JP2004069256A - 流体加熱器およびその製造方法、並びに使用方法 - Google Patents
流体加熱器およびその製造方法、並びに使用方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】器体本体2の端部にフランジ部3を取り付け、内部に隔管5、6を配置して、器体本体2との間に外空間を形成し、外空間11から隔管5、6の内部の内空間12、13に流体が流れるようにして流体通路が形成され、外空間11に連通する流体供給口9及び内空間13に連通する流体排出口10が設けられ、隔管5の内空間12に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部22と、かつフランジ部3を貫通し、同一方向に延在する、コイル部22にそれぞれ接続した2つの導出部23と、及び導出部23に接続する端子部24とで構成されるシーズヒータ21が設けられて流体加熱器1が構成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水、油等の液体の加熱装置、特に乾燥装置などに適用可能な気体あるいは液体を使用した液体加熱器、およびその製造方法、使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体加熱器は、水、油等の液体の加熱装置、乾燥装置等に組み込まれて使用されるため、装置全体を小型化することが行われる。従来の加熱器として、本体であるケーシング内の狭い空間に多数の電気ヒータを配設し、流体を流体供給口から供給して流体排出口から排出するようになし、この場合に、流体の流れを撹乱させて熱効率を向上されるために邪魔板を多数設けた構造が採用されてきた。
【0003】
特開平6−117695号公報には、超高純度水を加熱器内に導くと共に加熱容器内に配置された加熱用パイプにより加熱するための超純水加熱装置であって、加熱容器の本体部を、上下方向で配置された内筒体と外筒体との二重管構造にすると共に、この本体部の上下開口部を蓋体部で閉塞し、上記内筒体の内側に形成される内側空間室と上記両筒体間に形成される環状の外側空間室とを、その下部において互いに連通させ、かつ上記上蓋体部に、外側空間室内に超高純度水を供給する供給口を形成すると共に内側空間室内の超高純度水を取り出す取出口を形成し、かつ上記内側空間室内に加熱用パイプを配置した超純水加熱装置が記載されている。
【0004】
特開平2001−280702号公報には、片面(内面)で被加熱流体に接する面状ヒータと、該ヒータの上記片面の反対側の面(外側)に対して隙間を隔てて対向する遮蔽板とを具備する流体加熱器が記載されている。
【0005】
特開昭63−75439号公報には、蛇行管の各直管を二重管とし、かつ内管内に加熱体を挿入する一方、内管と外管との空間内に液体を通すようにしたので、加熱体の外周に流体が流れることになり、加熱体からの熱を効率良く液体に伝達することができ、熱効率が極めて良くなる、すなわち、加熱体から蛇行管外部の空気等に放出されていた放射熱がなくなり、この放射熱に相当する熱も流体に伝達されるので、熱損失が全体として非常に小さくなり、熱効率が飛躍的に向上することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
邪魔板を配設して流体の流れを撹乱させる構造の加熱器、あるいは内筒体と外筒体の二重構造を採用する流体加熱器にあっても流体を高温、例えば、300℃以上に加熱するような場合には器体本体である外筒体の外側に断熱材を配設する必要があった。すなわち、外筒表面からの熱放散が大きい加熱器構造となる場合には外筒であるケーシングの外側を断熱材で断熱する必要があった。
【0007】
この断熱材は、加熱器の定期点検あるいは廃棄処分の時に、加熱器本体の容積よりも何倍にもなってその廃棄処分に困難を来たす原因となっていた。
また、前述のように、加熱器には装置内部組み込みのために小型化することが要求される。
【0008】
本発明は以上に鑑み、装置の小型化を図ると共に、熱効率を増大させて器体本体(ケーシング)の外表面に断熱材を施工せずに高温流体に使用可能な加熱器、およびその製造方法、使用方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の流体加熱器は、器体本体の端部にフランジ部あるいは板などの端板を取り付け、内部に器体本体との間に外空間を形成して隔管を配置し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記外空間に連通する流体供給口および前記内空間に連通する流体排出口が設けられ、前記隔管内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、前記コイル部にそれぞれ接続した2つの導出部である線材と、および該導出部である線材に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられることによって構成される。
【0010】
前記導出部である線材は、外空間に配設される。この場合、2つの導出部は、二重螺旋状のコイル部と並行配置となし、トータル的に4つの線材が並設される構造とすることができる。
【0011】
本発明に係わる加熱器は、直径の大きい隔管の内部に順次、小さい直径の隔管を、その中心が一致するように入れ込まれた複数の隔管と、前記隔管の間の空間の1ケ所以上にシーズヒータと、を備え、前記隔管の間の空間に流れる流体が最外層の空間から順次内層の空間に流れるように流体通路を形成し、最外層の空間を流体供給口に連通させ、最内層の空間を流体排出口に連通させたことを他の特徴とする。
【0012】
本発明によればケーシング最外表面は流体の供給口に連通し流体温度が低いため熱放散が小さく、熱効率を増大できると共に、流体の流れに澱みを生じることがないためシーズヒータの局部過熱を防止して寿命を低下させることなく効率的に流体を加熱することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施例の一部断面を含む平面図、図2は図1のX−X´断面を示す断面図である。
【0014】
これらの図において、流体加熱器1は、器体本体2とフランジ部3を備える。器体本体2はそのフランジ部4がフランジ部3に設けた穴(図示せず)にボルト8が挿入されてボルト−ナット構成によってしっかりと締め付けられ、固定される。両フランジ部3、4間には通常の手法に従ってOリング7等の封止材が配設される。
器体本体2はケーシング状をなし、一番大きな直径を有する外筒体、隔管として構成される。円筒状であることを要しないが、円筒状とするのが望ましい。
【0015】
器体本体2の内部に小さな直径の隔管5、さらにその内部に、より小さい直径の隔管6が中心を一致するようにして組み込まれる。器体本体2のフランジ部4の反対側端面部は端板となる板17によって閉じられ、隔管5のフランジ部の端面部は板18によって閉じられている。板18は、フランジ部3に対向した配置となり、フランジ部3との間に導入した流体の流れる空間が形成されるので、加熱された流体からフランジ部3を低温に保持するのに有効である。
【0016】
フランジ部3を貫通して流体、例えば、水、油などの液体、あるいは空気、窒系ガスなどの気体が供給される流体供給口9が設けられる。
最内側の隔管6のフランジ部側端面は、隔管5内で開放され、隔管6の他方側は板7を貫通して外部に突出し、開放されて流体排出口10となる。
【0017】
器体本体2と隔管5との間には外空間11が、そして隔管5と6との間、および隔管6の内部にはそれぞれ内空間12、13が形成される。後述するように配設する隔管の数が増えれば、当然に内空間の数も増えることになる。
尚、隔管5にはリブ14、15がそれぞれの外側端部において溶接固定されており、器体本体2の内周に適当な隙間を有して位置決めされる。
【0018】
流体供給口9の内部流路は外空間11に連通する。このようにして、流体供給口9から外空間11、内空間12、13を介し、流体排出口10にかけて流体通路が形成される。
内空間12には、シーズヒータ21が配設される。シーズヒータ21は、隔管5の内空間12の全領域に亘って配設される加熱部となる二重螺旋形状のコイル部22と、これらのコイル部22にそれぞれ接続された導出部23(23a、23b)と、導出部23の先端に設けられる端子部24とから構成される。このシーズヒータは一本の線材によって後述するようにして構成される。従って、加熱源となる電気は二重螺旋形状のコイル部22を流れて熱を発生し、流体との間で効果的に熱伝達がなされる。
【0019】
この場合に、コイル部22は、内空間12に配設され、そしてコイル部22に接続される導出部23は23a、23b共、外空間11を通るようにして配設され、同一方向に延在し、同一のフランジ部(この場合、フランジ部3)を貫通して外部に出され、端子部24(24a、24b)が設けられる。このようにして、器体本体2内にヒータ21が組み込まれると、流体供給口9のあるフランジ部3は、フランジ部4に当接され、Oリング7により気密にされ、ボルト8によって固定される。
【0020】
図3は、シーズヒータ21の具体構成を示す。シーズヒータ21は、1種の線材をなし、線材の一部にニクロム線(発熱線)25をMgO(マグネシア)30に埋め込んだ加熱部となるニクロム線部28と、封口材26(26a、26b)を介して導線29が導出される導出部23からなる。外側管27はステンレス等の材料から構成される。
【0021】
図4を使用して二重螺旋形状のコイル部22の製作方法を説明する。
図4(1)に示すように、まず、図3に示す線材が準備される。図3で説明したようにこの線材はニクロム線を内蔵したニクロム線部28とニクロム線部28に接続した導出部23を備える。
【0022】
図4(2)に示すように、線材はニクロム線部28の中央で二つに折り曲げられる(180°)。これによって図4(1)にあっては異方向にあった導出部23である23a、23bは同一方向に延在し、かつニクロム線部28は長さ方向で半分の重なった状態とされる。
【0023】
図4(3)に示すように、ニクロム線部28は外部機械(図示せず)によって回転させられ、密に交互に集合した二重螺旋形状とされる。これによって二重螺旋形状のコイル部22が形成される。左端は、図に示すような形状となる。
【0024】
次に図4(4)に示すように、二重螺旋形状部の終端を中心としてもう一度線材は180°折り曲げられる。これによって二重螺旋形状のコイル部22の外側で平行して導出部23が位置づけられる。この場合に、コイル部22の外側に隔管5を挿入できる間隔を置いて導出部23は位置づけて形成するものとする。これは、前述のようにコイル部22を内空間12に、そして導出部23を外空間11に配設するためである。
【0025】
導出部23を外空間11に配設しないで、内空間12からフランジ部を通して外部に出す場合には、図4(4)に示す工程は必要とされない。最終的に導線29、すなわち導出部23の先端に端子部24が形成される。このようにして構成したシーズヒータを器体本体2内に組み込むと、コイル部22は二重螺旋形状となって密集せしめることができ、発熱源で発生した熱の熱伝達が効果的に行われるので小型化に有効である。また、2本の導出部は同一方向に延在し、フランジ部3を貫通することになるので、更に装置を小型化することができ、かつ安価とすることができる。
【0026】
尚、本例にあっては、内空間12にコイル部22を配置する構成となっているが、内空間13にもコイル部を形成することができる。この場合にあっても、導出部は外空間11内配置とすることができる。
また、器体本体2の外表面部には断熱材を設けることは行わない。
【0027】
以上のように、器体本体2の端部にフランジ部3を取り付け、内部に器体本体2との間に外空間11を形成して隔管5、6を配置し、外空間11から隔管5、6の内部の内空間12、13に流体が流れるようにして流体通路が形成され、外空間11に連通する流体の供給口9および内空間12または13に連通する流体排出口10が設けられ、隔管5、6の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部22と、コイル部22にそれぞれ接続されて外空間11に配設され、かつ同一のフランジ部3を貫通し、同一方向に延在する2つの導出部23a、23bと、および導出部23a、23bに接続する端子部24a、24bとで構成されるシーズヒータ21が設けられる流体加熱器が構成される。
【0028】
また、以上のように、器体本体2の端部に端板を取り付け、内部に器体本体2との間に外空間11を形成する隔管5、6を配置し、外空間11から隔管5、6の内部の内空間12、13に流体が流れるようにして流体通路を形成し、発熱部の中央を中心として折り曲げて二重螺旋状のコイル部22を形成し、コイル部22にそれぞれ接続する2つの導出部23を同一方向に延在して形成することによってシーズヒータ21を構成し、シーズヒータ21のコイル部22が隔管5の内空間12に位置し、導出部23が同一の端板を貫通するようにしてシーズヒータ21を配設し、かつシーズヒータ21の2つの導出部23には並行してそれぞれ端子部24を接続する流体加熱器の製造方法を構成することができる。
【0029】
上記実施例の作用を説明する。流体は流体供給口9から最外層の外空間11を通過し、板17に衝突して、中間の内空間12に入る。器体本体2は加熱前の流体と接するため表面温度の上昇は小さく、器体本体2の表面からの熱放散は著しく小さい。従って、器体本体2の外表面を断熱材で覆わなくても熱効率は高い。
【0030】
次に、中間の内空間12に入った流体はここに配設されたコイル部22によって加熱される。中間の内空間12は隔管5の内径と隔管6の外径によりその通過面積が決定され、流れに澱みを生じさせず、コイル部22に局部的過熱を発生させない。
加熱された流体は、板18に衝突して最内側の内空間13に入り、連通する流体排出口10から加熱流体として排出され、利用される。
【0031】
外空間11に配設された導出部23は、加熱程度の低い外空間11を流れる流体に著しく加熱されることもなく、低温度が維持され、従ってフランジ部3に与える温度影響は極めて小さい。また、外空間11と内空間12、13とはフランジ部3に対向して配設された板18によって隔離されるため、内空間12、13を流れる流体がフランジ部3に接することがなく、すなわち内空間はフランジ部3から隔離されているためにフランジ部3は内空間12、13を流れる加熱流体の影響が小さい。従ってフランジ部3は、温度上昇が小さく抑えられる。これによって、フランジ部3とフランジ部4との間に設けるOリング7は通常の安価なゴム製のものを使用することが可能となる。また、流体の出口温度を350℃とした場合にあっても、器体本体2の上昇温度を低く、例えば100℃以下に設定することが可能になる。
ちなみに、このタイプの流体加熱器1には約300L(リットル)/minの流体(液体、気体)を流すのに適しており、器体本体2の流体の排出側の温度を100℃以下とし、かつフランジ部3の温度設定を50℃以下に設定することができる。
【0032】
図5は、本実施例になる3重管ヒータとされた流体加熱器についての各部温度の実測例を示す。
実験条件は、シーズヒータ2700W、容量300L/min、PID制御、出口空気350℃制御とした。
【0033】
本図で(1)はコイル部22入口温度、(2)はコイル部22の中間部温度、(3)はコイル部22の出口部温度、(4)は内空間12を流れる中間空気温度、(5)は出口空気温度、(6)は器体本体入口部温度、(7)は器体本体出口部温度および(8)はフランジ部3の温度を示す。
このデータから判るように、器体本体2の出口部温度を100℃以下に、そしてフランジ部3の温度を50℃以下に設定して充分に使用に耐え得る流体加熱器1とすることができる。
【0034】
以上のように、器体本体2の端部に端板を取り付け、内部に器体本体2との間に外空間11を形成して隔管5、6を配置し、外空間11から隔管5、6の内部の内空間12、13に流体が流れるようにして流体通路が形成され、外空間11に連通する流体の供給口9および前記内空間12に連通する流体排出口10が設けられ、隔管5の内空間12に配設された加熱部となるコイル部22と、外空間11にコイル部22にそれぞれ接続されて配設され、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する2つの導出部23と、および導出部23に接続する端子部24とで構成されるシーズヒータ21が設けられて構成された流体加熱器1を、器体本体2の流体排出側の温度を100℃以下に設定し、かつ前記端板の温度を50℃以下に設定して使用する流体加熱器の使用方法を構成することができる。
【0035】
本発明に係わる流体加熱器1の第2の実施例を図6、図7に基づいて説明する。第1の実施例と同一の構成については同一の番号を付し、重複した説明を避けることとする。以下、同じである。
【0036】
図6、図7に示す流体加熱器1は流体の流れる通路となる空間を5ヶ設けたもので、隔管は31、32、33、34、35(図1の6に該当)の5層より構成されており、流体供給口9から入った流体は通路の外空間41(図1の11に該当)、内空間42、43、44を通過し、各々の内空間42、43、44に設けられた加熱部となるコイル部51、72、53により加熱されて最終内空間45(図1の12に該当)に連通して、流体排出口10に流れる。このように流体通路となる空間を長く設けることにより大容量の流体加熱器を構成することができる。
この例にあっては、前述した図4(4)に示した工程を採用していない。従って、導出部23はフランジ部3を貫通していないで端部に設けた板17を貫通する構成となる。
【0037】
図8、図9に示す例は、図6に示す例と実質的に同一であるが、図4(4)に示した工程を採用している。従って、導出部23はフランジ部3を貫通する。尚、ここではフランジ部3、隔離板として作用する板17を総称して端板と称することとする。
ちなみに、図6あるいは図8に示す例にあっては、約1000L/minの流体を流すのに適している。
【0038】
以上のように、器体本体2の端部に端板を取り付け、内部に順次内径の小さくなる複数の隔管31〜35を配置し、最外側の隔管31と器体本体2とで形成される最外周の外空間41から順次複数の隔管内部の内空間42〜45に流体が流れるようにして流体通路が形成され、最外周の外空間42に連通する流体供給口9が設けられ、最内側の隔管35の内空間に連通する流体排出口10が設けられ、複数の隔管内部の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部51〜53と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、コイル部51〜53にそれぞれ接続した2つの導出部23と、および導出部23に接続する端子部24とで構成されるシーズヒータ21が設けられる流体加熱器1が提供される。
【0039】
また、同様にして器体本体2の端部に端板を取り付け、内部に順次内径の小さくなる複数の隔管31〜35を配置し、最外側の隔管31と器体本体2とで形成される最外周の外空間41から順次複数の隔管内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、最外周の外空間41に連通する流体供給口9が設けられ、最内側の隔管35の内空間に連通する流体排出口10が設けられ、複数の隔管内部の内空間に配設される加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部51〜53と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、コイル部51〜53にそれぞれ接続されて外空間41に配設された2つの導出部23と、および導出部23に接続する端子部24とで構成されるシーズヒータ21が設けられる流体加熱器1が提供される。
【0040】
図10に示す流体加熱器1は流体の流れる通路となる空間を最小の2ヶ設けた第3の実施例を示すもので、隔管は71(図1の5に該当)、72(図1の6に該当)の2層より構成されており、器体本体2の一方の端部にフランジ部3が、他方に板17である端板が設けてある。フランジ部3に対向して器体本体2内に板を設けて、第1の実施例と同様にフランジ部3との間に導入流体の通過する空間を設けることもできる。流体供給口9から入った流体は通路の外空間61(図1の11に該当)を通過しフランジ部3に衝突して内空間62に入る。内空間62に設けられたコイル部22により加熱されて内空間62に連通した流体排出口10に流れる。このように配置することにより流体供給口9と流体排出口10を同じ側に配置することが可能である。ちなみに本例にあっては、約100L/minの流体を流すのに適している。
【0041】
以上のように、器体本体2の端部に端板を取り付け、内部に唯一の隔管72を配置し、隔管72と器体本体2とで形成される外空間61から隔管72の内部の内空間62に流体が流れるようにして流体通路が形成され、外空間61に連通する流体供給口9が設けられ、隔管72の内空間62に連通する流体排出口10が設けられ、隔管72の内空間62に配設された加熱部となる二重螺旋状となるコイル部22と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、コイル部22にそれぞれ接続した2つの導出部23と、および導出部に接続する端子部24とで構成されるシーズヒータ21が設けられる液体加熱器1が提供される。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、直径の大きい隔管の内部に順次、小さい直径の隔管を入れ込まれた複数の隔管と、隔管の間の空間にシーズヒータを備えており、流れる流体が最外層の空間から順次内層の空間に流れるように流体通路を形成しているため熱放散が小さく、熱効率を増大できると共に流体の流れに澱みを生じることがないためシーズヒータの局部過熱を防止して寿命を低下させることなく効率的に流体を加熱することができる。
【0043】
従って、最外側の隔管の外表面に断熱材を設ける必要がなく、装置使用済後における断熱材廃材の処理に困るということを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる流体の実施例の一部断面を含む平面図。
【図2】図1のX−X´断面を示す断面図。
【図3】シーズヒータを構成する線材の構成を示す図。
【図4】シーズヒータを製作するステップを示す図。
【図5】実験図。
【図6】他の実施例を示す断面平面図。
【図7】図6のZ−Z´方向から見た側面図。
【図8】他の実施例を示す断面平面図。
【図9】図8のY−Y´方向から見た側面図。
【図10】他の実施例を示す断面平面図。
【符号の説明】
1…流体加熱器、2…器体本体、3、4…フランジ部、5、6…隔管、7…Oリング、9…流体供給口、10…流体排出口、11…外空間、12、13…内空間、17、18…板、21…シーズヒータ、22…コイル部、23(23a、23b)…導出部、24(24a、24b)…端子部。
Claims (8)
- 器体本体に、ヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器において、
前記器体本体の端部に端板を取り付け、内部に隔管を配置して器体本体との間に外空間を形成し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記外空間に連通する流体供給口および前記内空間に連通する流体排出口が設けられ、前記隔管の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、前記コイル部にそれぞれ接続した2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられること
を特徴とする流体加熱器。 - 器体本体に、ヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器において、
前記器体本体の端部にフランジ部を取り付け、内部に隔管を配置して器体本体との間に外空間を形成し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記外空間に連通する流体供給口および前記内空間に連通する流体排出口が設けられ、前記隔管の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部と、かつ前記フランジ部を貫通し、同一方向に延在する、前記コイル部にそれぞれ接続した2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられ、かつ前記フランジ部を内空間から遮断する板が器体本体内に該フランジ部に対向して設けられること
を特徴とする流体加熱器。 - 器体本体にヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器において、
前記器体本体の端部にフランジ部を取り付け、内部に隔管を配置して器体本体との間に外空間を形成し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記外空間に連通する流体の供給口および前記内空間に連通する流体排出口が設けられ、前記隔管の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部と、該コイル部にそれぞれ接続されて外空間に配設され、かつ前記フランジ部を貫通し、同一方向に延在する2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられること
を特徴とする流体加熱器。 - 器体本体にヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器において、
前記器体本体の端部に端板を取り付け、内部に順次内径の小さくなる複数の隔管を配置し、最外側の隔管と前記器体本体とで形成される最外周の外空間から順次複数の隔管内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記最外周の外空間に連通する流体供給口が設けられ、最内側の隔管の内空間に連通する流体排出口が設けられ、複数の隔管内部の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、前記コイル部にそれぞれ接続した2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられること
を特徴とする流体加熱器。 - 器体本体にヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器において、
前記器体本体の端部に封止材を備えたフランジ部を取り付け、内部に順次内径の小さくなる複数の隔管を配置し、最外側の隔管と前記器体本体とで形成される最外周の外空間から順次複数の隔管内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記最外周の外空間に連通する流体供給口が設けられ、最内側の隔管の内空間に連通する流体排出口が設けられ、複数の隔管内部の内空間に配設される加熱部となる二重螺旋状とされたコイル部と、かつ前記フランジ部を貫通し、同一方向に延在する、前記コイル部にそれぞれ接続されて外空間に配設された2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられること
を特徴とする流体加熱器。 - 器体本体にヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器において、
前記器体本体の端部に端板を取り付け、内部に唯一の隔管を配置し、該隔管と前記器体本体とで形成される外空間から隔管内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記外空間に連通する流体供給口が設けられ、前記隔管内部の内空間に連通する流体排出口が設けられ、前記隔管の内空間に配設された加熱部となる二重螺旋状となるコイル部と、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する、前記コイル部にそれぞれ接続した2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられること
を特徴とする流体加熱器。 - 器体本体にヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器の製造方法において、
前記器体本体の端部に端板を取り付け、内部に隔管を配置して器体本体との間に外空間を形成し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路を形成し、
加熱部を中心として折り曲げて二重螺旋状のコイル部を形成し、該コイル部にそれぞれ接続する2つの導出部を同一方向に延在して形成することによってシーズヒータを構成し、
該シーズヒータの前記コイル部が前記隔管の内空間に位置し、前記導出部が同一の端板を貫通するようにして該シーズヒータを配設し、かつ
該シーズヒータの2つの導出部にはそれぞれ端子部を接続すること
を特徴とする流体加熱器の製造方法。 - 器体本体にヒータを組み込んで、流体を加熱して排出する流体加熱器の使用方法において、
前記器体本体の端部に端板を取り付け、内部に隔管を配置して器体本体との間に外空間を形成し、前記外空間から前記隔管の内部の内空間に流体が流れるようにして流体通路が形成され、前記外空間に連通する流体の供給口および前記内空間に連通する流体排出口が設けられ、前記隔管の内空間に配設された加熱部となるコイル部と、外空間に該コイル部にそれぞれ接続されて配設され、かつ同一の端板を貫通し、同一方向に延在する2つの導出部と、および該導出部に接続する端子部とで構成されるシーズヒータが設けられて構成された流体加熱器を、前記器体本体の温度を100℃以下に設定し、かつ前記端板の温度を50℃以下に設定して使用すること
を特徴とする流体加熱器の使用方法。
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