JP2004066185A - 混入物分離方法 - Google Patents

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Motohiro Ishida
石田 元宏
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Abstract

【課題】洗浄溶剤に含まれる混入物を分離及び除去して、洗浄力を回復及び維持することができる混入物分離方法を提供する。
【解決手段】炭化水素系溶剤Bを、処理槽Dに貯液された洗浄溶剤Aに混入して所定の混合比に混合すると共に、フラックスC及び洗浄溶剤AのSP値差よりも、フラックスC及び炭化水素系溶剤BのSP値差の方が小さく、フラックスCが炭化水素系溶剤Bに溶解しやすいという特性を利用して、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させ、フラックスCを、洗浄溶剤Aから分離及び除去して、洗浄力を回復及び維持する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばフラッスやロジン、鉱物系工作油、ゴム、樹脂等の混入物を洗浄溶剤から分離及び除去するために用いられる混入物分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の混入物を、被処理物から分離及び除去するのに用いられる溶剤としては、例えば炭化水素系溶剤及びテルペン系溶剤とを含む洗浄剤組成物がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−36893号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の洗浄剤組成物は、被処理物(図示省略)に付着するフラックスを洗浄除去するために用いられるので、その洗浄剤組成物に混入するフラックスや油分等の混入物を蒸留再生によって分離及び除去するが、洗浄剤組成物或いは洗浄溶剤に含まれる混入物を分離するために用いられるものではなく、洗浄溶剤中に含まれる混入物の量を、未使用状態にまで分離及び除去することができない。
【0004】
また、一般的に用いられるフッ素系溶剤は、揮発性が高く、その特性を利用して乾燥工程で使用されるが、洗浄力が殆んど無いので、水系溶剤或いは炭化水素系溶剤と併用されることが多い。そのため、洗浄力があり、エーテル系の炭化水素系溶剤をフッ素系溶剤に数十パーセント混合することで、洗浄及び乾燥を行う工程に用いることができ、炭化水素系溶剤の引火性も抑えることができる。
【0005】
洗浄時において、例えば油分やフラックス等の混入物がフッ素系溶剤に混入すると、洗浄力が徐々に低下するため、洗浄溶剤を再生するか、溶剤中に混入する混入物を分離及び除去する必要がある。この混合溶剤から混入物を分離する場合、混入物は、数十パーセントのエーテル系溶剤に溶解するという特性があるので、その混合溶剤に、フッ素系溶剤を所定量混入して、希釈及び冷却するだけで、混合溶剤に溶解した混入物が抽出及び分離され、その作業を何回か繰り返すことで、一定の濃度に保つことができる。
【0006】
しかし、希釈するフッ素系溶剤の混入量によって溶剤の再生量が決定されるだけでなく、希釈分離するため、大量の洗浄溶剤を再生処理するのに手間及び時間が掛かり、再生能力が低い。且つ、分離及び抽出しにくいフラックスや低沸点の油分等があるため、溶剤中に含まれる混入物を完全に分離及び除去することが難しく、分離率が低いという問題点を有している。
【0007】
この発明は上記問題に鑑み、洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を所定の混合比で混合して、該洗浄溶剤に含まれる混入物を炭化水素系溶剤に移行することにより、混入物を洗浄溶剤から略確実に分離及び除去することができ、洗浄力を回復及び維持することができる混入物分離方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、洗浄時に混入した混入物を洗浄溶剤から分離し、該洗浄溶剤の洗浄力を回復する混入物分離方法であって、上記混入物が含まれる洗浄溶剤と、該混入物が溶解しやすい炭化水素系溶剤とを所定の混合比で混合し、上記洗浄溶剤に含まれる混入物を炭化水素系溶剤に移行させて、該洗浄溶剤から混入物を分離する混入物分離方法であることを特徴とする。
【0009】
上述の混入物は、例えばフラックスやロジン、鉱物系工作油、ゴム、樹脂等で構成される。また、洗浄溶剤は、例えばグリコールエーテル系溶剤及びフッ素系溶剤の何れか一方又は両方で構成される。そのグリコールエーテル系溶剤は、例えばセロアセ、エチセロ、メチセロ、ブチセロ等の一つ又は複数で構成され、フッ素系溶剤は、例えばハイドロフルオロエーテル=HFE、ハイドロフルオロカーボン=HFC等の一つ又は複数で構成される。また、炭化水素系溶剤は、例えばC13H20やC14H22、C11H10、C12H02等の化学式で表示される芳香族炭化水素系溶剤の中から一つ又は複数を選択して用いる。
【0010】
且つ、混入物(例えばフラックス)及び炭化水素系溶剤のSP値差(溶解度パラメーター)が小さければ、混入物が炭化水素系溶剤に溶解しやすいので、特に、略260℃〜略275℃の範囲に含まれる高沸点温度及び略3.5cSt(30℃)mm/Sの動粘度を有する溶剤が好ましい。また、略260℃以下又は略275℃以上の沸点温度を有する溶剤、略3.5cSt(30℃)mm/S以下又は以上の動粘度を有する溶剤を用いてもよい。
【0011】
つまり、炭化水素系溶剤を、例えばフッ素系溶剤及びグリコールエーテル系溶剤からなる洗浄溶剤に混入して、洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を所定の混合比で混合する。且つ、混入物及び洗浄溶剤(特にグリコールエーテル系溶剤)のSP値差よりも、混入物及び炭化水素系溶剤のSP値差の方が小さく、混入物が炭化水素系溶剤に溶解しやすいという特性を利用して、洗浄溶剤に含まれる混入物を炭化水素系溶剤に移行及び乳化させ、混入物を、洗浄溶剤から分離及び除去して、洗浄力を回復及び維持する。
【0012】
実施の形態として、上記洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の混合比を、略5:1乃至略1:1の範囲から選択してなる特定の混合比に設定することができる。また、上記洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を所定の混合比に混合した後、該洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を略均一に撹拌する撹拌手段を備えることができる。その撹拌手段は、例えば撹拌装置の羽根やスクリューを回転する方法、処理槽や処理容器を振動させる方法、溶剤や液体、空気を吐出する方法等の中から一つ又は複数を選択して用いる。また、上記洗浄溶剤を、グリコールエーテル系溶剤及びフッ素系溶剤の何れか一方又は両方で構成することができる。また、上記炭化水素系溶剤を、上記洗浄溶剤に含まれる混入物が溶解しやすく、該洗浄溶剤が溶解しにくい特性の溶剤で構成することができる。
【0013】
【作用及び効果】
この発明によれば、炭化水素系溶剤を洗浄溶剤に対して所定の混合比に混合すると共に、洗浄溶剤に含まれる混入物を炭化水素系溶剤に移行及び乳化させて、混入物を洗浄溶剤から分離及び除去するので、洗浄溶剤を、被処理物を洗浄処理するのに適した洗浄力に回復及び維持することができる。
【0014】
且つ、炭化水素系溶剤は、洗浄溶剤に対して殆んど溶解せず、洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を比重差により分離して、混入物が分離及び除去された洗浄溶剤を洗浄工程に返還し、混入物が含まれる炭化水素系溶剤を蒸留再生するので、混入物を炭化水素系溶剤から略確実に分離及び除去することができると共に、混入物が分離及び除去された炭化水素系溶剤を、洗浄溶剤に含まれる混入物を分離及び除去する作業に繰り返し使用することができ、再生コストの低減を図ることができる。
【0015】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、混入物の一例であるフラックスを洗浄溶剤から分離及び除去して、洗浄力の回復及び維持することができる混入物分離方法を示し、図1及び図2に於いて、この混入物分離方法は、密閉型(又は開放型)を有する処理槽Dの蓋部Daを開放して、フラックスCが含まれた洗浄溶剤Aを処理槽Dに所定量貯液した後、炭化水素系溶剤Bを、処理槽Dに貯液された洗浄溶剤Aに混入して略均一に混合する。且つ、洗浄溶剤A(特にグリコールエーテル系溶剤)に含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させ、フラックスCを、洗浄溶剤Aから分離及び除去して、洗浄力を回復及び維持する方法である。
【0016】
上述の洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを分離及び除去する混入物分離方法を説明する。
【0017】
先ず、洗浄時において、被処理物(図示省略)から洗浄除去されるフラックスCを、フッ素系溶剤及びグリコールエーテル系溶剤からなる洗浄溶剤Aに溶解及び混入した後、図1に示すように、そのフラックスCが含まれる洗浄溶剤Aを、蓋部Daが開放された処理槽Dに所定量貯液する。
【0018】
次に、図2に示すように、上述のフラックスCが溶解しやすく、フラックスCのSP値に近い炭化水素系溶剤Bを、処理槽Dに貯液された洗浄溶剤Aに所定量混入して、洗浄溶剤Aと炭化水素系溶剤Bとを、略5:1〜略1:1の範囲に含まれる混合比の中から一つを選択して、その特定の混合比で混合して貯液する。
【0019】
次に、図3、図4に示すように、撹拌装置Eの羽根Ea…を、処理槽Dに貯液された洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bに浸漬し、処理槽Dを蓋部Daで閉塞した後、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bを羽根Ea…の回転力により撹拌して略均一に混合する。且つ、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCが炭化水素系溶剤Bに対して移行及び乳化するのを促進すると共に、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させ、フラックスCを、洗浄溶剤A(特にグリコールエーテル系溶剤)から分離及び除去する。
【0020】
つまり、フラックスC及び洗浄溶剤AのSP値の差よりも、フラックスC及び炭化水素系溶剤BのSP値の差が小さく、フラックスCが炭化水素系溶剤Bに溶解しやすいという特性を有しているので、その溶解特性を利用して、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させることにより、フラックスCが、洗浄溶剤Aから分離及び除去され、洗浄溶剤Aに溶解するフラックス量が減少し、洗浄溶剤Aの洗浄力が回復及び維持される。
【0021】
且つ、炭化水素系溶剤Bは、洗浄溶剤Aに対して殆んど溶解せず、洗浄溶剤Aよりも比重が軽いので、図5に示すように、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bを撹拌して混合した後、所定時間が経過又は放置すると、フラックスCが分離された洗浄溶剤Aと、フラックスCが含まれる炭化水素系溶剤Bとに短時間で比重分離される。
【0022】
次に、フラックスCが分離された洗浄溶剤Aを、蓋部Daが開放された処理槽Dから取り出して、再び洗浄工程(図示省略)に返還すると共に、被処理物(図示省略)からフラックスCを除去する洗浄作業に繰り返し使用する。
【0023】
一方、処理槽Dから取り出したフラックスCが含まれる炭化水素系溶剤Bは、沸点化による蒸留再生が可能であるため、蒸留再生工程(図示省略)に供給して蒸留再生する。つまり、フラックスC及び炭化水素系溶剤Bが蒸発気化する沸点温度の差を利用して、フラックスCを炭化水素系溶剤Bから分離及び除去する。且つ、蒸発気化したフラックスC及び炭化水素系溶剤Bを異なる温度で別々に凝縮液化し、フラックスCを炭化水素系溶剤Bから分離及び除去するので、フラックスCが分離された炭化水素系溶剤Bを、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを分離及び除去する作業に繰り返し使用する。且つ、炭化水素系溶剤Bから分離されたフラックスCを回収して、廃棄処理又は再生処理する。
【0024】
上述の洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bの混合比は、例えば炭化水素系溶剤Bを、フッ素系溶剤及びグリコールエーテル系溶剤からなる洗浄溶剤Aに混合する場合、炭化水素系溶剤Bを、例えば略0.87wt/%のフラックスCを含んだ洗浄溶剤Aに混入し、洗浄溶剤Aと炭化水素系溶剤Bとを、略1:1の割合で混合すると、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCの混入量が、例えば略0.16wt/%以下まで減少する。
【0025】
また、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bを、略3:1の割合で混合すると、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCの混入量が、例えば略0.35wt/%以下に上昇するので、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bの混合比を、略1:1の割合に設定するのが好ましく、フラックスCの混入量を、例えば略0.16wt/%以下まで減少させることができる。
【0026】
以上のように、炭化水素系溶剤Bを、処理槽Dに貯液された洗浄溶剤Aに対して所定の混合比に混合すると共に、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させて、フラックスCを洗浄溶剤Aから分離及び除去するので、洗浄溶剤Aを、被処理物を洗浄処理するのに適した洗浄力に回復及び維持することができる。
【0027】
且つ、炭化水素系溶剤Bは、洗浄溶剤Aに殆んど溶解せず、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bを比重差により分離して、フラックスCが分離及び除去された洗浄溶剤Aを洗浄工程に返還し、フラックスCが含まれる炭化水素系溶剤Bを蒸留再生するので、フラックスCを、沸点温度の差を利用して炭化水素系溶剤Bから略確実に分離及び除去することができると共に、フラックスCが分離及び除去された炭化水素系溶剤Bを、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを分離及び除去する作業に繰り返し使用することができ、再生コストの低減を図ることができる。
【0028】
且つ、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bの混合比率を変更するだけで、洗浄溶剤A中に含まれるフラックスCの量を未使用状態にまで近づけることができる。
【0029】
且つ、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bの混合量と、炭化水素系溶剤Bの蒸留再生量との設定量を上げるだけで、フラックスCの除去及び再生量の増加を図ることができると共に、混合量及び再生量を比較的簡単にアップすることができる。
【0030】
図6、図7は、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCの他の分離方法を示し、フラックスCが含まれる洗浄溶剤Aを、処理槽D下部に接続した液路Dbから供給し、処理槽D下部の液路Dbから供給される炭化水素系溶剤Bを、処理槽Dに貯液された洗浄溶剤Aに混入して所定の混合比に混合すると共に、その炭化水素系溶剤Bの吐出力により、洗浄溶剤A及び炭化水素系溶剤Bを撹拌して略均一に混合し、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させ、フラックスCを洗浄溶剤Aから分離及び除去する。
【0031】
次に、図8に示すように、フラックスCが分離された洗浄溶剤Aを液路Dbから取り出して洗浄工程に返還し、フラックスCが含まれる炭化水素系溶剤Bを、処理槽D中央部の液路Dcから取り出して蒸留再生工程に供給し、フラックスCを炭化水素系溶剤Bから分離するので、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0032】
図9は、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCのその他の分離方法を示し、炭化水素系溶剤Bが含浸された例えば不織布や交絡体等の含浸体Fを、処理槽D内部に架設した上下のフィルターG,G間に装填しておき、フラックスCが含まれる洗浄溶剤Aを処理槽D内部に供給して、上側フィルターGを浸透及び通過した洗浄溶剤Aを、含浸体Fに含浸された炭化水素系溶剤Bに対して所定の混合比で混合して、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させ、フラックスCを洗浄溶剤Aから分離及び除去する。
【0033】
且つ、フラックスCが分離された洗浄溶剤Aを、下側フィルターGを浸透及び通過させて洗浄工程に返還し、含浸体Fに含浸された炭化水素系溶剤Bを、処理槽D側部の液路Dbから取り出して蒸留再生工程に供給し、フラックスCを炭化水素系溶剤Bから分離するので、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0034】
また、洗浄溶剤Aに含まれるフラックスCを、含浸体Fに含浸した炭化水素系溶剤Bに移行及び乳化させた後、炭化水素系溶剤Bが含浸されたカートリッジ式の含浸体Fを処理槽Dから取り出して、フラックスCが含まれる炭化水素系溶剤Bを回収し、フラックスCが含まれない未使用の炭化水素系溶剤Bを含浸した含浸体Fに交換することもできる。或いは、炭化水素系溶剤Bを、処理槽D内部に架設したフィルターG,G間に直接貯液しておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄溶剤から混入物を分離する混入物分離方法を示す断面図。
【図2】洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の貯液状態を示す断面図。
【図3】撹拌装置を構成する羽根の浸漬状態を示す断面図。
【図4】洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の混合状態を示す断面図。
【図5】洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の比重分離状態を示す断面図。
【図6】洗浄溶剤から混入物を分離する他の混入物分離方法を示す断面図。
【図7】洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の混合状態を示す断面図。
【図8】洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の比重分離状態を示す断面図。
【図9】洗浄溶剤から混入物を分離するその他の混入物分離方法を示す断面図。
【符号の説明】
A…洗浄溶剤
B…炭化水素系溶剤
C…フラックス
D…処理槽
E…撹拌装置
F…含浸体
G…フィルター

Claims (5)

  1. 洗浄時に混入した混入物を洗浄溶剤から分離し、該洗浄溶剤の洗浄力を回復する混入物分離方法であって、
    上記混入物が含まれる洗浄溶剤と、該混入物が溶解しやすい炭化水素系溶剤とを所定の混合比で混合し、
    上記洗浄溶剤に含まれる混入物を炭化水素系溶剤に移行させて、該洗浄溶剤から混入物を分離する
    混入物分離方法。
  2. 上記洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤の混合比を、略5:1乃至略1:1の範囲から選択してなる特定の混合比に設定した
    請求項1記載の混入物分離方法。
  3. 上記洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を所定の混合比に混合した後、該洗浄溶剤及び炭化水素系溶剤を略均一に撹拌する撹拌手段を備えた
    請求項1又は2記載の混入物分離方法。
  4. 上記洗浄溶剤を、グリコールエーテル系溶剤及びフッ素系溶剤の何れか一方又は両方で構成した
    請求項1,2又は3記載の混入物分離方法。
  5. 上記炭化水素系溶剤を、上記洗浄溶剤に含まれる混入物が溶解しやすく、該洗浄溶剤が溶解しにくい特性の溶剤で構成した
    請求項1,2又は3記載の混入物分離方法。
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