JP2004062373A - マイクロコンピュータを使用する機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】書き換え不可能なメモリの共通化を図りながらも、ポート端子の初期設定を任意に設定可能にする。
【解決手段】書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリと、ポート端子とを有するマイクロコンピュータを使用する機器において、前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記ポート端子の初期設定を、前記書き換え不可能なメモリに格納されたデータと前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているデータとを用いて行う(#301〜#305)。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の組み込み装置の仕様に応じてマイクロコンピュータの初期化を行う機能を具備したマイクロコンピュータを使用する機器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばカメラ等の組み込み装置に搭載されるマイクロコンピュータ(以下、従来説明や実施の各形態の説明ではマイコンと略す)においては、書き換え不可能なメモリ(マスクROM)を使用していることが一般的であり、従ってプログラムエリア全ての改変を行うことはできなかった。そのため、プログラムの誤り、あるいはアクチュエータの仕様変更などの理由で制御プログラムの変更を行う場合には、製造プロセス以前でマスク自体を新たに作り直す必要があった。また、同じ理由により仕様の異なる機種にマイコンを流用することも難しかった。
【0003】
一方近年、シングルチップマイコンにもフラッシュメモリのような電気的に書換え可能な大容量の不揮発性メモリを内蔵したマイコンが開発されている。
【0004】
そこでカメラの開発時にこのマイコンを使用すれば、カメラ内のプログラムを改変することが可能となる。
【0005】
このように、フラッシュメモリを内蔵したマイコンを搭載してプログラムを改変可能とすることはフラッシュメモリを内蔵したマイコンの低価格化により、ようやくコンパクトカメラにも搭載可能となりつつある。
【0006】
ところで、一般的にカメラにおいては電源として電池を用い、カメラが動作中は電池電圧をDC/DCコンバータで昇圧した電圧をマイコンの電源とし、不作動時は、DC/DCを停止して低消費動作モードとして電池電圧をマイコンの電源として使用している。
【0007】
特に最近のコンパクトカメラでは出力が3Vの電池1本を電源として用いている。しかし、フラッシュメモリはマスクROMに比べ電源電圧に対する動作条件が厳しいことから、電池電圧のみでフラッシュメモリのプログラムを動作させることが難しいため、完全なフラッシュメモリのみのマイコンではなく、マスクROMとフラッシュメモリをワンチップ上に構成し、カメラが低消費モードで動作する場合はフラッシュメモリ上のプログラムを実行せず、マスクROMのプログラムのみで動作するような構成が考えられる。
【0008】
上記システムでは、フラッシュメモリの書き換えプログラムや、DC/DCコンバータ制御プログラム、低消費動作モード時に実行するプログラムなどはマスクROM内に格納されることになる。
【0009】
以上のようなカメラでは、まず電池が投入されるとマイコンはリセットが解除され、マイコンの周辺回路(周辺ペリフェラル)がハードウェアによる初期化処理されるとともにプログラムの実行が始まる。プログラムとしては最初にマスクROM内の初期化プログラムが実行される。初期化プログラムは、ハードウェアによる初期化処理が行われた周辺ペリフェラルをカメラの仕様に合わせて設定する。例えば、汎用I/Oポートなどはマイコンに接続される外部回路に合わせ入出力を選択すると共に、出力であればその出力レベルを設定するなどの処理が行われ、また操作スイッチが接続されるポートであれば入力ポートに設定するなどの処理が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなI/Oポートを初期化するためのデータは、従来カメラの仕様に合わせ予めマスクROM上に設定されているため、カメラのアクチュエータの仕様が変更されるとマスクROMを変更しなければならず、フラッシュメモリを内蔵していても同じマイコンを多機種で使用することができなかった。
【0011】
また、先に説明したように電源条件が厳しいカメラでは、マスクROMで電源立ち上げ処理を行ってからフラッシュメモリに移行する必要があり、またフラッシュメモリに制御プログラムが書き込まれていない状態では、フラッシュメモリへプログラム制御を移行出来ないため、マスクROM内で制御を完結する必要がある。そのため、従来のようにフラッシュメモリに処理が移行してからI/Oポートを初期化するような構成にすると、マスクROM内で制御がとどまっている場合、I/Oポートの初期化がなされず入力オープンなどのポート端子が発生し、ポート端子に接続されている外部回路との整合性がとれず、消費電流が増えてしまうなどの問題があった。
【0012】
(発明の目的)
本発明の目的は、書き換え不可能なメモリの共通化を図りながらも、ポート端子や周辺機器の初期設定を任意に設定することのできるマイクロコンピュータを使用する機器を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリと、ポート端子とを有するマイクロコンピュータを使用する機器において、前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記ポート端子の初期設定を、前記書き換え不可能なメモリに格納されたデータと前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているデータとを用いて行うマイクロコンピュータを使用する機器とするものである。
【0014】
同じく上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリとを有し、周辺回路が接続されるマイクロコンピュータを使用する機器において、前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記周辺回路の初期設定を、前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているデータを用いて行うマイクロコンピュータを使用する機器とするものである。
【0015】
同じく上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリとを有し、周辺回路が接続されるマイクロコンピュータを使用する機器において、前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記周辺回路の初期設定を、前記書き換え不可能なメモリに格納されたデータと前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているとを用いて行うマイクロコンピュータを使用する機器とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の一形態に係るマイコンを使用する装置であるところのカメラの要部構成を示すブロック図であり、コンパクトカメラに適用した場合を示している。
【0018】
同図において、1は被写体の輝度を測定する測光回路、2は被写体までの距離を測定する測距回路、3はシャッタ制御回路である。4は不図示のモータを含む鏡筒制御回路であり、撮影レンズを駆動する。5はカメラの各種情報を表示するための液晶表示装置、6はフィルムの巻き上げ、巻き戻しを制御する給送制御回路、7はストロボ制御回である。8はレリーズスイッチの第1のストロークでオンするスイッチであり、オンすることにより、前記測光回路1、測距回路2により測光、測距などの周知の撮影準備動作が行われる。9はレリーズスイッチの第2のストロークでオンするスイッチであり、オンすることによりシャッタ制御回路3により露光動作が行われ、撮影動作が周知の通り行われる。10は押されるとズームレンズをワイド側に制御するワイドスイッチ、11は押されるとテレ側に制御するテレスイッチ、12はストロボ撮影モードを選択するためのモード選択スイッチ、13はフィルムを強制的に巻き戻しさせる途中巻き戻しスイッチである。14はDC/DCコンバータであり、電源であるところの電池15の電圧を昇圧して上記各種制御回路や後述するマイコンに給電する。16はダイオードであり、DC/DCコンバータ14が動作していない場合は、該ダイオード16を介して電池電圧が後述のマイコンに給電される。
【0019】
17は上記構成のカメラを制御するマイコンであり、該マイコン17はその内部に、CPUコア17aとRAM17b、読み出し専用のマスクROM17c、フラッシュメモリ(フラッシュROM)17d、周辺ペリフェラル17eを備える。尚、周辺ペリフェラル17eには、クロック回路、汎用I/Oポートやタイマ、PWM、A/Dコンバータ7が含まれるが、その中から本発明の実施の形態における説明を簡単にするため、汎用ポートを二つ、つまりP0ポート17f、P1ポート17gと、シリアル通信回路17hを明示的に抜き出し示している。なお、汎用ポートは、8bitで構成されそれぞれのビットをP00(bit0)〜P07(bit7)とP10(bit0)〜P17(bit7)(P12〜P17は不図示)と記す。また本実施の形態では、マスクROM17cにはフラッシュメモリ17dの書き換えプログラムや、DC/DCコンバータ制御プログラム、低消費動作モード時に実行するプログラムなどが格納され、前記測光回路1からストロボ制御回路7等までの各種アクチュエータを制御するプログラムはフラッシュメモリ17dに格納され、実行されるものである。
【0020】
18は上記マイコン17を有するカメラに着脱自在に接続される外部装置であり、本実施の形態では調整工具とする。カメラは調整工具18と接続する為の外部接続端子19を有している。この外部接続端子19を介して、マイコン17と調整工具18が通信を行うことが可能である。20は外部からマイコンに電源を供給するための電源端子であり、DC/DCコンバータ回路14や電池15等が組み込まれていない状態でマイコン17を動作させるときに外部より電源が与えられる。
【0021】
ここで、カメラと調整工具18との通信手順については公知であるので、簡単に説明する。
【0022】
マイコン17のBUSY端子は、調整工具18の通信要求信号が入力される端子で、通信要求信号は“H”レベルであり、調整工具18はカメラと通信を行う前にBUSY端子を“L”レベルにする。このため、マイコン17はBUSY端子のレベルを検出することにより、調整工具18が通信要求を出したかどうか判定できる。通信要求を検出するとマイコン17はCS端子を“L”レベルから“H”レベルにすることで装置に通信可能であることを知らせる。
【0023】
通信のためのシリアルクロック(SCK)はカメラのマイコン17から発生され、調整工具18はこのSCKに同期して、データラインSDIを介して通信データ(コード化データ)をマイコン17に、逆にマイコン17はデータラインSDOを介して通信データ(コード化データ)を調整工具18にそれぞれ送信する。マイコン17は、調整工具18からの通信データを解読し、その結果に基づきフラッシュメモリ17dのデータを書き換えたり、該フラッシュメモリ17dに記憶されているデータを調整装置18に送信したりする。
【0024】
次に、図2に示すフローチャートを用いて、上記構成のカメラについて本実施の形態を説明する。
【0025】
まず、カメラに電池が投入されるとステップ#101でマイコン17のリセットが解除され、該マイコン17内の各種周辺回路に関する設定を行うレジスタが該マイコンの仕様に応じた値にハードウェアリセットされ、不図示の発振器が発振を開始し、該マイコンに制御クロックの供給が開始され起動を開始する。次に、マスクROM17c内のリセットベクトル番地に設定された番地から初期化プログラムの実行を開始する。なお、初期化プログラムはマスクROM17c内に配置されている。
【0026】
プログラムの実行が始まると、まずステップ#102では、RAM17bの初期化が行われ、プログラムの実行に必要な変数を該RAM17bに配置したり、00h(hは16進数を示す)でリセット行う。続くステップ#103では、I/Oポートの初期化を行う。I/Oポートの初期化についての詳しい説明は後述する。そして、次のステップ#104にて、電池電圧を昇圧するためにDC/DCコンバータ14の起動を開始する。
【0027】
次のステップ#105では、上記ステップ#104で起動を開始したDC/DCコンバータ14が正常に動作しているか否かを確認する。ここで、この実施の形ではDC/DCコンバータ14は電池電圧を5Vに昇圧するものとし、昇圧電圧が4.5V以上あるか否かを判定基準としている。正常に動作していればステップ#106へ進む。一方、DC/DCコンバータ14が正常に動作していないと判定した場合はステップ#105からステップ#108へ進み、プログラムはホールド状態(詳細は後述する)となる。
【0028】
その後、ステップ#106へ進むと、外部装置である調整工具18が接続され、通信要求があるか否かを判定する。通信要求がないと判定するとステップ#107に進む。そして、このステップ#107では、予め定められたフラッシュメモリ17dの番地のデータが所定データであるか否かの確認を行う。ここで所定データであると判定するとフラッシュメモリ17dのプログラムへ制御を移動して初期化プログラムを終了する。
【0029】
また、上記ステップ#107で前記予め決められたフラッシュメモリ17dの番地のデータが所定データではないと判定するとステップ#110へ進み、プログラムはホールド状態となり停止する。ここで前記予め決められたフラッシュメモリ17dの番地のデータが所定データか否かという判定は、フラッシュメモリ17dに制御プログラムが書き込まれているか否かの判定として使用している。ステップ#110で割り込みが発生するとマイコン17は動作を再開し、ステップ#106に戻る。
【0030】
上記ステップ#106で調整工具18が接続され、通信要求が発生したことを判定するとステップ#109へ進み、ここではカメラと調整工具18の間で通信が行われる。そして、その通信データの解読が行われ、その結果に基づいてフラッシュメモリ17dに制御プログラムが書き込まれる。制御プログラムがフラッシュメモリ17dに書き込まれると、調整工具18は前記予め決められたフラッシュメモリ17dの番地に所定データを書き込む。
【0031】
通信が終了するとステップ#106に戻り、通信要求が無ければ再度ステップ#107に進み、前記予め決められたフラッシュメモリ17dの番地のデータが所定データであるか否かがあらためて判定されることになる。すなわち、フラッシュメモリ17dに正常な制御プログラムが書き込まれた場合は、前記予め決められたフラッシュメモリ17dの番地に所定データが書き込まれるので、電池投入後、DC/DCが正常に起動されればフラッシュメモリ17dのプログラムへ制御が移行する。
【0032】
次に、図3のフローチャートを用いて、図2のステップ#108,#110におけるHold時のシーケンスについて説明する。
【0033】
ステップ#201では、マイコン17の動作クロックを高速クロックから低速クロックに切り換える。マイコン17の動作クロックを低速にすることで該マイコン17の消費電力を小さくすることになる。次のステップ#202では、DC/DCコンバータ14の動作を停止する。よって、マイコン17の電源は電池15から給電されることになる。そして、次のステップ#203にて、マイコン17はホールド状態となる。ここで割り込みが発生するとマイコン17はホールド状態から起動してステップ#204へ進み、DC/DCコンバータ14の起動を開始してステップ#205へ進み、DC/DCコンバータ14が正常に動作を開始したか否かを判定する。正常に動作にしていなければステップ#202に戻る。すなわち、DC/DCコンバータ14が正常に動作するまでステップ#202〜#205が繰り返されることになる。
【0034】
上記ステップ#205でDC/DCコンバータ14が正常に動作を開始したこを判定するとステップ#206へ進み、マイコン17の動作クロックを低速クロックから高速クロックに切り換えるHoldのシーケンスを終了する。
【0035】
次に、図4のフローチャートを用いて、図2のステップ#103でのI/Oポートの初期化について説明する。
【0036】
まずステップ#301では、フラッシュメモリ17dより所定番地のデータ(data0)を読み出し、次のステップ#302にて、読み出したデータdata0をP0ポートの入出力を設定する不図示のレジスタに設定する。前記レジスタは入力を指定する場合は「0」、出力を指定する場合は「1」を設定する。この実施の形態では、P0ポートのうち、P00からP05までの6bitがスイッチ8から13までを検出するポートとして使用されるので、P00からP05は入力ポートとして使用されるように指定される。なお、P06,P07は空きポートであり、出力ポートを指定するようにしている。そのため、data0としてC0hが設定されることでP00〜P05が入力ポート、P06,P07が出力ポート、として指定される。
【0037】
次にステップ#303へ進み、フラッシュメモリ17dより上記の所定番地とは異なる番地のデータ(data1)を読み出し、次のステップ#304では、読み出したデータdata1の値にかかわらず、マスクROMで固定されているデータを用いて、bit0に「1」をセットし、bit1に対して「0」をセットする。この実施の形態では、data1のうち、bit2〜bit7は「1」がセットされているとすると、data1は、FDhになる。続づくステップ#305では、上記ステップ#304で設定したdata1をP1ポートの入出力を設定する不図示のレジスタに設定する。その結果、この実施の形態では、bit0には「1」がセットされるのでP10ポートは“出力”、bit1は「0」がセットされるのでP11ポートは“入力”、不図示のP12〜P17は出力ポートとし、設定されることになる。すなわち、P10とP11ポートはフラッシュメモリ17dに設定されている状態によらず、それぞれ入出力が設定されることになる。
【0038】
以上のI/Oの初期化が終了すると、I/O初期化シーケンスを終了する。
【0039】
なお、data0,data1はカメラの組み立てに先立ち、電源端子20に電源電圧を与えたマイコン単体状態で調整工具18を使用してフラッシュメモリ17dに書き込むようにしている。
【0040】
なお、上記実施の形態では、I/Oポートの設定に適応した場合について説明したが、その他の周辺ペリフェラルに適応してもよい。
【0041】
また、カメラに適応した場合について説明をしたが、書き換え不可能なメモリと書き換え可能な不揮発性メモリと周辺回路が接続されるマイコンを使用する装置に適用してもよい。
【0042】
また、マスクROMのデータで初期化を行うポートとして、通信で使用するポートの場合について説明したが、何もこれに限られるものではなく、システムに合わせて適宜適応されるものである。
【0043】
以上の実施の形態によれば、マスクROMとフラッシュメモリを備えたカメラ等の組み込み装置において、マスクROMに格納されているプログラムにより初期処理処理を行い、この処理においては、フラッシュメモリ17dに格納されたデータ、更にはマスクROM17bに格納されたデータに基づき、I/Oポートや周辺回路の初期設定(図4の#301〜#305)を行う構成にしているので、電源投入後からフラッシュメモリにプログラムが移行する前に、周辺回路の設定をシステムに合わせて任意な設定(指定)が可能となる。
【0044】
その結果、I/Oポートなどがシステムにとって不安定な状態でマスクROM内にとどまることを防ぐことになる。
【0045】
また、フラッシュメモリ内のデータを書き換えるための外部装置と接続するポートは、マスクROM17bで固定したデータにより設定を行う(図4の#304)ので、フラッシュメモリに格納されたデータに関らず設定が行われ、確実に外部装置と通信を行うことが出来る。
【0046】
また、マスクROMに格納されたプログラムには、フラッシュメモリへのプログラムの移行の可否を判定する処理が含まれるので、マスクROMからフラッシュメモリへ処理を移行させるか否かを適切に判定できることになる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、書き換え不可能なメモリの共通化を図りながらも、ポート端子や周辺機器の初期設定を任意に設定することができるマイクロコンピュータを使用する機器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る不揮発性メモリを備えたマイコンを使用するカメラの要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るメインシーケンスを説明する為のフローチャートである。
【図3】本発明の実施の一形態に係るホールド動作を説明する為のフローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態に係るI/Oの初期化を説明する為のフローチャートである。
【符号の説明】
1    測光回路
2    測距回路
3    シャッタ制御回路
4    鏡筒制御回路
5    液晶表示装置
6    給送制御回路
7    ストロボ制御回路
8〜13 スイッチ
14   DC/DCコンバータ回路
15   電池
16   ダイオード
17   マイコン
17a  CPUコア
17b  RAM
17c  マスクROM
17d  フラッシュメモリ
17e  ペリフェラル部
17f  I/Oポート0
17g  I/Oポート1
17h  シリアル回路
18   調整工具
19   接続端子
20   電源端子

Claims (7)

  1. 書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリと、ポート端子とを有するマイクロコンピュータを使用する機器において、
    前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記ポート端子の初期設定を、前記書き換え不可能なメモリに格納されたデータと前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているデータとを用いて行うことを特徴とするマイクロコンピュータを使用する機器。
  2. 書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリとを有し、周辺回路が接続されるマイクロコンピュータを使用する機器において、
    前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記周辺回路の初期設定を、前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているデータを用いて行うことを特徴とするマイクロコンピュータを使用する機器。
  3. 書き換え不可能なメモリと、書き換え可能な不揮発性メモリとを有し、周辺回路が接続されるマイクロコンピュータを使用する機器において、
    前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムにより初期設定処理を行うとともに、該初期設定処理にて行われる前記周辺回路の初期設定を、前記書き換え不可能なメモリに格納されたデータと前記不揮発性メモリにあらかじめ格納されているデータとを用いて行うことを特徴とするマイクロコンピュータを使用する機器。
  4. 前記ポート端子のうち少なくとも一つの端子は、前記不揮発性メモリのデータを書き換えるための工具が接続される端子として使用され、該工具が接続されるポート端子の初期設定は、前記書き換え不可能なメモリに格納されているデータにより行われることを特徴とする請求項1に記載のマイクロコンピュータを使用する機器。
  5. 前記書き換え不可能なメモリに格納されたプログラムには、前記不揮発性メモリへのプログラムの移行の可否を判定する処理が含まれることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のマイクロコンピュータを使用する機器。
  6. 前記不揮発性メモリへのプログラムの移行の可否の判定は、電源状態により行うことを特徴とする請求項5に記載のマイクロコンピュータを使用する機器。
  7. 前記不揮発性メモリへのプログラムの移行の可否の判定は、前記不揮発性メモリに所定のデータが書き込まれているか否かで行うことを特徴とする請求項5に記載のマイクロコンピュータを使用する機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021188918A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 多摩川精機株式会社 1回転リセット不可/可能選択式角度検出器及びその検出方法

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