JP2004057700A - 遊技用システム及び発行装置 - Google Patents

遊技用システム及び発行装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004057700A
JP2004057700A JP2002223570A JP2002223570A JP2004057700A JP 2004057700 A JP2004057700 A JP 2004057700A JP 2002223570 A JP2002223570 A JP 2002223570A JP 2002223570 A JP2002223570 A JP 2002223570A JP 2004057700 A JP2004057700 A JP 2004057700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
prepaid
information
value
gaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002223570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4046219B2 (ja
JP2004057700A5 (ja
Inventor
Toshihiro Tozaki
戸崎 智弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2002223570A priority Critical patent/JP4046219B2/ja
Publication of JP2004057700A publication Critical patent/JP2004057700A/ja
Publication of JP2004057700A5 publication Critical patent/JP2004057700A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4046219B2 publication Critical patent/JP4046219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】前記貸出処理に伴う不都合を解消して、遊技者が円滑な貸出処理を受けられるようにすること。
【解決手段】遊技用価値の大きさを遊技に使用させるための遊技使用処理を行う遊技使用処理手段313を備える遊技用装置3と、該遊技用装置3とデータ通信可能とされ、該遊技用装置3の管理を行う管理装置6と、を有する遊技用システムであって、前記遊技用装置3は、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末7に記憶されている遊技に使用可能とされた遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、該携帯端末7から非接触にて直接受信するための非接触通信手段310と、非接触通信手段310を介して受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報から遊技用価値の大きさを特定するための遊技用価値特定手段6とを備え、該遊技用価値特定手段6にて特定した遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技使用処理に供する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者が所持している携帯電話等の情報端末を用いて遊技を行うことのできる遊技用システム並びに該遊技用システムに使用される発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技場においては、従来の現金にて遊技媒体であるパチンコ玉やコインを貸し出す方式に比較して、投入された現金を各貸出装置より逐次回収するための労力等を省くことができるとともに、その経営内容の透明性確保の観点から、プリペイドカード等の遊技用記録媒体が大量に使用されている。
【0003】
これら遊技用記録媒体を使用する場合には、これら記録媒体の費用或いは発行手数料がかかり、これらの費用を各遊技場側が負担しているが、使用される遊技用記録媒体の数量が増加するに従い、これら遊技場側が負担する費用も増加してしまうばかりか、これら遊技用記録媒体の多くが使い切りであり、使用済みとなったカードは不正に使用されないように廃棄する必要がるが、これらの廃棄処理にも労力や費用がかかるという遊技場側から見た問題があるとともに、遊技者にあっては、台の移動等において遊技用記録媒体を携行する必要があり、面倒であるばかりか、これら遊技用記録媒体を取り忘れたり紛失しやすいという問題もあった。
【0004】
このため、近年にあっては、携帯端末としての携帯電話の著しい普及に伴い、これら携帯電話等の携帯端末を携行する人が遊技者の多くを占めるようになってきていることから、特開2002−78954号公報にて提案されているように、これら携帯電話による通信回線を利用して、遊技場の管理装置であるホール管理装置との通信により、遊技用記録媒体を用いることなく遊技媒体の貸出を受けて遊技を実施できるようにした遊技媒体貸出システムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これら携帯電話を用いた遊技媒体貸出システムでは、遊技用記録媒体を利用しないことから、遊技用記録媒体の取り忘れや紛失、並びに発行費用は破棄費用の問題を解消できることから好ましいものの、前述のように、遊技媒体の貸出を受けるためのホール管理装置との通信に携帯電話による通信回線を利用しているため、電波状態によっては、これら貸出処理に長い時間を要したり、最悪の場合には貸出を受けられない場合があるという問題があった。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、前記携帯電話を用いて遊技が可能な遊技場システムにおいて、前記貸出処理に伴う不都合を解消して、遊技者が円滑な貸出処理を受けることのできる遊技用システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の遊技用システムは、遊技用価値の大きさを遊技に使用させるための遊技使用処理を行う遊技使用処理手段を備える遊技用装置と、
該遊技用装置とデータ通信可能とされ、該遊技用装置の管理を行う管理装置と、を有する遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末に記憶されている遊技に使用可能とされた遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、該携帯端末から非接触にて直接受信するための非接触通信手段と、該非接触通信手段を介して受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報から遊技用価値の大きさを特定するための遊技用価値特定手段とを備え、該遊技用価値特定手段にて特定した遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技使用処理に供することを特徴としている。
この特徴によれば、前記遊技使用処理を行う遊技用装置に、前記携帯端末と非接触にて直接受信するための非接触通信手段を備えることで、遊技使用処理に携帯端末の通信回線による通信を使用する必要が無くなり、該携帯端末から遊技用価値の大きさを特定可能な情報を前記非接触通信手段を通じて直接受信できるようになるため、遊技使用処理に長い時間を要したり、貸出を受けられない場合が生じることが少なく、よって遊技者は円滑な遊技使用処理を受けることができる。
【0008】
本発明の遊技用システムは、前記遊技用装置は、貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段を有するとともに、前記遊技用システムは、前記決済価値受付け手段にて受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値の大きさを、前記遊技用価値特定手段にて特定した遊技用価値の大きさに加算更新し、該新たな大きさの遊技用価値を遊技に使用可能とする遊技用価値付与手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、遊技者は、前記遊技用装置に貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を投入或いは入力することで、遊技に使用できる遊技用価値の大きさを増加させることができ、遊技者の利便性を向上できる。
【0009】
本発明の遊技用システムは、前記管理装置は、前記携帯端末に残存する遊技用価値の大きさを管理するとともに、前記遊技用装置から送信される前記携帯端末から受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報に基づいて、該情報に基づく認証処理を行い、該認証結果を前記遊技用装置に返信し、該遊技用装置は、該返信された認証結果が使用可能である旨であることを条件に前記遊技使用処理を実施することが好ましい。
このようにすれば、携帯端末に記憶された遊技用価値の大きさを特定可能な情報の改竄等の偽造による被害を回避できるようになり、システムのセキュリテイ性を大幅に向上できる。
【0010】
本発明の遊技用システムは、貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段と、少なくとも該受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、前記携帯端末に対して非接触にて直接送信するための非接触通信手段とを具備する発行装置を有することが好ましい。
このようにすれば、遊技者は、前記遊技用装置に貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を投入或いは入力することで、遊技に使用できる遊技用価値の大きさを特定可能な情報の発行を簡便に受けることができる。
【0011】
本発明の遊技用システムは、前記発行装置は、前記遊技用価値の大きさを特定可能な情報を遊技用記録媒体に読み取り可能に記録して発行するための遊技用記録媒体発行手段と、遊技用価値の大きさを特定可能な情報の発行形態を、前記携帯電話或いは遊技用記録媒体のいずれとするかを受け付けるための発行形態受付け手段を具備することが好ましい。
このようにすれば、前記携帯端末を携行していない遊技者も、遊技用記録媒体の発行を受けて遊技を実施できるようになる。
【0012】
本発明の遊技用システムは、前記管理装置は、前記発行装置とデータ通信可能とされ、該発行装置にて発行に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報を新規に生成して発行装置に送信することが好ましい。
このようにすれば、新規に生成される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が一元的に管理されるので、これら遊技用価値の大きさを特定可能な情報が重複すること等による不都合を解消できる。
【0013】
本発明の遊技用システムは、貨幣を払い出すための貨幣払出手段と、少なくとも前記携帯端末に記憶されている前記遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、該携帯端末から非接触にて直接受信するための非接触通信手段と、該非接触通信手段を介して受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報から遊技用価値の大きさを特定するための遊技用価値特定手段と、を備え、該遊技用価値特定手段にて特定した遊技用価値の大きさが対応する金額の貨幣を、前記貨幣払出手段から払い出す精算装置を有することが好ましい。
このようにすれば、遊技者は、使用しなかった遊技用価値の大きさを簡便に貨幣に交換することができる。
【0014】
本発明の遊技用システムは、前記管理装置は、前記精算装置とデータ通信可能とされ、該精算装置から送信される前記携帯端末から受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報に基づいて、該情報に基づく認証処理を行い、該認証結果を前記精算装置に返信し、該精算装置は、該返信された認証結果が精算可能である旨であることを条件に前記貨幣の払い出しを実施することが好ましい。
このようにすれば、携帯端末に記憶された遊技用価値の大きさを特定可能な情報の改竄等による不正な精算が実施されることを防止できる。
【0015】
本発明の遊技用システムは、前記非接触通信手段は、通信の完了を報知するための報知手段を具備することが好ましい。
このようにすれば、遊技者は、通信の完了を容易に把握できる。
【0016】
本発明の遊技用システムは、前記非接触通信手段が、所定波長の赤外線を用いて通信を行う赤外線通信であることが好ましい。
このようにすれば、隣接する遊技用装置等において電波等が干渉することによる影響がなく、安定した非接触通信を実施できる。
【0017】
本発明の発行装置は、貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段と、少なくとも該受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末に対し、非接触にて直接送信するための非接触通信手段と、を具備することを特徴としている。
この特徴によれば、発行装置に、前記携帯端末と非接触にて直接受信するための非接触通信手段を備えることで、発行処理に携帯端末の通信回線による通信を使用する必要が無く、該携帯端末から遊技用価値の大きさを特定可能な情報を前記非接触通信手段を通じて直接送信できるようになるため、発行処理に長い時間を要したり、発行を受けられない場合が生じることが少なく、よって遊技者は円滑な発行処理を受けることができる。
【0018】
本発明の発行装置は、前記受付けた貨幣金額の範囲内の発行に供される所定額或いは前記受付けた発行金額を特定可能な情報を管理装置に送信するための通信手段と、該管理装置にて新規に生成された遊技用価値の大きさを特定可能な情報の受信に基づき、該遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、前記非接触通信手段を介して前記携帯端末に送信することが好ましい。
このようにすれば、新規に生成される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が管理装置にて一元的に管理されるので、これら遊技用価値の大きさを特定可能な情報が重複すること等による不都合を解消できる。
【0019】
本発明の発行装置は、前記非接触通信手段は、通信の完了を報知するための報知手段を具備することが好ましい。
このようにすれば、遊技者は、通信の完了を容易に把握できる。
【0020】
本発明の発行装置は、前記非接触通信手段が、所定波長の赤外線を用いて通信を行う赤外線通信であることが好ましい。
このようにすれば、隣接する発行装置等において電波等が干渉することによる影響がなく、安定した非接触通信を実施できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒体としてコインやパチンコ玉を使用するスロットマシンやパチロット、更には完全クレジット式のスロットマシンやパチロット等の遊技機においても適用可能である。
【0022】
(実施例)
図1は本実施例における遊技用システムの構成を示す図であり、該遊技用システムは、図2に示すように、遊技場内に設けられた遊技島1の島端等に設置され、該遊技島1に設置されるパチンコ機2において遊技を行う際に使用される遊技用価値としてのプリペイド度数の大きさを特定可能なプリペイドIDを入手し、該プリペイドIDのデータを遊技者の所持する情報端末としての携帯電話7に非接触にて送信する発行装置であるプリペイド発行機4と、前記遊技者の所持する情報端末としての携帯電話7と、前記遊技島1の前後面に並設配置されたパチンコ機2に対応して設けられ、前記携帯電話7から赤外線通信により非接触にて送信される前記プリペイドIDデータを受信して、該プリペイドIDデータにて特定されるプリペイド度数を使用して遊技媒体であるパチンコ玉の貸出処理(遊技使用処理)を実施する遊技用装置としての貸出ユニット3と、前記携帯電話7に記憶されているプリペイドIDデータにて特定されるプリペイド度数の現金への精算処理を実施する精算装置としてのプリペイド精算機5と、前記プリペイドID毎のプリペイド度数の管理等を行うとともに、図示しないプリペイドサービス提供会社に設置された管理サーバに通信可能に接続された管理装置である管理コンピュータ6と、から構成されており、これらプリペイド発行機4並びに貸出ユニット3、プリペイド精算機5と、管理コンピュータ6と、は通信ケーブル8を介して互いにデータの送受が実施可能とされている。
【0023】
この本実施例の遊技用システムに利用される情報端末としての携帯電話7は、赤外線通信部をその筐体の外周所定位置に有し、該赤外線通信部を通じて外部機器と非接触にて通信できるようになっている。尚、本実施例においては、遊技者が携行する携帯端末として前記携帯電話7を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、インターネット接続機能を有するPDA端末等であっても良く、これら携帯端末は、前記赤外線通信や近距離無線通信等の非接触通信を実施できるものであれば良く、これら非接触通信により前記プリペイド発行機4並びに貸出ユニット3、プリペイド精算機5とデータの送受が可能なものであって、遊技者が携行可能なものであれば任意のものを使用することができる。
【0024】
まず、本実施例の遊技用システムを構成する発行装置としてのプリペイド発行機4を図3〜図5に基づいて説明すると、該プリペイド発行機4の前面には、図3に示すように、前記遊技用価値としてのプリペイド度数の大きさを特定可能な情報であるプリペイドIDデータの発行が可能であることを遊技者に報知するための動作表示部401と、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口404と、該紙幣挿入口404からの紙幣の排出を点滅により報知する紙幣インジケータ405と、前記紙幣挿入口404に挿入された紙幣の合計金額を逐次表示するための合計金額表示部407と、発行されるプリペイドIDデータにより特定されるプリペイド度数の購入額を1000円、3000円、5000円から選択するための購入額選択ボタン408と、前記プリペイドIDデータの発行を中断する中止ボタン409と、発行するプリペイドIDデータの記録を遊技用記録媒体であるプリペイドカードに記録する場合に操作される発行形態受付け手段を構成するカード選択ボタン402と、発行するプリペイドIDデータの記録を前記携帯電話7に送信して実施する場合に操作される発行形態受付け手段を構成する携帯選択ボタン403と、前記携帯電話7との赤外線通信を実施するための後述する赤外線通信ユニット416が臨接配置された赤外線通信窓410と、該赤外線通信ユニット416における携帯電話7との赤外線通信の完了を報知するための通信完了ランプ406と、発行されるプリペイドカードが排出されるカード発行口412と、該カード発行口412からのカード排出を点滅にて報知するカードインジケータ411と、前記プリペイドIDデータの発行に伴う釣り銭として払い出される紙幣が排出される紙幣排出口413と、該紙幣排出口413からの紙幣の排出を点滅により報知する紙幣インジケータ414と、が設けられている。
【0025】
このプリペイド発行機4の構成について説明すると、該プリペイド発行機4は、前記動作表示部401や、合計金額表示部407や、購入額選択ボタン408や、中止ボタン409や、カード選択ボタン402、携帯選択ボタン403、紙幣インジケータ405、414や、カードインジケータ411や、通信完了ランプ406に加えて、図4に示すように、前記紙幣挿入口404に連設され、挿入された紙幣の識別を行う決済価値受付け手段としての紙幣識別ユニット415と、前記紙幣排出口413に連設され、前記プリペイドIDデータの発行に伴う釣り銭としての紙幣の払い出しを実施する紙幣払出ユニット419と、前記合計金額表示部407の表示動作の制御を行う表示ドライバ420と、前記赤外線通信窓410を介して携帯電話7との非接触データ通信を行う非接触通信手段としての赤外線通信ユニット416、通信ケーブル8を介して管理コンピュータ6とデータ通信を行うための管理装置通信手段である通信部422と、前記プリペイドカードにプリペイドIDデータを記録して発行するカードリーダライタ418と、管理コンピュータ6からの受信データや携帯電話7への送信データ等の各種データが記憶されるとともに、後述するMPU423の制御内容が記述された制御プログラムやプリペイド発行機4に対して個別に割り当てられた装置ID等が記憶された記憶部421と、各部の制御等を行うとともに、釣り銭金額の算出等を実施するMPU423と、を具備し、これら各部は図4に示すように接続されており、前記プリペイドIDデータを前記携帯電話7に発行或いはプリペイドカードに記録して発行できるようになっている。
【0026】
このように、本実施例の発行装置であるプリペイド発行機4では、携帯電話7へのプリペイドIDデータの発行に加えて、該プリペイドIDデータが記録されたプリペイドカードを発行できるようになっており、このようにすることは、前記非接触通信機能を有する携帯端末7を携行していない遊技者も、遊技用記録媒体の発行を受けて遊技を実施できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイドカードを発行しない構成としても良い。
【0027】
次に前記プリペイド発行機4を用いて携帯電話7を利用する遊技者が前記プリペイドIDデータの発行を受ける際の発行処理について説明すると、まず遊技者が前記プリペイドIDデータの発行を受ける場合には、まず携帯選択ボタン403を選択した後、前記赤外線通信窓410に所持する携帯電話7の赤外線通信部を対向させ、購入を希望する金額以上の紙幣を紙幣挿入口404より挿入する。
【0028】
この際挿入された紙幣は、前記紙幣識別ユニット415により識別され、識別情報がMPU423に出力される。これら識別情報に基づき前記MPU423は、これら挿入された紙幣の合計金額を算出して前記合計金額表示部407に表示し、前記記憶部421に一時記憶する。尚、紙幣挿入時に携帯電話7との非接触通信が可能な状態にない場合には、挿入された紙幣は返却されるようになっている。
【0029】
この状態で遊技者が購入額選択ボタン408にて希望する購入額(2000円、3000円、5000円)を選択入力すると、前記挿入された紙幣は紙幣識別ユニット415に連設された紙幣ストッカ(図示略)に回収されるとともに、前記MPU423は、前記選択入力された購入額とプリペイドIDの発行要求と前記装置IDとを管理コンピュータ6に対して送信する。
【0030】
前記管理コンピュータ6には、図13並びに図14に示すように、プリペイドIDに対応してプリペイド度数等の情報が登録されるプリペイドデータ管理DBが設けられており、該管理コンピュータ6では、前記貸出ユニット3からのプリペイドIDの発行要求に基づき、後述するように前記購入額に基づくプリペイド度数の大きさを特定可能なプリペイドIDを生成し、前記プリペイドデータ管理DBに生成したプリペイドIDと前記購入額に基づくプリペイド度数とを登録するとともに、前記生成したプリペイドIDをプリペイド発行機4に対して返信するようになっている。
【0031】
この返信を受けたプリペイド発行機4では、MPU423が、返信されたプリペイドIDデータを、前記記憶部421に一時記憶するとともに、前記赤外線通信ユニット416を介してプリペイドIDデータを非接触の赤外線通信により携帯電話7に送信し、することで、該プリペイドIDデータが携帯電話7に記憶される。
【0032】
この携帯電話7へのプリペイドIDデータの送信が完了するとMPU423は、前記通信完了ランプ406を点灯して、データ送信が正常に完了したことを遊技者に報知するようになっている。
【0033】
また、前記挿入された紙幣の合計金額が、プリペイド度数の購入額を上回る場合においてMPU423は、前記合計金額より購入額を減算した釣り銭金額を算出し、前記紙幣払出ユニット419により前記算出した釣り銭金額に相当する金額分の紙幣を前記紙幣排出口413より排出し、返却するようになっている。
【0034】
このようにプリペイド発行機4にて遊技者が前記プリペイドIDデータの発行を受けると、遊技者の携帯電話7には、該プリペイド発行機4から出力されたプリペイドIDデータが記憶されるようになっており、遊技者が所定の操作を実施することで、前記記憶された画像データが赤外線通信部より送信されるようになっている。
【0035】
また、遊技者はこの携帯電話7に記憶されているプリペイドIDデータを赤外線通信部より送信させることで、該送信されたプリペイドIDデータにより特定されるプリペイド度数を前記貸出ユニット3における貸出処理やプリペイド精算機5における現金への精算に使用できるようになっている。
【0036】
次に、本実施例の遊技機であるパチンコ機2について説明すると、該パチンコ機2は、図5に示すように、前面がガラス枠に被覆された遊技領域207を有し、該遊技領域207の下部には打球供給皿203が設けられている。また打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、その下部には、前記打球供給皿203内のパチンコ玉を発射する打球操作ハンドル205とが設けられており、該打球操作ハンドル205の操作により打球供給皿203に貯留されているパチンコ玉が遊技領域207に発射され、該遊技領域207内に設けられた各種入賞口に前記パチンコ玉が入賞することで所定の景品玉(パチンコ玉)が払い出される通常のパチンコ機とされている。
【0037】
前記操作部14の上面には、図6に示すように、前記貸出ユニット3において遊技者の携帯電話7に表示されたプリペイドIDデータから読み取られたプリペイドIDにより特定されるプリペイド度数を表示する度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿203に持玉が少なくなったか無くなった際に押圧操作されて、前記度数表示部17にプリペイド度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出を実施する貸出ボタン16と、遊技を終了する際に押圧操作される終了ボタン15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
【0038】
これらパチンコ機2の構成を図9に基づいて説明すると、該パチンコ機2には、遊技領域207に設けられた可変表示部209の表示制御を行う表示制御基板280と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びに貸出ユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声制御を行う音声制御基板270と、前記打球操作ハンドル205の操作に基づき打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、これら各部の制御を実施する遊技制御基板231と、が設けられており、これらは図10に示すように接続されている。
【0039】
また、前記賞球制御基板237は、前記貸出ユニット3の貸出ユニット制御基板(図示略)に信号ケーブルを介して接続されており、後述の台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)が前記貸出ユニット3に設けられた後述のMPU313に出力されるようになっているとともに、前記貸出ユニット3のMPU313より出力される後述の貸出ユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0040】
また、前記操作基板18は、前述の賞球制御基板の信号ケーブルとともに貸出ユニット3に接続されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、終了ボタン15が操作されて遊技者による終了操作がなされた場合に出力される終了入力信号が前記貸出ユニット3のMPU313に出力されるようになっているとともに、該MPU313より出力される前記度数表示部17の度数表示信号が入力されるようになっている。
【0041】
次に、本実施例の遊技用システムを構成する遊技用装置としての貸出ユニット3を図7〜図9に基づいて説明すると、該貸出ユニット3の前面には、図7並びに図8に示すように、点灯により貸出ユニット3の動作を報知する動作ランプ301と、追加入金のための紙幣を挿入するための紙幣投入口321と、該投入紙幣の返却を報知するための紙幣インジケータ320と、前記プリペイド発行機4にて発行されたプリペイドカード4を挿入するためのカード挿入口323と、該挿入されたプリペイドカードの排出を報知するためのカードインジケータ322とともに、遊技者側に突出する態様にて設けられ、内部に前記携帯電話7の赤外線通信部との赤外線通信を行う非接触通信手段としての赤外線通信ユニット310が収容されるプリペイドIDデータ通信部302と、前記赤外線通信ユニット310にてプリペイドIDデータの受信が正常に完了したことを報知する報知手段としての通信完了ランプ303と、が設けられている。
【0042】
前記非接触通信手段としての赤外線通信ユニット310は、図8に示すように、前記プリペイドIDデータ通信部302の内部奥壁面に設けられていて、その前方領域が、その上下左右が囲われた携帯電話7の先端部等の赤外線通信部を収容可能な空間とされており、携帯電話7と赤外線通信ユニット310とが送受する赤外線が、他の隣接する貸出ユニット3や携帯電話7の通信に影響を及ぼさないようにされている。
【0043】
このように本実施例では、携帯電話7と赤外線通信ユニット310とが送受する赤外線が、他の隣接する貸出ユニット3や携帯電話7の通信に影響を及ぼさないようにプリペイドIDデータ通信部302がボックス状とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイドIDデータ通信部302の形状や前記赤外線通信ユニット310の配置形態等は任意とされる。
【0044】
また、本実施例の貸出ユニット3では、前記赤外線通信ユニット310での赤外線通信が完了したことを点灯により報知する通信完了ランプ303が設けられており、遊技者はプリペイドIDデータの送信完了を知覚できるようになっている。
【0045】
この本実施例の貸出ユニット3の構成を図9に基づいて説明すると、該貸出ユニット3は、前記動作ランプ301や、紙幣インジケータ320、カードインジケータ322、通信完了ランプ303、赤外線通信ユニット310に加えて、前記紙幣投入口321に連設されて、該紙幣投入口321から挿入された紙幣の識別を行う紙幣識別ユニット325と、前記カード挿入口323に連設されて挿入されたプリペイドカードに記録されているプリペイドIDデータの読み出しを行うカードリーダ326と、前記赤外線通信ユニット310より出力されたプリペイドIDデータに基づき管理コンピュータ6より入手されるプリペイド度数等を記憶するとともに、後述するMPU313が実行する制御内容が記述された制御プログラムや、前記装置ID等が記憶された記憶手段としての記憶部315と、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力が行われるI/Oポート314と、前記管理コンピュータ6とのデータ通信を行うための通信手段である通信部312と、これら各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部17の制御等を行う前記MPU313と、を具備しており、これら各部は図9に示すように接続されている。
【0046】
この貸出ユニット3においては、遊技者が所持する携帯電話7に記憶されたプリペイドIDデータに基づくプリペイドIDを前記赤外線通信ユニット310に送信させることで、該送信されたプリペイドIDデータにより特定されるプリペイド度数を、前記管理コンピュータ6に送信して入手するとともに、該プリペイド度数の使用許諾の受信に基づいて、該プリペイド度数の遊技への使用処理を実施するようになっている。
【0047】
この貸出ユニット3における管理コンピュータ6との処理内容について説明すると、まず、前記携帯電話7から送信されたプリペイドIDデータが赤外線通信ユニット310にて受信された場合には、該受信したプリペイドIDデータがMPU313に出力される。
【0048】
次いでMPU313は、赤外線通信ユニット310から出力されたプリペイドIDデータを記憶部315に記憶するとともに、前記出力されたプリペイドIDデータと該プリペイドIDの使用要求並びに装置IDとを管理コンピュータ6に対して送信する。
【0049】
これに基づき管理コンピュータ6では、前記プリペイドデータ管理DBに該当するプリペイドIDが登録されているかにより、該プリペイドIDの認証を行い、該プリペイドIDが存在する場合において該プリペイドIDに対応付けて登録されているプリペイド度数を抽出し、該抽出したプリペイド度数と該プリペイド度数の使用許諾とを貸出ユニット3に返信する。
【0050】
該返信を受けた貸出ユニット3のMPU313は、管理コンピュータ6より返信されたプリペイド度数を記憶部315に記憶するとともに、該記憶したプリペイド度数を度数表示部17に表示するようになっており、この状態においてプリペイド度数が残存する場合には、前記貸出ボタン16が入力されることで前記記憶部315に記憶されたプリペイド度数を使用して前記パチンコ機2の遊技に使用されるパチンコ玉の貸出を行う貸出処理(遊技使用処理)が実施される。尚、このように貸出処理が実施可能な状態においては更なるプリペイドIDデータの送信が不可とされるようになっている。
【0051】
次いで、この貸出処理の制御状況を図10に基づき説明すると、前記パチンコ機2の賞球制御基板237は、前記貸出ユニット3と接続されて通信が可能な状態であるとスタンバイ状態となり、前記PRDYをLOWとする(S1)。
【0052】
このようにPRDYが出力されている状態において前記貸出ボタン16が操作されると、貸出ユニット3のMPU313は、前記BRDYをLOWとし(S2)、この状態において、更に前記BRQをLOWとする(S3)。
【0053】
次いで、前記賞球制御基板237は、前記BRDYのLOWを検出した状態においてBRQのLOWを検出すると、パチンコ玉の払い出しが可能であるか確認し、可能である場合には、前記EXSをLOWとする(S4)。
【0054】
該EXSのLOWを検出したMPU313は、前記BRQをHIGHとし(S5)、該BRQのHIGHを検出した賞球制御基板237は、玉払出装置297に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当する玉数(本実施例では25玉)の払出が実施されるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSをHIGHとする(S6)。
【0055】
該EXSのHIGHを検出したMPU313は、前記記憶部315に記憶されているプリペイド度数から1度を減算するとともに、前記度数表示部17に表示されているプリペイド度数から1度を減算して表示更新する。
【0056】
MPU313は、これら(S3)〜(S6)の信号制御並びに記憶部315や度数表示部17におけるプリペイド度数の減算更新制御を、1回の貸出ボタン16の操作に基づいて貸し出される貸出単位(使用されるプリペイド度数)分繰返し実施し(本実施例では5回)、これら制御が終了した後、BRDYをHIGHとして(S7)、貸出処理を終了する。
【0057】
このように貸出ユニット3のMPU313から出力されるBRQのHIGHの検出回数に基づき、前記賞球制御基板237は1度分に該当する数量(25玉)のパチンコ玉の払い出しを実施するようになっており、このようにして払い出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機2における遊技を実施できるようになっている。
【0058】
尚、本実施例においては、前記S6が終了した段階で記憶部315のプリペイド度数並びに度数表示部17のプリペイド度数から1度を減算するようにしているが、前記S3〜S6の処理を貸し出される度数分(例えば5度分の貸出であれば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸し出される度数分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出されたプリペイド度数(例えば5度分の貸出であれば5度)を記憶部315のプリペイド度数並びに度数表示部17のプリペイド度数から減算するようにしても良い。
【0059】
また、これら貸出処理が実施された際に、前記記憶されているプリペイドIDとプリペイド度数の更新要求とを管理コンピュータ6に送信するようになっており、これにより管理コンピュータ6のプリペイドデータ管理DBにおいて該当するプリペイドIDに対応するプリペイド度数が使用度数分(本実施例では5度)減算更新されるようになっている。
【0060】
また、これら貸出処理が実施されて前記記憶されているプリペイド度数が0度となった場合において、前記MPU313は、貸出ボタン16の入力を不可とし、前記記憶されているプリペイドIDと該プリペイドIDに基づく遊技が終了された旨を示す終了要求とを管理コンピュータ6に送信するとともに、前記記憶されているプリペイドIDを削除して再び新たなプリペイドIDデータの読み取りが可能な状態に戻るようになっている。
【0061】
また、前記記憶されているプリペイド度数が残存する状態にて遊技者が遊技を終了する場合には、前記終了ボタン15を入力する。これに基づき前記MPU313は、貸出ボタン16の入力を不可とし、前記記憶されているプリペイドIDと前記終了要求とを管理コンピュータ6に送信するとともに、前記記憶されているプリペイドIDを削除して再び新たなプリペイドIDデータの読み取りが可能な状態に戻るようになっている。
【0062】
このように本実施例の貸出ユニット3においては、遊技者が所持する携帯電話7から送信されるプリペイドIDデータを非接触にて受信することで、該プリペイドIDデータにより特定される大きさのプリペイド度数が前記管理コンピュータ6から入手され、該入手されたプリペイド度数の大きさに基づき、対応するパチンコ機2での遊技が実施できるようになっている。
【0063】
また、本実施例では、これら貸出ユニット3に前記プリペイドカードが挿入可能とされ、該プリペイドカードによる遊技も実施できるようになっており、このプリペイドカードが前記カード挿入口323に挿入された場合には、該カード挿入口323に連設されている前記カードリーダ326にて、該挿入されたプリペイドカードに記録されているプリペイドIDが読み出されて前記MPU313に出力される。
【0064】
次いでMPU313は、カードリーダ326から出力されたプリペイドIDデータを記憶部315に記憶するとともに、前記出力されたプリペイドIDデータと該プリペイドIDの使用要求並びに装置IDとを管理コンピュータ6に対して送信する。
【0065】
これに基づき管理コンピュータ6では、前記プリペイドデータ管理DBに該当するプリペイドIDが登録されているかにより、該プリペイドIDの認証を行い、該プリペイドIDが存在する場合において該プリペイドIDに対応付けて登録されているプリペイド度数を抽出し、該抽出したプリペイド度数と該プリペイド度数の使用許諾とを貸出ユニット3に返信する。
【0066】
該返信を受けた貸出ユニット3のMPU313は、管理コンピュータ6より返信されたプリペイド度数を記憶部315に記憶するとともに、該記憶したプリペイド度数を度数表示部17に表示するようになっており、この状態においてプリペイド度数が残存する場合には、前記貸出ボタン16が入力されることで前記記憶部315に記憶されたプリペイド度数を使用して前記パチンコ機2の遊技に使用されるパチンコ玉の貸出を行う貸出処理(遊技使用処理)が実施される。
【0067】
また、本実施例の貸出ユニット3には、紙幣を受け付けるための紙幣投入口321が設けられており、前記度数表示部17に度数が残存する場合においてのみ、1000円を投入することで、該1000円に対応する10度数の遊技用価値を、度数表示部17に残存する度数に加算させることができるようになっている。
【0068】
これら遊技用価値の加算処理の流れについて説明すると、前記紙幣投入口321に1000円紙幣の投入があると、該投入された1000円紙幣が前記紙幣識別ユニット325により識別され、識別結果が1000円紙幣でない場合には、該投入紙幣が前記紙幣投入口321に返却され、該紙幣返却が紙幣インジケータ320の点滅点灯により報知される。
【0069】
また、前記識別結果が1000円紙幣であるとの識別結果である場合には、該1000円紙幣の挿入が有った旨の所定信号が、前記MPU313に出力されることで、該MPU313は、前記度数表示部17の度数表示を点滅状態として、記貸出ボタン16の入力を不可とするとともに、1000円に対応する10度数の価値加算要求を、前記記憶部315に記憶されているプリペイドIDデータとともに前記管理コンピュータ6に送信する。
【0070】
該送信に基づき管理コンピュータ6は、前記プリペイドデータ管理DBに登録されている受信したプリペイドIDデータに対応する度数の大きさに10度数を加算更新するとともに、該加算更新完了の旨を示す所定データを前記貸出ユニット3に返信する。このように、本実施例では、該管理コンピュータ6により遊技用価値付与手段が形成されている。
【0071】
この加算更新完了の旨を示す所定データ返信に基づき、MPU313は前記記憶部315に記憶されている度数に10度数を加算更新し、該更新後の新たな度数を前記度数表示部17に連続点灯表示するとともに、貸出ボタン16の入力を有効とすることで、該加算更新後の新たな度数を遊技に使用できるようになっている。
【0072】
このように、遊技用装置である貸出ユニット3において、決済価値受付け手段である紙幣識別ユニット325により貨幣を受付けて、該受付け貨幣金額に相当する遊技用価値の加算を行うようにすることは、遊技者は、貸出ユニット3が対応するパチンコ機2にて遊技を行いながら、前記遊技用価値の加算による追加投資ができるようになるため、遊技者の利便性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用価値の加算機能を有しない構成としても良い。
【0073】
次に、本実施例の遊技用システムを構成する精算装置としてのプリペイド精算機5を図11並びに図12に基づき説明すると、該プリペイド精算機5は、景品カウンタ等、遊技場内の所定箇所に配置されており、その前面には、図11に示すように、前記携帯電話7から送信されてきたプリペイドIDデータにより特定される大きさのプリペイド度数の精算が可能であることを遊技者に報知するための動作表示部501と、前記貸出ユニット3における赤外線通信ユニット310と同様に、前記携帯電話7の赤外線通信部から送信されたプリペイドIDデータの受信を行う非接触通信手段としての赤外線通信ユニット515が臨接配置された赤外線通信窓506と、前記赤外線通信ユニット515にてプリペイドIDデータの受信が正常になされたことを報知する報知手段としての通信完了ランプ508と、精算するプリペイドカードを挿入するためのカード挿入口505と、該カード挿入口505からのカード排出を報知するためのカードインジケータ504と、前記赤外線通信ユニット515にて受信されたプリペイドIDにより前記管理コンピュータ6から入手されるプリペイド度数の精算可能金額を表示する精算金額表示部507と、前記プリペイド度数の精算可能金額の現金への精算を実施する精算ボタン509と、前記プリペイド度数の精算処理を中断する中止ボタン510と、精算により払い出される硬貨が排出される硬貨排出口511と、該硬貨排出口511からの硬貨の排出を点滅により報知する硬貨インジケータ512と、精算により払い出される紙幣が排出される紙幣排出口513と、該紙幣排出口513からの紙幣の排出を点滅により報知する紙幣インジケータ514と、が設けられており、前記携帯電話7並びにプリペイドカードの双方に残存する未使用の度数を貨幣に交換することができるようになっている。
【0074】
尚、本実施例のプリペイド精算機5でも、前記赤外線通信ユニット515での非接触通信が完了したことを点灯により報知する通信完了ランプ508が設けられており、遊技者はプリペイドIDデータの通信完了を知覚できるようになっている。
【0075】
このプリペイド精算機5の構成について説明すると、該プリペイド精算機5は、前記動作表示部501や、赤外線通信ユニット515や、通信完了ランプ508や、精算金額表示部507や、中止ボタン509や、精算ボタン510や、硬貨インジケータ512や、紙幣インジケータ514に加えて、図12に示すように、前記カード挿入口505に連設され、該カード挿入口505から挿入されるプリペイドカードに記録されているプリペイドIDデータ等の記録情報を読み取るカードリーダ524や、前記硬貨排出口511に連設され、精算に基づく硬貨の払い出しを実施する貨幣払出手段としての硬貨払出ユニット517と、前記紙幣排出口513に連設され、精算に基づく紙幣の払い出しを実施する貨幣払出手段としての紙幣払出ユニット519と、前記精算金額表示部507の表示動作の制御を行う表示ドライバ520と、前記プリペイドIDデータリーダ515より出力されたプリペイドIDに基づき管理コンピュータ6より入手されるプリペイド度数等を記憶するとともに、後述するMPU523が実行する制御内容が記述された制御プログラムや、前記装置ID等が記憶された記憶部521と、通信ケーブル8を介して前記管理コンピュータ6とデータ通信を行うための通信手段としての通信部522と、これら各部の制御等を行うとともに、精算金額等を算出するMPU523と、を具備し、これら各部は図12に示すように接続されており、前記プリペイド度数の精算が実施可能とされている。
【0076】
次にこのプリペイド精算機5においてプリペイド度数を精算する際の処理について説明すると、まず遊技者が前記携帯電話7に記憶されているプリペイドIDデータにより特定されるプリペイド度数の精算を希望する場合には、所持する携帯電話7の赤外線通信部を前記赤外線通信窓506に対応させて所定の操作によりプリペイドIDデータをプリペイド精算機5に送信させる。
【0077】
この携帯電話7に記憶されたプリペイドIDデータが前記赤外線通信ユニット515にて受信された場合には、該受信されたプリペイドIDデータがMPU523に出力される。
【0078】
次いでMPU523は、赤外線通信ユニット515より出力されたプリペイドIDを記憶部521に記憶するとともに、前記出力されたプリペイドIDと該プリペイドIDの精算要求と装置IDとを管理コンピュータ6に対して送信する。
【0079】
これに基づき管理コンピュータ6では、前記プリペイドデータ管理DBに該当するプリペイドIDが登録されているかにより、該プリペイドIDの認証を行い、該プリペイドIDが存在する場合において該プリペイドIDに対応付けて登録されているプリペイド度数を抽出し、該抽出したプリペイド度数と該プリペイド度数の精算許諾とをプリペイド精算機5に返信する。
【0080】
該返信を受けたプリペイド精算機5のMPU523は、管理コンピュータ6より返信されたプリペイド度数を記憶部521に一時記憶するとともに、該記憶したプリペイド度数に基づく精算可能金額(プリペイド度数に100を乗算した金額)を算出して精算金額表示部507に表示する。
【0081】
この状態で精算ボタン509が入力されると、前記算出した精算可能金額に該当する硬貨及び/または紙幣を硬貨払出ユニット517及び/または紙幣払出ユニット519にて払い出すことで、前記携帯電話7から送信されてきたプリペイドIDデータにより特定されるプリペイド度数が現金に精算されることとなる。
【0082】
また、これら精算処理が終了した際にMPU523は、管理コンピュータ6に対して精算がなされたプリペイドIDと精算がなされた旨を示す精算完了情報とを送信するようになっており、これに基づき管理コンピュータ6では前記プリペイドデータ管理DBにおいて該当するプリペイドID並びにその項目が削除されるようになっている。
【0083】
また、本実施例のプリペイド精算機5では、前記カード挿入口505にプリペイドカードを挿入することで、前記携帯電話7における精算と同様に該プリペイドカードに記録されているプリペイドIDに対応するプリペイド度数が前記管理コンピュータから入手されて、該プリペイド度数の大きさに対応する貨幣の払い出しが実施されるようになっている。
【0084】
このように本実施例のプリペイド精算機5では、携帯電話7またはプリペイドカードに記憶されたプリペイドIDデータを受信又は読み出し、該プリペイドIDデータにより特定されるプリペイド度数を前記管理コンピュータ6から入手して現金に精算できるようになっており、遊技者の利便性を向上させることができるばかりか、遊技者が購入したプリペイド度数を再度現金に戻すことができるため、安心して高額のプリペイド度数を購入することができる。
【0085】
次いで、本実施例の遊技用システムを構成する管理装置としての管理コンピュータ6について説明すると、該管理コンピュータ6は、図13に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス101に、該管理コンピュータ6が実施する各種処理を行うCPU102、ワークメモリ等として使用されるRAM103、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC104、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置105、前記前記プリペイド発行機4や貸出ユニット3、プリペイド精算機5とのデータ通信を行う通信インターフェィス106、公衆回線を介して図示しない管理会社の管理サーバとデータ通信を行う通信モデム107と、が接続された通常のコンピュータである。
【0086】
また、前記記憶装置105には、該管理コンピュータ6の各種処理を実施するための処理プログラムに加えて、図14に示すように、前記プリペイド発行機4におけるプリペイドIDデータの発行並びにプリペイドカードの発行に基づき生成されるプリペイドIDに対応して、当該プリペイドIDの使用状態と、プリペイドIDが使用されている貸出ユニット3やプリペイド精算機5の装置IDと、残存するプリペイド度数と、が登録される遊技用価値データベースとしてのプリペイドデータ管理データベース(DB)が記憶されている。
【0087】
以下、本実施例の管理コンピュータ6における処理状況について説明すると、図15に示すように、プリペイド発行機4からプリペイド度数の購入額とプリペイドIDの発行要求と装置IDとを受信した場合において、管理コンピュータ6は、当該遊技場の店舗コードと、RTC104から入手した本日の日付と、発行番号と、前記赤外線通信ユニット310、515にてプリペイドIDデータを通信する際に使用されるエラーチェックコードと、からなるプリペイドIDを生成する。
【0088】
次いで、前記受信した購入額をプリペイド度数(購入額を100で除算した値)に変換し、前記プリペイドデータ管理DBに前記生成したプリペイドIDに対応付けて、該プリペイドIDの現在の使用状況(発行時においては待機)と、前記変換したプリペイド度数と、を登録した後、前記生成したプリペイドIDをプリペイド発行機4に返信するようになっている。
【0089】
このように本実施例の管理コンピュータ6では、プリペイド発行機4からの発行要求に基づきプリペイドIDを生成するようになっており、前記プリペイドデータ管理DBに登録されるプリペイドIDが該管理コンピュータ6にて一元的に生成されるようになるため、これらプリペイドIDがプリペイド発行機4にて重複して生成される等の不都合を回避できるようになっている。
【0090】
また、図16に示すように、貸出ユニット3から、該貸出ユニット3にて携帯電話7から受信、或いは受け付けたプリペイドカードから読み出したプリペイドIDと該プリペイドIDの使用要求と装置IDとを受信した場合において、管理コンピュータ6は、プリペイドデータ管理DBに受信したプリペイドIDが存在するかを検索して該プリペイドIDの認証を行い、該プリペイドIDが存在する場合にはそのプリペイドIDに対応する使用状態を「待機」から「使用中」に更新し、前記受信した装置IDを登録するとともに、対応するプリペイド度数と該プリペイド度数の使用許諾とを貸出ユニット3に返信するようになっている。
【0091】
尚、前記貸出ユニット3からの使用要求に基づき該当するプリペイドIDが存在しない場合や、その時点で使用状態に、「使用中」や「精算」が登録されている場合には、貸出ユニット3に対して、当該プリペイドIDの使用不可を返信するようになっており、同一のプリペイドIDが重複して使用されることを回避するようになっている。
【0092】
また、図17に示すように、貸出ユニット3にて貸出処理が実施され、該貸出ユニット3から使用中のプリペイドIDと該プリペイドIDの更新要求とを受信した場合において、管理コンピュータ6は、プリペイドデータ管理DBから前記受信したプリペイドIDを検索し、該当するプリペイドIDのプリペイド度数を貸出処理に使用された度数分(本実施例では5度)減算更新するようになっている。
【0093】
また、これら貸出の場合と同様に、貸出ユニット3にて貨幣である1000円紙幣の受付け処理が実施され、該貸出ユニット3から使用中のプリペイドIDと1000円に対応する10度数の加算要求とを受信した場合において、管理コンピュータ6は、プリペイドデータ管理DBから前記受信したプリペイドIDを検索し、該当するプリペイドIDのプリペイド度数に10度数を加算更新するようになっている。
【0094】
また、図18に示すように、貸出ユニット3にて遊技が終了され、該貸出ユニット3から使用が終了されたプリペイドIDと該プリペイドIDの終了要求とを受信した場合において、管理コンピュータ6は、プリペイドデータ管理DBから前記受信したプリペイドIDを検索し、該当するプリペイドIDの使用状態を「待機」に更新するとともに、装置IDを削除するようになっている。また、該当するプリペイド度数が0度である場合には、当該プリペイドID並びに関連項目が削除されるようになっている。
【0095】
また、図19に示すように、プリペイド精算機5にて精算が実施され、該プリペイド精算機5から精算されるプリペイドIDと該プリペイドIDの精算要求と装置IDとを受信した場合において、管理コンピュータ6は、プリペイドデータ管理DBから前記受信したプリペイドIDを検索し、プリペイドデータ管理DBに受信したプリペイドIDが存在するかを検索して該プリペイドIDの認証を行い、該プリペイドIDが存在する場合には、該当するプリペイドIDの使用状態を「待機」から「精算」に更新し、前記受信した装置IDを登録するとともに、対応するプリペイド度数と精算許諾とをプリペイド精算機5に返信するようになっている。
【0096】
これに基づきプリペイド精算機5から精算完了を受信した場合には、当該プリペイドID並びに関連項目をプリペイドデータ管理DBから削除するようになっている。
【0097】
尚、前記プリペイド精算機5からの精算要求に基づき該当するプリペイドIDが存在しない場合や、その時点で使用状態に、「使用中」や「精算」が登録されている場合には、プリペイド精算機5に対して、当該プリペイドIDの使用不可を返信するようになっており、同一のプリペイドIDが重複して使用されることを回避するようになっている。
【0098】
このように本実施例の管理コンピュータ6には、プリペイドIDに対応するプリペイド度数等が登録されるプリペイドデータ管理DBが設けられており、前記プリペイド発行機4にて購入されたプリペイド度数が、貸出ユニット3やプリペイド精算機5にて受信或いは読み出されたプリペイドIDにて特定できるようになっているとともに、これらプリペイドデータ管理DBはこれら接続機器からの送信データに基づいて最新の情報に更新され、プリペイド度数の管理が行われるようになっている。
【0099】
以上説明したように、本実施例の遊技用システムを適用することで、前記遊技使用処理である貸出処理を行う遊技用装置である貸出ユニット3に、前記携帯端末である携帯電話7と非接触にて直接受信するための非接触通信手段である赤外線通信ユニット310を備えることで、遊技使用処理である貸出処理に携帯端末である携帯電話7の通信回線による通信を使用する必要が無くなり、該携帯端末である携帯電話7から遊技用価値である度数の大きさを特定可能な情報としてのプリペイドIDを前記非接触通信手段である赤外線通信ユニット310を通じて直接受信できるようになるため、遊技使用処理である貸出処理に長い時間を要したり、貸出を受けられない場合が生じることが少なく、よって遊技者は円滑な遊技使用処理である貸出処理を受けることができる。
【0100】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。本発明の請求項1は、遊技用価値(度数)の大きさを遊技に使用させるための遊技使用処理(貸出処理)を行う遊技使用処理手段を備える遊技用装置(貸出ユニット3)と、該遊技用装置(貸出ユニット3)とデータ通信可能とされ、該遊技用装置(貸出ユニット3)の管理を行う管理装置(管理コンピュータ6)と、を有する遊技用システムであって、前記遊技用装置(貸出ユニット3)は、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末(携帯電話7)に記憶されている遊技に使用可能とされた遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を、該携帯端末(携帯電話7)から非接触にて直接受信するための非接触通信手段(赤外線通信ユニット310)と、該非接触通信手段(赤外線通信ユニット310)を介して受信した遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)から遊技用価値(度数)の大きさを特定するための遊技用価値特定手段(管理コンピュータ6)とを備え、該遊技用価値特定手段(管理コンピュータ6)にて特定した遊技用価値(度数)の大きさの少なくとも一部を前記遊技使用処理(貸出処理)に供する。
【0101】
本発明の請求項2は、前記遊技用装置(貸出ユニット3)は、貨幣(1000円紙幣)或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段(紙幣識別ユニット325)を有するとともに、前記遊技用システムは、前記決済価値受付け手段(紙幣識別ユニット325)にて受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値(度数)の大きさを、前記遊技用価値特定手段(管理コンピュータ6)にて特定した遊技用価値(度数)の大きさに加算更新し、該新たな大きさの遊技用価値(度数)を遊技に使用可能とする遊技用価値付与手段(管理コンピュータ6)を備える。
【0102】
本発明の請求項3は、前記管理装置(管理コンピュータ6)は、前記携帯端末(携帯電話7)に残存する遊技用価値(度数)の大きさを管理するとともに、前記遊技用装置(貸出ユニット3)から送信される前記携帯端末(携帯電話7)から受信した遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)に基づいて、該情報(プリペイドID)に基づく認証処理を行い、該認証結果を前記遊技用装置(貸出ユニット3)に返信し、該遊技用装置(貸出ユニット3)は、該返信された認証結果が使用可能である旨であることを条件に前記遊技使用処理(貸出処理)を実施する。
【0103】
本発明の請求項4は、貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段(紙幣識別ユニット415)と、少なくとも該受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を、前記携帯端末(携帯電話7)に対して非接触にて直接送信するための非接触通信手段(赤外線通信ユニット416)とを具備する発行装置(プリペイド発行機4)を有する。
【0104】
本発明の請求項5は、前記発行装置(プリペイド発行機4)は、前記遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を遊技用記録媒体(プリペイドカード)に読み取り可能に記録して発行するための遊技用記録媒体発行手段(カードリーダライタ418)と、遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)の発行形態を、前記携帯端末(携帯電話7)或いは遊技用記録媒体(プリペイドカード)のいずれとするかを受け付けるための発行形態受付け手段(カード選択ボタン402、携帯選択ボタン403)を具備する。
【0105】
本発明の請求項6は、前記管理装置(管理コンピュータ6)は、前記発行装置(プリペイド発行機4)とデータ通信可能とされ、該発行装置(プリペイド発行機4)にて発行に使用される遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を新規に生成して発行装置(プリペイド発行機4)に送信する。
【0106】
本発明の請求項7は、貨幣を払い出すための貨幣払出手段(紙幣払出ユニット519、硬貨払出ユニット517)と、少なくとも前記携帯端末(携帯電話7)に記憶されている前記遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を、該携帯端末(携帯電話7)から非接触にて直接受信するための非接触通信手段(赤外線通信ユニット515)と、該非接触通信手段(赤外線通信ユニット515)を介して受信した遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)から遊技用価値(度数)の大きさを特定するための遊技用価値特定手段(管理コンピュータ6)と、を備え、該遊技用価値特定手段(管理コンピュータ6)にて特定した遊技用価値(度数)の大きさが対応する金額の貨幣を、前記貨幣払出手段(紙幣払出ユニット519、硬貨払出ユニット517)から払い出す精算装置(プリペイド精算機5)を有する。
【0107】
本発明の請求項8は、前記管理装置(管理コンピュータ6)は、前記精算装置(プリペイド精算機5)とデータ通信可能とされ、該精算装置(プリペイド精算機5)から送信される前記携帯端末(携帯電話7)から受信した遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)に基づいて、該情報(プリペイドID)に基づく認証処理を行い、該認証結果を前記精算装置(プリペイド精算機5)に返信し、該精算装置(プリペイド精算機5)は、該返信された認証結果が精算可能である旨であることを条件に前記貨幣の払い出しを実施する。
【0108】
本発明の請求項9は、前記非接触通信手段(赤外線通信ユニット310、416、515)は、通信の完了を報知するための報知手段(通信完了ランプ303、406、508)を具備する。
【0109】
本発明の請求項10は、前記非接触通信手段(赤外線通信ユニット310、416、515)が、所定波長の赤外線を用いて通信を行う赤外線通信である。
【0110】
本発明の請求項11は、貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段(紙幣識別ユニット325)と、少なくとも該受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末(携帯電話7)に対し、非接触にて直接送信するための非接触通信手段(赤外線通信ユニット416)と、を具備する。
【0111】
本発明の請求項12は、前記受付けた貨幣金額の範囲内の発行に供される所定額或いは前記受付けた発行金額を特定可能な情報(プリペイドID)を管理装置(管理コンピュータ6)に送信するための通信手段(通信部422)と、該管理装置(管理コンピュータ6)にて新規に生成された遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)の受信に基づき、該遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(プリペイドID)を、前記非接触通信手段(赤外線通信ユニット416)を介して前記携帯端末(携帯電話7)に送信する。
【0112】
本発明の請求項13は、前記非接触通信手段(赤外線通信ユニット416)は、通信の完了を報知するための報知手段(通信完了ランプ406)を具備する。
【0113】
本発明の請求項14は、前記非接触通信手段(赤外線通信ユニット416)が、所定波長の赤外線を用いて通信を行う赤外線通信である。
【0114】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0115】
例えば、前記実施例の遊技用システムにて利用される情報端末として遊技者が所持する携帯電話7としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくともプリペイド発行機4や貸出ユニット3との非接触通信を可能であって、遊技者が携行できるものであればその他の情報端末、例えばPDA等の小型情報端末であっても良い。
【0116】
また、前記実施例の遊技用システムにおけるプリペイド発行機4や貸出ユニット3では、貨幣を受け付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貨幣に代えて、発行金額を決済するための銀行口座等の情報を、発行金額を決済可能な情報として受付けて、該銀行口座からの発行金額の引き落としを自動的に実施するようにしても良い。
【0117】
また、前記実施例では、携帯電話7やプリペイドカードにプリペイドIDのみを記録するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイドIDに代えて度数データを直接記録することで、前記管理コンピュータ6による度数特定を行うことなく、貸出ユニット3において遊技用価値である度数の特定を実施するようにして、遊技用価値特定手段を前記MPU313が担うようにしても良い。
【0118】
また、前記プリペイドIDに加えて度数データを記録しておき、これらプリペイドIDと度数データとが、前記管理コンピュータ6に登録されているデータと一致するかを判定し、一致した場合や度数データが少ない場合等において使用を許諾するようにしても良い。
【0119】
また、前記実施例においては、非接触通信として所定波長の赤外線を用いた赤外線通信を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら非接触通信としては、微弱出力の電波を用いたスペクトラム拡散通信等による無線通信を用いるようにしても良い。
【0120】
また、前記実施例においては、通信の完了を報知するための報知手段として通信完了ランプ303、406、508を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら通信完了ランプ303、406、508を有しない構成としても良い。
【0121】
また、前記実施例においては、管理装置として管理コンピュータ6を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前述のように、度数データを携帯電話7やプリペイドカードに直接記憶或いは記録することで、これら管理コンピュータ6を有しない構成としても良い。
【0122】
また、前記実施例では、精算装置であるプリペイド精算機5を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイド精算機5を有しない構成としても良い。
【0123】
また、前記実施例では、遊技用装置である貸出ユニット3において遊技用価値である度数の加算を実施できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら度数の加算を実施できない構成としても良い。
【0124】
また、前記実施例では、携帯電話7やプリペイドカードに度数が残存する場合において、度数の加算を実施できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、残度数が「0」であっても、所定の時間はこれらプリペイドIDを有効にしておき、該残度数「0」への度数の加算(付与)を実施できるようにしても良い。
【0125】
また、前記実施例では、これら度数の加算に際して1000円紙幣のみを受け付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら受付け貨幣としてその他の貨幣を受け付けられるようにすることは任意とされる。また、高額な紙幣等を受け付ける場合において、加算する金額を受け付けられるようにしても良い。
【0126】
また、前記実施例の遊技用システムにおいて用いたプリペイド度数は、遊技場内に設置された管理コンピュータ6のプリペイドデータ管理DBの登録内容に基づき特定されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイド度数を遊技場外に設置された第三者機関等の管理サーバにて管理するようにし、該管理サーバにて管理されているプリペイド度数を特定するようにしても良い。
【0127】
また、前記実施例の遊技用システムにおいて用いたプリペイド度数は、1つの遊技場内でのみ使用できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイド度数を複数の遊技場で共通使用できるようにしても良い。
【0128】
また、前記実施例の遊技用システムにおいては、プリペイド度数を特定可能なプリペイドIDデータを発行するためのプリペイド発行機4が含まれているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイドIDデータをその他の方法、例えば、後述するように、インターネット等を介して入手可能であれば、これらプリペイド発行機4等の発行装置が含まれない遊技用システムとしても良い。
【0129】
また、前記実施例の遊技用システムにおいては、プリペイド発行機4とプリペイド精算機5とが別構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら双方の機能を有する発行精算機にて構成するようにしても良い。
【0130】
また、前記実施例のプリペイド発行機4において遊技者がプリペイド度数の購入額を選択可能な購入額選択ボタン408が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば購入額選択ボタン408を設けず、プリペイド度数の購入額を一律額とするようにしても良い。
【0131】
また、前記実施例のプリペイド発行機4では、紙幣を受付けて前記プリペイドIDデータの発行が可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技者からの入金を受付け、前記プリペイドIDデータ等の表示情報を発行できるようになっていれば良く、例えば、硬貨を受付けて発行できるもの、紙幣と硬貨双方を受付けて発行できるもの、更には、電子マネーを用いて発行できるもの、クレジットカードを用いて発行できるものや、前述のように、キャッシュカードや遊技者が所持する情報端末から口座情報を入手して遊技者の口座残高から決済することにより発行できるもの、遊技者が所持する情報端末等を用いた銀行振込等の決済により発行できるもの等であっても良い。
【0132】
また、前記実施例の貸出ユニット3では、前記プリペイド度数を使用した貸出処理のみが実施されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば貸出ユニット3の前記紙幣識別ユニット325にて識別された貨幣金額に相当するプリペイド度数を、そのまま貸出処理に供するものとしても良い。
【0133】
また、前記実施例の貸出ユニット3では、管理コンピュータ6から入手したプリペイド度数を記憶部315に記憶し、該記憶部315に記憶したプリペイド度数に基づき貸出処理を実施するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、貸出処理を実施する毎に管理コンピュータ6からプリペイド度数を入手するようにしても良い。
【0134】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2において使用される遊技用価値の形態としてプリペイド度数を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用価値を遊技者が金銭的に把握できるように金額と一致させるようにしても良いし、更にはこれら遊技用価値を所定のポイントや相当するパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選択すれば良い。
【0135】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0136】
また前記実施例においては、遊技機として遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機2を用いているが、本発明はこれら通常のパチンコ機2のみならず、コインを用いて遊技を行うスロットマシンやパチンコ玉を用いて遊技を行うパチロット、パチンコ玉やコインが外部に排出されることなく遊技可能な封入式のパチンコ機や完全クレジット式のスロットマシンやパチロット、さらにはこれら遊技媒体を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシンやパチロットにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機が限定されるものではない。
【0137】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、前記遊技使用処理を行う遊技用装置に、前記携帯端末と非接触にて直接受信するための非接触通信手段を備えることで、遊技使用処理に携帯端末の通信回線による通信を使用する必要が無くなり、該携帯端末から遊技用価値の大きさを特定可能な情報を前記非接触通信手段を通じて直接受信できるようになるため、遊技使用処理に長い時間を要したり、貸出を受けられない場合が生じることが少なく、よって遊技者は円滑な遊技使用処理を受けることができる。
【0138】
(b)請求項2の発明によれば、遊技者は、前記遊技用装置に貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を投入或いは入力することで、遊技に使用できる遊技用価値の大きさを増加させることができ、遊技者の利便性を向上できる。
【0139】
(c)請求項3の発明によれば、携帯端末に記憶された遊技用価値の大きさを特定可能な情報の改竄等の偽造による被害を回避できるようになり、システムのセキュリテイ性を大幅に向上できる。
【0140】
(d)請求項4の発明によれば、遊技者は、前記遊技用装置に貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を投入或いは入力することで、遊技に使用できる遊技用価値の大きさを特定可能な情報の発行を簡便に受けることができる。
【0141】
(e)請求項5の発明によれば、前記携帯端末を携行していない遊技者も、遊技用記録媒体の発行を受けて遊技を実施できるようになる。
【0142】
(f)請求項6の発明によれば、新規に生成される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が一元的に管理されるので、これら遊技用価値の大きさを特定可能な情報が重複すること等による不都合を解消できる。
【0143】
(g)請求項7の発明によれば、遊技者は、使用しなかった遊技用価値の大きさを簡便に貨幣に交換することができる。
【0144】
(h)請求項8の発明によれば、帯端末に記憶された遊技用価値の大きさを特定可能な情報の改竄等による不正な精算が実施されることを防止できる。
【0145】
(i)請求項9の発明によれば、遊技者は、通信の完了を容易に把握できる。
【0146】
(j)請求項10の発明によれば、隣接する遊技用装置等において電波等が干渉することによる影響がなく、安定した非接触通信を実施できる。
【0147】
(k)請求項11の発明によれば、発行装置に、前記携帯端末と非接触にて直接受信するための非接触通信手段を備えることで、発行処理に携帯端末の通信回線による通信を使用する必要が無く、該携帯端末から遊技用価値の大きさを特定可能な情報を前記非接触通信手段を通じて直接送信できるようになるため、発行処理に長い時間を要したり、発行を受けられない場合が生じることが少なく、よって遊技者は円滑な発行処理を受けることができる。
【0148】
(l)請求項12の発明によれば、新規に生成される遊技用価値の大きさを特定可能な情報が管理装置にて一元的に管理されるので、これら遊技用価値の大きさを特定可能な情報が重複すること等による不都合を解消できる。
【0149】
(m)請求項13の発明によれば、遊技者は、通信の完了を容易に把握できる。
【0150】
(n)請求項14の発明によれば、隣接する発行装置等において電波等が干渉することによる影響がなく、安定した非接触通信を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例において用いた遊技島を示す外観斜視図である。
【図3】本発明の実施例の遊技用システムを構成するプリペイド発行機の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるプリペイド発行機の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例における遊技島に並設されるパチンコ機の正面図である。
【図6】前記パチンコ機の操作部を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例の遊技用システムを構成する貸出ユニットの外観斜視図である。
【図8】前記貸出ユニットに設けられたベリコード読み取り部の構成を示す断面図である。
【図9】前記貸出ユニット並びにパチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図10】前記パチンコ機の賞球制御基板と貸出ユニットとから出力される各信号の出力状況を示す図である。
【図11】本発明の実施例の遊技用装置を構成するプリペイド精算機の外観を示す外観斜視図である。
【図12】前記プリペイド精算機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施例の遊技用装置を構成する管理コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図14】前記管理コンピュータに設けられたプリペイドデータ管理DBの登録状況を示す図である。
【図15】前記管理コンピュータの処理状況(発行要求時)を示す図である。
【図16】前記管理コンピュータの処理状況(使用要求時)を示す図である。
【図17】前記管理コンピュータの処理状況(更新要求時)を示す図である。
【図18】前記管理コンピュータの処理状況(終了要求時)を示す図である。
【図19】前記管理コンピュータの処理状況(精算要求時)を示す図である。
【符号の説明】
1     遊技島
2     パチンコ機
3     貸出ユニット
4     プリペイド発行機
5     プリペイド精算機
6     管理コンピュータ
7     携帯電話
8     通信ケーブル
14    操作部
15    終了ボタン
16    貸出ボタン
17    度数表示部
18    操作基板
101   データバス
102   CPU
103   RAM
104   RTC
105   記憶装置
106   通信インターフェイス
107   通信モデム
203   打球供給皿
205   打球操作ハンドル
207   遊技領域
209   可変表示部
231   遊技制御基板
235   ランプ制御基板
237   賞球制御基板
270   音声制御基板
280   表示制御基板
291   発射制御基板
297   玉払出装置
301   動作ランプ
302   プリペイドIDデータ通信部
303   通信完了ランプ
310   赤外線通信ユニット
312   通信部
313   MPU
314   I/Oポート
315   記憶部
320   紙幣インジケータ
321   紙幣投入口
322   カードインジケータ
323   カード挿入口
325   紙幣識別ユニット
326   カードリーダ
401   動作表示部
402   カード選択ボタン
403   携帯選択ボタン
404   紙幣挿入口
405   紙幣インジケータ
406   通信完了ランプ
407   合計金額表示部
408   購入額選択ボタン
409   中止ボタン
410   赤外線通信窓
411   送信中ランプ
412   送信完了ランプ
413   紙幣排出口
414   紙幣インジケータ
415   紙幣識別ユニット
416   データ出力部
418   カードリーダライタ
419   紙幣払出ユニット
420   表示ドライバ
421   記憶部
422   通信部
423   MPU
501   動作表示部
504   カードインジケータ
505   カード挿入口
506   赤外線通信窓
507   精算金額表示部
508   通信完了ランプ(報知手段)
509   精算ボタン
510   中止ボタン
511   硬貨払出口
512   硬貨インジケータ
513   紙幣排出口
514   紙幣インジケータ
515   赤外線通信ユニット
517   硬貨払出ユニット
519   紙幣払出ユニット
520   表示ドライバ
521   記憶部
522   通信部
523   MPU
524   カードリーダ

Claims (14)

  1. 遊技用価値の大きさを遊技に使用させるための遊技使用処理を行う遊技使用処理手段を備える遊技用装置と、
    該遊技用装置とデータ通信可能とされ、該遊技用装置の管理を行う管理装置と、を有する遊技用システムであって、
    前記遊技用装置は、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末に記憶されている遊技に使用可能とされた遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、該携帯端末から非接触にて直接受信するための非接触通信手段と、該非接触通信手段を介して受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報から遊技用価値の大きさを特定するための遊技用価値特定手段とを備え、該遊技用価値特定手段にて特定した遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技使用処理に供することを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記遊技用装置は、貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段を有するとともに、前記遊技用システムは、前記決済価値受付け手段にて受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値の大きさを、前記遊技用価値特定手段にて特定した遊技用価値の大きさに加算更新し、該新たな大きさの遊技用価値を遊技に使用可能とする遊技用価値付与手段を備える請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記管理装置は、前記携帯端末に残存する遊技用価値の大きさを管理するとともに、前記遊技用装置から送信される前記携帯端末から受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報に基づいて、該情報に基づく認証処理を行い、該認証結果を前記遊技用装置に返信し、該遊技用装置は、該返信された認証結果が使用可能である旨であることを条件に前記遊技使用処理を実施する請求項1または2に記載の遊技用システム。
  4. 貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段と、少なくとも該受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、前記携帯端末に対して非接触にて直接送信するための非接触通信手段とを具備する発行装置を有する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 前記発行装置は、前記遊技用価値の大きさを特定可能な情報を遊技用記録媒体に読み取り可能に記録して発行するための遊技用記録媒体発行手段と、遊技用価値の大きさを特定可能な情報の発行形態を、前記携帯端末或いは遊技用記録媒体のいずれとするかを受け付けるための発行形態受付け手段を具備する請求項4に記載の遊技用システム。
  6. 前記管理装置は、前記発行装置とデータ通信可能とされ、該発行装置にて発行に使用される遊技用価値の大きさを特定可能な情報を新規に生成して発行装置に送信する請求項4または5に記載の遊技用システム。
  7. 貨幣を払い出すための貨幣払出手段と、少なくとも前記携帯端末に記憶されている前記遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、該携帯端末から非接触にて直接受信するための非接触通信手段と、該非接触通信手段を介して受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報から遊技用価値の大きさを特定するための遊技用価値特定手段と、を備え、該遊技用価値特定手段にて特定した遊技用価値の大きさが対応する金額の貨幣を、前記貨幣払出手段から払い出す精算装置を有する請求項1〜7のいずれかに記載の遊技用システム。
  8. 前記管理装置は、前記精算装置とデータ通信可能とされ、該精算装置から送信される前記携帯端末から受信した遊技用価値の大きさを特定可能な情報に基づいて、該情報に基づく認証処理を行い、該認証結果を前記精算装置に返信し、該精算装置は、該返信された認証結果が精算可能である旨であることを条件に前記貨幣の払い出しを実施する請求項7に記載の遊技用システム。
  9. 前記非接触通信手段は、通信の完了を報知するための報知手段を具備する請求項1〜8のいずれかに記載の遊技用システム。
  10. 前記非接触通信手段が、所定波長の赤外線を用いて通信を行う赤外線通信である請求項1〜9のいずれかに記載の遊技用システム。
  11. 貨幣或いは発行金額を決済可能な情報を受付けるための決済価値受付け手段と、少なくとも該受付けた貨幣金額の範囲内の所定額或いは前記受付けた発行金額に相当する遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、外部機器と非接触にて通信するための非接触通信機能を具備した遊技者が携行する携帯端末に対し、非接触にて直接送信するための非接触通信手段と、を具備することを特徴とする発行装置。
  12. 前記受付けた貨幣金額の範囲内の発行に供される所定額或いは前記受付けた発行金額を特定可能な情報を管理装置に送信するための通信手段と、該管理装置にて新規に生成された遊技用価値の大きさを特定可能な情報の受信に基づき、該遊技用価値の大きさを特定可能な情報を、前記非接触通信手段を介して前記携帯端末に送信する請求項11に記載の発行装置。
  13. 前記非接触通信手段は、通信の完了を報知するための報知手段を具備する請求項11または12に記載の発行装置。
  14. 前記非接触通信手段が、所定波長の赤外線を用いて通信を行う赤外線通信である請求項11〜13のいずれかに記載の発行装置。
JP2002223570A 2002-07-31 2002-07-31 遊技用システム Expired - Lifetime JP4046219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002223570A JP4046219B2 (ja) 2002-07-31 2002-07-31 遊技用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002223570A JP4046219B2 (ja) 2002-07-31 2002-07-31 遊技用システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004057700A true JP2004057700A (ja) 2004-02-26
JP2004057700A5 JP2004057700A5 (ja) 2007-01-18
JP4046219B2 JP4046219B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=31943286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002223570A Expired - Lifetime JP4046219B2 (ja) 2002-07-31 2002-07-31 遊技用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4046219B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113941A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Sankyo Kk 携帯端末装置およびアプリケーションプログラム
JP2006215754A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sankyo Kk 電子マネーシステム、および、電子マネー遊技使用装置
JP2007041972A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sankyo Kk 遊技用電子マネーシステム、および、サービス提供用サーバ
JP2007041973A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sankyo Kk 遊技用電子マネーシステム、携帯端末、および、電子マネーアプリケーションプログラム
JP2014166463A (ja) * 2014-03-31 2014-09-11 Glory Ltd 有価価値管理システム及び有価価値管理方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113941A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Sankyo Kk 携帯端末装置およびアプリケーションプログラム
JP4669689B2 (ja) * 2004-10-18 2011-04-13 株式会社三共 携帯端末装置およびアプリケーションプログラム
JP2006215754A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sankyo Kk 電子マネーシステム、および、電子マネー遊技使用装置
JP4675116B2 (ja) * 2005-02-02 2011-04-20 株式会社三共 電子マネーシステム、および、電子マネー遊技使用装置
JP2007041972A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sankyo Kk 遊技用電子マネーシステム、および、サービス提供用サーバ
JP2007041973A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sankyo Kk 遊技用電子マネーシステム、携帯端末、および、電子マネーアプリケーションプログラム
JP2014166463A (ja) * 2014-03-31 2014-09-11 Glory Ltd 有価価値管理システム及び有価価値管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4046219B2 (ja) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005312925A (ja) 遊技用システム
JP2001070627A (ja) 遊技システム
JP2002292098A (ja) 遊技用システムおよび遊技用装置
JP2003265839A (ja) 遊技用システム
JP2014184033A (ja) 遊技用システム、および、記録媒体処理装置
JP6245825B2 (ja) 遊技用装置
JP6710500B2 (ja) 遊技用システム
JP4046219B2 (ja) 遊技用システム
JP2003190610A (ja) 会員用記録媒体利用ポイント管理システム
JP4507074B2 (ja) 遊技用システム
JP4346296B2 (ja) 遊技用システム
JP2005261511A (ja) 遊技用システム
US12033464B2 (en) Information processing device and payout management system
JP2015119853A (ja) 遊技用システム、および、管理装置
US20220292921A1 (en) Information processing device and payout management system
JP4218865B2 (ja) 遊技用システム
JP7273533B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP2003225442A (ja) 遊技用システム
JP4910160B2 (ja) 遊技用記録媒体発行システム
JP3559248B2 (ja) 記録媒体処理装置および遊技媒体貸出システム
JP4903331B2 (ja) 遊技用システム
JP2004057383A (ja) 遊技用システム
JP2005118167A (ja) 遊技用システム
JP6308824B2 (ja) 遊技システム及び遊技媒体貸出方法
JP2020062140A (ja) 各台装置及び遊技管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4046219

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term