に投影されるようにする。
【0108】
次に、情報端末装置3は、前述と同様にして、再度、プロジェクタ1による現在の投光エリアを所定量拡大して、画像をスクリーン6に投影させる(ステップE5)。以下、同様の処理を実行する。
【0109】
こうして、現在の投光エリアを所定量拡大した結果、4つのマーク6aの全てが消えていることが認識された場合、情報端末装置3は、投光エリアの調整を終了する(ステップE6)。
【0110】
図23には、投光エリアを所定量拡大することで、4つのマーク6aの全てが消えてしまう状況の一例を示している。図23に示すように、マーク6a1,6a2,6a3,6a4のそれぞれがスクリーンのエリア6の端部(4隅)にあって、さらに拡大することで消えてしまうということは、現在の投光エリアがスクリーン6のエリア一杯にあることを意味する。従って、この状況で投光エリア調整処理を終了することで、スクリーン6のサイズに合わせた投光エリアの調整が完了する。
【0111】
情報端末装置3は、投光エリア調整処理によって調整が完了した投光エリアにおいて、プロジェクタ5により画像を投影させると、図24に示すように、スクリーン6の全体に画像を投影させることができる。投光エリア調整処理が終了した後はマーキングの必要がないので、スクリーン6にマーク6aを投影せず、投光エリア中の画像の妨げとならないようにしている。
【0112】
このようにして、第2実施形態のプロジェクタシステムでは、スクリーン6のエリアを識別するために用いるマーク6aをプロジェクタ5により投影することで、専用スクリーンを用意することなく、スクリーン6の設置場所とそのサイズに合わせて、投影方向と投光エリアのサイズを自動で調整することができる。従って、投影する画像(投影エリア)をスクリーンの際に合わせてプロジェクタ1の設置場所を決めるといった作業が不要となるので設置時間の短縮を図ることができる。また、投光エリアの調整用のマーキングと、投光エリアに投影する画像とを別々に出力する機能を持つことで、スクリーン6に対して不要なマーキングを投影しないようにできる。
【0113】
なお、第2実施形態では、三角形のマーク6aを用いているが他の形状のマークを用いても良いし、4隅に設けるだけでなく、4辺の位置をマーキングするようにしたり、マークの数を4つ以外とすることもできる。さらに、マークではなく、枠を投影するようにしても良い。
【0114】
さらに、特定の波長の光(例えば赤外線)によってマークや枠などを投影することでマーキングしても良い。この場合、特殊な波長の光(例えば赤外線)だけを捉えるディジタルカメラ2(あるいはイメージセンサ)が利用されるものとする。エリア調整のためのみに用いるプレゼンテーションなどには不要な画像を見せないようにすることができる。
【0115】
なお、前述した第1及び第2実施形態では、情報端末装置3の制御によってプロジェクタ1の投光エリアの調整を行なうものとして説明しているが、前述した情報端末装置3による処理を実行する機能をプロジェクタ1に搭載することによって、プロジェクタ1がマイコンシステム10の制御によって単独で投光エリアの調整をすることができる。すなわち、第1実施形態では図7乃至図11に示すフローチャートの処理(投光エリア調整処理)、第2実施形態では図19に示すフローチャートの処理(投光エリア調整処理)をプロジェクタ1において実行する。そのために、プロジェクタ1のマイコンシステム10には、投光エリア調整処理を実行するためのプロジェクタ制御プログラムが格納される。この場合、ディジタルカメラ2によって撮影された画像は、プロジェクタ1の内部に設けられた処理機能に供給されることになる。そして、情報端末装置3は、一般のプロジェクタを使用する場合と同様にして、プロジェクタに投影すべき画像の表示データをプロジェクタに対して出力するだけで良い。
【0116】
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、前述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0117】
また、前述した各実施形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできる表示制御プログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。プロジェクタ(撮影装置)を制御するためのコンピュータ(プロジェクタ内に実装されたものも含む)は、記録媒体に記録された表示制御プログラムを読み込み、または通信媒体を介して表示制御プログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0118】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、被投影面(スクリーン)に対して画像を投影する場合に、被投影面を撮影して得られた画像から投光エリアを表す特定の形状パターンを認識し、この特定の形状パターンの位置に応じて画像を投影するエリアを調整することができるので、操作に慣れていなくても誰にでも簡単にスクリーンに画像を投影する投光エリアを設定することが可能となる。
【0119】
また、画像を投影するエリアを示す特定の形状パターンを被撮影面(スクリーン)に対して予め付しておくことで、この被透明面を撮影して得られた画像から投光エリアとすべきエリアを容易に認識する事ができ、処理効率の向上を図ることができる。
【0120】
また、被投影面に対して画像を投影するエリアを示す特定の形状パターンを投影し、この投影した特定の形状パターンを含む画像から特定の形状パターンを認識してエリアの調整を行なうことができるので、専用のスクリーンを用意することなく投光エリアを容易に設定することができる。
【0121】
また、特定の形状パターンを非可視光によって投影することにより、エリア調整のためのみに用いるプレゼンテーションなどには不要な画像を見せないようにすることができる。
【0122】
また、被投影面を撮影して得られた画像から認識された特定の形状パターンの位置に応じて、投光エリアが被投影面の所定の位置となるように、現在のエリアを変更させるための水平/垂直方向の移動量、及び拡大/縮小量を算出し、この算出された水平/垂直方向の移動量及び拡大/縮小量に応じて、画像を投影する方向とエリアのサイズを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるプロジェクタシステムの構成を示す図。
【図2】プロジェクタ1の外観構成を示す図。
【図3】第1実施形態における専用スクリーン4の一例を示す図。
【図4】第1実施形態のプロジェクタ1の機能構成を示すブロック図。
【図5】第1実施形態におけるディジタルカメラ52の構成を示すブロック図。
【図6】第1実施形態に係わる情報端末装置3の構成を示すブロック図。
【図7】第1実施形態におけるプロジェクタ1の投光エリアを調整するための情報端末装置3により実行される投光エリア調整処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】第1実施形態における投光エリア移動処理のフローチャート。
【図9】第1実施形態における移動量を算出する処理のフローチャート。
【図10】第1実施形態におけるモータ34a,34bの回転量を算出する処理のフローチャート。
【図11】第1実施形態における拡大量算出処理のフローチャート。
【図12】ディジタルカメラ2によって撮像された画像の一例を示す図。
【図13】プロジェクタ1(投光部1b)と専用スクリーン4との関係を表す図。
【図14】投光エリアが移動された場合のディジタルカメラ2によって撮像される画像の一例を示す図。
【図15】画像が投影された場合のディジタルカメラ2によって撮像された画像の一例を示す図。
【図16】第1実施形態における専用スクリーン4に対する他のマーキングの例を示す図。
【図17】本発明の第2実施形態に係わるプロジェクタシステムの構成を示す図。
【図18】第2実施形態におけるプロジェクタ5の機能構成を示すブロック図。
【図19】第2実施形態におけるプロジェクタ5の投光エリアを調整するための情報端末装置3により実行される投光エリア調整処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図20】投光エリアに合わせて投影された4つのマーク6a(6a1,6a2,6a3,6a4)の一例を示す図。
【図21】第2実施形態における現在の投光エリアを拡大させる様子を示す図。
【図22】第2実施形態における投光エリアが移動される様子を示す図。
【図23】第2実施形態における投光エリアを所定量拡大することで、4つのマーク6aの全てが消えてしまう状況の一例を示す図。
【図24】スクリーン6の全体に画像が投影された状態の一例を示す図。
【符号の説明】
1,5…プロジェクタ
1b…投光部
1c…回転台
1d…回転軸
2…ディジタルカメラ
3…情報端末装置
4…専用スクリーン
4a…黒枠
6…スクリーン
10…マイコンシステム
34…モータ制御回路
34a,34b…モータ
35…制御端子
36…制御回路
37…マーク照射用ランプ
38…マーク照射用ランプ電源スイッチ
51,70…CPU
56…操作部
59…通信接続インタフェース
60…プログラムROM
61…LED
62…距離センサ
73…通信制御部
76…外部記憶メモリ
76a…プロジェクタ制御プログラム
77…映像信号出力部
Claims (7)
- 被投影面に対して画像を投影する表示制御装置において、
前記被投影面を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された画像から特定の形状パターンを認識する認識手段と、
前記認識手段によって認識された前記特定の形状パターンの位置に応じて、画像を投影するエリアを調整する調整手段と
を具備したことを特徴とする表示制御装置。 - 前記撮影手段は、前記被撮影面に対して予め付されている、画像を投影するエリアを示す特定の形状パターンを含む画像を撮影することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 前記被投影面に対して画像を投影するエリアを示す特定の形状パターンを投影するためのパターン投影手段を具備し、
前記撮影手段は、前記パターン投影手段によって投影された特定の形状パターンを含む画像を撮影し、
前記認識手段は、前記パターン投影手段によって投影された特定の形状パターンを認識することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記パターン投影手段は、前記特定の形状パターンを非可視光によって投影することを特徴とする請求項3記載の表示制御装置。
- 前記被投影面に対して画像を投影する方向とエリアのサイズを、前記調整手段による調整に応じて変更する変更手段を具備し、
前記調整手段は、前記特定の形状パターンの位置に応じて、画像を投影するエリアが前記被投影面の所定の位置となるように、現在のエリアを変更させるための水平/垂直方向の移動量、及び拡大/縮小量を算出し、
前記変更手段は、前記調整手段によって算出された水平/垂直方向の移動量及び拡大/縮小量に応じて、画像を投影する方向とエリアのサイズを変更することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 被投影面に対して画像を投影する投影装置に対して画像の表示データを出力する情報端末装置において、
被投影面を撮影して得られた画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された画像から特定の形状パターンを認識する認識手段と、
前記認識手段によって認識された前記特定の形状パターンの位置に応じて、前記投影装置によって画像が投影されるエリアを変更させる変更制御手段と
を具備したことを特徴とする情報端末装置。 - 被投影面に対して画像を投影する装置を制御するための表示制御プログラムであって、
コンピュータを、
撮影手段により撮影された前記被投影面の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された画像から特定の形状パターンを認識する認識手段と、
前記認識手段によって認識された前記特定の形状パターンの位置に応じて、画像を投影するエリアを調整する調整手段とに機能させるための表示制御プログラム。
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