JP2004067378A - 輪転印刷機 - Google Patents

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JP2004067378A
JP2004067378A JP2002233251A JP2002233251A JP2004067378A JP 2004067378 A JP2004067378 A JP 2004067378A JP 2002233251 A JP2002233251 A JP 2002233251A JP 2002233251 A JP2002233251 A JP 2002233251A JP 2004067378 A JP2004067378 A JP 2004067378A
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JP2002233251A
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Mitsunari Morio
森尾 充成
Koji Nishiyama
西山 浩司
Noriyuki Sugawara
菅原 敬之
Kazuo Sugihara
杉原 一雄
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】ウェブの長い経路長を短くして、テンションの変動を小さくし、見当ずれやダブり等の印刷不良を防止する。
【解決手段】ウェブ9を印刷する一般的な印刷ユニット3aと、多色刷り印刷が可能なカラー刷り印刷ユニット3bと、各ユニット3で印刷後に送られるウェブ9を折る折機5を有する輪転印刷機31であって、折機5と一般的な印刷ユニット3aがウェブ9の走行方向に沿って並列に設置されたユニット列の、その下流側に配置された折機5の近傍であって、ウェブ9の走行方向と略直角な方向にカラー刷り印刷ユニット3bをユニット列と同一床面30上に配設し、ユニット列の上側に各ユニット3で印刷後のウェブ9の走行方向を略直角方向に変えるターンバー列部14を設ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新聞輪転機等を含む輪転印刷機において並設する印刷ユニット等の配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の輪転印刷機の一例として、新聞輪転機を用いて説明する。
新聞輪転機に設けられるユニット類の配置には、種々の形式がある。図4(a),(b)に示すA形式は、ウェブ9の走行方向に沿って一列に印刷ユニット3および折機5を配置しており、任意の場所にカラーページ等を設ける各種印刷仕様に対応するために、ウェブパス装置4にターンバー列部14を設けると共に、折機5の前部に、例えば、図4に示すように、カラー刷り印刷ユニット(以下、タワーユニットともいう)3b1、3b2、3b3を配置している。印刷ユニット3aおよびカラー刷り印刷ユニット3bへウェブ9を供給する給紙装置1は、床面30より低い階下部に設けられている。
【0003】
図5(a),(b)に示すB形式は、ウェブ9を供給する給紙装置1と印刷ユニット3を同一床面30の上に配置している。この形式の輪転機においては、実用新案登録第2554062号に示す如く、一般的な印刷ユニット3aを挟んで給紙装置1の反対側に片面カラー刷りユニット6を配置し、これを用いて、印刷ユニット3aで片面墨刷り後のウェブ9に、もう一方の片面のカラー刷り印刷を可能にしている。
印刷ユニット3aを両面4色刷りユニットに変更し、任意カラー面に対応しようとする場合、A形式と同様の理由から両面4色刷りユニット3b1、3b2は、一点鎖線で示す位置が最適となる。
【0004】
ウェブ9は、対応するそれぞれの印刷ユニット3で印刷された後、搬送、合流(集合)後、折機5で製品である折帳に形成され、図示しない排紙装置を介して外部に搬出される。
なお、新聞は同時多ページ印刷となるため、印刷ユニット3の数も3〜6ユニットと多く、印刷機全長が30mに及ぶ場合もある。したがって、折機5へ搬送される各ウェブ経路長(搬送長さ)に大幅な差が生じる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ウェブテンションTは、下式の関係を有する。
T=E×ε−R
(T:ウェブテンション E:ヤング率=ひずみ係数 ε:ひずみ率 R:走行抵抗)
両面4色刷り印刷ユニット3bでは、湿し水が増加するために、ヤング率Eが低下する。さらに、長い経路長の場合、ガイドローラ数が増加し、走行抵抗Rが増大する。従って、ウェブテンションTは他の一般的な印刷ユニット3aより低下するため、運転操作によりひずみ率εを増やして改善しようとしてもかなり無理がある。
例えば、図4において、各ウェブ9に対し等分に張力を付加させる折機5の入口のドラグローラ設備では、どうしてもタワーユニット3b、特に経路長の長い3b2出口部のウェブテンションが低くなる傾向がある。
【0006】
このような従来の輪転印刷機は、以下の課題を有する。
(1)タワーユニット3b出口部におけるテンションが総体的に低いうえに、上述の計算式におけるヤング率E、および走行抵抗Rは、運転速度、状態により変化して、テンションの変動を起す。ひいては、印刷胴の回転、印刷中のウェブ9に影響を及ぼし、見当ずれやダブリ等の印刷不良を発生させる要因となる。
(2)通常の印刷ユニットと比べて多くの印刷運転時調整を行う必要のあるタワーユニット3bが、オペレータの主操作位置である折機5の位置から遠いため、管理調整に要する時間がかかり、不具合に対する対応も遅れる。
【0007】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ウェブ9の長い経路長を短くして、テンションの変動を小さくし、見当ずれやダブり等の印刷不良を防止することにある。また、タワーユニット3bを折機5の近傍に設置して、オペレーターの管理作業の軽減と、より確実な管理作業を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ウェブを印刷する一般的な印刷ユニットと、多色刷り印刷が可能なカラー刷り印刷ユニットと、各ユニットで印刷後に送られるウェブを折る折機を有する輪転印刷機において、カラー刷り印刷ユニットを一般的な印刷ユニットと同一床面上であって、折機の近傍に配置し、ユニット列の上部に各ユニットで印刷後のウェブの走行方向を変えるターンバー列部を設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係る輪転印刷機の一例である新聞輪転機について、図面を用いて説明する。なお、従来装置と共通する部品、部位については同一の符号を付して説明する。
【0010】
図1および図2に示すように、新聞輪転機31は、床面30の下部に配設した給紙装置1、インフィード装置2、印刷ユニット3、ウェブパス装置4、折機5を含んで構成されている。印刷ユニット3には、一般的な印刷ユニット3a(3a1〜3a4)と、多色印刷ができるカラー刷り印刷ユニット3b(3b1〜3b4)がある。
【0011】
給紙装置1は、リールスタンド7に巻取紙8が装架され、印刷に伴う速度に対応して連続的にウェブ9を供給すべく構成されている。インフィード装置部2は、給紙装置1と印刷装置ユニット3の中間に設けられ、ウェブ9に所定のテンションを付加した状態で下流工程の印刷ユニット3に供給すべく構成されている。
【0012】
印刷ユニット3は、図3(b)に示すように、印刷装置10(10a〜10d)と、版胴12と刷版13を含んで構成される。印刷装置10aおよび10bは、走行するウェブ9を挟んで互いに対向して設けられ、それぞれウェブ9の表と裏に印刷が行えるよう構成される。さらにウェブ9の走行方向に沿って並設した印刷装置10cおよび10dによって、インキ色を適宜に変えることにより、多色印刷を可能としている。
【0013】
印刷ユニット3は、1台の輪転機にウェブ9の走行方向に沿って複数組が並設されている。各組ごとに印刷されたウェブ9は、ウェブパス装置4により合流させて重ね合わせた後、下流の折機5に搬入される。
ウェブパス装置4は、ウェブ9の速度等の移送状態を適宜にコントロールし、ウェブ9を折機5へ所定のタイミングで送り込むよう構成されている。また、任意のページにカラー面を設定する等の各種印刷仕様に対応させるために、ターンバー列部14を設けてウェブ9の走行ルートが変えられるよう構成している。
折機5は、印刷ユニット3の下流側に配設され、ウェブ9を所定位置で切断や折り畳み等々の加工により折帳に形成した後、排紙装置を介し外部へ搬出するように構成されている。
【0014】
カラー刷り印刷ユニット3bは、折機5の近傍であって、ウェブ9の走行方向と略直角な方向に配置して、ウェブ9の経路が短くなるように構成されている。また、印刷ユニット3の上側には、ターンバー列部14が設けられており、カラー刷り印刷ユニット3bから送られるウェブ9の走行方向を略直角な方向に変えて、一般的な印刷ユニット3aから送られるウェブ9と同一方向に集められるように構成されている。
なお、折機5の近傍とは、折機5に隣接する位の場所を示すが、たとえ隣接していなくても、本発明の目的であるウェブテンションの変動を小さくすることができる範囲で折機5に近い位置まで含むものとする。例えば、折機5から1ユニット分離れた場所であってもかまわない。
【0015】
上記一連の輪転印刷機としての基本構成及び機能は、従来のものと同様である。なお、新聞輪転機には種々の駆動方式があるが、図3(b)に一例を示すように、各構成ユニットにそれぞれ独立した単独モータ11を取付け、相対的なタイミングを検知した上で全てを連動して駆動させる制御方法が一般的に用いられる。
【0016】
本発明に係る輪転印刷機によれば、カラー刷り印刷ユニット3bを一般的な印刷ユニット3aと同一床面30上で、かつ一般的な印刷ユニット3aを並設したメインライン部の側部、折機5の近傍に配置させているので、次のような効果を奏する。
(1)各印刷ユニットから送り出されるウェブルート(走行紙経路)長の差を少なくできるため、ウェブテンション(張力)が低下するのを防止すると共に、該ウェブテンションのバラツキが減少する。特に、加速及び減速時における変動が少なくなり、多色刷りの色合わせが容易で、見当ずれ、ダブリ等の印刷品質不良による損紙が減少できる。
(2)任意面カラー等の各種印刷仕様に容易に対応できると共に、ターンバー列部のターンバー通過回数が減り、走行抵抗を減少させる。
(3)オペレーターの主操作位置に近接してタワーユニット3bを配置されるので、操作性、作業性が向上する。また、管理調整等に伴う時間の大幅な短縮が図れると共に、より確実な管理調整作業を行なうことができる。
(4)カラー刷り印刷ユニット3bを一般的な印刷ユニット3a群近傍の側部空間へ配置するため、建屋の増設無しで増設工事を行なうことができ、工事費の低減が図れる。
(5)また、折機の近傍に印刷ユニット群3a,3bを配置する本機械構成では、ラインシャフトによる駆動方式を用いると駆動系が複雑になり、部品点数も増えるが、独立した単独駆動モータ制御による駆動方式を用いると、駆動系が簡素になり、工事費の低減が図れる。
【0017】
【発明の効果】
本発明では、ウェブを印刷する一般的な印刷ユニットと、多色刷り印刷が可能なカラー刷り印刷ユニットと、各ユニットで印刷後に送られるウェブを折る折機を有する輪転印刷機であって、折機と一般的な印刷ユニットがウェブの走行方向に沿って並列に設置されたユニット列の、その下流側に配置された折機の近傍であって、ウェブの走行方向と略直角な方向にカラー刷り印刷ユニットを前記ユニット列と同一床面上に配設し、ユニット列の上部に各ユニットで印刷後のウェブの走行方向を略直角方向に変えるターンバー列部を設けたことにより、ウェブの長い経路長を短くして、テンションの変動を小さくし、見当ずれやダブり等の印刷不良を防止することができる。また、カラー刷り印刷ユニットを折機の近傍に設置して、オペレーターの管理作業の軽減と、より確実な管理作業を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る新聞輪転機の平面図であって、印刷ユニットおよび折機の配置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る新聞輪転機の、図1の正面図である。
【図3】(a)は本発明の実施の形態に係る新聞輪転機の基本構成図、(b)は(a)のG部の詳細説明図である。
【図4】従来の新聞輪転機(A形式)を表す図であって、(a)は印刷ユニットおよび折機の配置を示す平面図、(b)は(a)の正面図である。
【図5】従来の輪転印刷機(B形式)を表す図であって、(a)は印刷ユニットおよび折機の配置を示す平面図、(b)は(a)の正面図である。
【符号の説明】
1 給紙装置
2 インフィード装置
3 印刷ユニット
3a 一般的な印刷ユニット
3b カラー刷り印刷ユニット(タワーユニット)
4 ウェブパス装置
5 折機
6 片面カラー刷りユニット
7 リールスタンド
8 巻取紙
9 ウェブ
10 印刷装置
11 単独モータ
12 版胴
13 刷版
14 ターンバー列部
31 新聞輪転機(輪転印刷機)

Claims (1)

  1. ウェブを印刷する一般的な印刷ユニットと、多色刷り印刷が可能なカラー刷り印刷ユニットと、各ユニットから送られるウェブの折機を有する輪転印刷機において、カラー刷り印刷ユニットを、一般的な印刷ユニットと同一床面上であって折機の近傍に配設し、ユニット列の上側に各ユニットで印刷後のウェブの走行方向を変えるターンバー列部を設けたことを特徴とする輪転印刷機。
JP2002233251A 2002-08-09 2002-08-09 輪転印刷機 Pending JP2004067378A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007131003A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Man Roland Druckmas Ag 新聞を製作するための印刷機およびその方法

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